JP2005032361A - ディスク再生装置及びディスク再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクの反射率のばらつき、レーザ光や反射光の光検出装置の特性のばらつき等による差分信号の歪みの発生を防止し、誤差を伴わないサーボ演算により光ディスクの再生能力を向上する。
【解決手段】ディスク1に対して相対移動可能な読み取り手段3から出力される読み取り信号の差分信号をサーボ演算し、演算出力を読み取り手段3に供給して読み取り手段3をディスク1に追従させながらディスク1に記録された情報を再生するディスク再生装置であって、差分信号に対して所定の周波数を越える成分を除去するLPF7を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フォーカス、トラッキングのサーボ動作によりディスクに配置されたピットのトレースを行い、ディスクに記録された情報を再生するディスク再生装置及びディスク再生方法に関する。
ディスク再生装置はディスクに付着した汚れや傷、ディスク自体の偏心、記録面の振れなどディスクの欠陥だけでなく、ディスクの反射率のばらつき、読み取り手段が搭載するレーザ光や反射光を電気信号に変換する光検出装置のばらつきがあった場合も、安定した読み出し動作が求められている。しかしながら、前記のようなディスクの欠陥がある場合でも、安定した読み出し動作を確保するために、フォーカス系読み出し信号の和であってDSPでサンプリングして読み出したデータを作成するためのRF信号や、サーボ演算に使用するフォーカス系読み出し信号あるいはトラッキング系読み出し信号の差分信号を、DSPに入力する前に増幅回路で表現できる振幅最大値に近い振幅まで増幅を行なっている。
図8は、従来のディスク再生装置を示すブロック図である。ディスク回転手段2は、ディスク1を回転可能に支持している。読み取り手段3はディスク1にレーザを照射して、その反射光を電気信号に変換してフォーカス用、トラッキング用等としてそれぞれ2つ以上の信号を出力し、入力されるドライブ信号によってディスクに対する相対位置を変更するように機能する。また、差分信号作成手段4は読み取り手段3から出力される電気信号間の差分信号を作成する。演算手段5は差分信号作成手段4の出力を用いてサーボ演算を行いドライブ信号作成手段6にドライブ信号作成指示を行う。ドライブ信号作成手段6は演算手段5が入力するドライブ信号作成指示に従ってフォーカス系やトラッキング系のアクチュエータに対するドライブ信号を作成するように機能する。
フォーカス系のサーボ動作において、フォーカス系の差分信号は基準電圧に対して焦点が合っている場合は電位差が0になり、焦点がずれるとずれた方向に基準電圧に対して電位差が発生する。その電位差を検知すると、演算手段5は電位差が0になるように、すなわち焦点がずれた方向とは反対の方向に読み取り手段3を移動させるようにフォーカスアクチュエータにドライブ信号作成手段6からドライブ電流を出力する。サーボ動作はこの動作を繰り返すことにより、継続して焦点が合った状態で読み出し動作を可能としている。
トラッキング系のサーボ動作において、トラッキング系の差分信号は基準電圧に対してトラック位置が合っている場合は電位差が0になり、トラック位置がずれるとずれた方向に基準電圧に対して電位差が発生する。その電位差を検知すると演算手段5は電位差が0になるように、すなわちトラック位置がずれた方向とは反対の方向に読み取り手段3を移動させるようにトラッキングアクチュエータにドライブ信号作成手段6からドライブ電流を出力する。サーボ動作はこの動作を繰り返すことにより、継続してトラック位置が合った状態で読み出し動作を可能としている。
図9は従来のディスク再生装置の動作において、ディスク1の反射率のばらつき、読み取り手段が搭載するレーザ光や反射光を電気信号に変換する光検出装置のばらつきがあった場合に、反射光が強すぎることにより、変換後の電気信号間の差分信号の振幅が、差分信号作成手段4が出力できる最大振幅電圧を超えて変形してしまった波形を示す。差分信号の波形が変形すると、差分信号を用いてサーボ演算を行なう演算手段5の演算に誤差が生じる。その誤差が大きくなると、演算手段5が出力するドライブ信号作成指示も誤った指示となるため、ドライブ信号作成手段6が出力するドライブ信号も誤ったものとなる。
また、トラッキング系の波形制御には上限、下限のピーク値を測定してバランスずれを補正しているものもあるが、本発明の課題である波形の変形時にピーク値を測定する方法はバランス調整を失敗する可能性があり、かつ波形の変形のサーボへの影響を修正することはできない(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−180213号公報
以上のように従来のディスク再生装置は、ディスクの反射率のばらつき、読み取り手段3が搭載するレーザ光や反射光を電気信号に変換する光検出装置のばらつき等により、反射光が強すぎる場合は差分信号の波形が変形し、サーボ演算に誤差が生じる。このため、ディスク再生装置の再生能力に不具合が生じる。例えば、フォーカス系に誤差が生じると面振れディスクの再生能力が低くなり、トラッキング系に誤差が生じると、偏心ディスクの再生能力が低くなる。
特に、最近では低価格のCD−R等が発売されてきているが、その反射率等の特性のばらつきも大きくなっている。また、従来はディスクのデータ容量は700MBまでだったが、最近では800MBやそれ以上のディスクが出てきている。その場合、隣接するトラック間が狭くなり、レーザの集光率が悪いピックアップでは隣接するトラックにもレーザが当たってしまい、その漏れが反射光に加算されることで読み出し信号が想定以上に大きくなってしまう。このため、差分信号が大きくなり、最大値を出せずに歪んでしまうという問題が発生している。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ディスクの反射率のばらつき、レーザ光や反射光の光検出装置の特性のばらつき等による差分信号の歪みの発生を防止でき、誤差を伴わないサーボ演算によりディスクの再生能力を向上できるディスク再生装置及びディスク再生方法を提供することを目的とする。
請求項1のディスク再生装置は、ディスクに対して相対移動可能な読み取り手段から出力される読み取り信号の差分信号をサーボ演算し、演算出力を前記読み取り手段に供給して前記読み取り手段を前記ディスクに追従させながら前記ディスクに記録された情報を再生するディスク再生装置であって、前記差分信号に対して所定の周波数を越える成分を除去するフィルタを備える。
上記構成によれば、差分信号に対して所定の周波数を越える成分を除去することで、最大振幅を越えて飽和した部分を含む差分信号を正弦波に近い差分信号に波形整形することが可能となる。これにより、フォーカスサーボやトラッキングサーボの演算誤差が低減される。
請求項2のディスク再生装置は、請求項1のディスク再生装置において、前記フィルタの出力を監視し、前記出力の振幅が過大状態であることを検出する検出手段を備え、前記フィルタは前記検出手段の出力に基づいて時定数が可変する。請求項3のディスク再生装置は、請求項1のディスク再生装置において、前記フィルタの出力を監視し、前記出力の振幅が過大状態であることを検出する検出手段を備え、前記フィルタは前記検出手段の出力に基づいてラダー回路の段数が切り替わる。
上記構成によれば、フィルタ処理後の振幅に応じてフィルタ特性を可変することで、最適な波形整形が可能となる。
請求項4のディスク再生装置は、請求項1のディスク再生装置において、前記フィルタの出力を一定振幅に増幅する増幅手段を備える。
上記構成によれば、フィルタ処理後の差分信号の振幅を一定に維持することが可能となり、フィルタ処理によるSNの低下を補償することができる。
請求項5のディスク再生装置は、請求項4記載のディスク再生装置において、前記差分信号の振幅を監視して、前記差分信号の振幅が過大状態であることを検出する検出手段と、前記検出手段の出力に基づいて、前記差分信号又は前記振幅手段の出力を選択する選択手段とを備える。
上記構成によれば、差分信号の振幅状態に応じて差分信号又はフィルタ処理後の差分信号を選択することで、歪みのない差分信号に基づくサーボ演算が可能となる。
請求項6のディスク再生装置は、請求項5記載のディスク再生装置において、前記検出手段は微分手段を有し、前記差分信号の微分値が一定期間”0”であることを検出する。また、請求項7のディスク再生装置は、請求項5記載のディスク再生装置において、前記検出手段は直流成分除去手段を有し、前記差分信号の直流成分除去後の振幅が一定期間”0”であることを検出する。また、請求項8のディスク再生装置は、請求項5記載のディスク再生装置において、前記検出手段は前記差分信号の離散値を取得する手段を有し、前記離散値の差分が一定期間”0”であることを検出する。
上記構成によれば、差分信号の歪みを、微分値、直流成分除去後の振幅又は離散値の差分値から確実に検出することができる。
請求項9のディスク再生装置は、請求項5から8のいずれか一項記載のディスク再生装置において、前記選択手段が前記差分信号を選択する場合に前記差分信号を遅延する第1の遅延手段と、前記増幅手段の出力を選択する場合に前記検出手段の出力を遅延する第2の遅延手段とを備える。
上記構成によれば、選択手段による切り替え動作時の歪発生を低減することができる。
請求項10のディスク再生装置は、請求項5から9のいずれか一項記載のディスク再生装置において、前記選択手段による選択動作を初期動作時に制限する。
上記構成によれば、差分信号の選択時の歪み発生を初期動作に限定することができる。
請求項11のディスク再生方法は、ディスクに対して相対移動可能な読み取り手段から出力される読み取り信号の差分信号をサーボ演算し、演算出力を前記読み取り手段に供給して前記読み取り手段を前記ディスクに追従させながら前記ディスクに記録された情報を再生するディスク再生方法であって、前記差分信号に対するフィルタ処理により所定の周波数を越える成分を除去するステップと、除去後の差分信号の振幅に基づいて前記フィルタ処理の特性を可変するステップとを含む。
上記構成によれば、フィルタ処理後の差分信号の振幅に応じてフィルタ特性を可変することで、差分信号の最適な波形整形が可能となる。
請求項12のディスク再生方法は、請求項11記載のディスク再生方法において、前記フィルタ処理の特性の可変を初期動作に制限する。
上記構成によれば、フィルタ処理の特性の切り替え時の歪み発生を初期動作に限定することができる。
請求項13のディスク再生方法は、ディスクに対して相対移動可能な読み取り手段から出力される読み取り信号の差分信号をサーボ演算し、演算出力を前記読み取り手段に供給して前記読み取り手段を前記ディスクに追従させながら前記ディスクに記録された情報を再生するディスク再生方法であって、前記差分信号の振幅に基づいて前記差分信号又は前記差分信号に対して所定の周波数を越える成分を除去した差分信号の選択を行うステップを含む。
上記構成によれば、差分信号の振幅状態に応じて差分信号又はフィルタ処理後の差分信号を選択することで、歪みのない差分信号に基づくサーボ演算が可能となる。
請求項14のディスク再生方法は、請求項13記載のディスク再生方法において、前記選択を初期動作に制限する。
上記構成によれば、差分信号の選択時の歪み発生を初期動作に限定することができる。
本発明によれば、差分信号に対して所定の周波数を越える成分を除去することで、最大振幅を越えて飽和した部分を含む差分信号を正弦波に近い差分信号に波形整形することが可能となる。これにより、フォーカスサーボやトラッキングサーボの演算誤差が低減されるため、誤差を伴わないサーボ演算によってディスクの再生能力を向上できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1のディスク再生装置のブロック図であり、図8に示した従来のディスク再生装置に対してローパスフィルタ(以下、LPFという)7が追加されている。図2はそのLPF7に対して、ディスクの反射率等のばらつきにより変形した差分信号が入力された場合の出力信号の一例である。なお、図1において、図8に示した部分と同一部分には同一符号を付して説明する。LPF7は差分信号作成手段4が出力する差分信号を入力すると、ある周波数を境に差分信号を減衰させる特性をもつ。
従来のディスク再生装置において差分信号が変形した場合、差分信号作成手段4が出力できる最大振幅を超えた部分は、図9に示すように最大振幅値に変わってしまうため、その期間はあたかも直流波形のようになり、最大振幅値との境目において高い周波数成分が含まれることになる。これに対し、実施の形態1に示すように、変形した差分信号がLPF7を通過すると、図2に実線で示すように正弦波に近い波形に整形される。これにより、差分信号の波形が変形した場合にも、サーボ演算の誤差を低減でき、ディスク再生装置の再生能力を向上させることができる。
(実施の形態2)
図3は実施の形態2のディスク再生装置を示すブロック図であり、図1に対してLPF7の出力側に差分信号の振幅を検出する検出手段13が追加されている。なお、図1に示した部分と同一部分には同一符号を付して説明する。実施の形態2では、検出手段13の出力に基づいてLPF7の自定数を可変して周波数特性をフィードバック制御する。フィードバック制御により、差分信号の振幅が、差分信号作成手段4が出力可能な最大振幅を超えない波形整形が可能となる。このため正弦波に近い差分信号を演算手段5へ供給でき、演算手段5の演算結果によるフォーカス系およびトラッキング系のアクチュータのドライブを高精度に実施できる。
なお、LPF7の他の構成として、図4に示すように1つの抵抗Rと、コンデンサCおよびスイッチSWの複数の直列回路とをラダー型に接続したものとすることができる。この場合は、検出手段13が検出する差分信号の振幅値を制御信号Sとして、1つまたは複数の各スイッチSWをオンするようにしてもよい。これによりLPF7の段数切り替えにより周波数特性を可変し、差分信号の振幅に応じた波形整形を行うことができる。
(実施の形態3)
実施の形態1によれば、LPF7を設けることで、差分信号の波形が変形した場合にサーボ動作の誤差を低減でき、再生能力を向上させることが可能である。一方、ディスク1の反射率のばらつき、読み取り手段8が搭載するレーザ光や反射光を電気信号に変換する光検出装置の特性のばらつきにより、差分信号の波形がばらつく。LPF7の減衰特性が固定の場合、LPF7の出力波形の振幅もばらついてしまう。実施の形態3におけるディスク再生装置はこの振幅のばらつきを低減する。
図5は実施の形態3のディスク再生装置のブロック図であり、図1に対して増幅手段8が追加されている。なお、図5において、図1に示した部分と同一部分には同一符号を付して説明する。増幅手段8はLPF7の出力信号を一定の振幅に変換増幅するように機能する。実施の形態3では、実施の形態1に対して差分信号の波形を鈍らせたLPF7の出力を、増幅手段8によって振幅を一定に揃えるように増幅するため、ディスク1の反射率のばらつき、読み取り手段3が搭載するレーザ光や反射光を電気信号に変換する光検出装置の特性がばらついた場合でも、演算手段5に入力する差分信号の振幅を一定にすることができる。従って、差分信号のSNを改善できる。
(実施の形態4)
実施の形態3によれば、読み取り手段3が搭載する光レーザや反射光を電気信号に変換する光検出装置の特性がばらついた場合でも、演算手段5に入力する差分信号の振幅を一定にすることが可能である。しかしながら、フォーカス系の焦点ずれやトラッキング系のトラッキングずれ量が小さく、差分信号の振幅が差分信号作成手段4が出力できる最大振幅を超えない場合にも、LPF7で波形整形を行なうこととなる。このため、差分信号の波形整形が不要な場合も整形を行なうこととなり、差分信号の振幅が小さいときの誤差が大きくなる。実施の形態4のディスク再生装置は、差分信号の振幅が小さい時の誤差を次のように低減する。
図6は実施の形態4のディスク再生装置を示すブロック図であり、図5に対して差分信号の振幅を検出して切替指示信号を作成する検出手段9と切替指示信号に応じて作動する信号選択手段10が追加されている。図6において、図5に示した部分と同一部分には同一符号を付して説明する。検出手段9は差分信号から切替指示信号を作成する。信号選択手段10は切替指示信号に従い差分信号作成手段4が出力する差分信号又は増幅手段8が出力する波形整形後の差分信号を選択して出力する。
実施の形態4では、切替指示作成手段9が差分信号の振幅に変形が発生していないかを監視し、変形していない場合は、差分信号作成手段4が出力する差分信号を、一方、変形している場合は増幅手段8が出力する波形整形後の差分信号をそれぞれ出力するように、切替指示信号を信号選択手段10に供給する。
切替指示作成手段9は微分回路、容量素子による直流成分除去手段等で構成することが可能であり、微分回路の場合は差分信号を微分して微分結果をサンプリングする。そして、そのサンプリング結果が一定期間継続して”0”の場合は、差分信号が変形、または差分信号が”0”とみなして信号選択手段10を増幅手段8側に切り替え、”0”でない場合は差分信号作成手段4側に切り替える。
また、直流成分除去手段の場合も同様に、直流成分除去後の信号をサンプリングして一定時間以上”0”の場合は差分信号が変形、または差分信号が0とみなして、信号選択手段10を増幅手段8側に切り替え、”0”でない場合は差分信号作成手段4側に切り替える。これによって、差分信号の振幅が小さい時の誤差を低減できる。
(実施の形態5)
実施の形態4によれば、差分信号の振幅が変形していないかを監視し、変形していない場合は差分信号作成手段が出力する差分信号を、変形している場合は増幅手段8が出力する波形整形後の差分信号を出力するように切替指示を行なうことにより、差分信号の小さい時の誤差を低減できる。しかしながら、切替信号作成手段9の切替指示タイミングが差分信号の変形の検出時なので切り替え時に差分信号に歪みが発生する。実施の形態5におけるディスク再生装置では、切り替え時に信号の歪みを次のように低減する。
図7は実施の形態5のディスク再生装置を示すブロック図であり、図6に対して切替指示遅延手段11と差分信号遅延手段12が追加されている。なお、図7において、図6に示した部分と同一部分には同一符号を付して説明する。切替指示遅延手段11は切替指示を遅延するように機能し、差分信号手段12は差分信号を遅延するように機能する。
実施の形態5によれば、切替指示遅延手段11の出力に基づいて信号択手段10により差分信号作成手段4側が選択されている場合は、差分信号遅延手段12により差分信号を遅延させ、増幅手段8側が選択されている場合は、切替指示遅延手段11により切替指示を遅延させる。これにより切り替え時の差分信号の歪みを低減することができる。
また、ディスク再生装置において初期動作時にフォーカス系/トラッキング系に一定のずれを与えて差分信号の大きさを計測することにより、ディスク種別の判別やゲイン等の調整を行うが、LPF7のフィルタ特性の切り替えや信号選択手段10の選択動作を初期動作時に限定することにより、切り替え時に発生する歪みを防止することができる。
本発明の実施の形態1のディスク再生装置を示すブロック図。 図1のディスク再生装置における差分信号を示す波形図。 本発明の実施の形態2のディスク再生装置を示すブロック図。 図1におけるローパスフィルタの一形態を示す回路図。 本発明の実施の形態3のディスク再生装置のブロック図。 本発明の実施の形態4のディスク再生装置のブロック図。 本発明の実施の形態5のディスク再生装置のブロック図。 従来のディスク再生装置を示すブロック図。 従来のディスク再生装置における差分信号を示す波形図。
符号の説明
1 ディスク
2 ディスク回転手段
3 読み取り手段
4 差分信号作成手段
5 演算手段
6 ドライブ信号作成手段
7 ローパスフィルタ(LPF)
8 増幅手段
9 検出手段
10 信号選択手段
11 切替指示遅延手段
12 差分信号遅延手段
13 検出手段

Claims (14)

  1. ディスクに対して相対移動可能な読み取り手段から出力される読み取り信号の差分信号をサーボ演算し、演算出力を前記読み取り手段に供給して前記読み取り手段を前記ディスクに追従させながら前記ディスクに記録された情報を再生するディスク再生装置であって、
    前記差分信号に対して所定の周波数を越える成分を除去するフィルタを備えるディスク再生装置。
  2. 前記フィルタの出力を監視し、前記出力の振幅が過大状態であることを検出する検出手段を備え、前記フィルタは前記検出手段の出力に基づいて時定数が可変する請求項1記載のディスク再生装置。
  3. 前記フィルタの出力を監視し、前記出力の振幅が過大状態であることを検出する検出手段を備え、前記フィルタは前記検出手段の出力に基づいてラダー回路の段数が切り替わる請求項1記載のディスク再生装置。
  4. 前記フィルタの出力を一定振幅に増幅する増幅手段を備える請求項1記載のディスク再生装置。
  5. 前記差分信号の振幅を監視して、前記差分信号の振幅が過大状態であることを検出する検出手段と、前記検出手段の出力に基づいて、前記差分信号又は前記振幅手段の出力を選択する選択手段とを備える請求項4記載のディスク再生装置。
  6. 前記検出手段は微分手段を有し、前記差分信号の微分値が一定期間”0”であることを検出する請求項5記載のディスク再生装置。
  7. 前記検出手段は直流成分除去手段を有し、前記差分信号の直流成分除去後の振幅が一定期間”0”であることを検出する請求項5記載のディスク再生装置。
  8. 前記検出手段は前記差分信号の離散値を取得する手段を有し、前記離散値の差分が一定期間”0”であることを検出する請求項5記載のディスク再生装置。
  9. 前記選択手段が前記差分信号を選択する場合に前記差分信号を遅延する第1の遅延手段と、前記増幅手段の出力を選択する場合に前記検出手段の出力を遅延する第2の遅延手段とを備える請求項5から8のいずれか一項記載のディスク再生装置。
  10. 前記選択手段による選択動作を初期動作時に制限する請求項5から9のいずれか一項記載のディスク再生装置。
  11. ディスクに対して相対移動可能な読み取り手段から出力される読み取り信号の差分信号をサーボ演算し、演算出力を前記読み取り手段に供給して前記読み取り手段を前記ディスクに追従させながら前記ディスクに記録された情報を再生するディスク再生方法であって、
    前記差分信号に対するフィルタ処理により所定の周波数を越える成分を除去するステップと、
    除去後の差分信号の振幅に基づいて前記フィルタ処理の特性を可変するステップとを含むディスク再生方法。
  12. 前記フィルタ処理の特性の可変を初期動作に制限する請求項11記載のディスク再生方法。
  13. ディスクに対して相対移動可能な読み取り手段から出力される読み取り信号の差分信号をサーボ演算し、演算出力を前記読み取り手段に供給して前記読み取り手段を前記ディスクに追従させながら前記ディスクに記録された情報を再生するディスク再生方法であって、
    前記差分信号の振幅に基づいて前記差分信号又は前記差分信号に対して所定の周波数を越える成分を除去した差分信号の選択を行うステップを含むディスク再生方法。
  14. 前記選択を初期動作に制限する請求項13記載のディスク再生方法。
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