JP2005027366A - ギヤードモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ガスケット等の他のシール要素を併用することなくOリングのみでギヤケースのシール性を向上することができるギヤードモータを提供する。
【解決手段】ギヤ群1を収納するための空間5aを有する第1の部材5、および空間5aを閉止するように第1の部材5の背面に当接させた第2の部材6を有してなるギヤケース2と、ギヤ群1を駆動するために第2の部材6に出力軸3aを貫通させたモータ3と、ギヤケース2およびモータ3の周囲を覆うカバー部材4と、カバー部材4によって覆われた第1、第2の部材5,6の境界部に形成したOリング取付け溝7と、Oリング取付け溝7に取付けたOリング8と、を備え、Oリング取付け溝7における少なくとも第2の部材6側の側面が、前記第1の部材側に向かって下る斜面として形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】ギヤ群1を収納するための空間5aを有する第1の部材5、および空間5aを閉止するように第1の部材5の背面に当接させた第2の部材6を有してなるギヤケース2と、ギヤ群1を駆動するために第2の部材6に出力軸3aを貫通させたモータ3と、ギヤケース2およびモータ3の周囲を覆うカバー部材4と、カバー部材4によって覆われた第1、第2の部材5,6の境界部に形成したOリング取付け溝7と、Oリング取付け溝7に取付けたOリング8と、を備え、Oリング取付け溝7における少なくとも第2の部材6側の側面が、前記第1の部材側に向かって下る斜面として形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ギヤードモータに関し、特に、ギヤケースのシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のギヤードモータの構成を部分的に示した断面図である。このギヤードモータは、ギヤ群101を内蔵するギヤケース102と、ギヤ群101の駆動源であるモータ103と、ギヤケース102およびモータ103の周囲を覆うカバー部材104とを備えている。
ギヤケース102は、ギヤ群101を収納するための空間105aを有する第1の部材105と、上記空間105aを閉止するように第1の部材105の背面に当接させた第2の部材106とによって構成され、この第2の部材106に上記モータ103の出力軸103aが貫通している。
【0003】
上記ギヤケース102は、図6に示すように、第1、第2の部材105,106の境界部にOリング取付け溝107を設けて、この溝107にOリング108を取付けてある。上記Oリング108は、部材105,106の接合部から潤滑油が漏洩することや、上記接合部を介して外部からギヤケース102内に異物が侵入することを防止するシール手段として設けられる。なお、上記Oリング取付け溝107は、第2の部材106の外周縁部を切欠くことによって形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記Oリング108は、ギヤケース102をカバー部材104内に嵌合した際に該カバー104の内面によって図における上下方向に圧縮されるものの、溝107の幅が余裕寸法(ギヤケース102の嵌合時におけるOリング108のねじれ変形や損傷等を回避するための寸法)を見込んだ大きさに設定されていることから、溝107における両側面に十分な強さで圧接されないことが多く、場合によっては、上記各面に接触しないこともあり得る。
上記のように、Oリング108の接触性が良好でない場合には、ギヤケース102のシール性が低下する。そこで、上記Oリング108に加えて、第1、第2の部材105,106の接合面間にガスケット(図示せず)を介在させることが実施されているが、これは、コストの上昇と組立工数の増加を招く。
【0005】
本発明の目的は、このような状況に鑑み、ガスケット等の他のシール要素を併用することなくOリングのみでギヤケースのシール性を向上することができるギヤードモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るギヤードモータは、ギヤ群を収納するための空間を有する第1の部材、および前記空間を閉止するように前記第1の部材の背面に当接させた第2の部材を有してなるギヤケースと、前記ギヤ群を駆動するために前記第2の部材に出力軸を貫通させたモータと、前記ギヤケースおよびモータの周囲を覆うカバー部材と、前記カバー部材によって覆われた前記第1、第2の部材の境界部に形成したOリング取付け溝と、前記Oリング取付け溝に取付けたOリングと、を備え、前記Oリング取付け溝における少なくとも前記第2の部材側の側面が、前記第1の部材側に向かって下る斜面として形成されていることを特徴としている。
【0007】
前記Oリング取付け溝は、前記第2の部材を切欠くことによって形成することができる。また、前記Oリング取付け溝は、前記第1の部材および第2の部材の双方を切欠くことによって形成することができる。この場合、前記第1の部材側の側面が前記第2の部材側に向かって下る斜面として形成される。
前記Oリング取付け溝は、台形状の断面を有するように形成しても良く、あるいは、三角形状の断面を有するように形成しても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るギヤードモータの一実施形態を示す縦断面図である。
このギヤードモータは、ギヤ群1を内蔵するギヤケース2の背部にモータ3を設け、このギヤケース2およびモータ3の周囲をカバー部材4で覆った構成を有する。
【0009】
ギヤケース2は、上記ギヤ群1を内部空間5aに収容した第1の部材5と、この第1の部材5の背面に当接して上記空間5aを閉止する第2の部材6とによって構成されている。上記ギヤケース2内のギヤ群1は、上記第2の部材6を貫通するモータ3の出力軸3aによって駆動される。
【0010】
ギヤケース2は、第1の部材5と第2の部材6の境界部にOリング取付け溝7を設け、このOリング取付け溝7の内部にOリング8を取付けてある。図2に拡大して示すように、この実施の形態におけるOリング取付け溝7は、第2の部材6の外周縁部を切欠くことによって形成され、上記カバー部材4によってその開口が覆われている。
【0011】
上記Oリング取付け溝7は、第1の部材5側の内面7aが該部材5の背面によって形成され、第2の部材6側の側面7bが第1の部材5側に向かって下る斜面として形成されている。また、上記内面7bの下端から第1の部材5の背面に至る底面7cが上記カバー部材4に平行するように形成されている。したがって、このOリング取付け溝7は、台形状の断面を有している。
上記Oリング取付け溝7の深さは、Oリング8の径よりも若干小さく設定され、またこの溝7の底面7cの幅は、ほぼOリング8の径と等しくなるように設定されている。
【0012】
上記ギヤードモータは、Oリング8を取付けたギヤケース2をモータ3と共にカバー部材4内に嵌合することによって組み立てられる。このとき、カバー4の内面による押圧力がOリング8に作用するので、図2に示すように、該Oリング8が断面楕円状に圧縮変形する。
この圧縮変形されたOリング8は、溝側面7bが斜面として形成されていることから、該側面7bに当接するとともに、その当接反力によって反対側の溝側面7a側に付勢される。その結果、Oリング8は、カバー部材4の内面および溝底面7cはもとより、上記溝側面7a,7bにも十分な力で圧接して、ギヤケース2を確実にシールすることになる。すなわち、Oリング8は、矢印A,BおよびCによって示したいずれの方向についても信頼性の高いシール性を発揮することになる。
【0013】
図3は、Oリング取付け溝の他の例を示している。このOリング取付け溝9は、ギヤケース2を構成する第1の部材5と第2の部材6の双方を対称的に切欠くことによって形成されている。すなわち、このOリング取付け溝9は、第1の部材5側の側面9aを第2の部材6側に向かって下る斜面として形成するとともに、第2の部材6側の側面9bを第1の部材5側に向かって下る斜面として形成し、さらに、上記両側面9a,9bの下端間に上記カバー部材4の内面に平行する底面9cを形成している。このように、このOリング取付け溝9は、等脚台形状の断面を有している。
【0014】
このOリング取付け溝9は、上記斜面からなる溝側面9a,9bが底面9bに近づくにつれて互いに接近するテーパ面を構成しているので、カバー4の内面によってOリング8が圧縮変形された場合、該Oリング8が溝側面9a,9bに確実に圧接される。したがって、このOリング取付け溝9によれば、前記溝7と同様に、矢印A,BおよびCで示す各方向のいずれについても高いシール効果を得ることができる。
【0015】
図4は、Oリング取付け溝の更に別の例を示している。このOリング取付け溝10は、図3に示したOリング取付け溝9の斜面状側面9a,9bに対応する斜面状側面10a,10bを有している。しかし、斜面状側面10a,10bは、その下端が第1の部材5と第2の部材6の接合部まで延びており、この点で上記斜面状側面9a,9bと異なる。つまり、このOリング取付け溝10は、正三角形状もしくは二等辺三角形状の断面を有している。
【0016】
このOリング取付け溝10も、上記斜面からなる溝側面10a,10bが底低に近づくにつれて互いに接近するテーパ面を構成しているので、カバー4の内面によってOリング8が圧縮変形されたさいに、これらの溝側面10a,10bに充分強く圧接される。したがって、このOリング取付け溝10によれば、矢印A,BおよびCで示す各方向のいずれについても高いシール効果が得られる。
【0017】
なお、図1では、モータ3の出力軸3aの後端部側に何も取付けられていないギヤードモータを示したが、本発明に係るシール構造は、上記後端部側にブレーキ機構(例えば、電磁ブレーキ)や位置検出器(例えば、エンコーダ)を搭載したギヤードモータにも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】
上述するように、本発明に係るギヤードモータによれば、ギヤケースをシールするためのOリングがOリング取付け溝の各面に対して確実に圧接することになるので、ギヤケースを構成する第1の部材と第2の部材の接合面間にガスケット等の他のシール手段を介在させることなく、該ギヤケースを確実にシールすることが可能であり、その結果、コストおよび組立工数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るギヤードモータの一実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】Oリング取付け溝の拡大断面図である。
【図3】Oリング取付け溝の他の構成例を示す部分拡大断面図である。
【図4】Oリング取付け溝の更に別の構成例を示す部分拡大断面図である。
【図5】従来のギヤードモータの構成を示す要部縦断面図である。
【図6】従来のギヤードモータにおけるOリング取付け溝の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ギヤ群
2 ギヤケース
3 モータ
4 カバー部材
5 第1の部材
6 第2の部材
7,9,10 Oリング取付け溝
7a,7b,9a,9b,10a,10b 溝側面
8 Oリング
【発明の属する技術分野】
本発明は、ギヤードモータに関し、特に、ギヤケースのシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のギヤードモータの構成を部分的に示した断面図である。このギヤードモータは、ギヤ群101を内蔵するギヤケース102と、ギヤ群101の駆動源であるモータ103と、ギヤケース102およびモータ103の周囲を覆うカバー部材104とを備えている。
ギヤケース102は、ギヤ群101を収納するための空間105aを有する第1の部材105と、上記空間105aを閉止するように第1の部材105の背面に当接させた第2の部材106とによって構成され、この第2の部材106に上記モータ103の出力軸103aが貫通している。
【0003】
上記ギヤケース102は、図6に示すように、第1、第2の部材105,106の境界部にOリング取付け溝107を設けて、この溝107にOリング108を取付けてある。上記Oリング108は、部材105,106の接合部から潤滑油が漏洩することや、上記接合部を介して外部からギヤケース102内に異物が侵入することを防止するシール手段として設けられる。なお、上記Oリング取付け溝107は、第2の部材106の外周縁部を切欠くことによって形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記Oリング108は、ギヤケース102をカバー部材104内に嵌合した際に該カバー104の内面によって図における上下方向に圧縮されるものの、溝107の幅が余裕寸法(ギヤケース102の嵌合時におけるOリング108のねじれ変形や損傷等を回避するための寸法)を見込んだ大きさに設定されていることから、溝107における両側面に十分な強さで圧接されないことが多く、場合によっては、上記各面に接触しないこともあり得る。
上記のように、Oリング108の接触性が良好でない場合には、ギヤケース102のシール性が低下する。そこで、上記Oリング108に加えて、第1、第2の部材105,106の接合面間にガスケット(図示せず)を介在させることが実施されているが、これは、コストの上昇と組立工数の増加を招く。
【0005】
本発明の目的は、このような状況に鑑み、ガスケット等の他のシール要素を併用することなくOリングのみでギヤケースのシール性を向上することができるギヤードモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るギヤードモータは、ギヤ群を収納するための空間を有する第1の部材、および前記空間を閉止するように前記第1の部材の背面に当接させた第2の部材を有してなるギヤケースと、前記ギヤ群を駆動するために前記第2の部材に出力軸を貫通させたモータと、前記ギヤケースおよびモータの周囲を覆うカバー部材と、前記カバー部材によって覆われた前記第1、第2の部材の境界部に形成したOリング取付け溝と、前記Oリング取付け溝に取付けたOリングと、を備え、前記Oリング取付け溝における少なくとも前記第2の部材側の側面が、前記第1の部材側に向かって下る斜面として形成されていることを特徴としている。
【0007】
前記Oリング取付け溝は、前記第2の部材を切欠くことによって形成することができる。また、前記Oリング取付け溝は、前記第1の部材および第2の部材の双方を切欠くことによって形成することができる。この場合、前記第1の部材側の側面が前記第2の部材側に向かって下る斜面として形成される。
前記Oリング取付け溝は、台形状の断面を有するように形成しても良く、あるいは、三角形状の断面を有するように形成しても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るギヤードモータの一実施形態を示す縦断面図である。
このギヤードモータは、ギヤ群1を内蔵するギヤケース2の背部にモータ3を設け、このギヤケース2およびモータ3の周囲をカバー部材4で覆った構成を有する。
【0009】
ギヤケース2は、上記ギヤ群1を内部空間5aに収容した第1の部材5と、この第1の部材5の背面に当接して上記空間5aを閉止する第2の部材6とによって構成されている。上記ギヤケース2内のギヤ群1は、上記第2の部材6を貫通するモータ3の出力軸3aによって駆動される。
【0010】
ギヤケース2は、第1の部材5と第2の部材6の境界部にOリング取付け溝7を設け、このOリング取付け溝7の内部にOリング8を取付けてある。図2に拡大して示すように、この実施の形態におけるOリング取付け溝7は、第2の部材6の外周縁部を切欠くことによって形成され、上記カバー部材4によってその開口が覆われている。
【0011】
上記Oリング取付け溝7は、第1の部材5側の内面7aが該部材5の背面によって形成され、第2の部材6側の側面7bが第1の部材5側に向かって下る斜面として形成されている。また、上記内面7bの下端から第1の部材5の背面に至る底面7cが上記カバー部材4に平行するように形成されている。したがって、このOリング取付け溝7は、台形状の断面を有している。
上記Oリング取付け溝7の深さは、Oリング8の径よりも若干小さく設定され、またこの溝7の底面7cの幅は、ほぼOリング8の径と等しくなるように設定されている。
【0012】
上記ギヤードモータは、Oリング8を取付けたギヤケース2をモータ3と共にカバー部材4内に嵌合することによって組み立てられる。このとき、カバー4の内面による押圧力がOリング8に作用するので、図2に示すように、該Oリング8が断面楕円状に圧縮変形する。
この圧縮変形されたOリング8は、溝側面7bが斜面として形成されていることから、該側面7bに当接するとともに、その当接反力によって反対側の溝側面7a側に付勢される。その結果、Oリング8は、カバー部材4の内面および溝底面7cはもとより、上記溝側面7a,7bにも十分な力で圧接して、ギヤケース2を確実にシールすることになる。すなわち、Oリング8は、矢印A,BおよびCによって示したいずれの方向についても信頼性の高いシール性を発揮することになる。
【0013】
図3は、Oリング取付け溝の他の例を示している。このOリング取付け溝9は、ギヤケース2を構成する第1の部材5と第2の部材6の双方を対称的に切欠くことによって形成されている。すなわち、このOリング取付け溝9は、第1の部材5側の側面9aを第2の部材6側に向かって下る斜面として形成するとともに、第2の部材6側の側面9bを第1の部材5側に向かって下る斜面として形成し、さらに、上記両側面9a,9bの下端間に上記カバー部材4の内面に平行する底面9cを形成している。このように、このOリング取付け溝9は、等脚台形状の断面を有している。
【0014】
このOリング取付け溝9は、上記斜面からなる溝側面9a,9bが底面9bに近づくにつれて互いに接近するテーパ面を構成しているので、カバー4の内面によってOリング8が圧縮変形された場合、該Oリング8が溝側面9a,9bに確実に圧接される。したがって、このOリング取付け溝9によれば、前記溝7と同様に、矢印A,BおよびCで示す各方向のいずれについても高いシール効果を得ることができる。
【0015】
図4は、Oリング取付け溝の更に別の例を示している。このOリング取付け溝10は、図3に示したOリング取付け溝9の斜面状側面9a,9bに対応する斜面状側面10a,10bを有している。しかし、斜面状側面10a,10bは、その下端が第1の部材5と第2の部材6の接合部まで延びており、この点で上記斜面状側面9a,9bと異なる。つまり、このOリング取付け溝10は、正三角形状もしくは二等辺三角形状の断面を有している。
【0016】
このOリング取付け溝10も、上記斜面からなる溝側面10a,10bが底低に近づくにつれて互いに接近するテーパ面を構成しているので、カバー4の内面によってOリング8が圧縮変形されたさいに、これらの溝側面10a,10bに充分強く圧接される。したがって、このOリング取付け溝10によれば、矢印A,BおよびCで示す各方向のいずれについても高いシール効果が得られる。
【0017】
なお、図1では、モータ3の出力軸3aの後端部側に何も取付けられていないギヤードモータを示したが、本発明に係るシール構造は、上記後端部側にブレーキ機構(例えば、電磁ブレーキ)や位置検出器(例えば、エンコーダ)を搭載したギヤードモータにも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】
上述するように、本発明に係るギヤードモータによれば、ギヤケースをシールするためのOリングがOリング取付け溝の各面に対して確実に圧接することになるので、ギヤケースを構成する第1の部材と第2の部材の接合面間にガスケット等の他のシール手段を介在させることなく、該ギヤケースを確実にシールすることが可能であり、その結果、コストおよび組立工数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るギヤードモータの一実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】Oリング取付け溝の拡大断面図である。
【図3】Oリング取付け溝の他の構成例を示す部分拡大断面図である。
【図4】Oリング取付け溝の更に別の構成例を示す部分拡大断面図である。
【図5】従来のギヤードモータの構成を示す要部縦断面図である。
【図6】従来のギヤードモータにおけるOリング取付け溝の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ギヤ群
2 ギヤケース
3 モータ
4 カバー部材
5 第1の部材
6 第2の部材
7,9,10 Oリング取付け溝
7a,7b,9a,9b,10a,10b 溝側面
8 Oリング
Claims (5)
- ギヤ群を収納するための空間を有する第1の部材、および前記空間を閉止するように前記第1の部材の背面に当接させた第2の部材を有してなるギヤケースと、
前記ギヤ群を駆動するために前記第2の部材に出力軸を貫通させたモータと、
前記ギヤケースおよびモータの周囲を覆うカバー部材と、
前記カバー部材によって覆われた前記第1、第2の部材の境界部に形成したOリング取付け溝と、
前記Oリング取付け溝に取付けたOリングと、を備え、
前記Oリング取付け溝における少なくとも前記第2の部材側の側面が、前記第1の部材側に向かって下る斜面として形成されていることを特徴とするギヤードモータ。 - 前記Oリング取付け溝は、前記第2の部材を切欠くことによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のギヤードモータ。
- 前記Oリング取付け溝は、前記第1の部材および第2の部材の双方を切欠くことによって形成され、前記第1の部材側の側面が前記第2の部材側に向かって下る斜面として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のギヤードモータ。
- 前記Oリング取付け溝は、台形状の断面を有するように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のギヤードモータ。
- 前記Oリング取付け溝は、三角形状の断面を有するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載のギヤードモータ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003186676A JP2005027366A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | ギヤードモータ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003186676A JP2005027366A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | ギヤードモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005027366A true JP2005027366A (ja) | 2005-01-27 |
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ID=34185744
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003186676A Pending JP2005027366A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | ギヤードモータ |
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JP (1) | JP2005027366A (ja) |
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2003
- 2003-06-30 JP JP2003186676A patent/JP2005027366A/ja active Pending
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