JP2005034801A - 有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システム - Google Patents

有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005034801A
JP2005034801A JP2003276665A JP2003276665A JP2005034801A JP 2005034801 A JP2005034801 A JP 2005034801A JP 2003276665 A JP2003276665 A JP 2003276665A JP 2003276665 A JP2003276665 A JP 2003276665A JP 2005034801 A JP2005034801 A JP 2005034801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
drying
organic waste
volume
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003276665A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Terao
正久 寺尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EKO KOGYO KK
Tokoh Kogyo
Original Assignee
EKO KOGYO KK
Tokoh Kogyo
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EKO KOGYO KK, Tokoh Kogyo filed Critical EKO KOGYO KK
Priority to JP2003276665A priority Critical patent/JP2005034801A/ja
Publication of JP2005034801A publication Critical patent/JP2005034801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

【課題】 簡易な構成で、有機性廃棄物を容易に乾燥して減容可能な有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システムを提供する。
【解決手段】 有機性廃棄物Wが投入される容器本体31と、容器本体31に投入された有機性廃棄物Wを加熱する電熱ヒータ34(加熱手段)と、容器本体31に投入された有機性廃棄物Wを水平方向及び鉛直方向に撹拌する撹拌手段35と、有機性廃棄物Wと共に撹拌されつつ有機性廃棄物Wを押し潰して減容する複数のセラミックボールB(押潰子)を有し、有機性廃棄物Wを乾燥して減容する有機性廃棄物の乾燥減容ユニット30と、この前段に設けられ、有機性廃棄物Wを乾燥する有機性廃棄物の乾燥ユニット10、20を連通して備えた有機性廃棄物の乾燥減容システム1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び有機性廃棄物の乾燥減容システムに関する。
産業の発達にともなって、工場から汚泥等の有機性廃棄物が、大量に排出されている。有機性廃棄物は、工場内の焼却設備で焼却されるか、または外部の焼却専門業者により焼却処理されている。
しかしながら、年々、焼却処理の基準が厳しく設定され、有機性廃棄物を焼却する焼却コストが上昇し、焼却コストが企業の経営状況に多大な影響を与えつつあり、焼却コストを低減する技術開発が望まれている。
このような状況を鑑み、有機廃棄物質を、微生物で処理する「微生物増殖装置付きプラント」が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−17338号公報(段落0011〜0044)
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、微生物を利用するため、その活性が高まる温度に保持しなければならず、温度管理が非常に困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、前記問題を解決すべく、簡易な構成で、有機性廃棄物を容易に乾燥して減容可能な有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として請求項1に係る発明は、有機性廃棄物を乾燥して減容するユニットであって、有機性廃棄物が投入される容器本体と、当該容器本体に投入された有機性廃棄物を加熱する加熱手段と、前記容器本体に投入された有機性廃棄物を撹拌する撹拌手段と、前記有機性廃棄物と共に撹拌されつつ、前記有機性廃棄物を押し潰して減容する複数の押潰子と、を備えたことを特徴とする有機性廃棄物の乾燥減容ユニットである。
このような有機性廃棄物の乾燥減容ユニットによれば、容器本体に投入された有機性廃棄物は、加熱手段で加熱され乾燥され乾燥される。また、有機性廃棄物は、撹拌手段により、複数の押潰子と共に撹拌される。複数の押潰子は、撹拌されつつ、有機性廃棄物を押し潰して減容する。
したがって、このような簡易な構成で、有機性廃棄物を容易に乾燥して、例えば粉末状にまで、減容することができる。
請求項2に係る発明は、前記押潰子は、畜熱材料から形成されたことを特徴とする請求項1に記載の有機性廃棄物の乾燥減容ユニットである。
このような有機性廃棄物の乾燥減容ユニットによれば、加熱手段により加えられた余分な熱が、押潰子に蓄えられるので、押潰子の温度は低下しにくくなる。したがって、高い加熱効率で、有機性廃棄物を乾燥することができる。
請求項3に係る発明は、前記押潰子は、セラミックスから形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の有機性廃棄物の乾燥減容ユニットである。
このような有機性廃棄物の乾燥減容ユニットによれば、押潰子がセラミックスで形成されていることにより、好適な耐久性、硬度を有するため、繰り返し使用に耐えると共に、押潰子自体が破損することなく、有機性廃棄物を押し潰して減容することができる。
請求項4に係る発明は、前記撹拌手段は、前記容器本体に投入された有機性廃棄物を、水平方向及び鉛直方向に撹拌させる撹拌羽根を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の有機性廃棄物の乾燥減容ユニットである。
このような有機性廃棄物の乾燥減容ユニットによれば、撹拌羽根により、有機性廃棄物と複数の押潰子は、水平方向及び鉛直方向に撹拌される。したがって、有機性廃棄物を略均一に乾燥すると共に、略均一に押し潰して減容することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の有機性廃棄物の乾燥減容ユニットと、この前段に設けられ、有機性廃棄物を乾燥する有機性廃棄物の乾燥ユニットと、を連通して備えたことを特徴とする有機性廃棄物の乾燥減容システムである。
このような有機性廃棄物の乾燥減容システムによれば、有機性廃棄物は、有機性廃棄物の乾燥ユニットで乾燥された後に、有機性廃棄物の乾燥減容ユニットに投入される。したがって、有機性廃棄物を乾燥した後、さらに、乾燥しつつ減容するため、乾燥減容し易くなる。
また、有機性廃棄物の乾燥減容ユニットは、有機性廃棄物の乾燥ユニットであるとみなす。すなわち、例えば、有機性廃棄物の乾燥減容ユニットの前段に、別の有機性廃棄物の乾燥減容ユニットを備えたことは、つまり、2つの有機性廃棄物の乾燥減容ユニットを2段で備えたことは、有機性廃棄物の乾燥減容ユニットの前段に、有機性廃棄物の乾燥ユニットを備えたこととみなす。
さらに、有機性廃棄物の乾燥ユニットは、有機性廃棄物の乾燥減容にユニットの前段であれば、その配置方向は、鉛直方向、水平方向に限定されず、どのようであってもよい。
ここで、鉛直方向で、有機性廃棄物の乾燥ユニットと、有機性廃棄物の乾燥減容ユニットを連通して備えた場合は、少ない設置面積で有機性廃棄物の乾燥減容システムを構築可能となる。さらに、鉛直上方側に、有機性廃棄物の乾燥ユニットを設けた場合は、後段の有機性廃棄物の乾燥減容ユニットに、重力を利用して有機性廃棄物を投入することができる。
さらにまた、複数の有機性廃棄物の乾燥減容ユニットを連通させて、有機性廃棄物の乾燥減容システムを構成してもよい。このように有機性廃棄物の乾燥減容ユニットを、直列に連通すれば、さらに効率的に有機性廃棄物を乾燥して減容することができる。
したがって、本発明によれば、簡易な構成で、有機性廃棄物を容易に乾燥して減容可能な有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システムを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図1から図7を参照して詳細に説明する。
参照する図面において、図1は、本実施形態に係る有機性廃棄物の乾燥減容システムの全体構成を模式的に示す図である。図2は、図1に示す有機性廃棄物の乾燥減容システムの乾燥減容塔の構成を模式的に示す側断面図である。図3は、図2に示す乾燥減容塔の乾燥減容ユニットを示す斜視図である。図4は、図3に示す乾燥減容ユニットの鋤型撹拌羽根を示す斜視図である。図5は、図4におけるO矢視図である。図6は、図4におけるP矢視図である。図7(a)は図5におけるQ−Q断面図、図7(b)は図5におけるR−R断面図、図7(c)は図5におけるS−S断面図である。
(有機性廃棄物の乾燥減容システム)
図1に示すように、有機性廃棄物の乾燥減容システム1(以下「乾燥減容システム」と適宜略称する)は、下流側に向かって、乾燥減容させる有機性廃棄物W(以下「廃棄物」と適宜略称する)を供給する有機性廃棄物供給部100(以下「廃棄物供給部」と適宜略称する)と、廃棄物Wを乾燥して減容する乾燥減容塔50(乾燥減容部)とから構成されている。
(廃棄物供給部)
まず、廃棄物供給部100について説明する。
廃棄物供給部100は、下流側に向かって、必要に応じて予め、廃棄物Wを所定大きさに破砕する破砕機60と、破砕された廃棄物Wを一旦貯溜しつつ所定供給速度で順次供給するホッパ70と、廃棄物Wを乾燥減容塔50の投入ホッパ44に搬送する搬送コンベア80a、80b、80cとから構成されている。
破砕機60としては、本発明では特に限定されず、公知である破砕機から適宜選択して使用可能である。このように破砕機60を使用し、廃棄物Wを予め所定大きさに破砕することにより、ホッパ70において所定供給速度で供給容易となる。さらに、乾燥減容塔50においても、廃棄物Wを乾燥し易くなると共に減容し易くなる。
ホッパ70には、廃棄物Wが略均一となるように撹拌する撹拌ミキサと所定供給速度で供給するための計量手段(ともに図示しない)が設けられており、廃棄物Wを所定供給速度で、廃棄物搬送コンベア80a、80b、80cに順次供給可能となっている。
(乾燥減容塔)
次に、乾燥減容塔50について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、乾燥減容塔50は、本実施形態では、外形が円柱状の塔型の構造物であり、頂部(上流側)の投入ホッパ44から投入された廃棄物Wを乾燥して減容し、底部(下流側)から排出するものである。
乾燥減容塔50は、頂部側から底部側に向かって、廃棄物Wが流通可能に連通した、投入ホッパ44と、第1乾燥ユニット10と、第2乾燥ユニット20と、乾燥減容ユニット30と、フルイ45と、乾燥減容済の廃棄物Wを搬出する廃棄物搬出コンベア48を主要部として構成されている。なお、廃棄物Wを減容する押潰子である複数のセラミックボールB(以下、「ボール」と適宜略称する)は、乾燥減容ユニット30のみに収容されている。
すなわち、乾燥減容塔50は、その略中央高さ位置で鉛直上方側から下方側に向かって順に3段で積み重ねられた第1乾燥ユニット10、第2乾燥ユニット20及び乾燥減容ユニット30と、第1乾燥ユニット10の前段に設けられた投入ホッパ44と、乾燥減容ユニット30の後段に設けられたフルイ45を備えて構成されている。
第1乾燥ユニット10、第2乾燥ユニット20、乾燥減容ユニット30は、平面視で各々の四隅に接合した外枠支柱41、41、41、41により、所定の高さ位置で支持されている。さらに、対向する支柱41の頭部は、横架材42、42で連結されており、乾燥減容塔50の耐震性が高められている。
また、保護壁43が、第1、2乾燥ユニット10、20及び乾燥減容ユニット30の周面を一体的に覆うように設けられており、第1、2乾燥ユニット10、20及び乾燥減容ユニット30は、雨水、塵、埃等から保護されている。
次に、第1、2乾燥ユニット10、20と、乾燥減容ユニット30と、フルイ45の連通状況について説明する。
投入ホッパ44には、底部に開閉式ダンパー44a(開閉式流量調節手段)が設けられており、さらにその後段は、第1乾燥ユニット10の投入口12aを介して、容器本体11に連通している。第1乾燥ユニット10は、容器本体11に設けられた開閉式ダンパー11aと、第2乾燥ユニット20の投入口22aを介して、第2乾燥ユニット20の容器本体21に連通している。同様に、第2乾燥ユニット20は、開閉式ダンパー21aと、投入口32aを介して乾燥減容ユニット30に連通している。乾燥減容ユニット30は、開閉式ダンパー31a、フルイ45を介して、廃棄物搬出コンベア48に連通している。
開閉式ダンパー44a、11a、21a、31aは、例えばスライド式、回動式等により、その開閉度は自由に調節可能である。
フルイ45は、ボールBが通過しない所定大きさのフルイ目を有する公知のフルイから適宜選択して使用可能であり、乾燥減容した廃棄物Wと、ボールBを分離可能となっている。例えば、直径25mmのボールBを使用した場合は、約15mmのフルイ目とすることで、ボールBと乾燥減容した廃棄物Wを分離することができる。
次に、乾燥減容塔50の排気系について説明する。
乾燥減容塔50の外側には、第1乾燥ユニット10の排気ダクト12b(排気手段)、第2乾燥ユニット20の排気ダクト22b(排気手段)、乾燥減容ユニット30の排気ダクト32b(排気手段)にそれぞれ連通し、その下流側に排気ファン47(排気手段)を有する排気ダクト集合管46(排気手段)が設けられている。
したがって、排気ファン47を適宜稼動させることにより、第1、2乾燥ユニット10、20及び乾燥減容ユニット30内で発生した水蒸気等のガスを、乾燥減容塔50の外部に排出可能である。よって、第1、2乾燥ユニット10、20及び乾燥減容ユニット30内が、廃棄物Wに含まれた水分等の蒸発により、過剰に高圧とならず、廃棄物Wを好適に乾燥し易くなっている。
また、廃棄物Wの加熱により、例えば有害ガスや不快な臭気が発生するおそれがある場合は、排気ファン47の後段に、脱臭空気清浄機を取り付けて、有害ガスや不快な臭気を除去して排出することが好ましい。
(第1乾燥ユニット、第2乾燥ユニット、乾燥減容ユニット)
続いて、第1乾燥ユニット10、第2乾燥ユニット20、乾燥減容ユニット30について説明する。
第1、2乾燥ユニット10、20及び乾燥減容ユニット30は、それぞれ同様の構造である。ただし、前記したように、第3乾燥減容ユニット30のみ、内部に複数のボールBを備えて構成されている。
したがって、以下、乾燥減容ユニット30について詳細に説明し、第1、2乾燥ユニット10、20についての説明は省略する。
(乾燥減容ユニット)
乾燥減容ユニット30について、図3から図7を参照して詳細に説明する。
図3に示すように、乾燥減容ユニット30は、廃棄物Wが投入される容器本体31と、容器本体31に投入された廃棄物Wを撹拌する撹拌手段35と、容器本体31に収容され、且つ、廃棄物Wと共に撹拌されつつ廃棄物Wを押し潰す複数のセラミックボールBを備えて構成されている。
容器本体31は、本実施形態では、撹拌効率と加熱性を考慮し、浅底の有底円筒体状としている。そして、容器本体31の中心軸線上には、撹拌手段35の軸となる支柱33が固定されている。容器本体31の底部には、前記した開閉式ダンパー31aが設けられている。開閉式ダンパー31aの下流直下には、ボールBが通過しない所定大きさのフルイ目を有するフルイ45が配設されている。よって、開閉式ダンパー31aの開閉度を自由に調整して、廃棄物Wの貯溜または排出等が容易に切換可能である。
また、容器本体31の開口部に被さるように、先細のコーン状の蓋体32が設けられおり、密閉性が高められている。蓋体32には、第2乾燥ユニット20の開閉式ダンパー21aに下流側で接続し廃棄物Wが投入される投入口32aと、排気効率を考慮し蓋体32の頂部付近に排気ダクト32bが設けられている。排気ダクト32bは、前記したように排気ダクト集合管46に連通している(図2参照)。
容器本体31の底部の外側に沿って、開閉式ダンパー31a部分を除き、安全性を考慮し電気エネルギーを熱エネルギーに変換する薄型の電熱ヒータ34(加熱手段)が取り付けられている。電熱ヒータ34は、外部電源(図示しない)と接続している。したがって、電熱ヒータ34に適宜通電させることにより、容器本体31に投入された廃棄物Wを、熱伝搬性を考慮し、下方から加熱可能である。
そして、断熱材31cが、電熱ヒータ34のさらに鉛直下方側と容器本体31の外周面を覆うように設けられており、加熱効率が高められている。また、容器本体31の外周面には、断熱材取付枠31bが設けられており、断熱材31cがずれにくくなっている。
ボールBは、本実施形態では、畜熱材料であるセラミックスから形成され、球状を呈する。また、ボールBの数は、廃棄物Wの含水量、硬さ等の態様に応じて、適宜変更してよい。さらに、ボールBの大きさは、フルイ45を通過しないならば、大小混在してもよい。
ボールBが、畜熱材料から形成されることにより、電熱ヒータ34で加熱されて、一旦、ボールBが高温になると熱が畜熱されるため、容器本体31内の温度は低下しにくくなる。よって、高効率で廃棄物Wを加熱することができる。
また、ボールBは、畜熱材料であり熱伝搬性も有するため、廃棄物Wを短時間で加熱し易くなる。
ボールBが、セラミックスから形成されるため、高い耐久性を有し連続使用に耐え得ると共に、適度な自重及び硬度を有する。したがって、ボールBの自重により、または撹拌手段35により加速されたボールBと廃棄物Wとの衝突により、廃棄物Wを押し潰して減容することができる。また、ボールBが、セラミックスから形成されるため、多数であっても、公知である種々の製造方法により容易に製造可能である。さらに、ボールBがセラミックスから形成されることにより、加熱され高温となったボールBは、遠赤外線効果を発揮し、廃棄物WがボールB表面に付着しにくくなる。なお、ボールBを形成するセラミックスの種類は、本発明では特に限定されない。
さらに、ボールBが、球状を呈することにより、単位体積当りの表面積が大きくなる。したがって、ボールBと廃棄物Wとの接触面積は増加し、高い効率で廃棄物Wを減容可能となる。また、ボールBが球状であることにより、容器本体31を傷つけにくくなっている。
(撹拌手段)
続いて、撹拌手段35について説明する。
撹拌手段35は、スラストベアリング、ラジアルベアリング等の適宜な軸受(図示しない)を介して支柱33の頭部に回転自在に設けられた十字形の回転アーム35aと、回転アーム35aに着脱自在に垂設された複数の鋤型撹拌羽根35bと、回転アーム35aに固定された回転ギヤ35cと、回転ギヤ35cを回転させ、且つ蓋体32に固定された駆動モータ35dと、駆動モータ35dに接続した外部電源(図示しない)を備えて構成されている。したがって、駆動モータ35dを稼動させると、回転ギヤ35c、回転アーム35a、鋤型撹拌羽根35cとは、支柱33を中心軸として一体的に回転する。
鋤型撹拌羽根35bは、回転アーム35aに、廃棄物Wの粘度等を考慮し、所定位置に設けられている。
次に、鋤型撹拌羽根35bについて、図4をから図7を適宜参照して詳細に説明する。
なお、説明の都合上、図4における回転アーム35aのX側を外側、Y側を中心側とする。そして、回転アーム35aは、Z方向に回転する。また、鋤型撹拌羽根35bについて、回転方向を前方とし、その逆向きを後方とする。
図4に示すように、鋤型撹拌羽根35bは、本実施形態では、回転アーム35aに着脱自在に取り付けられる取付側から先端側に向かって、棒状の取付部35b1と、第1撹拌部35b2と、第2撹拌部35b3が、一体的に成型された鋳物である。
取り付け状況について、さらに説明すると、鋤型撹拌羽根35bは、取付部35b1及び回転アーム35aを、取付U字菅37aと取付板37bとで挟持し、さらに取付U字菅37aの先端に形成されたネジ部に取付ナット37c、37cを螺合させることにより、鋤型撹拌羽根35bは回転アームに35aに固定されている。したがって、回転アーム35aに対して、径方向における鋤型撹拌羽根35bの取付位置は、自由に変更可能である。
第1撹拌部35b2は、略鉛直方向及び略接線方向に広がる面を、その面方向とし、略鉛直方向に細長い板状を呈する。さらに、第1撹拌部35b2の中心側の第1撹拌面M1は、鉛直下方に向かうにつれて、回転方向に対し径方向外側にやや開いていており、且つやや下向きとなっている(図6、図7(a)、図7(b)、図7(c)参照)。
したがって、鋤型撹拌羽根35bが回転すると、第1撹拌面M1に衝突した廃棄物W及びボールBとその付近の廃棄物W及びボールBは、中心側向きでやや下向きに、移動することになる(図4等に示す矢印A1)。すなわち、鋤型撹拌羽根35bが回転すると、略平面視で右巻きの渦が発生するようになり、廃棄物W及びボールBは略水平方向において良好に撹拌される。
また、図5に示すように、第1撹拌部35b2は、後方側に湾曲している。
さらに、第1撹拌部35b2の前方側の厚さt1は、後方側の厚さt2より薄くなっており、第1撹拌部35b2が、回転方向に移動し易くなっている。
第2撹拌部35b3は、略水平面方向を面方向とする板状片を呈する。第2撹拌部35b3の上側の第2撹拌面M2は、回転方向に対して鉛直下側にやや開くと共に、外側にやや傾斜している(図5、図6参照)。
したがって、鋤型撹拌羽根35bが回転すると、第2撹拌面M2に衝突した廃棄物W及びボールBとその付近の廃棄物W及びボールBは、鉛直上向きでやや外側向きに移動することになる(図4に示す矢印A2)。すなわち、鋤型撹拌羽根35bが回転すると、略鉛直断面視で右巻きの渦が発生するようになり、廃棄物W及びボールBは略鉛直方向において良好に撹拌される。
以上、乾燥減容ユニット30について説明したが、第1乾燥ユニット10、第2乾燥ユニット20は、乾燥減容ユニット30と対比して、ボールB有しない点で異なり、その他は同様である。すなわち、第1乾燥ユニット10、第2乾燥ユニット20は、鋤型撹拌羽根15b、25b、駆動モータ15d、25d等を、それぞれ備えている。
したがって、第1、2乾燥ユニット10、20及び乾燥減容ユニット30は、独立して稼動可能であり、稼動条件は別々に設定することもできる。すなわち、例えば、第1〜3乾燥減容ユニット10、20、30における廃棄物Wの粘度、廃棄物Wの乾燥減容状況等に応じて、駆動モータ15d、25d、35dの稼動速度を自由に変更したり、反転させたり、また電熱ヒータ14、24、34の加熱温度をそれぞれ設定することもできる。
以上説明したように、本実施形態に係る乾燥減容システム1は、簡易な構成であるので、廃棄物Wが発生する箇所に築造容易であり、また撤去も容易である。
続いて、有機性廃棄物の乾燥減容システム1の動作と共に、有機性廃棄物の乾燥減容方法(以下「乾燥減容方法」と適宜略称する)について説明する。
乾燥減容方法は、廃棄物Wを所定大きさに破砕する破砕工程と、破砕された廃棄物Wを所定供給速度で供給する供給工程と、前処理として廃棄物Wを乾燥する乾燥工程と、廃棄物Wを乾燥しつつ減容する乾燥減容工程と、乾燥減容された廃棄物WとボールBを分離する分離工程を有している。
乾燥工程は、本実施形態では、第1乾燥ユニット10による第1乾燥工程と、第2乾燥ユニット20による第2乾燥工程を有しており、乾燥減容工程は乾燥減容ユニット30による工程である。
そして、開閉式ダンパー44a、11a、21a、31aを適宜開閉させることにより、第1、2乾燥ユニット10、20では、廃棄物Wの投入−貯溜−撹拌−乾燥−排出工程をそれぞれ独立して行い、乾燥減容ユニット30では、廃棄物Wの投入−貯溜−撹拌−乾燥−減容−排出等の工程を行う。
すなわち、直列に連通したバッチ式の第1、2乾燥ユニットで段階的に廃棄物Wを乾燥し、その後、乾燥減容ユニット30で廃棄物Wをさらに乾燥しつつ減容する。
なお、本実施形態では、容易に管理するめため、第1、2乾燥ユニット10、20及び乾燥減容ユニット30における、加熱温度及び撹拌速度は、同様に設定することとしている。
まず、本発明で処理対象とする廃棄物Wとしては、特に限定はないが、例えば、漁業における貝殻、ウニの殻等の漁業廃棄物や、家畜の糞等の酪農廃棄物や、樹皮等のパルプ工業廃棄物や、魚介類の内臓、生ゴミ等の調理廃棄物や、野菜・果実・動植物残渣や、異常発生したブラックバス、クラゲ、ムラサキ貝、水草、海草(昆布)、ヒトデ等の処理困難物が挙げられる。
(破砕工程)
まず、廃棄物Wの種類・形態等を考慮し、必要に応じて、破砕機60で、廃棄物Wを所定大きさに破砕した後、ホッパ70に供給する。廃棄物Wの含水量が高い等の場合は、事前に、公知である遠心分離式等の脱水装置を使用して、含水量を低下しておくことが好ましい。
(供給工程、搬送工程)
破砕された廃棄物Wは、ホッパ70から所定供給速度で、廃棄物搬送コンベア80aに供給される。そして、廃棄物Wは、廃棄物搬送コンベア80a、80b、80cで搬送された後、投入ホッパ44に投入される。その後、廃棄物Wを、投入ホッパ44から、第1乾燥ユニット10に所定量の廃棄物Wを投入した後、開閉式ダンパー44aを閉じる。
(第1乾燥工程)
それから、第1乾燥ユニット10で、廃棄物Wを乾燥させる。電熱ヒータ14に通電させて、廃棄物Wを、所定温度に加熱して乾燥させつつ、駆動モータ15dを稼動し鋤型撹拌羽根15bを支柱13周りに所定速度で回転し、廃棄物−ボール混合物WBを撹拌する。なお、加熱、撹拌の順序はこれに限定されることなく、適宜変更してよい。
廃棄物Wが加熱されると、廃棄物Wに含有される水等は気化し、水蒸気等のガスが発生する。発生したガスは、排気ファン47を適宜稼動させることにより、排気ダクト12b、排気ダクト集合管46を経由して、乾燥減容塔50の外部に排出される。
また、鋤型撹拌羽根15bで廃棄物Wを撹拌すると、鋤型撹拌羽根15bが廃棄物Wに衝突すると共に、その一部を押し潰し減容する。
この撹拌における、鋤型撹拌羽根15bの動きと、廃棄物Wの流れは、後記する乾燥減容工程と同様であるので、ここでの説明は省略する。
そして、所定時間、第1乾燥ユニット10において、廃棄物Wを乾燥した後、開閉式ダンパー11aを開き、廃棄物Wを自重により落下させて、つまり排出して、後段の第2乾燥ユニット20に投入する。
廃棄物Wの排出後、開閉式ダンパー11aを閉じ、開閉式ダンパー44aを開いて、新たな廃棄物Wを投入し、第1乾燥工程を行う。
(第2乾燥工程)
第1乾燥工程で乾燥された廃棄物Wが投入された第2乾燥ユニット20でも、第1乾燥工程と同様に、電熱ヒータ24で廃棄物Wを加熱乾燥すると共に、駆動モータ25dを稼動して廃棄物Wを撹拌する。
そして、第2乾燥ユニット20で、所定時間乾燥後、開閉式ダンパー21aを開いて、廃棄物Wを乾燥減容ユニット30に投入する。
(乾燥減容工程)
続いて、乾燥減容ユニット30で、廃棄物Wについて、乾燥減容工程を行う。
第1乾燥工程、第2乾燥工程と同様に、電熱ヒータ34で廃棄物Wを加熱しつつ、駆動モータ35dを稼動させ、鋤型撹拌羽根35bを回転させる。
ここで、乾燥減容ユニット30には、複数のボールBが収容されているため、鋤型撹拌羽根35bを回転させると、廃棄物WとボールBは良好に撹拌・混合される。
すなわち、駆動モータ35dを稼動して鋤型撹拌羽根35bで廃棄物Wを撹拌すると、鋤型撹拌羽根35bが廃棄物Wに衝突すると共に、その一部を押し潰し減容する。さらに、廃棄物Wと共にボールBも撹拌されるため、鋤型撹拌羽根35bにより加速されたボールBも廃棄物Wに衝突して、またはボールBの自重により、廃棄物Wを押し潰して減容する。
さらに詳細に説明すると、図4に示すように、鋤型撹拌羽根35bの第1撹拌部35b2の中心側面M1に衝突した廃棄物W及びボールBは、容器本体31の略中心方向でやや下向きに移動する(図4、図5に示す矢印A1参照)。一方、鋤型撹拌羽根35bの第2撹拌部35b2の第2撹拌面M2に衝突した廃棄物W及びボールBは、略鉛直上向き方向で、やや外向きに移動する(図4、図5に示す矢印A2参照)。すなわち、撹拌羽根35bが回転することにより、廃棄物W及びボールBは、水平方向と鉛直方向に同時に撹拌される。よって、廃棄物Wは、略均一の温度で良好に乾燥されると共に、ボールBにより略均一に減容される。
このようにして、廃棄物WとボールBが共に撹拌されることにより、廃棄物Wを効果的に減容することができる。
(分離工程)
次に、分離工程について説明する。
乾燥減容工程において、廃棄物Wを所望に乾燥減容した後、開閉式ダンパー31aを開く。そうすると乾燥減容された廃棄物Wは、自重により落下し、フルイ45のフルイ目を通過して、廃棄物搬出コンベア48に供給される。一方、ボールBは、フルイ45を通過しないため、容器本体31に留まり、廃棄物WとボールBは分離される。
その後、廃棄物Wは、廃棄物搬出コンベア48により下流側に搬送され、例えば、処理済廃棄物サイロ(図示しない)や処理済廃棄物ヤード(図示しない)に一旦、貯留される。
一方、乾燥減容ユニット30では、廃棄物Wの排出後、開閉式ダンパー31aを閉じた後、次のバッチの廃棄物Wを投入し、同様に乾燥減容する。
このように乾燥減容された廃棄物Wは、減容され体積が減少しており、且つ、乾燥され質量が減少しているため、運搬容易である。また、廃棄物Wを粉末状となるまで乾燥して減容した場合は、取扱容易となると共に、焼却容易となる。さらに、乾燥減容した廃棄物Wは、そのまま、牛、豚、鶏等の家畜の飼料としたり、農作物の肥料、堆肥として利用することもできる。
また、このような乾燥減容方法によれば、微生物を利用しないため、厳密な温度管理を必要とせずに、廃棄物Wを乾燥して減容することができる。さらに、廃棄物Wの種類等によっても異なるが、粉末状で、約1/5以下の質量に、約1/10以下の容量にすることもできる。
以上、本発明の好適な実施形態について一例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
前記した実施形態では、乾燥減容塔50は、第1乾燥ユニット10と、第2乾燥ユニット20と、乾燥減容ユニット30とが、3段で構成されたものとしたが、これに限定されることはなく、乾燥減容する廃棄物Wの種類、量、含水量等に応じて、乾燥ユニット及び乾燥減容ユニットの段数は、自由に変更してもよい。すなわち、例えば、乾燥ユニットをさらに3段、4段…に増加してもよいし、乾燥減容ユニットを2段…に増加してもよい。
前記した実施形態では、乾燥減容ユニット30を備えた乾燥減容システム1で、廃棄物Wを乾燥減容するとしたが、乾燥減容ユニット30を単独で使用しても、廃棄物Wを乾燥して減容することができる。このように乾燥減容ユニット30を単独で使用する場合には、開閉式ダンパー31aを設ける必要はなく、蓋体32に例えば手動開閉式の開閉口を設け、この開閉口から角スコップ等の適宜な手段で、廃棄物Wを投入・排出するような簡易な構成としてもよい。
前記した実施形態では、フルイ45の後段に、フルイ45を通過した乾燥減容済の廃棄物Wを搬出する廃棄物搬出コンベア48を設けたが、その他に例えば、廃棄物搬出コンベア48を設けず、単にフルイ45を通過した廃棄物Wを収集する廃棄物収集容器を設け、さらに簡易な構成としてもよい。
前記した実施形態では、フルイ45を開閉式ダンパー31aの下流直下に設け、ボールBが乾燥減容ユニット30に貯留される構成としたが、その他に例えば、開閉式ダンパー31aの後段に、所定距離を開けてフルイ機を設け、さらに、このフルイ機に留まるボールBをホッパ70に戻すボール搬送コンベアを設け、ホッパ70で廃棄物WとボールBを事前に混合するようにしてもよい。このように構成した場合は、ボールBが廃棄物供給部100と乾燥減容塔50間で循環することになり、事前に廃棄物WとボールBが混合されるため、第1、2乾燥ユニット10、20でも、廃棄物Wは減容されることになる。
前記した実施形態では、乾燥減容塔50の投入ホッパ44に、廃棄物Wを、廃棄物搬送コンベア80a…で搬送して投入したが、廃棄物搬送コンベア80a…を設けず、バケットを設けたフォークリフトや、クラムシェル、ショベル等で直接投入してもよい。
前記した実施形態では、駆動モータ15d、25d、35dを設け、第1、2乾燥ユニット10、20及び乾燥減容ユニット30は、独立して稼動するとしたが、その他に例えば、乾燥減容塔50の中心軸線上に共通の回転軸を設け、回転アーム15c、25c、35cが一体的に回転するようにしてもよいし、さらに、回転アーム15c、25c、35cの間に適宜な減速機構を設け、1つの駆動モータで回転速度を変化させるようにしてもよい。
また、回転アーム15c、25c、35cを非回転状態に固定して、容器本体11、21、31が回転するようにしてもよいし、双方が逆回転するように構成して撹拌効率を高めてもよい。
前記した実施形態では、押潰子として、セラミックスから形成された球状のセラミックボールBとしたが、押潰子は鉄等の金属、木材等から形成されてもよいし、その他の形状であってよい。また、フルイ45を通過しないならば、セラミックボールBの大きさは異なってもよい。
前記した実施形態では、排気ダクト12b、22b、32b、排気ダクト集合管46、及び排気ファン47を備えて排気手段を構成し、第1〜3乾燥減容10、30、30内が過剰に高圧になることを防止したが、その他に例えば、単に蓋体12、22、32にそれぞれ排気口を形成して排気手段を構成してもよい。
前記した実施形態において、第1、2乾燥ユニット10、20及び乾燥減容ユニット30内に、エア吹き出し手段をさらに設け、エアにより廃棄物および/またはボールBが、さらに撹拌されるようにしてもよい。このように撹拌される場合は、廃棄物Wはさらに乾燥し易くなる。具体的には、例えば、鋤型撹拌羽根35bの先端部から、エアが吹き出されるように構成すると、効率的に廃棄物Wを撹拌することができる。
前記した実施形態では、容器本体11、21、31の底部は水平方向に平らな平底としたが、底部を漏斗状として廃棄物W及びボールBの排出効率を高めてもよい。
前記した実施形態では、開閉式ダンパー11a、21a、31aを適宜開閉させて、バッチ式で、廃棄物Wを乾燥して減容するとしたが、開閉式ダンパー11a、21a、31aの開閉度を調整し連続的に、廃棄物を乾燥減容してもよい。
前記した実施形態では、第1乾燥工程、第2乾燥工程、乾燥減容工程において、加熱条件、撹拌条件を同様に設定して管理容易としたが、相互に独立して加熱条件、撹拌条件を設定し、段階的に廃棄物Wを乾燥して減容してもよい。
本実施形態に係る有機性廃棄物の乾燥減容システムの全体構成を模式的に示す図である。 図1に示す有機性廃棄物の乾燥減容システムの乾燥減容塔の構成を模式的に示す側断面図である。 図2に示す乾燥減容塔の乾燥減容ユニットを示す斜視図である。 図3に示す乾燥減容ユニットの撹拌羽根を示す斜視図である。 図4におけるO矢視図である。 図4におけるP矢視図である。 (a)は図5におけるQ−Q断面図、(b)は図5におけるR−R断面図、(c)は図5におけるS−S断面図である。
符号の説明
1 有機性廃棄物の乾燥減容システム
10 第1乾燥ユニット
11、21、31 容器本体
14、24、34 電熱ヒータ
15、25、35 撹拌手段
15a、25a、35a 回転アーム
15b、25b、35b 鋤型撹拌羽根
15c、25c、35c 回転ギヤ
15d、25c、35c 駆動モータ
20 第2乾燥ユニット
30 乾燥減容ユニット
35b1 取付部
35b2 第1撹拌部
35b3 第2撹拌部
50 乾燥減容塔
100 有機性廃棄物供給部
B セラミックボール(押潰子)
W 有機性廃棄物

Claims (5)

  1. 有機性廃棄物を乾燥して減容するユニットであって、
    有機性廃棄物が投入される容器本体と、
    当該容器本体に投入された有機性廃棄物を加熱する加熱手段と、
    前記容器本体に投入された有機性廃棄物を撹拌する撹拌手段と、
    前記有機性廃棄物と共に撹拌されつつ、前記有機性廃棄物を押し潰して減容する複数の押潰子と、
    を備えたことを特徴とする有機性廃棄物の乾燥減容ユニット。
  2. 前記押潰子は、畜熱材料から形成されたことを特徴とする請求項1に記載の有機性廃棄物の乾燥減容ユニット。
  3. 前記押潰子は、セラミックスから形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の有機性廃棄物の乾燥減容ユニット。
  4. 前記撹拌手段は、前記容器本体に投入された有機性廃棄物を、水平方向及び鉛直方向に撹拌する撹拌羽根を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の有機性廃棄物の乾燥減容ユニット。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の有機性廃棄物の乾燥減容ユニットと、
    この前段に設けられ、有機性廃棄物を乾燥する有機性廃棄物の乾燥ユニットと、
    を連通して備えたことを特徴とする有機性廃棄物の乾燥減容システム。
JP2003276665A 2003-07-18 2003-07-18 有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システム Pending JP2005034801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003276665A JP2005034801A (ja) 2003-07-18 2003-07-18 有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003276665A JP2005034801A (ja) 2003-07-18 2003-07-18 有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005034801A true JP2005034801A (ja) 2005-02-10

Family

ID=34212920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003276665A Pending JP2005034801A (ja) 2003-07-18 2003-07-18 有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005034801A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530078A (ja) * 2006-03-15 2009-08-27 エムシーディー テクノロジー リミティド 粉砕装置
WO2015012039A1 (ja) * 2013-07-26 2015-01-29 株式会社石垣 汚泥から特定の素材を回収する回収装置及び回収方法、汚泥脱水システム及び汚泥脱水方法
JP2015024371A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 株式会社石垣 抽出装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530078A (ja) * 2006-03-15 2009-08-27 エムシーディー テクノロジー リミティド 粉砕装置
JP2013066891A (ja) * 2006-03-15 2013-04-18 Mcd Technology Ltd 粉砕装置
WO2015012039A1 (ja) * 2013-07-26 2015-01-29 株式会社石垣 汚泥から特定の素材を回収する回収装置及び回収方法、汚泥脱水システム及び汚泥脱水方法
JP2015024371A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 株式会社石垣 抽出装置
US9975798B2 (en) 2013-07-26 2018-05-22 Ishigaki Company Limited Sludge dehydration system and sludge dehydration method
US10974982B2 (en) 2013-07-26 2021-04-13 Ishigaki Company Limited Recovery device and recovery method for recovering specific material from sludge
US11401188B2 (en) 2013-07-26 2022-08-02 Ishigaki Company Limited Sludge dehydration system and sludge dehydration method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2846917B1 (en) Attritor mill and process for using it
JP2004073917A (ja) 有機質物のリサイクル資源化法と、有機質物のリサイクル資源化処理装置。
JP3942075B2 (ja) 生ゴミ処理機
JP2006231125A (ja) 貝殻粉末の製造システム
KR20140006897A (ko) 퇴비화 기계장치
CN108658631A (zh) 一种粪禽有机肥的生产设备
KR100476021B1 (ko) 음식물쓰레기에 함유된 협잡물을 자동선별하고 가용의음식물을 동시에 분쇄하는 장치 및 방법
JP2006232588A (ja) 生ゴミ分別堆肥化システム
JP5039289B2 (ja) 破砕機の制御方法
JP2005034801A (ja) 有機性廃棄物の乾燥減容ユニット及び乾燥減容システム
JP2001232330A (ja) 生ごみ処理装置及び処理方法
JPH08277187A (ja) 廃棄物リサイクルプラント
KR100539210B1 (ko) 음식물 쓰레기 처리기
KR19990084655A (ko) 음식물 찌꺼기를 이용한 사료 제조장치
JP2002028513A (ja) 換気式粉砕・乾燥装置
JPH05138144A (ja) 廃棄物処理装置
JP2000192063A (ja) 湿潤廃棄物の混合・乾燥方法及び装置
JP2006082042A (ja) 有機廃棄物乾燥システム
JP3624832B2 (ja) 有機性廃棄物の分解処理装置
JP4806489B2 (ja) 循環空気渦流式物質粉砕用の装置および方法
KR100244978B1 (ko) 왕겨 분쇄 및 저장시스템
JP7114064B2 (ja) プラスチック包装された食品廃棄物の処理装置及び処理方法
JPH0774111B2 (ja) 高速発酵乾燥装置
JP2004050172A (ja) 有機性廃棄物の処理方法およびその装置
JPH07256232A (ja) 廃棄物の処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050216