以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としてのCD−Rドライブ100の構成を示している。
このドライブ100で取り扱うディスク(CD−R)101は、図示せずも、データ記録面上にスパイラル状に形成されたグルーブGRを有し、このグルーブGRをトラックとしてデータの記録再生が行われる。
グルーブGRはごくわずかに蛇行(ウォブル)しており、記録時のアドレス(ブランクディスクの位置情報)として用いられている。これはATIP(Absolute Time In Pre-groove)と呼ばれ、CDのようなデータ基本単位が比較的長いものに対するアドレッシングとして考え出されたものである。記録されている時間情報は、通常のCDのサブコードのQチャネルに記録されているものと同一である。
このATIPには、記録時のアドレッシングの他に、記録時の回転サーボ用の同期信号の生成、および各種制御信号の発生という仕事がある。ATIPに記録されている制御信号としては、最大記録可能時間を示すリードインの開始時間およびプログラム長を最大にしたときのリードアウトの開始時間、そのメディアに推奨される書き込みパワー、ディスクタイプ等がある。
また、ドライブ100は、ディスク101を線速度一定(CLV:Constant Linear Velocity)で回転駆動するためのスピンドルモータ102と、半導体レーザ、対物レンズ、フォトディテクタ、レーザドライバ等から構成される光ピックアップ部103と、この光ピックアップ部103のフォトディテクタの出力信号を処理して再生RF信号SRF、トラッキングエラー信号STE、フォーカスエラー信号SFEおよびグルーブGRのウォブルに対応したウォブル信号SWBを得るRFアンプ部105と、光ピックアップ部103の半導体レーザの発光パワーを設定するAPC(Automatic Power Control)回路104を有している。なお、記録時における再生RF信号SRFを、後述するように、書き込みRF信号WRFと呼ぶ。
光ピックアップ部103を構成する半導体レーザからのレーザビーム(図示せず)がディスク101の記録面に照射され、その反射光(戻り光)が光ピックアップ部103のフォトディテクタに照射される。RFアンプ部105では、DPP(Differential Push Pull)法によってトラッキングエラー信号STEが形成されると共に、アスティグマ法(非点収差法)によってフォーカスエラー信号SFEが形成される。
また、ドライブ100は、RFアンプ部105より出力される再生RF信号SRFに対して波形等化、信号検出等の処理をしてCDデータを得るRF信号処理回路106と、後述するCDエンコード/デコード部111より出力される記録データRDに対して記録補償を行って得られるタイミング信号を光ピックアップ部103のレーザドライバに供給するタイミング発生回路107とを有している。光ピックアップ部103の半導体レーザより出力されるレーザビームは、タイミング発生回路107から供給されるタイミング信号に基づいて書き込みパワーまたはバイアスパワー(=読み出しパワー)とされ、これによりディスク101に記録データRDが記録される。
また、ドライブ100は、CDエンコード/デコード部111およびCD−ROMエンコード/デコード部112を有している。CDエンコード/デコード部111は、再生時に、RF信号処理回路106より出力されるCDデータに対してEFM(Eight to fourteen Modulation)の復調処理をすると共にCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)による誤り訂正処理をしてCD−ROMデータを得るものである。また、このCDエンコード/デコード部111は、記録時に、CD−ROMエンコード/デコード部112より出力されるCD−ROMデータに対してCIRCによるパリティを付加すると共にEFMの変調処理をしてCDデータを得、さらにそのCDデータに対してNRZI(Non Return to Zero Inverted)変換の処理をして記録データRDを得るものである。
CD−ROMエンコード/デコード部112は、再生時に、CDエンコード/デコード部111より出力されるCD−ROMデータに対して、デスクランブル処理、誤り訂正処理等を行って読み出しデータを得るものである。また、このCD−ROMエンコード/デコード部112は、記録時に、後述するSCSI/バッファコントローラ115より受け取った書き込みデータに対して、誤り訂正用のパリティの付加処理、スクランブル処理等を行ってCD−ROMデータを得るものである。このCD−ROMエンコード/デコード部112には、上述した処理を行うための作業用メモリとしてのRAM(Random Access Memory)113が接続されている。
また、ドライブ100は、ホストコンピュータからのコマンドを受け取ってシステムコントローラに供給し、さらに、再生時に、CD−ROMエンコード/デコード部112より出力される読み出しデータをバッファメモリとしてのRAM114を介してホストコンピュータに転送すると共に、記録時に、ホストコンピュータより転送されてくる書き込みデータをRAM114を介してCD−ROMエンコード/デコード部112に供給するためのSCSI(Small Computer System Interface)/バッファコントローラ115を有している。
また、ドライブ100は、RFアンプ部105より出力されるフォーカスエラー信号SFEおよびトラッキングエラー信号STEに基づいて、光ピックアップ部103のフォーカスサーボやトラッキングサーボを行うためのフォーカス/トラッキングサーボ制御回路121と、アクセス時に光ピックアップ部103を移動させるための送りサーボ制御回路122と、スピンドルモータ102の回転数が所定値となるように制御するためのスピンドルサーボ制御回路123とを有している。サーボ制御回路121〜123の動作は、CPU(central processing unit)を備えてなるメカニカルコントローラ124によって制御される。
また、ドライブ100は、システム全体の動作を制御するためのシステムコントローラ125を有している。このシステムコントローラ125は、CPUを備えている。
また、ドライブ100は、RFアンプ部105より出力されるウォブル信号SWBよりATIPの信号を復号するためのウォブル処理部131を有している。このウォブル処理部131で得られるATIPの信号は、CDエンコード/デコード部111を介してメカニカルコントローラ124およびシステムコントローラ125に供給され、種々の制御に使用される。
次に、光ピックアップ部103の光学系について説明する。図2は、光ピックアップ部103の光学系の構成を示している。
この光ピックアップ部103は、レーザビーム151を得るための半導体レーザ152と、この半導体レーザ152より出力されるレーザビーム151を発散光より平行光に整形するためのコリメータレンズ153と、3ビームを形成するためのグレーティング(回折格子)154とを有している。グレーティング154では、0次光によるメインビームBmと、±1次光による第1、第2のサイドビームBs1,Bs2が形成される。
また、光ピックアップ部103は、ビームスプリッタ155と、レーザビームをディスク101の記録面に照射するための対物レンズ156と、フロントAPC(Automatic Power Control)用のフォトディテクタ157とを有している。この場合、グレーティング154よりビームスプリッタ155に入射されるレーザビームは、その一部が半透膜155aを透過して対物レンズ156に入射され、他の一部(モニタ光)が半透膜155aで反射されてフォトディテクタ157に入射される。また、対物レンズ156よりビームスプリッタ155に入射されるレーザビームの一部は、半透膜155aで反射され、さらに反射面155bで反射されて外部に出射される。また、フォトディテクタ157の検出信号はレーザパワーのモニタ信号として、記録時や再生時におけるレーザパワーの制御に使用される。
また、光ピックアップ部103は、ビームスプリッタ155の反射面155bで反射されて外部に出射されるレーザビームを集光するための集光レンズ158と、この集光レンズ158より出射されるレーザビームが入射されるフォトディテクタ160と、集光レンズ158とフォトディテクタ160との間に配されたマルチレンズ159とを有している。マルチレンズ159は、凹レンズおよび円筒レンズの組み合わせで構成される。円筒レンズを使用するのは、フォーカスエラー信号SFEを周知のアスティグマ法で得るようにするためである。
ディスク101上には、図3に示すように、メインビームBmによるメインスポットSPmと、サイドビームBs1,Bs2によるサイドスポットSPs1,SPs2とが形成される。この場合、サイドスポットSPs1,SPs2は、メインスポットSPmに対して、ラジアル方向の一の方向および他の方向に、それぞれ所定距離だけ離れた位置に形成される。
上述したように、本実施の形態では、DPP法によるトラッキングエラー信号STEを得るものであり、トラックピッチをTpとするとき、サイドスポットSPs1,SPs2は、メインスポットSPmに対して、ラジアル方向に、Tp/2(180゜)だけ離れた位置に形成される。このサイドスポットSPs1,SPs2の位置調整は、グレーティング154(図2参照)の角度を調整することで行うことができる。
また、フォトディテクタ160は、図3に示すように、1個の4分割フォトダイオード部160Mと、2個の2分割フォトダイオード部160S1,160S2とで構成される。
次に、図2に示す光ピックアップ部103の光学系の動作について説明する。半導体レーザ152からの発散光としてのレーザビーム151は、コリメータレンズ153によって平行光に整形され、その後にグレーティング154に入射され、このグレーティング154によって3ビーム(Bm,Bs1,Bs2)が形成される。そして、このグレーティング154より出射されるレーザビームはビームスプリッタ155に入射される。このビームスプリッタ155の半透膜155aを透過するレーザビームは、対物レンズ156を介してディスク101の記録面に照射される。この場合、ディスク101上には、図3に示すように、メインビームBmによるスポットSPmと、サイドビームBs1,Bs2によるスポットSPs1,SPs2とが形成される。
また、ディスク101の記録面より反射されるレーザビーム(戻り光)は対物レンズ156を介してビームスプリッタ155に入射され、半透膜155aおよび反射面155bで順に反射される。そして、このビームスプリッタ155より出射されるレーザビームは、集光レンズ158およびマルチレンズ159を介してフォトディテクタ160に入射される。
フォトディテクタ160を構成するフォトダイオード部160M,160S1,160S2には、図3に示すように、それぞれ上述したディスク101上に形成されたスポットSPm,SPs1,SPs2で反射されたレーザビームによるスポットSPm′,SPs1′,SPs2′が形成される。なお、フォトダイオード部160Mは、4個のフォトダイオードDa〜Ddから構成され、フォトダイオード部160S1は2個のフォトダイオードDe,Dfから構成され、フォトダイオード部160S2は2個のフォトダイオードDg,Dhから構成されている。
図4は、光ピックアップ部103に備えられる、光検出装置としての集積回路であるPDIC200を示している。
このPDIC200は、光検出部201〜208を有している。光検出部201は、フォトダイオード211、電流/電圧変換器212、サンプルホールド回路213および増幅器214で構成されている。フォトダイオード211は、このフォトダイオード211に入射された光(光信号)を電流信号に変換する。電流/電圧変換器212は、フォトダイオード211で変換されて得られる電流信号を電圧信号に変換する。
サンプルホールド回路213は、スイッチSWおよびコンデンサCで構成されている。このサンプルホールド回路213は、記録時には、電流/電圧変換器212で変換されて得られた、バイアスパワーに対応した電圧信号をサンプルホールドする。すなわち、記録時には、上述したタイミング発生回路107(図1参照)から、レーザビームがバイアスパワーとなっている期間内に供給されるサンプリングパルスSMP1に対応してスイッチSWがオン状態とされて電圧信号がサンプリングされ、そのサンプリングされた信号が次のサンプリングパルスSMP1が供給されるまでコンデンサCに保持される。また、このサンプルホールド回路213は、再生時には、電流/電圧変換器212で変換されて得られた電圧信号をそのまま出力する。すなわち、再生時には、スイッチSWは継続してオン状態とされる。
増幅器214は、サンプルホールド回路213から出力される信号を増幅して信号SAとして出力する。なお、光検出部201におけるフォトダイオード211は、上述したフォトダイオード部160Mを構成するフォトダイオードDaである。
光検出部202〜208も、上述した光検出部201と同様に、フォトダイオード211、電流/電圧変換器212、サンプルホールド回路213および増幅器214で構成される。ただし、光検出部202〜204は、フォトダイオード211が、それぞれ上述したフォトダイオード部160Mを構成するフォトダイオードDb〜Ddであり、それぞれ信号SB〜SDを出力する。また、光検出部205,206は、フォトダイオード211が、それぞれ上述したフォトダイオード部160S1を構成するフォトダイオードDe,Dfであり、それぞれ信号SE,SFを出力する。さらに、光検出部207,208は、フォトダイオード211が、それぞれ上述したフォトダイオード部160S2を構成するフォトダイオードDg,Dhであり、それぞれ信号SG,SHを出力する。
また、PDIC200は、演算器221を有している。この演算器221には、上述した光検出部201〜204の電流/電圧変換器212でそれぞれ得られた電圧信号Sa〜Sdが供給される。この演算器221は、再生RF信号SRFを得るための信号RF+,RF-を生成する。ここで、RF+=(Sa+Sb+Sc+Sd)、RF-=−(Sa+Sb+Sc+Sd)である。
また、PDIC200は、光検出部231,232を有している。光検出部231は、加算器241、サンプルホールド回路242および増幅器243で構成されている。加算器241は、上述した光検出部201,202の電流/電圧変換器212でそれぞれ得られる電圧信号Sa,Sbを加算する。
サンプルホールド回路242は、スイッチSWおよびコンデンサCで構成されている。このサンプルホールド回路242は、記録時には、加算器241で得られた、書き込みパワーに対応した加算信号をサンプルホールドする。すなわち、記録時には、上述したタイミング発生回路107(図1参照)から、レーザビームが書き込みパワーとなっている期間内に供給されるサンプリングパルスSMP2に対応してスイッチSWがオン状態とされて加算信号がサンプリングされ、そのサンプリングされた信号が次のサンプリングパルスSMP2が供給されるまでコンデンサCに保持される。また、このサンプルホールド回路242は、再生時には、加算器241で得られた加算信号をそのまま出力する。すなわち、再生時には、スイッチSWは継続してオン状態とされる。
増幅器243は、サンプルホールド回路242から出力される信号を増幅して信号WPP1として出力する。
光検出部232も、上述した光検出部231と同様に、加算器241、サンプルホールド回路242および増幅器243で構成される。ただし、加算器241は、上述した光検出部203,204の電流/電圧変換器212でそれぞれ得られる電圧信号Sc,Sdを加算し、増幅器243は信号WPP2を出力する。
また、PDIC200は、光検出部251を有している。光検出部251は、光検出手段としてのフォトダイオード261、電流/電圧変換器262、サンプルホールド回路263,265および増幅器264,266で構成されている。フォトダイオード261は、このフォトダイオード261に入射された光(光信号)を電流信号に変換する。このフォトダイオード261は、上述したようにフロントAPC用のフォトディテクタ157(図2参照)を構成している。電流/電圧変換器262は、フォトダイオードで261で変換されて得られる電流信号を電圧信号に変換する。
サンプルホールド回路263は、スイッチSWおよびコンデンサCで構成されている。このサンプルホールド回路263は、記録時には、電流/電圧変換器262で変換されて得られた、バイアスパワーに対応した電圧信号をサンプルホールドする。すなわち、記録時には、上述したタイミング発生回路107(図1参照)から、レーザビームがバイアスパワーとなっている期間内に供給されるサンプリングパルスSMP3に対応してスイッチSWがオン状態とされて電圧信号がサンプリングされ、そのサンプリングされた信号が次のサンプリングパルスSMP3が供給されるまでコンデンサCに保持される。また、このサンプルホールド回路263は、再生時には、電流/電圧変換器262で変換されて得られた電圧信号をそのまま出力する。すなわち、再生時には、スイッチSWは継続してオン状態とされる。
サンプルホールド回路265は、スイッチSWおよびコンデンサCで構成されている。このサンプルホールド回路265は、記録時には、電流/電圧変換器262で変換されて得られた、書き込みパワーに対応した電圧信号をサンプルホールドする。すなわち、記録時には、上述したタイミング発生回路107(図1参照)から、レーザビームが書き込みパワーとなっている期間内に供給されるサンプリングパルスSMP4に対応してスイッチSWがオン状態とされて電圧信号がサンプリングされ、そのサンプリングされた信号が次のサンプリングパルスSMP4が供給されるまでコンデンサCに保持される。また、このサンプルホールド回路265は、再生時には、電流/電圧変換器262で変換されて得られた電圧信号をそのまま出力する。すなわち、再生時には、スイッチSWは継続してオン状態とされる。
増幅器264,266は、それぞれ、サンプルホールド回路263,265から出力される信号を増幅して信号FPD1,FPD2として出力する。
上述したように光ピックアップ部103に備えられるPDIC200で得られる信号SA〜SH,RF+,RF-,WPP1,WPP2,FPD1,FPD2は、光ピックアップ部103から外部に出力される。
なお、タイミング発生回路107(図1参照)から、光検出部201〜208に供給されるサンプリングパルスSM1および光検出部251に供給されるサンプリングパルスSM3は、どちらも、記録時で、かつレーザビームがバイアスパワーとなっている期間に供給されるものである。本実施の形態においては、サンプリングパルスSM1,SM3のタイミングを同じとし、これらサンプリングパルスSM1,SM2として同じものを使用する。
同様に、タイミング発生回路107(図1参照)から、光検出部231,232に供給されるサンプリングパルスSM2および光検出部251に供給されるサンプリングパルスSM4は、どちらも、記録時で、かつレーザビームが書き込みパワーとなっている期間に供給されるものである。本実施の形態においては、サンプリングパルスSM2,SM4のタイミングを同じとし、これらサンプリングパルスSM2,SM4として同じものを使用する。
これにより、タイミング発生回路107から光ピックアップ部103のPDIC200への信号線を減らすことができ、PDIC200のピン数を減らすことができ、パッケージの小型化を図ることができる。
図5は、RFアンプ部105等の詳細構成を示している。RFアンプ部105は、RFアンプ171、サーボ信号生成回路172およびウォブル信号生成回路173を有している。RFアンプ171は、光ピックアップ部103のPDIC200から出力される信号RF+,RF-を用い、増幅処理を行って再生RF信号SRFを生成する。
また、サーボ信号生成回路172は、光ピックアップ部103のPDIC200から出力される信号SA〜SHを用いて、アスティグマ法によるフォーカスエラー信号SFEおよびDPP法によるトラッキングエラー信号STEを生成する。フォーカスエラー信号SFEは、SFE=(SA+SC)−(SB+SD)の演算式に基づいて生成される。
また、トラッキングエラー信号STEは、図6の回路によって生成される。すなわち、減算器181Mで、信号SA,SBの加算信号より、信号SC,SDの加算信号が減算されて、メインスポットSPmからの反射光によるプッシュプル信号Sppmが得られる。減算器181S1で、信号SEより信号SFが減算されて、サイドスポットSPs1からの反射光によるプッシュプル信号Spps1が得られる。さらに、減算器181S2で、信号SGより信号SHが減算されて、サイドスポットSPs2からの反射光によるプッシュプル信号Spps2が得られる。
また、加算器182で、ゲインG2の振幅調整器183を介されたプッシュプル信号Spps2とプッシュプル信号Spps1とが加算されて信号Ssが得られる。そして、減算器184で、プッシュプル信号SppmよりゲインG1の振幅調整器185を介された加算信号Ssが減算されて、トラッキングエラー信号STEが得られる。
すなわち、トラッキングエラー信号STEは、STE={(SA+SB)−(SC+SD)}−G1{(SE−SF)+G2(SG−SH)}の演算式に基づいて生成される。
また、ウォブル信号生成回路173は、光ピックアップ部103のPDIC200から出力される信号SA〜SD,WPP1,WPP2を用いて、ウォブル信号SWBを生成する。このウォブル信号SWBは、図7の回路によって生成される。
すなわち、減算器191で、信号SA,SBの加算信号より、信号SC,SDの加算信号が減算されて、メインスポットSPmからの反射光によるプッシュプル信号Sppm1が得られる。また、減算器192で、信号WPP1より信号WPP2が減算されて、メインスポットSPmからの反射光による第2のプッシュプル信号Sppm2が得られる。
また、スイッチ193で、減算器191,192で得られるプッシュプル信号Sppm1,Sppm2を書き込みデータRDに同期したタイミングで切り換えることで、メインスポットSPmからの反射光によるプッシュプル信号Sppmが得られる。そして、このプッシュプル信号Sppmから、ハイパスフィルタ194によって、ウォブル信号SWBが抽出される。
なおこの場合、減算器191,192のゲインが調整され、プッシュプル信号Sppm1,Sppm2の振幅が同じになるようにされる。また、スイッチ193の代わりに、加算器を設け、この加算器で、減算器191,192で得られるプッシュプル信号Sppm1,Sppm2を加算して、メインスポットSPmからの反射光によるプッシュプル信号Sppmを得るようにすることもできる。
ここで、記録時には、減算器191で得られるプッシュプル信号Sppm1はレーザビームがバイアスパワーとなっている期間内でサンプリングされた信号SA〜SDに基づくものであり、また減算器192で得られるプッシュプル信号Sppm2はレーザビームが書き込みパワーとなっている期間内でサンプリングされた信号WPP1,WPP2に基づくものである。したがって、記録時に、加算器193で得られるプッシュプル信号Sppmは、サンプリングの頻度が増したものとなり、ウォブル信号SWBを良好に抽出できる。
また、光ピックアップ部103のPDIC200から出力される信号FPD1,FPD2,WPP1,WPP2は、APC回路104に供給される。APC回路104は、再生時には、信号FPD1または信号FPD2に基づいてパワー設定信号を生成し、このパワー設定信号を光ピックアップ部103に備えられるレーザドライバ270に供給する。このレーザドライバ270は、上述した半導体レーザ152(図2参照)を駆動するためのものである。これにより、再生時には、信号FPD1または信号FPD2が所定値となるように、半導体レーザ152の読み出しパワーが設定される。
また、このAPC回路104は、記録時には、信号FPD1に基づいてバイアスパワーのパワー設定信号を生成し、このパワー設定信号を光ピックアップ部103に備えられるレーザドライバ270に供給する。これにより、再生時には、信号FPD1が所定値となるように半導体レーザ152のバイアスパワーが設定される。
また、このAPC回路104は、記録時には、信号FPD2に基づいて書き込みパワーのパワー設定信号を生成し、このパワー設定信号を光ピックアップ部103に備えられるレーザドライバ270に供給する。これにより、再生時には、信号FPD2が所定値となるように半導体レーザ152の書き込みパワーが設定される。なおこの場合、APC回路104は、さらに、信号WPP1,WPP2の加算値が所定値となるように、書き込みパワーの設定値を補正する。これにより、ディスク101(図1参照)へのピット形成が良好に行われるようにされる。
すなわち、図8Aは、記録データRDを示しており、図8Bはその記録データRDに対応したタイミング信号に基づいて切り換えられる、半導体レーザ152から出力されるレーザビームのパワー(レーザパワー)を示している。レーザパワーは、例えば記録データRDのハイレベルに対応して書き込みパワーとされ、記録データRDのローレベルに対応してバイアスパワーとされる。
図8Cは、図8Bのレーザパワーに対応して得られる再生RF信号SRFである書き込みRF信号WRFを示している。レーザパワーがバイアスパワーにあるとき、信号WRFのレベルは、バイアスパワーとディスク101の反射率で決まるリードレベルとなる。
CD−Rは熱記録であるため、レーザパワーをバイアスパワーから書き込みパワーに切り換えても直ぐにはピットが形成されない。そのため、信号WRFのレベルは、レーザパワーをバイアスパワーから書き込みパワーに切り換えた後、ピットが形成されるまでのわずかな期間は、書き込みパワーとディスク101の反射率で決まるピークレベルまで上昇する。その後、信号WRFのレベルは、ピークレベルから徐々に下がっていきピットレベルに収束する。このように信号WRFのレベルが徐々に下がっていくのは、ピット形成によりディスク101の反射率が低下するためである。
このようにレーザパワーが書き込みパワーとなってディスク101にピットが良好に形成される場合、信号WRFのレベルはピットレベルに収束する。したがって、レーザパワーがバイアスパワーから書き込みパワーに切り換えられてから所定時間経過後の信号WRFのレベル(監視レベル)を監視することで、ディスク101にピットが良好に形成されているかわかる。
上述した信号WPP1,WPP2の加算値は、上述の監視レベルに対応したレベルを持っている。したがって、この信号WPP1,WPP2の加算値が所定値となるように、書き込みパワーのパワー設定信号を補正することで、ディスク101にピットを良好に形成できるようなる。
なお、図8Dは、タイミング発生回路107(図1参照)から光ピックアップ部103のPDIC200に供給されるサンプリングパルスSMP1,SMP3を示し、図8Eは、タイミング発生回路107から光ピックアップ部103のPDIC200に供給されるサンプリングパルスSMP2,SMP4を示している。
次に、図1に示すCD−Rドライブ100の動作を説明する。
ホストコンピュータよりシステムコントローラ125にデータライトコマンドが供給される場合には、データ書き込み(記録)が行われる。この場合、ホストコンピュータから転送されてきた書き込みデータは、SCSI/バッファコントローラ115よりCD−ROMエンコード/デコード部112に供給される。そして、このCD−ROMエンコード/デコード部112では、書き込みデータに対して誤り訂正用のパリティの付加処理、スクランブル処理等が行われてCD−ROMデータが生成される。
CD−ROMエンコード/デコード部112で生成されたCD−ROMデータは、CDエンコード/デコード部111に供給される。そして、このCDエンコード/デコード部111では、CD−ROMデータに対してCIRCによるパリティが付加されると共にEFMの変調処理が行われてCDデータが生成され、さらにそのCDデータに対してNRZI変換の処理が施されて記録データRDが生成される。
そして、この記録データRDがタイミング発生回路107に供給され、このタイミング発生回路107から記録データRDに対応した、バイアスパワー、書き込みパワーのタイミングを示すタイミング信号がレーザドライバ270(図5参照)に供給される。したがって、光ピックアップ部103の半導体レーザより出力されるレーザビームは、タイミング発生回路107からのタイミング信号に基づいてバイアスパワーまたは書き込みパワーとされ、ディスク101に記録データRDが記録される。
この記録時には、光ピックアップ部103のPDIC200から信号SA〜SH,WPP1,WPP2,FPD1,FPD2が得られる。すなわち、PDIC200(図4参照)の光検出部201〜208には、タイミング発生回路107(図1参照)から、レーザビームがバイアスパワーとされている期間内にサンプリングパルスSMP1(図8D参照)が供給される。これにより、光検出部201〜208からは、サンプリングパルスSMP1のタイミングで、それぞれフォトダイオードDa〜Dh(図3参照)に入射されたディスク101からの反射光(戻り光)に対応した電圧信号が、信号SA〜SHとして得られる。
また、PDIC200(図4参照)の光検出部231,232には、タイミング発生回路107(図1参照)から、レーザビームが書き込みパワーとされている期間内にサンプリングパルスSMP2(図8E参照)が供給される。これにより、光検出部231からは、サンプリングパルスSMP2のタイミングで、フォトダイオードDa,Db(図2参照)に入射されたディスク101からの反射光(戻り光)に対応した電圧信号の加算値が、信号WPP1として得られる。同様に、光検出部232からは、サンプリングパルスSMP2のタイミングで、フォトダイオードDc,Dd(図2参照)に入射されたディスク101からの反射光(戻り光)に対応した電圧信号の加算値が、信号WPP2として得られる。
また、PDIC200(図4参照)の光検出部251のサンプルホールド回路263には、タイミング発生回路107(図1参照)から、レーザビームがバイアスパワーとされている期間内にサンプリングパルスSMP3(図8D参照)が供給される。これにより、光検出部251の増幅器264からは、サンプリングパルスSMP3のタイミングで、フロントAPC用のフォトディテクタ157としてのフォトダイオード261(図3参照)に入射された、ビームスプリッタ155からのモニタ光に対応した電圧信号が、信号FPD1として得られる。
同様に、PDIC200(図4参照)の光検出部251のサンプルホールド回路265には、タイミング発生回路107(図1参照)から、レーザビームが書き込みパワーとされている期間内にサンプリングパルスSMP4(図8E参照)が供給される。これにより、光検出部251の増幅器266からは、サンプリングパルスSMP4のタイミングで、フォトダイオード261(図3参照)に入射されたモニタ光に対応した電圧信号が、信号FPD2として得られる。
光ピックアップ部103のPDIC200から出力される信号SA〜SHは、RFアンプ部105を構成するサーボ信号生成回路172(図5参照)に供給される。このサーボ信号生成回路172では、信号SA〜SHに基づいて、アスティグマ法によるフォーカスエラー信号SFEおよびDPP法によるトラッキングエラー信号STEが生成される。このエラー信号SFE,STEはフォーカス/トラッキングサーボ制御回路121に供給され、フォーカスおよびトラッキングの制御が行われる。
また、光ピックアップ部103のPDIC200から出力される信号SA〜SD,WPP1,WPP2は、RFアンプ部105を構成するウォブル信号生成回路172(図5参照)に供給される。このウォブル信号生成回路では、信号SA〜SD,WPP1,WPP2に基づいて、ディスク101のグルーブGRのウォブルに対応したウォブル信号SWBが得られる。このウォブル信号SWBはウォブル処理部131に供給されて、ATIPの信号が復号される。このATIPの信号はCDエンコード/デコード部111に供給される。このATIPの信号CDに基づいて、アドレッシングの他に、回転サーボ用の同期信号の生成、および各種制御信号の発生が行われる。
また、光ピックアップ部103のPDIC200から出力される信号WPP1,WPP2,FPD1,FPD2は、APC回路104(図5参照)に供給される。このAPC回路104では、信号FPD1,FPD2に基づいて、それぞれバイアスパワー、書き込みパワーのパワー設定信号が生成される。このパワー設定信号は光ピックアップ部103のレーザドライバ270に供給され、これによりバイアスパワー、書き込みパワーのそれぞれにおけるレーザビームの光量が一定となるように制御される。
また、APC回路104では、信号WPP1,WPP2の加算値に基づいて、書き込みパワーのパワー設定信号の補正が行われる。これにより、ディスク101(図1参照)へのピット形成が良好に行われるようにされる。
次に、ホストコンピュータよりシステムコントローラ125にデータリードコマンドが供給される場合には、データ読み出し(再生)が行われる。この場合、光ピックアップ部103のPDIC200から出力される信号RF+,RF-に基づいて、RFアンプ部105から再生RF信号SRFが得られる。
すなわち、PDIC200(図4参照)の光検出部201〜204の電流/電圧変換器212の出力側には、それぞれフォトダイオードDa〜Dh(図3参照)に入射されたディスク101からの反射光(戻り光)に対応した電圧信号Sa〜Sdが得られる。これらの電圧信号Sa〜Sdが演算器221に供給され、再生RF信号SRFを得るための信号RF+,RF-が生成される。そして、これらの信号RF+,RF-がRFアンプ部105を構成するRFアンプ171(図5参照)に供給され、これらの信号RF+,RF-を用いた増幅処理によって再生RF信号SRFが生成される。
RFアンプ部105で得られた再生RF信号SRFに対して、RF信号処理回路106で波形等化、信号検出等の処理が施されてCDデータが得られる。そして、このCDデータはCDエンコード/デコード部111に供給される。このCDエンコード/デコード部111では、再生CDデータに対してEFMの復調処理やCIRCによる誤り訂正処理が行われて、CD−ROMデータが得られる。
CDエンコード/デコード部111で得られたCD−ROMデータは、CD−ROMエンコード/デコード部112に供給され、デスクランブル処理、誤り訂正処理等が行われて読み出しデータが得られる。そして、この読み出しデータが、SCSI/バッファコントローラ115の制御によって、バッファメモリとしてのRAM114を介して、所定のタイミングでホストコンピュータに転送される。
この再生時にも、光ピックアップ部103のPDIC200から信号SA〜SH,WPP1,WPP2,FPD1,FPD2が得られ、上述した記録時と同様にして、エラー信号SFE,STEおよびウォブル信号SWBの生成、さらには読み出しパワーのパワー設定信号の生成などが行われる。
この場合、PDIC200(図4参照)の光検出部201〜208のサンプルホールド回路213のスイッチSWは継続してオン状態とされる。これにより、光検出部201〜208からは、それぞれフォトダイオードDa〜Dh(図3参照)に入射されたディスク101からの反射光(戻り光)に対応した電圧信号が、信号SA〜SHとして得られる。
また、PDIC200(図4参照)の光検出部231,232のサンプルホールド回路213のスイッチSWは継続してオン状態とされる。これにより、光検出部231からは、フォトダイオードDa,Db(図2参照)に入射されたディスク101からの反射光(戻り光)に対応した電圧信号の加算値が、信号WPP1として得られる。同様に、光検出部232からは、フォトダイオードDc,Dd(図2参照)に入射されたディスク101からの反射光(戻り光)に対応した電圧信号の加算値が、信号WPP2として得られる。
また、PDIC200(図4参照)の光検出部251のサンプルホールド回路263,265のスイッチSWは、継続してオン状態とされる。これにより、光検出部251の増幅器264,266からは、それぞれフロントAPC用のフォトディテクタ157としてのフォトダイオード261(図3参照)に入射された、ビームスプリッタ155からのモニタ光に対応した電圧信号が、信号FPD1,FPD2として得られる。
このように本実施の形態においては、PDIC200(図4参照)に、光信号を電流信号に変換する光検出手段としてのフォトダイオードと、このフォトダイオードで変換されて得られた電流信号を電圧信号に変換する電流/電圧変換器と、この電流/電圧変換器で変換されて得られる電圧信号を所定のタイミングでサンプルホールドするサンプルホールド回路とを一体的に備えるものであり、電流/電圧変換器で得られる電圧信号を、フレキシブルケーブル等を介することなく、直接サンプルホールド回路に供給できる。そのため、電流/電圧変換器からサンプルホールド回路に供給される電圧信号の波形の立ち上がりや立ち下がりの応答性が悪化することがなく、例えばレーザビームがバイアスパワーとなっている期間が短い部分でも、当該バイアスパワーに対応した電圧信号を安定して検出できる。
また、電流/電圧変換器で得られる電圧信号を、フレキシブルケーブルを介することなく、直接サンプルホールド回路に供給できるため、電流/電圧変換器の出力側のスルーレートを大きくしても電圧信号にリンギングが発生することはない。また、サンプルホールド回路を構成するコンデンサCとして大きな容量のものは必要なく、電流/電圧変換器のドライブ電流として大電流を必要としない。したがって、電流/電圧変換器の出力側のスルーレートを充分に大きくすることができ、例えば書き込みパワーからバイアスパワーへの静定時間を短くすることができる。そのため、例えば、高倍速記録時であっても、バイアスパワーに対応した電圧信号を安定して検出できる。
このように、記録時に、PDIC200で、バイアスパワーに対応して電圧信号を安定して検出できることから、エラー信号SFE,STE、ウォブル信号SWBを精度よく生成でき、またパワー設定信号を精度良く設定できる。
なお、上述実施の形態において、PDIC200(図4参照)の光検出部201〜208には、記録時に、サンプリングパルスSMP1が共通に供給される。したがって、これら光検出部201〜208のサンプルホールド回路213におけるサンプリングの頻度は同じである。
しかし、光検出器201〜204は、そのフォトダイオード211で電流信号に変換される光信号は、記録データRDに応じて書き込みパワーおよびバイアスパワーとなるレーザビームから得られるメインビームがディスク101に照射されて得られる戻り光であり、この光検出部201〜204で得られる信号SA〜SDは、フォーカスエラー信号SFE、トラッキングエラー信号STEを生成するために使用される他、ウォブル信号SWBを抽出するためにも使用される。
一方、光検出器205〜208は、そのフォトダイオード211で電流信号に変換される光信号は、上述のレーザビームから得られるサイドビームがディスク101に照射されて得られる戻り光であり、この光検出部205〜208で得られる信号SE〜SHはトラッキングエラー信号STEを生成するためにのみ使用される。
そのため、光検出器205〜208のサンプルホールド回路213におけるサンプリングの頻度は、光検出器201〜204のサンプルホールド回路213におけるサンプリングの頻度より少なくしてよい。このようにサンプリングの頻度が少なくすることで、消費電力の低減を図ることができる。
この場合、例えば、光検出器201〜204のサンプルホールド回路213のサンプリングは、レーザビームのバイアスパワーの期間が第1の期間(例えば3T)以上である部分で行われるようにし、光検出器205〜208のサンプルホールド回路213のサンプリングは、レーザビームのバイアスパワーの期間が第1の期間より長い第2の期間(例えば5T)以上である部分で行われるようにする。
また、上述実施の形態は、この発明をCD−Rドライブ100に適用したものであるが、この発明はその他の同様の構成の光記録装置、例えばDVD−R/RWドライブにも同様に適用できる。DVD−R/RWドライブに適用する場合、上述したように、記録時に、レーザビームがバイアスパワーおよび書き込みパワーの双方のタイミングでサンプリングを行う構成とすることで、LPP(Land Pre Pit)信号を良好に検出できる。
因みに、DVD−R/RWのディスクでは、記録トラック(グルーブ)は一定の周波数でウォブリングされ、また記録トラックの間にランドプリピットと呼ばれるアドレスピットが配されている。そして、これら2つのアドレッシングにより記録中のディスク回転制御や記録クロックの生成、また記録アドレス等のデータ記録に必要な情報を得るようになされている。
100・・・CD−Rドライブ、101・・・ディスク(CD−R)、102・・・スピンドルモータ、103・・・光ピックアップ部、104・・・APC回路、105・・・RFアンプ部、106・・・RF信号処理回路、107・・・タイミング発生回路、111・・・CDエンコード/デコード部、112・・・CD−ROMエンコード/デコード部、115・・・SCSI/バッファコントローラ、121・・・フォーカス/トラッキングサーボ制御回路、122・・・送りサーボ制御回路、123・・・スピンドルサーボ制御回路、124・・・メカニカルコントローラ、125・・・システムコントローラ、131・・・ウォブル処理部、152・・・半導体レーザ、154・・・グレーティング(回折格子)、155・・・ビームスプリッタ、156・・・対物レンズ、157・・・フロントAPC用のフォトディテクタ、160・・・フォトディテクタ、171・・・RFアンプ、172・・・サーボ信号生成回路、173・・・ウォブル信号生成回路、200・・・PDIC、201〜208,231,232,251・・・光検出部、211,261・・・フォトダイオード、212,262・・・電流/電圧変換器、213,242,263,265・・・サンプルホールド回路、214,243,264,266・・・増幅器、221・・・演算器、241・・・加算器、270・・・レーザドライバ