JP2020030905A - Led発光装置 - Google Patents

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JP2020030905A JP2018154375A JP2018154375A JP2020030905A JP 2020030905 A JP2020030905 A JP 2020030905A JP 2018154375 A JP2018154375 A JP 2018154375A JP 2018154375 A JP2018154375 A JP 2018154375A JP 2020030905 A JP2020030905 A JP 2020030905A
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Abstract

【課題】簡単な回路で、黒体放射軌跡に沿うよう調光調色を行っても、明るく発光しているときに電力損失の少ないLED発光装置を提供する。【解決手段】LED発光装置10は、低い色温度で発光する第1LED列21と、中間の色温度で発光する第2LED列22と、高い色温度で発光する第3LED列23を備えている。低照度では、第1LED列21と第2LED列22のバランスを取り、高照度では、第2LED列22を点灯させたまま第3LED列23の強度のみを調整し、調光調色を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、調光に調色が連動するLED発光装置に関する。
LEDを光源とするLED発光装置には、光の強度と発光色を調整できるものがある(以下、光の強度を調整することを「調光」、発光色を調整することを「調色」という。)。良く知られているように、赤色発光するLED、緑色発光するLED、青色発光するLEDを準備し、それぞれのLEDの発光強度を調整すれば任意の発光強度で任意の発光色が得られる。しかしながら、一般的なLED発光装置では、発光色が黒体放射軌跡近傍に限定され、さらに、暗いときに暖色、明るいときに寒色というように調光に調色を連動させることが多いので、任意の発光色に対応する必要性は薄い。このことから、調光に調色が連動する(以下、調光に調色が連動することを「調光調色」ということがある。)LED発光装置には、回路の構成や制御を簡単化できる余地がある。
例えば、特許文献1には、黒体放射軌跡上の第1の色温度で発光するLEDと第2の色温度で発光するLEDを準備し、それぞれのLEDの強度を調整して調光調色を可能とするLED発光装置が記載されている。このLED発光装置は、2個の電流源により、第1の色温度で発光するLEDと第2の色温度で発光するLEDとをそれぞれ独立に駆動している。
これに対し、暗く発光しているときには低い色温度で発光し、明るく発光しているときには高い色温度で発光する、という条件に着目し直すと、電流源を1個にできる。例えば、特許文献2の図1には、低い色温度で発光する第1LED列と、第1LED列に直列接続する電流制限回路と、第1LED列より閾値電圧が高く、高い色温度で発光する第2LED列を備え、電流源から小さい電流が流れ込むとき第1LED列が低い色温度で発光し、電流源から大きな電流が流れ込むとき第2LED列が高い色温度で発光するLED発光装置が記載されている。
しかしながら、発光色の異なる2つLED(又はLED列)による調色では、発光色が黒体放射軌跡から離れてしまうことがある。すなわち、色度図上において、黒体放射軌跡は曲線となるのに対し、発光色の異なる2つLEDにより調色は、一方のLEDの発光色(色度点)と他方のLEDの発光色(色度点)を結ぶ直線上の発光色しか実現できないからである。
簡単な構成で黒体放射軌跡に沿うよう調光調色することについて、例えば、特許文献2の図9には、小さな電流領域で発光する低い色温度のLED列と、中間の電流領域で発光する中間の色温度のLED列と、大きな電流領域で発光する高い色温度のLED列を備え、発光色が折れ線状に変化するLED発光装置が記載されている。また、特許文献3には、特許文献2の図1に示された回路に、黒体放射軌跡から離れた色で発光する第3のLEDを準備し、第3のLEDを第2の可変電流源で発光させることにより、黒体放射軌跡に沿う調光調色を可能とするLED発光装置が記載されている。
特開2012−113959号公報(図1、図5) 国際公開第2016/039344号パンフレット(図1、図9) 特開2017−147072号公報(図3)
特許文献2の図9及び特許文献3に記載されたLED発光装置は、調光調色のため常時LED列に流れる電流を電流検出抵抗により監視している。さらに、調光調色に係る回路を簡単化するため、電流検出抵抗の電圧降下を直接的に利用している。この電圧降下は、数V程度必要となるため、電流検出抵抗は、大きな値にせざるを得なくなる。この結果、電流検出抵抗による電力損失が無視できなくなり、とくに電流量の多い明るく発光させた状況では電力損失が大きな課題となる。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、簡単な回路で、黒体放射軌跡に沿うよう調光調色を行っても、明るく発光しているときに電力損失の少ないLED発光装置を提供することを目的とする。
本発明のLED発光装置は、第1電流源と、低い色温度で発光する第1LED列と、中間の色温度で発光する第2LED列と、高い色温度で発光する第3LED列と、電流検出抵抗及び電流制限素子を有し、前記第1LED列に直列接続する第1電流制限回路とを備え、前記第1LED列と前記第2LED列は、前記第1電流源に対し並列接続し、前記第1LED列は、前記第2LED列より閾値電圧が低く、前記第1LED列を流れる電流又は前記第2LED列に流れる電流は、前記電流検出抵抗に流れ込むことにより前記電流制限素子が制御され、前記第3LED列は、前記電流検出抵抗を通らない電流経路に含まれることを特徴とする。
本発明のLED発光装置において、暗く発光している状態では、第1電流源は、小さな電流を出力し、第1LED列を点灯させる。このとき、第1LED列は、低い色温度で発光する。徐々に第1電流源の出力電流を増加し、予め設定した第1電流値に達すると、第2LED列に電流が流れ、第2LED列が中間の色温度で発光する。さらに、第1電流源の出力電流を増加すると、第1LED列に流れる電流が減少し、第2LED列に流れる電流が増加する。このとき、LED発光装置の発光色は、低い色温度から中間の色温度を結ぶ線分上を、黒体放射軌跡に沿うようにして、中間の色温度に向かって変化する。第1電流源の出力電流が予め設定した第2電流値になると、第1LED列に流れる電流が0(A)となる。第1電流源の出力電流が第2電流値以上のとき、第1LED列が消灯し、第2LED列が中間の色温度で発光し続ける。
その後、第3LED列に電流を流すと、第3LED列が高い色温度で発光する。第3LED列に流れる電流を増加させると、第3LED列の発光強度が大きくなる。このとき、LED発光装置の発光色は、中間の色温度から高い色温度を結ぶ線分上を、黒体放射軌跡に沿うようにして、高い色温度に向かって変化する。
また、第2電流源を備え、前記第3LED列のアノードは、前記第2電流源の電流出力端子と接続し、前記第3LED列のカソードは、前記第2電流源の電流が戻る端子と接続していても良い。
さらに、第2電流制限回路を備え、前記第2LED列は、前記第2電流制限回路と直列接続し、前記第3LED列は、前記第2LED列より閾値電圧が大きく、前記第3LED列のアノードは、前記第1電流源の電流出力端子と接続し、前記第3LED列のカソードは、前記第1電流源の電流が戻る端子と接続していても良い。
本発明のLED発光装置は、明るく発光している状態では、第3LED列の発光が支配的になる。このとき、第3LED列が含まれる電流経路には、第1LED列又は第2LED列を発光させる電流が流れ込む電流検出抵抗に相当する抵抗がない。すなわち、第3LED列を流れる電流は、前記電流検出抵抗に相当する抵抗による電力損失がない。したがって、本発明のLED発光装置は、簡単な回路で、黒体放射軌跡に沿うよう調光調色を行っても、明るく発光しているときの電力損失が少なくなる。
本発明の第1実施形態として示すLED発光装置の回路図である。 図1に示すLED発光装置の動作を説明するためのグラフである。 図1に示すLED発光装置の発光特性を説明するためのグラフである。 図1に示すLED発光装置に含まれるLED発光モジュールの平面図である。 本発明の第2実施形態として示すLED発光装置の回路図である。
以下、図1〜5を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。()には特許請求の範囲に記載した発明特定事項を記載する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態として示すLED発光装置10の回路図である。なお、説明の便宜のため、図1ではディマー11を書き加えている。LED発光装置10は、LED発光モジュール20と電源回路30からなる。LED発光モジュール20は、LED列21(第1LED列)、LED列22(第2LED列)、電流制限回路24(第1電流制限回路)を含む第1発光回路20aと、LED列23(第3LED列)を含む第2発光回路20bを備えている。電源回路30は、電流源31(第1電流源)と電流源32(第2電流源)を備えている。
ディマー11は、商用交流電源から得られる交流波形の一部分(位相)を切り取り、この切り取った信号を電源回路30に送る。電源回路30は、この信号から電力と調光情報(切り取られた位相の情報)を取り出す。また、電源回路30は、調光情報に基づいて電流源31、32に出力させる電流値を決める。電流源31、32は、それぞれLED発光モジュール20に含まれる第1、第2発光回路20a、20bに電流を出力する。
LED発光モジュール20は、3つの端子25、26、27を備えている。端子25、26は、それぞれ電源回路30に含まれる電流源31、32の電流が戻る端子に接続している。端子27は、電流源31、32の電流出力端子に接続している。すなわち、LED発光モジュール20では、端子27がコモン端子となる。
LED発光モジュール20において、第1発光回路20aに含まれるLED列21では、複数のLED21aが直列接続している。同様に、LED列22では、複数のLED22aが直列接続している。電流制限回路24は、ディプレッション型のFET24a(電流制限素子)と、抵抗24b(電流検出抵抗)と、抵抗24cからなる。LED列21、22のアノード(以下「アノード」は、特に指示のない限りLED列に含まれる初段のLEDのアノード電極をいう。)は、端子27に接続している。LED列21のカソード(以下「カソード」は、特に指示のない限りLED列に含まれる最終段のLEDのカソード電極をいう。)は、FET24aのドレインに接続している。FET24aのソースは、抵抗24cを介して抵抗24bの一端と接続している。LED列22のカソードは、抵抗24bの一端と接続している。抵抗24bの他端は、FET24aのゲートに接続すると
ともに、端子25に接続している。
LED発光モジュール20において、第2発光回路20bに含まれるLED列23では、複数のLED23aが直列接続している。LED列23のアノードは、端子27に接続し、カソードは、端子26に接続している。すなわち、LED発光モジュール20は、いわゆるアノードコモンとなっており、端子27から見て、第1発光回路20aと第2発光回路20bは異なった電流経路となっている。
LED発光モジュール20において、LED列21は、2200°K(低い色温度)、LED列22は、2700°K(中間の色温度)、LED列23は、6500°K(高い色温度)で発光する。なお、それぞれの色温度は、黒体放射軌跡40(図3参照)の近傍にあり、CIE色度図(図3参照)上、低い色温度41(図3参照)と中間の色温度42(図3参照)との間は、中間の色温度42と高い色温度43(図3参照)との間より近くなっている。
また、LED列21の閾値電圧は、LED列22の閾値電圧より低い。ここで、LED列の閾値電圧とは、LED列に含まれるLEDの順方向ドロップ電圧と、当該LEDの直列段数との積である。LED列は、両端間に印加する電圧が閾値電圧未満のとき当該LED列に電流が流れず、閾値電圧以上のとき当該LED列に電流が流れる。
図2は、LED発光装置10の電気的な動作を説明するためのグラフである。なお、図2の説明に当たり、特別な指示なしに図1を参照する。図2において、縦軸Iは、様々な部分に流れる電流を示し、具体的には、LED列21、22、23に流れる電流I1、I2、I3を示している。横軸Itは、LED発光モジュール20に流れ込むトータルの電流Itである。なお、電流Itについては、参照のため、原点を通り傾きが45°の直線(点線)として図に書き加えている。
LEDモジュール20に流れ込む電流Itが0(A)から第1電流値I11までとなる電流領域Iaでは、電流Itは、全てLED列21に流れる(It=I1)。これは、LED列21の閾値電圧がLED列22の閾値電圧よりも低いこと、及び電流源32が電流I3を出力していないことに基づいている。なお、LED列21、22における閾値電圧の調整は、LED21a、22aの直列段数を異ならせることによって達成される。例えば、LED列21ではLED21aを16段、LED列22ではLED22aを18段とする。
電流Itが第1電流値I11から第2電流値I12までとなる電流領域Ibでは、電流Itが増加すると、LED列21に流れる電流I1が減少し、LED列22に流れる電流I2が増加する(It=I1+I2)。ここで、第1電流値I11とは、電流制限回路24に含まれるFET24aに流せる電流の上限値である。すなわち、電流Itが第1電流値I11に達し、電流Itをさらに少し増加させると、LED列22に電流I2が流れ始める。第2電流値I12とは、電流制限回路24に含まれるFET24aがカットオフする電流であり、抵抗24bと抵抗24cの比で調整できる。なお、電流領域Ibでも、電流源32は、電流I3を出力していない。
電流Itが第2電流値I12から第3電流値I13までとなる電流領域Icでは、電流Itとともに電流I2が増加する(It=I2)。なお、電流領域Icでも、電流源32は、電流I3を出力していない。
電流Itが第3電流値I13を超える電流領域Idでは、電流I2を一定にし、電流源32に電流I3を出力させる(It=I2+I3)。図2に示すように、電流I3を増加
していくと、電流I3が電流I2より大きくなる。さらに電流I3増加すると、LED発光装置10は、LED列23の発光が支配的となる。
図3によりLED発光装置10の発光特性を説明する。図3は、LED発光装置10の発光特性を説明するためのグラフであり、CIE色度図上にLED発光装置10の発光色を示している。図3において、横軸x及び縦軸yは色度座標であり、参考のため、黒体放射軌跡40(点線)を示し、黒体放射軌跡40上に代表的な色温度を表示した。LED発光装置10の発光色は、線分44、45(実線)上の一点である。LED列21、22、23の発光色は、色度点41、42、43となる。なお、発光特性の説明にあたり、特別な指示なしに図1及び図2を参照する。
LED発光装置10は、最も暗く調光されているとき、2200°K(色度点41)で発光する。すなわち、電流領域Iaにおいて、LED発光モジュール20に流れ込む電流Itは、LED列21を発光させる電流I1だけになっている。電流領域Iaでは、LED発光装置10は、電流Itの増加にともない発光色が2200°Kのまま発光量が増加する。
さらに、LED発光装置10が明るくなるように調光すると、LED列22が点灯する。すなわち、電流領域IbではLED列21とともにLED列22が点灯する。LED列22の色度点42は、色温度が2700°Kである。電流領域Ibでは、電流Itの増加にともない、LED列21の発光量が減少し、LED列22の発光量が増加する。この結果、LED発光装置10は、発光量の増加にともない、発光色が色度点41から色度点42に向かって線分44上を移動する。
中間的な調光状態である電流領域Icでは、LED発光装置10は、電流Itの増加にともない、発光色が2700°Kのままは発光量が増加する。
中間的な調光状態から明るい調光状態に至る電流領域Idでは、前述のように、電流I2を一定にし、電流I3を増加させる。すなわち、LED列22は一定の明るさで発光し、LED列23は、だんだん明るくなり、電流Itの大きい領域で支配的になる。電流領域Idでは、LED発光装置10の発光色が、発光量の増加にともない、色度点42(色温度2700°K)から色度点43(色温度6500°K)に向かって線分45上を移動する。
図4によりLED発光装置10に含まれるLED発光モジュール20の外観を説明する。図4は、LED発光モジュール20の平面図である。LED発光モジュール20は、いわゆるCOB(チップオンボード)モジュールであり、セラミックや表面が絶縁処理された金属など熱伝導性のよい基板20cの上に複数のLED21a等(図示せず)を実装し、LED21a等を蛍光樹脂で被覆したものである。基板20cの3つの角部には、それぞれ端子25、26、27が形成され、他の角部には、電流制限回路24が搭載される。電流制限回路24を構成するFET24a及び抵抗24b、24cは、ベアチップで基板20cに実装され、黒色の樹脂などでモールドされる。
図4において、LED列21は、2つに分かれた帯状の領域で示されている。この領域では、青色発光素子である複数のLED21aがチクソ性の高い蛍光樹脂で被覆されている。同様に、LED列22は、3つに分かれた帯状の領域で示され、青色発光素子である複数のLED22aがチクソ性の高い蛍光樹脂で被覆されている。LED列23も、2つに分かれた帯状の領域で示され、青色発光素子である複数のLED23aがチクソ性の高い蛍光樹脂で被覆されている。
LED発光装置10では、2つの電流源31、32と電流制限回路24により発光色の異なる3つLED列21、22、23を制御していた。すなわち、LED発光装置10は、この制御により、調光に伴う発光色の変化を折れ線(2本の線分44、45)とし、黒体放射軌跡40に沿うように調色している。
このような調光調色を行っても、LED発光装置10は、明るく発光しているときの電力損失が小さい。すなわち、明るく発光しているときに支配的になるLED列23を含む第2発光回路20bの電流経路には、LED列21及びLED列22が含まれる第1発光回路20aの電流経路に存在する電流検出用の抵抗24bに相当する抵抗が存在しない。このため、第2発光回路20bの電流経路では抵抗による電力損失がない。
LED発光装置10では、回路を簡単化するため、電流検出用の抵抗24bの電圧降下を直接的に電流制限用素子であるFET24aのゲートを印加している。このため、電圧降下を数V確保しなければならず、電流I1又は電流I2を数10mAとすると、抵抗24bを10〜100Ω程度にしなければならない。なお、電源回路30中の電流源31は、通常、IC化され、演算増幅器を多用できるため、電流検出用の抵抗は1Ω以下で良い。このように、LED発光装置10は、回路を簡単化するため比較的大きな値の電流検出抵抗(抵抗24b)を電流経路に挿入しなければならない。このような状況の中で、LED発光装置10は、もっとも大きな電流が流れるLED列23の電流経路に電流検出抵抗を設けない構成とした。
以上のように、LED発光装置10は、簡単な回路構成でありながら、黒体放射軌跡40に沿う調光調色が可能な中で、明るく発光しているときの電力損失を少なくできるという効果を奏する。
なお、LED発光装置10は、明るく発光しているときに、電流源31を停止させてもよい。この場合、発光効率はさらに向上し、発光色はLED列23の高い色温度(6500°K)となる。
(第2実施形態)
第1実施形態として示したLED発光装置10は、2つの電流源31、32を備えていた(図1参照)。しかしながら、電流源を1つにできれば、回路の簡単化がさらに進み、好ましい。そこで、本発明の第2実施形態として、図5により、1つの電流源81(第1電流源)だけで調光調色を行うLED発光装置60を説明する。
図5は、LED発光装置60の回路図である。なお、説明の便宜のため、図5ではディマー11を書き加えている。LED発光装置60は、LED発光モジュール70と電源回路80からなる。LED発光モジュール70は、LED列21(第1LED列)、LED列22(第2LED列)、電流制限回路24、電流制限回路71(第2電流制限回路)を含む第1発光回路70aと、LED列73(第3LED列)を含む第2発光回路70bからなる。電源回路80は、電流源81を備えている。
ディマー11は、図1で示したディマー11と同じものであり、電源回路80は、ディマー11の信号から電力と調光情報を取り出し、調光情報に基づいて電流源81に出力させる電流値を決める。電流源81は、LED発光モジュール70に所定の電流を出力する。
LED発光モジュール70において、第1発光回路70aに含まれるLED列21、22及び電流制限回路24は、図1で示したLED発光モジュール20のLED列21、22及び電流制限回路24と同じものである。また、LED発光モジュール70においても
、LED列21は、2200°K(低い色温度)、LED列22は、2700°K(中間の色温度)、LED列73は、6500°K(高い色温度)で発光する。
LED発光モジュール70とLED発光モジュール20との主な違いは、LED発光モジュール70において、端子の数が2つであること(端子75、76)と、LED列22のカソードと抵抗24bの間に電流制限回路71を備えていることと、LED列73の直列段数である。
端子75、76は、それぞれ、電流源81の電流が戻る端子、電流出力端子に接続している。端子75は、抵抗24bとLED列73のカソードに接続し、端子76は、LED列21、22、73のアノードに接続している。電流制限回路71は、ディプレッション型のFET71a(電流制限素子)と、抵抗71b(電流検出抵抗)からなる。FET71aのドレインは、LED列22のカソードと接続し、ソースは、抵抗71bの一端と接続し、ゲートは、抵抗71bの他端と接続している。さらに、抵抗71bの他端は、抵抗24bの一端に接続している。
第2発光回路70bに含まれるLED列73では、複数のLED73aが直列接続している。LED列73の直列段数は、LED列22の直列段数より大きい。例えば、LED列22の直列段数が18段であれば、LED列73の直列段数を20段程度にする。すなわち、LED列73の閾値電圧は、LED列22の閾値電圧より大きい。LED発光モジュール70では、端子75、76の間で、第1発光回路20aと第2発光回路20bが並列接続している。すなわち、第1発光回路20aと第2発光回路20bとは、異なった電流経路を構成している。
LED発光装置60は、図3、図4により説明したLED発光装置10の動作及び光学特性と略同じ挙動を示す。図3の説明において、LED発光装置10では、第3電流値I13になると、電流源31の出力電流を固定し、電流源32から電流I3を出力させるようにしていた。LED発光装置60では、電流制限回路71とLED列73の直列段数に係る条件により、電流Itが電流I13を超えると自動的に電流I2が固定され、電流I7が増加する。LED発光装置60では、第3電流値I13は、電流制限回路71の上限電流である。なお、LED発光装置10では明るく発光しているときに電流I2を0(A)とできたのに対し、LED発光装置60では最も明るく発光させるときでも電流I2が流れ続ける。
10、60…LED発光装置、
11…ディマー、
20、70…LED発光モジュール、
20a、70a…第1発光回路、
20b、70b…第2発光回路、
20c…基板、
21…LED列(第1LED列)、
21a、22a、23a、73a…LED、
22…LED列(第2LED列)、
23、73…LED列(第3LED列)、
24、71…電流制限回路(第1.第2電流制限回路)、
24a、71a…FET(電流制限素子)、
24b、71b…抵抗(電流検出抵抗)、
24c…抵抗、
25、26、27、75、76…端子、
30、80…電源回路、
31、81…電流源(第1電流源)、
32…電流源(第2電流源)、
40…黒体放射軌跡、
41、42、43…色度点、
44、45…線分。

Claims (3)

  1. 第1電流源と、
    低い色温度で発光する第1LED列と、
    中間の色温度で発光する第2LED列と、
    高い色温度で発光する第3LED列と、
    電流検出抵抗及び電流制限素子を有し、前記第1LED列に直列接続する第1電流制限回路と
    を備え、
    前記第1LED列と前記第2LED列は、前記第1電流源に対し並列接続し、
    前記第1LED列は、前記第2LED列より閾値電圧が低く、
    前記第1LED列を流れる電流又は前記第2LED列に流れる電流は、前記電流検出抵抗に流れ込むことにより前記電流制限素子が制御され、
    前記第3LED列は、前記電流検出抵抗を通らない電流経路に含まれる
    ことを特徴とするLED発光装置。
  2. 第2電流源を備え、
    前記第3LED列のアノードは、前記第2電流源の電流出力端子と接続し、
    前記第3LED列のカソードは、前記第2電流源の電流が戻る端子と接続している
    こと特徴とする請求項1に記載のLED発光装置。
  3. 第2電流制限回路を備え、
    前記第2LED列は、前記第2電流制限回路と直列接続し、
    前記第3LED列は、前記第2LED列より閾値電圧が大きく、
    前記第3LED列のアノードは、前記第1電流源の電流出力端子と接続し、
    前記第3LED列のカソードは、前記第1電流源の電流が戻る端子と接続している
    こと特徴とする請求項1に記載のLED発光装置。
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