JP2005030005A - 建築物の床構造 - Google Patents

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Yasuo Shimozu
保雄 下津
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Abstract

【課題】高い剛性を有し、建築物の耐震性を向上させることができるようにする。
【解決手段】本発明の建築物の床構造1は、平行に配設された床梁2間に、上面が該床梁2の上面と面一になるように根太3が所定間隔で架設されるとともに、該床梁2及び根太3の上面に接した状態で、該床梁2及び根太3に床板部4が支持されており、該床板部4は、下から順に、構造合板6、プラスターボード7、遮音シート8、フローリング9が積層されてなっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に2階以上の床に適した建築物の床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の建築物の床構造として、非特許文献1記載の木造建築物の床構造50を例示する。この床構造50は、木造建築物の床構造として一般的なものであり、図2に示すように、平行に配設された床梁51の上に、根太52が所定間隔で架設されるとともに、該根太52の上に床板部53が支持されている。床板部53の構造としては、構造合板の上にフローリングが積層されてなるものが多い。
【0003】
【非特許文献1】
尾上孝一著、「図解 木造建築の技術」、第40版、理工学社、2001年1月25日、p. 5
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の床構造50では、床板部53が根太52を介して床梁51に支持されており、床板部53と床梁51が一体化しないので、横揺れに対する抵抗が不足しやすいという課題がある。また、床板部53は、構造合板の上にフローリングが積層されているだけであると、縦揺れに対する抵抗が不足しやすいという課題がある。
【0005】
本発明の目的は、上記課題を解決し、高い剛性を有し、建築物の耐震性を向上させることができる建築物の床構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の建物の床構造は、平行に配設された床梁間に、上面が該床梁の上面と面一になるように根太が所定間隔で架設されるとともに、該床梁及び根太の上面に接した状態で、該床梁及び根太に床板部が支持されており、該床板部は、下から順に、構造合板、プラスターボード、フローリングが積層されてなっている。
【0007】
この構成によれば、前記床板部が前記床梁及び前記根太の上面に接するようにすることで、該床板部と該床梁を一体化させるとともに、該床梁及び該根太と該床板部との接合箇所を多くすることができる。これにより、特に横揺れに対する抵抗を向上させることができる。また、前記構造合板と前記フローリングとの間に前記プラスターボードを積層しているので、前記床板部の剛性を向上させることができる。これにより、特に縦揺れに対する抵抗を向上させることができる。そして、この構成により床構造の剛性を向上させて、建築物のねじれ等の変形を防止し、もって、建築物の耐震性を向上させることができる。また、前記プラスターボードは、床の防音性を向上させるようにも作用する。
【0008】
前記床板部は、前記プラスターボードと、フローリングとの間に遮音シートが敷設されてなっている。
【0009】
この構成によれば、前記遮音シートにより、床の防音性をさらに向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を具体化した一実施形態として、軸組工法によって構築される木造建築物の床構造1を示している。本例の建築物は2階の住宅であり、本例ではその2階の床構造を例示する。
【0011】
図1に示すように、本例の床構造1では、所定間隔(910〜1000mmとすることを例示する。本例では1000mm)をおいて複数の床梁2が配設されている。床梁2間には、上面が該床梁2の上面と面一になるように根太3が所定間隔(303〜333mmとすることを例示する。本例では333mm)をおいて架設されることにより、床梁2及び根太3が格子状に組み付けられている。根太3としては、幅30〜45mm、高さ30〜105mmの木材を使用することを例示する。本例では、根太3として幅45mm、高さ105mmの木材を使用しており、特に高さを大きめ(幅の約2倍)に設定することにより、縦揺れに対する梁性を向上させるようにしている。また、本例では、床梁2と根太3との接合方法として、両者の接合部に設けた凹部及び凸部を嵌合させる方法を採用しているが、この方法に限定されず、結合金具による結合方法、釘による結合方法等、他の公知の方法を適宜採用することができる。
【0012】
床梁2及び根太3には、それらの上面に接した状態で床板部4が支持されている。床板部4は、下から順に、構造合板6、プラスターボード7、遮音シート8、フローリング9が積層されてなっている。本例では、構造合板6及びプラスターボード7は、それらの長辺方向が互いに直交するように敷設されている。これにより、床板部4の剛性を向上させるようにしている。構造合板6、プラスターボード7、遮音シート8及びフローリング9の固定方法については、ビス、釘等の公知の方法を適宜採用できる。構造合板6、プラスターボード7、フローリング9としては、厚さ9.5〜12.5mmのものを使用することを例示する。本例では、構造合板6、プラスターボード7、フローリング9として、厚さ12.5mmのものを使用している。また、遮音シート8としては、本例では厚さ1.2mmのものを使用している。
【0013】
以上のように構成された本発明の建築物の床構造1によれば、床板部4が床梁2及び根太3の上面に接するようにすることで、床板部4と床梁2を一体化させるとともに、床梁2及び根太3と床板部4との接合箇所を多くすることができる。これにより、特に横揺れに対する抵抗を向上させることができる。また、構造合板6とフローリング9との間にプラスターボード7を積層しているので、床板部4の剛性を向上させることができる。これにより、特に縦揺れに対する抵抗を向上させることができる。そして、この構成により床構造1の剛性を向上させて、建築物のねじれ等の変形を防止し、もって、建築物の耐震性を向上させることができる。また、プラスターボード7は、床の防音性を向上させるようにも作用する。
【0014】
また、床板部4は、プラスターボード7と、フローリング9との間に遮音シート8が敷設されてなっているので、床の防音性をさらに向上させることができる。
【0015】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
【0016】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る建築物の床構造によれば、高い剛性を有し、建築物の耐震性を向上させることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態に係る建築物の床構造を示す斜視図である。
【図2】従来の建築物の床構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 床構造
2 床梁
3 根太
4 床板部
6 構造合板
7 プラスターボード
8 遮音シート
9 フローリング

Claims (2)

  1. 平行に配設された床梁間に、上面が該床梁の上面と面一になるように根太が所定間隔で架設されるとともに、該床梁及び根太の上面に接した状態で、該床梁及び根太に床板部が支持されており、該床板部は、下から順に、構造合板、プラスターボード、フローリングが積層されてなる建築物の床構造。
  2. 前記床板部は、前記プラスターボードと、フローリングとの間に遮音シートが敷設されてなる請求項1記載の建築物の床構造。
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