JP2005033829A - 複合型画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の装置が重複して処理を行うときの作業効率の低下を防止できる複合型画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像データを獲得する画像データ獲得手段(50、56)と;画像データの送信および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段(58)と;画像データを基にして画像を形成する画像形成手段(52)と;画像データを記憶する画像データ記憶手段(44、46)と;画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを全て受信してから最終受信頁から順に画像形成手段により画像形成を行う第1のモードと;画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを受信した頁順に画像形成手段により画像形成を行う第2のモードとを備えている。
【選択図】 図3
【解決手段】画像データを獲得する画像データ獲得手段(50、56)と;画像データの送信および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段(58)と;画像データを基にして画像を形成する画像形成手段(52)と;画像データを記憶する画像データ記憶手段(44、46)と;画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを全て受信してから最終受信頁から順に画像形成手段により画像形成を行う第1のモードと;画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを受信した頁順に画像形成手段により画像形成を行う第2のモードとを備えている。
【選択図】 図3
Description
この発明は、FAX(ファクシミリ)機能、プリンタ機能、コピー機能などの複数の機能を備えた複合型画像形成装置に関する。
近年、スキャナ等の画像処理装置、ハードディスクや光ディスクなどの画像記憶装置、FAXやネットワークを用いた通信装置、印刷装置など種々の画像処理装置を一体化して構成されるデジタル式複合型画像処理装置、通称マルチファンクション型複写装置の開発が盛んに行われている。
これらの画像処理装置では、一つのスキャナ(原稿台)およびプリンタ(トレー部)などを複写機能、FAX機能、およびプリンタ機能など複数の機能間で共有するのが普通となっている。
上記説明したような複合型画像処理装置において問題となるのが、複数の機能の動作要求の衝突と、各機能の慣習的な制御方式の相違である。
例えば前者では、受信印刷中やプリンタ動作中に複写の要求が発生した場合など、文書単位で実行中のジョブを継続すると、その間、複写機として使用することができなくなる。
ところが、一般的に、ユーザから見た場合、装置の前に立って操作を行う複写の方が、FAX受信画像またはプリンタとして受け付けた画像データの印刷よりも緊急性の高い場合が多い。従って、一般的にはFAX受信画像またはプリンタとして受け付けた画像データの印刷中であっても、複写の要求が生じた場合には、FAX受信画像の印刷またはプリンタ機能を中断して複写機能を優先させるのが通常である。この場合には、これまでに排出されていた記録紙の上に、複写の記録紙が積み重ねられることになり、ユーザから見ればそれらの境界は不明瞭なものとなってしまうという問題が生じていた。また、FAX受信中など、受信画像の印刷を中断された場合にも、受信を継続している場合があり、この場合、FAXの受信蓄積用メモリを解放する事ができず、メモリ容量を超えて受信した場合には、受信を途中で終了する場合が発生していた。
後者、即ち各機能の慣習的な操作方式の相違という観点については、例えば従来の複写機では、入力順に印刷面を上にした状態で記録紙が排出される。この際、通常は関連した同一文書の複写作業は一括して行われるため、文書の各頁が排出される間隔は比較的短いものとなる。
ところが、先頭頁から送信されるFAXでは、頁順が乱れないように印刷面を下にして受信順にFAX受信画像の排出が行われる。この際、通常は受信と並行して、受信した頁順に印刷作業が行われるため、文書の各頁が排出される間隔は数秒〜数十秒となり、文書全体が印刷されるまでに比較的長い時間が必要とされる。つまり、この間に全く異なる複写印刷やプリントデータが割り込んでしまう可能性があった。
これらの問題を解決する一つの手段としては、例えば排紙トレーを機能ごとに設置する方法、または受信画像蓄積用にハードディスクなど大容量の外部記憶装置を設置し、更に印刷速度を高速なものとする方法も考えられる。しかしこれでは、装置全体として高価なものとなってしまう。
この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、複数の装置が重複して処理を行うときの作業効率の低下を防止できる複合型画像形成装置を提供することにある。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、
この発明の複合型画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、画像を形成する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;前記画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを全て受信してから最終受信頁から順に前記画像形成手段により画像形成を行う第1のモードを実行する第1のモード実行手段と;前記画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを受信した頁順に前記画像形成手段により画像形成を行う第2のモードを実行する第2のモード実行手段とを備えている。
この発明の複合型画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、画像を形成する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;前記画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを全て受信してから最終受信頁から順に前記画像形成手段により画像形成を行う第1のモードを実行する第1のモード実行手段と;前記画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを受信した頁順に前記画像形成手段により画像形成を行う第2のモードを実行する第2のモード実行手段とを備えている。
この発明の複合型画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、画像を形成する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;前記画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを全て受信してから最終受信頁から順に前記画像形成手段により画像形成を行う第1のモードを実行する第1のモード実行手段と;前記画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを受信した頁順に前記画像形成手段により画像形成を行う第2のモードを実行する第2のモード実行手段と;前記画像データ記憶手段の記憶容量の残量に応じて、前記第1のモードと前記第2のモードとを切り換えるモード切替手段とを備えている。
この発明の複合型画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、画像を形成する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;前記画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを全て受信してから最終受信頁から順に前記画像形成手段により画像形成を行う第1のモードを実行する第1のモード実行手段と;前記画像データ送受信手段により受信される複数頁から成る一連の画像データを受信した頁順に前記画像形成手段により画像形成を行う第2のモードを実行する第2のモード実行手段とを備え;前記画像データ記憶手段の記憶容量の残量に応じて、前記第1のモードにおける画像形成動作を複数回に分割する。
この発明の複合型画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成し排紙部に排紙する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;同一サイズの前記記録媒体を第1の方向およびこの第1の方向に対して直交する第2の方向に収納する記録媒体収納手段と;前記画像データ送受信手段により受信された画像データの画像形成処理、および画像データ獲得手段により獲得された画像データの画像形成処理において、一方の画像形成処理が他方の画像形成処理と重複する場合、一方の画像データの画像を前記記録媒体収納手段に収納されている前記第1の方向の記録媒体に形成してこの第1の方向で前記排紙部に排紙し、他方の画像データの画像を前記第2の方向の記録媒体に形成してこの第2の方向で前記排紙部に排紙する記録媒体方向指定手段とを備えている。
この発明の複合型画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成し状況に応じて排紙部に排紙する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;前記記録媒体の画像が記録された画像記録面とこの画像記録面の裏面にあたる画像が記録されない否画像記録面とを状況に応じて反転して、前記排紙部に排紙する反転手段と;前記画像データ送受信手段により受信された画像データの画像形成処理、および画像データ獲得手段により獲得された画像データの画像形成処理において、一方の画像形成処理が他方の画像形成処理と重複する場合、一方の画像形成処理では画像記録面を上側にして前記排紙部に排紙し、他方の画像形成処理では否画像記録面を上側にして前記排紙部に排紙する画像記録面方向指定手段とを備えている。
この発明の複合型画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成し排紙部に排紙する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;同一サイズの前記記録媒体を第1の方向およびこの第1の方向に対して直交する第2の方向に収納する記録媒体収納手段と;前記記録媒体の画像が記録された画像記録面とこの画像記録面の裏面にあたる画像が記録されない否画像記録面とを状況に応じて反転して、前記排紙部に排紙する反転手段と;前記画像データ送受信手段により受信された画像データの画像形成処理、および画像データ獲得手段により獲得された画像データの画像形成処理において、一方の画像形成処理が他方の画像形成処理と重複する場合、一方の画像データの画像を前記記録媒体収納手段に収納されている前記第1の方向の記録媒体に形成してこの第1の方向で前記排紙部に排紙し、他方の画像データの画像を前記第2の方向の記録媒体に形成してこの第2の方向で前記排紙部に排紙する記録媒体方向指定手段と;前記画像データ送受信手段により受信された画像データの画像形成処理、および画像データ獲得手段により獲得された画像データの画像形成処理において、一方の画像形成処理が他方の画像形成処理と重複する場合、一方の画像形成処理では画像記録面を上側にして前記排紙部に排紙し、他方の画像形成処理では否画像記録面を上側にして前記排紙部に排紙する画像記録面方向指定手段と;前記記録媒体方向指定手段および前記画像記録面方向指定手段とを状況に応じて選択する選択手段とを備えている。
この発明の複合型画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成して排紙部に排紙する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;前記画像データ記憶手段の記憶容量の状況を案内する容量案内手段と;前記画像データ送受信手段により受信される画像データを優先して取り扱う優先手段とを備えている。
この発明の画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成して排紙部に排紙する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;前記画像データ記憶手段の記憶容量の残量不足を表示および警告音の少なくとも一方により案内する容量案内手段と;前記画像データ送受信手段による画像データ受信中における前記画像データ記憶手段の記憶容量の残量に応じて、前記画像データ受信手段により受信される画像データの画像形成動作以外の各種操作の継続を可能としながら、前記画像データ送受信手段により受信される画像データの画像形成動作以外の操作を中断する旨を案内する中断案内手段とを備えている。
この発明の画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成して排紙部に排紙する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;前記画像データ記憶手段の記憶容量の残量不足を表示および警告音の少なくとも一方により案内する容量案内手段と;前記画像データ送受信手段による画像データ受信中における前記画像データ記憶手段の記憶容量の残量に応じて、前記画像データ獲得手段により獲得される画像データの画像形成動作の継続を可能としながら、この画像データ獲得手段により獲得される画像データの画像形成動作を中断する旨を案内する中断案内手段とを備えている。
この発明の複合型画像形成装置は、画像データを獲得する画像データ獲得手段と;公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成して排紙部に排紙する画像形成手段と;前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;前記画像データ記憶手段の記憶容量の残量が所定量以下になったとき、残量不足を案内する容量案内手段とを備え、前記所定量は前記画像データ記憶手段の記憶容量の残量が前記所定量に達した時点で受信中の画像データを蓄積可能な量以上である。
この発明によれば下記の効果を奏する複合型画像形成装置が提供できる。
(1)FAX受信画像を印刷する場合、全ページの画像データ受信終了後に最終受信ページから印刷することにより(受信/印刷方式1)、先頭頁より昇順に並んだ状態でユーザに受信原稿を渡すことができるとともに、プリンタ機能占有時間を短縮できる(画像データ受信処理と並行して印刷処理を行う場合プリンタ機能占有時間が比較的長くなる)。つまり、画像データ受信中においても、他のジョブの印刷処理ができるので、作業効率の低下を防止できる。
(2)1回の受信手順中で、印刷可能な既受信ページから印刷を開始する制御方式(受信/印刷方式2)をとることにより、受信蓄積用メモリの残量が少ない場合でも、メモリを実行中の受信画像蓄積用に解放し、受信を継続することが可能となる。よって、受信処理が途中で中断されることなく、作業上の信頼性を向上できる。
(3)メモリフルなどの要因により、複写など実行中のジョブを中断し、同一の排紙トレイ上に複数のジョブを印刷する場合に、記録紙の方向や印刷面を変更して印字出力を行うことで、文書の混入時に他人の原稿を間違って持ち去る可能性が低くなり、マルチファンクションとしての操作性が向上する。
(4)完全に受信蓄積用メモリ残量が「0」となる前に、メモリフルを通知することで、FAX受信以外のジョブが動作中であった場合に、ユーザが実行中のジョブの最小限の動作を行うだけの余裕を与え、メモリ残量不足による回線切断発生の可能性を押さえることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る複合型画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。
装置本体10の上部には、原稿カバーを兼ねた自動原稿送り装置(以下、ADFと称する)207が開閉自在に設けられている。装置本体の上面前部には、コピー条件並びにコピー開始を指示するための各種操作キーおよび各種表示器等を備えた操作パネル10が設けられている。この操作パネル10については、後に詳しく説明する。
装置本体の右側部には、小容量の用紙が収納できる給紙カセット257と、大容量の用紙が収納できる大容量給紙カセット255とがそれぞれ着脱自在に設けられている。尚、給紙カセット257は、用紙を手差しで供給するための手差しトレイ256を備えている。
装置本体の下部には、給紙カセット252、253、254が着脱自在に設けられている。これら給紙カセットには、同一サイズの用紙が横方向および縦方向に収納されており、必要に応じて選択されるようになっている。なお、同一サイズの用紙の選択方法についてはこの発明のポイントの一つであり後に詳しく説明する。装置本体の左側部には、コピー済みの用紙を受ける排紙トレイ262が設けられている。
装置本体全面の操作パネル10下部には、画像デ一夕等を記憶する記憶媒体としての光磁気ディスクを挿入するための挿入口200が設けられていて、図示しないが本体内部には光磁気ディスク装置が設定されている。
装置本体背面には、図示しないが本装置がプリンタとして動作する際にPC(パーソナルコンピュータ)と接続するためのパラレルポート、また、本装置のメンテナンス時の内部管理情報読み出し、および本装置の機能設定のためにPCなどの外部装置と接続するためのシリアルポート、マスタとして動作する外部のコントローラとコマンド/データ通信を行うためのSCSIインタフェースなどを備えている。
図2は、図1の複合型画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。
装置本体内には、画像読取装置としてのスキャナ部50と、画像を形成するプリンタ部52が設けられている。
装置本体の上面には、読取対象物、つまり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置台212と、この原稿載置台212上に原稿を自動的に送るADF207とが配設されている。このADF207は、原稿載置台212に対して開閉可能に配設され、原稿載置台に載置された原稿Dを原稿載置台212に密着させる原稿押さえとしても機能する。
ADF207は、原稿Dがセットされる原稿トレイ208と、原稿の有無を検出するエンプティセンサ209と、原稿トレイから原稿を一枚づつ取り出すピックアップローラ214と、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ215と、原稿の先端を整位するアライニングローラ対216と、アライニングローラ対216の上流側に設けられ原稿の到達を検出するアライニングセンサ286と、原稿Dのサイズを検出するサイズセンサ287と、原稿載置台212のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト218とを備えている。そして、原稿トレイ208に上向きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つまり、最終頁から順に取り出され、アライニングローラ対216により整位された後、搬送ベルト218によって原稿載置台212の所定位置へ搬送される。
ADF207において、搬送ベルト218を挟んでアライニングローラ対216と反対側の端部には、反転ローラ220と、非反転センサ221と、フラッパ222と、排紙ローラ223とが配設されている。後述するスキャナ部50により画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト218により原稿載置台212上から送り出され、反転ローラ220、フラッパ221、および排紙ローラ222を介してADF207上面の原稿排紙部224上に排出される。
また、原稿Dの裏面を読み取る場合、フラッパ222を切換えることにより、搬送ベルト218によって搬送されてきた原稿Dは、反転ローラ220によって反転された後、再度搬送ベルト218により原稿載置台212上の所定位置に送られる。
なお、ADF207は、ピックアップローラ214、給紙ローラ215、およびアライニングローラ対216を駆動する給紙モータと、搬送ベルト218、反転ローラ220、および排紙ローラ223を駆動する搬送モータとを備えている。
装置本体内に配設されたスキャナ部50は、原稿載置台212に載置された原稿Dを照明する蛍光灯などの光源225、および原稿Dからの反射光を所定の方向に偏向する第1のミラー226を有している。これらの光源225および第1のミラー226は、原稿載置台212の下方に配設された第1のキャリッジ227に取り付けられている。この第1のキャリッジ216上には、原稿載置台212上に載置された原稿のサイズを検出するサイズセンサ217が取り付けられている。第1のキャリッジ227は、原稿載置台212と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を介して駆動モータにより、原稿載置台の下方を往復移動される。
また、原稿載置台212の下方には、原稿載置台と平行に移動可能な第2のキャリッジ228が配設されている。第2のキャリッジ228には、第1のミラー226により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第2および第3のミラー230、231が互いに直角に取り付けられている。第2のキャリッジ228は、第1のキャリッジ227を駆動する歯付きベルトなどにより、第1のキャリッジ227に対して従動されるとともに、第1のキャリッジに対して1/2の速度で原稿載置台212に沿って平行に移動される。
また、原稿載置台212の下方には、第2のキャリッジ228上の第3のミラー231からの反射光を集束する結像レンズ232と、結像レンズにより集束された反射光を受光して光電変換するCCDセンサ234とが配設されている。結像レンズ232は、第3のミラー231により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介して移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ234は、入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電気信号を出力する。
一方、プリンタ部52は、露光手段として作用するレーザ露光装置240を備えている。レーザ露光装置240は、光源としての半導体レーザ241と、半導体レーザ241から出射されたレーザ光を連続的に偏向する走査部材としてのポリゴンミラー236と、ポリゴンミラーを後述する所定の回転数で回転駆動する走査モータとしてのポリゴンモータ237と、ポリゴンミラーからのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラムへ導く光学系242とを備えている。このような構成のレーザ露光装置240は、装置本体の後述する支持フレームに固定および支持されている。
半導体レーザ241は、スキャナ部50により読み取られた原稿Dの画像情報に応じてオン・オフ制御され、このレーザ光はポリゴンミラー236および光学系242を介して感光体ドラムへ向けられ、感光体ドラム周面を走査することによりドラム周面上に静電潜像を形成する。
また、画像形成部52は、装置本体のほぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体ドラム244を有し、感光体ドラム244の周面には、レーザ露光装置240からのレーザ光により露光され所望の静電潜像が形成される。
感光体ドラム244の周囲には、ドラム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ245と、感光体ドラム244の周面上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器246と、給紙カセット252、253、254、255、および257などから給紙された被転写材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム244から分離させるための剥離チャージャ247と、感光体ドラム244に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる転写チャージャ248と、感光体ドラム244の周面からコピー用紙を剥離する剥離爪249と、感光体ドラム244の周面に残留したトナーを清掃する清掃装置250と、感光体ドラム244の周面を除電する除電器251とが順に配置されている。
装置本体内の下部には、それぞれ装置本体から引出し可能な給紙カセット252、253、254が互いに積層状態に配設され、各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填されている。これらのカセットの側方には大容量給紙カセット255が設けられ、この大容量給紙カセット255には、使用頻度の高いサイズのコピー用紙、例えば、A4サイズのコピー用紙が約3000枚収納されている。また、大容量給紙カセット255の上方には、手差しトレイ256を兼ねた給紙カセット257が脱着自在に装着されている。
装置本体内には、各カセットから感光体ドラム244と転写チャージャ248との間に位置した転写部を通って延びる搬送路258が形成され、搬送路の終端には定着装置260が設けられている。
給紙カセット252、253、254、255、および257の近傍には、カセットから用紙を一枚づつ取り出すピックアップローラ263がそれぞれ設けられている。また、搬送路258には、ピックアップローラ263により取り出されたコピー用紙Pを搬送路258を通して搬送する多数の給紙ローラ対264が設けられている。
搬送路258において感光体ドラム244の上流側にはレジストローラ対265が設けられている。レジストローラ対265は、取り出されたコピー用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ドラム244上のトナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給紙する。レジストローラ対265の手前、つまり、給紙ローラ264側には、コピー用紙Pの到達を検出するアライニングセンサ266が設けられている。
ピックアップローラ263により各カセットから1枚づつ取り出されたコピー用紙Pは、給紙ローラ対264によりレジストローラ対265へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジストローラ対265により先端が整位された後、転写部に送られる。転写部において、感光体ドラム244上に形成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ248により用紙P上に転写される。トナー像の転写されたコピー用紙Pは、剥離チャージャ247および剥離爪249の作用により感光体ドラム244周面から剥離され、搬送路252の一部を構成する搬送ベルト267を介して定着装置260に搬送される。そして、定着装置260によって現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用紙Pは、給紙ローラ対268および排紙ローラ対269により排出口261から排紙トレイ262へ排出される。
搬送路258の下方には、定着装置260を通過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対265へ送る自動両面装置270が設けられている。自動両面装置270は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積部271と、搬送路258から分岐し、定着装置260を通過したコピー用紙Pを反転して一時集積部271に導く反転路272と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ273と、取り出された用紙を搬送路274を通してレジストローラ対265へ給紙する給紙ローラ275とを備えている。
また、搬送路258と反転路272との分岐部には、コピー用紙Pを排出口261あるいは反転路272に選択的に振り分ける振り分けゲート276が設けられている。
両面コピーを行なう場合、定着装置260を通過したコピ用紙Pは、振り分けゲート276により反転路272に導かれ、反転された状態で一時集積部271に一時的に集積された後、ピックアップローラ273および給紙ローラ対275により、搬送路274を通してレジストローラ対265へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジストローラ対265により整位された後、再び転写部に送られ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その後、コピー用紙Pは、搬送路258、定着装置260および排紙ローラ269を介して排紙トレイ262に排紙される。
また、この自動両面装置270を使用することにより、用紙のプリントされた面を下側にして排出することもできる。
図3は、複合型画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。
本装置は、メインCPU30、各種ROM(プログラム記憶用、データベース用)32、NVRAM34、DRAM(作業用、データ格納用)36を有する。この図3におけるメインCPU30は、本装置全体の制御を行うものであり、ここでは操作パネル10からの指示、および通信回線からの信号入力、各種外部インタフェースからの入力信号に従って各機能の制御を行う。また、画像データを大量に扱う場合にはハードディスクドライブHDD37、光ディスクドライブODD38を備えるようにしてもよい。
SIF40はスキャナ部50からの画像データを受け取るスキャナインタフェース、IPU42は記録装置に応じた高画質化処理や拡大縮小処理、画素間引き処理、マーカ検出による指定領域の白抜き処理などの画像編集処理を行う画像処理部、PM44は1画素につき多値のビット数を持つ多値のページメモリ部、QNT/PM(QNT:量子化、PM:ぺ−ジメモリ)46は多値データを記憶用に2値化して記憶する2値化ページメモリと圧縮伸張回路と、各種画像処理ASICとで構成される部分、PIF48はプリンタ部52に画像データを転送するプリンタインタフェース、LANC54はイーサネット(登録商標)との接続インタフェースとN社ネットワークプロトコルを制御するためのCPUを含むネットワーク制御回路である。
なお、このLANC54のケーブルの一端はルータ/リピータ等のネットワークを構成する機器に接続される。SCSI56はPC等の外部装置との通信コマンド制御を行うためのSCSIバス制御用チップセットを示している。例えばメインCPU30から制御コマンドを受け取ると、それを解釈してターゲットとなるデバイスにコマンドを送る。逆に信号を受け取った場合は、その信号をそのままメインCPU30に対して渡される。メインCPU30はその信号を解釈し、適宜、応答を返し、装置全体を制御する。
図4に示すように、FAXC部58はファクシミリ手順に従って公衆回線との接続IFをなすいわゆるMODEM76、送受信用バッファ74、FAX画像データ格納用のファイルメモリ68、画像の符号化/復号化、解像度変換等を行うCODEC(CODER−DECODER)66、72、およびこれらの制御とメインCPU30との相互通信を行うFAXCPU78からなる。
PRNC60は外部のPC等のデバイスからのプリントデータを受け取るためのプ口トコル制御およびデータ転送/圧縮/伸張制御を行うための制御回路である。これらの各デバイスは画像バス62を介して接続され、メインCPU30と各デバイス間の制御信号はシステムバス64により高速に信号のやりとりが行われる。この画像バス62は、このコントローラが複写機として動作するときの為に設けられた独特のもので、複写機のリアルタイム動作を保証するために、スキャナ部50から入力される画像データをSIF40で受信し、IPU42で高画質化処理、拡大縮小処理、各種編集処理を行い、PIF48でプリンタ部52の出力にするという動作を並列的に行う。画像バス62に接続されたボードの内、その時の動作に不必要な処理ボードは通過状態となる。例えば、単なる複写動作の際にはQNT/PM46は不必要なため通過となるし、メモリを利用して複数の複写画像を編集する場合には、この2値化ページメモリは必要となる。
図4は、FAXC部58のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4において、点線部分は図3中のシステムバス64を、二重線部分は画像バス62を示している。例えば、この実施の形態において説明される構成の複合型画像形成装置において、ある動作条件では、FAX用の送信データは、スキャナ部50から入力された後、画像バス62からFAXC部58の入出力バッファに蓄積される。蓄積されたデータは、CODEC66で符号化/圧縮され、ファイルメモリ(FILEMEMORY)68に蓄積される。
NCU(NETWORKCONTROLUNIT)70により回線を選択した後、FAX用の送信データは、CODEC72で相手局の能力に合わせた符号化方式/解像度に変換され、送受信バッファ74を経由してMODEM76から送信される。この際、FAX用の送信へッダもCODEC66で付加される。
FAX通信制御用のコマンドは、システムのメインCPU30からDMA転送によりFAXC部58に送られる。FAXC部58のFAXCPU78は、そのコマンド内容を実行し、ステータス、あるいはリクエストを逆にメインCPU30側にDMA転送で送信する。このコマンドによりFAXCPU78はMODEM76を介して回線上に標準プロトコルに基づいた制御信号(ITU−T/T.30準拠)を送出する。また、メインCPU30はステータスあるいはリクエストの内容に応じて次の指示を送出する。
受信の場合は、受信データは一旦FAXC部58の送受信バッファ74に蓄積され、エラーチェック等を実施した後、CODEC66で指定の符号化方式等に変換し、FAXC部58のファイルメモリ68に蓄積される。蓄積された画像データを、図3に示されるHDD37に蓄積する場合は、一旦画像データをFAXC部58の入出力バッファ80に展開した後、受信ヘッダ付加処理、長尺画像受信時のページ分割処理、解像度変換処理等を行った後、CODEC72で再圧縮され、図3に示されるHDD37に対してDMA転送される。
FAXC部58のファイルメモリ68に蓄積保存されている受信画像の印刷時は、蓄積された受信データをCODEC72で伸張し、入出力バッファ80に展開した後、画像バス62側からPIF48に印字出力する。図3のHDD37に蓄積保存されている画像データを印刷する場合は、図3のQNT/PM46に画像を展開し、画像バス62側からPIF48に印字出力する。
また、FAXC部58の画像入出力バッファ80は画像データの回転処理が可能である。例えば、A4画像を受信した場合など、ここで90度回転処理を施すことにより、A4横およびA4縦カセットの記録紙の両方が利用可能となると同時に、ポートレイト方向でもランドスケイプ方向でも原稿入力が可能となる。更に、180度回転処理を用いて、例えば、ADF207から入力した画像データの方向を全て順方向に修正する。また、自動両面装置270を具備している場合など、受信原稿を180度回転処理を交互に施した後、記録紙の両面に印刷処理を行う。
図3は、操作パネル10の構成を例示する図である。
図3に示すように、操作パネル10には表示部10aとしてのタッチパネルディスプレイ82、スタートキー84、ストップキー86、クリアキー88、数字を設定するテンキー90、原稿サイズを選択するサイズキー92、カセットを選択するカセットキー94、選択された原稿サイズ・カセットを表示するLED96、複写倍率設定キー98、画像モード選択キー100、警告音などを発するスピーカ101などが設けられている。また、このテンキー90は複写でもFAX(FAX番号入力)でも共有可能であるよう、ボタン電話装置のテンキー配列と同じ配置となっている。
例えば5部複写する場合、タッチパネルディスプレイ82上のメニューを複写に切り替え、希望する処理(両面コピーなど)を選択した後、テンキーの「5」のキーを押す。するとタッチパネルディスプレイ82上の特定のエリアにこの数が表示される。これをユーザが確認した後、原稿をセットしスタートキー84を押せば複写動作が開始される。
図6は、タッチパネルディスプレイ82の構成を示すブロック図である。
タッチパネルディスプレイ82はタッチパネル102を液晶ディスプレイ104の上に重ねて構成される。タッチパネル102は透明基盤に透明抵抗体を一様に塗布し、X/Y方向に夫々所定の距離間隔をおいて透明電極群を平行に配設してある。タッチパネル制御部106の制御の元、X/Y方向の各透明電極にはそれぞれ一定方向に順次電圧が印加される。タッチパネル102に対する位置の指示操作は専用の導電性ペンあるいは指を用いて行われる。タッチパネル制御部106はX/Y方向のそれぞれの電極間の抵抗値を監視し、各電極間の抵抗値から演算により、導電性ペンあるいは指の指示によって局所的に抵抗値が低減した位置の検出を行う。
また、液晶ディスプレイ104にはこれを表示駆動するためのディスプレイ制御部108と、表示データを表示画素単位で格納する表示RAM(VRAM)110がそれぞれ接続されている。
以上の構成からなるタッチパネルディスプレイ82において、タッチパネル制御部106によって求められた位置データは、主制御部内のメインCPU30により読み取られ、この位置データに対応した処理がメインCPU30によって実行される。例えば、手書き入力を行う場合はタッチパネル102上で指示された位置に対応するVRAM110上のデータを非表示状態から反転して表示状態にし、液晶ディスプレイ104に表示したキーボードディスプレイや各種設定ボタン群の中からの選択による動作パラメータの入力など、幅広い用途にこのタッチパネルディスプレイ82は使用できる。
図7〜図9は、この複合型画像形成装置で用いる標準的なG3ファクシミリ通信プ口トコルの流れを示す図である。ここでは全て非エラー訂正モードの例を示しているが、通信プロトコルの流れとしては基本的にエラー訂正モードの場合も同様である。
図7は、送信データを1頁だけ送信する場合の例を示す図である。図7に示すように、FAXの通信プロトコルはA〜Eの5つのフェーズに分割されており、それぞれA:呼設定、B:初期認識、C:データの送信、D:送信データ確認、E:切断に分かれている。
図8は、後続の頁があり、しかも送信条件が変更されない場合の例を示す図である。この図8の場合には、フェーズDにおいてマルチペ−ジであることが被呼端末側に知らされ(MPS)、続いてフェーズC以降が繰り返される。
図9は後続の頁があり、しかも送信条件が変更される場合の例を示す図である。この図9の場合には、フェーズDにおいて通信条件の変更が被呼端末側に知らされ(EOM)、続いてフェーズB以降が繰り返される。このそれぞれの通信手順のフェーズB(初期認識)において、最初に被呼端末(受信端末)からNSF(Not Standerd Facsimile)信号が送信される。この信号では、ITU−T/T.35において国コード、メーカーコードを提示することが規定されている。通常、同じメーカのファクシミリ装置同士の通信においては、この信号でそれぞれの機種を同定し、ITU−T/T.30の規定とは異なる各社独自の手順で通信を行う。
次に、この複合型画像形成装置でのネットワーク送信の動作を説明する。
この場合、まず操作パネル10上でネットワーク送信のモードを設定する。次に送信先情報(ネットワークアドレス、ユーザIDなど)を設定する。そして、送信画像データをセットする。設定された送信先情報は主制御部の管理下に送信待ち行列にセットされる。また、送信条件に基づいて送信データは編集処理を行った後、符号化/圧縮処理を行い、ネットワークに対応したプロトコルに従って送信先への回線接続を行う。全ページ送信終了すれば回線切断処理を行う。
以上の動作の間、主制御部は操作パネル10からの送信先情報を管理しSIF40、QNT/PM46に画像サイズ、圧縮方式などの各パラメータの設定を行う。そして開始指示が有れば、スキャナ部50を駆動し、入力された画像データに対して解像度変換、2値化、圧縮処理を施した後これらをQNT/PM46へ保持するといった動作を最終ページまで行う。
次に、この複合型画像形成装置における入力原稿のファクシミリ送信動作を説明する。
まず、先述の操作パネル10上でタッチパネルディスプレイ82上のメニューをFAXメニューに切り替えた上で、ファクシミリ送信のモードを設定する。あるいは、ネットワークまたは232Cなどのシリアルインタフェースを介し、PC等の端末装置上から送信モードを設定する。操作パネル10上からこのモード設定を行う場合には、タッチパネルディスプレイ82に表示されたモード選択スイッチの指示および希望する条件に該当するハードキーを押下することによって設定が行われる。
PC等の端末装置上からモード設定を行う場合には、画面上のメニューからファクシミリ送信のモードを選択する。この際、ファクシミリ送信モード設定画面において送信先情報(電話番号、短縮ダイヤル番号etc.)、送信サイズ情報、拡大/縮小などの変倍情報、希望する解像度、回転の有無、セキュリティの高い内容を含んだ文書(親展)であるか否か等の送信条件を設定する。
送信データは、スキャナ部50で入力後、IPU42において操作パネル10で指定された拡大/縮小、中間調処理等の画像処理を行った後、図4のFAXC部58の入出力バッファ80を使用して2値データとして展開される。続いて図4に示されるCODEC66を用いて符号化/圧縮処理を行い、また、必要であれば、入力画像の回転処理/解像度変換処理を行い、FAXC部58のファイルメモリ68に蓄積/保存される。
HDD37が装着されている場合は、図3のQNT/PM46に展開し、ユーザが指定する画像処理を施した後、HDD37にメモリ蓄積を行う。この際のユーザが指定する画像処理とは、例えば、複数の原稿を1枚に縮小して収め、1枚の原稿として送信するといったような、いわゆる「Nin1」処理(縮小連結処理とも言う)が該当する。
メモリ蓄積送信を行う場合には、原稿入力終了後、送信待ち行列にセットされる。送信時刻を指定されている場合は、ユーザの指定する時刻になるまで送信されないが、特に指定されておらず、また送信待ちの状態ファイルが存在しない場合は、即、送信手順を開始する。
送信処理を開始する場合、FAXC部58のファイルメモリ68に蓄積されている画像データは、CODEC72を使用し、受信端末側の受信性能に応じて、解像度変換処理、サイズ変換処理を行った後、相手局に送信する。ダイレクト送信を行う場合には、送信先情報に基づいてNCU70が回線接続制御を行う。回線接続が成立した段階でスキャナ部50より画像データを入力し、画像処理部で相手局の能力に合わせた解像度に変換する。この際、ユーザが希望する解像度、画像サイズよりも、相手局能力の方が優先される。続いて、図4に示されるFAXC部58の入出力バッファ80に転送され、送受信バッファ74を経由した後、送信処理が行われる。全ページの送信データを送信終了後、回線切断処理を行う。
次に、この複合型画像形成装置におけるQNT/PM46を使用した複写画像のメモリ編集機能について説明する。
スキャナ部50より入力された画像は画像処理部においてユーザが選択した機能に応じた解像度変換、2値化処理を行った後、QNT/PM46に蓄積される。ユーザが選択した機能に応じた解像度変換とは、例えば2枚の原稿を縮小して1枚に納める2inl機能を選択した場合の71%縮小などが該当する。2inl処理の場合、QNT/PM46には画像処理部で約71%縮小が展開された画像が読み込まれる。更に90度回転処理を実施した後、2枚分を1枚として印字出力する。
図10は、複合型画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。
この図10において、入出力制御部112とは画像入力時のスキャナ駆動制御、ADF制御、印刷時のプリンタ制御、紙搬送制御などを行うエンジン制御と、画像の解像度、サイズを変更し、また高画質化処理を行う画像処理ユニット、および入力あるいは出力する画像の回転処理、画像合成などの修飾処理などを行う入力/出力画像処理ユニット、および入力画像を展開/符号化圧縮するための画像メモリより構成される。
ここで、画像処理ユニットでは、例えば複写時には、ユーザの指定によるサイズ変換処理や、誤差拡散処理などの高画質化処理を行うし、FAXの画像入力時には、ユーザの指定する解像度への変換処理、受信機の性能に合わせたサイズ変換処理、高画質化処理などを行う。この際、画像メモリに入力された画像データは、ユーザの設定内容に応じて、回転処理や画像合成などの修飾処理を行う。
また、FAX印刷時には、FAX受信データに対して、プリンタの解像度に合わせた解像度拡張処理(補間処理)や、スムージングなどの高画質化処理や、更に、ユーザの設定に応じて、画像の回転処理や、縮小処理、あるいは長尺原稿を受信した場合のページ分割処理などを行う。これらのスキャナ/プリンタはメカメカ制御用のCPUにより直接的に制御されており、図3中のメインCPU30はこれらにメッセージを送ることで制御を行っている。
複写制御部114は、入出力制御部112の駆動タイミング制御や画像処理用のパラメータ設定を行い複写機能を制御する。タイミング制御とは、例えばADFの駆動タイミング、スキャナ駆動タイミング、メモリに展開した画像の修飾処理や、印刷開始タイミングの指定、次の原稿の入力開始タイミング指定などを意味する。
操作パネル制御部116は、図5、図6で説明したこの複合型画像形成装置の操作パネル10、およびシリアルポート、SCSIコントローラ等から構成される。例えば操作パネル10よりFAX送信が指示されると、その情報は全体制御部118に伝えられる。また、通信回線を使用してFAX通信を開始した場合など、逆にそれらの情報が全体制御部118を介して通知され、操作パネル10上のLEDの点灯やLCDへのメッセージ表示を行う。
また、シリアルポートやSCSIコントローラを介して外部のPCよりデータおよびFAX送信条件などの制御情報を受け取った場合は、制御パネルからユーザ設定によりFAX送信が選択されたのと同様に、それらの条件が全体制御部118に伝えられる。全体制御部118は、スキャナ部50やプリンタ部52の空き状況を確認した上で、設定内容をFAX通信制御部120に伝える。
全体制御部118では、更に装置全体のメモリ残量や動作状態を常に監視し、スキャナ部50、プリンタ部52などの複数機能で共有するリソースの排他制御、優先度操作等を実施する。また、タイマー監視等の時間制御も行い、状態に応じて、適宜、操作パネル制御部116に対してメニューの切り替えや、FAXの時刻指定送信機能のようなジョブの起動制御を行う。
FAX通信制御部120は図4に説明したFAXC部58およびFAX制御ソフトウェアより構成される。上記FAX制御ソフトウェアは、例えばFAXC部58のFAXCPU78に対してコマンドを送り、FAX通信機能を実現するだけでなく、リスト/レポート作成、停電発生時のリカバリ処理などの処理を行う。
プリント制御部122は図3中のPRNC60およびPCから接続され画像データを印字するためのデータ制御ソフトウェアより構成される。図11に示すように、PRNC60はセントロニクスなどのインタフェースと、図3中のシステムバス64へのインタフェース、およびそれらのプロトコル制御を行うCPU、高速でのデータ制御を行うASICにより構成される。例えば、PC上のアプリケーションソフトウェアで作成されたドキュメントは、PC上でイメージデータに展開された後、符号化/圧縮され、PCのメモリ上に保存される。
上記符号化データは、PRNC60との間で予め決められたプロトコルに従い、高速にデータ転送される。PRNC60は受け取った画像データを図3中のQNT/PM46またはHDD37にDMA転送する。
図12は、複合型画像形成装置における全体制御を示すフローチャートである。
まず、着信を検出すると、全体制御部118は操作パネル制御部116に対して、受信中であることの表示依頼を行う。この表示の実現方法および操作パネル10よりオペレータから指示された内容通知の実現手段の一例は図15に示される。操作パネル表示部は、操作パネル10上にLEDまたはLCD上のメッセージとして受信中である旨を表示する。
次に、全体制御部118はFAX通信制御部120に対して受信処理の開始を指示する。FAX通信制御部120は指示を受け取ると、図4に示すFAXC部58のFAXCPU78と通信を行いながら、図7〜図9に示すFAXプロトコルに従って、受信制御を行う。但し、FAXC部58のFAXCPU78と、図3のメインCPU30間の通信規則は送受信の開始/終了操作、データ受け渡し操作、通信条件設定、回線状態通知など基本的なもののみであり、プ口トコル制御自身は、FAXC部58のFAXCPU78が設定条件に基づいて直接制御する。
ここで、ファイルメモリ68容量が特定の残量になった場合、FAXC部58は全体制御部118に対してファイルメモリフルを通知する。この際の特定の残量とは、基本的には予めFAXC部58に対して設定可能であるが、通常はECM(エラー訂正モード)時の部分ぺージサイズと同等以上のメモリサイズで使用する。
図13は、FAXC部58におけるファイルメモリフル発生時の通知手順の概念を示す図である。
図13は、FAXC部58におけるファイルメモリフル発生時の通知手順の概念を示す図である。
受信した画像データは、一旦送受信バッファ74に蓄積され、適当なデータブロックの単位でファイルメモリ68に転送される。図13において、送受信バッファ74が2頁分確保されているが、これは、一つのブロック分のデータが蓄積され、転送等の処理を行う際に、並行して後続のデータを蓄積するためのものである。
受信途中でファイルメモリ68のメモリ残量が設定された閾値以下であることが検出されると、FAXC部58のFAXCPU78はメインCPU30に対してメモリフルを通知する(ST1)。この図13に示される例では、メモリフルを通知する閾値としてファイルメモリ68のメモリ残量が64KB以下となる時点を示している。例えば、この通知するための閾値を、送受信バッファ74からファイルメモリ68転送するデータブロック単位以上となるように設定すれば、メモリフル発生検出時点のデータブロックはファイルメモリ68に確実に蓄積される。この図13では、nページ目の受信段階でメモリフルを検出し、メインCPU30に対してメモリフルを通知する。図13中のファイルメモリ管理ブロック124において、「−1」は未使用領域であることを意味している。送受信バッファ74よりファイルメモリ68に書込を行うデータブロック単位でファイルメモリ68にデータ蓄積を行うと、受信データを蓄積するためのメモリエリアを確保できずに通信回線が切断されるまでに、少なくとも、1画像データブロック分の受信時間を、保証することができる。例えば、閾値をECMの1部分頁サイズ(約64KB)と同等と設定されていた場合、少なくとも35〜40秒程度の時間を保証することができる。
通知閾値の値を大きくとることで、メモリ不足による通信回線切断の可能性を低くすることができるが、その場合、逆にメモリフル検出頻度が高くなる。このため、並行して発生する可能正のある複写など他ジョブの動作が制限を受ける可能性が高くなり、装置全体として必ずしも最適な動作を保証することができなくなる。この時間を利用して、メインCPU30からFAXC部58のFAXCPU78に対して、印刷可能データの入出力バッフア80への展開を指示し(ST2、ST3)、印刷可能データの印刷手順を開始する(ST4)。また、複写など、FAX印刷以外の機能でプリント制御部122が使用されていた場合も、この時間をもうけることにより、FAX受信データの印刷に切り替えることが可能となる。
この発明では、メモリフル発生をトリガとして全体制御部118より操作パネル制御部116にメモリフル状態であることの通知を指示し操作パネル10上にメモリフルの発生を表示する。さらに、操作パネル10上のスピーカから警告音を発しメモリフルをユーザに知らせる。この表示は、LEDまたは図14に示すように、タッチパネルディスプレイ82の中のメッセージ表示エリアを使用し、並行して実行可能な複写機能などの操作パネル10の設定を妨げないようにする。さらに、スピーカ101から発せられる警告音などの音声を伴って、メモリフル発生をユーザに通知し、プリント制御部122の解放を促す。
例えば、実現方法は後述するがこのメッセージエリアを図15中のタッチパネル領域126aとすると、FAX_UI制御部128がこの領域の制御権を得るためのID_LCD2を取得し、この領域にメッセージを出力する。この際、ID_LCD1を取得しているのは複写_UI制御部130であり、ID_LCD1により制御を行っている複写メニューはこの状態表示により操作上の制約を受けない。
例えば、メモリフル発生により、特定のキー押下でメモリフル印刷開始が中断させられる場合、特定キー押下をFAX_UI制御部128が監視し、その押下を認めると、FAX_UI制御部128から全体制御部118のFAXジヨブ管理部132に通知される。FAXジヨブ管理部132は、その旨を全体ジョブ管理部134に通知し、メモリフルによるFAX受信画像の印刷を停止する。
図14の例のように、ファイルメモリフル発生の時点で実行中であったジョブは、印刷中の記録紙排出を正常終了し、ジョブ切り替え可能状態であれば、受信印刷手順に移行する。また、PC等で作成されたプリントデータを受信中であった場合は、最後に受け取った画像を印刷し、続いて、ジョブ切り替え可能状態であれば、FAX受信画像の印刷手順に移行する。また、複写継続を希望する場合には印刷中断を指示することで複写をそのまま継続することが可能である。その際に、紙詰まり等の状態が発生し、ジョブ切替可能状態となるまでに長時間を要し、メモリ蓄積不可能となって通信回線切断が発生した場合、操作バネル制御部116に対してメモリフルにより回線切断が発生したことを通知する。続いて、印刷可能頁の有無を確認し、印刷手順に移行する。
他のジヨブがプリント制御部122を使用中でなく、且つ印刷可能ベージが存在する場合は、印刷手順に移行する。印刷手順は、ユーザ設定に応じて、受信/印刷方式を選択し、印字出力を開始する。この場合のユーザ設定とは、図17のフローチャートで説明される受信/印刷方式1(第1のモード)、または図18のフローチャートで説明される受信/印刷方式2(第2のモード)を意味する。
例えば、受信/印刷方式1が選択されている場合は、既に受信している受信データを最終受信ページより逆順に印字出力し、全て印刷終了すると、印刷処理をやめ、受信終了あるいはファイルメモリフル状態発生まで待機する。この方法で印刷された場合、ユーザは印刷面を上向きにして、先頭頁から順に並んだ状態でFAX受信画像を受け取ることができる。
受信/印刷方式2が選択されている場合で、且つ受信済みの未印刷文書を有しない場合は、既に受信している受信データを先頭頁より、受信終了まで、1頁データを受け取るごとに印刷を行う。この場合は、ユーザから見ると、最終頁から順に並んだFAX受信画像を受け取る形となる。
受信済み未印刷文書がある場合は、受信/印刷方式1に従い印刷を行う。未印刷文書の印刷を終えると、受信終了あるいはメモリフル状態発生まで待機する。
印刷可能状態であり、印刷可能ページが存在しない場合は、受信継続中であるか否かを確認し、受信中である場合は無条件に受信/印刷方式2を実行する。
また、受信/印刷方式1において、同一受信文書の印刷をメモり残量に応じて複数回に分割して印刷するようにしてもよい。つまり、一連の文書全てをメモりに格納しきれないような場合に、メモリ残量に応じて一連の文書のうちの所定頁をメモリに格納して、この格納した分だけを連続印刷する。これを複数回繰り返すことで、受信/印刷方式1を複数回に分割して実行することになる。勿論、途中でメモリフルとなり、受信中断とならないようにメモリ残量は考慮される。
また、受信継続中でない場合は、その時点で終了する。印刷時点で印刷可能サイズの記録紙切れが判明した場合は、その旨を操作パネル制御部に通知し操作パネル10上のLEDまたはメッセージで表示する。
図15は、この発明における操作パネル制御の実現手段を示す概念図である。
この図15の例では複写機能とFAX機能を具備した複合型画像形成装置の場合を示している。例えば、FAXメニューの表示/切り替え制御を行う場合、FAXメニューが選択された時点で、操作パネル制御部116のFAX_UI制御部128は表示管理部136に対して、まず、使用するハードキー、LED、およびタッチパネルディスプレイ82の領域確保を行う。続いて、実際にメッセージ切替等を行う場合は、表示画面データのIDとその他、点滅するLEDのID、表示を希望するメッセージデータのIDを通知する。表示管理部136は指示されるIDに基づいて画面データを読み込み、LEDの点滅やスピーカ101制御、画面データ切替やメッセージ表示を行う。図中のID_***は、操作パネル10各構成要素の対応するIDを示している。
逆に、タッチパネルディスプレイ82で特定のメニューが選択された場合、ハードキーが押下された場合は、キースキャンドライバなどの操作パネル制御用ドライバ140より割り込みがかかり、ハードキーのIDや押下されたタッチパネルの座標がキースキャン制御部138に通知される。キースキャン制御部138はその内容をFAX_UI部128に通知し、その内容はFAX−UI部128が解釈し、全体制御部118に伝えられ、装置全体の制御に反映される。
また、複写メニュー制御中にFAX受信蓄積用エリアのメモリフルが発生した場合など、FAX_UI制御部128は図中のタッチパネルディスプレイ82上の領域126bについてのみ制御IDを獲得し、表示管理部136に対して表示メッセージのIDを渡す。また、このようなバックグラウンドジョブでの発生事象の制御用にハードキー、LEDが必要となる場合には、そのハードキ−IDを獲得し、それらが押下された場合には、そのIDを獲得した制御部に対して、キースキャン制御部138よりメッセージが通知される。
図16は、FAX通信制御部120におけるFAX受信手順を示すフローチャートである。
着信を認識すると、FAX通信制御部120は自局端末の性能を発呼端末側に返す。この性能とは、ITU−T/T.30におけるDIS信号の情報フィールドで定義される信号で、具体的には記録可能サイズ、符号化能力、通信速度などが該当する。続いて、相手局より送られてくる送信条件を取得し、モデムトレ−ニングの後、画像デー夕受信を開始する。この際、モデムトレ−ニング制御などITU−T/T.30、T.4、T.6に基づく回線制御、画像符号化を直接行うのは図4FAXC部58のFAXCPU78であり、図3のメインCPU30はこれらの制御に必要なパラメータをFAXCPU78に指示するのみである。このため、ここでは直接的な回線制御を示す手順は省略する。
FAXC部58より受信画像のファイル化準備が完了したことを通知されると、FAX通信制御部120はファイルメモリ68残量を確認する。予め設定された閾値以下のメモリ残量であった場合は、全体制御部118に対してメモリフルメッセージを通知する。また、閾値以上のファイルメモリ68残量が確認された場合は、そのままファイルメモリ68に蓄積する。以上の手順を最終頁まで繰り返すと受信手順終了を全体制御部118に通知する。全体制御部118は受信終了を受けると、受信/印刷方式1に基づき受信画像の印字出力を行う。
図17は、受信/印刷方式1の制御を示すフローチャートである。
メモリフル発生によらない通常の印刷の場合、FAX入出力管理テーブルにおいて、受信した最終ページより印刷開始する旨を登録する。入出力制御部112では印刷ジョブとして印刷待ちキューの最後にこのジョブを登録する。全体制御部118側は、この場合、印刷に関してページ単位での印刷終了通知を入出力制御部112より受け取るまで待機状態となる。この印刷手順は、図18のフローチャートで詳細に説明する。
入出力制御部112より1ページの印刷終了が通知されると、全体制御部118は自分の管理するジョブ管理テーブルに印刷終了ページ情報を更新する。また記録紙切れ等を認識すると、印刷可能サイズの記録紙カセットが存在するか否かを確認し、存在する場合には、FAX入出力管理テーブルにおいて、その記録紙カセットを指定して印刷ジョブの登録を行う。印刷可能記録紙が存在しない場合には、全体制御部118はその旨を操作パネル制御部116に対して通知し、操作パネル制御部116により操作パネル10上にその旨表示する。
複写などの優先ジョブの登録が発生した場合で、且つメモリフル発生でない場合は、そのジョブの入出力管理テーブルにジョブ登録を行い、実行中の受信印刷ジョブを中断する。入出力制御部112は優先度に応じてジョブの印刷を行い、優先ジョブ印刷が終了すると、中断していた受信印刷ジョブを再開する。メモリフル時の受信印刷処理の場合で且つ実行中の他のジョブが存在する場合、入出力制御部112に対して実行中ジョブの中断を指示する。
次に中断されたジョブと、受信印刷予定の画像とで画像サイズを比較し、同サイズであることが判明すると、ジョブの境界を明確にするため、記録紙の方向または印刷面の変更を行う。例えば、中断されたジョブがA4縦の記録紙を使用して印刷処理を行っており、新たに印刷する受信が画像のサイズもA4である場合など、A4横のように同サイズで方向の異なる記録紙カセットを確認する。受信印刷予定の画像と中断されたジョブが異なるサイズの記録紙を使用する場合は、特に境界の明確化作業を行わず、入出力制御部112に先頭ページより印刷ジョブを登録する。もし、このような、同サイズで方向の異なる記録紙を有する場合は、前のジョブと方向の異なる記録紙を指定して入出力制御部112に対して印刷処理を登録する。
同サイズで方向の異なる記録紙を有しない場合、自動両面装置270の有無を確認する。自動両面装置270を有する場合、FAX入出力管理テーブルにおいて、印刷後、自動両面装置270を使用して記録紙を反転してから印刷ジョブを行うよう登録する。自動両面装置270も有しない場合は、通常の印刷処理に移行する。以上の手順で最終ページまで印刷を行うと印刷手順を終了する。この際、中断されていた前のジョブが存在する場合は、そのジョブを再開する。
図18は入出力制御部112における印刷手順を示すフローチャートである。
入出力制御部112は、全体制御部118より印刷指示を受けると、指示された画像ファイルを指定して、画像メモリ上に展開する。この時の画像メモリとは、図4のFAXC部58の入出力バッファ80か該当する。もしも、先頭ページの受信中にメモリフル状態が発生し、事実上、展開すべき画像データの受信が終了していない場合は、FAXC部58内において、受信と並行して、画像データの展開制御を行う。この場合、受信画像展開終了が通常より遅れる可能性があるが、通常の制御シーケンスと同じ手順で印刷制御が行われるよう、FAXCPU78側で制御される。また、この場合、入出力制御部112は画像展開終了が確認されてから次の手順を行う。
続いて、指示される記録紙有無を確認し、指定の記録紙が記録紙切れの場合は、その旨を全体制御部118に通知し、入出力手順を終了する。指定された記録紙が存在する場合は、記録紙の給紙を指示する。展開された画像データは、記録紙と同じ方向であるか否かを確認し、必要であればメモリ上で90度回転処理を行う。この回転処理の方法は図19で詳細に説明する。
続いて、印刷時に図3のIPU42にて行う画像処理用のパラメータを設定し、プリンタ部(図3のPIF48)の同期信号に合わせてPIF48にデータを排出する。この時の画像処理とは、プリンタ解像度に合わせた解像度変換処理、解像度を拡張する場合のスムージング処理などが該当する。
更に、記録紙の反転排出が指定されている場合は、一旦自動両面装置270を経由して記録紙を反転し、反転された印刷面については何も印刷を行わず記録紙を排出する。記録紙の排出時において、紙詰まり等のトラブルが発生した場合は、その場で処理を中断し、リカバリ処理を行った後処理を再開する。この際のリカバリ処理については、この発明に直接関係ないため、ここでは詳細記述を省略する。
1ページの排紙が終了すると、全体制御部118に対して1ページ印刷終了を通知し、後続ページの印刷手順に移行する。また、全ページの印刷処理が終了した場合は、全体制御部118に対して印刷終了を通知し、印刷手順を終了する。
図19は、画像回転時における実現手段の一例を示す図である。
この図19では、一文字16×16ドットのブロックとし、左90度回転を実施した場合を示している。例えば、図19(a)のように回転の対象となる画像データを8文字×8文字のマトリックス単位に分割する。各々のマトリックスは16ビット×16ワードの縦横変換用レジスタを使用して、図19(b)に示されるように1行単位で縦横変換される。
このようにして縦横変換されたマトリックスは、回転処理後の画像データ格納用のメモリ上に繰り返し貼り付けを行う。この時のメモリは回転の対象となる画像と同じサイズ分を使用する。
各々の貼り付け位置はアドレスにより適切な位置に変換する。この図19の場合であれば、カウンタ1、2、3については加算を行い、カウンタ4については減算を行う。これを繰り返すことにより、図19(b)で示すマトリックス単位での回転処理が実現する。これを画像全体に繰り返し、展開画像の回転処理を行う。この図19では、左90度回転の例のみを示しているが、アドレス変換の方法を変更すると、右90度、180度などの変換も同様の手順で実現可能である。
図20は、受信/印刷方式2の制御を示すフローチャートである。
複写など印刷手順実行中の他のジョブが存在しない場合、全体制御部118はFAX入出力管理テーブルにおいて、受信した先頭ページより最高優先度で印刷を開始するジョブ登録を行う。入出力制御部112では最高優先度印刷ジョブとして印刷待ちキューの先頭にジョブを登録する。全体制御部118側は、この場合、印刷に関してページ単位での印刷終了通知を入出力制御部112より受け取るまで待機状態となる。この印刷手順は、図18のフローチャートで詳細に説明する。
入出力制御部112よりIページの印刷終了が通知されると、全体制御部118は自分の管理するジョブ管理テーブルに印刷終了ページ情報を更新する。また記録紙切れ等を認識すると、印刷可能サイズの記録紙カセットが存在するか否かを確認し、存在する場合には、FAX入出力管理テーブルにおいて、その記録紙カセットを指定して印刷ジョブの登録を行う。印刷可能記録紙が存在しない場合には、その旨を操作パネル制御部116に対して通知し、操作パネル10上に表示する。複写の印字出力など実行中の他のジョブが存在する場合、入出力制御部112に対して実行中ジョブの中断を指示する。
次に中断されたジョブと、受信印刷予定の画像とで画像サイズを比較し、同サイズであることが判明すると、ジョブの境界を明確にするため、記録紙の方向または印刷面の変更を行う。例えば、中断されたジョブがA4縦の記録紙を使用して印刷処理を行っており、新たに印刷する受信が画像のサイズもA4である場合など、A4横のように同サイズで方向の異なる記録紙カセットを確認する。受信印刷予定の画像と中断されたジョブが異なるサイズの記録紙を使用する場合は、特に境界の明確化作業を行わず、入出力制御部112に先頭ページより印刷ジョブを登録する。もし、このような、同サイズで方向の異なる記録紙を有する場合は、前のジョブと方向の異なる記録紙を指定して入出力制御部112に対して印刷処理を登録する。
同サイズで方向の異なる記録紙を有しない場合、自動両面装置270の有無を確認する。自動両面装置270を有する場合、入出力制御部112に対して、印刷後、自動両面装置270を使用して記録紙を反転してから印刷ジョブを行うよう登録する。自動両面装置270も有しない場合は、通常の印刷処理に移行する。
以上の手順で最終ページまで印刷を行うと印刷手順を終了する。この際、中断されていた前のジョブが存在する場合は、そのジョブを再開する。
図21は、この発明の全体ジョブ管理の概要と、特に各機能の入出力ジョブに関するジョブ管理の概要を示した図である。
上側に図示されたテーブルは、この複合型画像形成装置全体で発生するジョブの全てを管理するジョブ管理テーブルの一例を示している。ここでは、登録可能なジョブの最大数と、ジョブ実行待ち管理を行っている。
例えば、先頭ジョブIDとは実行待ちの先頭のジョブIDを示している。その下側のジョブリストは、個々のジョブ情報を意味している。例えば、次ジョブIDとは後続のジョブであり、ジョブ種別とは複写、FAX送信/受信、ポーリング、PC上の作成データのプリントジョブなどジョブ種類である。ジョブ状態とは送信中、印刷中などの状態を意味する。このジョブリストは、管理可能な最大受け付け数分まで登録可能で、この図21ではその値をNとして記している。このテーブルを参照することで、装置全体の実行状態の概要を把握することが可能である。
その下側の複写用入出力管理テーブル、FAX入出力管理テーブル、プリンタジョブ登録テーブルは、上記全体ジョブ管理テーブルに登録されたジョブの内、各機能の入出力ジョブに関する詳細情報を管理する管理テーブルの例である。このテーブルは全体制御部118と入出力管理テーブルの両方で管理される。例えば、全体ジョブ管理テーブルにジョブを登録すると同時に、全体制御部118は各機能ごとの入出力管理テーブルに詳細情報を登録する。その際、条件に応じて、ジョブの優先度を変更する。また、ファイル名や画像属性だけでなく、自動両面装置270の使用の指定や、記録紙サイズの指定を行う。これらの指定は、入出力属性にて行う。また、状態については、登録時には未印刷状態などをセットする。
入出力制御部112は、ジョブ実行に際し、このテーブルを参照し、優先度を確認し、最高優先度のジョブに関する印刷ジョブを実行する。ジョブ実行中は、入出力制御部112は遷移状態を随時記入する。例えば実行中のぺージ数や、紙詰まり発生中などの事象もこのテーブルに記入する。全体制御部118は、入出力制御部112との間のメッセージ通信だけでなく、このテーブルを定期的に参照し、状態を把握するとともに、全体ジョブ管理テーブルを随時更新する。
以上のような全体ジョブ管理テーブルの下の状態管理テーブルとしては、これ以外にもFAX通信など、全ての実行単位において設けられ、全体制御部118はジョブ全体の管理を行うことが可能となる。
10…操作パネル
30…メインCPU
32…ROM
44…PM(画像データ記憶手段)
46…QNT/PM(画像データ記憶手段)
50…スキャナ部(画像データ獲得手段)
52…プリンタ部(画像形成手段)
56…SCSI(画像データ獲得手段)
58…FAXC部(画像データ送受信手段)
76…MODEM(画像データ送受信手段)
82…タッチパネルディスプレイ(容量案内手段、中断案内手段)
101…スピーカ(容量案内手段)
112…入出力制御部(画像データ獲得手段)
114…複写制御部
116…操作パネル制御部
118…全体制御部(第1のモード実行手段、第2のモード実行手段、モード切替手段、記録媒体方向指定手段、画像記録面方向指定手段、選択手段、優先手段)
120…FAX通信制御部(画像データ送受信手段)
122…プリント制御部(画像形成手段)
252〜255…給紙カセット(記録媒体収納手段)
30…メインCPU
32…ROM
44…PM(画像データ記憶手段)
46…QNT/PM(画像データ記憶手段)
50…スキャナ部(画像データ獲得手段)
52…プリンタ部(画像形成手段)
56…SCSI(画像データ獲得手段)
58…FAXC部(画像データ送受信手段)
76…MODEM(画像データ送受信手段)
82…タッチパネルディスプレイ(容量案内手段、中断案内手段)
101…スピーカ(容量案内手段)
112…入出力制御部(画像データ獲得手段)
114…複写制御部
116…操作パネル制御部
118…全体制御部(第1のモード実行手段、第2のモード実行手段、モード切替手段、記録媒体方向指定手段、画像記録面方向指定手段、選択手段、優先手段)
120…FAX通信制御部(画像データ送受信手段)
122…プリント制御部(画像形成手段)
252〜255…給紙カセット(記録媒体収納手段)
Claims (3)
- 画像データを獲得する画像データ獲得手段と;
公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;
前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成し排紙部に排紙する画像形成手段と;
前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;
同一サイズの前記記録媒体を第1の方向およびこの第1の方向に対して直交する第2の方向に収納する記録媒体収納手段と;
前記画像データ送受信手段により受信された画像データの画像形成処理、および画像データ獲得手段により獲得された画像データの画像形成処理において、一方の画像形成処理が他方の画像形成処理と重複する場合、一方の画像データの画像を前記記録媒体収納手段に収納されている前記第1の方向の記録媒体に形成してこの第1の方向で前記排紙部に排紙し、他方の画像データの画像を前記第2の方向の記録媒体に形成してこの第2の方向で前記排紙部に排紙する記録媒体方向指定手段と;
を備えたことを特徴とする複合型画像形成装置。 - 画像データを獲得する画像データ獲得手段と;
公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;
前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成し状況に応じて排紙部に排紙する画像形成手段と;
前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;
前記記録媒体の画像が記録された画像記録面とこの画像記録面の裏面にあたる画像が記録されない否画像記録面とを状況に応じて反転して、前記排紙部に排紙する反転手段と;
前記画像データ送受信手段により受信された画像データの画像形成処理、および画像データ獲得手段により獲得された画像データの画像形成処理において、一方の画像形成処理が他方の画像形成処理と重複する場合、一方の画像形成処理では画像記録面を上側にして前記排紙部に排紙し、他方の画像形成処理では否画像記録面を上側にして前記排紙部に排紙する画像記録面方向指定手段と;
を備えたことを特徴とする複合型画像形成装置。 - 画像データを獲得する画像データ獲得手段と;
公衆回線を介して、前記画像データ獲得手段により獲得された画像データの送信、および外部装置から送られる画像データの受信を行う画像データ送受信手段と;
前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを基にして、記録媒体に画像を形成し排紙部に排紙する画像形成手段と;
前記画像データ獲得手段により獲得された画像データ、および前記画像データ送受信手段により受信された画像データを記憶する画像データ記憶手段と;
同一サイズの前記記録媒体を第1の方向およびこの第1の方向に対して直交する第2の方向に収納する記録媒体収納手段と;
前記記録媒体の画像が記録された画像記録面とこの画像記録面の裏面にあたる画像が記録されない否画像記録面とを状況に応じて反転して、前記排紙部に排紙する反転手段と;
前記画像データ送受信手段により受信された画像データの画像形成処理、および画像データ獲得手段により獲得された画像データの画像形成処理において、一方の画像形成処理が他方の画像形成処理と重複する場合、一方の画像データの画像を前記記録媒体収納手段に収納されている前記第1の方向の記録媒体に形成してこの第1の方向で前記排紙部に排紙し、他方の画像データの画像を前記第2の方向の記録媒体に形成してこの第2の方向で前記排紙部に排紙する記録媒体方向指定手段と;
前記画像データ送受信手段により受信された画像データの画像形成処理、および画像データ獲得手段により獲得された画像データの画像形成処理において、一方の画像形成処理が他方の画像形成処理と重複する場合、一方の画像形成処理では画像記録面を上側にして前記排紙部に排紙し、他方の画像形成処理では否画像記録面を上側にして前記排紙部に排紙する画像記録面方向指定手段と;
前記記録媒体方向指定手段および前記画像記録面方向指定手段とを状況に応じて選択する選択手段と;
を備えたことを特徴とする複合型画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004265981A JP2005033829A (ja) | 2004-09-13 | 2004-09-13 | 複合型画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004265981A JP2005033829A (ja) | 2004-09-13 | 2004-09-13 | 複合型画像形成装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6663196A Division JPH09261378A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 複合型画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005033829A true JP2005033829A (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=34214431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004265981A Pending JP2005033829A (ja) | 2004-09-13 | 2004-09-13 | 複合型画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005033829A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8225117B2 (en) | 2007-10-02 | 2012-07-17 | Panasonic Corporation | Electronic device and image processing apparatus |
JP2012150176A (ja) * | 2011-01-17 | 2012-08-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置およびその制御方法 |
-
2004
- 2004-09-13 JP JP2004265981A patent/JP2005033829A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012150176A (ja) * | 2011-01-17 | 2012-08-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置およびその制御方法 |
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