JP2005035573A - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストローを使用して液体食品を円滑に飲用することができる。
【解決手段】包装容器本体11と、該包装容器本体11の上端に一体に取り付けられ、頂壁部分34を備えた蓋(ふた)体32とを有する。そして、該蓋体32の所定の箇所に開封部材が一体に形成される。また、該開封部材は、ストロー挿入口を形成するためのストロー挿入部44、及び該ストロー挿入部44から突出させて、かつ、立ち上げて形成された突起部45を備える。突起部45が立ち上げて形成されるので、ストロー挿入口を容易に認識し、開口させることができる。したがって、ストローを使用して液体食品を円滑に飲用することができる。また、ストロー挿入部44を引き剥(は)がすことによってストロー挿入口を開口させることができるので、ストロー挿入口を確実に開口させることができ、ストロー挿入口に対してストローを適正に挿入することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、牛乳、清涼飲料等の液体食品を収容する包装容器においては、包装容器本体の頂壁に開閉自在の蓋(ふた)体を配設したものが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図2は従来の包装容器の要部を示す斜視図である。
【0004】
図において、11は、包材を成形することによって形成され、ほぼ矩(く)形の形状を有する包装容器本体であり、該包装容器本体11は、前壁a、後壁b、二つの側壁c、d及び図示されない底壁を備える。該底壁は、包材を折り曲げ、シールすることによって形成される。
【0005】
包装容器本体11の上端に、蓋体12が、樹脂、例えば、ポリエチレン樹脂を成形することによって一体に取り付けられる。前記蓋体12は、前記包装容器本体11の形状に対応するほぼ矩形の形状を有し、蓋体12の周囲にわたって形成されたカラー部分13、及び該カラー部分13の上縁を覆う頂壁部分14を備える。該頂壁部分14は、段差構造を有し、四つのコーナ部のうちの一つのコーナ部に三角形の形状を有する下段差部15が、対角線上の他のコーナ部に「L」字状の形状を有する下段差部16が、前記下段差部15、16以外の部分に平坦(たん)な上段差部17が形成される。
【0006】
そして、該上段差部17のほぼ全体にわたって、ほぼ菱(ひし)形の形状を有し、図示されない注出口を形成するためのプルタブ18が一体に形成されるとともに、該プルタブ18に隣接する所定の箇所に、図示されないストローを挿入するためのストロー挿入部19が形成される。
【0007】
前記プルタブ18における注出口の周縁には、他の部分より樹脂を薄くすることによって形成された破断部が形成され、プルタブ18の下段差部15側の部分にはヒンジ部22が、プルタブ18の下段差部16側の部分には摘(つま)み部23が一体に形成される。したがって、該摘み部23を摘んで、プルタブ18に形成された矢印27の方向に向けてプルタブ18を引き上げると、前記破断部が破断させられて注出口が形成されるので、注出口に口を付けて液体食品を直接飲用することができる。
【0008】
なお、前記下段差部15において上段差部17から突出させて爪片25が形成され、前記注出口が形成された後、プルタブ18の所定の箇所を、樹脂の弾性に抗して爪片25に係止させることができる。したがって、注出口を開口させた状態でプルタブ18を保持することができる。
【0009】
また、前記ストロー挿入部19は、他の部分より樹脂を薄くすることによって形成され、ストロー挿入部19に前記ストローの先端を突き刺すことによって、ストロー挿入部19が開口させられ、ストローを介して液体食品を飲用することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−2752号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の包装容器においては、ストロー挿入部19があるにもかかわらず、プルタブ18を引き上げて注出口を開口させ、該注出口にストローを挿入し、飲用することがある。また、ストロー挿入部19を開口させる場合、ストローの先端で樹脂を破断させることにより、ストロー挿入部19に対してストローを挿入するようになっている。
【0012】
本発明は、前記従来の包装容器の問題点を解決して、ストローを使用して液体食品を円滑に飲用することができる新規な包装容器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の包装容器においては、包装容器本体と、該包装容器本体の上端に一体に取り付けられ、頂壁部分を備えた蓋体とを有する。
【0014】
そして、該蓋体の所定の箇所に開封部材が一体に形成される。また、該開封部材は、ストロー挿入口を形成するためのストロー挿入部、及び該ストロー挿入部から突出させて、かつ、立ち上げて形成された突起部を備える。
【0015】
本発明の他の包装容器においては、さらに、前記ストロー挿入部の下面の周縁に、ストロー挿入口を形成するための破断部が形成される。
【0016】
本発明の更に他の包装容器においては、さらに、前記頂壁部分における前記突起部が形成される部分に、凹面状に湾曲する面が形成される。
【0017】
本発明の更に他の包装容器においては、さらに、前記突起部の所定の箇所に滑止め部が形成される。
【0018】
本発明の更に他の包装容器においては、さらに、前記突起部の所定の箇所にリブ部が形成される。
【0019】
本発明の更に他の包装容器においては、さらに、前記ストロー挿入口は三角形の形状を有する。そして、ストローは、ストロー挿入口の内周縁によって三点支持される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明の実施の形態における包装容器の斜視図、図3は本発明の実施の形態における開封された状態の包装容器の要部を示す斜視図、図4は本発明の実施の形態におけるストロー挿入口にストローを挿入した状態を示す斜視図、図5は本発明の実施の形態におけるストロー挿入口とストローとの関係を示す図である。
【0022】
図において、11は、包材を成形することによって形成され、ほぼ矩形の形状を有する包装容器本体であり、該包装容器本体11は、前壁a、後壁b、二つの側壁c、d及び底壁eを備える。該底壁eは、包材を折り曲げ、シールすることによって形成される。該包材は、図示されない紙基材、該紙基材に被覆されて最外層を構成するポリエチレン樹脂等の第1の樹脂フィルム、及び前記紙基材に被覆されて最内層を構成するポリエチレン樹脂等の第2の樹脂フィルムを備えた積層構造から成り、必要に応じてガスバリヤ性を有するバリヤ層が前記紙基材に隣接させて形成される。
【0023】
包装容器本体11には内容物としての液体食品が充填(てん)され、包装容器本体11の上端に、蓋体32が、樹脂、例えば、ポリエチレン樹脂を成形することによって一体に取り付けられ、液体食品を収容する包装容器が形成される。
【0024】
そのために、図示されない包装容器製造装置が配設される。
【0025】
該包装容器製造装置においては、繰出機に包材のリールがセットされるようになっていて、前記繰出機から繰り出されたウェブ状の包材は、所定の長さずつ切断された後、縦方向にシールされ、両端が開口させられ、断面が四角形の形状を有する筒状カートンになる。
【0026】
続いて、該筒状カートンはリッド成形ユニットに送られ、該リッド成形ユニットにおいて、射出成形が行われ、筒状カートンの一端に蓋体32が成形される。そのために、前記リッド成形ユニットは、放射状に突出された複数のマンドレルを備え、間欠的に回転させられるマンドレルユニットを備え、該マンドレルユニットの各マンドレルに前記筒状カートンが順次挿入される。そして、前記各マンドレルの先端には、蓋体32を成形するための内側金型を構成するインナーツールが取り付けられ、マンドレルの所定の位置に設定された成形ステーションに、蓋体32を成形するための外側金型を構成するアウタツールが配設される。
【0027】
したがって、前記成形ステーションにおいて、前記インナーツールとアウタツールとの間にキャビティ空間が形成され、前記筒状カートンの一端がキャビティ空間に臨ませられる。そして、射出ノズルから溶融させられた樹脂を射出し、キャビティ空間に充填し、冷却することによって、筒状カートンと一体の蓋体32が形成され、他端のカートンボトムが開口させられた蓋付筒状カートンが形成される。
【0028】
続いて、該蓋付筒状カートンは、前記カートンボトムを上に、蓋体32を下に置いた状態で搬送され、搬送されている間に、液体食品が充填され、続いて、カートンボトムを所定の成形装置によって成形して折り畳み、所定の箇所をシール装置によってシールすることによって包装容器が形成される。
【0029】
ところで、前記蓋体32は、前記包装容器本体11の形状に対応するほぼ矩形の形状を有し、蓋体32の周囲にわたって形成されたカラー部分33、及び該カラー部分33の上縁を覆う頂壁部分34を備える。該頂壁部分34は、前方の所定の部分、本実施の形態においては、ほぼ三分の一の部分に形成された第1の頂壁部35、及び該第1の頂壁部35より後方に形成された第2の頂壁部36を備える。
【0030】
前記第1の頂壁部35は、前端縁kから後方に向けて凹面状に湾曲しながら(傾斜角度が後方ほど大きくなるように)立ち上がるとともに、中央部分が低く、各側壁c、dに近づくほど高くなるように「V」字状に形成された第1の面S1を有し、前記第2の頂壁部36は、前方から後方に向けて同じ高さで延在させられ、中央部分が低く、各側壁c、dに近づくほど高くなるように「V」字状に形成された第2の面S2を有する。
【0031】
そして、前記前端縁kの中央部分の近傍から第2の頂壁部36の中央部分の前端にかけて、開封部材としてのプルリング41が蓋体32の成形時に頂壁部分34の本体と共に一体に成形される。前記プルリング41は、第2の頂壁部36の中央部分の前端の近傍に所定の厚さで、かつ、ほぼ三角形の形状に形成され、ストロー挿入口47を形成するためのストロー挿入部44、及び該ストロー挿入部44から前方に向けて突出させて、かつ、立ち上げて形成された突起部45を備える。
【0032】
該突起部45は、摘みとして機能し、突起部45を指で摘んで引き上げると、図3に示されるように、前記ストロー挿入部44が頂壁部分34の本体から引き剥(は)がされ、頂壁部分34に三角形、本実施の形態においては、正三角形の形状を有するストロー挿入口47が形成され、包装容器が開封される。そのために、あらかじめストロー挿入部44の後端にヒンジ部46が形成され、前記ストロー挿入部44の下面に前記ストロー挿入口47に対応させて三角形の形状を有する閉鎖部48が形成され、該閉鎖部48の周縁におけるヒンジ部46以外の逆「V」字状の部分に破断部が形成される。前記ヒンジ部46及び破断部は、いずれも他の部分より樹脂を薄くすることによって形成され、前記破断部はストロー挿入部44が引き剥がされるのに伴って破断され、破断部が破断されてストロー挿入口47が開口させられた後、ヒンジ部46は、プルリング41を揺動自在に支持し、ストロー挿入口47を開放したり閉鎖したりすることができる。
【0033】
また、前記突起部45は、直角の方向に立ち上げて形成され、所定の厚さを有する環状の薄板部55、該薄板部55の所定の箇所、本実施の形態においては外周縁の上半分にわたって幅方向に張り出して形成され、薄板部55を補強するリブ部56、及び包装容器が既に開封されているかどうかを認識するための機能(tamper evidence function)を備えたいたずら防止部57を備える。
【0034】
前記薄板部55は、両側から、例えば、親指と人指し指とで摘むことができるように所定の大きさで形成され、所定の箇所、本実施の形態においては中央に、第1の滑止め部として、所定の大きさの円形の穴61が形成される。したがって、親指と人指し指とが穴61を介してフィットするので、突起部45を引き上げる際に指が滑らないようにすることができる。本実施の形態において、薄板部55は環状の形状を有し、中央に穴61が形成されるようになっているが、薄板部を、中央に穴を形成せず、円形の形状を有するように形成することもできる。また、薄板部を、中央を薄く、周縁部を厚くすることもできる。
【0035】
そして、薄板部55は、突起部45を摘まみやすいように、第1の面S1から浮かせて形成され、薄板部55の外周縁の下半分と第1の面S1との間には隙(すき)間が形成される。また、前記リブ部56は、薄板部55の外周縁の上半分にわたって幅方向に張り出して形成されるので、突起部45を引き上げる際に指が滑らないようにする滑止めの機能も有し、第2の滑止め部を構成する。
【0036】
そして、前記いたずら防止部57は、薄板部55の最下部から下方に延び、第1の頂壁部35と連結されるピンによって構成され、いたずら防止部57の下端に、他の部分より断面積が小さくされた破断部が形成される。
【0037】
したがって、親指と人指し指とで薄板部55を摘み、突起部45を引き上げて前記いたずら防止部57の下端の破断部を破断させ、更に前述されたように、閉鎖部48の周縁における破断部を破断させることによってストロー挿入部44を引き剥がすと、図3に示されるように、ストロー挿入口47を開口させることができる。これに伴って、包装容器を開封することができる。
【0038】
そして、図4に示されるように、前記ストロー挿入口47にストロー63を挿入することができる。この場合、図5に示されるように、ストロー63は、外周面が、ストロー挿入口47の内周縁と三つの点p1〜p3で接触するようにストロー挿入口47の中央に挿入される。そして、ストロー63の外周面とストロー挿入口47の内周縁との間に面積が等しい三つの気道q1〜q3が形成される。
【0039】
なお、前記閉鎖部48の底辺の近傍の両端には、斜め下方に、かつ、外方に向けて突出させてピン状のストッパ51、52が形成される。各ストッパ51、52は、ストロー挿入部44が引き剥がされた後、ストロー挿入部44の下方に残留して形成されたカラー部分53に先端が当たるように形成され、包装容器を開封した後、プルリング41を、自重で下がらないように、図3に示される状態で保持する。なお、ストッパ51、52における樹脂の弾性に抗してプルリング41を押し下げることによって、ストロー挿入口47を閉鎖することができる。
【0040】
本実施の形態においては、前記ストロー挿入部44が引き剥がされた後、ストロー挿入部44の下方にカラー部分53が残留して形成されるようになっているが、カラー部分53を無くし、平坦にすることができる。その場合、ストロー挿入口47は「V」字状に形成された第2の面S2の最も低い部分に形成されることになるので、ストロー63を挿入するに当たり、ストロー63の先端が、第2の面S2におけるストロー挿入口47の周縁に当たった場合、第2の面S2の傾斜に沿ってストロー63の先端をストロー挿入口47に導入することができる。
【0041】
また、前記プルリング41において、ストロー挿入部44は第2の頂壁部36上に形成されるのに対して、突起部45は、第1の頂壁部35上に形成されるので、突起部45の最上端部を比較的に低い位置に置くことができるが、わずかに第2の頂壁部36の最上端部より上方に突出させられる。したがって、包装容器を積み重ねると、突起部45が上方に積載された包装容器の底壁eに当たることになるが、プルリング41は、蓋体32と一体に樹脂によって形成され、弾性を有するので、積重ねに伴って突起部45が所定の量だけ変形させられる。その結果、包装容器を安定させて積み重ねることができる。
【0042】
本実施の形態においては、包装容器を開封するに当たり、指で薄板部55を摘んで引き上げ、前記いたずら防止部57の下端の破断部を破断させるようになっているが、例えば、親指の腹を突起部45の最も前端に当て、突起部45を後方に向けて押すことによって、前記いたずら防止部57の下端の破断部を破断させることができる。その場合、その後、親指と人指し指とで薄板部55を摘み、閉鎖部48の周縁における破断部を破断させることによってストロー挿入部44を引き剥がすと、ストロー挿入口47を開口することができる。なお、この場合、前記薄板部55は押圧突起として機能する。また、前記突起部45にリブ部56が形成されるので、前記突起部45が、後方に向けて押されたときに変形するのを防止することができる。
【0043】
このように、本実施の形態においては、突起部45が立ち上げて形成されるので、ストロー挿入口47を容易に認識し、開口させることができる。したがって、ストロー63を使用して液体食品を円滑に飲用することができる。
【0044】
また、ストロー挿入部44を引き剥がすことによってストロー挿入口47を開口させることができるので、ストロー挿入口47を開口させるためにストロー63の先端で樹脂を破断させる必要がない。したがって、ストロー挿入口47を三角形の形状で確実に開口させることができるので、ストロー挿入口47に対してストロー63を適正に挿入することができる。
【0045】
そして、前記突起部45が頂壁部分34に対して立ち上げて形成されるので、突起部45の左右から薄板部55を指で容易に摘んだり、親指の腹で突起部45を容易に後方に向けて押したりすることができる。したがって、包装容器の開封作業を簡素化することができる。
【0046】
また、前記第1の頂壁部35は前記第1の面S1が凹面状に湾曲させて形成されるので、突起部45の左右から薄板部55を指で摘む際に、指を置くスペースを十分に確保することができ、包装容器の開封作業を一層簡素化することができる。
【0047】
さらに、前記突起部45の所定の箇所にリブ部56及び穴61が形成されるので、突起部45を引き上げる際に指が滑らないようにすることができる。したがって、包装容器の開封作業を一層簡素化することができる。
【0048】
そして、ストロー63は、ストロー挿入口47の内周縁によって三点支持されるので、ストロー63をストロー挿入口47内において安定させて保持することができる。
【0049】
したがって、前記気道q1〜q3を容易に確保することができる。その結果、液体食品を飲用する際に気道q1〜q3を介して空気を容易に包装容器内に進入させることができ、液体食品を一層円滑に飲用することができる。
【0050】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、包装容器においては、包装容器本体と、該包装容器本体の上端に一体に取り付けられ、頂壁部分を備えた蓋体とを有する。
【0052】
そして、該蓋体の所定の箇所に開封部材が一体に形成される。また、該開封部材は、ストロー挿入口を形成するためのストロー挿入部、及び該ストロー挿入部から突出させて、かつ、立ち上げて形成された突起部を備える。
【0053】
この場合、突起部が立ち上げて形成されるので、ストロー挿入口を容易に認識し、開口させることができる。したがって、ストローを使用して液体食品を円滑に飲用することができる。
【0054】
また、ストロー挿入部を引き剥がすことによってストロー挿入口を開口させることができるので、ストロー挿入口を開口させるためにストローの先端で樹脂を破断させる必要がない。したがって、ストロー挿入口を確実に開口させることができるので、ストロー挿入口に対してストローを適正に挿入することができる。
【0055】
そして、前記突起部が頂壁部分に対して立ち上げて形成されるので、突起部を指で容易に摘んだり、親指の腹で突起部を容易に後方に向けて押したりすることができる。したがって、包装容器の開封作業を簡素化することができる。
【0056】
本発明の他の包装容器においては、さらに、前記頂壁部分における前記突起部が形成される部分に、凹面状に湾曲する面が形成される。
【0057】
この場合、前記頂壁部分における前記突起部が形成される部分に、凹面状に湾曲する面が形成されるので、突起部を左右から摘む際に、指を置くスペースを十分に確保することができ、包装容器の開封作業を一層簡素化することができる。
【0058】
本発明の更に他の包装容器においては、さらに、前記突起部の所定の箇所に滑止め部が形成される。
【0059】
この場合、前記突起部の所定の箇所に滑止め部が形成されるので、突起部を引き上げる際に指が滑らないようにすることができ、包装容器の開封作業を一層簡素化することができる。
【0060】
本発明の更に他の包装容器においては、さらに、前記ストロー挿入口は三角形の形状を有する。そして、ストローは、ストロー挿入口の内周縁によって三点支持される。
【0061】
この場合、ストローは、ストロー挿入口の内周縁によって三点支持されるので、ストローをストロー挿入口内において安定させて保持することができる。
【0062】
したがって、気道を容易に確保することができる。その結果、液体食品を飲用する際に気道を介して空気を容易に包装容器内に進入させることができ、液体食品を一層円滑に飲用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における包装容器の斜視図である。
【図2】従来の包装容器の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態における開封された状態の包装容器の要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるストロー挿入口にストローを挿入した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるストロー挿入口とストローとの関係を示す図である。
【符号の説明】
11 包装容器本体
32 蓋体
34 頂壁部分
41 プルリング
44 ストロー挿入部
45 突起部
47 ストロー挿入口
56 リブ部
61 穴
63 ストロー
S1 第1の面

Claims (6)

  1. (a)包装容器本体と、
    (b)該包装容器本体の上端に一体に取り付けられ、頂壁部分を備えた蓋体とを有するとともに、
    (c)該蓋体の所定の箇所に開封部材が一体に形成され、
    (d)該開封部材は、ストロー挿入口を形成するためのストロー挿入部、及び該ストロー挿入部から突出させて、かつ、立ち上げて形成された突起部を備えることを特徴とする包装容器。
  2. 前記ストロー挿入部の下面の周縁に、ストロー挿入口を形成するための破断部が形成される請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記頂壁部分における前記突起部が形成される部分に、凹面状に湾曲する面が形成される請求項1に記載の包装容器。
  4. 前記突起部の所定の箇所に滑止め部が形成される請求項1に記載の包装容器。
  5. 前記突起部の所定の箇所にリブ部が形成される請求項1に記載の包装容器。
  6. (a)前記ストロー挿入口は三角形の形状を有し、
    (b)ストローは、ストロー挿入口の内周縁によって三点支持される請求項1に記載の包装容器。
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