JP2005026431A - 発光ダイオード駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の異なる駆動電圧を生成し、消費電力を低減するLED駆動回路を提供すること。
【解決手段】メモリテーブル102には、電源電圧、駆動電圧及びLEDの負荷電流に応じた周波数及びデューティー比(変換条件)が各LEDに対応付けられて格納されている。電圧変換回路103は、電源電圧を駆動電圧に変換する際、メモリテーブル102に格納された変換条件のうち、所望のLEDに対応する変換条件を用いて電源電圧を駆動電圧に変換する。変換された駆動電圧は切替スイッチSWを介して所望のLEDに印加される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオードの駆動回路に関し、例えば、携帯端末装置の液晶用バックライトやインジケーター、照明に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)は、発光する色の違いにより、順方向電圧(以下、「Vf」という)が異なり、例えば、青色や白色のLEDは赤色のLEDよりもVfが高いことが知られている。従来、このようにVfの異なるLEDを点灯(駆動)させる際、単一の駆動電圧を用いるのが一般的である。以下、従来の電圧変換回路について説明する。
【0003】
(従来例1)
図5は、従来例1の電圧変換回路の構成を示す概略図である。この図において、DCDC変換回路11は、スイッチング素子(トランジスタ)のオン制御とオフ制御の時間比、すなわち、デューティー比を設定することによって、入力電圧を所望のレベルに変換する電圧変換回路である。DCDC変換回路11によって変換された出力電圧(駆動電圧)は、LED12及びLED13に出力される。LED12及びLED13は、それぞれ異なるVfで駆動し、電流制限抵抗14及び15がそれぞれ接続されている。そして、DCDC変換回路11からの駆動電圧によって駆動する。電流制限抵抗14及び15は、一定の安定した電流を流す定電流回路として機能する。電流制限抵抗14及び15は接地されている。
【0004】
ここで、DCDC変換回路11の入力電圧を3.6[V]、駆動電圧を5[V]、LED12のVfを2.2[V]、LED13のVfを3.6[V]とし、各LEDに流れる電流を20[mA]とする。このとき、d部のLED12及び電流制限抵抗14と、LED13及び電流制限抵抗15では、5[V]×0.02[A]=0.1[W]の電力がそれぞれ消費される。ここで、LED12及びLED13を同時に駆動させるとすると、c部では、0.2[W]が消費されることになる。仮に、b部のDCDC変換回路11の変換効率が50%とすれば、DCDC変換回路11の入力側a部において0.4[W]の電力が消費されることになる。
【0005】
ところで、近年、携帯電話やノート型パソコン等のモバイル製品が普及しており、これらのモバイル製品に搭載する液晶表示装置にもLED駆動回路が使用されている。そして、これらの製品は長時間連続使用可能なものが市場のニーズとして高まっている。これを実現する方法として消費電力の低減を図ることが考えられる。ところが、従来例1のように、LEDの駆動電圧を単一の電圧とした場合、Vfの低いLED12では無駄な電力が多く消費されてしまい、従来例1の電圧変換回路は消費電力の低減を実現する構成ではない。
【0006】
(従来例2)
図6は、従来例2の電圧変換回路の構成を示す概略図である。ただし、図6が図5と共通する部分には図5と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。図6において、DCDC変換回路21は、単一の入力電圧から所望の2出力レベルの駆動電圧に変換する電力変換回路である。
【0007】
ここで、DCDC変換回路21がLED12に出力する駆動電圧を3[V]、LED13に出力する駆動電圧を4[V]とし、その他の条件を従来例1と同様とした場合、LED12及び電流制限抵抗14では、3[V]×0.02[A]=0.06[W]が消費され、LED13及び電流制限抵抗15では、4[V]×0.02[A]=0.08[W]が消費されることになる。これは、d部について見ると消費電力の低減が図られている。
【0008】
ところが、c部にDCDC変換回路21を設けたことにより、この回路21の変換効率や回路21自体の消費電力を考えた場合、従来例1のb部と同等かそれ以上の電力が消費されてしまい、根本的な消費電力の低減につながっていない。
【0009】
(従来例3)
図7は、従来例3の電圧変換回路の構成を示す概略図である。ただし、図7が図6と共通する部分には図6と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。従来例3では、図7に示すように、単一の入力電圧から任意の2出力レベルの駆動電圧に変換するDCDC変換回路21を一つ備えることとした。これにより、従来例1及び従来例2で消費電力の低減が図れなかった問題点を解消することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−319707号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例3においては、DCDC変換回路の変換効率がLEDの負荷電流によって大きく変わってしまうという問題がある。すなわち、上記従来例3を例に挙げると、LED13に接続された電流制限抵抗15の負荷条件で4[V]の駆動電圧を変換効率Xで生成しても、前記負荷条件の下、3[V]の駆動電圧を生成する場合には負荷条件が電流制限抵抗14となっており、このときの変換効率YがXより低下してしまうことがある。したがって、DCDC変換回路の入力側を基準とした場合、消費電力の低減が図られていないことになる。
【0012】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数レベルの駆動電圧を生成し、消費電力を低減するLED駆動回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明の発光ダイオード駆動回路は、電源と、複数の発光ダイオードと、前記電源電圧の変換に用いられ、前記電源電圧、各発光ダイオードの駆動電圧及び負荷電流に応じた周波数及びデューティー比が、前記各発光ダイオードに対応付けられて格納されたメモリテーブルと、前記電源からエネルギが供給されるインダクタを有し、前記メモリテーブルに格納された前記周波数及びデューティー比に応じて前記インダクタがエネルギのチャージと放出とを繰り返すことにより、前記電源電圧を前記各発光ダイオードに対応した駆動電圧に変換して前記各発光ダイオードに供給する電圧変換手段と、を具備する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、電源電圧、駆動電圧及び負荷電流に応じた周波数及びデューティー比で電圧変換を行うことにより、単一の電圧変換手段で所望の駆動電圧が得られ、また、前記周波数及びデューティー比を電圧変換手段の電圧変換効率が最適となるようにすることで、電圧変換の際の電力損失を最小限に抑えることができる。
【0015】
本発明の発光ダイオード駆動回路は、上記構成において、さらに、前記電圧変換手段により得られた前記駆動電圧を時分割で前記各発光ダイオードに供給するスイッチを具備する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、駆動電圧を時分割で各発光ダイオードに供給することにより、三色の発光ダイオードを時分割で順次点灯するフィールドシーケンシャル方式を実現することができる。
【0017】
本発明の発光ダイオード駆動回路は、上記構成において、さらに、前記電圧変換手段により変換された駆動電圧値を検出する電圧検出手段を具備し、前記電圧変換手段が、前記電圧検出手段によって検出された電圧値に応じてデューティー比を補正する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、電圧変換手段は変換した駆動電圧値に応じてデューティー比を補正することにより、所望の発光ダイオードを駆動するのに適した駆動電圧を得ることができ、消費電力が増大することを防ぐことができる。
【0019】
本発明の発光ダイオード駆動回路は、上記構成において、前記メモリテーブルが、書き替え可能なプログラマブルメモリである構成を採る。
【0020】
この構成によれば、周波数及びデューティー比がメモリテーブルに格納された後に変更された場合でも、メモリテーブルを書き替え可能とすることにより、電源電圧や駆動電圧の変更に応じた周波数及びデューティー比の変更に柔軟に対応することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、複数レベルの駆動電圧を生成するLED駆動回路において、電源電圧、各レベルの駆動電圧及びLEDの負荷電流との関係に応じた周波数及びデューティー比を用いて、電源から供給される電源電圧を所望の駆動電圧に変換することである。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0023】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るLED駆動回路100の構成を示すブロック図である。この図において、制御回路101は、CPUから発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)105又はLED106の駆動指示を受け、その指示の内容に応じてメモリテーブル102、電圧変換回路103及び切替スイッチSWを制御する。
【0024】
メモリテーブル102は、電圧変換回路103が駆動電圧を生成するための情報、すなわち、周波数及びデューティー比(以下、「変換条件」という)を格納し、制御回路101の制御を受けて、該当する変換条件を電圧変換回路103に出力する。
【0025】
電圧変換回路103は、DCDC変換回路であり、バッテリなどの直流電源150から直接電源電圧の供給を受ける。電圧変換回路103は、制御回路101の制御に従い、メモリテーブル102から出力された変換条件及び電圧検出回路104から出力された情報を用いて、電源電圧を駆動電圧に変換する。これにより、電源とLEDの間に設ける電圧変換回路は1つで済むので、複数の電圧変換回路を設ける場合に比べて消費電力を削減することができる。変換された駆動電圧は電圧検出回路104及び切替スイッチSWに出力される。
【0026】
電圧検出回路104は、電圧変換回路103で変換された駆動電圧を検出し、基準電圧との比較を行う。比較の結果は電圧変換回路103に戻され、電圧変換回路103が比較結果に応じてデューティー比を補正する。これにより、変換された駆動電圧が所望の電圧に対して誤差を生じた場合、誤差を低減することができ、変換された駆動電圧が基準電圧より大きくなった場合、消費電力が増大するのを防止することができる。
【0027】
切替スイッチSWは、LED105と接続された出力端子P1と、LED106と接続された出力端子P2とを備え、制御回路101の制御に応じてスイッチを切り替えることにより、電圧変換回路103から出力された駆動電圧をLED105又はLED106に印加する。
【0028】
LED105及びLED106は、それぞれ異なる順方向電圧(以下、「Vf」と記す)であり、電流制限抵抗107及び108がそれぞれ接続されている。そして、電圧変換回路103から出力された駆動電圧によって駆動(発光)する。ここでは、LED105及びLED106は、それぞれ1つずつである必要はなく、LEDストリング(群)として考えてもよい。この場合においても、LEDストリングごとにVfも異なるものとする。
【0029】
電流制限抵抗107及び108は、LED105及びLED106に一定の電流を流すような抵抗であり、安定した電流を流す定電流回路として機能する。電流制限抵抗107及び108は接地されている。
【0030】
次に、電圧変換回路103の変換効率について説明する。電圧変換回路103は、電源150からの直流電圧を入力電圧とし、インダクタとスイッチング素子によるコイルの逆起電力を利用し変換を行なう。この変換の際には、スイッチング素子(トランジスタ)のオン制御とオフ制御の時間比及び頻度を制御することにより、周波数及びデューティー比を調整することができる。そして、入力電圧とは異なる直流電圧(駆動電圧)に再度変換するものである。スイッチング素子のオン制御の時間が長い、又はオン制御の頻度が多いと電圧変換回路から出力される電流は多くなり、逆に、オン制御の時間が短い、又はオン制御の頻度が少ないと電圧変換回路から出力される電流は少なくなる。電流が多く必要とされるか少なくてすむかは、出力側の負荷条件によって決まる。
【0031】
電圧変換回路の変換効率は、電圧変換回路自身での電力損失などがあり、実際には100%とすることはできないが、入力電圧及び出力電圧を一定にした場合でも、周波数及びデューティー比を制御することにより変換効率は変化するので、周波数及びデューティー比を逐一変化させていくことで、所定の設定条件下における最適な変換効率を求めることができる。
【0032】
所定の設定条件とは、電圧変換回路の入力電圧や出力電圧、さらにLEDの負荷電流であり、変換効率はこれらの条件によっても変化するため、これらの設定条件の下、最適な変換効率を求める必要がある。
【0033】
したがって、本実施の形態においても、LED105及びLED106はVfが異なるため、これらを駆動させるための最適な変換効率がそれぞれあり、そのときの周波数及びデューティー比も異なる。メモリテーブルは、この周波数及びデューティー比(変換条件)を各LEDと対応させて格納している。図2にメモリテーブルが格納するテーブルの一例を示す。この図に示すように、LED105の最適な変換条件として周波数100kHz、デューティー比1/2が、LED106の最適な変換条件として周波数150kHz、デューティー比1/4がテーブルに格納されている。
【0034】
次に、上記構成を有するLED駆動回路100の動作について説明する。ここでは、具体的に、LED105を駆動する場合について具体的に説明する。制御回路101では、CPUからLED105の駆動指示を受けると、メモリテーブル102、電圧変換回路103及び切替スイッチSWに対してLED105を駆動させる制御が行われる。
【0035】
メモリテーブル102では、制御回路101の制御を受けて、格納された変換条件からLED105に対応する周波数及びデューティー比が読み出され、読み出された情報が電圧変換回路103に出力される。これにより、CPUがポート制御を行うだけで、電圧変換回路103は最適な変換効率で駆動電圧の生成を行うことができるので、CPUが直接電圧変換回路103にLEDの駆動指示を与える場合に比べ、異なる駆動電圧への変換を高速に行うことができる。
【0036】
電圧変換回路103では、制御回路101からの制御を受けて、メモリテーブル102から出力された周波数及びデューティー比でスイッチング素子のオン・オフを制御し、電源電圧からLED105を駆動するための駆動電圧に変換する。これにより、電圧変換回路103における電圧変換の際の電力損失を最小限に抑えることができる。駆動電圧は切替スイッチSWに出力される。
【0037】
電圧検出回路104では、電圧変換回路103から出力された駆動電圧と基準電圧の比較を行い、比較結果を電圧変換回路103に戻す。ここで、例えば、駆動電圧が基準電圧を越える場合、基準電圧に対する差分を電圧変換回路103に出力し、電圧変換回路103が駆動電圧を低減するようにデューティー比を減少させる。逆に、駆動電圧が基準電圧を下回る場合、電圧変換回路103が駆動電圧を上昇させるようにデューティー比を増大させる。
【0038】
切替スイッチSWは、制御回路101からLED105を駆動させる制御を受けることにより、入力端子と出力端子P1を接続し、電圧変換回路103から出力された駆動電圧をLED105に印加する。
【0039】
LED105は、電圧変換回路103から出力された駆動電圧により駆動(発光)する。
【0040】
図3は、本発明の実施の形態1に係るLED駆動回路の構成を示す回路図である。ただし、図3は図1のブロック図を回路図で表したものである。この図において、電源150の一端には、電圧変換回路103が接続されている。電圧変換回路103は、電界効果型トランジスタ(以下、単に「トランジスタ」と称す)Tr1を有し、トランジスタTr1のドレインがコイルL1を介して電源150に接続され、ソースが接地されている。また、ゲートはスイッチングコントロール回路1031が接続されており、トランジスタTr1はスイッチングコントロール回路1031からオン・オフ制御を受ける。トランジスタTr1のドレイン側にはショットキーバリアダイオードSBD1を介して並列にコンデンサC1が接続されている。コンデンサC1のショットキーバリアダイオードSBD1に接続されない一端は接地されている。スイッチングコントロール回路1031は、制御回路101、メモリテーブル102及び電圧検出回路104からの出力に基づいて、トランジスタTr1のオン制御及びオフ制御の時間比及び頻度を制御する。
【0041】
この電圧変換回路103では、スイッチングコントロール回路1031がトランジスタTr1をオン制御するとコイルL1に電流が流れ、エネルギが蓄えられる。そして、トランジスタTr1をオフ制御するとコイルL1には逆起電力が発生し、蓄えられたエネルギが放出される。トランジスタTr1のオン・オフ制御が連続して行われることにより、コイルL1はエネルギのチャージ及び放出を繰り返し、ショットキーバリアダイオードSBD1で整流されたエネルギがコンデンサC1で平滑化され、直流成分が得られる。
【0042】
電圧変換回路103の出力端には、電圧検出回路104が接続されており、電圧検出回路104は、差動増幅回路OP1を有している。差動増幅回路OP1の反転入力端は電圧変換回路103の出力端に接続され、非反転入力端は基準電圧が入力される。また、電圧変換回路103の出力端と差動増幅回路OP1の反転入力端とを接続する配線は、抵抗R3と制御回路101の制御を受けて抵抗値を可変する可変抵抗VR1とに分岐している。これにより、電圧変換回路103からLED105又はLED106を駆動する駆動電圧を基準電圧との比較を行う電圧に変換する。基準電圧は固定された値であるため、異なる複数の電圧値との比較を行う場合には、基準電圧の比較対象となる電圧値を調整する必要がある。そして、差動増幅回路OP1は、電圧変換回路103の出力電圧(駆動電圧)の基準電圧に対する差分を電圧変換回路103に戻す。
【0043】
また、電圧変換回路103の出力端には、切替スイッチSWが接続されており、切替スイッチSWは2つのトランジスタTr2及びTr3を有している。トランジスタTr2及びTr3は並列に接続され、ソースが共に電圧変換回路103に接続されている。また、トランジスタTr2のドレインがLED105に接続され、トランジスタTr3のドレインがLED106に接続されている。さらに、トランジスタTr2のゲートがインバータ(INV)回路1101を介して、また、トランジスタTr3のゲートが共に制御回路101に接続され、トランジスタTr2及びTr3は制御回路101により制御される。すなわち、制御回路101がトランジスタTr3をオン制御した場合には、トランジスタTr2はINV回路1101によりオン制御が反転してオフ制御を受けることになり、トランジスタTr3に接続されたLED106が駆動する。一方、制御回路101がトランジスタTr3をオフ制御した場合には、トランジスタTr2はINV回路1101によりオフ制御が反転しオン制御を受け、トランジスタTr2に接続されたLED105が駆動する。したがって、LED105とLED106は交互に駆動することになる。
【0044】
LED105及びLED106の切替スイッチSWが接続されていない一端には、抵抗R1を介して抵抗R2とトランジスタTr4とが並列に接続されている。抵抗R2の抵抗R1が接続されていない一端は接地されており、トランジスタTr4のドレインに抵抗R1が、ゲートに制御回路101が接続され、ソースが接地されている。トランジスタTr4は制御回路101から切替スイッチSWのトランジスタTr3に対する制御と同じ制御を受け、トランジスタTr3をオン制御する場合には、トランジスタTr4もオン制御され、LED106の電流制限抵抗として抵抗R1のみが機能する。また、トランジスタTr3をオフ制御する場合には、トランジスタTr4もオフ制御され、LED105の電流制限抵抗として抵抗R1及び抵抗R2が機能する。
【0045】
このように本実施の形態によれば、電圧変換回路が電源から供給される電圧を駆動電圧に変換する際に、電源電圧、駆動電圧及びLEDの負荷電流に応じた周波数及びデューティー比を格納したメモリテーブルから、駆動させるLEDに対応した値を読み出し、読み出した値を用いて電源電圧を変換することにより、単一の電圧変換回路で所望の駆動電圧を得ることができ、また、電圧変換回路における電力損失を抑えることができるので、消費電力を低減することができる。
【0046】
なお、本実施の形態におけるメモリテーブルは、プログラマブルなメモリを用いることが望ましい。これは、LEDのVfや負荷電流、電圧変換回路の入力電圧などは、LED駆動回路を搭載する装置により規定されるものであり、装置の設計者によって自在に変更されるパラメータであるためである。このため、パラメータが変更された場合、電圧変換回路の変換効率が最適となるデューティー比及び周波数などの変換条件も変更されるので、プログラマブルメモリとすることにより、このような変更に柔軟に対応することができる。これにより、周波数及びデューティー比が規定された従来の市販品を組み換えて対応するという不便さを解消することができる。
【0047】
また、本実施の形態では、LEDを2並列に接続し、各LEDを交互に駆動する場合について主に説明したが、LEDを3並列に接続し、電圧変換回路が時分割で駆動電圧をLEDに供給するようにしてもよく、この場合、3つのLEDを赤、緑、青の三色とすれば、これら三色のLEDが時分割で順次駆動することになり、フィールドシーケンシャル方式を実現することができる。
【0048】
(実施の形態2)
実施の形態1では、電圧変換回路の変換効率が最適となるデューティー比及び周波数などの変換条件は外部装置により求められ、メモリテーブルに設定されるものであるが、本実施の形態では、LED駆動回路内で前記変換条件を求め、メモリテーブルに設定する場合について説明する。
【0049】
図4は、本発明の実施の形態2に係るLED駆動回路の構成を示すブロック図である。ただし、図4が図1と共通する部分は図1と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。図4が図1と主に異なる点は、電流検出回路201と、定電流回路202と、演算処理回路203を設けた点である。
【0050】
電流検出回路201は、電源150から出力される電流を検出し、検出結果を演算処理回路203に出力する。ここでは、過電流が流れていないかどうかを含めて検出される。
【0051】
定電流回路202は、LED105又はLED106に一定の電流を流すような回路であり、制御回路204の制御を受けて、安定した電流を流す。定電流回路202はLED105又はLED106から入力された電流を演算処理回路203に出力する。
【0052】
演算処理回路203は、制御回路204の制御を受けて、電流検出回路201から出力された検出結果と定電流回路202から出力された電流とから、電圧変換回路103の変換効率が最適となる変換条件(周波数及びデューティー比)を算出する。具体的には、周波数及びデューティー比を様々な値に設定し、逐一変換効率を算出し、変換効率が最大となる変換条件を特定する。特定された変換条件はメモリテーブル102に出力され、格納される。
【0053】
このように本実施の形態によれば、LEDのVfや駆動電圧の設定を変更する場合には、演算処理回路が電圧変換回路の変換効率が最適となる変換条件を算出することにより、設定変更に柔軟に対応しつつ、消費電力を低減するLED駆動回路を実現することができる。
【0054】
なお、上述した各実施の形態における電圧変換回路は、スイッチング方式、チャージポンプ方式、PWM方式、PFM方式などのDCDCコンバータが考えられるが、どのような方式でもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数レベルの駆動電圧を生成するLED駆動回路において、電源電圧、各レベルの駆動電圧及びLEDの負荷電流との関係に応じた周波数及びデューティー比で、電源から供給される電源電圧から所望の駆動電圧を生成することにより、単一の電圧変換回路で所望の駆動電圧が得られ、電圧変換回路における電圧変換の際に、電力損失を最小限に抑えることができるので、消費電力を低減するLED駆動回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るLED駆動回路の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるメモリテーブルに格納された情報を示す図
【図3】本発明の実施の形態1に係るLED駆動回路の構成を示す回路図
【図4】本発明の実施の形態2に係るLED駆動回路の構成を示すブロック図
【図5】従来例1の電圧変換回路の構成を示す概略図
【図6】従来例2の電圧変換回路の構成を示す概略図
【図7】従来例3の電圧変換回路の構成を示す概略図
【符号の説明】
100、200 LED駆動回路
101、204 制御回路
102 メモリテーブル
103 電圧変換回路
104 電圧検出回路
105、106 LED
107、108 電流制限抵抗
150 電源
1031 スイッチングコントロール回路
1101 INV回路
201 電流検出回路
202 定電流回路
203 演算処理回路

Claims (4)

  1. 電源と、
    複数の発光ダイオードと、
    前記電源電圧の変換に用いられ、前記電源電圧、各発光ダイオードの駆動電圧及び負荷電流に応じた周波数及びデューティー比が、前記各発光ダイオードに対応付けられて格納されたメモリテーブルと、
    前記電源からエネルギが供給されるインダクタを有し、前記メモリテーブルに格納された前記周波数及びデューティー比に応じて前記インダクタがエネルギのチャージと放出とを繰り返すことにより、前記電源電圧を前記各発光ダイオードに対応した駆動電圧に変換して前記各発光ダイオードに供給する電圧変換手段と、
    を具備することを特徴とする発光ダイオード駆動回路。
  2. さらに、前記電圧変換手段により得られた前記駆動電圧を時分割で前記各発光ダイオードに供給するスイッチを具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード駆動回路。
  3. さらに、前記電圧変換手段により変換された駆動電圧値を検出する電圧検出手段を具備し、
    前記電圧変換手段は、前記電圧検出手段によって検出された電圧値に応じてデューティー比を補正する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光ダイオード駆動回路。
  4. 前記メモリテーブルは、書き替え可能なプログラマブルメモリであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の発光ダイオード駆動回路。
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