JP2005028804A - 印刷装置、券処理装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置、券処理装置及び印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷にムラが発生しない印刷装置を提供する。
【解決手段】 印刷媒体に接触して印刷を行う印刷ヘッド11と、印刷ヘッド11を移動させて前記印刷媒体に接触させる移動手段13と、前記印刷媒体を前記印刷の方向へ搬送する印刷搬送手段15とを備え、前記搬送される印刷媒体が所定の位置にあるときに、移動手段13により印刷ヘッド11を移動させて、前記印刷媒体に接触させ、さらに、該接触の位置から所定の距離だけ搬送した後に前記印刷を開始するように構成される印刷装置1とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置、券処理装置及び印刷方法に関し、特に印刷にムラが発生しない印刷装置、券処理装置及び印刷方法に関する。
従来の印刷装置としては、例えばプリペイドカードに残金等の情報を印刷するものがあった。このような印刷装置は、例えば自動精算機等の券処理装置に内蔵され、プリペイドカード等の券への印刷に用いられていた(例えば、特許文献1参照。)。
さらにこのような印刷装置は、サーマルヘッドとそれに対向して設けられたプリテンローラを含んで構成され、プリペイドカードをプリテンローラにより搬送しながら、プリペイドカードの感熱紙面(裏面)にサーマルヘッドで情報を印刷するものであった。
特開平7−334714号公報 (第3−5頁、第1−2図)
しかし、以上のような印刷装置では、例えばサーマルヘッドの取り付けに、機構上僅かな遊びが存在していた。このため、印刷を開始したときに、この遊びによりサーマルヘッドが動くことで、印刷の濃淡が一様でなくなる等といったムラが生じていた。即ち、印刷品質が低下していた。
そこで本発明は、印刷にムラが発生しない印刷装置、券処理装置及び印刷方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による印刷装置1は、例えば図1に示すように、印刷媒体に接触して印刷を行う印刷ヘッド11と;印刷ヘッド11を移動させて前記印刷媒体に接触させる移動手段13と;前記印刷媒体を前記印刷の方向へ搬送する印刷搬送手段15とを備え;前記搬送される印刷媒体が所定の位置にあるときに、移動手段13により印刷ヘッド11を移動させて、前記印刷媒体に接触させ、さらに、該接触の位置から所定の距離だけ搬送した後に前記印刷を開始するように構成される。
このように構成すると、印刷搬送手段15により搬送される印刷媒体が所定の位置にあるときに、移動手段13により印刷ヘッド11を移動させて、前記印刷媒体に接触させ、さらに、該接触の位置から所定の距離だけ搬送した後に、印刷ヘッド11による印刷を開始するので、例えば、所定の距離だけ搬送した後に印刷を開始することで、印刷が安定して行なえるため、印刷にムラが発生しない印刷装置を提供できる。
また請求項2に記載のように、請求項1に記載の印刷装置1では、印刷搬送手段15による前記搬送を停止させた後に、移動手段13により印刷ヘッド11を移動させて、前記印刷媒体に接触させることを特徴とするとよい。
このように構成すると、前記搬送を停止させた後に、移動手段13により印刷ヘッド11を移動させて、前記印刷媒体に接触させるので、例えば、停止している印刷媒体に印刷ヘッド11を接触させることにより、印刷媒体と印刷ヘッド11との接触の状態を良くすることができ、印刷が安定して行なえる。また、印刷ヘッド11の摩耗を低減することができる。
上記目的を達成するために、請求項3に係る発明による券処理装置100は、例えば図6に示すように、請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の印刷装置1(図1参照)と;印刷媒体を搬送する搬送手段110とを備える。
このように構成すると、例えば、搬送手段110により搬送される印刷媒体に、印刷装置1により印刷を行なうことができるので、印刷にムラが発生しない券処理装置を提供することができる。
上記目的を達成するために、請求項4に係る発明による印刷方法は、例えば図5に示すように、印刷媒体を搬送する搬送工程S3と;前記搬送される印刷媒体が所定の位置にあるときに、前記印刷媒体に接触にて印刷可能な印刷ヘッドを接触させるヘッド接触工程S7と;該接触の位置から所定の距離だけ搬送する空搬送工程S9と;空搬送工程S9後に前記印刷ヘッドにより印刷を行なう印刷工程S11とを備えている。
このように構成すると、搬送される印刷媒体が所定の位置にあるときに、前記印刷媒体に印刷ヘッドを接触させ、該接触の位置から所定の距離だけ搬送する空搬送工程S9後に前記印刷ヘッドにより印刷を行なうので、例えば、所定の距離だけ搬送した後に印刷を行なうことで、印刷が安定して行なえるため、印刷にムラが発生しない印刷方法を提供できる。
以上のように本発明によれば、印刷媒体に接触して印刷を行う印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを移動させて前記印刷媒体に接触させる移動手段と、前記印刷媒体を前記印刷の方向へ搬送する印刷搬送手段とを備え、前記搬送される印刷媒体が所定の位置にあるときに、前記移動手段により前記印刷ヘッドを移動させて、前記印刷媒体に接触させ、さらに、該接触の位置から所定の距離だけ搬送した後に前記印刷を開始するように構成されるので、印刷にムラが発生しない印刷装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置としての印字装置1を説明するブロック図である。本実施の形態では印字装置1は、図6で後述するカード処理装置100に内蔵されるものである。なお、印刷は例えば文字を印刷する印字だけでなく、図形等の絵柄を印刷することも含む概念である。本実施の形態では、印字装置1は印字を行なう場合で説明する。印字装置1は、印刷媒体に接触して印刷としての印字を行う印刷ヘッドとしてのサーマルヘッド11と、サーマルヘッド11を移動させて前記印刷媒体に接触させる移動手段としてのヘッド移動機構13と、前記印刷媒体を印字の方向へ搬送する印刷搬送手段としての印字搬送機構15とを含んで構成される。本実施の形態では、印刷媒体は、裏面に磁気記録層が形成され、さらに磁気記録層の上に感熱紙層が形成されたいわゆるプリペイドカードである。即ち、プリペイドカードは、その裏面にサーマルヘッド11により印字可能な媒体である。なお、このようなプリペイドカードは、乗車券等に用いられる券紙より厚いものである。以下プリペイドカードを単にカードという。
また、印字装置1は、印字搬送機構15を駆動する印字搬送駆動部17を備えている。印字搬送駆動部17は、例えばカードを搬送する距離を制御可能なものである。本実施の形態では、印字搬送駆動部17はステッピングモータである。ステッピングモータを用いることで、例えば印字搬送機構15によるカードの搬送の距離を精密且つ容易に制御できる。なお、ここでは印字搬送駆動部17を備える場合で説明するが、特に備えなくてもよい。この場合には、印字搬送機構15の駆動は、例えば図6で後述する搬送部110を駆動する搬送駆動部111により行なうようにするとよい。さらにこの場合には、後述する搬送駆動制御手段29による制御は、この搬送駆動部111に対して行なうようにする。
さらに、サーマルヘッド11と、ヘッド移動機構13と、印字搬送機構15は、印字部10を形成している。また、印字装置1は、印字部10を制御する印字制御部20を備えている。即ち印字装置1は、印字部10と印字制御部20とを含んで構成される。印字制御部20は、例えばマイクロコンピュータといったいわゆるコンピュータである。以下各構成の詳細について説明する。
ここで、図2の斜視図を参照して、印字部10について詳述する。サーマルヘッド11は、一次元に配置された複数の発熱素子を有し、電力の印加された発熱素子(ドット)が発熱することで、接触したカードの感熱紙層を発色させて印字するものである。サーマルヘッド11は、ヘッド移動機構13に取り付けられている。なお、ここでは、一次元に配置された複数の発熱素子の配置方向は、カードの搬送方向に垂直な方向である。また搬送方向は、印字の方向である。発熱素子は、図中サーマルヘッド11の下面に配設されている。さらに発熱素子は、サーマルヘッド11の幅とほぼ同じ長さに複数配置されている。なおここでいう幅は、搬送方向に垂直な方向の長さである。また、サーマルヘッド11は、カードの幅とおよそ同等か、あるいはカードの幅よりも広い幅を有するものであることが望ましい。またカード上での印字可能範囲が限られることになるが、カードの幅よりも狭い幅であっても良い。
印字搬送機構15は、サーマルヘッド11に対向し、カードをサーマルヘッド11との間に挟持して搬送するプラテンローラ15aを有している。プラテンローラ15aは、印字搬送駆動部17(図1参照)により回転駆動可能に構成されている。プラテンローラ15aは、例えばベルトを介して印字搬送駆動部17に駆動される。印字搬送機構15は、例えばサーマルヘッド11による印字の際には、サーマルヘッド11とプラテンローラ15aとの間にカードを挟持しながら搬送する。図示では、プラテンローラ15aは、サーマルヘッド11の下部に配置され、サーマルヘッド11に対向している。プラテンローラ15aは、サーマルヘッド11の幅とほぼ同じ長さを有する円筒形状を有するものである。
また、印字搬送機構15は、カードの通過を検知する検知器15bを有している。検知器15bは、プラテンローラ15aより搬送方向上流側に配置されている。検知器15bは例えばフォトセンサである。フォトセンサは、光を投光する投光部と、投光部より投光された光を受光する受光部とで構成され、投光部で投光された光が物体で遮光されることにより、受光部で受光できなくなることでその物体の存在を検知できるものである。
ヘッド移動機構13は、前述のように、サーマルヘッド11を移動させてカードに接触させるものである。ヘッド移動機構13は、側面が略L字型に形成されているものである。ヘッド移動機構13は、搬送されるカードに対して略平行方向に配置される下部部材13aと、下部部材13aに対して略垂直方向に配置される上部部材13bと、下部部材13aと上部部材13bの各々の端部を回動可能に保持する回動軸13cとを含んで構成される。
下部部材13aと上部部材13bとは、各々の一方の端部が回動軸13cにより保持されることで、略L字型を形成する。また下部部材13aには、回動軸13cに保持された逆側の端部にサーマルヘッド11が取り付けられている。さらに、下部部材13aには、サーマルヘッド11をプラテンローラ15a(プラテンローラ15a上のカード)に付勢する方向の付勢力が掛けられている。具体的にはこの付勢力は、バネ13dにより図中R1方向に掛けられている。またこの付勢力は、カードに印字を行なうのに適切な力である。
サーマルヘッド11、下部部材13a、上部部材13b、バネ13dは、回動軸13c回りに、一体となって回動可能に構成されている。即ち、ヘッド移動機構13は、回動軸13c回りに回動することで、サーマルヘッド11を移動させてカードに接触及びカードから離反させることができるものである。
さらに、上部部材13bには、回動軸13cに保持された逆側の端部(上端部)にプランジャ14aが取り付けられている。さらにプランジャ14aは、ヘッド移動機構13を駆動する駆動手段としてのソレノイド14(図3参照)に接続されている。ヘッド移動機構13は、ソレノイド14が駆動されることで、その駆動力がプランジャ14aを介して伝達され、回動軸13c回りに回動される。
また、図3の側面図を参照して、ヘッド移動機構13についてさらに説明する。なお、(a)は、サーマルヘッド11をカードに接触させている状態を示しており、(b)は、サーマルヘッド11をカードから離反させている状態を示している。まず、サーマルヘッド11がカードから離反している状態(b)から、サーマルヘッド11をカードに接触させるときには、(a)に示すように、ソレノイド14の駆動により、プランジャ14aが図中V1方向に引き戻されることで、ヘッド移動機構13が回動軸13c回りに、図中R2方向に回動され、サーマルヘッド11がカードへ接触する。この際に、バネ13dによるR1方向の付勢力により、サーマルヘッド11がカードに押圧される。即ち、サーマルヘッド11とプラテンローラ15aとの間にカードが挟み込まれ、カードがサーマルヘッド11により押圧された状態となる。なお、カードが存在しないときに、ヘッド移動機構13をR2方向に回動させることで、サーマルヘッド11をプラテンローラ15aに押圧することが可能である。しかし、カードを挟み込む前に押圧した場合には、カードの搬送の障害となるため、少なくともプラテンローラ15a上にカードの先端が存在するときに、ヘッド移動機構13をR2方向に回動させるように制御している。
また、サーマルヘッド11がカードに接触している状態(a)から、サーマルヘッド11をカードから離反させるときには、(b)に示すように、ソレノイド14の駆動により、プランジャ14aが図中V2方向に押されることで、ヘッド移動機構13が回動軸13c回りに、図中R3方向に回動され、サーマルヘッド11がカードから離反する。なお、後述するように、カードに印字を行なわないときには、サーマルヘッド11は、カード(プラテンローラ15a)から離反した状態にある((b)の状態)。
なお、ヘッド移動機構13は、上記のような回動可能な構成であるため、サーマルヘッド11に取り付け遊びが存在する。このため、印字部10は、サーマルヘッド11とプラテンローラ15aとの間にカードを挟んで搬送するので、この搬送の際の摩擦力により、サーマルヘッド11が、この遊びにより搬送方向に動く。これは特に搬送開始の直後に発生する。このように、プラテンローラ15aによる搬送開始のときに、サーマルヘッド11が搬送方向に動くことが、印字にムラが発生する原因になっている。なお、ここでいうサーマルヘッド11の取り付け遊びは、プラテンローラ15aによる搬送の際のヘッド移動機構13の撓みも含む概念である。
図1に戻って、印字制御部20について説明する。印字制御部20は、印字搬送機構15により搬送されるカードが所定の位置にあるときに、ヘッド移動機構13によりサーマルヘッド11を移動させて、カードに接触させ、さらに、この接触の位置から所定の距離だけ搬送した後にサーマルヘッド11による印字を開始するように構成されている。所定の位置は、カードに印字を施す位置に基づいて設定される。さらに言えば、ここでは所定の位置は、後述の印字開始位置より所定の距離だけ手前の位置である。
所定の距離とは、図3で前述したような、ヘッド移動機構13に取り付けられたサーマルヘッド11の取り付け遊びに基づいて設定した距離である。なお、所定の距離は、短くとも取り付け遊びによる印字ムラが発生しにくい程度に設定する。さらに所定の距離は、短くとも遊びによる印字ムラが発生しにくい程度に設定すればよいので、長く設定してもよい。但しこの場合には、長過ぎるのも適当ではなく、印字のときの搬送速度が比較的低速(例えば後述の低速搬送の搬送速度)であること、又カードの印字可能範囲等を考慮する必要があり、例えば1cmとすることは適当ではない。さらに言えば、これは、印字のときの搬送速度が比較的低速であるので、所定の距離を長くしてしまうと低速で搬送する時間が長くなり、印字の処理を含めた全体の処理が遅くなってしまう。また、前述したように少なくともプラテンローラ15a上にカードの先端が存在するときに、ヘッド移動機構13によりサーマルヘッド11をカードに接触させるので、所定の距離を長くしてしまうと、カード端部から一定距離内側に設定された規定の印字範囲の端部近傍に印字ができなくなるためである。
なお所定の距離は、例えば0.5〜2mm程度、最も好ましくは1mm程度である。本実施の形態では、所定の距離は1mmである。また、所定の距離は、距離データとして後述の記憶部31に予め記憶される。なお、所定の距離は、搬送の速さで除すと時間となる。したがって搬送速度が定まっているときは、時間により管理してもよい。
さらに、印字制御部20は、印字搬送機構15による印字方向へのカードの搬送を停止させた後に、ヘッド移動機構13によりサーマルヘッド11を移動させて、カードに接触させるように構成されている。さらに、印字制御部20は、前記接触の後の搬送言い換えれば所定の距離の搬送と比較して、前記停止の前の搬送を高速で行なうように構成されている。以下、接触の後の搬送を低速搬送といい、停止の前の搬送を高速搬送という。なお、サーマルヘッド11による印字は、接触の後の搬送即ち低速搬送の搬送速度で行なわれる。低速搬送の搬送速度は、サーマルヘッド11による印字に最適な速度である。高速搬送は、低速搬送の2〜4倍程度、好ましくは3倍程度の搬送速度であることが好ましい。ここでは、搬送速度は、高速搬送が195mm/sec、低速搬送が62mm/secである。
また、上記停止の時間、さらに言えば搬送を停止してから所定の距離の搬送を開始するまでの時間は、例えば搬送を停止させてからサーマルヘッド11をカードに接触させるのに必要とする時間とすればよい。言い換えれば、停止時間は、少なくとも、ヘッド移動機構13がサーマルヘッド11を、離反した位置(図3(b)参照)からカードに接触する位置(図3(a)参照)までの移動させるのに必要な時間より長く設定すればよい。停止時間は、上記移動させるのに必要な時間と同等もしくは僅かに長く設定することが好ましい。ここでは、停止時間は、上記移動させるのに必要な時間と同等であり、およそ100msecに設定されている。
ここで、印字制御部20についてさらに詳細に説明する。印字制御部20には、印字に関する情報としての印字データを入力する印字データ入力手段21と、入力した印字データに基づいて、印字開始位置を算出する開始位置算出手段23と、ヘッド移動機構13を制御する移動機構制御手段25と、サーマルヘッド11を駆動するヘッド駆動手段27と、印字搬送駆動部17の駆動を制御する搬送駆動制御手段29とが備えられている。さらに、印字制御部20には、入力した印字データを記憶する記憶部31が備えられている。さらに記憶部31には、前述の距離データが記憶されている。以下、上記構成について説明する。
印字データ入力手段21は、印字データを入力し、入力した印字データを記憶部31に記憶させるものである。ここでは、印字データは、印字する文字とその種類、大きさ、カード上での印字位置を含む情報である。なお、印字データは、上位装置から出力される。上位装置とは、例えば図6で後述するカード処理装置100の制御部120である。
開始位置算出手段23は、入力した印字データに基づいて、印字開始位置を算出するものである。さらに言えば、開始位置算出手段23は、記憶部31に記憶された印字データから、カード上での印字開始位置を算出するように構成される。
ヘッド駆動手段27は、サーマルヘッド11を駆動する、言い換えればサーマルヘッド11の各発熱素子への印加を制御するものである。また、ヘッド駆動手段27は、記憶部31に記憶された印字データをドットデータに変換するものでもある。即ちヘッド駆動手段27は、印字データをドットデータに変換し、そのドットデータに従って、サーマルヘッド11の各発熱素子への印加を制御するように構成されている。
搬送駆動制御手段29は、印字搬送駆動部17の駆動を制御する、言い換えれば、印字搬送機構15のプラテンローラ15a(図2参照)によるカードの搬送を制御するものである。本実施の形態では、印字搬送駆動部17はステッピングモータであるので、搬送駆動制御手段29は、パルス出力により、印字搬送駆動部17の駆動方向、駆動量、駆動速度を制御する、言い換えれば、パルス出力により、カードの搬送方向、搬送距離、搬送速度を制御できるものである。なお、搬送位置の制御は、出力するパルス数により搬送距離が判るので、例えば搬送路上に設けられた検知器15b(図1参照)によるカード位置の検知から、何パルス出力するかで制御できる。即ち、例えば所定の距離の搬送も、出力するパルス数により制御できる。
またここでは、所定の距離の搬送は、搬送する距離そのものを制御する場合で説明したが、搬送の時間により制御してもよい。さらにここでは、印字搬送駆動部17にステッピングモータを用いた場合で説明したが、これに限られない。例えば印字搬送駆動部17にDCモータを用いた場合には、搬送距離の制御は、駆動する時間により制御するとよい。なおこの場合には、所定の距離の搬送は、上記のように低速搬送の搬送速度が62mm/secであるとき、搬送の時間(駆動する時間)をおよそ16msecとすればよい。この場合、所定の距離は1mm程度に相当する。
記憶部31は、上記各制御に必要なデータが記憶されるものである。ここでは、上述のように、印字データと距離データが記憶されている。
図4、図5を参照して、図1を適宜参照して、印字装置1の動作について説明する。まず図4のタイムチャートに示すように、印字装置1によりカードに印字を行なう動作工程は、カードを搬送する搬送工程P1と、搬送されるカードが所定の位置にあるときに、そのカードに接触にて印字可能なサーマルヘッド11を接触させるヘッド接触工程P2と、その接触の位置から所定の距離だけ搬送する空搬送工程P3と、空搬送工程後にサーマルヘッド11により印字を行なう印刷工程としての印字工程P4とを含んで構成される。以下詳細に説明する。
図5のフローを参照して、印字装置1の印字動作の詳細について説明する。まず、印字装置1は、印字制御部20に印字の指示として印字データが入力されると、印字の動作を開始する。入力した印字データは、印字データ入力手段21により記憶部31に記憶される。次に、開始位置算出手段23により、記憶部31から印字データを読み出し、その印字データからカード上での印字開始位置の算出を行なう(S1)。また、印字データの読み出しに並行して、印字データの編集が行なわれる。なお、印字データの編集とは、例えば記憶部31に記憶された文字フォント等の基本情報を基に、入力した印字データをドットデータに変換することである。そして、印字制御部20は、距離データの読出しを行なう。また印字制御部20は、搬送工程として、搬送駆動制御手段29により、印字搬送駆動部17を駆動させる。これにより、印字搬送機構15でカードが搬送される(S3、図4のP1)。なお、このときの搬送は、前述の高速搬送である。
次に、印字制御部20は、搬送路上に設けられた検知器15bの通過信号を基準として、開始位置算出手段23により算出された印字開始位置と、読み出した距離データとから、カードの位置が、印字開始位置より所定の距離だけ手前の位置で、搬送駆動制御手段29により搬送を停止させる(S5)。即ち、カードを所定の位置に停止させる。
そして、印字制御部20は、ヘッド接触工程として、カードが所定の位置即ち印字開始位置より所定の距離だけ手前の位置にあるときに、移動機構制御手段25により、ヘッド移動機構13でサーマルヘッド11を移動させ、カードに接触させる(S7、図4のP2)。
次に、印字制御部20は、空搬送工程として、搬送駆動制御手段29により、印字搬送駆動部17を駆動させ、サーマルヘッド11を接触させた位置から、カードを所定の距離だけ搬送する(S9、図4のP3)。なお、このときの搬送は、前述の低速搬送である。そして、印字制御部20は、所定の距離の搬送を監視する。さらに、所定の距離の搬送の終了確認により、印字工程として、ヘッド駆動手段27によるサーマルヘッド11へのドットデータの出力が開始される。即ちサーマルヘッド11による印字データに基づく印字が開始される(S11)。このとき、低速搬送は継続されており、ヘッド駆動手段27によりこの搬送と同期してサーマルヘッド11による印字が印字範囲分即ち印字データの印字が終了するまで行なわれる(図4のP4)。
印字制御部20は、サーマルヘッド11による印字終了にて、カードの搬送も停止する(S13)。次に、印字制御部20は、移動機構制御手段25により、ヘッド移動機構13でサーマルヘッド11をカードから離反させる(S15)。そして、印字制御部20は、搬送駆動制御手段29により、印字搬送駆動部17を駆動させ、印字搬送機構15でカードが搬送される(S17)。なお、このときの搬送は、高速搬送である。これで、印字の動作を終了する。
以上のように、印字装置1は、サーマルヘッド11と、サーマルヘッドを移動させてカードに接触させるヘッド移動機構13と、カードを印字の方向へ搬送する印字搬送機構15とを備えている。そして、印字搬送機構15により搬送されるカードが所定の位置にあるときに、ヘッド移動機構13によりサーマルヘッド11を移動させて、カードに接触させ、この接触の位置から所定の距離だけ搬送した後に印字を開始するように構成されている。このため、例えば、サーマルヘッド11の取り付け遊びによる搬送開始の際の動きが、所定の距離の搬送中に発生するので、所定の距離の搬送を行なった後に印字を開始することで、印字にムラが発生することがなくなる。これにより、安定して高い印字品質の印字を行なうことができる。
図6は、本発明の実施の形態に係る券処理装置としてのカード処理装置100の概略構成を説明するブロック図である。なお、図中太線はカードの搬送経路を示している。カード処理装置100は、上述した本発明の実施の形態に係る印字装置1を備えたものである。カード処理装置100は、例えば駅に設置される自動券売機(自動精算機を含む)に内蔵されるようなものである。このような自動券売機は、乗車券を販売(発券)するものであり、さらにカードによる乗車券の購入が可能なものである。なお、カード処理装置100は、自動券売機に内蔵される際には、例えば利用者が、自動券売機の正面に形成された接客面から、後述の挿入部103にカードを挿入できる位置に内蔵される。
また、カード処理装置100は、例えば利用者により挿入されるカードの受付処理、利用者の購入操作等によるカードの残金の更新を行なうカードの更新処理、さらに、新しいカードの発行を行なうカードの発行処理が行なえるものである。また、カード処理装置100は、カードの受付処理で、カードを1枚ずつ挿入することで最大2枚まで受付可能である。
カード処理装置100は、上述した印字装置1と、カードを搬送する搬送手段としての搬送部110と、印字装置1と搬送部110を制御する制御部120とを含んで構成される。ここでは、印字部10の印字搬送機構15(図1参照)は搬送部110と一体に構成されている。また、印字制御部20(図1参照)は、制御部120と一体に構成されている。さらに、印字搬送駆動部17は、搬送部110を駆動する搬送駆動部111(図6中破線で表示)と共通である。このようにすることで、カード処理装置100の構成を単純化できる。以下、特に区別しない限り、印字搬送機構15、印字制御部20、印字搬送駆動部17は、それぞれ搬送部110、制御部120、搬送駆動部111として説明する。なおここでは、搬送部110は、その搬送経路を図中太線で示している。
さらに、カード処理装置100は、利用者からのカードの挿入を受け付ける挿入部103と、搬送部110により搬送されるカードの情報を読み取るエンコード部130と、搬送部110により搬送されるカードに穿孔処理を行なうパンチ部140と、搬送部110により搬送されるカードを保留する保留部150とを備えている。以下、上記構成の詳細について説明する。
搬送部110は、不図示のカードを搬送するための複数の搬送ローラと、複数のプーリに張架された複数の搬送ベルトを含んで構成され、カードを挟持して搬送するものである。搬送部110は、搬送駆動部111により、前記ローラ及び前記プーリを介して前記搬送ベルトを駆動することで、カードを挟持して搬送する。搬送部110は、搬送駆動部111の駆動により、前述のカードの低速搬送、高速搬送、又は搬送方向を変える(カードを正逆両方向の搬送する)ことができる。また搬送部110には、カードの搬送経路を切換可能な複数の分岐部112a、112bが形成されている。分岐部112a、112bは、それぞれに、不図示のカードを振り分ける振分爪、振分爪を駆動する振分爪駆動手段とを有している。なお、搬送部110の搬送経路上に、印字部10が配置されている。
制御部120は、例えばマイクロコンピュータといったいわゆるコンピュータである。各構成を制御する、言い換えればカード処理装置100全体を制御するものである。ここでは、印字制御部20と一体に構成される。
搬送駆動部111は、ステッピングモータである。即ち、パルス出力により、カードの搬送方向、搬送距離、搬送速度を制御できるものである。さらに言えば、図1で説明した搬送駆動制御手段29により制御可能なものである。
挿入部103は、例えば前記接客面からのカードの挿入ガイドとしての不図示の挿入口と、挿入されたカードの幅寄せ(片寄せ)を行なう不図示の整列部とを含んで構成されている。また、挿入部103は、挿入されたカードの種別や枚数の検出も行なえるように構成されている。さらに、挿入部103は、利用者からのカードの挿入を受け付けるだけでなく、例えば挿入を受け付けたカードを送出(返却)できるものである。言い換えれば、カード処理装置100内にあるカードを外部(利用者)へ送出できるものである。
エンコード部130は、磁気情報のカードからの読込み及びカードへの書き込みを行なえる不図示の磁気ヘッドを有している。また、エンコード部130は、後述のパンチ情報を読み取ることができるように構成されている。また、エンコード部130は、搬送部110の搬送経路上の挿入部103の下流側に配置されている。なお下流側とは、挿入部103より挿入されたカードを装置内に取り込む方向である。
パンチ部140は、搬送部110により搬送されるカードに穿孔処理を行なうものである。穿孔処理とは、カードの情報例えばカードの残金の情報を示す孔をカードに設ける処理である。なお、この孔により示されるカードの残金の情報は、カードの利用目安となる所定の位置に行なわれる。また、パンチ部140は、搬送部110の搬送経路上のエンコード部130の下流側に配置されている。さらに言えば、パンチ部140は、エンコード部130と印字部10の間に配置されている。
保留部150は、搬送部110の搬送経路上にあるカードを一時保留するものである。保留部150は、カードの保留状態を、外から目視可能な構成となっている。また、挿入部103よりカードが複数枚挿入されたときの退避エリアでもある。また、保留部150は、搬送部110の搬送経路上の印字部10の下流側に配置されている。
さらに、カード処理装置100は、新規にカードを発行する際に必要なカードを収納するカード発行部160と、挿入部103で取り忘れられたカードを回収する取忘回収部170と、カードを発行する際に、その発行に失敗したカードを回収するミス回収部180とを備えている。
カード発行部160は、カードを集積して収納する不図示のカード収納部と、前記収納されたカードを1枚ずつ繰り出す不図示のカード繰出部とを有している。なおカード収納部には、新しいカードを発行する際に用いる発行用カードが収納されている。さらに、カード発行部160は、保留部150まで接続された搬送部112cを有しており、カード繰出部より繰り出されたカードを保留部150まで搬送できる。なおここでは、カード発行部160は2個が一体に形成されている。
取忘回収部170は、利用者の取り忘れたカードを回収保管するものであり、カードを収納する不図示の収納受皿と、搬送部110まで接続された搬送部112dとを有している。搬送部112dは、分岐部112aで搬送部110に接続されている。即ち搬送部112dは、カードを分岐部112aから前記収納受皿まで搬送できる。
ミス回収部180は、基本的に取忘回収部170と同様な構成であり、カードを収納する不図示の収納受皿と、搬送部110まで接続された搬送部112eとを有している。搬送部112eは、分岐部112aより下流側にある分岐部112bで搬送部110に接続されている。また、ミス回収部180は、挿入されたカードで、例えば残金が無いといった理由で廃棄処理する必要があるものも回収することもできる。
ここで、カード処理装置100の動作例について説明する。まず、利用者により挿入されるカードを受け付ける受付処理の動作について説明する。カード処理装置100の制御部120は、まず挿入部103の不図示の挿入口から挿入されたカードを受け付け、取り込む。挿入部103に取り込まれたカードは、不図示の整列部にて、複数の検知器などによりカードの種別や枚数が確認され、所定以外のカードや2枚重ねられて挿入されたものについては、装置内部に取り込まずに挿入口へ返却する。
次に、所定のカード即ち処理対象のカードとして取り込まれたカードは、搬送部110によりエンコード部130に搬送される。そして、エンコード部130では、搬送されるカードの磁気情報及びパンチ情報を読み取り、さらに読み取った情報の有効判定を行う。エンコード部130で有効と判定されたカードは、搬送部110によりパンチ部140と、印字部10とを経由して保留部150に保留される。このとき、印字部10のサーマルヘッド11は、搬送されるカード(言い換えればプラテンローラ15a)から離反した状態である(図3(b)の状態)。さらに、カード処理装置100は、搬送されるカードを保留部に150保留し、利用者による次の操作を待機する。これで、カードの受付処理が完了する。
また、この有効判定で無効と判定したカードは、エンコード部130による磁気情報及びパンチ情報の読み取りを再度行う(読み取りをリトライする)。なお、この読み取りのリトライを行なうか否かは、制御部120により判断される。また、リトライでも無効と判定されたカードは、挿入部103へ搬送し、挿入口から返却する。
次に、カードの残金の更新を行なうカードの更新処理の動作について説明する。更新処理は、上述の受付処理の後に行なわれるものである。カード処理装置100は、受付処理が完了した後に、利用者のカードによる購入操作などがあったときには、カードの更新処理に移行する。なお、利用者による取り消し操作があった場合には、カードを保留部150から搬送部110により挿入部103へ搬送し、挿入口から返却する。
まず、利用者のカードによる購入操作あったときには、カード処理装置100の制御部120は、保留部150に保留されたカードを搬送部110により印字部10まで搬送する。印字部10まで搬送されたカードは、図5で説明した印字動作により、印字が行なわれる。カードは、印字部10による印字動作が終了すると、搬送部110によりパンチ部140へ搬送される。なお、パンチ部140では、図示しない検知器からの距離を、搬送駆動部111を制御することで、所定の位置への穿孔処理が行なえる。そして、エンコード部130へカードが搬送される。
エンコード部130まで搬送されたカードは、不図示の磁気ヘッドにより磁気情報の書き込みがなされる。即ち磁気情報が更新される。さらに、エンコード部130は、磁気情報の書き込み完了後に、その磁気ヘッドによる書き込み内容を読み取り処理(ベリファイ処理)にて確認を行なう。なお、ベリファイ処理は、パンチ情報についても行なわれる。エンコード部130のベリファイ処理にて有効と判定されたカードは、搬送部110により挿入部103に搬送し、返却する。これで、カードの更新処理が完了する。なお、2枚のカードが挿入されている場合には、両カードの更新処理後に、挿入口から1枚ずつ返却する。さらに、返却したカードが所定時間放置された場合には、そのカードを取忘回収部170へ回収する。
また、ベリファイ処理にて無効(エラー)となった場合には、再度ベリファイ処理を行ない、それでも無効なときは、磁気情報についてのみ書き込みのリトライが行なわれる。なお、この書き込みのリトライを行なうか否かは、制御部120により判断される。そのリトライでも無効と判定されたカードは、ミス回収部180に回収され、装置を異常とする。
さらに、新しいカードの発行を行なうカードの発行処理の動作について説明する。カード処理装置100は、利用者のカード自体の購入操作によりカード発行処理に移行する。まず、カード発行部160は、の不図示のカード収納部と繰出部により発行用カードが1枚繰り出す。カード発行部160から繰り出された発行用カードは、保留部150を経由し、印字部10へ搬送される。印字部10まで搬送された発行用カードは、図5で説明した印字動作により、印字が行なわれる。発行用カードは、印字部10による印字動作が終了すると、搬送部110によりパンチ部140を経由し、エンコード部130へ搬送される。そして、エンコード部130により、上述の更新処理と同様な処理が行なわれ、さらにエンコード部130のベリファイ処理にて有効と判定されたカードは、搬送部110により挿入部103に搬送し、送出することで、利用者に受け渡される。これで、カードの発行処理が完了する。なお、発行したカードが所定時間放置された場合には、そのカードを取忘回収部170へ回収する。
なお、制御部120は、発行用カードのベリファイ処理にて無効と判定された場合には、利用防止処理(0円パンチ処理等の処理)を実施し、ミス回収部180に回収する。
以上のように、カード処理装置100は、印字装置1を備えているので、カードの印字にムラが発生することがなくなる。これにより、安定して高い印字品質の印字を行なうことができる。このため、例えば利用者が、カードに印字ムラが発生することでカードの残金が確認しづらくなることなく、安定してカードの残金を確認できるので、円滑にカードを利用できるようになる。
また印字装置1は、例えばプリペイドカード(ストアードフェアカード含む)に残金等の情報を印字するものであるので、プリペイドカードの感熱紙面(裏面)にサーマルヘッドで情報を印刷するものであれば、例えば自動改札機に内蔵される印字装置に用いてもよい。さらに、印字装置1による印字は、サーマルヘッドを移動させて、カードに接触させ、さらに所定の距離の搬送後に行なうので、例えば、印刷媒体として、上述のプリペードカードのような磁気カードではなくICカードのような比較的厚い媒体であっても、印字にムラを発生することがない。即ち、印字装置1は、ICカードを処理する装置に内蔵される印字装置にも適用できる。
本発明の実施の形態に係る印字装置の構成例について説明するブロック図である。 本発明の実施の形態に係る印字部の外観を示す斜視図である。 図1での、印字部のヘッド移動機構について説明する図であり、(a)はサーマルヘッドをカードに接触させている状態を示す側面図であり、(b)はサーマルヘッドをカードから離反させている状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る印字装置の動作工程について説明するタイムチャート図である。 本発明の実施の形態に係る印字装置の印字動作について説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に係るカード処理装置の構成例について説明するブロック図である。
符号の説明
1 印字装置
10 印字部
11 サーマルヘッド
13 ヘッド移動機構
15 印字搬送機構
15a プラテンローラ
17 印字搬送駆動部
20 印字制御部
21 印字データ入力手段
23 開始位置算出手段
25 移動機構制御手段
27 ヘッド駆動手段
29 搬送駆動制御手段
31 記憶部
100 カード処理装置
110 搬送部
120 制御部

Claims (4)

  1. 印刷媒体に接触して印刷を行う印刷ヘッドと;
    前記印刷ヘッドを移動させて前記印刷媒体に接触させる移動手段と;
    前記印刷媒体を前記印刷の方向へ搬送する印刷搬送手段とを備え;
    前記搬送される印刷媒体が所定の位置にあるときに、前記移動手段により前記印刷ヘッドを移動させて、前記印刷媒体に接触させ、
    さらに、該接触の位置から所定の距離だけ搬送した後に前記印刷を開始するように構成された;
    印刷装置。
  2. 前記印刷搬送手段による前記搬送を停止させた後に、前記移動手段により前記印刷ヘッドを移動させて、前記印刷媒体に接触させることを特徴とする;
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の印刷装置と;
    印刷媒体を搬送する搬送手段とを備える;
    券処理装置。
  4. 印刷媒体を搬送する搬送工程と;
    前記搬送される印刷媒体が所定の位置にあるときに、前記印刷媒体に接触にて印刷可能な印刷ヘッドを接触させるヘッド接触工程と;
    該接触の位置から所定の距離だけ搬送する空搬送工程と;
    前記空搬送工程後に前記印刷ヘッドにより印刷を行なう印刷工程とを備えた;
    印刷方法。
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JP2014030967A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Toshiba Tec Corp 印刷装置及び印刷方法

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