JP2005029523A - 新規錠剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 凍結乾燥法、真空乾燥法または噴霧乾燥法によって得られる顆粒状物と、カルボキシメチルセルロース塩類を含有することを特徴とする錠剤。
【選択図】 なし
Description
50℃に加温した精製水540kgに、カゼインナトリウム48kg、カルボキシメチルセルロースナトリウム(ダイセル化学工業製)3kgを加えて溶解し、酢酸dl-α-トコフェロール150kgを加え、ホモジナイザーで10分間攪拌した。さらに50℃の精製水1158kgを加え、ホモジナイザーで10分間攪拌した。これに軽質無水ケイ酸(アエロジル380、日本アエロジル製)99kgを加え15分間攪拌混合し懸濁液を得た。この懸濁液を噴霧乾燥(入口温度:220℃、出口温度:105℃)し、酢酸dl-α-トコフェロール50%含有顆粒を約216kg得た。
55℃に加温した精製水150gに、アルギン酸プロピレングリコールエステル2g(キミロイド、キミカ製)をウォーターバス中で溶解した。この溶液を高速型攪拌機(TKロボミックス、特殊機化工業製)を使用して5000rpmで攪拌しながら、ユビデカレノン(コエンザイムQ10、日清ファルマ製)50gを徐々に添加し、20分間分散・乳化した。その後、デキストリン(パインデックス、松谷化学工業製)24gと、乳糖(Pharmatose、DMVジャパン製)24gとを添加し、8000rpmで10分間攪拌混合し乳化液を得た。この乳化液を噴霧乾燥処理(入口温度:200℃、出口温度:100℃)し、ユビデカレノン含有顆粒75gを得た。
50℃に加温した精製水540gに、カゼインナトリウム48g、カルボキシメチルセルロースナトリウム(ダイセル化学工業製)3gを加えて溶解し、酢酸dl-α-トコフェロール150gを加え、ホモジナイザーで10分間攪拌した。この乳化液を軽質無水ケイ酸(アエロジル380、日本アエロジル製)370gに加えて撹拌造粒機(20Lスーパーミキサー;カワタ製)で造粒して顆粒を得た。
50℃に加温した精製水540gに、カゼインナトリウム48g、カルボキシメチルセルロースナトリウム(ダイセル化学工業製)3gを加えて溶解し、酢酸dl-α-トコフェロール150gを加え、ホモジナイザーで10分間攪拌した。この乳化液を軽質無水ケイ酸(アエロジル380、日本アエロジル製)370gに加えて撹拌造粒機(20Lスーパーミキサー;カワタ製)で造粒して顆粒を得た。
ケイ酸カルシウム(フローライト、エーザイ製)368g、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC-L微分、日本漕達製)32gを高速型攪拌造粒機(20Lスーパーミキサー、カワタ製)に投入後、攪拌しながら酢酸d-α-トコフェロール400gを添加した。その後精製水1200gを添加して顆粒を得た。その後棚式乾燥機(DAS-100型、三和化機工業製)を用いて70℃で乾燥した。その後、乾燥顆粒を整粒機(スピードミル、昭和技研製)で整粒し、酢酸d-α-トコフェロール含有顆粒を製造した。
製造例1で得た顆粒600g、結晶セルロース(アビセル101、旭化成製)180g、コーンスターチ(日本スターチ製)60g、噴霧乳糖(Formost製)354g、ステアリン酸マグネシウム(太平化学製)6gを混合機(万能混合機、昭和技研製)に入れて5分間混合した。その後、混合顆粒を打錠機(AP-15型ロータリー式打錠機、畑鉄工製)で打錠し、酢酸d-α-トコフェロール含有錠剤を製造した。
比較製造例1で得た顆粒600g、結晶セルロース(アビセル101、旭化成製)180g、コーンスターチ(日本スターチ製)60g、噴霧乳糖(Formost製)354g、ステアリン酸マグネシウム(太平化学製)6gを混合機(万能混合機、昭和技研製)に入れて5分間混合した。その後、混合顆粒を打錠機(AP-15型ロータリー式打錠機、畑鉄工製)で打錠し、酢酸d-α-トコフェロール含有錠剤を製造した。
参考例1及び2で得られた錠剤について、以下の方法に従って、質量変動及び崩壊時間を測定した、結果を表1に示す。
錠剤20錠の質量を測定し、平均重量、最大重量、最小重量、レンジ、変動係数(CV)を算出した。
日本薬局方に記載された方法に従って、錠剤の崩壊時間を測定した。
製造例1で得た酢酸d-α-トコフェロール含有顆粒 200g、結晶セルロース(アビセル101、旭化成製)40g、カルボキシメチルセルロースカルシウム(ニチリン製)40g、噴霧乳糖(Formost製)118gおよびステアリン酸マグネシウム(太平化学製)2gを十分に攪拌混合して打錠し、酢酸d-α-トコフェロール含有錠剤を製造した。
製造例1で得た酢酸d-α-トコフェロール含有顆粒 200g、結晶セルロース(アビセル101、旭化成製)60g、カルボキシメチルセルロースカルシウム 20g、噴霧乳糖 118gおよびステアリン酸マグネシウム2gを十分に攪拌混合して打錠し、酢酸d-α-トコフェロール含有錠剤を製造した。
実施例1のカルボキシメチルセルロースカルシウムを、クロスカルメロースナトリウム(Ac-Di-Sol、旭化成製)に変えた以外は、実施例1と同様にして、酢酸d-α-トコフェロール含有錠剤を製造した。
実施例2のカルボキシメチルセルロースカルシウムを、クロスカルメロースナトリウム(Ac-Di-Sol、旭化成製)に変えた以外は、実施例2と同様にして、酢酸d-α-トコフェロール含有錠剤を製造した。
製造例1で得た酢酸d-α-トコフェロール含有顆粒 200g、結晶セルロース(アビセル101、旭化成製)60g、カルボキシメチルセルロースカルシウム 10g、クロスカルメロースナトリウム 10g、噴霧乳糖 118gおよびステアリン酸マグネシウム2gを十分に攪拌混合して打錠し、酢酸d-α-トコフェロール含有錠剤を製造した。
製造例2で得たユビデカレノン含有顆粒 300g、結晶セルロース(セオラスKG-801、旭化成製)90g、カルボキシメチルセルロースカルシウム 30g、噴霧乳糖177gおよびステアリン酸マグネシウム3gを攪拌混合した後、打錠し、ユビデカレノン含有錠剤を製造した。
製造例1で得た酢酸d-α-トコフェロール含有顆粒の代わりに、製造例3で得た顆粒を用いる以外は実施例1と同様の方法で酢酸d-α-トコフェロール含有錠剤を製造した。
製造例1で得た酢酸d-α-トコフェロール含有顆粒の代わりに、製造例4で得た顆粒を用いる以外は実施例1と同様の方法で酢酸d-α-トコフェロール含有錠剤を製造した。
*2:セオラスKG-801、旭化成製
比較例1〜9
表3に示した各成分を用い、実施例1と同様の方法で、比較例1〜9の錠剤を製造した
*2:L−HPC、信越化学製
*3:PCS、旭化成製
*4:ポリプラスドンXL、ISP製
*5:カルメロースNS−300、ニチリン化学製
*6:エキスプロタブ、木村産業から入手
*7:コーンスターチW、日本食品加工製
*8:Formost製
*9:太平化学製
試験例2
実施例1〜4および比較例1〜9の錠剤について、日本薬局方に記載された方法に従って崩壊時間を測定した(n=6)。その結果を表4に示した。
実施例1〜4および比較例3〜8の錠剤を、温度60℃、素体湿度75%の条件下で2週間保存した後の崩壊時間を測定した。その結果を表5に示した。
Claims (5)
- 凍結乾燥法、真空乾燥法または噴霧乾燥法によって得られる顆粒状物と、カルボキシメチルセルロース塩類を含有することを特徴とする錠剤。
- カルボキシメチルセルロース塩類が、ナトリウム塩またはカルシウム塩である請求項1記載の錠剤。
- 顆粒状物が薬物を含むものである請求項1又は2記載の錠剤。
- 薬物が脂溶性薬物である請求項3記載の錠剤。
- 脂溶性薬物がビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、補酵素Q、テプレノンまたはインドメタシンファルネシルから選ばれる1種以上である請求項4記載の錠剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007072840A1 (ja) * | 2005-12-20 | 2007-06-28 | Eisai R & D Management Co., Ltd. | 脂溶性薬物を含有する口腔内速崩錠 |
JP2018012693A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-25 | 第一三共ヘルスケア株式会社 | ロキソプロフェン又はその塩及びビタミンeを含有する経口用医薬組成物 |
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JPS61148115A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-05 | Tooa Eiyoo Kk | 難溶性薬物の徐放性製剤及びその製造法 |
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2003
- 2003-07-09 JP JP2003272224A patent/JP2005029523A/ja active Pending
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