JP2005028889A - ランフラットタイヤ用中子とその組み付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一般のリムを備える通常の車輪に適用することができ、特殊な工具や装置を使用することなく、容易に組み付けることができる中子と、その中子の組み付け方法、空気入りタイヤ車輪を提供すること。
【解決手段】リム7に組み付けられるランフラットタイヤ用中子であって、下層中子12と、下層中子12の外周面側に配置される環状の上層中子11と、上層中子11と下層中子12との間に挿入することで、上層中子11及び下層中子12によって狭持される狭持部材13とを備えるランフラットタイヤ用中子10。
【選択図】 図2
【解決手段】リム7に組み付けられるランフラットタイヤ用中子であって、下層中子12と、下層中子12の外周面側に配置される環状の上層中子11と、上層中子11と下層中子12との間に挿入することで、上層中子11及び下層中子12によって狭持される狭持部材13とを備えるランフラットタイヤ用中子10。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リムに中子を組み付けたランフラットタイヤに関し、より詳細には、ランフラットタイヤ用中子と、その中子の組み付け方法、その中子を備える空気入りタイヤ車輪に関する。
【0002】
【従来の技術】
ランフラットタイヤとは、パンク等の障害によりタイヤ内部の空気圧の低下が生じたとしても、ある程度の距離を走行することができるタイヤのことをいう。このようなランフラット走行を可能にするためのタイヤ構造の1つとして、リムウェル部に中子を組み付けたランフラットタイヤが知られている。この中子タイプのランフラットタイヤでは、パンク等で空気圧の低下が生じても、タイヤ内部より中子がタイヤを支持するため、完全に偏平化することなく、ランフラット走行が可能となる。
【0003】
従って、中子にはある程度の強度を持たせる必要があるが、その一方で、リムに組み付ける際には、中子の径を拡げてリムフランジを通過させる必要がある。しかも、中子を完全に組み付けた状態では、タイヤをリム組みすることは実質上できないので、中子の組み付けはタイヤのリム組みとの関係において非常に困難とされている。
【0004】
そこで、従来より、周方向且つ複数に分割可能に構成した中子が提案されており、当該中子を、タイヤのリム組みの途中にタイヤとリムの隙間から挿入して組み付けを行うことや、当該中子をタイヤ内に配置した状態でリムを装着し、リム組みの途中で当該中子の組み付けを行うことが提案されている。
【0005】
例えば、下記特許文献1では、片側のリムフランジが分解可能に構成されているので、片側のリムフランジが無い状態でタイヤおよび中子を組み付け、その後にリムを組み立てることができる。下記特許文献2では、リムにタイヤ軸方向の空洞を形成し、その空洞に中子を嵌合させると共に、スペーサーを嵌入して中子を固定する。下記特許文献3では、リムに設けた孔にボルト等を挿通して、又は環状の締め金によって中子を固定する。
【0006】
下記特許文献4では、2つに分割された中子がそれぞれ環状部を備える連結部を有し、中子の組み付けの際には、それぞれの連結部を相手の中子の凹部に差し込み、連結部の環状部に軸を挿通することで組み付けを行う。
【0007】
【特許文献1】
特開昭60−15207号公報(第4頁、図2)
【特許文献2】
米国特許第6470934号明細書(第1項、図10、図12)
【特許文献3】
米国特許第6505660号明細書(第1項、図1、図2)
【特許文献4】
米国再発行特許第32693号明細書(第1項、図1、図3)
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1〜3に係る中子は、特殊なリムに組み付けるものであり、一般のリムを備える通常の車輪には適用することができない。加えて、多大な工数や特殊な技能を必要とするだけでなく、中子の組み付け又は取り外しに特殊な工具や装置が必要となるために問題が多い。
【0008】
また、上記特許文献4に係る中子では、タイヤのリム組みの途中において、タイヤとリムフランジの隙間から、当該中子の分割面を寄せ合い、位置決めを行って当該連結部を凹部に差し込み、連結部の環状部に軸を挿通するという作業を行う必要があるため、中子の組み付けが困難且つ煩雑である。
【0009】
そこで、本発明の目的は、一般のリムを備える通常の車輪に適用することができ、特殊な工具や装置を使用することなく、容易に組み付けることができる中子と、その中子の組み付け方法、空気入りタイヤ車輪を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明のランフラットタイヤ用中子は、リムに組み付けられるランフラットタイヤ用中子において、下層中子と、前記下層中子の外周面側に配置される環状の上層中子と、前記上層中子と前記下層中子との間に挿入することで、前記上層中子及び前記下層中子によって狭持される狭持部材とを備える。
【0011】
本発明に係るランフラットタイヤ用中子は、下層中子と上層中子とに、内周面側及び外周面側において複数分割されているため、一体物の中子よりも径方向の厚みが小さく形成できる。これにより、ビード部とリムフランジとの隙間からタイヤ内面側に容易に挿入することができる。また、狭持部材は、上層中子と下層中子の間に挿入され、それらによって狭持されるので、上層中子と下層中子を繋ぎとめるくさびの役割を果たし、中子をリムへ組み付けることができる。よって、特殊な工具や装置を必要とせず、一般のリムを備える通常の車輪に適用することができる。
【0012】
上記において、前記下層中子が、前記リムのリムドロップに沿う内周面を有すると共に、周方向の少なくとも1箇所に分割部を有するC字状の部材であることが好ましい。
【0013】
下層中子がリムドロップに沿う内周面を有することで、下層中子の組み付け位置が好適に定められる。また、C字状の部材にすることにより、分割部を開いて周方向長さを長くすることができるので、タイヤ内面側に配置する際にリムフランジを容易に通過させることができる。
【0014】
上記において、前記狭持部材が、複数個の部材からなることが好ましい。
【0015】
狭持部材を複数の部材から構成することで、ビード部とリムフランジの隙間からタイヤ内面側に容易に挿入することができる。更に、狭持部材を上層中子と下層中子の間に挿入するにあたり、周方向に亘って挿入する必要がないので作業が簡便となる。
【0016】
上記において、前記ランフラットタイヤ用中子がリムに組み付けられた状態で、リムフランジ上端からタイヤ径方向に±30mmの範囲に前記狭持部材が配置されることが好ましい。
【0017】
狭持部材は、ビード部とリムフランジの隙間からタイヤ内面側に挿入した後、上層中子と下層中子の間に挿入する必要があるため、当該挿入位置がリムフランジ上端からタイヤ径方向に±30mmの範囲にあることで、手や工具が届きやすくなり、作業性が向上する。
【0018】
また、本発明のランフラットタイヤ用中子の組み付け方法は、内周面側および外周面側に複数分割した中子をタイヤ内面側に配置した状態で、前記狭持部材を前記分割した中子の間に挿入し、前記中子をリムに組み付ける工程を備える。
【0019】
本発明のランフラットタイヤ用中子の組み付け方法によると、狭持部材を中子の間に挿入するだけで、内周面側および外周面側に複数分割した中子をリムに組み付けることができるので、特殊な工具や装置を必要とせず、一般のリムを備える通常の車輪に好適に適用することができる。
【0020】
また、本発明の空気入りタイヤ車輪は、リムと、前記リムのリムウェル部に組み付けられた上記いずれかに記載のランフラットタイヤ用中子と、前記リムにリム組みされた空気入りタイヤとを備える。
【0021】
本発明の空気入りタイヤ車輪によると、上述した効果が得られる。すなわち、当該車輪が備える中子は一般のリムを備える通常の車輪に適用することができ、特殊な工具や装置を使用することなく、容易にリムに組み付けられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るランフラットタイヤ用中子の一例を示す平面図である。図2は、図1に示した中子を組み付けたリムと当該リムにリム組みしたタイヤの断面図である。
【0023】
図1および図2に示すように、本発明に係るランフラットタイヤ用中子10は、下層中子12、上層中子11、狭持部材13を備える。下層中子12は、周方向の少なくとも1箇所に分割部5を有するC字状の部材であり、更にリム7のリムドロップ72に沿う内周面を呈する。上層中子11は環状体であり、下層中子12の外周面側に配置される。また、上層中子11の内径は、上層中子11と下層中子12とを軸を略同じくして配置した場合に、上層中子11の内周面と下層中子12の外周面との間に、所定の間隔dが形成されるように設定される。
【0024】
狭持部材13は、その径方向における厚み寸法tが、間隔dより若干大きく形成されると共に、上層中子11と下層中子12の間に挿入可能に形成される。そして、狭持部材13の挿入によって、下層中子12はリム7のリムウェル部73に固定される。同時に、狭持部材13は、上層中子11と下層中子12を繋ぎとめるくさびの役割を果たすので、中子10をリム7に組み付けることができる。
【0025】
中子10をリム7に組み付けた状態で、リムフランジ上端71aからタイヤ径方向に±30mmの範囲に狭持部材13が配置されることが好ましく、より好ましくは±15mmの範囲に配置される。これにより、後述する組み付け作業において、狭持部材13に手や工具が届きやすくなり、中子10の組み付け作業が簡便となる。
【0026】
狭持部材13は、外周面側部分又は内周面側部分において、上層中子11又は下層中子12と係合する形状を有することが好ましい。狭持部材13の挿入方法については後述するが、図2の例のように、狭持部材13の外周面側部分に凸部16を形成することによって、狭持部材13を上層中子11と下層中子12の間に挿入したときに、凸部16が上層中子11の内周面側部分に当接し、所定の位置まで好適に挿入することができる。
【0027】
また、狭持部材13は、図2に示すように、少なくとも片側の側面がテーパ形状に形成されているものが好ましい。これによって、上層中子11と下層中子12との間にスムーズに挿入することができる。
【0028】
図3は、図2におけるA方向から下層中子12を見た斜視図である。図3に示すように、下層中子12のリムドロップ72に配置される部分に、周方向に延びる凹部18を設けることが好ましい。後述する組み付け作業において、タイヤ8のビード部81を凹部18の位置に移動させることができ、凹部18の径方向反対側のビ−ド部81をリムフランジ71から離反させ易くなるので、中子10の組み付け作業が容易となる。
【0029】
ここで、本発明の中子10を構成する上層中子11、下層中子12、狭持部材13は、それぞれ、JISK6253のデュロメータ硬さ試験(タイプA)による硬度が、70〜85°、75〜90°、75〜90°のゴム組成物からなることが好ましい。これにより、ビード部81とリムフランジ71との狭い隙間への挿入を可能とする柔軟性と、空気圧低下時にタイヤ8を支持してランフラット走行を可能とする剛性を好適に併せ持つことができる。
【0030】
図4は、本発明に係る別のランフラットタイヤ用中子の例を示す平面図である。図5は図4のV−V断面であり、図6は図4のVI−VI断面である。
【0031】
図4に示すように、本発明の別のランフラットタイヤ用中子は、狭持部材が複数個の部材からなるものであってもよい。図4の例では、狭持部材23は2つの部材からなり、それぞれを上層中子21と下層中子22の間に挿入することで、リムへの組み付けを行うことができる。
【0032】
また、図5および図6に示すように、上層中子21には、狭持部材23の個数および形状に対応した薄肉部を設けて、その薄肉部に狭持部材23を挿入するように構成したものが好ましい。これにより、狭持部材23を挿入する位置が明確となって作業性が向上すると共に、所定の位置に狭持部材23を挿入するため、下層中子22を周方向にバランスよく固定することができる。更に、図6に示すように、狭持部材23を挿入しない箇所については、凹凸形状24を設け、それらの嵌合作用によって、タイヤ幅方向へのずれを防止することができる。
【0033】
次に、本発明に係るランフラットタイヤ用中子の組み付け方法について説明する。図7は、図1のランフラットタイヤ用中子10を図2に示すようにリム7に組み付ける方法を説明する断面図である。
【0034】
まず、図7(a)のように、リム7の片側のリムフランジ71が一対のビード部81、82の間に位置するように、リム7をタイヤ8に挿入する。次に、上層中子11および下層中子12をビード部81とリムフランジ71の隙間から、タイヤ8の内面側に挿入する。挿入の際、上層中子11、下層中子12を回し込みながら行うと比較的スムーズに挿入することができる。また、上層中子11は比較的内径が大きいため、リムフランジ71を容易に通過させることができる。下層中子12の内径はリムフランジ71の径より小さいが、分割部5を開いて周方向長さを長くすることでリムフランジ71を通過させることができる。尚、上層中子11、下層中子12が前述したゴム組成物のような可撓性材料からなる場合であれば、その柔軟性を利用することで、より容易に挿入することができる。タイヤ内面側に挿入された上層中子11および下層中子12は、リム7と軸を略同じくして配置される。
【0035】
次に、狭持部材13をビード部81とリムフランジ71の隙間から、タイヤ8の内面側に挿入する。そして、図7(b)に示すように、ビード部81とリムフランジ71の隙間から工具9又は作業者の手によって、狭持部材13を挿入する。図7(b)の狭持部材13は、側面13aがテーパ形状に形成されているため、スムーズに挿入することができる。更に、側面13bに形成された凸部16が、上層中子11の内周面側部分に当接するので、挿入を所定の位置まで好適に行うことができる。狭持部材13は、上層中子11と下層中子12を繋ぎとめるくさびの役割を果たし、中子10がリム7に組み付けられる。このとき、下層中子12がリムドロップ72に沿う内周面を有することにより、中子10の組み付け位置が好適に定められる。中子10をリム7に組み付けた後は、ビード部81をリムフランジ71の内面側にはめ込むことで、タイヤ車輪が組み立てられる。
【0036】
尚、狭持部材13の内径はリムフランジ径より若干小さくても(例えば、10mm小さくても)よく、狭持部材13を傾斜させて又は撓ませることで、リムフランジ71を通過させることができる。狭持部材13を押し込む作業においては、前述のように、リムフランジ上端71aからタイヤ径方向に±30mmの範囲に狭持部材13が配置されるようにすることで作業性が向上する。
【0037】
また、組み付けの際、前述した凹部18を下層中子12に形成しておくことで、図7(b)のように、工具等を挿入する位置の径方向反対側におけるビード部81を、凹部18に配置することができる。これにより、工具9を挿入する位置のビ−ド部81をリムフランジ71から離反させ易くなり、組み付け作業がより容易となる。尚、工具9は特殊なものである必要はなく、狭持部材13を押し込めるものであれば特に限定されないが、市販のビードブレーカ又はタイヤチェンジャを用いることで、容易に挿入することができる。
【0038】
狭持部材が複数個の部材からなる場合においても、上記組み付け方法によって中子を組み付けることができる。この場合、略環状の狭持部材13に比べて、タイヤ8のビード部81とリムフランジ71との隙間からタイヤ内面側に挿入し易く、作業性が向上する。また、それによって狭持部材13を硬い材質で形成することが可能となるため、中子10の剛性を高めることができる。
【0039】
[他の実施形態]
(1)前述の実施形態では、狭持部材13が凸部16を有し、それによって所定の位置に好適に挿入することができる例を示したが、本発明では、狭持部材13が上層中子11又は下層中子12と係合する形状であれば、これに限定されない。
【0040】
例えば、図8に示すように、狭持部材13が外周面および内周面に膨出部15を有し、それぞれ、上層中子11の内周面又は下層中子12の外周面に形成された凹部と係合するようなものでもよい。これにより、狭持部材13を所定の位置に好適に挿入することができると共に、走行中の振動等による上層中子11および狭持部材13のタイヤ幅方向へのずれを防止することができる。
【0041】
(2)前述の実施形態では、狭持部材13が環状体である例を示したが、本発明では、狭持部材13が分割部を有して略環状を呈するものでもよい。これにより、組み付けの際には、分割部を開いて周方向長さを長くすることでリムフランジ71を容易に通過させることができる。
【0042】
(3)前述の実施形態では、狭持部材13が複数個の部材からなる場合において、上層中子11に薄肉部を設けた例を示したが、本発明では、下層中子12に薄肉部を設けるものでもよい。また、狭持部材が複数個の部材からなる場合における狭持部材の個数および形状は、図4の例に限られず、例えば、図9に示すようなものでもよい。
【0043】
(4)前述の実施形態では、リム7への組み付けにおいて、上層中子11をタイヤ8のビード部81とリムフランジとの71隙間からタイヤ内面側に挿入する例を示したが、本発明では、上層11中子をタイヤ8の内面側に配置した後に、リム7をタイヤ8に挿入するものであってもよい。これにより、リム7への組み付け作業を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランフラットタイヤ用中子の一例を示す平面図
【図2】リムに組み付けた図1に係る中子の断面図
【図3】図2において中子をA方向から見た斜視図
【図4】本発明に係るランフラットタイヤ用中子の別の例を示す平面図
【図5】図4におけるV−V断面図
【図6】図4におけるVI−VI断面図
【図7】本発明に係るランフラットタイヤ用中子の組み付け方法を示す図
【図8】本発明の別実施形態に係る中子を示す図
【図9】本発明の別実施形態に係る中子を示す図
【符号の説明】
7 リム
8 タイヤ
10、20 ランフラットタイヤ用中子
11、21 上層中子
12、22 下層中子
13、23 狭持部材
71 リムフランジ
81、82 ビード部
【発明の属する技術分野】
本発明は、リムに中子を組み付けたランフラットタイヤに関し、より詳細には、ランフラットタイヤ用中子と、その中子の組み付け方法、その中子を備える空気入りタイヤ車輪に関する。
【0002】
【従来の技術】
ランフラットタイヤとは、パンク等の障害によりタイヤ内部の空気圧の低下が生じたとしても、ある程度の距離を走行することができるタイヤのことをいう。このようなランフラット走行を可能にするためのタイヤ構造の1つとして、リムウェル部に中子を組み付けたランフラットタイヤが知られている。この中子タイプのランフラットタイヤでは、パンク等で空気圧の低下が生じても、タイヤ内部より中子がタイヤを支持するため、完全に偏平化することなく、ランフラット走行が可能となる。
【0003】
従って、中子にはある程度の強度を持たせる必要があるが、その一方で、リムに組み付ける際には、中子の径を拡げてリムフランジを通過させる必要がある。しかも、中子を完全に組み付けた状態では、タイヤをリム組みすることは実質上できないので、中子の組み付けはタイヤのリム組みとの関係において非常に困難とされている。
【0004】
そこで、従来より、周方向且つ複数に分割可能に構成した中子が提案されており、当該中子を、タイヤのリム組みの途中にタイヤとリムの隙間から挿入して組み付けを行うことや、当該中子をタイヤ内に配置した状態でリムを装着し、リム組みの途中で当該中子の組み付けを行うことが提案されている。
【0005】
例えば、下記特許文献1では、片側のリムフランジが分解可能に構成されているので、片側のリムフランジが無い状態でタイヤおよび中子を組み付け、その後にリムを組み立てることができる。下記特許文献2では、リムにタイヤ軸方向の空洞を形成し、その空洞に中子を嵌合させると共に、スペーサーを嵌入して中子を固定する。下記特許文献3では、リムに設けた孔にボルト等を挿通して、又は環状の締め金によって中子を固定する。
【0006】
下記特許文献4では、2つに分割された中子がそれぞれ環状部を備える連結部を有し、中子の組み付けの際には、それぞれの連結部を相手の中子の凹部に差し込み、連結部の環状部に軸を挿通することで組み付けを行う。
【0007】
【特許文献1】
特開昭60−15207号公報(第4頁、図2)
【特許文献2】
米国特許第6470934号明細書(第1項、図10、図12)
【特許文献3】
米国特許第6505660号明細書(第1項、図1、図2)
【特許文献4】
米国再発行特許第32693号明細書(第1項、図1、図3)
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1〜3に係る中子は、特殊なリムに組み付けるものであり、一般のリムを備える通常の車輪には適用することができない。加えて、多大な工数や特殊な技能を必要とするだけでなく、中子の組み付け又は取り外しに特殊な工具や装置が必要となるために問題が多い。
【0008】
また、上記特許文献4に係る中子では、タイヤのリム組みの途中において、タイヤとリムフランジの隙間から、当該中子の分割面を寄せ合い、位置決めを行って当該連結部を凹部に差し込み、連結部の環状部に軸を挿通するという作業を行う必要があるため、中子の組み付けが困難且つ煩雑である。
【0009】
そこで、本発明の目的は、一般のリムを備える通常の車輪に適用することができ、特殊な工具や装置を使用することなく、容易に組み付けることができる中子と、その中子の組み付け方法、空気入りタイヤ車輪を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明のランフラットタイヤ用中子は、リムに組み付けられるランフラットタイヤ用中子において、下層中子と、前記下層中子の外周面側に配置される環状の上層中子と、前記上層中子と前記下層中子との間に挿入することで、前記上層中子及び前記下層中子によって狭持される狭持部材とを備える。
【0011】
本発明に係るランフラットタイヤ用中子は、下層中子と上層中子とに、内周面側及び外周面側において複数分割されているため、一体物の中子よりも径方向の厚みが小さく形成できる。これにより、ビード部とリムフランジとの隙間からタイヤ内面側に容易に挿入することができる。また、狭持部材は、上層中子と下層中子の間に挿入され、それらによって狭持されるので、上層中子と下層中子を繋ぎとめるくさびの役割を果たし、中子をリムへ組み付けることができる。よって、特殊な工具や装置を必要とせず、一般のリムを備える通常の車輪に適用することができる。
【0012】
上記において、前記下層中子が、前記リムのリムドロップに沿う内周面を有すると共に、周方向の少なくとも1箇所に分割部を有するC字状の部材であることが好ましい。
【0013】
下層中子がリムドロップに沿う内周面を有することで、下層中子の組み付け位置が好適に定められる。また、C字状の部材にすることにより、分割部を開いて周方向長さを長くすることができるので、タイヤ内面側に配置する際にリムフランジを容易に通過させることができる。
【0014】
上記において、前記狭持部材が、複数個の部材からなることが好ましい。
【0015】
狭持部材を複数の部材から構成することで、ビード部とリムフランジの隙間からタイヤ内面側に容易に挿入することができる。更に、狭持部材を上層中子と下層中子の間に挿入するにあたり、周方向に亘って挿入する必要がないので作業が簡便となる。
【0016】
上記において、前記ランフラットタイヤ用中子がリムに組み付けられた状態で、リムフランジ上端からタイヤ径方向に±30mmの範囲に前記狭持部材が配置されることが好ましい。
【0017】
狭持部材は、ビード部とリムフランジの隙間からタイヤ内面側に挿入した後、上層中子と下層中子の間に挿入する必要があるため、当該挿入位置がリムフランジ上端からタイヤ径方向に±30mmの範囲にあることで、手や工具が届きやすくなり、作業性が向上する。
【0018】
また、本発明のランフラットタイヤ用中子の組み付け方法は、内周面側および外周面側に複数分割した中子をタイヤ内面側に配置した状態で、前記狭持部材を前記分割した中子の間に挿入し、前記中子をリムに組み付ける工程を備える。
【0019】
本発明のランフラットタイヤ用中子の組み付け方法によると、狭持部材を中子の間に挿入するだけで、内周面側および外周面側に複数分割した中子をリムに組み付けることができるので、特殊な工具や装置を必要とせず、一般のリムを備える通常の車輪に好適に適用することができる。
【0020】
また、本発明の空気入りタイヤ車輪は、リムと、前記リムのリムウェル部に組み付けられた上記いずれかに記載のランフラットタイヤ用中子と、前記リムにリム組みされた空気入りタイヤとを備える。
【0021】
本発明の空気入りタイヤ車輪によると、上述した効果が得られる。すなわち、当該車輪が備える中子は一般のリムを備える通常の車輪に適用することができ、特殊な工具や装置を使用することなく、容易にリムに組み付けられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るランフラットタイヤ用中子の一例を示す平面図である。図2は、図1に示した中子を組み付けたリムと当該リムにリム組みしたタイヤの断面図である。
【0023】
図1および図2に示すように、本発明に係るランフラットタイヤ用中子10は、下層中子12、上層中子11、狭持部材13を備える。下層中子12は、周方向の少なくとも1箇所に分割部5を有するC字状の部材であり、更にリム7のリムドロップ72に沿う内周面を呈する。上層中子11は環状体であり、下層中子12の外周面側に配置される。また、上層中子11の内径は、上層中子11と下層中子12とを軸を略同じくして配置した場合に、上層中子11の内周面と下層中子12の外周面との間に、所定の間隔dが形成されるように設定される。
【0024】
狭持部材13は、その径方向における厚み寸法tが、間隔dより若干大きく形成されると共に、上層中子11と下層中子12の間に挿入可能に形成される。そして、狭持部材13の挿入によって、下層中子12はリム7のリムウェル部73に固定される。同時に、狭持部材13は、上層中子11と下層中子12を繋ぎとめるくさびの役割を果たすので、中子10をリム7に組み付けることができる。
【0025】
中子10をリム7に組み付けた状態で、リムフランジ上端71aからタイヤ径方向に±30mmの範囲に狭持部材13が配置されることが好ましく、より好ましくは±15mmの範囲に配置される。これにより、後述する組み付け作業において、狭持部材13に手や工具が届きやすくなり、中子10の組み付け作業が簡便となる。
【0026】
狭持部材13は、外周面側部分又は内周面側部分において、上層中子11又は下層中子12と係合する形状を有することが好ましい。狭持部材13の挿入方法については後述するが、図2の例のように、狭持部材13の外周面側部分に凸部16を形成することによって、狭持部材13を上層中子11と下層中子12の間に挿入したときに、凸部16が上層中子11の内周面側部分に当接し、所定の位置まで好適に挿入することができる。
【0027】
また、狭持部材13は、図2に示すように、少なくとも片側の側面がテーパ形状に形成されているものが好ましい。これによって、上層中子11と下層中子12との間にスムーズに挿入することができる。
【0028】
図3は、図2におけるA方向から下層中子12を見た斜視図である。図3に示すように、下層中子12のリムドロップ72に配置される部分に、周方向に延びる凹部18を設けることが好ましい。後述する組み付け作業において、タイヤ8のビード部81を凹部18の位置に移動させることができ、凹部18の径方向反対側のビ−ド部81をリムフランジ71から離反させ易くなるので、中子10の組み付け作業が容易となる。
【0029】
ここで、本発明の中子10を構成する上層中子11、下層中子12、狭持部材13は、それぞれ、JISK6253のデュロメータ硬さ試験(タイプA)による硬度が、70〜85°、75〜90°、75〜90°のゴム組成物からなることが好ましい。これにより、ビード部81とリムフランジ71との狭い隙間への挿入を可能とする柔軟性と、空気圧低下時にタイヤ8を支持してランフラット走行を可能とする剛性を好適に併せ持つことができる。
【0030】
図4は、本発明に係る別のランフラットタイヤ用中子の例を示す平面図である。図5は図4のV−V断面であり、図6は図4のVI−VI断面である。
【0031】
図4に示すように、本発明の別のランフラットタイヤ用中子は、狭持部材が複数個の部材からなるものであってもよい。図4の例では、狭持部材23は2つの部材からなり、それぞれを上層中子21と下層中子22の間に挿入することで、リムへの組み付けを行うことができる。
【0032】
また、図5および図6に示すように、上層中子21には、狭持部材23の個数および形状に対応した薄肉部を設けて、その薄肉部に狭持部材23を挿入するように構成したものが好ましい。これにより、狭持部材23を挿入する位置が明確となって作業性が向上すると共に、所定の位置に狭持部材23を挿入するため、下層中子22を周方向にバランスよく固定することができる。更に、図6に示すように、狭持部材23を挿入しない箇所については、凹凸形状24を設け、それらの嵌合作用によって、タイヤ幅方向へのずれを防止することができる。
【0033】
次に、本発明に係るランフラットタイヤ用中子の組み付け方法について説明する。図7は、図1のランフラットタイヤ用中子10を図2に示すようにリム7に組み付ける方法を説明する断面図である。
【0034】
まず、図7(a)のように、リム7の片側のリムフランジ71が一対のビード部81、82の間に位置するように、リム7をタイヤ8に挿入する。次に、上層中子11および下層中子12をビード部81とリムフランジ71の隙間から、タイヤ8の内面側に挿入する。挿入の際、上層中子11、下層中子12を回し込みながら行うと比較的スムーズに挿入することができる。また、上層中子11は比較的内径が大きいため、リムフランジ71を容易に通過させることができる。下層中子12の内径はリムフランジ71の径より小さいが、分割部5を開いて周方向長さを長くすることでリムフランジ71を通過させることができる。尚、上層中子11、下層中子12が前述したゴム組成物のような可撓性材料からなる場合であれば、その柔軟性を利用することで、より容易に挿入することができる。タイヤ内面側に挿入された上層中子11および下層中子12は、リム7と軸を略同じくして配置される。
【0035】
次に、狭持部材13をビード部81とリムフランジ71の隙間から、タイヤ8の内面側に挿入する。そして、図7(b)に示すように、ビード部81とリムフランジ71の隙間から工具9又は作業者の手によって、狭持部材13を挿入する。図7(b)の狭持部材13は、側面13aがテーパ形状に形成されているため、スムーズに挿入することができる。更に、側面13bに形成された凸部16が、上層中子11の内周面側部分に当接するので、挿入を所定の位置まで好適に行うことができる。狭持部材13は、上層中子11と下層中子12を繋ぎとめるくさびの役割を果たし、中子10がリム7に組み付けられる。このとき、下層中子12がリムドロップ72に沿う内周面を有することにより、中子10の組み付け位置が好適に定められる。中子10をリム7に組み付けた後は、ビード部81をリムフランジ71の内面側にはめ込むことで、タイヤ車輪が組み立てられる。
【0036】
尚、狭持部材13の内径はリムフランジ径より若干小さくても(例えば、10mm小さくても)よく、狭持部材13を傾斜させて又は撓ませることで、リムフランジ71を通過させることができる。狭持部材13を押し込む作業においては、前述のように、リムフランジ上端71aからタイヤ径方向に±30mmの範囲に狭持部材13が配置されるようにすることで作業性が向上する。
【0037】
また、組み付けの際、前述した凹部18を下層中子12に形成しておくことで、図7(b)のように、工具等を挿入する位置の径方向反対側におけるビード部81を、凹部18に配置することができる。これにより、工具9を挿入する位置のビ−ド部81をリムフランジ71から離反させ易くなり、組み付け作業がより容易となる。尚、工具9は特殊なものである必要はなく、狭持部材13を押し込めるものであれば特に限定されないが、市販のビードブレーカ又はタイヤチェンジャを用いることで、容易に挿入することができる。
【0038】
狭持部材が複数個の部材からなる場合においても、上記組み付け方法によって中子を組み付けることができる。この場合、略環状の狭持部材13に比べて、タイヤ8のビード部81とリムフランジ71との隙間からタイヤ内面側に挿入し易く、作業性が向上する。また、それによって狭持部材13を硬い材質で形成することが可能となるため、中子10の剛性を高めることができる。
【0039】
[他の実施形態]
(1)前述の実施形態では、狭持部材13が凸部16を有し、それによって所定の位置に好適に挿入することができる例を示したが、本発明では、狭持部材13が上層中子11又は下層中子12と係合する形状であれば、これに限定されない。
【0040】
例えば、図8に示すように、狭持部材13が外周面および内周面に膨出部15を有し、それぞれ、上層中子11の内周面又は下層中子12の外周面に形成された凹部と係合するようなものでもよい。これにより、狭持部材13を所定の位置に好適に挿入することができると共に、走行中の振動等による上層中子11および狭持部材13のタイヤ幅方向へのずれを防止することができる。
【0041】
(2)前述の実施形態では、狭持部材13が環状体である例を示したが、本発明では、狭持部材13が分割部を有して略環状を呈するものでもよい。これにより、組み付けの際には、分割部を開いて周方向長さを長くすることでリムフランジ71を容易に通過させることができる。
【0042】
(3)前述の実施形態では、狭持部材13が複数個の部材からなる場合において、上層中子11に薄肉部を設けた例を示したが、本発明では、下層中子12に薄肉部を設けるものでもよい。また、狭持部材が複数個の部材からなる場合における狭持部材の個数および形状は、図4の例に限られず、例えば、図9に示すようなものでもよい。
【0043】
(4)前述の実施形態では、リム7への組み付けにおいて、上層中子11をタイヤ8のビード部81とリムフランジとの71隙間からタイヤ内面側に挿入する例を示したが、本発明では、上層11中子をタイヤ8の内面側に配置した後に、リム7をタイヤ8に挿入するものであってもよい。これにより、リム7への組み付け作業を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランフラットタイヤ用中子の一例を示す平面図
【図2】リムに組み付けた図1に係る中子の断面図
【図3】図2において中子をA方向から見た斜視図
【図4】本発明に係るランフラットタイヤ用中子の別の例を示す平面図
【図5】図4におけるV−V断面図
【図6】図4におけるVI−VI断面図
【図7】本発明に係るランフラットタイヤ用中子の組み付け方法を示す図
【図8】本発明の別実施形態に係る中子を示す図
【図9】本発明の別実施形態に係る中子を示す図
【符号の説明】
7 リム
8 タイヤ
10、20 ランフラットタイヤ用中子
11、21 上層中子
12、22 下層中子
13、23 狭持部材
71 リムフランジ
81、82 ビード部
Claims (6)
- リムに組み付けられるランフラットタイヤ用中子において、下層中子と、
前記下層中子の外周面側に配置される環状の上層中子と、
前記上層中子と前記下層中子との間に挿入することで、前記上層中子及び前記下層中子によって狭持される狭持部材と、
を備えることを特徴とするランフラットタイヤ用中子。 - 前記下層中子が、前記リムのリムドロップに沿う内周面を有すると共に、周方向の少なくとも1箇所に分割部を有するC字状の部材である請求項1記載のランフラットタイヤ用中子。
- 前記狭持部材が、複数個の部材からなることを特徴とする請求項1又は2記載のランフラットタイヤ用中子。
- 前記ランフラットタイヤ用中子がリムに組み付けられた状態で、リムフランジ上端からタイヤ径方向に±30mmの範囲に前記狭持部材が配置されることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のランフラットタイヤ用中子。
- 内周面側および外周面側に複数分割した中子をタイヤ内面側に配置した状態で、前記狭持部材を前記分割した中子の間に挿入し、前記中子をリムに組み付ける工程を備えることを特徴とするランフラットタイヤ用中子の組み付け方法。
- リムと、前記リムのリムウェル部に組み付けられた請求項1〜4いずれかに記載のランフラットタイヤ用中子と、前記リムにリム組みされた空気入りタイヤと、を備える空気入りタイヤ車輪。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192803A JP2005028889A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | ランフラットタイヤ用中子とその組み付け方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008068857A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Hutchinson Sa | 自動車のランフラット装置およびこれを備える車輪 |
JP2012533467A (ja) * | 2009-07-23 | 2012-12-27 | ウー,シャオイン | 車輌防爆安全タイヤ |
-
2003
- 2003-07-07 JP JP2003192803A patent/JP2005028889A/ja active Pending
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