JP2005033925A - スパイラルケーブル装置 - Google Patents

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spiral cable
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cable device
cylindrical
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Yukihiko Kanayama
幸彦 金山
Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
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Koyo Seiko Co Ltd
Favess Co Ltd
Toyoda Koki KK
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Koyo Seiko Co Ltd
Favess Co Ltd
Toyoda Koki KK
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Abstract

【課題】防塵性に優れたスパイラルケーブル装置を提供する。
【解決手段】スパイラルケーブル装置1は、外側筐体2と、外側筐体2に対して相対回転可能な内側筐体3と、内筒部3aの外周に巻回されるフレキシブルフラットケーブル4とから構成されている。そして、外側筐体2の蓋部2bは、内側筐体3の内筒部3aの端面を覆うとともに、内筒部3aの内周と相対回転可能に嵌合する突出部2cを備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに相対回転する部材を電気的に接続するスパイラルケーブル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のステアリング装置に組み込まれているスパイラルケーブル装置として、例えば特開2000−48924号公報に開示されたものがある。このスパイラルケーブル装置は、外筒部と上フランジ(蓋部)及び下フランジとからなる固定ケース(外側筐体)と、回転ケース(内筒部及び内側筐体)と、回転ケース(内筒部及び内側筐体)に渦巻き状に巻回されるフラットケーブル(フレキシブルフラットケーブル)とから構成され、回転ケース(内筒部及び内側筐体)の外周端部に設けられた段部が、上フランジ(蓋部)及び下フランジの中心に設けられた貫通孔と相対回転可能に嵌合されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−48924号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなスパイラルケーブル装置は、固定ケース(外側筐体)に対して回転ケース(内筒部及び内側筐体)が相対回転するために、回転ケース(内筒部及び内側筐体)の段部と上フランジ(蓋部)の貫通孔との間に若干の隙間が必要である。そのため、蓋部側から、この隙間を通って水や塵等の異物がスパイラルケーブル装置の内部に入り込み、フレキシブルフラットケーブルの端部において電気的短絡を発生させたり、また、騒音及び振動を引き起こすとともに、フレキシブルフラットケーブルの巻締め及び巻き戻し動作の抵抗となり、長時間に渡って継続した場合、フレキシブルフラットケーブルを破損する可能性がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、蓋部と内筒部の隙間から、外側筐体と内側筐体との間に形成される筐体内部への水や塵等の侵入を防止することにより、電気的短絡又は騒音及び振動が発生せず、フレキシブルフラットケーブルの巻締め及び巻き戻し時の動作不良や破損も起こらない、信頼性の高いスパイラルケーブル装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
そこで、本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、スパイラルケーブル装置の蓋部に内筒部の内周端面と相対回転可能に嵌合する突出部を備えることを思いつき、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明のスパイラルケーブル装置は、外筒部と蓋部とからなる外側筐体と、内筒部と底部とからなる内側筐体と、フレキシブルフラットケーブルとを備えている。そして、蓋部は、内筒部の少なくとも内周端面と相対回転可能に嵌合する筒状の突出部を備えていることを特徴とする。
【0008】
ここで、外側筐体は、筒状の外筒部と、この外筒部の端部に嵌合する環状の蓋部とからなる構造体である。内側筐体は、外側筐体の内側に設けられ、筒状の内筒部と、この内筒部の端部に設けられた環状の底部とからなり、外側筐体に対して相対回転可能な構造体である。フレキシブルフラットケーブルは、内筒部の外周に巻回されるとともに両端を外側筐体と内側筐体とにそれぞれ固定されたケーブルである。
【0009】
従って、相対回転可能に嵌合する、内筒部の内周面と突出部の外周面との間の隙間を、その上部の蓋部で完全に覆っているため、水や塵等が、上部から外側筐体と内側筐体との間に形成される筐体内部へ入り込むことはできない。そのため、水や塵等の侵入による電気的短絡又は騒音及び振動が発生せず、フレキシブルフラットケーブルの巻締め及び巻き戻し時の動作不良や破損も起こらない、信頼性の高いスパイラルケーブル装置を構成することができる。
【0010】
内筒部は、突出部の端面を覆う受け部を備えると好適である。
【0011】
この場合、相対回転可能に嵌合する、内筒部の内周面と突出部の外周面との間の隙間は、外側筐体の蓋部側だけでなく、内側筐体の底部側も、受け部により覆われるため、水はもちろんのこと、塵等が巻き上げられても、外側筐体と内側筐体との間に形成される筐体内部へ入り込むことはできない。そのため、水や塵等の侵入がより確実に抑えられ、電気的短絡又は騒音及び振動が発生せず、フレキシブルフラットケーブルの巻締め及び巻き戻し時の動作不良や破損も起こらない、信頼性の高いスパイラルケーブル装置を構成することができる。
【0012】
また、この受け部は、例えば環状であると、より好適である。
【0013】
この場合、相対回転可能に嵌合する、内筒部の内周面と突出部の外周面との間の隙間の外側筐体の蓋部側及び内側筐体の底部側が、それぞれ蓋部及び受け部により覆われるため、水や塵の侵入がより確実に抑えられる。そのため、電気的短絡又は騒音及び振動が発生せず、フレキシブルフラットケーブルの巻締め及び巻き戻し時の動作不良や破損も起こらず、信頼性が向上するとともに、内筒部の内側に、例えば、ステアリングシャフトやステアリングシャフトとコラムシャフトを連結するカップリング等を効率的に配置でき、設計自由度の高いスパイラルケーブル装置を構成することができる。
【0014】
外側筐体を構成する外筒部と蓋部、内側筐体を構成する内筒部と底部とは、一体製品でなくてもよく、それぞれの部材が組み立てられて構成されるものであってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。ここで、本実施形態では、車両用伝達比可変操舵装置(VGRS装置)について説明する。
【0016】
VGRS装置は、一端側が操舵ハンドル側に連結され、他端側が転舵輪側に連結されており、操舵ハンドルの操舵角と転舵輪の転舵角との間の伝達比を可変にする装置である。このVGRS装置は、駆動モータと、減速機と、スパイラルケーブル装置と、VGRS用制御部とを備える。そして、この駆動モータの駆動により、減速機を介して上述した伝達比を可変にすることができる。スパイラルケーブル装置は、駆動モータとVGRS用制御部とを電気的に接続するために用いられる。なお、VGRS用制御部は、スパイラルケーブル装置を介して動力及び信号を伝達することにより、駆動モータを制御している。
【0017】
本実施形態におけるスパイラルケーブル装置の軸方向断面図を図1に、フレキシブルフラットケーブルの断面図を図2に示す。
【0018】
本実施形態におけるスパイラルケーブル装置1は、樹脂からなる、筒状の外筒部2aと、この外筒部2aの端部に嵌合する環状の蓋部2bとからなる外側筐体2と、外側筐体2の内側に設けられ、同じく樹脂からなる、筒状の内筒部3aと、この内筒部3aの端部に設けられた環状の底部3bとからなり、外側筐体2に対して相対回転可能な内側筐体3と、内筒部3aの外周に巻回されるとともに両端を外側筐体2と内側筐体3とにそれぞれ固定されたフレキシブルフラットケーブル4と、フレキシブルフラットケーブル4の内筒部3a側の端部と接続され、内筒部3aに固着されるリードブロック5とから構成されている。
【0019】
外側筐体2の蓋部2bは、内側筐体3の内筒部3aの端面を覆うとともに、内筒部3aの内周と相対回転可能に嵌合する突出部2cを備えている。また、内側筐体3の内筒部3aは、この突出部2cの端部を覆うように、内周面に環状の受け部3cを備えている。
【0020】
フレキシブルフラットケーブル4は、図2に示すように、ポリエチレンテレフタレート(PET)の帯状の絶縁テープからなる絶縁フィルム4aと、接着剤4bと、帯状の極薄い銅等の複数本の導体からなり、小電流が流れる信号ライン導体部4cと、帯状の薄い銅等の複数本の導体からなり、大電流が流れる動力ライン導体部4dとを備えている。そして、2枚の絶縁フィルム4aの間に、接着剤4bを介して、信号ライン導体部4c(例えば、6本)と、動力ライン導体部4d(例えば、3本)とが互いに平行状態に貼着され、同軸的に配置される外側筐体2と内側筐体3との間に形成された環状空間6の内部に収納される。
【0021】
リードブロック5は帯状の薄い銅等の複数本の導体からなる導体部5aと、この導体部5aを支持する樹脂からなる支持部5bとを備えている。そして、リードブロック5の導体部5aの一端には、フレキシブルフラットケーブル4の信号ライン導体部4c及び動力ライン導体部4dが電気的に接続され、他端には、駆動モータ(図示せず)の信号ライン及び動力ラインが電気的に接続される。
【0022】
内側筐体3の底部3bは、駆動モータ(図示せず)と機械的に連結され、フレキシブルフラットケーブル4の外側筐体2に固定された側にある信号ライン導体部4c及び動力ライン導体部4dの端部は電線等(図示せず)によりVGRS用制御部(図示せず)と電気的に接続される。これにより、スパイラルケーブル装置1を介して、駆動モータとVGRS用制御部が接続され、VGRS装置が構成できる。
【0023】
なお、上述の実施形態においては、受け部3cは、環状であるが、外側筐体2の突出部2cの端部と相対回転可能に嵌合する凹溝を備えていてもよい。また、VGRS装置だけでなく、車両に搭載される、例えば電動パワーステアリング装置等に用いられるものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のスパイラルケーブル装置の軸方向断面図を示す。
【図2】第1実施形態のフレキシブルフラットケーブルの断面図を示す。
【符号の説明】
1 ・・・ スパイラルケーブル装置
2 ・・・ 外側筐体
2a ・・・ 外筒部
2b ・・・ 蓋部
2c ・・・ 突出部
3 ・・・ 内側筐体
3a ・・・ 内筒部
3b ・・・ 底部
3c ・・・ 受け部
4 ・・・ フレキシブルフラットケーブル
4a ・・・ 絶縁フィルム
4b ・・・ 接着剤
4c ・・・ 信号ライン導体部
4d ・・・ 動力ライン導体部
5 ・・・ リードブロック
5a ・・・ 導体部
5b ・・・ 支持部
6 ・・・ 環状空間

Claims (3)

  1. 筒状の外筒部と前記外筒部の端部に嵌合する環状の蓋部とからなる外側筐体と、前記外側筐体の内側に設けられ筒状の内筒部と前記内筒部の端部に設けられた環状の底部とからなり前記外側筐体に対して相対回転可能な内側筐体と、前記内筒部の外周に巻回されるとともに両端を外側筐体と内側筐体とにそれぞれ固定されたフレキシブルフラットケーブルと、を備えたスパイラルケーブル装置において、
    前記蓋部は、前記内筒部の少なくとも内周端面と相対回転可能に嵌合する筒状の突出部を備えていることを特徴とするスパイラルケーブル装置。
  2. 前記内筒部は、前記突出部の端面を覆う受け部を備えていることを特徴とする請求項1記載のスパイラルケーブル装置。
  3. 前記受け部は、環状であることを特徴とする請求項2記載のスパイラルケーブル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240468A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Favess Co Ltd ステアリング装置および同軸カップリング

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