JP2006232588A - 生ゴミ分別堆肥化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 悪臭の発生を抑制しながら効率良く生ゴミの分別を行うとともに、生ゴミを効果的に堆肥化させて再資源として有効利用させることができる都市型の生ゴミ分別堆肥化システムを提供する。
【解決手段】 収集袋に詰めこまれた状態で投入された生ゴミを収集袋から分離させる生ゴミ分別装置10と、この生ゴミ分別装置10によって得た生ゴミを醗酵させて堆肥を生成する堆肥生成装置30と、を備える生ゴミ分別堆肥化システム1である。生ゴミ分別装置10は、投入された収集袋を破袋する破袋機構を有するホッパ11と、ホッパ11の排出口から供給される生ゴミ等を攪拌し乾燥させながら搬送する回転ドラムを有する分離ダクト12と、過熱蒸気を生成して生ゴミ等に噴射する過熱蒸気生成装置13と、分離ダクト12から排出される生ゴミ等を衝打する回転チェーンを有する回転衝打装置14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、生ゴミ分別堆肥化システムに関する。
現在、各家庭や各種事業体から排出される生活ゴミの多くは、自治体により収集されて処分されるようになっている。かかる生活ゴミの中でも、生野菜、果実、肉類等の生ゴミは、焼却処分場において可燃物として他の可燃ゴミと一緒に焼却処分されているのが大半であるが、生活ゴミの増加に伴い生ゴミの焼却量も年々増加しているのが現状である。
このような生ゴミの焼却処分は各自治体等が保有する焼却処分場で処理されるが、ダイオキシン等の有毒ガスの発生を抑制する目的で、法規制をクリアする能力を有する焼却処理施設が建設されるようになっており、かかる焼却処理施設の建設や運営には膨大な費用(税金)が費やされている。また、人口密度の高い都市圏においては、悪臭の問題を回避するために市街地から遠隔の山中などに焼却施設を設けており、ゴミの運搬に要する費用も嵩んでいる。さらに、生ゴミ焼却時の燃焼ガスの発生に起因する地球温暖化現象が懸念されている。従って、生ゴミの処理量の削減が国民共通の課題となっており、環境問題の面からもゴミ処理の有効な解決手段が求められている。
かかる問題を解決するために、近年においては、生ゴミを資源として再利用して、少しでもゴミの処理量を減少させる試みがなされている。例えば、生ゴミを醗酵槽に入れて攪拌するとともに酸素供給を行って発酵させることにより、生ゴミを堆肥化処理して有機肥料として使用するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−316129号公報
ところで、各家庭等から排出される生ゴミは、他の可燃ゴミと分別されて収集された後、前記した堆肥化処理が施されることとなる。従来は、生ゴミを分別する目的で、生ゴミを投入するためのコンテナを各回収ステーションに配置し、このコンテナに各家庭等から排出される生ゴミを貯留しておき、収集車によって各コンテナから生ゴミを収集した後、処理施設において堆肥化する、という手法が採用されていた。
しかし、かかる手法を採用すると、生ゴミの中には、生ゴミを詰めこむための収集袋や他の可燃ゴミ等の異物が混入するため、生成される堆肥の品質を均一化することができない、という問題があった。また、前記した手法を採用すると、コンテナの汚れ等に起因する悪臭の発生により、生活環境に影響を及ぼすことが懸念される。
また、前記特許文献1に記載されているような従来の生ゴミ処理システムを採用すると、生ゴミを醗酵させるために大量の水分調整材が必要となるため、広い醗酵スペースを確保する必要があり、必然的に設備が大型化してしまう。このため、従来の生ゴミ処理システムを都市圏で採用することは困難であった。
本発明の課題は、悪臭の発生を抑制しながら効率良く生ゴミの分別を行うとともに、生ゴミを効果的に堆肥化させて再資源として有効利用させることができる都市型の生ゴミ分別堆肥化システムを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
収集袋に詰めこまれた状態で投入された生ゴミを前記収集袋から分離させる生ゴミ分別装置と、この生ゴミ分別装置によって得た生ゴミを醗酵させて堆肥を生成する堆肥生成装置と、を備える生ゴミ分別堆肥化システムにおいて、
前記生ゴミ分別装置は、
投入された前記収集袋を破袋する破袋機構を有するホッパと、
前記ホッパの排出口から供給される生ゴミ及び収集袋を攪拌しかつ水分を除去しながら搬送する回転ドラムを有する分離ダクトと、
過熱蒸気を生成するとともに、前記ホッパから前記分離ダクトに供給される生ゴミ及び収集袋に前記過熱蒸気を噴射する過熱蒸気生成装置と、
前記分離ダクトから排出される生ゴミ及び収集袋を投入するための投入口と、第1の排出口と、が上部に設けられ、前記投入口及び前記第1の排出口の下方に回転軸が垂設され、前記回転軸の回転に伴い前記回転軸を中心に放射状に広がって振れ回る複数のチェーンが前記回転軸の軸方向に沿って取り付けられ、前記チェーンより下方に第2の排出口が設けられてなる回転衝打装置と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、生ゴミが詰めこまれた収集袋をホッパの破袋機構で破袋し、生ゴミ及び破袋された収集袋(以下「生ゴミ等」という)に過熱蒸気生成装置から噴射される過熱蒸気をあてて解しながら、分離ダクトの回転ドラムで攪拌しかつ水分を除去しながら搬送することができる。そして、分離ダクトから排出された生ゴミ等を回転衝打装置のチェーンで衝打することにより、収集袋に付着した生ゴミを分離させることができる。すなわち、過熱蒸気の噴射と攪拌・搬送とを同時に行うことにより、生ゴミ等に含まれる水分を効果的に除去して分別効率を格段に向上させることができるので、生ゴミを収集袋から効率良く分離させることができる。従って、堆肥として用いられる生ゴミへの異物の混入を阻止することができるので、堆肥の品質の均一化を実現させることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、生ゴミ分別装置によって得た生ゴミは、その固形分が回転衝打装置により充分に破砕されているため、堆肥生成装置で生ゴミを醗酵させる際における固形分の総分解率が高く、迅速な堆肥化(醗酵)が可能となる。また、固形分が充分に破砕された生ゴミを醗酵させて堆肥を生成するため、堆肥の品質の均一化が容易となる。また、生ゴミ分別装置の過熱蒸気生成装置の過熱蒸気により生ゴミが加温されるため、冬場の気温低下時においても醗酵効率を維持することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、過熱蒸気生成装置から噴射される過熱蒸気を生ゴミ等にあてることにより、臭気の発生を防止するとともに滅菌効果を得ることができる。従って、本発明に係る生ゴミ分別堆肥化システムは、都市圏において好適に使用することができ、都市圏でのリサイクル事業の促進に寄与することができる。また、臭気の発生を防止することができるため、システムを遠隔地に設ける必要がないので、生ゴミ等の運搬に要する費用を節減することもできる。さらに、生ゴミを堆肥として有効利用することができるため、生ゴミの焼却量を低減させることができ、燃焼ガスの発生量を低減させて地球温暖化抑制に寄与することもできる。
また、請求項1に記載の発明によれば、生ゴミに含まれる水分を効果的に除去した上で醗酵させることができるので、水分調整材を導入する必要がなくなるため、醗酵スペースを節減してシステムの小型化を実現させることができる。従って、本発明に係る生ゴミ分別堆肥化システムは、この点からも都市圏に好適なものとなり得る。また、水分調整材が不要となるため、水分調整材の製造・保管に要する場所・費用を削減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の生ゴミ分別堆肥化システムにおいて、
前記生ゴミ分別装置は、
前記分離ダクトの前記回転ドラムが、生ゴミが内部に供給される内筒と、この内筒の外側に配置された外筒と、からなる二重筒構造とされ、前記外筒表面を断熱するとともに前記外筒と前記内筒との間に外部から供給される熱風を導入して前記内筒を加温するように構成されてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、生ゴミ分別装置の分離ダクトの回転ドラムが二重筒構造とされ、外筒表面を断熱するとともに外筒と内筒との間に外部から供給される熱風を導入して内筒を加温するように構成されているので、内筒内部に供給された生ゴミと過熱蒸気との接触に起因する結露を防止して、生ゴミの水分除去を促進させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の生ゴミ分別堆肥化システムにおいて、
前記生ゴミ分別装置は、
前記分離ダクトの前記回転ドラムが、前記内筒内部に供給される生ゴミの含水量に応じて回転速度が変化するように構成されてなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、生ゴミ分別装置の分離ダクトの回転ドラムが、内筒内部に供給される生ゴミの含水量に応じて回転速度が変化するように構成されているので、生ゴミの含水量に応じて、分離ダクト内における生ゴミの貯留時間を調節することができ、きわめて効率良く水分除去を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の生ゴミ分別堆肥化システムにおいて、
酸化触媒の燃焼により脱臭を行う触媒脱臭装置を備え、
前記堆肥生成装置は、
生ゴミが投入される醗酵槽と、
生ゴミを醗酵させるための醗酵用空気を前記醗酵槽に導入する空気導入手段と、
前記触媒脱臭装置の廃熱により前記醗酵用空気を加熱する空気加熱手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、堆肥生成装置は、触媒脱臭装置の廃熱を有効に利用して、生ゴミを醗酵させるための醗酵用空気を加熱することができるので、冬場の気温低下時においても、夏場とほぼ同等の醗酵効率を得ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか一項に記載の生ゴミ分別堆肥化システムにおいて、
前記堆肥生成装置は、
生ゴミが投入される醗酵槽と、
生ゴミを醗酵させるための醗酵用空気を前記醗酵槽に導入する空気導入手段と、
を備え、
前記生ゴミ分別装置の前記ホッパの周囲における悪臭空気を吸引し、この悪臭空気を前記醗酵用空気に混入させる悪臭低減手段を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、生ゴミ分別装置のホッパの周囲における悪臭空気を吸引し、この悪臭空気を醗酵用空気に混入させる悪臭低減手段により、生ゴミ分別装置のホッパの周囲における悪臭を低減することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか一項に記載の生ゴミ分別堆肥化システムにおいて、
前記堆肥生成装置は、
生ゴミが投入される醗酵槽と、
前記醗酵槽の重量を計測する重量計測器と、
前記重量計測器で計測した前記醗酵槽の重量に基づいて、前記醗酵槽への生ゴミの投入量及び前記醗酵槽からの堆肥の排出量を制御する投入排出量制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、計測した醗酵槽の重量に基づいて、生ゴミの投入量及び堆肥の排出量を制御することができるので、安定的な醗酵状態を実現させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項4から6の何れか一項に記載の生ゴミ分別堆肥化システムにおいて、
前記堆肥生成装置の前記醗酵槽は、
縦型密閉醗酵槽であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、堆肥生成装置の醗酵槽は、広い設置スペースを必要としない「縦型密閉醗酵層」であるので、システム全体の設置スペースを節減することができる。従って、本発明に係る生ゴミ分別堆肥化システムは、都市圏においてきわめて好適に使用することができる。
本発明によれば、悪臭の発生を抑制しながら効率良く生ゴミの分別を行うとともに、生ゴミを効果的に堆肥化させて再資源として有効利用させることができる都市型の生ゴミ分別堆肥化システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施の形態]
最初に、図1〜図3を用いて、本発明の第1の実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1の構成について説明する。
本実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1は、図1に示すように、収集袋に詰めこまれた状態で投入された生ゴミを収集袋から分離させる前処理装置10、前処理装置10を通過した生ゴミに混入した金属等を除去する後処理装置20、後処理装置20を通過した生ゴミを醗酵させて堆肥を生成する堆肥生成装置30、前処理装置10の脱臭を行う脱臭機構40、等を備えて構成されている。なお、前処理装置10、後処理装置20及び堆肥生成装置30は、図1に示すように、それぞれ前処理場100、後処理場200及び醗酵処理場300に設置されている。
前処理装置10は、本発明における生ゴミ分別装置であり、図1に示すように、収集袋に詰めこまれた状態で投入された生ゴミを受け入れる受入ホッパ11、受入ホッパ11の排出口から供給される生ゴミや収集袋を攪拌しかつ水分を除去しながら搬送する回転ドラムを有する乾燥分離ダクト12、過熱蒸気を生成して生ゴミや収集袋に噴射させる過熱蒸気生成装置13、回転衝打により生ゴミを収集袋から分離させる一次分離装置14、等を備えている。
受入ホッパ11の内部には、(図示されていない)複数の破袋用螺旋軸が交互に正逆回転する状態で隣接配置され、これら破袋用螺旋軸の下方に(図示されていない)移送用螺旋軸が配置されている。そして、移送用螺旋軸の下方の受入ホッパ11底面には排出口11aが設けられており、この排出口11aと乾燥分離ダクト12の供給口12aとが接続管11bを介して接続されている。破袋用螺旋軸は、本発明における破袋機構であり、一定時間ごとに正転・逆転を互いに同期して繰り返すことにより、投入される収集袋を破袋する。移送用螺旋軸は、生ゴミ及び破袋された状態の収集袋(以下「生ゴミ等」という)を、排出口11a及び接続管11bを介して乾燥分離ダクト12の供給口12aへと定量的に供給する。
乾燥分離ダクト12は、図1に示すように、受入ホッパ11の排出口11a及び接続管14を通過した生ゴミ等を受け入れる供給口12aと、供給口の反対側に位置する排出口12bと、を有している。また、乾燥分離ダクト12は、過熱蒸気生成装置13から噴出される過熱蒸気を取り入れる(図示されていない)取入口と、内壁に螺旋状に続く突起が設けられて回転する(図示されていない)回転ドラムと、を有しており、回転ドラムは、生ゴミ等が内部に供給される内筒と、この内筒の外側に配置された外筒と、からなる二重筒構造を有している。また、回転ドラムの外筒表面には断熱材が設けられ、外筒と内筒との間には過熱蒸気生成装置13から供給される熱風が導入されて内筒が加温されるようになっている。また、乾燥分離ダクト12の内部には、生ゴミの含水量を検知する(図示していない)含水量センサが設けられており、この含水量センサで検出した含水量に応じて回転ドラムの回転速度が変化するように構成されている。
過熱蒸気生成装置13は、図1に示すように、乾燥分離ダクト12の取入口にダクト13aを介して接続されており、その内部には、燃焼バーナ等で構成された補助熱源装置が設けられている。ダクト13aの側壁には、蒸気を供給する(図示されていない)蒸気ボイラが接続されており、ダクト13aの先端には、(図示されていない)広角噴射ノズルが設けられている。また、ダクト13aの内部には、補助熱源装置からの熱風を流す流路が形成されている。蒸気ボイラから供給された蒸気はダクト13aの広角噴射ノズルから噴射され、この蒸気の噴射に伴って吸引される熱風により約250℃の過熱蒸気が生成され、かかる過熱蒸気が取入口を介して乾燥分離ダクト12内に噴射されることになる。なお、過熱蒸気が乾燥分離ダクト12内に噴射されたとき、噴射された過熱蒸気が供給口12a全体に及ぶようにすることにより、供給口12aに供給される生ゴミ等が過熱蒸気の噴射を受けて十分解されるようになっている。
一次分離装置14は、本発明における回転衝打装置であり、図1に示すように、乾燥分離ダクト12から排出される生ゴミの投入口14aと、収集袋等の軽量可燃ゴミの排出口14b(第1の排出口)と、が上部に設けられた中空円筒室を有している。この中空円筒室の内部には、投入口14a及び排出口14bのやや下方より最下部に向かって(図示されていない)回転軸が垂設されており、かかる回転軸の回転に伴いこの回転軸に対し放射状を呈して振れ回る複数の(図示されていない)チェーンが、回転軸の軸方向に沿って取り付けられている。回転軸は、所定の駆動部により回転駆動されるようになっている。また、中空円筒室のチェーンより下方の側壁には、生ごみの排出口14c(第2の排出口)が設けられている。
一次分離装置14の排出口14bには、遠心分離作用により分別動作する二次分離装置(サイクロン)15がダクト15aを介して連設されている。二次分離装置15には(図示されていない)吸引ブロアが連設され、この吸引ブロアの吸引力により、一次分離装置14で分離された軽量可燃ゴミが吸引されて二次分離装置15に導入され、分離回収されることとなる。なお、二次分離装置15で分離回収された軽量可燃ゴミは、パイプコンベア15bによって貯留ドラム16に搬送され、圧縮貯留される。一方、一次分離装置14の排出口14cから排出される生ゴミは、密閉構造のパイプコンベア17によって、後処理装置20の振動スクリーン21に搬送される。
後処理装置20は、図1に示すように、生ゴミに混入した大きい異物を分離させる振動スクリーン21、振動スクリーン21で回収不可能な金属類を分離させる金属分離装置22、金属分離装置22を通過した生ゴミを一時的に貯留する貯留ホッパ23、等を備えている。前処理装置10から排出されパイプコンベア17によって後処理装置20に搬送された生ゴミは、振動スクリーン21及び金属分離装置22を通過する際に大きい異物や金属類が分離除去されて、貯留ホッパ13に貯留されることとなる。貯留ホッパ13に貯留された生ゴミは、パイプコンベア24によって堆肥生成装置30に搬送される。
堆肥生成装置30は、図1に示すように、縦型密閉醗酵槽(以下単に「醗酵槽」という)31を7つ備えている。各醗酵槽31は、図2に示すような円筒形容器であり、醗酵熱の拡散を防ぐ目的で、ステンレス製の内壁と鉄製の外壁との間に断熱材を介在させた3層構造を有している。各醗酵槽31は、図2に示すように、生ゴミ投入口31a、容器内中央部に設けられた上下に延在する回転軸31b、回転軸31bに取り付けられた複数の攪拌羽根31c、容器上下面に設けられた空気導入手段である送風ブロア31d、堆肥取出口31e、容器内の温度を計測する温度計31f、排気口31g、等を備えている。各攪拌羽根31cには、送風ブロア31dによって取り入れられた外部の醗酵用空気を容器内に導入するための空気孔が設けられている。また、堆肥取出口31eには、後述するPLC38によって制御される開閉自在なゲートが設けられている。
各醗酵槽31の生ゴミ投入口31aの上方には、図1及び図3に示すように、後処理装置20から搬送されてきた生ゴミを各醗酵槽31へと供給する投入用パイプコンベア32が設けられており、投入用パイプコンベア32には、後述するPLC38によって制御される開閉自在なハッチ32aが設けられている。また、各醗酵槽31の堆肥取出口31eの下方には、図3に示すように、排出された堆肥をストック場34に搬送する排出用パイプコンベア33が設けられている。また、各醗酵槽31には、図3に示すように、醗酵槽重量を計測する重量計測器であるロードセル35が設けられている。各ロードセル35は、変換機36及び指示計37を介してPLC(Programmable Logic Controller)38に接続され、各ロードセル35で計測された重量に係る情報はPLC38に伝送される。PLC38は、各ロードセル35で計測された重量に基づいて、投入用パイプコンベア32のハッチ32a及び堆肥取出口31eのゲートの開閉動作を制御することにより、各醗酵槽31への生ゴミの投入量及び各醗酵槽31からの堆肥の排出量を制御する。すなわち、PLC38は、本発明における投入排出量制御手段である。
脱臭機構40は、図4に示すように、前処理場100に隣接する閉空間110に設けられたプラズマ脱臭装置41、前処理場100及び後処理場200の上方空間に設けられた濃縮脱臭装置42及び加熱触媒脱臭装置43、吸気口44及び吸気用ファン45、排気口46及び排気用ファン47、生物脱臭槽48、等を備えている。
プラズマ脱臭装置41は、図4に示すように、吸気用ファン45によって吸気口44を介して外部から閉空間110に取り入れた空気を、プラズマ放電によって生成した活性分子やオゾンの酸化力により脱臭するものである。プラズマ脱臭装置41によって脱臭された閉空間110内の空気は、排気用ファン47によって排気口46を介して外部に排出されるとともに、前処理場100内に流入する。濃縮脱臭装置42は、図4に示すように、排気用ファン47によって排出した前処理場100内の悪臭空気を活性炭等で濃縮させるものである。
加熱触媒脱臭装置43は、濃縮脱臭装置42によって濃縮された悪臭空気や、排気用ファン47によって排出した前処理場100内の受入ホッパ11周囲における悪臭空気を、酸化触媒の燃焼により所定の高温(例えば300℃)まで加熱して脱臭するものである。加熱触媒脱臭装置43には、排気用ファン47によって排出した後処理場200内の空気を、加熱触媒脱臭装置43の廃熱により加熱する熱交換装置43aが設けられている。熱交換装置43aにより加熱された空気は、排気口46から外部に排出されるとともに、吸気用ファン45によって醗酵処理場300内に流入し、送風ブロア31dにより各醗酵槽31内に導入されることとなる。すなわち、熱交換装置43aは、本発明における空気加熱手段である。
また、排気用ファン47及び吸気用ファン45は、受入ホッパ11の周囲における悪臭空気を吸引し、この悪臭空気を醗酵用空気に混入させるものであり、本発明における悪臭低減手段として機能する。なお、醗酵処理場300内の空気は、図4に示すように吸気ファン45によって生物脱臭槽48に導入され、この生物脱臭槽48内の微生物の働きにより脱臭された上で、外部に排出される。
次に、図1〜図5を用いて、本発明の第1の実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1を用いた生ゴミ分別堆肥化方法について説明する。
まず、収集袋に詰め込まれた生ゴミが受入ホッパ11に投入されると、受入ホッパ11内では、収集袋が破袋用螺旋軸によって破袋される。生ゴミ及び破袋された収集袋(生ゴミ等)は、移送用螺旋軸に落下してこの移送用螺旋軸によって排出口11aから定量ずつ排出され、乾燥分離ダクト12の供給口12aに供給される。かかる供給口12a付近の生ゴミ等は、過熱蒸気生成装置13から噴射された過熱蒸気を受けて十分解される。
その後、解された生ゴミ等は、乾燥分離ダクト12内の回転ドラムによって攪拌されつつ搬送される。このとき乾燥分離ダクト12内には噴射された過熱蒸気の流路が形成されており、これにより生ゴミ等の乾燥(水分除去)が十分に行われる。また、この乾燥分離ダクト12には含水量センサが設置されており、かかる含水量センサで検出した生ゴミ等の含水量により回転ドラムの回転速度が変化し、生ゴミ等の乾燥分離ダクト12内における貯留時間を調節してこれらの乾燥度を最適にしている。
次いで、乾燥分離ダクト12から一次分離装置14の投入口14aに投入された生ゴミ等は、一次分離装置14内に落下する。そして、収集袋に付着している生ゴミは、回転軸の回転によって振れ回るチェーンによって繰返し衝打されるとともに攪拌されるうちに、収集袋から分離される。そして、一次分離装置14の最下面に落下した生ゴミは、排出口14cから排出され、パイプコンベア17によって後処理装置20へと搬送され、振動スクリーン21及び金属分離装置22を通過する間に大きな異物や金属類が分離除去されて貯留ホッパ23内に貯留される。
一方、一次分離装置14は、その排出口14bを介して吸引ブロアの吸引力の影響を受け、一次分離装置14内で繰返し衝打され攪拌されて舞い上がった収集袋や比較的軽量の混入物、粉塵などが排出口14bを通って二次分離装置15に移送される。かかる二次分離装置15内では、大きな遠心力が作用する収集袋等は、装置の内壁に沿って螺旋状に下降し、装置の下部排出口から排出され、パイプコンベア15bによって貯留タンク16に搬送される。
次いで、後処理装置20の貯留ホッパ23内に貯留された生ゴミは、パイプコンベア24及び投入用パイプコンベア32によって堆肥生成装置30へと搬送される。堆肥生成装置30では、PLC38が、ロードセル35で計測された各醗酵槽の重量に基づいて、各醗酵槽31への生ゴミの投入量及び各醗酵槽31からの堆肥の排出量を制御する。
ここで、図5のフローチャートを用いて、堆肥生成装置30における醗酵槽31の重量管理制御の手順を具体的に説明する。
本実施の形態においては、醗酵日数(各醗酵槽31に投入された生ゴミが堆肥となるまでに要する日数)を「16日」とし、一日に堆肥生成装置30に搬送される生ゴミの重量を「36.5t」とし、この重量の生ゴミから得られる堆肥の重量を「9t」としている。このため、一日に各醗酵槽31に投入される生ゴミの重量が「(36.5/7≒)5.2t」、一日に各醗酵槽31から排出される堆肥の重量が「(9/7≒)1.3t」となるように生ゴミの投入量及び堆肥の排出量を制御することとする。また、本実施の形態においては、各醗酵槽31の重量を「18t」とするとともに、各醗酵槽31における生ゴミ及び堆肥の最大保有重量を「52t」としており、ロードセル35で計測される重量が「70t」を超えないように生ゴミの投入量及び堆肥の排出量を制御することとする。
最初に、PLC38は、各醗酵槽31に設けられたロードセル35を介して各醗酵槽31の重量Wの計測を開始し(重量計測工程:S1)、計測した重量Wを比較して生ゴミの投入順序を決定する(投入順序決定工程:S2)。次いで、PLC38は、投入順序が一番目の醗酵槽31の上方に配置されたハッチ32aを開くことにより、投入用パイプコンベア32によって搬送されてきた生ゴミをこの醗酵槽31に投入する(生ゴミ投入工程:S3)。次いで、PLC38は、生ゴミが投入された醗酵槽31の重量Wをロードセル35で再度計測し、計測した重量Wが70t以下であるか否かを判定する(最大重量判定工程:S4)。
PLC38は、最大重量判定工程S4で醗酵槽31の重量Wが70t以下であると判定した場合に、醗酵槽31の重量増加分ΔWが5.2t以上であるか否かを判定する(投入量判定工程:S5)。そして、PLC38は、醗酵槽31の重量増加分ΔWが5.2t以上になるまで生ゴミの投入を続行し、この重量増加分ΔWが5.2t以上になった場合にハッチ32aを閉じて生ゴミの投入を停止させる(投入停止工程:S6)。一方、PLC38は、最大重量判定工程S4で醗酵槽31の重量Wが70tを超えると判定された場合においては、直ちに生ゴミの投入を停止させる(投入停止工程:S6)。PLC38は、以上の生ゴミ投入工程S3〜投入停止工程S6からなる工程群Pを、投入順序が2番目移行の醗酵槽31においても同様に実施することにより、各醗酵槽31に生ゴミを均一に投入させる。
次いで、PLC38は、各醗酵槽31に設けられたロードセル35を介して各醗酵槽31の重量Wを再び計測し(重量計測工程:S7)、計測した重量Wが18t以上であるか否かを判定する(最小重量判定工程:S8)。PLC38は、最小重量判定工程S8で醗酵槽31の重量Wが18t未満であると判定した場合は、醗酵槽31の重量Wが0.1t以下であるか否かを判定する(故障判定工程:S9)。そして、醗酵槽31の重量Wが0.1t以下であると判定した場合には、ロードセル35が故障しているものと判定して重量管理制御を中断し、その旨を報知するための報知信号を出力する(故障報知工程:S10)。また、醗酵槽31の重量Wが0.1tを超えると判定した場合には、再び最小重量判定工程S8に戻る。
一方、PLC38は、最小重量判定工程S8で醗酵槽31の重量Wが18t以上であると判定した場合は、醗酵槽31の堆肥取出口31eのゲートを開くことにより、醗酵槽31から堆肥を排出する(堆肥排出工程:S11)。その後、PLC38は、醗酵槽31の重量減少分ΔWが1.3t以上であるか否かを判定する(排出量判定工程:S12)。そして、PLC38は、醗酵槽31の重量減少分ΔWが1.3t以上になるまで堆肥の排出を続行し、この重量減少分ΔWが1.3t以上になった場合にゲートを閉じて堆肥の排出を停止させる(排出停止工程:S13)。PLC38は、以上の最小重量判定工程S8〜排出停止工程S13からなる工程群Pを全ての醗酵槽31において実施することにより、各醗酵槽31から均一に堆肥を排出する。その後、各醗酵槽31から排出されてストック場34に搬送され貯留された堆肥は篩で選別され、出荷されることとなる。
以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1においては、生ゴミが詰めこまれた収集袋を受入ホッパ11の破袋用螺旋軸で破袋し、収集袋が破袋された状態で供給された生ゴミに過熱蒸気生成装置13から噴射される過熱蒸気をあてて解しながら、乾燥分離ダクト12の回転ドラムで攪拌しかつ水分を除去しながら搬送することができる。そして、乾燥分離ダクト12から排出された生ゴミを一次分離装置14のチェーンで衝打することにより、収集袋に付着した生ゴミを分離させることができる。すなわち、過熱蒸気の噴射と攪拌・搬送とを同時に行うことにより、生ゴミに含まれる水分を効果的に除去して分別効率を格段に向上させることができるので、生ゴミを収集袋から効率良く分離させることができる。従って、堆肥として用いられる生ゴミへの異物の混入を阻止することができるので、堆肥の品質の均一化を実現させることができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1においては、生ゴミ分別装置10によって得た生ゴミは、その固形分が一次分離装置14により充分に破砕されているため、堆肥生成装置30で生ゴミを醗酵させる際における固形分の総分解率が高く、迅速な堆肥化(醗酵)が可能となる。また、固形分が充分に破砕された生ゴミを醗酵させて堆肥を生成するため、堆肥の品質の均一化が容易となる。また、生ゴミ分別装置10の過熱蒸気生成装置13の過熱蒸気により生ゴミが加温されるため、冬場の気温低下時においても醗酵効率を維持することができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1においては、過熱蒸気生成装置13から噴射される過熱蒸気を生ゴミにあてることにより、臭気の発生を防止するとともに滅菌効果を得ることができる。従って、本実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1は、都市圏において好適に使用することができ、都市圏でのリサイクル事業の促進に寄与することができる。また、臭気の発生を防止することができるため、システムを遠隔地に設ける必要がないので、生ゴミの運搬に要する費用を節減することもできる。さらに、生ゴミを堆肥として有効利用することができるため、生ゴミの焼却量を低減させることができ、燃焼ガスの発生量を低減させて地球温暖化抑制に寄与することもできる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1においては、生ゴミに含まれる水分を効果的に除去した上で醗酵させることができるので、水分調整材を導入する必要がなくなるため、醗酵スペースを節減してシステムの小型化を実現させることができる。従って、本実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1は、この点からも都市圏に好適なものとなり得る。また、水分調整材が不要となるため、水分調整材の製造・保管に要する場所・費用を削減することができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1においては、生ゴミ分別装置10の乾燥分離ダクト12の回転ドラムが二重筒構造とされ、外筒表面を断熱するとともに外筒と内筒との間に外部から供給される熱風を導入して内筒を加温するように構成されているので、内筒内部に供給された生ゴミと過熱蒸気との接触に起因する結露を防止して、生ゴミの水分除去を促進させることができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1においては、生ゴミ分別装置10の乾燥分離ダクト12の回転ドラムが、内筒内部に供給される生ゴミの含水量に応じて回転速度が変化するように構成されているので、生ゴミの含水量に応じて、乾燥分離ダクト12内における生ゴミの貯留時間を調節することができ、きわめて効率良く水分除去を行うことができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1においては、生ゴミ分別装置10の加熱触媒脱臭装置43の廃熱を有効に利用して、堆肥生成装置30で生ゴミを醗酵させるための醗酵用空気を加熱することができるので、冬場の気温低下時においても、夏場とほぼ同等の醗酵効率を得ることができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1においては、脱臭装置40の吸気ファン45及び排気ファン47により、生ゴミ分別装置10の受入ホッパ11の周囲における悪臭空気を吸引し、この悪臭空気を醗酵用空気に混入させることができるので、生ゴミ分別装置10の受入ホッパ11の周囲における悪臭を低減することができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1においては、ロードセル35によって計測した醗酵槽31の重量に基づいて、生ゴミの投入量及び堆肥の排出量を制御することができるので、安定的な醗酵状態を実現させることができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1における堆肥生成装置30の醗酵槽31は、広い設置スペースを必要としない「縦型密閉醗酵層」であるので、システム全体の設置スペースを節減することができる。従って、本実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1は、都市圏においてきわめて好適に使用することができる。
[第2の実施の形態]
次に、図6を用いて、本発明の第2の実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aについて説明する。本実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aは、第1の実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1の「後処理装置」や「堆肥生成装置」の構成を変更したものであり、その他の構成については第1の実施の形態と同一である。このため、変更した構成を中心に説明することとし、第1の実施の形態と重複する構成については、第1の実施の形態と同一の符号を付すこととする。
本実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aは、図6に示すように、収集袋に詰めこまれた状態で投入された生ゴミを収集袋から分離させる前処理装置10A、前処理装置10Aを通過した生ゴミと副資材等とを混合させる後処理装置20A、後処理装置20Aによって副資材等と混合された生ゴミを醗酵させて堆肥を生成する堆肥生成装置30A、等を備えて構成されている。なお、前処理装置10A、後処理装置20A及び堆肥生成装置30Aは、図6に示すように、それぞれ前処理場100A、後処理場200A及び醗酵処理場300Aに設置されている。
前処理装置10Aは、本発明における生ゴミ分別装置であり、図6に示すように、受入ホッパ11、乾燥分離ダクト12、過熱蒸気生成装置13、一次分離装置14、二次分離装置15、トロンメルスクリーン18、等を備えている。受入ホッパ11〜二次分離装置15は第1の実施の形態における前処理装置10で説明したものと同一であるので、説明を省略する。トロンメルスクリーン18は、生ゴミに混入した大きい異物を分離させるものであり、図6に示すように、一次分離装置14の排出口14cから排出される生ゴミを投入するための投入口18aと、生ゴミから分離された異物を排出するための第1の排出口18bと、生ゴミを排出するための第2の排出口18cと、を備えている。トロンメルスクリーン18の第1の排出口18bから排出された異物は、パイプコンベア15bによって貯留ドラム16に搬送され、圧縮貯留される。一方、トロンメルスクリーン18の第2の排出口18cから排出された生ゴミは、パイプコンベア17によって後処理装置20Aの混合ホッパ28に搬送される。
後処理装置20Aは、図6に示すように、剪定枝置場25aから供給される剪定枝を破砕する剪定枝破砕機25、破砕した剪定枝(副資材)を一時的に貯留する副資材ホッパ26、堆肥生成装置30Aで生成された堆肥の一部(戻し堆肥)を貯留する戻し堆肥ホッパ27、戻し堆肥を一時的に貯留するリターンホッパ28、前処理装置10Aから供給される生ゴミと副資材ホッパ26から供給される副資材とリターンホッパ28から供給される戻し堆肥とを混合する混合ホッパ29、等を備えている。混合ホッパ29で混合された生ゴミ、副資材及び戻し堆肥は、パイプコンベア24によって堆肥生成装置30Aに搬送される。
堆肥生成装置30Aは、図6に示すように、7つの醗酵槽31、投入用パイプコンベア32、排出用パイプコンベア33、ストック場34、攪拌機39aを有する醗酵レーン39、等を備えている。醗酵槽31〜ストック場34は、第1の実施の形態における堆肥生成装置30で説明したものと同一であるので、説明を省略する。醗酵レーン39は、醗酵槽31で醗酵させた生ゴミ等をさらに醗酵させて堆肥を生成するものである。醗酵レーン39で生成された堆肥は、パイプコンベア39bによってストック場34に搬送され、貯留される。ストック場34に貯留された堆肥は篩で選別された後に出荷される。また、ストック場34に貯留された堆肥の一部は「戻し堆肥」として戻し堆肥ホッパ27に搬送され貯留されて、パイプコンベア27aによって後処理装置20Aのリターンホッパ28に搬送される。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aを用いた生ゴミ分別堆肥化方法について説明する。
まず、収集袋に詰め込まれた生ゴミが受入ホッパ11に投入されると、受入ホッパ11内では、収集袋が破袋用螺旋軸によって破袋される。生ゴミ及び破袋された収集袋(以下「生ゴミ等」という)は、移送用螺旋軸に落下してこの移送用螺旋軸によって排出口11aから定量ずつ排出され、乾燥分離ダクト12の供給口12aに供給される。かかる供給口12a付近の生ゴミ等は、過熱蒸気生成装置13から噴射された過熱蒸気を受けて十分解される。
その後、解された生ゴミ等は、乾燥分離ダクト12内の回転ドラムによって攪拌されつつ搬送される。このとき乾燥分離ダクト12内には噴射された過熱蒸気の流路が形成されており、これにより生ゴミ等の乾燥(水分除去)が十分に行われる。また、この乾燥分離ダクト12には含水量センサが設置されており、かかる含水量センサで検出した生ゴミ等の含水量により回転ドラムの回転速度が変化し、生ゴミ等の乾燥分離ダクト12内における貯留時間を調節してこれらの乾燥度を最適にしている。
次いで、乾燥分離ダクト12から一次分離装置14の投入口14aに投入された生ゴミ等は、一次分離装置14内に落下する。そして、収集袋に付着している生ゴミは、回転軸の回転によって振れ回るチェーンによって繰返し衝打されるとともに攪拌されるうちに、収集袋から分離される。そして、一次分離装置14の最下面に落下した生ゴミは、排出口14cから排出され、トロンメルスクリーン18を通過する間に大きな異物が分離除去されて第2の排出口18cから排出され、パイプコンベア17によって後処理装置20へと搬送され、混合ホッパ29内に貯留される。
一方、一次分離装置14は、その排出口14bを介して吸引ブロアの吸引力の影響を受け、一次分離装置14内で繰返し衝打され攪拌されて舞い上がった収集袋や比較的軽量の混入物、粉塵などが排出口14bを通って二次分離装置15に移送される。かかる二次分離装置15内では、大きな遠心力が作用する収集袋等は、装置の内壁に沿って螺旋状に下降し、装置の下部排出口から排出され、パイプコンベア15bによって貯留タンク16に搬送される。また、トロンメルスクリーン18の第1の排出口18bから排出された異物も、パイプコンベア15bによって貯留タンク16に搬送される。
次いで、後処理装置20の混合ホッパ23内に貯留された生ゴミは、混合ホッパ23内に供給される副資材(破砕された剪定枝)及び戻し堆肥とともに、パイプコンベア24及び投入用パイプコンベア32によって堆肥生成装置30Aへと搬送され、各醗酵槽31に投入される。各醗酵槽31に投入された生ゴミ等は10日間の醗酵を経た後、パイプコンベア34によって醗酵レーン39へと搬送される。その後、さらに10日間の醗酵を経て醗酵レーン39で生成された堆肥は、パイプコンベア39bによってストック場34に搬送され、貯留されて篩で選別された後、出荷されることとなる。一方、ストック場34に貯留された堆肥の一部は「戻し堆肥」として再使用される。
以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aにおいては、生ゴミが詰めこまれた収集袋を受入ホッパ11の破袋用螺旋軸で破袋し、収集袋が破袋された状態で供給された生ゴミに過熱蒸気生成装置13から噴射される過熱蒸気をあてて解しながら、乾燥分離ダクト12の回転ドラムで攪拌しかつ水分を除去しながら搬送することができる。そして、乾燥分離ダクト12から排出された生ゴミを一次分離装置14のチェーンで衝打することにより、収集袋に付着した生ゴミを分離させることができる。すなわち、過熱蒸気の噴射と攪拌・搬送とを同時に行うことにより、生ゴミに含まれる水分を効果的に除去して分別効率を格段に向上させることができるので、生ゴミを収集袋から効率良く分離させることができる。従って、堆肥として用いられる生ゴミへの異物の混入を阻止することができるので、堆肥の品質の均一化を実現させることができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aにおいては、生ゴミ分別装置10Aによって得た生ゴミは、その固形分が一次分離装置14により充分に破砕されているため、堆肥生成装置30Aで生ゴミを醗酵させる際における固形分の総分解率が高く、迅速な堆肥化(醗酵)が可能となる。また、固形分が充分に破砕された生ゴミを醗酵させて堆肥を生成するため、堆肥の品質の均一化が容易となる。また、生ゴミ分別装置10Aの過熱蒸気生成装置13の過熱蒸気により生ゴミが加温されるため、冬場の気温低下時においても醗酵効率を維持することができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aにおいては、過熱蒸気生成装置13から噴射される過熱蒸気を生ゴミにあてることにより、臭気の発生を防止するとともに滅菌効果を得ることができる。従って、本実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aは、都市圏において好適に使用することができ、都市圏でのリサイクル事業の促進に寄与することができる。また、臭気の発生を防止することができるため、システムを遠隔地に設ける必要がないので、生ゴミの運搬に要する費用を節減することもできる。さらに、生ゴミを堆肥として有効利用することができるため、生ゴミの焼却量を低減させることができ、燃焼ガスの発生量を低減させて地球温暖化抑制に寄与することもできる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aにおいては、生ゴミに含まれる水分を効果的に除去した上で醗酵させることができるので、水分調整材を導入する必要がなくなるため、醗酵スペースを節減してシステムの小型化を実現させることができる。従って、本実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aは、この点からも都市圏に好適なものとなり得る。また、水分調整材が不要となるため、水分調整材の製造・保管に要する場所・費用を削減することができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aにおいては、生ゴミ分別装置10Aの乾燥分離ダクト12の回転ドラムが二重筒構造とされ、外筒表面を断熱するとともに外筒と内筒との間に外部から供給される熱風を導入して内筒を加温するように構成されているので、内筒内部に供給された生ゴミと過熱蒸気との接触に起因する結露を防止して、生ゴミの水分除去を促進させることができる。
また、以上説明した実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システム1Aにおいては、生ゴミ分別装置10Aの乾燥分離ダクト12の回転ドラムが、内筒内部に供給される生ゴミの含水量に応じて回転速度が変化するように構成されているので、生ゴミの含水量に応じて、乾燥分離ダクト12内における生ゴミの貯留時間を調節することができ、きわめて効率良く水分除去を行うことができる。
なお、以上の各実施の形態においては、本発明に係る生ゴミ分別堆肥化システムを構成する堆肥生成装置の例として、各醗酵槽への生ゴミの投入・排出量を自動制御するための制御装置(PLC38)を備える堆肥生成装置30や、一次醗酵槽(醗酵槽31)及び二次醗酵槽(醗酵レーン39)を備える堆肥生成装置30Aを示したが、堆肥生成装置の構成はこれに限定されるものではない。
本発明の第1の実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システムの構成を説明するための説明図である。 図1に示した生ゴミ分別堆肥化システムを構成する堆肥生成装置の醗酵槽を示すものであり、(a)は上面図、(b)は内部構成を説明するための側断面図である。 図1に示した生ゴミ分別堆肥化システムを構成する堆肥生成装置の醗酵槽重量管理を行う制御装置を説明するための説明図である。 図1に示した生ゴミ分別堆肥化システムの脱臭機構の構成を説明するための説明図である。 図1に示した生ゴミ分別堆肥化システムを構成する堆肥生成装置の醗酵槽重量管理方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る生ゴミ分別堆肥化システムの構成を説明するための説明図である。
符号の説明
1 生ゴミ分別堆肥化システム
1A 生ゴミ分別堆肥化システム
10 生ゴミ分別装置
10A 生ゴミ分別装置
11 受入ホッパ
11a 排出口
12 乾燥分離ダクト
13 過熱蒸気生成装置
14 回転衝打装置
14a 投入口
14b 第1の排出口
14c 第2の排出口
30 堆肥生成装置
30A 堆肥生成装置
31 縦型密閉醗酵槽
31d 送風ブロア(空気導入手段)
35 ロードセル(重量計測器)
38 PLC(投入排出量制御手段)
43 加熱触媒脱臭装置
43a 熱交換装置(空気加熱手段)
45 吸気用ファン(悪臭低減手段)
47 排気用ファン(悪臭低減手段)

Claims (7)

  1. 収集袋に詰めこまれた状態で投入された生ゴミを前記収集袋から分離させる生ゴミ分別装置と、この生ゴミ分別装置によって得た生ゴミを醗酵させて堆肥を生成する堆肥生成装置と、を備える生ゴミ分別堆肥化システムにおいて、
    前記生ゴミ分別装置は、
    投入された前記収集袋を破袋する破袋機構を有するホッパと、
    前記ホッパの排出口から供給される生ゴミ及び収集袋を攪拌しかつ水分を除去しながら搬送する回転ドラムを有する分離ダクトと、
    過熱蒸気を生成するとともに、前記ホッパから前記分離ダクトに供給される生ゴミ及び収集袋に前記過熱蒸気を噴射する過熱蒸気生成装置と、
    前記分離ダクトから排出される生ゴミ及び収集袋を投入するための投入口と、第1の排出口と、が上部に設けられ、前記投入口及び前記第1の排出口の下方に回転軸が垂設され、前記回転軸の回転に伴い前記回転軸を中心に放射状に広がって振れ回る複数のチェーンが前記回転軸の軸方向に沿って取り付けられ、前記チェーンより下方に第2の排出口が設けられてなる回転衝打装置と、
    を備えることを特徴とする生ゴミ分別堆肥化システム。
  2. 前記生ゴミ分別装置は、
    前記分離ダクトの前記回転ドラムが、生ゴミが内部に供給される内筒と、この内筒の外側に配置された外筒と、からなる二重筒構造とされ、前記外筒表面を断熱するとともに前記外筒と前記内筒との間に外部から供給される熱風を導入して前記内筒を加温するように構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ分別堆肥化システム。
  3. 前記生ゴミ分別装置は、
    前記分離ダクトの前記回転ドラムが、前記内筒内部に供給される生ゴミの含水量に応じて回転速度が変化するように構成されてなることを特徴とする請求項2に記載の生ゴミ分別堆肥化システム。
  4. 酸化触媒の燃焼により脱臭を行う触媒脱臭装置を備え、
    前記堆肥生成装置は、
    生ゴミが投入される醗酵槽と、
    生ゴミを醗酵させるための醗酵用空気を前記醗酵槽に導入する空気導入手段と、
    前記触媒脱臭装置の廃熱により前記醗酵用空気を加熱する空気加熱手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の生ゴミ分別堆肥化システム。
  5. 前記堆肥生成装置は、
    生ゴミが投入される醗酵槽と、
    生ゴミを醗酵させるための醗酵用空気を前記醗酵槽に導入する空気導入手段と、
    を備え、
    前記生ゴミ分別装置の前記ホッパの周囲における悪臭空気を吸引し、この悪臭空気を前記醗酵用空気に混入させる悪臭低減手段を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の生ゴミ分別堆肥化システム。
  6. 前記堆肥生成装置は、
    生ゴミが投入される醗酵槽と、
    前記醗酵槽の重量を計測する重量計測器と、
    前記重量計測器で計測した前記醗酵槽の重量に基づいて、前記醗酵槽への生ゴミの投入量及び前記醗酵槽からの堆肥の排出量を制御する投入排出量制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の生ゴミ分別堆肥化システム。
  7. 前記堆肥生成装置の前記醗酵槽は、
    縦型密閉醗酵槽であることを特徴とする請求項4から6の何れか一項に記載の生ゴミ分別堆肥化システム。
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