JP2021516179A - ボックス状の要素またはそのようなものを加工する機械及び方法 - Google Patents

Abstract

少なくとも一つの加工装置（２２）を含むボックス状の要素（２３，２４）またはそのようなものを加工するための機械であって、前記装置は、第１の実質的な平面構成において、対応して位置する平面（Ｇ）上に配置された少なくとも一つのストリップ状の要素（３５）を切断するための少なくとも一つの切断ユニット（４３）と、第１の方向（Ｔ３）に移動可能な少なくとも一つのスラストブレード（７０）を備えた少なくとも一つの装填ユニット（４５）と、前記ストリップ状の要素（３５）のハウジングシート（８４）を備えた少なくとも一つの折り畳み挿入ユニット（４６）と、前記スラストブレード（７０）の前記第１の方向（Ｔ３）への移動に続いて、前記ストリップ状の要素（３５）が前記ハウジングシート（８４）に導入され、実質的な「Ｕ」の形状を有し、少なくとも一対のフラップ（４１）と少なくとも一つの接続部（４２）を有するように、前記ハウジングシート（８４）は、前記第１の実質的な平面構成における前記ストリップ状の要素（３５）が位置する平面に対して実質的に直交する方向に向けられており、前記折り畳み挿入ユニット（４６）は、前記ボックス状の要素（２３，２４）に形成されたスリット（２６）内に前記一対のフラップ（４１）を少なくとも部分的に挿入するように、前記ボックス状の要素（２３，２４）に向かって第２の方向（Ｔ４）に移動可能であり、少なくとも前記接続部（４２）が前記ボックス状の要素（２３，２４）から突出するように、前記スリット（２６）が設けられた前記ボックス状の要素（２３，２４）内の前記ストリップ状の要素（３５）の前記フラップ（４２）の一部の取り付けユニット（５１）と、を備える。

Description

本発明は、ボックス状の要素またはそのようなもの、例えば箱を加工するための機械および方法に関する。

本発明の機械、及び本発明の方法は、特に、正確かつ安定した方法で、少なくとも１つのストリップ（ｓｔｒｉｐ）状の要素をボックス状の要素またはそのようなものに適用することに関し、それにより、ストリップ状の要素を、非制限的な例として、ハンドル、グリップまたは他のものとして使用することができるようにする。

少なくとも１つのストリップ状要素を適用してグリップ、ハンドル、または他のものを作ることが好ましい、異なるタイプのボックス状の要素、または箱が存在することが知られている。ストリップ状の要素は、例えば、柔軟性のある材料、例えば、綿またはそのようなもののような布で作られたストリップであることができる。

ここで非限定的な例として参照される公知のタイプのボックス状の要素は、いわゆるカバー付きの箱（ｃｏｖｅｒｅｄ ｂｏｘ）である。

カバー付きの箱は、通常、収容すべき対象物または対象物に応じた適当な大きさの段ボールなどのシート、及びボックス状のものの外部を覆い、場合によっては内部も覆う、適当な形状の紙のシートからなる。ボックス状の本体が内部と外部の両方を覆われている場合、それは通常、連結段ボール箱（ｃｏｕｐｌｅｄ ｃａｒｄｂｏａｒｄ ｂｏｘ）と呼ばれている。

少なくとも外側にシート状の紙が貼られたカバー付きの箱を作るために、段ボールブランクから生の箱を得て、その後、少なくとも外側に紙のシートが貼られた箱を得ることができる市販の機械が使用される。この包装の最終工程は、生の箱の側面を覆い、余分な紙を箱の内側に向けて折り返す、いわゆるカバーリングマシンで行うことができる。

ストリップ状の要素をボックス状の要素、例えば、カバー付きの箱に適用されて、グリップ、ハンドルまたは他のものとして機能するよう意図されることが必要または望ましい場合には、ストリップ状の要素を対応するストリップのリールから実質的に手動でサイズに合わせて切断し、ボックス状の要素の壁に作られたスリットの中に、常に手動で、折り畳んで挿入することが必要である。その後、ストリップ状の要素は、ボックス状の要素の内部に十分に安定した状態で取り付けられるため、容易に剥がしたり取り外したりすることができず、グリップ、ハンドルまたは他のものとして機能することができる。

当然のことながら、これらの手作業によるストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、ボックス状の要素への取り付け作業は、かなりの時間のロスを伴い、精度が低く、安定性が低く、要求される均一性に欠ける結果となってしまう。

ボックス状の要素にストリップ状の要素を適用するというこの問題は、カバー付きの箱の製造においても、カバーなしの通常の箱の製造においても、あるいはボックス状の本体を形成するのに適した形状の段ボールシートのみで形成された箱の製造においても感じられることを、直ちに指摘しなければならない。

従来の解決策及び技術の他の制限および欠点は、図面及び以下の実施形態の説明を参照して本明細書の残りの部分を読んだ後、当業者であれば明らかであろうが、本明細書に関連する最新技術の説明は、ここに記載されていることが先行技術の状態から既に知られていることを認めるものと見なされてはならないことは明らかである。

したがって、最新技術の欠点の少なくとも１つを克服することができるボックス状の要素を加工するための機械及び方法を完成させる必要性がある。

本発明の一つの目的は、ストリップ状の要素をグリップやハンドル等として使用できるように、ストリップ状の要素をボックス状の要素に安定して正確な方法で自動的に適用することができるボックス状の要素やそのようなものを加工する機械を製造することである。

本発明の別の目的は、カバーなしの箱、カバー付きの箱、連結段ボール箱等に有効に使用することができる、任意のボックス状の要素またはそのようなものを加工する機械を製造することである。

本発明はまた、迅速で効率的かつ自動化されたバックス状の要素を加工する方法に関する。

本出願人は、最新技術の欠点を克服し、これらおよび他の目的および利点を得るために、本発明を考案し、テストし、そして具現化した。

本発明は、独立請求項に記載され、特徴付けられており、従属請求項は、本発明の他の特徴または本発明の主な発明のアイデアの変形を説明している。

上記の目的によれば、本発明の第１の目的は、少なくとも一つの加工装置を含むボックス状の要素またはそのようなものを加工するための機械であって、該装置は、第１の実質的な平面構成において、対応して位置する平面上に配置された少なくとも一つのストリップ状の要素を切断するための少なくとも一つの切断ユニットと、第１の方向に移動可能な少なくとも一つのスラストブレードを備えた少なくとも一つの装填ユニット（ｌｏａｄｉｎｇ ｕｎｉｔ）と、前記ストリップ状の要素のハウジングシートを備えた少なくとも一つの折り畳み挿入ユニットと、前記スラストブレードの前記第１の方向への移動に続いて、前記ストリップ状の要素が前記ハウジングシートに導入され、実質的な「Ｕ」の形状を有し、少なくとも一対のフラップと少なくとも一つの接続部を有するように、前記ハウジングシートは、前記第１の実質的な平面構成における前記ストリップ状の要素が位置する平面に対して実質的に直交する方向に向けられており、前記折り畳み挿入ユニットは、前記ボックス状の要素に形成されたスリット内に前記一対のフラップを少なくとも部分的に挿入するように、前記ボックス状の要素に向かって第２の方向に移動可能であり、少なくとも前記接続部が前記ボックス状の要素から突出するように、前記スリットが設けられた前記ボックス状の要素内の前記ストリップ状の要素の前記フラップの一部の取り付けユニットと、を備える。

有利には、本加工機によって、ストリップ状の要素が実質的にＵ字形であり、グリップ、ハンドル等として使用できるように、ストリップ状の要素の切断、折り畳み、ボックス状の要素への挿入及び取り付けを行うことが可能である。

前記装填ユニットの第１の移動方向は、前記ストリップ状の要素が位置する平面と実質的に直交し、前記ハウジングシートと実質的に整列することができる。

前記ハウジングシートは、前記ストリップ状の要素の前記フラップの厚さと前記スラストブレードの厚さの合計に実質的に等しい厚さを有することができる。

前記ハウジングシートは、前記ストリップ状の要素が挿入される少なくとも一対の小ブレードによって定義することができる。

前記ハウジングシートは、前記接続部のための少なくとも１つのアバットメント要素（ａｂｕｔｍｅｎｔ ｅｌｅｍｅｎｔ）を含むことができる。

前記取り付けユニットは、接着ラベルのストリップから少なくとも１つの接着ラベルを取り外し、ストリップ状の要素のフラップに取り付けるように構成された少なくとも１つのアームを含むことができる。

前記アームは、空気を吸い込むか、または吹き込むように構成され、接着ラベルを保持するのに適した、又はストリップ状要素のフラップに向かって空気の流れを送ってそれらが適切に広がるようにするのに適した少なくとも口を含み、前記接着ラベルには、前記アームからの空気の流れを通過させるための貫通孔を設けることができる。

加工機は、前記加工装置の下流側に配置され、前記ストリップ状の要素のフラップが取り付けられたボックス状の要素の壁の内側に、紙、段ボールまたは他の材料からなる少なくとも１枚のシートを貼るように構成された接着装置を含むことができる。

加工機は、回転可能なテーブルを含むことができ、前記回転可能なテーブルは、断続的に回転するように構成されることができ、前記ボックス状の要素を装填装置から少なくとも前記加工装置へと運び、その後、少なくともボックス状の要素の抽出装置へと運ぶことができる。

本発明はまた、前述の請求項のいずれかに記載された加工機を用いてボックス状の要素またはそのようなものを加工する方法に関し、ストリップ状の要素を定寸に切断すること、実質的にＵ字状構造が得られるように、定寸に切断された前記ストリップ状の要素を折り畳むこと、前記実質的にＵ字状に折り畳まれたストリップ状の要素の２つのフラップをボックス状の要素に設けられたスリット内に挿入し、前記２つのフラップの少なくとも一部が前記ボックス状の要素の内側に突出し、折り畳まれたストリップ状の要素の接続部が前記スリットから突出するようにすること、及び突出したフラップを前記ボックス状の要素の内側に取り付けること、を含む。

本開示のこれら及び他の態様、特徴及び利点は、以下の説明、図面、及び添付の特許請求の範囲を参照して、よりよく理解されるであろう。本明細書に統合され、その一部を形成する図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しており、本明細書とともに、本開示の原理を説明することを意図している。

本明細書に記載された様々な態様及び特性は、可能な限り個別に適用することができる。これらの個別の態様、例えば、本明細書に記載された態様及び特性、または添付の従属請求項に記載された態様および特性は、分割出願の対象とすることができる。

特許出願中に発見され、既に知られている側面または特性は、主張されないものとし、免責事項の対象となることが理解される。

本発明によるボックス状の要素又はそのようなものの加工機の平面図である。 本加工機で加工できる第１のボックス状の要素の立体図である。 本加工機で加工できる第２のボックス状の要素の立体図である。 ストリップ状の要素を備えた図３のボックス状の要素の図である。 ラベルを貼って、少なくとも一時的に、ストリップ状要素のフラップを所定の位置に固定することができた、図４のボックス状の要素の図である。 別の加工フェーズ後の図４のボックス状の要素の３次元図である 実質的にＵ字形状のストリップ状の要素を有するボックス状要素の別の３次元図である。 本発明による加工装置の３次元図である。 図８の加工装置の概略側面図である。 図８と図９の加工装置の一部の概略側面図である。 ストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、およびボックス状の要素の壁への取り付け手順を示す概略側面図である。 ストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、およびボックス状の要素の壁への取り付け手順を示す概略側面図である。 ストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、およびボックス状の要素の壁への取り付け手順を示す概略側面図である。 ストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、およびボックス状の要素の壁への取り付け手順を示す概略側面図である。 ストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、およびボックス状の要素の壁への取り付け手順を示す概略側面図である。 ストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、およびボックス状の要素の壁への取り付け手順を示す概略側面図である。図１６ａは、図１６で囲まれた領域の拡大図である。 ストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、およびボックス状の要素の壁への取り付け手順を示す概略側面図である。 ストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、およびボックス状の要素の壁への取り付け手順を示す概略側面図である。 ストリップ状の要素の切断、折り畳み、挿入、およびボックス状の要素の壁への取り付け手順を示す概略側面図である。

本発明のこれら及び他の特徴は、添付の図面を参照して非限定的な例として与えられた、いくつかの実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。

理解を容易にするために、可能な場合は図面中で同じ参照番号を使用して、同一の共通要素を識別している。一実施形態の要素及び特徴は、さらに明確にすることなく、他の実施形態に都合よく組み込まれ得ることが理解される。

ここで、本発明の様々な実施形態を詳細に参照するが、そのうちの１つまたは複数の例が添付図面に示されている。各例は、本発明の説明のために提供されたものであり、本発明を限定するものとして理解されるべきではない。例えば、それらが一実施形態の一部として示されているか、または説明されている特徴は、他の実施形態に、または他の実施形態と関連して採用されて、別の実施形態を生成することができる。本発明は、そのようなすべての改変、及び変形を含むものと理解される。

これらの実施形態を説明する前に、本説明は、添付の図面を用いて以下の説明に記載されているような構成要素の構造及び配置の詳細に適用されることに限定されないことも明らかにしなければならない。本説明は、他の実施形態を提供することができ、他の様々な方法で得られ、または実行され得る。また、ここで使用されている表現及び用語は、あくまでも説明のためのものであり、限定的なものとは見なすことができないことを明らかにしなければならない。

添付の図面を参照して、特に図１を参照すると、本発明に係る加工機２０は、少なくとも１つのボックス状の要素２３，２４を受けるのに適した少なくとも１つの加工装置２２を含む。

ボックス状の要素２３，２４は、加工装置２２の上流に設けられて実質的にボックス状の要素２３，２４を受ける装填装置８７から来ており、図２又は図３に示すように、即ち、ストリップ状の要素３５が挿入されるべきスリット２６が既に設けられている。

図２を参照すると、ボックス状の要素２３は、カバー付きの箱、連結段ボール箱、及びカバーなしの箱であってもよい。ボックス状の要素２３は、一連の壁２５を備えており、スリット２６は、これらの壁のうちの少なくとも１つ、例えば壁２５’上に作られている。

図３を参照すると、ボックス状の要素２４は、この場合、カバー付きの箱であり、内側のボックス状の本体２７と、通常は内側のボックス状の本体２７に接着されている少なくとも１枚の紙の外部シート２８とから構成される。

ボックス状の要素２４はまた、一連の壁２９を備えており、そのうちの少なくとも１つ、例えば壁２９’にはスリット２６が作られている。

ストリップ状の要素３５は、ボックス状の要素２３，２４の上に適用されて、グリップ、ハンドル等として使用される。例えば、ボックス状の要素２３又は２４が別のボックス状の容器に収容される収納引出しとして使用される場合には、ストリップ状の要素３５はハンドルとして使用されると想定することができる。

スリット２６の形状は、例えば、正方形または長方形であってもよいが、他の形状であってもよい。

図３のボックス状の要素２４において、ボックス状の本体２７を覆う紙シート２８のフラップ３０’が、スリット２６が作られた壁２９’の縁から突出した状態で残されている。紙シート２８の他のフラップ３０は、対応する壁２９上で折り畳まれて折り返されている。

加工機２０は、例えば、回転軸３２に中心で連結可能な回転可能なテーブル３１を備えることができ、このテーブル３１は、適切な駆動手段によって少なくともＲ方向に回転される。駆動手段は、例えばステッピングモータなどであってもよく、それによって回転可能なテーブル３１を断続的に回転させることができる。

したがって、ボックス状の要素２３，２４は、例えばＴ１方向に移動可能なコンベヤベルト３３を備えた装填装置８７から回転可能なテーブル３１上に到着する。

回転可能なテーブル３１のＲ方向への第１の回転により、ボックス状の要素２３，２４は加工装置２２に対応した状態にされる。

連続的な回転、特にＲ方向への段階的な回転によって、回転可能なテーブル３１は、加工機２０の他の連続する装置に向かって加工されているボックス状の要素２３，２４を運ぶことができる。

以下に詳細に説明する加工装置２２の下流側には、図６に示されるように、ストリップ状の要素３５が適用される壁２５’または２９’の内側に、段ボールまたは他の材料のシート３６を適用するように構成された接着装置３４が設けられている。

接着装置３４の下流には、壁２５’または２９’の内側に段ボールのシート３６を押し付けるためのプレス装置３７が設けられている。

プレス装置３７の下流には、図３のボックス状の要素２４が最初から用いられている場合、紙シート２８のフラップ３０’をボックス状の本体２７の内側に向かって折り畳んで押し込むように構成された折り畳み装置３８が示されている。

折り畳み装置３８の下流には、例えばＴ２方向に移動するコンベアベルト４０を備え、ストリップ状の要素３５を備えたボックス状の要素２３，２４の抽出を可能にするのに適した抽出装置３９が設けられている。

加工機２０の装置の数に応じて、加工機２０のある装置から次の装置へボックス状の要素２３，２４を運ぶための各回転の実体を予測することができる。本例では、６つの加工装置が設けられているので、回転可能なテーブル３１の各回転は約６０°であることができる。

当然のことながら、加工機２０はまた、インラインであり得る、即ち、連続して配置された２つの加工装置の間で加工されているボックス状の要素２３または２４のインライン移動を提供することができる。

加工機２０において、加工装置２２は最も重要であり、切断、折り畳み、挿入、及びストリプ状の要素３５をボックス状の要素２３，２４に少なくとも一時的に取り付ける操作を実質的に自動的に実行する。

ストリップ状の要素３５は、例えば図４、図５及び図７を参照すると、実質的にＵ字形状であり、スリット２６を介してボックス状の要素２３、２４の内部に少なくとも部分的に挿入される一対のフラップ４１を含む。

また、ストリップ状の要素３５は、ボックス状の要素２３，２４の外側に配置され、グリップ、ハンドル等として使用可能な接続部４２を含む。

接続部４２は、リング、アーク等で閉じられた部分である。

加工装置２２は、図８及び図９を参照すると、ストリップ状の要素３５を取得するために、図１０に示されるようにストリップ４４を切断するための切断ユニット４３を含む。

切断ユニット４３は、装填ユニット４５に近接して配置され、定寸に切断されたストリップ状の要素３５を折り畳み挿入ユニット４６内に装填するのに適しており、装填ユニット４５と協働してストリップ状の要素３５を実質的にＵ字形状に折り畳み、ボックス状の要素、例えばボックス状の要素２３または２４のスリット２６内に挿入するのに適している。

折り畳み挿入ユニット４６は、ストリップ状の要素３５を回転可能なテーブル３１の高さまで、特にボックス状の要素２３のスリット２６の高さまで運べるように、例えば、スライダ５０を駆動する適切な駆動手段４８によって、ガイド４７に沿って移動可能である。

ボックス状の要素２３または２４は、適切なガイド４９によって回転可能なテーブル３１上の位置に保持されることができる。

加工装置２２はまた、ボックス状の要素２３または２４内に突出したストリップ状の要素３５のフラップ４１の部分に接着ラベル５２を貼るように構成された取り付けユニット５１を含む。

特に図５を参照すると、接着ラベル５２は、ストリップ状の要素のフラップ４１の折り返し部分４１’と係合するのに適したサイズである。

該部分４１’は、ストリップ状の要素３５が適用される壁２５’または２９’の内側に位置するようになる。

接着ラベル５２はまた、例えば中央位置に貫通孔５３が設けられており、特に、ストリップ状の要素３５の取り付け工程の間、空気の流れが接着ラベル５２を通過することを可能にする。

取り付けユニット５１は、各接着ラベル５２の位置決めアーム５４を含み、この位置決めアーム５４は、ガイド５５に沿って、例えば鉛直方向に移動可能である。

アーム５４は、例えば、空気を吸い込むのに適した口８６を備えることができ、したがって、接着ラベル５２を保持することができる。後述するように、空気の流れの出口も口８６から可能である。

アーム５４は、対応する駆動手段５７、例えば電気式、空気圧式、オイル式のダイナミックモータまたはそのようなものによって、ガイド５５に沿ってスライド可能なスライダ５６上に配置されることができる。

接着ラベル５２は、接着ラベル５２を有するストリップ６０が巻かれたリール５９を備えた、対応する供給アセンブリ５８から取り外される。

接着ラベル５２を有するストリップ６０は、接着ラベル５２をアーム５４の口８６に対応させるように、適切な駆動手段６２およびリターン可能ロール６１、例えばアーム５４の下流側に配置されたステッピングモータによって巻き戻される。

接着ラベル５２の位置決めアーム５４の上流には、接着ラベル５２を有するストリップ６０が摺動するガイド６４を設けることができる。

ガイド６４の上流には、ストリップ６０の正しい摺動速度を決定するのに適したブレーキ装置８８を設けることができる。

駆動手段６２の下流には、接着ラベルなしのストリップ６０’を巻くのに適した回収装置６３を設けることができる。

図１０を参照すると、ストリップ４４は、適切な駆動手段６２、例えばステッピングモータによって、図示しないリールから解かれ得るストリップ状の要素３５を形成するために使用される。

ストリップ４４は、例えば、綿などのような布のストリップ、またはボックス状の要素２３，２４に適用するのに適した他の可撓性材料、特にボックス状の要素２３，２４が適用される用途に適したストリップであることができる。

ストリップ４４は、好ましくは切断ユニット４３に近接して、実質的に垂直に位置する平面Ｇ上に配置されている。

ストリップ４４は、一対のバイス（ｖｉｃｅ）６６、６７によって所定の位置に保持されている。

旋回される軸Ｏの周りで回転するのに適した別のバイス８３を提供することが可能である。図１０では、バイス８３は非アクティブ化されている。

再び図１０を参照すると、切断ユニット４３は、切断要素６８、例えばブレードまたはそのようなものを備えたマンドレル６５を実質的に含み、ストリップ４４から離れてまたはストリップ４４に向かって移動するのに適していることができる。

好ましくは、切断ユニット４３は、図１３に示すように、ストリップ４４が位置する平面Ｇに垂直なＴ３方向に移動することができる。

また、切断ユニット４３には、他のバイス８３と協働するのに適したアバットメント部材６９が設けられている。

装填ユニット４５は、平面Ｇ上に実質的に平坦または臥位に位置されたストリップ状要素３５と実質的に直交して係合するように、ストリップ４４から離れて、またはストリップ４４に向かって、一方向または他方向、例えばＴ方向に移動することができるスラストブレード７０を含む。

スラストブレード７０は、スラストブレード７０をストリップ４４に近づけたり、又はストリップ４４から遠ざけたりするように、対応するアクチュエータ手段によって、スライドするのに適したスライダ７１によって支持されている。

折り畳み挿入ユニット４６は、ストリップ４４に対して装填ユニット４５の反対側に設けられている。

図１４及び図１５を参照すると、折り畳み挿入ユニット４６は、ストリップ状の要素３５のハウジングシート８４を備えている。

ハウジングシート８４の厚さＳは、フラップ４１の厚さとスラストブレード７０の厚さの和に実質的に等しい。

特に、ハウジングシート８４は、一対の小ブレード７２、７３の間に作られた空間によって定義されている。

ストリップ状の要素３５は、スラストブレード７０によってハウジングシート８４内に、特に一対の小ブレード７２、７３の間に挿入される。

アバットメント要素８５は、例えば、ストリップ状の要素３５の正しい位置と、ボックス状の要素２３，２４の壁２５’，２９’内のフラップ４１の正しい突出長さを決定するために、ハウジングシート８４の底面に設けることができる。

小ブレード７２、７３は、通常は平行であり、それらの相互距離を減少させることができる対応するアクチュエータ７４、７５によって互いにに近づけることができる。

小ブレード７２、７３は、例えば金属材料で形成することができ、アクチュエータ７４、７５の動作が停止すると、弾性的に平行な位置に戻るように適していることが好ましい。

小ブレード７２、７３は、ストリップ４４から離れる又はストリップ４４に向かって移動するＴ方向に移動する第１のスライダ７６上に配置されることができる。

また、小ブレード７２、７３は、２つの支持体２１の間に配置されており、これらの小ブレード７２、７３は一方向または他方向、例えばＴ方向に適切な方法で移動することができる。スライダ７６は、適切なアクチュエータによって駆動され、小ブレード７２、７３の支持体２１と一体である。

折り畳み挿入ユニット４６は、スライダ５０によって垂直方向に移動され、且つ、適切なアクチュエータによって駆動されるスライダ７７によって、ストリップ４４から離れる、またはストリップ４４に向かう、好ましくはＴ方向に移動させることができる。

図１０では、装填ユニット４５と折り畳み挿入ユニット４６との間に、ストリップ４４を把持するのに適したグリッパー７９を備えた取り外しユニット７８も示されている。

グリッパー７９は、対応する駆動手段８２によって、適切なガイド８１内で摺動可能なアーム８０によって、ストリップ４４に向かって下降または上昇することができる。

特に、グリッパー７９は、平面Ｇに沿ってストリップ４４を移動させることができる。

ここで、特に図１１〜１９に示されているシーケンスを参照して、ストリップ状の要素３５を切断し、折り畳み、挿入し、少なくとも一時的に取り付けるための可能なシーケンスを見ていく。

取り外しユニット７８は、アーム８０がＶ１方向に移動し、グリッパー７９がストリップ４４の一部を把持するように駆動される。

グリッパー７９がストリップ４４を把持したときに、バイス６６を例えばＴ４方向に移動させて遠ざけることが可能である。

図１２を参照すると、取り外しユニット７８は、アーム８０をＶ２方向に移動させることにより、グリッパー７９によって把持されたストリップ４４を下降させる。

Ｖ２方向への移動が完了すると、バイス６６は、ストリップがバイス６６、６７と取り外しユニット７８のグリッパー７９との間に保持されるように閉じることができる。

この時点で、図１３を参照すると、切断ユニット４３は、切断要素６８がアバットメント部材６９の上流側のストリップ４４を切断するように、Ｔ３方向に移動される。

切断を行い、所望の長さ又はエクステンションＥを有するストリップ状の要素３５を得るために、ストリップ状の要素３５の一部を保持するように、バイス８３はアバットメント部材６９上で閉じられている。ストリップ状の要素３５の反対側の部分は、グリッパー７９によって保持されている。

図１３または図１４において、ストリップ状の要素３５は、実質的に平坦な構成であり、平面Ｇ上に配置されている。

また、装填ユニット４５は、スラストブレード７０がストリップ状の要素３５に接触するまで、ストリップ状の要素３５に向かってＴ３方向に移動する。

切断ユニット４３のマンドレル６５は、ストリップ状の要素３５の一端を保持するように、アバットメント部材６９がバイス８３と協働してストリップ状の要素３５の一端を保持するように位置した状態で、ストリップ４４から離れるＴ４方向に移動することができる。図１４を参照すると、ストリップ状の要素３５の他端は、グリッパー７９によって保持されている。

また、折り畳み挿入ユニット４６は、小ブレード７２、７３をストリップ状の要素３５に近接させるように、例えば、Ｔ３方向とは反対のＴ４方向に移動させる。

スラストブレード７０は、ストリップ状の要素３５のフラップ４１をハウジングシート８４内に運ぶようにＴ３方向に移動する。

したがって、スラストブレード７０は、実質的に、ストリップ状の要素３５をそれ自体に、好ましくは平行な２つのフラップ４１に折り畳むことを可能にする。

スラストブレード７０は、好ましくは、２つのフラップ４１が同じエクステンションまたは長さを有するように、ストリップ状の要素３５のエクステンションＥまたは長さの中間に配置され、これにより、フラップ４１の各々は、Ｅの約半分に等しいエクステンションを有することができる。

スラストブレード７０をハウジングシート８４に挿入するこの動作の間に、バイス８３はアバットメント部材６９から離れて移動され、グリッパー７９は開放されて、ストリップ状の要素３５がスラストブレードによって自由に係合されるようになる。

したがって、状況は、図１５に示すように、ストリップ状の要素３５は、実質的にＵ字形状であり、小ブレード７２、７３の間のハウジングシート８４内に挿入されているようすることができる。

図１５の位置では、スラストブレード７０は、特に小ブレード７２、７３の間に作られたハウジングシート８４内での移動を完了している。

図１５の位置にあるストリップ状の要素３５のフラップ４１は、横方向Ｔに実質的に平行であり、したがって、サイクルの開始時にストリップ状の要素３５が配置される平面Ｇに垂直である。

したがって、ストリップ状の要素３５のＵ字形状の構成の形成において、フラップ４１は、平面Ｇ上のストリップ状の要素３５の実質的に平坦な初期構成に対して実質的に９０°回転される。

スラストブレード７０は、次いで、例えばＴ４方向に引き込まれ、一方で、折り畳み挿入ユニット４６は、回転可能なテーブル３１と同じ高さになるように、従ってボックス状の要素２３と同じ高さになるように、例えばＶ１方向に移動されることができる。

口８６を備えたアーム５４は、吸引によって接着ラベル５２を外すためにストリップ６０に近接させられて、その後、ストリップ６０から再び離れて移動され、図１６に示すように、Ｖ２方向にボックス状の要素２３、または２４の中に、特にスリット２６の前に下げられている。

図１６と図１７を比較すると、ストリップ状の要素３５のフラップ４１をボックス状の要素２３または２４のスリット２６内に挿入するためには、折り畳み挿入ユニット４６をＴ４方向に移動させなければならない。

特に、実質的にＵ字形状のストリップ状の要素３５を内部に有する小ブレード７２、７３は、スリット２６の内部に挿入されるようにＴ４方向に移動する。

この操作を容易にするために、図１６を参照すると、アクチュエータ７４、７５が小ブレード７２、７３の端部を近づけ、次に、小ブレード７２、７３がスリット２６に係合すると、それらを解放することが可能である。

図１８を参照すると、この時点で、対応する支持体２１を有する小ブレード７２、７３は、少なくともストリップ状の要素３５のフラップ４１をボックス状の要素２３内側に残すように、Ｔ３方向に引き込まれる。アバットメント要素８５は、小ブレード７２、７３のＴ３方向へ後退する間、ストリップ状の要素の位置を維持することを可能にする。

図１９を参照すると、空気の流れＡは、アーム５４の口８６から送り出され、接着ラベル５２の貫通孔５３を通過してフラップ４１に当たり、フラップ４１が広がるように開き、アーム５４をＴ３方向に移動させることにより接着ラベル５２の正しい取り付けを可能にする。

そして、接着ラベル５２は、ボックス状の要素２３または２４の壁２５’または２９’の内部側にあるストリップ状の要素３５のフラップ４１の部分４１’を保持するように、壁２５’または２９’の内部側に接着される。

したがって、要素３５のボックス状の要素２３または２４へのストリップ状の少なくとも一時的な取り付けは完了し、折り畳み挿入ユニット４６は、別のボックス状の要素２３または２４上での別の加工サイクルの準備ができるように、回転可能なテーブル３１に対して離れて下降させることができる。

ストリップ状の要素３５が取り付けられ、対応するラベル５２を備えたボックス状の要素２３、２４は、回転可能なテーブル３１による、別の回転Ｒによって、例えば図６に示すように、接着装置３４に運ばれて、そこでストリップ状の要素３５が取り付けられた壁２５’または２９’の内部側にシート３６が取り付けられる。

シート３６の取り付けは、例えば接着することによって達成することができ、したがって、接着装置３４の下流には、段ボールシート３６を壁２５’または２９’の内側に適切に押し付けて貼り付けることができるプレス装置３７が設けられている。回転可能なテーブル３１の別の回転Ｒによって、ボックス状の要素２３または２４は、他のプレス装置３７に対応するように運ばれる。

その後、ボックス状の要素が隆起したフラップ３０’を有するタイプのものである、つまりボックス状の要素２４と同様である場合、折り畳み装置３８は、フラップ３０’が、ストリップ状の要素３５が取り付けられたボックス状の要素２３または２４の壁２５’または２９’の内側に向かって折り畳まれて押し込まれるように提供される。

既に述べたように、回転可能なテーブル３１は、例えば、説明したように１つ以上の装置２２、３４、３７、３８を介して、装填装置８７から抽出装置３９に加工されるボックス状の要素２３、２４を運ぶのに適したインライン搬送装置、例えばコンベアベルトによって置き換えることができ、この場合、例えば、インライン搬送装置の一方の側に並べて配置することができる。

本発明の分野から逸脱することなく、これまでに説明したようなボックス状の要素を加工するための機械および方法に、部品の修正および／または追加を行ってもよいことは明らかである。

本発明は、いくつかの特定の例を参照して説明されているが、当業者であれば、特許請求の範囲に記載されているような特徴を有し、したがってすべてがそれによって定義された保護の分野内に入る、他の多くの同等の形態を確実に達成することができることも明らかである。

以下の特許請求の範囲において、括弧内の参照の唯一の目的は、読解を容易にすることであり、それらは、特定の特許請求の範囲で主張されている保護分野に関して限定的な要因として考慮されてはならない。

Claims (10)

1. 少なくとも一つの加工装置（２２）を含むボックス状の要素（２３，２４）またはそのようなものを加工するための機械であって、前記装置は、
   第１の実質的な平面構成において、対応して位置する平面（Ｇ）上に配置された少なくとも一つのストリップ状の要素（３５）を切断するための少なくとも一つの切断ユニット（４３）と、
   第１の方向（Ｔ３）に移動可能な少なくとも一つのスラストブレード（７０）を備えた少なくとも一つの装填ユニット（４５）と、前記ストリップ状の要素（３５）のハウジングシート（８４）を備えた少なくとも一つの折り畳み挿入ユニット（４６）と、前記スラストブレード（７０）の前記第１の方向（Ｔ３）への移動に続いて、前記ストリップ状の要素（３５）が前記ハウジングシート（８４）に導入され、実質的な「Ｕ」の形状を有し、少なくとも一対のフラップ（４１）と少なくとも一つの接続部（４２）を有するように、前記ハウジングシート（８４）は、前記第１の実質的な平面構成における前記ストリップ状の要素（３５）が位置する平面に対して実質的に直交する方向に向けられており、前記折り畳み挿入ユニット（４６）は、前記ボックス状の要素（２３，２４）に形成されたスリット（２６）内に前記一対のフラップ（４１）を少なくとも部分的に挿入するように、前記ボックス状の要素（２３，２４）に向かって第２の方向（Ｔ４）に移動可能であり、少なくとも前記接続部（４２）が前記ボックス状の要素（２３，２４）から突出するように、前記スリット（２６）が設けられた前記ボックス状の要素（２３，２４）内の前記ストリップ状の要素（３５）の前記フラップ（４２）の一部の取り付けユニット（５１）と、を備える。
2. 前記装填ユニット（４５）の第１の移動方向（Ｔ３）は、前記ストリップ状の要素（３５）が位置する平面（Ｇ）と実質的に直交し、前記ハウジングシート（８４）と実質的に整列することを特徴とする、請求項１に記載の機械。
3. 前記ハウジングシート（８４）は、前記ストリップ状の要素（３５）の前記フラップ（４１）の厚さと前記スラストブレード（７０）の厚さの合計に実質的に等しい厚さを有することを特徴とする、請求項１に記載の機械。
4. 前記ハウジングシート（８４）は、前記ストリップ状の要素（３５）が挿入される少なくとも一対の小ブレード（７２，７３）によって定義されることを特徴とする、請求項１に記載に機械。
5. 前記ハウジングシート（８４）は、前記接続部（４２）のための少なくとも１つのアバットメント要素（８５）を含むことを特徴とする、請求項１に記載の機械。
6. 前記取り付けユニット（５１）は、接着ラベルのストリップ（６０）から少なくとも１つの接着ラベル（５２）を取り外し、ストリップ状の要素（３５）のフラップ（４１）に取り付けるように構成された少なくとも１つのアーム（５４）を含むことを特徴とする、請求項１に記載の機械。
7. 前記アーム（５４）は、空気を吸い込むか、または吹き込むように構成され、接着ラベル（５２）を保持するのに適した、又はストリップ状要素（３５）のフラップ（４１）に向かって空気の流れ（Ａ）を送ってそれらが適切に広がるようにするのに適した少なくとも口（８６）を含み、前記接着ラベル（５２）には、前記アーム（５４）からの空気の流れ（Ａ）を通過させるための貫通孔（５３）が設けられることを特とする、請求項６に記載の機械。
8. 前記加工装置（２２）の下流側に配置され、前記ストリップ状の要素（３５）のフラップ（４１）が取り付けられたボックス状の要素（２３，２４）の壁（２５’，２９’）の内側に、紙、段ボールまたは他の材料からなる少なくとも１枚のシート（３６）を貼るように構成された接着装置を含む、請求項１に記載の機械。
9. 回転可能なテーブル（３１）を含み、前記回転可能なテーブル（３１）は、断続的に回転するように構成され、前記ボックス状の要素（２３，２４）を装填装置（８７）から少なくとも前記加工装置（２２）へと運び、その後、少なくともボックス状の要素の抽出装置（３９）へと運ぶことを特徴とする、請求項１に記載の機械。
10. 前述の請求項のいずれかに記載された加工機を用いたボックス状の要素またはそのようなものを加工する方法であって、ストリップ状の要素（３５）を定寸に切断すること、実質的にＵ字状構造が得られるように、定寸に切断された前記ストリップ状の要素（３５）を折り畳むこと、前記実質的にＵ字状に折り畳まれたストリップ状の要素（３５）の２つのフラップ（４１）をボックス状の要素（２３，２４）に設けられたスリット（２６）内に挿入し、前記２つのフラップ（４１）の少なくとも一部が前記ボックス状の要素（２３，２４）の内側に突出し、折り畳まれたストリップ状の要素（３５）の接続部（４２）が前記スリット（２６）から突出するようにすること、及び突出したフラップ（４１）を前記ボックス状の要素（２３，２４）の内側に取り付けること、を含む方法。
    

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