JP2005032539A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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JP2005032539A
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JP2003195589A
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Tomohiro Murakoso
智宏 村社
Naotaka Kosugi
直貴 小杉
Tetsuya Shirai
徹也 白井
Ryuichi Murai
隆一 村井
Nobuaki Nagao
宣明 長尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】欠落などの発生が抑制された、多層構造の隔壁が、精度良く形成されたプラズマディスプレイパネルを実現することを目的とする。
【解決手段】隔壁13が、少なくとも2層13a、13bの積層構造であり、頂部13cの表面粗さが、積層した層の界面13dでの粗さより小さいことを特徴とするプラズマディスプレイパネルである。
このような隔壁13によれば、放電空間15を十分に仕切ることができ、かつ、積層した界面13dにおいては十分な付着強度が得られる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示デバイスとして知られているプラズマディスプレイパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイパネル(PDP)は、大画面のフルカラー表示装置として注目されており、特に、AC型3電極面放電構造のPDPは、既に多く実用化されている。このような、従来のAC型3電極面放電構造のPDPの構造について図面を用いて説明する。
【0003】
図4は、従来のPDPの概略構成の一例を示す断面斜視図である。
【0004】
図4に示すように、PDP101の前面板102は、例えばフロートガラスのような、平滑で、透明且つ絶縁性の基板103上に、走査電極104と維持電極105とからなる表示電極106を複数形成し、そしてその表示電極106を覆うように誘電体層107を形成し、さらにその誘電体層107上にMgOからなる保護層108を形成することにより構成している。なお、走査電極104および維持電極105は、それぞれ放電電極となる透明電極104a、105aおよびこの透明電極104a、105aに電気的に接続されたCr/Cu/CrまたはAg等からなるバス電極104b、105bとから構成されている。
【0005】
また、背面板109は、例えばガラスのような絶縁性の基板110上に、アドレス電極111を複数形成し、このアドレス電極111を覆うように誘電体層112を形成している。そしてこの誘電体層112上の、アドレス電極111間に対応する位置には隔壁113を設けており、誘電体層112の表面と隔壁113の側面にかけて赤、緑、青の各色の蛍光体層114R、114G、114Bを設けた構造となっている。
【0006】
そして前面板101と背面板109とは、表示電極106とアドレス電極111とが直交し、且つ、放電空間115を形成するように、隔壁113を挟んで対向して配置され、放電空間115には、放電ガスとして、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンのうち、少なくとも1種類の希ガスが封入されており、隔壁113によって仕切られ、アドレス電極111と走査電極104および維持電極105との交差部の放電空間115が放電セル116として動作する。ここで、隔壁113の形状は、放電空間115を仕切るという目的からは、誘電体層107と当接する隔壁の頂部の表面粗さは、できる限り小さくすることで、当接部では隙間が極力小さくなるようにすることが好ましい。
【0007】
そしてPDP101は、表示電極106、アドレス電極111に周期的な電圧を印加することによって放電を発生させ、この放電による紫外線を蛍光体層114に照射し可視光に変換させることにより、画像表示を行う。
【0008】
ここで、隔壁113の形状は、例えば幅が80μmで高さが140μmというように、厚みより高さの方が大きい形状であるため、その形成を精度良くかつ一括で行うことが困難となる場合があり、そこで、隔壁113の高さ方向にいくつかの層、例えば図4に示すように、下層113aと上層113bとを積層した、多層構造として形成するという方法を採る場合がある(例えば、非特許文献1参照)。
【0009】
【非特許文献1】
内池平樹、御子柴茂生共著、「プラズマディスプレイのすべて」(株)工業調査会、1997年5月1日、p95〜p96
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、隔壁113がそのような多層の積層構造であると、積層した下層113aと上層113bとの界面での付着強度が不足する場合、その箇所で剥離が発生し、そこから隔壁113の一部、例えば上層113b部が欠落してしまうという問題が発生する場合がある。
【0011】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、欠落などの発生が抑制された、多層構造の隔壁が、精度良く形成されたプラズマディスプレイパネルを実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するために本発明のプラズマディスプレイパネルは、走査電極と維持電極とからなる表示電極を複数形成した前面板と、データ電極を表示電極に対して直交するように複数形成した背面板とを、前面板と背面板とのいずれか一方に形成した隔壁を挟んで内部に放電空間を形成するように対向配置したプラズマディスプレイパネルにおいて、隔壁は、少なくとも2層の積層構造であり、頂部の表面粗さが、積層した層の界面での粗さより小さいことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の請求項1に記載の発明は、走査電極と維持電極とからなる表示電極を複数形成した前面板と、データ電極を表示電極に対して直交するように複数形成した背面板とを、前面板と背面板とのいずれか一方に形成した隔壁を挟んで内部に放電空間を形成するように対向配置したプラズマディスプレイパネルにおいて、隔壁は、少なくとも2層の積層構造であり、頂部の表面粗さが、積層した層の界面での粗さより小さいことを特徴とするプラズマディスプレイパネルである。
【0014】
以下、本発明の一実施の形態によるPDPについて、図を用いて説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施の形態によるPDPの概略構成の一例を示す断面斜視図である。
【0016】
PDP1の前面板2は、前面側の、例えばガラスのような透明且つ絶縁性の基板3の一主面上に形成した、走査電極4と維持電極5とからなる表示電極6と、その表示電極6を覆う誘電体層7と、さらにその誘電体層7を覆う、例えばMgOによる保護層8とを有する構造である。走査電極4と維持電極5は、電気抵抗の低減を目的として、透明電極4a、5aに金属材料、例えばAgからなるバス電極4b、5bを積層した構造としている。
【0017】
また背面板9は、背面側の、例えばガラスのような絶縁性の基板10の一主面上に形成したアドレス電極11と、そのアドレス電極11を覆う誘電体層12と、誘電体層12上の、隣り合うアドレス電極11の間に相当する場所に位置する隔壁13と、隔壁13間の蛍光体層14R、14G、14Bとを有する構造である。
【0018】
ここで、隔壁13は、幅よりも高さの方が大きいという形状であり、このような形状の隔壁13を容易にかつ精度良く形成することができるように、少なくとも2層の積層した構造として形成したものである。図1には、隔壁が、下層13aと上層13bとの2層構造の場合を示している。なおこの2層は、同一の材料を積層したものであっても良いし、異なる材料で形成することで、隔壁13の高さ方向に物性等が異なる状態とした構成であっても良い。
【0019】
そして、前面板2と背面板9とは、隔壁13を挟んで、表示電極6とアドレス電極11とが直交するように対向し、画像表示領域外の周囲を封着部材により封止した構成であり、前面板2と背面板9との間に形成された放電空間15には、例えばNe−Xe5%の放電ガスを66.5kPa(500Torr)の圧力で封入している。そして、放電空間15の表示電極6とアドレス電極11との交差部が放電セル16(単位発光領域)として動作する。
【0020】
ここで隔壁13は、図2にその概略構成の断面図を示すように、例えば下層13aと上層13bとからなる、少なくとも2層の積層構造であり、そして、頂部13cの表面粗さが、下層13aと上層13bとを積層した界面13dでの粗さより小さいことを特徴とするものである。
【0021】
すなわち、誘電体層7と当接する隔壁13の頂部13cの表面粗さが小さいことから、その箇所での隙間が小さくなり、したがって放電空間15を仕切るという目的を十分に果たすことができ、また、積層した層の界面13dでの粗さは、付着強度が十分に得られる程度に、結果的に、頂部13cの表面粗さより大きく形成しており、これにより、積層した界面13dでの剥離に起因する、隔壁13の欠落という問題の発生を抑制することが可能となる。
【0022】
また、上述のような隔壁13の形成方法は、例えば次のようになる。
【0023】
図3(a)に示すように、例えば下層13a部分を基板10に形成した誘電体層12上の、データ電極11の間に相当する箇所に形成する。その際、下層13aの頂部13eは、その上に形成する上層13bとの付着強度が十分に得られる程度に粗面化した状態となるようにする。そしてこの状態で、図3(b)に示すように、上層13bを積層して形成する。これにより、下層13aの頂部13eは、下層13aと上層13bとの積層の界面13dとなる。また、積層して形成した上層13bは、その頂部13cで対向する前面板2(図1)と当接することで放電空間15(図1)を仕切って放電セル16(図1)を形成することとなるため、その頂部13cの表面粗さは、隙間が発生して仕切りが不十分とならない程度に平滑な状態、例えば8μm以下となるようにする。なお、図3では、隔壁13のパターンで下層13aおよび上層13bを形成する例を示したが、全面に下層13a、上層13bを積層して形成した後、隔壁13のパターンにパターン化するということであってもかまわない。
【0024】
また、頂部13e、すなわち界面13dや、頂部13cの表面の状態を制御する方法としては、形成のための材料自身の特性や、材料に添加物を混入するなどにより、材料を塗布して焼成した後に所定の表面状態となるようにする方法や、焼成後、機械加工を加えることで所定の表面状態とする方法などを挙げることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、放電空間を十分に仕切ることができ、かつ、少なくとも2層の積層構造で、積層した界面においては十分な付着強度が得られている隔壁を有するプラズマディスプレイパネルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイパネルの概略構成を示す断面斜視図
【図2】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイパネルの隔壁の概略構成を示す断面図
【図3】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイパネルの隔壁の製造の流れの概略を示す図
【図4】従来のプラズマディスプレイパネルの概略構成を示す断面斜視図
【符号の説明】
1 プラズマディスプレイパネル
2 前面板
4 走査電極
5 維持電極
6 表示電極
9 背面板
11 データ電極
13 隔壁
13a 下層の隔壁
13b 上層の隔壁
15 放電空間
16 放電セル

Claims (1)

  1. 走査電極と維持電極とからなる表示電極を複数形成した前面板と、データ電極を表示電極に対して直交するように複数形成した背面板とを、前面板と背面板とのいずれか一方に形成した隔壁を挟んで内部に放電空間を形成するように対向配置したプラズマディスプレイパネルにおいて、隔壁は、少なくとも2層の積層構造であり、頂部の表面粗さが、積層した層の界面での粗さより小さいことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011063578A1 (zh) * 2009-11-27 2011-06-03 四川虹欧显示器件有限公司 具有双层障壁的等离子显示屏及其障壁的制作方法

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