JP2005031778A - セーフティコントローラおよびそれを用いたシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】配線数を削減するとともに、システムの構築が容易なセーフティコントローラおよびそれを用いたシステムを提供する。
【解決手段】セーフティドアスイッチなどの入力機器からの安全入力および他のリレーユニットからの論理接続用の内部安全入力に基づいて、マグネットコンタクタなどの安全出力制御対象に対する安全出力および他のセーフティコントローラに対する論理接続用の内部安全出力を制御する制御部としての第1,第2のCPU17,18を備え、前記安全出力および内部安全出力として半導体出力を与えるようにしている。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セーフティコントローラおよびそれを用いたシステムに関し、更に詳しくは、工作機械や産業用ロボットなどの機械設備の安全回路に好適なセーフティコントローラおよびそれを用いたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、生産現場の労働安全を確保するために、複数の電磁リレーを内蔵したリレーユニットを用いて安全回路、すなわち、安全が確保されている状態の時のみ工作機械や産業用ロボットなどの機械設備の動力に電源を供給する安全回路が構築されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
かかるリレーユニットは、非常停止スイッチなどの安全スイッチやセーフティドアスイッチなどの安全エリアセンサからの入力信号に基づいて、安全回路の状態を監視し、不具合が発生した時には、機械設備の電源を確実に遮断するとともに、その不具合原因が取り除かれない限りは、機械設備の再起動を行なわない機能を備えている。
【0004】
【特許文献1】
特開平2003−140702号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる電磁リレーを内蔵したリレーユニットを用いたシステムでは、リレーシーケンスによって安全回路が構築されるので、配線によってロジックが組み立てられることになり、制御すべき工作機械等が多くなると、配線数が増大して複雑になるとともに、その設計も容易ではない。
【0006】
さらに、ユーザの要求に応じて、システムの一部を変更したいような場合、例えば、複数の工作機械を各作業エリアに配備して構成される生産ラインにおいて、或る作業エリアの工作機械は、隣の作業エリアの工作機械と関連付けて起動・停止を制御したいといったような場合にも、配線によってロジックを変更しなければならず、多くの時間と労力が必要になる。
【0007】
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、配線数を削減するとともに、システムの構築が容易なセーフティコントローラおよびそれを用いたシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
【0009】
すなわち、本発明のセーフティコントローラは、入力機器からの入力に基づいて、安全出力制御対象に安全出力を与えて機械設備の運転を制御するセーフティコントローラであって、前記安全出力として半導体出力を与える複数の安全出力部と、他のセーフティコントローラに接続用出力を与える接続出力部と、前記入力機器からの入力に基づいて、プログラムに従って前記安全出力および前記接続用出力を制御する制御部とを備えている。
【0010】
ここで、入力機器とは、当該セーフティコントローラに対する入力を与える機器をいい、例えば、非常停止スイッチ、セーフティドアスイッチ、セーフティリミットスイッチ、セーフティライトカーテンなどをいう。
【0011】
安全出力制御対象とは、当該セーフティコントローラの出力である安全出力によって制御される対象をいい、例えば、マグネットコンタクタ、モータコントローラ、可変モータ、PLCなどをいう。
【0012】
機械設備とは、各種の工作機械、産業用ロボットなどをいう。
【0013】
また、機械設備の運転を制御するとは、機械設備の起動・停止の制御や動作速度の制御などをいう。
【0014】
接続用出力とは、当該セーフティコントローラと他のセーフティコントローラとの接続に用いられる出力をいう。
【0015】
本発明によると、半導体出力である安全出力を安全出力制御対象に与える複数の安全出力部と、安全出力を、プログラムに従って制御する制御部とを備えているので、電磁リレーを内蔵した従来のリレーユニットのように、リレーシーケンスによって安全回路を構築する必要がなく、配線数を削減することができるとともに、ユーザの要求に応じて、メーカ側において、システムの一部を変更したいような場合にも、ソフトウェアの変更によって容易に対応できることになる。また、接続用出力を用いて他のセーフティコントローラを、当該セーフティコントローラと容易に関連付けることができる。
【0016】
本発明の一実施態様においては、他のセーフティコントローラから出力される接続用出力が接続用入力として与えられる接続入力部を備え、前記制御部は、前記入力機器からの入力および前記接続入力部からの接続用入力に基づいて、前記安全出力および前記接続用出力を制御するものである。
【0017】
この実施態様によると、他のセーフティコントローラから与えられる接続用入力に、当該セーフティコントローラの安全出力や接続用出力の出力状態を関連付けることが可能となる。
【0018】
本発明の好ましい実施態様においては、前記接続用出力が、論理接続用の半導体出力である。
【0019】
ここで、論理接続用とは、当該セーフティコントローラに接続される他のセーフティコントローラを、例えば、論理積や論理和といった論理によって関連付けて接続するためのものをいう。
【0020】
この実施態様によると、当該セーフティコントローラと他のセーフティコントローラとの安全出力や接続用出力を、論理積や論理和といった論理によって関連付けることが可能となる。
【0021】
本発明の他の実施態様においては、前記制御部は、前記プログラムに従って、前記入力機器からの入力および前記接続入力部からの接続用入力に基づいて、論理演算を行なって前記安全出力および前記接続用出力を制御するものである。
【0022】
この実施態様によると、入力機器からの入力および接続入力部からの接続用入力の論理演算、例えば、論理積をとって、その結果を安全出力や接続用出力とすることができるので、入力機器からの入力の状態が、機械設備を稼動させることが許容される安全側の状態であって、かつ、他のセーフティコントローラからの接続用入力の状態が、同じく安全側の状態にあるときにのみ、当該セーフティコントローラの安全出力の出力状態を安全側の状態にするといったことが可能となる。
【0023】
本発明の更に他の実施態様において、前記制御部は、前記プログラムに従って、前記接続用出力の出力状態を、前記安全出力の出力状態と同じ状態に制御するものである。
【0024】
ここで、出力状態とは、機械設備の稼動が許容される安全側または機械設備の稼動が禁止される危険側の状態をいう。
【0025】
この実施態様によると、接続用出力の出力状態が、安全出力の出力状態と同じであるので、当該セーフティコントローラの接続用出力が与えられる他のセーフティコントローラは、その安全出力を、当該セーフティコントローラの安全出力に論理演算によって関連付けることができる。
【0026】
また、本発明のセーフティコントローラは、入力機器からの入力に基づいて、安全出力制御対象に安全出力を与えて機械設備の運転を制御するセーフティコントローラであって、前記安全出力として半導体出力を与える複数の安全出力部と、他のセーフティコントローラに接続用出力を与える接続出力部と、プログラムに従って、入力処理、診断処理および出力処理を実行する制御部とを備え、前記入力処理では、前記入力機器からの入力の状態を判定し、前記診断処理では、自己診断を行い、前記出力処理では、前記入力処理および前記診断処理の結果に基づいて、前記安全出力および前記接続用出力を制御するものである。
【0027】
他の実施態様として、他のセーフティコントローラから出力される接続用出力が接続用入力として与えられる接続入力部を備え、前記入力処理では、前記入力機器からの入力の状態および前記接続入力部からの接続用入力の状態を判定するようにしてもよい。
【0028】
ここで、診断処理とは、異常の有無を自己診断する処理をいい、例えば、内部回路の動作異常の有無、入力機器などとの接続の誤配線の有無、端子の短絡の有無などの診断処理をいう。
【0029】
本発明によると、制御部が、プログラムに従って、入力処理、診断処理を実行するとともに、その結果に基づいて、安全出力および接続用出力を制御するので、リレーシーケンスによって安全回路を構築する必要がなく、配線数を削減することができるとともに、ユーザの要求に応じて、メーカ側において、システムの一部を変更したいような場合にも、ソフトウェアの変更によって容易に対応できることになる。また、接続用出力を用いて他のセーフティコントローラを、当該セーフティコントローラと容易に関連付けることができる。
【0030】
本発明の好ましい実施態様においては、前記接続用出力が、論理接続用の半導体出力であり、前記入力処理では、前記入力機器からの入力および前記接続入力部からの接続用入力の論理演算を行なって前記安全出力および前記接続用出力の出力状態を決定し、前記出力処理では、前記診断処理の結果に基づいて、異常が無いときには、前記入力処理で決定された出力状態に、異常があるときには、予め定めた出力状態に、前記安全出力および前記接続用出力をそれぞれ制御するものである。
【0031】
ここで、予め定めた出力状態とは、機械設備の稼動を禁止する危険側の出力状態である。
【0032】
また、安全出力および前記接続用出力の出力状態を、同じ状態に制御するのが好ましい。
【0033】
この実施態様によると、当該セーフティコントローラと他のセーフティコントローラとの安全出力や接続用出力を、論理積や論理和といった論理によって関連付けることが可能となる。また、診断処理の結果によって、異常が有るときには、予め定めた出力状態、すなわち、機械設備の稼動を禁止する危険側の出力状態に制御するので、安全が確保される。
【0034】
本発明の他の実施態様においては、前記接続入力部からの接続用入力の有効/無効を設定する設定部を備え、前記制御部は、前記設定部によって無効が設定されたときには、前記接続用入力を無効として前記安全出力および接続用出力を制御するものである。
【0035】
設定部による設定は、例えば、設定スイッチなどの操作によって行なってもよいし、通信によって行なってもよい。
【0036】
この実施態様によると、複数のセーフティコントローラの間の配線を変更することなく、接続用出力の有効/無効を容易に選択できることになる。
【0037】
本発明の好ましい実施態様においては、複数の前記安全出力部は、安全瞬時出力を出力する瞬時出力部および安全オフディレー出力を出力するオフディレー出力部を備えている。
【0038】
この実施態様によると、瞬時出力とオフディレー出力とのいずれの安全出力も与えることができるので、例えば、非常停止スイッチなどの入力機器の操作に応答して、直ちに動力を断って動作を停止させたい箇所と、一定時間遅れて動作を停止させたい箇所とがあるような機械設備の運転の制御に好適である。
【0039】
本発明の一実施態様においては、前記安全出力と前記接続用出力の信号パターンを異ならせている。
【0040】
この実施態様によると、接続用出力は、その信号パターンを安全出力の信号パターンと異ならせて専用としているので、論理積、論理和、排他的論理和といった論理の種類に応じて、接続用出力の信号パターンのみを変えて対応させることができる。
【0041】
本発明の他の実施態様においては、複数の電磁リレーを内蔵して前記安全出力に応じたリレー出力を前記安全出力制御対象に出力する増設ユニットを接続可能としている。
【0042】
この実施態様によると、増設ユニットを接続することによって、安全出力に応じたリレー出力を、安全出力制御対象に出力できるので、安全出力の出力点数を容易に増やすことができる。
【0043】
本発明の更に他の実施態様においては、前記制御部は、二つのCPUを備えている。
【0044】
この実施態様によると、二つのCPUによって同じ処理を実行して二重化することによって、安全性を高めることができる。
【0045】
また、本発明のシステムは、本発明のセーフティコントローラの複数を、前記接続入力部および前記接続出力部を介して接続してなるものである。
【0046】
本発明によると、電磁リレーを内蔵した従来のリレーユニットのように、リレーシーケンスによって安全回路を構築する必要がなく、配線数を削減することができるとともに、ユーザの要求に応じて、メーカ側において、システムの一部を変更したいような場合にも、ソフトウェアの変更によって容易に対応できることになる。また、他のセーフティコントローラを、接続用出力を用いて、例えば、論理積や論理和といった論理によって関連付けることが可能となり、システムの拡張性が向上する。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、図面によって本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0048】
図1は、本発明の一つの実施の形態に係るセーフティコントローラを用いたシステムの構成例を示す図である。
【0049】
この実施の形態のセーフティコントローラは、安全が確保されている状態の時のみ図示しない工作機械や産業用ロボットなどの機械設備の動力に電源を供給する安全回路を構成するものである。
【0050】
この実施の形態のセーフティコントローラには、非常停止スイッチ2などの入力機器が接続される単機能ユニット3と、この単機能ユニット3に接続されるとともに、セーフティドアスイッチ1などの入力機器が接続される高機能ユニット4と、この高機能ユニット4にケーブル6を介して接続される増設ユニット5の3種類がある。
【0051】
単機能ユニット3は、非常停止スイッチ2などの入力機器から入力が与えられるとともに、工作機械等を駆動するモータ等への電力の供給・遮断を行なう安全出力制御対象としてのマグネットコンタクタなどに対する安全出力および高機能ユニット4に対する論理接続用出力としての内部安全出力を出力するものである。
【0052】
ここで、論理接続用出力とは、この論理接続用出力を出力する単機能ユニット3と、論理接続用出力が与えられる高機能ユニット4とを論理接続するための出力をいう。
【0053】
この実施の形態では、単機能ユニット3から安全出力制御対象に対して出力される安全出力と、論理接続用出力とは、その出力の状態が同じ、すなわち、安全出力が、機械設備の稼動を許容する安全側の出力状態であるときには、論理接続用出力も安全側の出力状態であり、また、安全出力が、機械設備の稼動を禁止する危険側の出力状態であるるときには、論理接続用出力も危険側の出力状態となる。
【0054】
そこで、マグネットコンタクタなどの安全出力制御対象に対する本来の安全出力に対して、出力状態が同じである論理接続用出力を、内部安全出力という。
【0055】
高機能ユニット4は、非常停止スイッチやセーフティドアスイッチ1などの入力機器からの入力および単機能ユニット3や前段の高機能ユニット4から出力される内部安全出力が内部安全入力として与えられるとともに、工作機械等を駆動するモータ等への電力の供給・遮断を行なう安全出力制御対象としてのマグネットコンタクタなどに対する安全出力および後段の高機能ユニット4に対する論理接続用出力としての内部安全出力を出力するものである。
【0056】
高機能ユニット4から出力される論理接続用出力である内部安全出力も上述と同様に、前段の高機能ユニット4と後段の高機能ユニット4とを論理接続するための出力である。
【0057】
また、高機能ユニット4から安全出力制御対象に対して出力される安全出力と、内部安全出力とは、その出力の状態は同じである。高機能ユニット4は、後述のように安全瞬時出力と安全オフディレー出力とを出力可能であるが、内部安全出力は、安全瞬時出力の出力状態と同じ出力状態となっている。
【0058】
なお、図1においては、単機能ユニット3から高機能ユニット4に与えられる内部安全出力および前段の高機能ユニット4から後段の高機能ユニット4に与えられる内部安全出力を破線矢符でそれぞれ示している。
【0059】
増設ユニット5は、ケーブル6を介して高機能ユニット4に接続され、高機能ユニット4に同期した安全出力を、工作機械等を駆動するための電力の供給・遮断を行なう安全出力制御対象としてのマグネットコンタクタ等に対して出力するものである。
【0060】
単機能ユニット3は、後述のように制御部を構成するCPUを搭載しており、二つの安全入力を入力できるとともに、半導体出力(トランジスタ出力)である二つの安全瞬時出力および二つの内部安全出力を出力することができる。二つの安全入力には、安全規格上の二重化のために、1個の非常停止スイッチなどからの入力が与えられる。
【0061】
また、単機能ユニット3は、安全瞬時出力に同期したモニタ出力および内部エラー時のエラー出力を出力することができる。さらに、単機能ユニット3は、フィードバック/リセット入力を入力することができる。
【0062】
この単機能ユニット3は、図2の正面図に示されるように、上下に複数の入出力用の端子7を備えるとともに、電源(PWR)、エラー状態(ERR)、安全入力1,2(T1,T2)および安全瞬時出力(EI)の各状態をLEDでそれぞれ表示する表示部8を備えている。
【0063】
高機能ユニット4は、単機能ユニット3と同様に、制御部としてのCPUを搭載しており、二つの安全入力および一つの内部安全入力を入力できるとともに、半導体出力(トランジスタ出力)である三つの安全瞬時出力、二つの安全オフディレー出力および論理接続用出力としての内部安全出力を出力することができる。
【0064】
二つの安全入力には、単機能ユニット3と同様に、二重化のために、1個の非常停止スイッチや1個のセーフティドアスイッチなどからの入力が与えられる。
【0065】
一つの内部安全入力は、単機能ユニット3あるいは前段の高機能ユニット4からの内部安全出力が入力されるものであり、この内部安全入力によって、単機能ユニット3あるいは前段の高機能ユニット4に論理接続されることになる。
【0066】
すなわち、この実施の形態では、この内部安全入力と、当該高機能ユニット4の二つの安全入力とがANDで論理接続されるものであり、内部安全入力の入力状態が安全側の状態であって、かつ、二つの安全入力の入力状態が安全側の入力状態であるときに、安全側の出力状態の安全出力を出力するものである。
【0067】
また、この高機能ユニット4は、安全瞬時出力に同期したモニタ出力および内部エラー時のエラー出力を出力することができる。さらに、高機能ユニット4は、フィードバック/リセット入力を入力することができる。
【0068】
この高機能ユニット4は、図3の正面図に示されるように、上下に複数の入出力用の端子9を備えるとともに、電源(PWR)、エラー状態(ERR)、安全入力1,2(T1,T2)、内部安全入力(AND)、フィードバック入力(FB)、安全瞬時出力(EI)および安全オフディレー出力(ED)の各状態をLEDで表示する表示部10を備えている。また、この高機能ユニット4は、増設ユニットを5接続するためのコネクタ11を備えており、増設ユニット5を5台まで接続することができる。
【0069】
このコネクタ11を介して、安全瞬時出力、安全オフディレー出力、増設ユニット5のフィードバック入出力およびグランドの各信号の授受が行なわれる。
【0070】
また、この高機能ユニット4は、図4の背面図に示されるように、DINレールに装着される部分に、ディップスイッチ12およびロータリスイッチ13を備えており、非常停止スイッチ、セーフティドアスイッチあるいはセーフティライトカーテンなどの接続されている入力機器の種類の設定やオフディレー時間などの設定が行なわれる。
【0071】
また、論理接続用の内部安全入力を、有効あるいは無効とする設定部としてのスイッチも備えられており、このスイッチによって、無効が設定されている場合には、他のユニット3,4から与えられる内部安全入力は、無効とされ、論理接続は行なわれない。
【0072】
増設ユニット5は、高機能ユニット4だけでは、出力点数が不足する場合に、必要に応じて増設されるものであり、複数の電磁リレーを内蔵している。この増設ユニット5は、高機能ユニット4からの安全瞬時出力に同期してリレー出力である三つの安全出力を出力する瞬時タイプと、高機能ユニット4からの安全オフディレー出力に同期してリレー出力である三つの安全出力を出力するオフディレータイプとがある。
【0073】
この増設ユニット5は、図5の正面図に示されるように、上下に複数の入出力用の端子14を備えるとともに、電源(PWR)、エラー状態(ERR)、安全瞬時出力(EI)または安全オフディレー出力(ED)の各状態をLEDでそれぞれ表示する表示部15を備えている。また、この増設ユニット5は、高機能ユニット4に接続するため、または、増設ユニット5を接続するためのコネクタ16を備えている。
【0074】
図6は、高機能ユニット4のブロック図である。同図において、17,18は、制御部を構成する二つの第1,第2のCPUであり、各CPU17,18で同じ処理を実行して二重化している。各CPU17,18は、CPU間通信ポートを介してソフト処理の同期をとるなどのために通信を行う。
【0075】
20は上述のディップスイッチなどの設定スイッチ19からの設定内容を格納する不揮発性メモリ、21は上述の電源(PWR)やエラー状態(ERR)などの各状態を表示するLED、22は遅延ICを用いたウォッチドッグタイマ、23は各部に電源を供給する電源回路24の状態を監視する監視回路である。
【0076】
また、25,26は二重化している安全入力の各1系統であり、例えば、1個のセーフティドアスイッチからの入力が与えられる。27は、フィードバック入力あるいはリセット入力が与えられるリセット入力回路である。
【0077】
28は単機能ユニット3または前段の高機能ユニット4からの論理接続用入力である内部安全入力が与えられるAND入力回路、29,30は外部のパソコンなどとの通信用のRS232C回路および切替スイッチである。
【0078】
31は瞬時用の安全出力回路、32はオフディレー用の安全出力回路、33は二重化用の出力ライン制御回路、34は後段の高機能ユニット4に対して内部安全出力を出力する内部安全出力回路、35は安全瞬時出力を、プログラマブルコントローラ(PLC)などにモニタ用として出力するモニタ出力回路、36は内部エラー時にエラー出力を与えるエラー出力回路、37は増設ユニット5を接続するためのコネクタである。
【0079】
制御部としての第1,第2のCPU17,18は、安全入力回路25,26からの安全入力およびAND入力回路28からの内部安全入力に基づいて、プログラムに従って、安全出力回路31,32および内部安全出力回路34を制御して半導体出力(トランジスタ出力)である安全出力および内部安全出力を制御する。内部安全出力回路34は、半導体出力用のトランジスタを備えている。
【0080】
図7は、図6の瞬時用の安全出力回路31、オフディレー用の安全出力回路32および出力ライン制御回路33の構成を示すブロック図であり、図6に対応する部分には、同一の参照符号を付す。この図7においては、第1のCPU17からの信号および第1のCPU17に対する信号を破線の矢符で示し、第2のCPU18からの信号および第2のCPU18に対する信号を一点鎖線の矢符でそれぞれ示している。
【0081】
瞬時用の安全出力回路31は、三つの瞬時出力制御部37〜39を備えており、オフディレー用の安全出力回路32は、二つのオフディレー出力制御部40,41を備えている。各出力制御部37〜41は、半導体出力用のトランジスタを備えている。
【0082】
安全出力二重化用の出力ライン制御回路33には、第1,第2のCPU17,18からの駆動用信号S1,S2、ウォッチドッグタイマ22からのWDT信号および電源回路24を監視する監視回路23からのPSM信号がそれぞれ与えられる。
【0083】
駆動用信号S1,S2が共にオンすることによって、電源ラインVLに電圧が印加されて各出力制御部37〜41に電源が供給される。
【0084】
ウォッチドッグタイマ22からのWDT信号は、各出力制御部37〜41にも与えられており、このWDT信号は、ウォッチドッグタイマ22にリセットがかからないときには、オフして全ての出力制御部37〜41の安全出力が、機械設備の稼動を禁止する危険側であるオフとなって安全を確保することができる。
【0085】
電源を監視する監視回路23からのPSM信号は、各出力制御部37〜41にも与えられており、電源異常が検知された場合には、このPSM信号がオフして全ての出力制御部37〜41の安全出力が、機械設備の稼動を禁止する危険側であるオフとなって安全を確保することができる。
【0086】
出力ライン制御回路33は、第1,第2のCPU17,18に対してモニタ用信号S4,S5をそれぞれ出力しており、このモニタ用信号S4,S5は、出力ライン制御回路33に故障(異常)が発生したり、あるいは、上述のWDT信号またPSM信号がオフしたときに、オンする。
【0087】
瞬時用の安全出力回路31の各瞬時出力制御部37〜39には、第1のCPU17から瞬時出力の駆動用信号S6〜S8がそれぞれ与えられ、この駆動用信号S6〜S8によって、安全瞬時出力のオン(安全側)/オフ(危険側)の論理がそれぞれ制御される。すなわち、この駆動用信号S6〜S8がオンし、かつ、上述の電源ラインVLがオンしているときに、各瞬時出力端子42〜44から安全側であるオンの安全瞬時出力をそれぞれ出力する。
【0088】
また、各瞬時出力制御部37〜39は、第1,第2のCPU17,18に対して、モニタ用信号S9〜S11をそれぞれ出力しており、各瞬時出力制御部37〜39が正常であれば、このモニタ用信号S9〜S11は、駆動用信号S6〜S8の反転論理の信号となる。
【0089】
オフディレー用の安全出力回路32の各オフディレー出力制御部40,41には、第2のCPU18からオフディレー出力の駆動用信号S12,S13がそれぞれ与えられ、この駆動用信号S12,S13によって、安全オフディレー出力のオン(安全側)/オフ(危険側)の論理が制御される。すなわち、この駆動用信号S12,S13がオンし、かつ、上述の電源ラインVLがオンしているときに、各オフディレー出力端子45,46から安全側であることを示すオンの安全オフディレー出力をそれぞれ出力する。
【0090】
また、各オフディレー出力制御部40,41は、第1,第2のCPU17,18に対して、モニタ用信号S14,S15をそれぞれ出力しており、各オフディレー出力制御部40,41が正常であれば、このモニタ用信号S14,S15は、駆動用信号S12,S13の反転論理の信号となる。
【0091】
安全出力二重化用の出力ライン制御回路33は、瞬時出力制御部37〜39またはオフディレー出力制御部40,41に故障(異常)が発生した場合には、電源ラインVLをオフして瞬時出力端子42〜44およびオフディレー出力端子45,46の安全出力を、すべてオフにして安全を確保する。
【0092】
逆に、この出力ライン制御回路33に、故障(異常)が発生した場合には、瞬時出力制御部37〜39およびオフディレー出力制御部40,41によって瞬時出力端子42〜44およびオフディレー出力端子45,46の安全出力を、すべてオフして安全を確保する。
【0093】
図8は、単機能ユニット3のブロック図であり、図6に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0094】
単機能ユニット3は、上述のAND入力回路28、オフディレー用の安全出力回路32、設定スイッチ19および増設ユニット用のコネクタ37が備えられておらず、その他は、基本的に上述の高機能ユニット4と同様である。
【0095】
このように第1,第2のCPU17,18を有する制御部によって、プログラムに従って半導体出力である安全出力を制御するので、電磁リレーを内蔵した従来のリレーユニットのように、リレーシーケンスによって安全回路を構築する必要がなく、配線数を削減することができるとともに、メーカ側において、システムの一部を変更したいような場合にも、ソフトウェアの変更によって容易に対応できることになる。
【0096】
次に各ユニットの動作をいくつかの使用例に基づいて説明する。
【0097】
図9は、高機能ユニット4単独の場合の接続状態を示す図であり、図10は、そのタイムチャートである。
【0098】
この例では、高機能ユニット4の端子T11,T12の安全入力1と、端子T21,T22の安全入力2には、例えば、1個のセーフティドアスイッチが接続され、フィードバックループ47には、マグネットコンタクタのb接点が直列に接続されるとともに、リセットボタン50が直列に接続される。
【0099】
また、瞬時出力端子S13は、アンプ52に接続され、オフディレー出力端子S43,S53は、マグネットコンタクタ48,49に接続される。この例では、オフディレータイムとして一定時間Tが設定されている。
【0100】
セーフティドアスイッチが装備されているドアが閉じられて、図10(a),(b)に示されるように二つの安全入力1,2がオンし、さらに、図10(c)に示されるように、リセット入力がオン、オフされることによって、図10(d)に示されるように、端子S13の安全瞬時出力がオンするとともに、図10(e)に示されるように端子S43,S53の安全オフディレー出力がオンしてマグネットコンタクタ48,49の主接点がオンしてモータ51が駆動されて機械設備が稼動することになる。
【0101】
この状態で、例えば、ドアが開かれると、二つの安全入力1,2がオフする。なお、安全入力1,2は、同時にオンオフするのであるが、図10(b)には、安全入力2が遅れてオフした場合の例を示している。
【0102】
安全入力1,2のいずれかがオフすることによって、図10(d)に示されるように、安全瞬時出力がオフしてアンプ52によってスローダウンされ、安全オフディレー出力が、一定時間T後にオフすることによって、マグネットコンタクタ48,49の主接点がオフしてモータ51への電源が遮断されて機械設備の稼動が停止されることになる。
【0103】
図11は、高機能ユニット4に瞬時タイプの増設ユニット5が接続された状態を示す図であり、図12は、そのタイムチャートである。
【0104】
この例では、高機能ユニット4の端子T11,T12の安全入力1と、端子T21,T22の安全入力2には、例えば、1個のセーフティドアスイッチが接続され、フィードバックループ47には、マグネットコンタクタのb接点が直列に接続されるとともに、リセットボタン50が直列に接続される。
【0105】
また、瞬時出力端子S13,S23は、マグネットコンタクタ54,55に接続され、オフディレー出力端子S33,S43は、マグネットコンタクタ56,57に接続される。この例では、オフディレータイムとしてT=0が設定されている、すなわち、瞬時出力となっている。
【0106】
複数の電磁リレーを内蔵した増設ユニット5の瞬時出力端子61,62は、マグネットコンタクタ58,59に接続される。
【0107】
セーフティドアスイッチが装備されているドアが閉じられて、図12(a),(b)に示されるように、高機能ユニット4の二つの安全入力1,2がオンし、さらに、図12(c)に示されるように、リセット入力がオン、オフされることによって、図12(d)に示されるように、高機能ユニット4の安全瞬時出力がオンするとともに、図12(e)に示されるように、増設ユニット5の安全瞬時出力がオンし、これによって、各マグネットコンタクタ54〜59がオンしてモータ63〜65が駆動されて機械設備が稼動することになる。
【0108】
この状態で、例えば、ドアが開かれると、図12(a),(b)に示されるように二つの安全入力1,2がオフし、図12(c)に示されるように高機能ユニット4の安全瞬時出力がオフするとともに、図12(d)に示されるように増設ユニット5の安全瞬時出力がオフし、これによって、各マグネットコンタクタ54〜59がオフしてモータ63〜65への電源が遮断されて機械設備の稼動が停止されることになる。
【0109】
このように増設ユニット5を、高機能ユニット4にケーブル6を介して接続することにより、安全出力の出力点数を容易に増やすことができる。
【0110】
図13は、2台の高機能ユニット4−1,4−2とオフディレータイプの増設ユニット5との接続状態を示す図であり、図14は、そのタイムチャートである。なお、第2の高機能ユニット4−2の二つの安全入力を、便宜上、安全入力3,4と称する。
【0111】
この例では、第1の高機能ユニット4−1の端子T11,T12の安全入力1と、端子T21,T22の安全入力2には、例えば、1個のセーフティドアスイッチが接続され、フィードバックループ47には、マグネットコンタクタのb接点が直列に接続されるとともに、リセットボタン50が直列に接続される。
【0112】
また、瞬時出力端子S13,S23は、マグネットコンタクタ54,55に接続され、オフディレー出力端子S33,S43は、マグネットコンタクタ56,57に接続される。この第1の高機能ユニット4−1では、オフディレータイムとしてT=0が設定されている。内部安全出力端子LOは、第2の高機能ユニット4−2の内部安全入力端子LAに接続される。すなわち、第1の高機能ユニット4−1の内部安全出力が、後段の第2の高機能ユニット4−2のAND入力として与えられている。
【0113】
第2の高機能ユニット4−2の端子T11,T12の安全入力3と、端子T21,T22の安全入力4には、例えば、第1の高機能ユニット4−1のセーフティドアスイッチとは別の1個のセーフティドアスイッチが接続され、フィードバックループ69には、マグネットコンタクタのb接点が直列に接続されるとともに、リセットボタン70が直列に接続される。
【0114】
また、瞬時出力端子S13,S23は、マグネットコンタクタ71,72に接続され、オフディレー出力端子S43,S53は、マグネットコンタクタ73,74に接続される。この第2の高機能ユニット4−2では、オフディレータイムとして一定時間Tが設定されている。
【0115】
複数の電磁リレーを内蔵した増設ユニット5のオフディレー出力端子75,76は、マグネットコンタクタ77,78に接続される。
【0116】
第1の高機能ユニット4−1に接続されているセーフティドアスイッチのドアが閉じられて図14(a),(b)に示されるように、二つの安全入力1,2がオンし、さらに、図14(c)に示されるようにリセット入力がオン、オフされることによって、第1の高機能ユニット4−1の安全瞬時出力がオンし、これによって、図14(d)に示されるように、第1の高機能ユニット4−1の各マグネットコンタクタ54〜57の主接点がオンしてモータ63,64が駆動されることになる。また、この第1の高機能ユニット4−1の安全瞬時出力と同じ内部安全出力が第2の高機能ユニット4−2のAND入力として与えられる。
【0117】
第2の高機能ユニット4−2は、図14(f)に示される内部安全入力がオンしている状態で、かつ、第2の高機能ユニット4−2の安全出力が安全側になったときに、安全出力をオンする。この図14では、内部安全入力がオンしたときには、第2の高機能ユニット4−2に接続されているセーフティドアスイッチのドアが閉じられて、図14(g),(h)に示されるように、二つの安全入力3,4がオンしているので、図14(i)に示されるように、リセット入力がオン、オフすることによって、AND条件が成立し、図14(j),(k)に示されるように、第2の高機能ユニット4−2の安全瞬時出力および安全オフディレー出力がオンするとともに、図14(l)に示されるように、増設ユニット5の安全オフディレー出力がオンし、これによって、第2の高機能ユニット4−2および増設ユニット5の各マグネットコンタクタ71〜76がオンしてモータ79〜81が駆動されることになる。
【0118】
この状態で、例えば、第1の高機能ユニット4−1に接続されているセーフティドアスイッチのドアが開かれると、図14(a),(b)に示されるように、第1の高機能ユニット4−1の二つの安全入力1,2がオフし、図14(d)に示されるように、第1の高機能ユニット4−1の安全瞬時出力がオフしてマグネットコンタクタ54〜57がオフしてモータ63,64への電源が遮断されるとともに、図14(e)に示されるように第2の高機能ユニット4−2に対する内部安全出力もオフする。
【0119】
第2の高機能ユニット4−2は、第1の高機能ユニット4−1からの内部安全入力が、図14(f)に示されるようにオフすることによって、図14(j)に示されるように、安全瞬時出力がオフしてマグネットコンタクタ71,72がオフしてモータ79の電源を遮断し、さらに、図14(k)に示されるように、一定時間Tの遅延の後、安全オフディレー出力がオフするとともに、図14(l)に示されるように、増設ユニット5の安全オフディレー出力がオフし、これによって、各コンタクタ73,74,77,78がオフしてモータ80,81への電源が遮断されることになる。
【0120】
このようにして、内部安全出力を用いた論理接続によって、第2の高機能ユニット4−2の安全出力を、第1の高機能ユニット4−1の安全出力に容易に関連付けることができる。
【0121】
図15は、単機能ユニット3と2台の高機能ユニット4−1,4−2との接続状態を示す図であり、図16は、そのタイムチャートである。なお、単機能ユニット3の二つの安全入力を、便宜上、安全入力5,6と称する。
【0122】
この例では、単機能ユニット3の端子T11,T12の安全入力5と端子T21,T22の安全入力6には、1個の非常定停止スイッチ82が接続され、リセット入力には、リセットボタン83が接続される。この単機能ユニット3の内部安全出力端子LO1,LO2が、第1,第2の高機能ユニット4−1,4−2の内部安全入力端子LA,LAにそれぞれ接続されている。
【0123】
第1の高機能ユニット4−1の端子T11,T12の安全入力1と、端子T21,T22の安全入力2には、1個のセーフティドアスイッチが接続され、フィードバックループ47には、マグネットコンタクタのb接点が直列に接続される。
【0124】
また、瞬時出力端子S13は、アンプ52に接続され、オフディレー出力端子S43,S53は、マグネットコンタクタ48,49に接続される。この例では、オフディレータイムとして一定時間Tが設定されている。
【0125】
第2の高機能ユニット4−2の端子T11,T12の安全入力3と、端子T21,T22の安全入力4には、第1の高機能ユニット4−1とは、別の1個のセーフティドアスイッチが接続され、フィードバックループ84には、マグネットコンタクタのb接点が直列に接続されるとともに、リセットボタン85が直列に接続される。
【0126】
また、瞬時出力端子S13は、アンプ86に接続され、オフディレー出力端子S43,S53は、マグネットコンタクタ87,89に接続される。この例では、オフディレータイムとして一定時間Tが設定されている。
【0127】
非常定停止スイッチ82が操作されていない状態では、図16(a),(b)に示されるように、単機能ユニット3の二つの安全入力5,6がオンしており、さらに、図16(c)に示されるようにリセット入力がオン、オフされることによって、図16(d)に示されるように単機能ユニット3の内部安全出力がオンし、この内部安全出力が、図16(e),(j)に示されるように、第1,第2の高機能ユニット4−1,4−2の内部安全入力にAND入力としてそれぞれ与えられる。
【0128】
第1の高機能ユニット4−1は、内部安全入力がオンしている状態で、かつ、第1の高機能ユニット4−1が安全側になったときに、安全出力をオンする。この図16では、内部安全入力がオンしたときには、図16(f),(g)に示されるように、第1の高機能ユニット4−1に接続されているセーフティドアスイッチのドアが閉じられて二つの安全入力1,2がオンしているので、内部安全入力に応答して、図16(h),(i)に示されるように、安全瞬時出力および安全オフディレー出力がオンしてマグネットコンタクタ48,49の主接点がオンしてモータ51が駆動されることになる。
【0129】
同様に、第2の高機能ユニット4−2も単機能ユニット3からの内部安全入力に応答して、図16(m),(n)に示されるように、安全瞬時出力および安全オフディレー出力がオンしてマグネットコンタクタ87,88の主接点がオンしてモータ89が駆動されることになる。
【0130】
この状態で、単機能ユニット3に接続されている非常停止スイッチ82が操作されると、図16(a),(b)に示される単機能ユニット3の二つの安全入力5,6がオフし、図16(d)に示される内部安全出力がオフする。なお、安全入力5,6は、同時にオンオフするのであるが、図16(b)には、安全入力6がオンしたままの場合を示している。
【0131】
第1,第2の高機能ユニット4−1,4−2は、単機能ユニット3の内部安全出力、すなわち、図16(e),(j)の内部安全入力がオフすることによって、図16(h),(m)の安全瞬時出力がオフしてアンプ52,86によってスローダウンされ、さらに、図16(i),(n)に示されるように一定時間Tの遅延の後、安全オフディレー出力がオフし、これによって、各マグネットコンタクタ48,49,87,88の主接点がオフしてモータ51,89への電源が遮断されることになる。
【0132】
このようにして、第1,2の高機能ユニット4−1,4−2の安全出力を、単機能ユニット3の内部安全出力に容易に関連付けることができる。
【0133】
次に、以上のような高機能ユニット4の動作を、図17のフローチャートに基づいて説明する。同図(a)は、全体の処理を、同図(b)は、安全入力および安全出力の処理を示している。
【0134】
なお、この図17では、他の高機能ユニットから内部安全入力が与えられ、ANDで論理接続する場合の例を示している。
【0135】
先ず、同図(a)に示されるように、電源が投入されると(ステップn1)、制御部としてのCPUのイニシャル処理、自己診断処理や設定状態の読み込みなどの初期処理を行い(ステップn2)、後述の安全入力処理に移行し(ステップn3)、次に、診断処理を行う(ステップn4)。この診断処理では、内部回路の動作異常、入力機器や安全出力制御対象との接続の誤配線、端子の短絡などの様々な自己診断処理を行う。さらに、後述の安全出力処理を行い(ステップn5)、次に、診断処理プログラムが、予め決められた順序で行なわれた否かをチェックする診断処理フローチェックを行い(ステップn6)、エラー処理、モニタ出力、表示制御などの非安全制御処理を行って(ステップn7)ステップn3に戻る。
【0136】
ステップn3の安全入力処理では、同図(b)に示されるように、上述の安全入力1,2の両安全入力の入力状態がオン(安全側)であるか否かを判断し(ステップn3−1)、安全側であるときには、内部安全入力の入力状態がオン(安全側)であるか否かを判断し(ステップn3−2)、安全側であるときには、リセット入力の入力状態が、安全出力を出力できる出力許可の状態であるか否かを判断し(ステップn3−3)、出力許可の状態であるときには、ステップn4の診断処理に移行する。
【0137】
ステップn3−1において、両安全入力の入力状態がオン(安全側)でないとき、ステップn3−2において、内部安全入力の入力状態がオン(安全側)でないとき、または、ステップn3−3において、リセット入力の入力状態が、出力許可の状態でないときには、安全出力処理に移行して、安全出力および内部安全出力を、オフ(危険側)の出力とする(ステップn5−3)。
【0138】
ステップn5の安全出力処理では、ステップn4の診断処理の結果がOK、すなわち、異常が無いかを判断し(ステップn5−1)、異常が無いときには、安全出力および内部安全出力を、オン(安全側)の出力とし(ステップn5−2)、ステップn5−1で異常が有るときには、安全出力および内部安全出力を、オフ(危険側)の出力とする(ステップn5−3)。
【0139】
(その他の実施の形態)
上述の実施の形態では、単機能ユニット3および高機能ユニット4は、それぞれCPUを二つ備えていたけれども、本発明の他の実施の形態として、CPUは一つであってもよい。
【0140】
上述の実施の形態では、ANDによって論理接続したけれども、ANDに限らず、ORやXORなどによって論理接続してもよく、また、複数の論理接続を可能としてもよい。このように複数の論理接続に対応できるようにするために、内部安全出力は、安全出力制御対象に出力される安全出力の信号パターンと異ならせることが好ましい。
【0141】
例えば、安全出力は、安全側の状態を、オンの信号とし、危険側の状態をオフの信号とするのに対して、内部安全出力では、例えば、安全側の状態を一定周期のオンオフ信号とし、危険側の状態をオフの信号とするのである。これによって、前記一定の周期やデューティ比などを異ならせた、例えば、図18に示される複数の種類のオンオフ信号によって、複数の各論理に容易に対応させることができる。
【0142】
なお、単機能ユニット3および高機能ユニット4の安全出力や内部安全出力(内部安全入力)の数は、上述の実施の形態に限らないのは勿論である。
【0143】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、半導体出力である安全出力を安全出力制御対象に与える複数の安全出力部と、安全出力を、プログラムに従って制御する制御部とを備えているので、電磁リレーを内蔵した従来のリレーユニットのように、リレーシーケンスによって安全回路を構築する必要がなく、配線数を削減することができるとともに、ユーザの要求に応じて、メーカ側において、システムの一部を変更したいような場合にも、ソフトウェアの変更によって容易に対応できることになる。
【0144】
しかも、複数のセーフティコントローラを、接続用出力を用いて容易に関連付けることができ、システムの拡張性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るシステムの構成例を示す図である。
【図2】図1の単機能ユニットの正面図である。
【図3】図1の高機能ユニットの正面図である。
【図4】図1の高機能ユニットの背面図である。
【図5】図1の単機能ユニットの正面図である。
【図6】図1の高機能ユニットのブロック図である。
【図7】図6の一部の詳細を示すブロック図である。
【図8】図1の単機能ユニットのブロック図である。
【図9】第1の使用例の接続状態を示す図である。
【図10】図9のタイムチャートである。
【図11】第2の使用例の接続状態を示す図である。
【図12】図11のタイムチャートである。
【図13】第3の使用例の接続状態を示す図である。
【図14】図13のタイムチャートである。
【図15】第4の使用例の接続状態を示す図である。
【図16】図15のタイムチャートである。
【図17】動作説明に供するフローチャートである。
【図18】内部安全出力の信号パターンを示す図である。
【符号の説明】
1 セーフティドアスイッチ
2 非常停止スイッチ
3 単機能ユニット
4 高機能ユニット
5 増設ユニット
17,18 第1,第2のCPU
31 瞬時用の安全出力回路
32 オフディレー用の安全出力回路
34 内部安全出力回路

Claims (14)

  1. 入力機器からの入力に基づいて、安全出力制御対象に安全出力を与えて機械設備の運転を制御するセーフティコントローラであって、
    前記安全出力として半導体出力を与える複数の安全出力部と、
    他のセーフティコントローラに接続用出力を与える接続出力部と、
    前記入力機器からの入力に基づいて、プログラムに従って前記安全出力および前記接続用出力を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするセーフティコントローラ。
  2. 他のセーフティコントローラから出力される接続用出力が接続用入力として与えられる接続入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力機器からの入力および前記接続入力部からの接続用入力に基づいて、前記安全出力および前記接続用出力を制御する請求項1または2記載のセーフティコントローラ。
  3. 前記接続用出力が、論理接続用の半導体出力である請求項1または2記載のセーフティコントローラ。
  4. 前記制御部は、前記プログラムに従って、前記入力機器からの入力および前記接続入力部からの接続用入力に基づいて、論理演算を行なって前記安全出力および前記接続用出力を制御する請求項3記載のセーフティコントローラ。
  5. 前記制御部は、前記プログラムに従って、前記接続用出力の出力状態を、前記安全出力の出力状態と同じ状態に制御する請求項1〜4のいずれかに記載のセーフティコントローラ。
  6. 入力機器からの入力に基づいて、安全出力制御対象に安全出力を与えて機械設備の運転を制御するセーフティコントローラであって、
    前記安全出力として半導体出力を与える複数の安全出力部と、
    他のセーフティコントローラに接続用出力を与える接続出力部と、
    プログラムに従って、入力処理、診断処理および出力処理を実行する制御部とを備え、
    前記入力処理では、前記入力機器からの入力の状態を判定し、前記診断処理では、自己診断を行い、前記出力処理では、前記入力処理および前記診断処理の結果に基づいて、前記安全出力および前記接続用出力を制御することを特徴とするセーフティコントローラ。
  7. 入力機器からの入力に基づいて、安全出力制御対象に安全出力を与えて機械設備の運転を制御するセーフティコントローラであって、
    前記安全出力として半導体出力を与える複数の安全出力部と、
    他のセーフティコントローラに接続用出力を与える接続出力部と、
    他のセーフティコントローラから出力される接続用出力が接続用入力として与えられる接続入力部と、
    プログラムに従って、入力処理、診断処理および出力処理を実行する制御部とを備え、
    前記入力処理では、前記入力機器からの入力および前記接続入力部からの接続用入力の状態を判定し、前記診断処理では、自己診断を行い、前記出力処理では、前記入力処理および前記診断処理の結果に基づいて、前記安全出力および前記接続用出力を制御することを特徴とするセーフティコントローラ。
  8. 前記接続用出力が、論理接続用の半導体出力であり、
    前記入力処理では、前記入力機器からの入力および前記接続入力部からの接続用入力の論理演算を行なって前記安全出力および前記接続用出力の出力状態を決定し、前記出力処理では、前記診断処理の結果に基づいて、異常が無いときには、前記入力処理で決定された出力状態に、異常があるときには、予め定めた出力状態に、前記安全出力および前記接続用出力をそれぞれ制御する請求項7記載のセーフティコントローラ。
  9. 前記接続入力部からの接続用入力の有効/無効を設定する設定部を備え、
    前記制御部は、前記設定部によって無効が設定されたときには、前記接続用入力を無効として前記安全出力および接続用出力を制御する請求項2、4、7または8記載のセーフティコントローラ。
  10. 複数の前記安全出力部は、安全瞬時出力を出力する瞬時出力部および安全オフディレー出力を出力するオフディレー出力部を備える請求項1〜9のいずれかに記載のセーフティコントローラ。
  11. 前記安全出力と前記接続用出力の信号パターンを異ならせた請求項1〜10のいずれかに記載のセーフティコントローラ。
  12. 複数の電磁リレーを内蔵して前記安全出力に応じたリレー出力を前記安全出力制御対象に出力する増設ユニットを接続可能とした請求項1〜11のいずれかに記載のセーフティコントローラ。
  13. 前記制御部は、二つのCPUを備える請求項1〜12のいずれかに記載のセーフティコントローラ。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載のセーフティコントローラの複数を、前記接続入力部および前記接続出力部を介して接続してなるシステム。
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