JP2010123701A - 発光素子駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明にかかる発光素子駆動装置によれば、Vf検知手段2と、LED1に流れる電流を制御する電流源6と、前記Vf検知手段2において検知したVfに応じて、前記LEDの消費電力が一定になるように前記電流源6を制御する、LED電流演算手段4とを備えることにより、所望の消費電力とLED1のVf値3から算出したLEDの駆動電流の上限値付近でLED駆動電流を制御することができる。
【選択図】 図1
Description
また、LEDのVfには温度ドリフト等の経時変化がある為、経時変化分も加味したVfのばらつきを考慮してLEDの駆動電流を低めに設定しなければならないという問題があった。
<A−1−1.LED駆動装置の構成>
図1は本発明の実施の形態1にかかるLED駆動装置の構成を示す回路ブロック図である。図1に示すように、LED駆動回路は、LED1の順方向電圧であるVf値3を検知する電圧検知部としてのVf検知手段2と、Vf検知手段2から出力されるVf値3から、LEDに流すべき電流を演算するLED電流演算部としてのLED電流演算手段4と、LED電流演算手段4から出力される駆動電流値5を、LED1に加える電流源6と、LED1に電圧を加える電圧源7で構成される。
前述のLED駆動装置のうち前記Vf検知手段2は、例えば図4に示すようにオペアンプで構成された差動入力増幅回路であってもよい。図4に示す差動増幅回路は、少なくともオペアンプ101、抵抗102,103,104,105で構成されている。差動入力間の電圧を抵抗103、105によってオペアンプ101に入力し、オペアンプ101に対し、抵抗102を介してフィードバックをかける。
次に、LED駆動装置の動作について、図2等を参照しながら説明する。
この発明にかかる実施の形態1によれば、発光素子としてのLED1を駆動する発光素子駆動装置であるLED駆動装置において、前記LED1の順方向電圧であるVf値3を検知する電圧検知部としてのVf検知手段2と、前記LED1に流れる電流を制御する電流源6と、前記Vf検知手段2において検知した前記Vf値3に応じて、前記LED1の消費電力が一定になるように前記電流源を制御する、発光素子電流演算部としてのLED電流演算手段4とを備えることで、従来のLED駆動回路の設計であれば、図5に示すVfmaxから導き出される設定電流値に固定してLED1を駆動しなければならないところを、LED1のVf値3が図5のVfmaxからVfminまでばらついても、最大電力となるLED1の駆動電流値5に制御することができるので、熱的な制約から規定された電力内で、最大の明るさでLED1を使用できるという効果がある。
<B−1.LED駆動装置の構成>
本発明の実施の形態2にかかる発光素子駆動装置の一例としてのLED駆動装置は、実施の形態1におけるLED駆動装置のLED1のカソードとグランドの間に図6に示すように電流検知部としての電流検知手段10をさらに備えるものである。電流検知手段10において検知された電流値11は、LED電流演算手段5に入力される。
前記電流検知手段10は、例えば前記LED1のカソードとグランド間に電流検知抵抗を挿入し、その両端の電位差から電流値11を検出する。
本実施の形態2によれば、実施の形態1に示す発光素子駆動装置としてのLED駆動装置において、前記LED1に流れる電流を検知する電流検知部としての電流検知手段10をさらに備え、前記LED電流演算手段8は、前記電流検知手段10において検知した前記LED1に流れる電流にも応じて、前記LED1の消費電力が一定になるように、前記電流源6を制御することで、LEDのVf値3と駆動電流値5とを監視することにより、Vf値3と電流値5のどちらの変化も同時に対応する事が可能となり、より正確に最大電力近辺でのLED駆動制御ができるという効果がある。
<C−1−1.LED駆動装置の構成>
図7は、本発明の実施の形態3にかかる発光素子駆動装置としてのLED駆動装置の構成を示す回路ブロック図である。
前記LED駆動装置のうちの前記LED電流演算手段24は、例えば図8の様に赤色電力演算手段27r、緑色電力演算手段27g、青色電力演算手段27bの各色の電力演算手段と、それらと接続されたホワイトバランス演算手段28と、前記ホワイトバランス演算手段28と接続された各色電流演算手段29を備えるものである。なお本実施の形態3は、色バランスの代表的なものとしてホワイトバランスをとる場合である。
前記LED駆動装置の中で、特にLED電流演算手段24の動作について、図8を参照しながら説明する。
本実施の形態3によれば、赤色(R),緑色(G),青色(B)に発光する第1、第2、第3の発光素子としてのLED1r、1g、1bを駆動する発光素子駆動装置としてのLED駆動装置であって、前記LED1r、1g、1bに流れる電流を制御する第1、第2、第3の電流源としての電流源6r、6g、6bと、前記LED1r、1g、1bの輝度を検知する、発光素子輝度検知部としてのLED輝度検知手段25と、前記LED1r、1g、1bの順方向電圧をそれぞれ検知する、第1、第2、第3の電圧検知部としての電圧検知手段2r、2g、2bと、前記LED1r、1g、1bに流れる電流をそれぞれ検知する、第1、第2、第3の電流検知部としての電流検知手段10r、10g、10bと、前記LED輝度検知手段25、前記電圧検知手段2r、2g、2b、前記電流検知手段10r、10g、10bの出力に応じて、前記電流源6r、6g、6bを制御し、赤色(R),緑色(G),青色(B)の色バランスを調整する、発光素子電流演算部としてのLED電流演算手段24とを備えることで、赤色(R),緑色(G),青色(B)の3色のLEDで、色バランスとして代表的なホワイトバランスを調整した上で、各LEDの消費電力の上限を超えることなく最も明るい状態とすることが可能となる。すなわち、赤色(R),緑色(G),青色(B)等の複数の光源を用いて色バランスとして代表的なホワイトバランスを合わせる制御を行う場合でも、Vfばらつきによる電流制限がなくなり、一意的に選ばれた発光素子としてのLEDの組み合わせの中で輝度最大とする事が可能となる。
Claims (7)
- 発光素子を駆動する発光素子駆動装置であって、
前記発光素子の順方向電圧を検知する電圧検知部と、
前記発光素子に流れる電流を制御する電流源と、
前記電圧検知部において検知した前記順方向電圧に応じて、前記発光素子の消費電力が一定になるように前記電流源を制御する、発光素子電流演算部と、
を備える、発光素子駆動装置。 - 前記発光素子電流演算部は、前記電流源を制御することにより生じる前記発光素子に流れる電流の変化に対する、前記発光素子の順方向電圧の変化量を予測し、前記変化量に応じて前記電流源を制御する、
請求項1に記載の発光素子駆動装置。 - 前記発光素子に流れる電流を検知する電流検知部をさらに備え、
前記発光素子電流演算部は、前記電流検知部において検知した前記発光素子に流れる電流にも応じて、前記発光素子の消費電力が一定になるように前記電流源を制御する、
請求項1または2に記載の発光素子駆動装置。 - 赤色(R),緑色(G),青色(B)に発光する第1、第2、第3の発光素子を駆動する発光素子駆動装置であって、
前記第1、第2、第3の発光素子に流れる電流を制御する第1、第2、第3の電流源と、
前記第1、第2、第3の発光素子の輝度を検知する、発光素子輝度検知部と、
前記第1、第2、第3の発光素子の順方向電圧をそれぞれ検知する、第1、第2、第3の電圧検知部と、
前記第1、第2、第3の発光素子に流れる電流をそれぞれ検知する、第1、第2、第3の電流検知部と、
前記発光素子輝度検知部、前記第1、第2、第3の電圧検知部、前記第1、第2、第3の電流検知部の出力に応じて、前記第1、第2、第3の電流源を制御し、赤色(R),緑色(G),青色(B)の色バランスを調整する、発光素子電流演算部と、
を備える、発光素子駆動装置。 - 前記発光素子電流演算部は、前記第1、第2、第3の発光素子が各々最大消費電力を超えず、かつ、前記色バランスが調整された状態で最大の輝度となるように前記第1、第2、第3の電流源を制御する、
請求項4に記載の発光素子駆動装置。 - 前記発光素子電流演算部は、前記第1、第2、第3の発光素子のいずれか1つが最大消費電力になるように前記第1、第2、第3の電流源を制御する、
請求項5に記載の発光素子駆動装置。 - 前記電圧検知部は、前記発光素子の順方向電圧を入力とする差動増幅回路である、
請求項1〜6のいずれかに記載の発光素子駆動装置。
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