JP2005026261A - 電子部品実装装置および電子部品実装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テープフィーダから電子部品を移載ヘッドによってピックアップし基板に実装する電子部品実装装置において、移載ヘッドによるピックアップ位置に、第1の部品取り出し位置P1、第2の部品取り出し位置P2を設定し、シャッタ部材16にこれらの部品取り出し位置に対応して2つの開口部16aを設け、このシャッタ部材16によって複数の部品取り出し位置P1,P2の上方を同時に開閉するとともにテープをピッチ送りして各部品取り出し位置に電子部品を位置させ、複数の吸着ノズルによってこれらの電子部品を同時にピックアップする。これにより、複数の吸着ノズルによる複数部品の同時取り出しを簡便な機構で実現することができる。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を基板に移送搭載する電子部品実装装置および電子部品実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装装置においては、部品供給部に配設されたパーツフィーダから、移載ヘッドによって電子部品がピックアップされる。パーツフィーダとして、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより電子部品を移載ヘッドによるピックアップ位置に供給するテープフィーダが多用される。このテープフィーダによる電子部品の供給において、多数の同一部品が1つの基板に実装されるような場合には、複数の吸着ノズルを備えた移載ヘッドによって同一のテープフィーダから複数の同一部品を同時にピックアップすることが実装作業効率を向上させる上で望ましい。このため、1つのテープフィーダに複数の部品取り出し口を設けたテープフィーダが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−78291号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述の先行技術文献に記載のテープフィーダでは、各部品取り出し口を個別に開閉するシャッタ機構を必要としているため、部品取り出し部の構造が複雑になるという問題がある。この問題は部品保持ピッチが小さい微小部品の場合には特に顕著であり、複数部品の同時取り出しが適用可能な範囲は限定されざるを得なかった。
【0005】
そこで本発明は、簡便な機構で複数部品の同時取り出しが可能なテープフィーダを備えた電子部品実装装置および電子部品実装方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電子部品実装装置は、部品供給部に配設されたテープフィーダから電子部品を移載ヘッドによってピックアップし、基板に実装する電子部品実装装置であって、前記電子部品を所定の部品ピッチ毎に保持したキャリアテープをピッチ送りするテープ送り機構を備え第1の部品取り出し位置およびこの第1の部品取り出し位置から前記部品ピッチの2以上の整数倍の距離を隔てた第2の部品取り出し位置を少なくとも含む複数の部品取り出し位置が設定されたテープフィーダと、前記複数の部品取り出し位置の配置に対応して配列された複数の吸着ノズルを備えた移載ヘッドと、前記キャリアテープの上方を覆い前記複数の部品取り出し位置においてキャリアテープに保持された電子部品を露呈させる部品露呈部が前記複数の部品取り出し位置に対応した配置で複数設けられたシャッタ部材と、このシャッタ部材をテープ送り方向に往復動することにより前記複数の部品取り出し位置の上方を同時に開閉するシャッタ駆動機構とを備えた。
【0007】
請求項2記載の電子部品実装方法は、部品供給部に配設され電子部品を所定の部品ピッチ毎に保持したキャリアテープをピッチ送りするテープ送り機構を備え第1の部品取り出し位置およびこの第1の部品取り出し位置から前記部品ピッチの2以上の整数倍の距離を隔てた第2の部品取り出し位置を少なくとも含む複数の部品取り出し位置が設定されたテープフィーダと、前記複数の部品取り出し位置の配置に対応して配列された複数の吸着ノズルを備えた移載ヘッドと、前記キャリアテープの上方を覆い前記複数の部品取り出し位置においてキャリアテープに保持された電子部品を露呈させる部品露呈部が前記複数の部品取り出し位置に対応した配置で複数設けられたシャッタ部材と、このシャッタ部材をテープ送り方向に往復動することにより前記複数の部品取り出し位置の上方を同時に開閉するシャッタ駆動機構とを備えた電子部品実装装置によって電子部品を基板に実装する電子部品実装方法であって、前記シャッタ部材によって前記複数の部品取り出し位置の上方を同時に開閉するとともにキャリアテープをピッチ送りすることにより各部品取り出し位置に電子部品を位置させ、前記移載ヘッドの複数の吸着ノズルによって複数の電子部品を同時にピックアップする。
【0008】
本発明によれば、複数の部品取り出し位置が設定されたテープフィーダに、複数の部品取り出し位置においてこのキャリアテープに保持された電子部品を露呈させる部品露呈部が部品取り出し位置に対応した配置で設けられたシャッタ部材を設け、このシャッタ部材によって複数の部品取り出し位置の上方を同時に開閉するとともにキャリアテープをピッチ送りして各部品取り出し位置に電子部品を位置させ、複数の吸着ノズルによってこれらの電子部品を同時にピックアップすることにより、複数の吸着ノズルによる複数部品の同時取り出しを簡便な機構で実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態のテープフィーダの斜視図、図3は本発明の一実施の形態のテープフィーダのリンク機構の説明図、図4は本発明の一実施の形態の部品取り出し位置の部分断面図、図5、図8は本発明の一実施の形態のテープフィーダのシャッタ部材の平面図、図6,図7は本発明の一実施の形態のテープフィーダのテープ送り動作および部品取り出し動作の説明図である。
【0010】
まず図1を参照してテープフィーダが装着される電子部品実装装置について説明する。図1において基台1の中央部には搬送路2が配設されており、搬送路2は基板3を搬送し電子部品実装位置にて基板3を位置決めする。搬送路2の両側には部品供給部4が配設されており、部品供給部4には多数のテープフィーダ5が配設されている。
【0011】
テープフィーダ5は電子部品を所定の部品ピッチ毎に保持したキャリアテープ(以下、単に「テープ」と略記する。)をピッチ送りすることにより、移載ヘッド8への部品供給位置5aに電子部品を順次供給する。部品供給位置5aには、後述するように、移載ヘッド8に備えられた複数の吸着ノズルによって同時に複数の電子部品を取り出すための複数の部品取り出し位置が設定されている。
【0012】
基台1上面の両側端にはY軸テーブル7Aおよびガイドテーブル7Bが並設されており、Y軸テーブル7Aおよびガイドテーブル7B上にはX軸テーブル6が架設されている。X軸テーブル6には移載ヘッド8が装着されており、移載ヘッド8は電子部品を吸着する吸着ノズル8a(図2、図4参照)を複数備えている。X軸テーブル6およびY軸テーブル7Aを駆動することにより移載ヘッド8は水平移動し、部品供給位置5aに設定された複数の部品取り出し位置から複数の電子部品を同時にピックアップして搬送路2の側方に設けられた撮像部9上に移動する。そしてここで電子部品の位置ずれを検出した後、この位置ずれを補正して電子部品を基板3上に実装する。
【0013】
次に図2を参照してテープフィーダ5の全体構造を説明する。図2において、テープフィーダ5は供給リール保持部10、巻き取りリール保持部30およびテープ送り機構部20を備えており、これら各部はフレーム部材12A,12Bに結合されている。テープフィーダ5は、独立して動作する2つのテープフィーダを1台にまとめて配設したダブルタイプのテープフィーダであり、独立したテープ送り機構がそれぞれ配設されたフレーム部材12A,12Bを共通のベース部材11によって支持した構成となっている。そしてこのベース部材11を図1に示す部品供給部4の装着ベースに装着することにより、テープフィーダ5は部品供給部4に装着される。
【0014】
供給リール保持部10には電子部品を部品ピッチ毎に保持したテープが巻回された供給リールが装着される。供給リールから送給されたテープ(図4,図5に示す主テープT1参照)にはスプロケット部材13の係合爪に係合する係合穴が設けられており、この係合穴を係合爪に係合させた状態でスプロケット部材13を間欠回転することにより、テープはフレーム部材12A,12Bに沿ってピッチ送りされる。スプロケット部材13の間欠回転は、テープ送り機構部20に設けられたリンク機構の一端のリンク部材15を、矢印方向に外部駆動手段によって往復動させることにより他端のリンク部材14を駆動して行われる。
【0015】
スプロケット部材13の上方においてテープはシャッタ部材16によってフレーム部材12A,12Bに対して押し付けられており、電子部品はシャッタ部材16に設けられた複数(本実施の形態では2つ)の開口部16aを介して複数(本実施の形態では2本)の吸着ノズル8aによってピックアップされる。そしてこの部品供給位置の手前でテープに貼着されていたカバーテープT2(図4参照)が剥離され、折り返されて巻き取りリール保持部30の巻き取りリールによって巻き取られる(図4参照)。
【0016】
次に図3を参照してテープ送り機構部20について説明する。このテープ送り機構部20は、電子部品実装装置の部品供給部4に装備されたシリンダ21のロッド21aの往復動を、スプロケット部材13の間欠回転に変換するものである。図3に示すように、テープ送り機構20は3つの固定支点22,23,24および4つの自由支点25,26,27,28およびこれらの各支点によって連結されるリンク部材15,29,32,33および14より構成される6節リンク機構を備えている。
【0017】
図3において、シリンダ21のロッド21aを突出させてリンク15の下端部15aを矢印a方向に移動させると、リンク14は矢印c方向に回転する。そしてロッド21aを没入させると、スプリング31の付勢力によってリンク32が矢印d方向に移動することにより、リンク14は矢印e方向に回転する。このとき、スプロケット部材13に設けられたラチェット機構により矢印e方向の回転のみがスプロケット部材13に伝達され、このスプロケット部材13の回転によってテープはピッチ送りされる。
【0018】
リンク部材32の固定支点23の上方には自由支点35によってリンク部材34が連結されており、リンク部材34には自由支点36を介してカバー部材16が連結されている。したがって、テープ送り機構によるテープ送り動作と連動してシャッタ部材16は往復動する。このとき、押え部材37を介してスプリング38の付勢力によってシャッタ部材16は下方に押し付けられる。これにより、テープはシャッタ部材16によって上方をガイドされる。上述のテープ送り機構は、シャッタ部材16を往復動させるシャッタ駆動機構を兼ねたものとなっている。
【0019】
上述のテープ送り機構20において、テープ送りピッチ、すなわちスプロケット13の各間欠回転時の回転量は、シリンダ21によって上述のリンク機構を駆動する際の往復動ストロークによって決定される。したがって、シリンダ21のロッド21aの突出量を規制することにより、またはリンク機構のいずれかの部分にリンク移動量を規制するストッパ機構を設けることにより、テープ送りピッチを変更することができる。本実施の形態では、対象とするテープによって決定される部品ピッチを基本ピッチとし、この基本ピッチの整数倍の送りピッチが選択できるようになっている。
【0020】
なお、テープ送り機構としては、上述の6節リンク機構以外にも各種の公知の駆動機構を用いることができる。例えば上述例と同様にシリンダ21などの外部往復駆動手段の往復動をスプロケット13の間欠回転に変換する際に、上述の6節リンク機構以外のリンク機構を用いてもよく、またはスプロケット13の回転をテープフィーダに内蔵されたモータによって回転駆動する構成とし、モータの回転動作パターンを制御することによりスプロケットに間欠回転を行わせる構成を採用してもよい。また上述例では、シャッタ部材16の駆動をテープ送り機構と連動するようにしているが、シャッタ部材のみの駆動機構を設けてテープ送りとシャッタ開閉とを個別に駆動するようにしてもよい。
【0021】
次に図4,図5を参照して、シャッタ部材16の形状について説明する。リール供給部10の供給リールから引き出されてテープフィーダ内を送給されるテープは、図4に示すように、主テープT1にカバーテープT2を貼着した構成となっている。カバーテープT2は、移載ヘッド8への部品供給位置5aの手前側で主テープT1から剥離されて剥離部材17によって後方に折り返され、巻き取りリール保持部30に保持された巻き取りリール30aに巻き取られる。このカバーテープ剥離により、主テープT1に設けられた部品保持用の凹部40が開放され、凹部40内に収容された電子部品41の取り出しが可能となる。
【0022】
図4に示すP1,P2は、移載ヘッド8に備えられた2本の吸着ノズル8aによって主テープT1から電子部品41を取り出す第1の部品取り出し位置、第2の部品取り出し位置であり、第2の部品取り出し位置P2は、第1の部品取り出し位置P1から部品ピッチpの3倍の距離を隔てた位置に設定されている。移載ヘッド8における吸着ノズル8aの配列ピッチは、これらの部品取り出し位置P1,P2の配置に対応して設定される。
【0023】
なお本実施の形態では、部品取り出し位置は移載ヘッド8における吸着ノズル8aに対応して2つの部品取り出し位置が設定されているが、移載ヘッド8に3以上の吸着ノズルが装着されている場合には、これらの吸着ノズルの配列に応じて3以上の部品取り出し位置を設定してもよい。すなわち、テープフィーダ5には、上述配置の第1の部品取り出し位置P1,第2の部品取り出し位置P2を少なくとも含む複数の部品取り出し位置が設定される。
【0024】
部品供給位置5aには、カバーテープ剥離後の主テープT1の上方を覆って、シャッタ部材16が配設されている。シャッタ部材16は前述のように、テープ送り機構20によってテープ送り方向に往復動するようになっている。シャッタ部材16には、図5に示すように、2つの開口部16aが、第1の部品取り出し位置P1,第2の部品取り出し位置P2に対応して部品ピッチpの3倍(3p)隔てた配置で設けられている。
【0025】
図5(a)に示すように、シャッタ部材16aが後退位置にある状態では、開口部16aは第1の部品取り出し位置P1,第2の部品取り出し位置P2に位置し、これにより凹部40内の電子部品41が開口部16aを介して上方に露呈される。すなわち、開口部16aは、部品取り出し位置において主テープT1の上面を覆いこの主テープT1に保持された電子部品41を露呈させる部品露呈部となっている。テープ送り機構20によてテープ送りを行う場合には、シャッタ部材16は図5(b)に示すように、主テープT1とともに2pだけ前進し、このテープ送り後シャッタ部材16のみが2pだけ後退して図5(a)に示す状態に復帰する。これにより、2pだけテープ送りされた状態の主テープT1の新たな凹部40が開口部16a内に位置する。
【0026】
次に図6,図7を参照して、テープ送り動作および部品取り出し動作について説明する。図6,図7においては、主テープT1において電子部品41を保持した状態の凹部40を黒で、電子部品41が取り出されて空となった状態の凹部40を白枠で示して区別している。図6(a)は、リール交換後に新たなテープをテープフィーダ5に装着し、主テープT1の最先端に保持された電子部品41を第1の部品取り出し位置P1にピッチ送りした状態を示している。
【0027】
この後、図6(b)に示すように、シャッタ部材16が後退することにより、開口部16aは第1の部品取り出し位置P1、第2の部品取り出し位置P2に位置し、これによりこれら2つの位置で、電子部品41は上方が開放された露呈状態となる。そして吸着ノズル8aによって第1の部品取り出し位置P1、第2の部品取り出し位置P2から電子部品41を取り出すことにより、図6(c)に示すように、当該凹部40が空状態になる。
【0028】
図6(d)は、主テープT1が2pだけテープ送りされた状態を示しており、前述と同様に、シャッタ部材16のみが後退することにより、図6(e)に示す状態となる。そしてこの状態で再び吸着ノズル8aによって電子部品41を取り出すことにより、図6(f)に示す状態となる。このとき、第1の部品取り出し位置P1の1ピッチだけ下流側(図において左側)には、電子部品41が取り出されない状態のまま残留している。
【0029】
図7(a)〜(c)、図7(d)〜(f)は、それぞれ上述のテープ送りおよびテープ送り毎に行われる電子部品の取り出し動作を示している。すなわち、各テープ送り動作においては、主テープT1を2pづつ送ることにより、1回のテープ送り動作で2個の電子部品41が送られる。そして1回の部品取り出し動作においては、2つの吸着ノズル8aによって電子部品が2個づつ取り出される。図7(f)は、この部品取り出しサイクルを4回反復実行した状態を示している。
【0030】
ここで、第1の部品取り出し位置P1よりも下流側には電子部品41が取り出されないまま残留しており、この電子部品41は基板へ実装されることなく廃却される。このような廃却部品は新たにテープ装着を行った場合に不可避的に発生するが、図7(f)以降においては、廃却部品を生じることなく1回のピッチ送りで送られた2個の電子部品を2つの吸着ノズル8aで同時に取り出す部品取り出し動作が反復実行される。なお、テープ送り機構としてテープの送りピッチを1p、2p、3p・・と任意に変更できるような構成のものを用いれば、上述のような廃却部品を発生することなく、テープの頭部分から電子部品をもれなく取り出すことができる。
【0031】
上記説明したように、本実施の形態に示す電子部品実装装置における部品取り出し動作においては、シャッタ部材16によって2つの部品取り出し位置P1,P2の上方を同時に開閉するとともに、主テープT1をピッチ送りすることにより各部品取り出し位置P1,P2に電子部品41を位置させ、移載ヘッド8の複数の吸着ノズル8aによって2つの電子部品41を同時にピックアップするようにしている。
【0032】
これにより、各部品取り出し位置においてカバー部材を個別に開閉するシャッタ機構を設けることなく、複数の吸着ノズルによって同時に複数の電子部品を取り出すことが可能となる。従来の電子部品実装装置においては、部品ピッチが小さい微小部品を対象とする場合には、複数部品の同時取り出しは極めて困難であったが、本実施の形態に示す電子部品実装装置では、部品取り出し位置を適切な間隔で配置することにより、複数部品同時取り出しを簡単な機構で実現することができる。
【0033】
なお上記実施の形態においては、シャッタ部材16の形状として2つの開口部16aを設けた例を示したが、図8に示すような形状のシャッタ部材を用いてもよい。すなわち、図8の例では、シャッタ部材16Aには後側の第2の部品取り出し位置P2に対応する位置にのみ開口部16aが設けられており、図5に示すシャッタ部材16において第1の部品取り出し位置P1より下流側の範囲(鎖線参照)を除去した形状となっている。
【0034】
そしてシャッタ部材16Aが後退した状態では、第1の部品取り出し位置P1がシャッタ部材16Aの先端部の外側に位置することによって電子部品が露呈され、開口部16aが第2の部品取り出し位置P2に一致することによって電子部品が露呈される。このような形状によっても、第1の部品取り出し位置P1および第2の部品取り出し位置P2において主テープT1に保持された電子部品を露呈されることができ、シャッタ部材16Aは、2つの部品取り出し位置P1,P2に対応した部品露呈部が設けられた構成となっている。
【0035】
また上記実施の形態では、2つの部品取り出し位置を部品ピッチpの3倍の距離を隔てて設定する例を示しているが、部品取り出し位置の配置間隔は、移載ヘッドにおける吸着ノズルの配列との関係を考慮しつつ、部品ピッチの整数倍の間隔を適宜選択することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の部品取り出し位置が設定されたテープフィーダに、複数の部品取り出し位置においてこのキャリアテープに保持された電子部品を露呈させる部品露呈部が部品取り出し位置に対応した配置で設けられたシャッタ部材を設け、このシャッタ部材によって複数の部品取り出し位置の上方を同時に開閉するとともにキャリアテープをピッチ送りして各部品取り出し位置に電子部品を位置させ、複数の吸着ノズルによってこれらの電子部品を同時にピックアップするようにしたので、複数の吸着ノズルによる複数部品の同時取り出しを簡便な機構で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図
【図2】本発明の一実施の形態のテープフィーダの斜視図
【図3】本発明の一実施の形態のテープフィーダのリンク機構の説明図
【図4】本発明の一実施の形態の部品取り出し位置の部分断面図
【図5】本発明の一実施の形態のテープフィーダのシャッタ部材の平面図
【図6】本発明の一実施の形態のテープフィーダのテープ送り動作および部品取り出し動作の説明図
【図7】本発明の一実施の形態のテープフィーダのテープ送り動作および部品取り出し動作の説明図
【図8】本発明の一実施の形態のテープフィーダのシャッタ部材の平面図
【符号の説明】
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
8 移載ヘッド
8a 吸着ノズル
16 シャッタ部材
16a 開口部
20 テープ送り機構
40 凹部
41 電子部品
Claims (2)
- 部品供給部に配設されたテープフィーダから電子部品を移載ヘッドによってピックアップし、基板に実装する電子部品実装装置であって、前記電子部品を所定の部品ピッチ毎に保持したキャリアテープをピッチ送りするテープ送り機構を備え第1の部品取り出し位置およびこの第1の部品取り出し位置から前記部品ピッチの2以上の整数倍の距離を隔てた第2の部品取り出し位置を少なくとも含む複数の部品取り出し位置が設定されたテープフィーダと、前記複数の部品取り出し位置の配置に対応して配列された複数の吸着ノズルを備えた移載ヘッドと、前記キャリアテープの上方を覆い前記複数の部品取り出し位置においてキャリアテープに保持された電子部品を露呈させる部品露呈部が前記複数の部品取り出し位置に対応した配置で複数設けられたシャッタ部材と、このシャッタ部材をテープ送り方向に往復動することにより前記複数の部品取り出し位置の上方を同時に開閉するシャッタ駆動機構とを備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
- 部品供給部に配設され電子部品を所定の部品ピッチ毎に保持したキャリアテープをピッチ送りするテープ送り機構を備え第1の部品取り出し位置およびこの第1の部品取り出し位置から前記部品ピッチの2以上の整数倍の距離を隔てた第2の部品取り出し位置を少なくとも含む複数の部品取り出し位置が設定されたテープフィーダと、前記複数の部品取り出し位置の配置に対応して配列された複数の吸着ノズルを備えた移載ヘッドと、前記キャリアテープの上方を覆い前記複数の部品取り出し位置においてキャリアテープに保持された電子部品を露呈させる部品露呈部が前記複数の部品取り出し位置に対応した配置で複数設けられたシャッタ部材と、このシャッタ部材をテープ送り方向に往復動することにより前記複数の部品取り出し位置の上方を同時に開閉するシャッタ駆動機構とを備えた電子部品実装装置によって電子部品を基板に実装する電子部品実装方法であって、前記シャッタ部材によって前記複数の部品取り出し位置の上方を同時に開閉するとともにキャリアテープをピッチ送りすることにより各部品取り出し位置に電子部品を位置させ、前記移載ヘッドの複数の吸着ノズルによって複数の電子部品を同時にピックアップすることを特徴とする電子部品実装方法。
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