JP2005024185A - 嵌め込み式ガス調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】嵌めこまれるガス置き台に燃焼用空気孔の工事を必要としないとともに、煮こぼれ液の掃除性を良くする嵌め込み式ガス調理器に関する。
【解決手段】裏面側に位置する器具箱体6の上面開口を覆う天板1と、天板上に臨まして器具箱体内に設けたコンロバーナ2と、コンロバーナの外周に位置させて天板上に配設した汁受け皿3と、汁受け皿の内周縁とコンロバーナの外周との間の空隙3aを覆うバーナリング4とを備え、バーナリングはその外周壁面部にガス燃焼用の空気が流入する複数個の開口部4aと、外周壁面部に下方へ連なり、煮こぼれ液を汁受け皿に案内するフランジ4hとを設けたものである。
【選択図】 図3
【解決手段】裏面側に位置する器具箱体6の上面開口を覆う天板1と、天板上に臨まして器具箱体内に設けたコンロバーナ2と、コンロバーナの外周に位置させて天板上に配設した汁受け皿3と、汁受け皿の内周縁とコンロバーナの外周との間の空隙3aを覆うバーナリング4とを備え、バーナリングはその外周壁面部にガス燃焼用の空気が流入する複数個の開口部4aと、外周壁面部に下方へ連なり、煮こぼれ液を汁受け皿に案内するフランジ4hとを設けたものである。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス置き台に嵌め込んで使用するガス等を燃料とする嵌め込み式ガス調理器に関し、特にコンロバーナへの燃焼用空気の供給と煮こぼれ防止の構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の嵌め込み式ガス調理器は、図9の平面図、図10の正面図に示すようにガス置き台7に天板1の外周を載せ、かつ器具箱体6がガス置き台7内に嵌め込まれて設置されている。そして、ガス調理器の燃焼に必要な空気の供給は、図11および図12に示すように天板1の裏面に取り付け、バーナヘッド9、ガスを噴出するノズル10等を内蔵した器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに設けた空気孔15を通じて供給される構造になっている。
【0003】
また、汁受け皿3は内周縁をバーナヘッド9の外周に接し、外周縁を天板1に接して設け、さらにバーナキャップ5の外周に設けたバーナリング4が汁受け皿3上に臨まして器具箱体6の内部とバーナキャップ5外側とは仕切られた構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
そして、コックツマミ11aによりガスコック本体11が開かれてバーナヘッド9にノズル10からガスが供給されると、エゼクター作用によりノズル10付近の空気がガスの流れ方向に沿って、同時にバーナヘッド9内に吸引され、ガスと空気が混合される。そして、バーナキャップ5に達して噴出した混合気に点火されると燃焼を継続し、燃焼に必要な新鮮空気12は、器具箱体6に設けられた空気孔15から流入給気されて完全燃焼が継続するというものであった。
【0005】
従って、従来のこの種の嵌め込み式ガス調理器では、バーナキャップ5から噴出したガスが完全燃焼を行うために必要な空気を器具箱体6内に導くため、器具の設置時に図10に示すようにガス置き台7に器具箱体6の空気孔15に通じてガス置き台7の外側から取り入れる空気孔8を設ける必要があり、器具メーカーの取扱説明書、工事説明書に空気とり入れ用の孔の工事を行うように記載している。
【0006】
しかしながら、この空気孔をあける工事が行われないまま、ガス調理器を使用される場合が少なくなかった。そのため、空気不足により不完全燃焼が起こったり、器具箱体6の内部にもぐりこむように炎が形成されて器具本体の温度が異常に高くなるという問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−200983号公報(第11−11頁、第14図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、不完全燃焼にならないように燃焼用空気を供給可能であって、かつ設置と掃除のしやすい嵌め込み式ガス調理器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、汁受け皿の内周縁とコンロバーナの外周との間の空隙を覆うバーナリングの外周壁面部に、ガス燃焼用の空気が流入する複数個の開口部を設けるとともに、前記外周壁面部に下方へ連なり、煮こぼれ液を前記汁受け皿に案内するフランジを設けたものである。
【0010】
これによれば、燃焼に必要な空気はバーナリングの外周壁面部の開口部より供給されるので、ガス調理器を設置するガス置き台、流し台等に完全燃焼を行うための必要な空気を庫外側から庫内に取り入れる空気孔を設ける必要がなくなり、設置工事が簡単にでき、かつそれでありながら、良好な燃焼状態を継続できる。また、調理中の煮こぼれ液がバーナリングの外周壁面部のフランジを伝ってコンロバーナ外に排出され、器具箱体の内部に侵入することを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の課題は、各請求項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成できるので、以下には各請求項の構成にその構成による作用効果を併記し併せて請求項記載のうち説明を必要とする特定用語については詳細な説明を加えて、本発明における実施の形態の説明とする。
【0012】
請求項1記載の発明は、裏面側に位置する器具箱体の上面開口を覆う天板と、前記天板上に臨まして前記器具箱体内に設けたコンロバーナと、前記コンロバーナの外周に位置させて前記天板上に配設した汁受け皿と、前記汁受け皿の内周縁と前記コンロバーナとの間の空隙を覆うバーナリングとを備え、前記バーナリングはその外周壁面部にガス燃焼用の空気が流入する複数個の開口部と、前記外周壁面部に下方へ連なり、煮こぼれ液を前記汁受け皿に案内するフランジとを設けたものである。
【0013】
上記構成により、バーナリングの外周壁面部の開口部より天板上の空気が流入してコンロバーナの燃焼用に使用されるとともに、調理中の煮こぼれ液がバーナリングの上面に落ちた後、外周壁面部のフランジを伝って汁受け皿に案内される。
【0014】
従って、嵌め込み式ガス調理器では、嵌めこんで設置する部材であるガス置き台、流し台等に完全燃焼を行うために必要な空気を、ガス置き台、流し台等の外側から取り入れる空気孔を設ける必要がないため、器具設置業者は空気孔をあける工事を行う必要がなくなり、従来例で説明したように燃焼用空気孔を、ガス置き台、流し台等に設けないままガス調理器を使用されても、空気不足による不完全燃焼の心配がなく、器具本体の温度も異常に高くなるということもないため、工事性の優れた嵌め込み式ガス調理器を実現できる。また、フランジより内側に煮こぼれ液が伝わって器具箱体内に滴下してしまうことがなく、掃除性に優れた嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【0015】
また、近年増加しつつある天板の材質がガラスの場合、燃焼に必要な空気が天板の表面上を流れて器具箱体内に流入するため、コンロバーナの燃焼によるガラスの温度の上昇も抑制することができ、温度上昇によるガラスの割れを防止することができる。
【0016】
請求項2記載の発明は、裏面側に位置する器具箱体の上面開口を覆う天板と、前記天板上に臨まして前記器具箱体内に設けたコンロバーナと、前記コンロバーナの外周に位置させて前記天板上に配設した汁受け皿と、前記汁受け皿の内周縁と前記コンロバーナの外周との間の空隙を覆うバーナリングとを備え、前記バーナリングは上部リングと下部リングと前記両方のリングを連結する複数の支柱とで形成し、前記両方のリング間にガス燃焼用の空気が流入する全周開口部と、前記下部リングに下方へ連なり、煮こぼれ液を前記汁受け皿に案内するフランジとを設けたものである。
【0017】
上記構成により、バーナリングの全周開口部より天板上の空気が流入してコンロバーナの燃焼用に使用されるとともに、調理中の煮こぼれ液がバーナリングの上部リングの上面に落ちた後、流れて下部リングのフランジを伝って汁受け皿に案内される。従って、請求項1記載の構成と同様の効果が得られるとともに、さらにバーナリングの全周開口部の広い開口面積から燃焼に必要な空気が得られ、燃焼用空気を十分に供給することができる。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の汁受け皿の内径をバーナリングの外径より小さくすることにより、バーナリングのフランジから滴下した煮こぼれ液が器具箱体に浸入することなく、汁受け皿に溜めることができる。また、汁受け皿の内径面の高さを汁受け皿の外径面の高さより高くすることにより、さらに汁受け皿から溢れた煮こぼれ液は器具箱体に浸入することなく、汁受け皿の外径面に概等しい天板に溜めることができるため掃除の手間がかからない。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における嵌め込み式ガス調理器の平面図で、図2は、嵌め込み式ガス調理器をガス置き台等に嵌めこんだ状態を示す正面図で、図3は、同ガス調理器のコンロバーナとバーナリングと汁受け皿の構成断面図、図4は、図3の要部の拡大構成断面図で、図5は同ガス調理器のバーナリングの側面図である。
【0021】
図1において、嵌め込み式ガス調理器は、天板1と、その上面に臨むコンロバーナ2のバーナリング4と、バーナリング4を外周に配置したコンロバーナ2のバーナキャップ5と、バーナリング4の外周に位置して天板1上に載置された汁受け皿3とを備え、かつコックツマミ11aが天板1上に位置する。
【0022】
そして、ガス調理器は、コックツマミ11aと汁受け皿3、バーナリング4、バーナキャップ5等の下方に位置するガス調理器の本体部を収納する器具箱体6を、図2に示すように天板1の裏面に設けており、ガス調理器の取り付け部材であるガス置き台7の上面に形成した開口部に器具箱体6を落とし込んで嵌め込み、かつ天板1の外周縁をガス置き台7の上面に載置している。一般的にガス置き台7は前面に扉を有し、周囲はほぼ密閉された空間の箱状に製作されている。
【0023】
図3および図4において、コンロバーナ2は、上面に多数の燃焼用炎孔5aを有したバーナキャップ5と、バーナキャップ5が上方から閉蓋され、中央に燃焼用二次空気を導入する中央開口部9aを有し、ガスおよび空気を混合するバーナヘッド9と、バーナヘッド9内にガスを噴出するノズル10と、ガスコック本体11とを有し、これらは器具箱体6内に収納されている。
【0024】
天板1に外周縁を載せた汁受け皿3は、バーナヘッド9の外周との間に、燃焼用二次空気を導入するために環状の空隙3aを形成している。環状のバーナリング4は、内周縁をバーナキャップ5の外周面に接して設け、外周部で汁受け皿3の内周縁とバーナヘッド9の外周との間の空隙3aを覆っている。
【0025】
そして、バーナリング4は外周壁面部4gを、下になるほど外側へ傾斜させた外傾斜面に形成し、この外周壁面部4gに円形状の開口部4aを全周に複数個配列し、さらに外周壁面部4gの下縁全周には下方に連なり、調理中に生じた煮こぼれ液を汁受け皿3に案内するフランジ4hを設けている(図5)。
【0026】
なお、器具箱体6は図12に示す従来の嵌め込み式ガス調理器のように器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに、燃焼に必要な空気を供給する空気孔15を設けていない。図中、17は鍋18を載せる五徳である。
【0027】
次に上記実施例における動作、作用について説明すると、図3においてコックツマミ11aによりガスコック本体11を開くと、ノズル10から噴出されたガスは、器具箱体6内にある空気を一次空気13として、ともにバーナヘッド9の内部へ流入させ、バーナキャップ5からガスと空気の混合気として噴出され点火源により点火された後、燃焼が継続する。
【0028】
そして、燃焼には燃料と空気が必要であり、燃焼に必要な新鮮空気12は、矢印で示すように天板1の上面に沿ってコンロバーナ2に向かって流れ、バーナリング4の外周壁面部4gの開口部4aと、バーナリング4と汁受け皿3の間、そして汁受け皿3のバーナヘッド9との空隙3aを通って器具箱体6内へ供給される。
【0029】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスとともに一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によって、バーナキャップ5の中央に位置する中央開口部9aから燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼をコンロバーナ2が確保する。
【0030】
また、調理中に鍋18から溢れた煮こぼれ液16は、バーナリング4の上面4iに落ちた後、外周壁面部4gを伝わり、さらに煮こぼれ液16はフランジ4hの下方に伝った後、フランジ4hの下端部から汁受け皿3上に滴下する。
【0031】
以上のように本実施例は、バーナリングの外周壁面部に開口部を設けて燃焼に必要な空気を供給できるため、器具箱体の底面、側面に空気孔を設ける必要がなく、さらにガス置き台、流し台等の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫外側から取り入れるための空気孔をあける必要もないので、空気孔をあける工事が不要でありながら、良好な燃焼状態を継続できる。
【0032】
また、鍋から溢れた煮こぼれ液は、バーナリングの外周壁面部のフランジの下端部から汁受け皿に滴下するので、バーナリングの裏面を伝って器具箱体内に侵入することがないため、掃除性の良い嵌め込み式ガス調理器を提供することができる。
【0033】
また、燃焼に必要な新鮮空気は、天板の上面に沿ってコンロバーナに向かって流れ込み、バーナリングの外周壁面部の開口部と、バーナリングと汁受け皿の間および汁受け皿のコンロバーナとの間の空隙を通って器具箱体内へ供給されるため、天板の温度上昇を抑えることができる。特に天板の材質が掃除性のよいガラス製の場合、ガラスの温度を下げるため、ガラス割れの心配の無い、さらに安全な嵌め込み式ガス調理器を提供することができる。
【0034】
(実施例2)
図6は、本発明の実施例2における嵌め込み式ガス調理器の構成断面図で、図7(a)、(b)、(c)は、同ガス調理器のバーナリング4の縦断面図、正面図および裏面図である。本実施例は、バーナリングの構成が実施例1の発明と異なり、それ以外の同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0035】
図6において、バーナリング4はその外周壁面部4gに全周にわたり、切削加工された全周開口部4bを備えている。また、この全周開口部4bを形成する上部リング4dと下部リング4eは複数の支柱4cで連結されている。下部リング4eの全周には煮こぼれ液を汁受け皿3上に案内するフランジ4hが下方に連なっている。
【0036】
次に上記実施例における動作、作用について説明すると、コンロバーナ2が燃焼して図6のように燃焼に必要な新鮮空気12は、矢印で示すように全周開口部4bと、下部リング4eと汁受け皿3との間、汁受け皿3のバーナヘッド9との間の空隙3aから流入する。そして、全周開口部4bは上部リング4dと下部リング4eの間の全てに形成できるので、吸気面積を実施例1の複数個の開口部より大きくとれる。従って、コンロバーナ2の燃焼に必要な空気は、十分に供給することができる。
【0037】
以上のように本実施例は、実施例1と同様の効果を得られるとともに、バーナリングの外周壁面部の全周に開口部を形成しているため、良好燃焼に必要な空気を取り入れる面積が広く、十分な空気を取り入れることができる。
【0038】
なお、上記実施例におけるバーナリング4は、下部リング4eと全周開口部4bをコンロバーナ2の構成や必要な燃焼用2次空気によっては、複数個形成し、下方に重ねる構成にしてもよいものである。
【0039】
(実施例3)
図8は、本発明の実施例3における嵌め込み式ガス調理器の構成断面図である。本実施例は、汁受け皿の構成が実施例2の発明と異なり、それ以外の同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0040】
図8において、実施例2と異なる点は、汁受け皿3の内径をバーナリング4の外径より小さくし、かつ汁受け皿3の内径面3cの高さを汁受け皿3の外径面3bの高さより高くしたことである。これにより、バーナリング4のフランジ4hから滴下した煮こぼれ液16を汁受け皿3に溜めた後、さらに煮こぼれ液16が滴下した場合、汁受け皿3から溢れた煮こぼれ液16を器具箱体6に浸入させることなく、汁受け皿3の外径面3bに概等しい高さの天板1上に溜めることができる。
【0041】
つまり、煮こぼれ液16が汁受皿3のバーナヘッド9との間の空隙3aを通って、器具箱体6内(図示せず)に侵入するのを防いでいる。従って、使用者は器具箱体内を掃除する手間がかからない。
【0042】
以上のように本実施例は、実施例1および2の効果に加え、さらに汁受け皿の内径はバーナリングの外径より小さく、かつ汁受け皿の内径面の高さを汁受け皿の外径面の高さより高く設定しているため、汁受け皿から溢れた煮こぼれ液を器具箱体内に浸入させることなく天板上に溜めることができ、掃除性のさらに良い嵌め込み式ガス調理器を提供することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明の嵌め込み式ガス調理器によれば、燃焼用空気を確実に供給できて安定した燃焼をさせることができるとともに、設置工事と煮こぼれ掃除のしやすいものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における嵌め込み式ガス調理器の平面図
【図2】同ガス調理器をガス置き台に嵌めこんだ状態を示す正面図
【図3】同ガス調理器におけるコンロバーナとバーナリングと汁受け皿の構成断面図
【図4】同ガス調理器におけるコンロバーナとバーナリングと汁受け皿の要部の拡大構成断面図
【図5】同ガス調理器におけるバーナリングの側面図
【図6】本発明の実施例2における嵌め込み式ガス調理器の要部構成断面図
【図7】(a)同ガス調理器におけるバーナリングの縦断面図
(b)同ガス調理器におけるバーナリングの正面図
(c)同ガス調理器におけるバーナリングの裏面図
【図8】本発明の実施例3における嵌め込み式ガス調理器の要部構成断面図
【図9】従来の嵌め込み式ガス調理器の平面図
【図10】同ガス調理器をガス置き台に嵌めこんだ状態を示す正面図
【図11】同ガス調理器におけるコンロバーナと汁受け皿とバーナリングの構成断面図と空気の流れ図
【図12】同ガス調理器の器具箱体の側面に関連づけた平面図
【符号の説明】
1 天板
2 コンロバーナ
3 汁受け皿
3a 空隙
3b 外径面
3c 内径面
4 バーナリング
4a 開口部
4b 全周開口部
4c 支柱
4d 上部リング
4e 下部リング
4g 外周壁面部
4h フランジ
6 器具箱体
16 煮こぼれ液
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス置き台に嵌め込んで使用するガス等を燃料とする嵌め込み式ガス調理器に関し、特にコンロバーナへの燃焼用空気の供給と煮こぼれ防止の構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の嵌め込み式ガス調理器は、図9の平面図、図10の正面図に示すようにガス置き台7に天板1の外周を載せ、かつ器具箱体6がガス置き台7内に嵌め込まれて設置されている。そして、ガス調理器の燃焼に必要な空気の供給は、図11および図12に示すように天板1の裏面に取り付け、バーナヘッド9、ガスを噴出するノズル10等を内蔵した器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに設けた空気孔15を通じて供給される構造になっている。
【0003】
また、汁受け皿3は内周縁をバーナヘッド9の外周に接し、外周縁を天板1に接して設け、さらにバーナキャップ5の外周に設けたバーナリング4が汁受け皿3上に臨まして器具箱体6の内部とバーナキャップ5外側とは仕切られた構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
そして、コックツマミ11aによりガスコック本体11が開かれてバーナヘッド9にノズル10からガスが供給されると、エゼクター作用によりノズル10付近の空気がガスの流れ方向に沿って、同時にバーナヘッド9内に吸引され、ガスと空気が混合される。そして、バーナキャップ5に達して噴出した混合気に点火されると燃焼を継続し、燃焼に必要な新鮮空気12は、器具箱体6に設けられた空気孔15から流入給気されて完全燃焼が継続するというものであった。
【0005】
従って、従来のこの種の嵌め込み式ガス調理器では、バーナキャップ5から噴出したガスが完全燃焼を行うために必要な空気を器具箱体6内に導くため、器具の設置時に図10に示すようにガス置き台7に器具箱体6の空気孔15に通じてガス置き台7の外側から取り入れる空気孔8を設ける必要があり、器具メーカーの取扱説明書、工事説明書に空気とり入れ用の孔の工事を行うように記載している。
【0006】
しかしながら、この空気孔をあける工事が行われないまま、ガス調理器を使用される場合が少なくなかった。そのため、空気不足により不完全燃焼が起こったり、器具箱体6の内部にもぐりこむように炎が形成されて器具本体の温度が異常に高くなるという問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−200983号公報(第11−11頁、第14図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、不完全燃焼にならないように燃焼用空気を供給可能であって、かつ設置と掃除のしやすい嵌め込み式ガス調理器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、汁受け皿の内周縁とコンロバーナの外周との間の空隙を覆うバーナリングの外周壁面部に、ガス燃焼用の空気が流入する複数個の開口部を設けるとともに、前記外周壁面部に下方へ連なり、煮こぼれ液を前記汁受け皿に案内するフランジを設けたものである。
【0010】
これによれば、燃焼に必要な空気はバーナリングの外周壁面部の開口部より供給されるので、ガス調理器を設置するガス置き台、流し台等に完全燃焼を行うための必要な空気を庫外側から庫内に取り入れる空気孔を設ける必要がなくなり、設置工事が簡単にでき、かつそれでありながら、良好な燃焼状態を継続できる。また、調理中の煮こぼれ液がバーナリングの外周壁面部のフランジを伝ってコンロバーナ外に排出され、器具箱体の内部に侵入することを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の課題は、各請求項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成できるので、以下には各請求項の構成にその構成による作用効果を併記し併せて請求項記載のうち説明を必要とする特定用語については詳細な説明を加えて、本発明における実施の形態の説明とする。
【0012】
請求項1記載の発明は、裏面側に位置する器具箱体の上面開口を覆う天板と、前記天板上に臨まして前記器具箱体内に設けたコンロバーナと、前記コンロバーナの外周に位置させて前記天板上に配設した汁受け皿と、前記汁受け皿の内周縁と前記コンロバーナとの間の空隙を覆うバーナリングとを備え、前記バーナリングはその外周壁面部にガス燃焼用の空気が流入する複数個の開口部と、前記外周壁面部に下方へ連なり、煮こぼれ液を前記汁受け皿に案内するフランジとを設けたものである。
【0013】
上記構成により、バーナリングの外周壁面部の開口部より天板上の空気が流入してコンロバーナの燃焼用に使用されるとともに、調理中の煮こぼれ液がバーナリングの上面に落ちた後、外周壁面部のフランジを伝って汁受け皿に案内される。
【0014】
従って、嵌め込み式ガス調理器では、嵌めこんで設置する部材であるガス置き台、流し台等に完全燃焼を行うために必要な空気を、ガス置き台、流し台等の外側から取り入れる空気孔を設ける必要がないため、器具設置業者は空気孔をあける工事を行う必要がなくなり、従来例で説明したように燃焼用空気孔を、ガス置き台、流し台等に設けないままガス調理器を使用されても、空気不足による不完全燃焼の心配がなく、器具本体の温度も異常に高くなるということもないため、工事性の優れた嵌め込み式ガス調理器を実現できる。また、フランジより内側に煮こぼれ液が伝わって器具箱体内に滴下してしまうことがなく、掃除性に優れた嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【0015】
また、近年増加しつつある天板の材質がガラスの場合、燃焼に必要な空気が天板の表面上を流れて器具箱体内に流入するため、コンロバーナの燃焼によるガラスの温度の上昇も抑制することができ、温度上昇によるガラスの割れを防止することができる。
【0016】
請求項2記載の発明は、裏面側に位置する器具箱体の上面開口を覆う天板と、前記天板上に臨まして前記器具箱体内に設けたコンロバーナと、前記コンロバーナの外周に位置させて前記天板上に配設した汁受け皿と、前記汁受け皿の内周縁と前記コンロバーナの外周との間の空隙を覆うバーナリングとを備え、前記バーナリングは上部リングと下部リングと前記両方のリングを連結する複数の支柱とで形成し、前記両方のリング間にガス燃焼用の空気が流入する全周開口部と、前記下部リングに下方へ連なり、煮こぼれ液を前記汁受け皿に案内するフランジとを設けたものである。
【0017】
上記構成により、バーナリングの全周開口部より天板上の空気が流入してコンロバーナの燃焼用に使用されるとともに、調理中の煮こぼれ液がバーナリングの上部リングの上面に落ちた後、流れて下部リングのフランジを伝って汁受け皿に案内される。従って、請求項1記載の構成と同様の効果が得られるとともに、さらにバーナリングの全周開口部の広い開口面積から燃焼に必要な空気が得られ、燃焼用空気を十分に供給することができる。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の汁受け皿の内径をバーナリングの外径より小さくすることにより、バーナリングのフランジから滴下した煮こぼれ液が器具箱体に浸入することなく、汁受け皿に溜めることができる。また、汁受け皿の内径面の高さを汁受け皿の外径面の高さより高くすることにより、さらに汁受け皿から溢れた煮こぼれ液は器具箱体に浸入することなく、汁受け皿の外径面に概等しい天板に溜めることができるため掃除の手間がかからない。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における嵌め込み式ガス調理器の平面図で、図2は、嵌め込み式ガス調理器をガス置き台等に嵌めこんだ状態を示す正面図で、図3は、同ガス調理器のコンロバーナとバーナリングと汁受け皿の構成断面図、図4は、図3の要部の拡大構成断面図で、図5は同ガス調理器のバーナリングの側面図である。
【0021】
図1において、嵌め込み式ガス調理器は、天板1と、その上面に臨むコンロバーナ2のバーナリング4と、バーナリング4を外周に配置したコンロバーナ2のバーナキャップ5と、バーナリング4の外周に位置して天板1上に載置された汁受け皿3とを備え、かつコックツマミ11aが天板1上に位置する。
【0022】
そして、ガス調理器は、コックツマミ11aと汁受け皿3、バーナリング4、バーナキャップ5等の下方に位置するガス調理器の本体部を収納する器具箱体6を、図2に示すように天板1の裏面に設けており、ガス調理器の取り付け部材であるガス置き台7の上面に形成した開口部に器具箱体6を落とし込んで嵌め込み、かつ天板1の外周縁をガス置き台7の上面に載置している。一般的にガス置き台7は前面に扉を有し、周囲はほぼ密閉された空間の箱状に製作されている。
【0023】
図3および図4において、コンロバーナ2は、上面に多数の燃焼用炎孔5aを有したバーナキャップ5と、バーナキャップ5が上方から閉蓋され、中央に燃焼用二次空気を導入する中央開口部9aを有し、ガスおよび空気を混合するバーナヘッド9と、バーナヘッド9内にガスを噴出するノズル10と、ガスコック本体11とを有し、これらは器具箱体6内に収納されている。
【0024】
天板1に外周縁を載せた汁受け皿3は、バーナヘッド9の外周との間に、燃焼用二次空気を導入するために環状の空隙3aを形成している。環状のバーナリング4は、内周縁をバーナキャップ5の外周面に接して設け、外周部で汁受け皿3の内周縁とバーナヘッド9の外周との間の空隙3aを覆っている。
【0025】
そして、バーナリング4は外周壁面部4gを、下になるほど外側へ傾斜させた外傾斜面に形成し、この外周壁面部4gに円形状の開口部4aを全周に複数個配列し、さらに外周壁面部4gの下縁全周には下方に連なり、調理中に生じた煮こぼれ液を汁受け皿3に案内するフランジ4hを設けている(図5)。
【0026】
なお、器具箱体6は図12に示す従来の嵌め込み式ガス調理器のように器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに、燃焼に必要な空気を供給する空気孔15を設けていない。図中、17は鍋18を載せる五徳である。
【0027】
次に上記実施例における動作、作用について説明すると、図3においてコックツマミ11aによりガスコック本体11を開くと、ノズル10から噴出されたガスは、器具箱体6内にある空気を一次空気13として、ともにバーナヘッド9の内部へ流入させ、バーナキャップ5からガスと空気の混合気として噴出され点火源により点火された後、燃焼が継続する。
【0028】
そして、燃焼には燃料と空気が必要であり、燃焼に必要な新鮮空気12は、矢印で示すように天板1の上面に沿ってコンロバーナ2に向かって流れ、バーナリング4の外周壁面部4gの開口部4aと、バーナリング4と汁受け皿3の間、そして汁受け皿3のバーナヘッド9との空隙3aを通って器具箱体6内へ供給される。
【0029】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスとともに一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によって、バーナキャップ5の中央に位置する中央開口部9aから燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼をコンロバーナ2が確保する。
【0030】
また、調理中に鍋18から溢れた煮こぼれ液16は、バーナリング4の上面4iに落ちた後、外周壁面部4gを伝わり、さらに煮こぼれ液16はフランジ4hの下方に伝った後、フランジ4hの下端部から汁受け皿3上に滴下する。
【0031】
以上のように本実施例は、バーナリングの外周壁面部に開口部を設けて燃焼に必要な空気を供給できるため、器具箱体の底面、側面に空気孔を設ける必要がなく、さらにガス置き台、流し台等の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫外側から取り入れるための空気孔をあける必要もないので、空気孔をあける工事が不要でありながら、良好な燃焼状態を継続できる。
【0032】
また、鍋から溢れた煮こぼれ液は、バーナリングの外周壁面部のフランジの下端部から汁受け皿に滴下するので、バーナリングの裏面を伝って器具箱体内に侵入することがないため、掃除性の良い嵌め込み式ガス調理器を提供することができる。
【0033】
また、燃焼に必要な新鮮空気は、天板の上面に沿ってコンロバーナに向かって流れ込み、バーナリングの外周壁面部の開口部と、バーナリングと汁受け皿の間および汁受け皿のコンロバーナとの間の空隙を通って器具箱体内へ供給されるため、天板の温度上昇を抑えることができる。特に天板の材質が掃除性のよいガラス製の場合、ガラスの温度を下げるため、ガラス割れの心配の無い、さらに安全な嵌め込み式ガス調理器を提供することができる。
【0034】
(実施例2)
図6は、本発明の実施例2における嵌め込み式ガス調理器の構成断面図で、図7(a)、(b)、(c)は、同ガス調理器のバーナリング4の縦断面図、正面図および裏面図である。本実施例は、バーナリングの構成が実施例1の発明と異なり、それ以外の同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0035】
図6において、バーナリング4はその外周壁面部4gに全周にわたり、切削加工された全周開口部4bを備えている。また、この全周開口部4bを形成する上部リング4dと下部リング4eは複数の支柱4cで連結されている。下部リング4eの全周には煮こぼれ液を汁受け皿3上に案内するフランジ4hが下方に連なっている。
【0036】
次に上記実施例における動作、作用について説明すると、コンロバーナ2が燃焼して図6のように燃焼に必要な新鮮空気12は、矢印で示すように全周開口部4bと、下部リング4eと汁受け皿3との間、汁受け皿3のバーナヘッド9との間の空隙3aから流入する。そして、全周開口部4bは上部リング4dと下部リング4eの間の全てに形成できるので、吸気面積を実施例1の複数個の開口部より大きくとれる。従って、コンロバーナ2の燃焼に必要な空気は、十分に供給することができる。
【0037】
以上のように本実施例は、実施例1と同様の効果を得られるとともに、バーナリングの外周壁面部の全周に開口部を形成しているため、良好燃焼に必要な空気を取り入れる面積が広く、十分な空気を取り入れることができる。
【0038】
なお、上記実施例におけるバーナリング4は、下部リング4eと全周開口部4bをコンロバーナ2の構成や必要な燃焼用2次空気によっては、複数個形成し、下方に重ねる構成にしてもよいものである。
【0039】
(実施例3)
図8は、本発明の実施例3における嵌め込み式ガス調理器の構成断面図である。本実施例は、汁受け皿の構成が実施例2の発明と異なり、それ以外の同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0040】
図8において、実施例2と異なる点は、汁受け皿3の内径をバーナリング4の外径より小さくし、かつ汁受け皿3の内径面3cの高さを汁受け皿3の外径面3bの高さより高くしたことである。これにより、バーナリング4のフランジ4hから滴下した煮こぼれ液16を汁受け皿3に溜めた後、さらに煮こぼれ液16が滴下した場合、汁受け皿3から溢れた煮こぼれ液16を器具箱体6に浸入させることなく、汁受け皿3の外径面3bに概等しい高さの天板1上に溜めることができる。
【0041】
つまり、煮こぼれ液16が汁受皿3のバーナヘッド9との間の空隙3aを通って、器具箱体6内(図示せず)に侵入するのを防いでいる。従って、使用者は器具箱体内を掃除する手間がかからない。
【0042】
以上のように本実施例は、実施例1および2の効果に加え、さらに汁受け皿の内径はバーナリングの外径より小さく、かつ汁受け皿の内径面の高さを汁受け皿の外径面の高さより高く設定しているため、汁受け皿から溢れた煮こぼれ液を器具箱体内に浸入させることなく天板上に溜めることができ、掃除性のさらに良い嵌め込み式ガス調理器を提供することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明の嵌め込み式ガス調理器によれば、燃焼用空気を確実に供給できて安定した燃焼をさせることができるとともに、設置工事と煮こぼれ掃除のしやすいものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における嵌め込み式ガス調理器の平面図
【図2】同ガス調理器をガス置き台に嵌めこんだ状態を示す正面図
【図3】同ガス調理器におけるコンロバーナとバーナリングと汁受け皿の構成断面図
【図4】同ガス調理器におけるコンロバーナとバーナリングと汁受け皿の要部の拡大構成断面図
【図5】同ガス調理器におけるバーナリングの側面図
【図6】本発明の実施例2における嵌め込み式ガス調理器の要部構成断面図
【図7】(a)同ガス調理器におけるバーナリングの縦断面図
(b)同ガス調理器におけるバーナリングの正面図
(c)同ガス調理器におけるバーナリングの裏面図
【図8】本発明の実施例3における嵌め込み式ガス調理器の要部構成断面図
【図9】従来の嵌め込み式ガス調理器の平面図
【図10】同ガス調理器をガス置き台に嵌めこんだ状態を示す正面図
【図11】同ガス調理器におけるコンロバーナと汁受け皿とバーナリングの構成断面図と空気の流れ図
【図12】同ガス調理器の器具箱体の側面に関連づけた平面図
【符号の説明】
1 天板
2 コンロバーナ
3 汁受け皿
3a 空隙
3b 外径面
3c 内径面
4 バーナリング
4a 開口部
4b 全周開口部
4c 支柱
4d 上部リング
4e 下部リング
4g 外周壁面部
4h フランジ
6 器具箱体
16 煮こぼれ液
Claims (3)
- 裏面側に位置する器具箱体の上面開口を覆う天板と、前記天板上に臨まして前記器具箱体内に設けたコンロバーナと、前記コンロバーナの外周に位置させて前記天板上に配設した汁受け皿と、前記汁受け皿の内周縁と前記コンロバーナの外周との間の空隙を覆うバーナリングとを備え、前記バーナリングはその外周壁面部にガス燃焼用の空気が流入する複数個の開口部と、前記外周壁面部に下方へ連なり、煮こぼれ液を前記汁受け皿に案内するフランジとを設けた嵌め込み式ガス調理器。
- 裏面側に位置する器具箱体の上面開口を覆う天板と、前記天板上に臨まして前記器具箱体内に設けたコンロバーナと、前記コンロバーナの外周に位置させて前記天板上に配設した汁受け皿と、前記汁受け皿の内周縁と前記コンロバーナの外周との間の空隙を覆うバーナリングとを備え、前記バーナリングは上部リングと下部リングと前記両方のリングを連結する複数の支柱とで形成し、前記両方のリング間にガス燃焼用の空気が流入する全周開口部と、前記下部リングに下方へ連なり、煮こぼれ液を前記汁受け皿に案内するフランジとを設けた嵌め込み式ガス調理器。
- 汁受け皿は内径を、バーナリングの外径より小さくし、かつ汁受け皿の内径面の高さを汁受け皿の外径面の高さより高く設定した請求項1または2に記載の嵌め込み式ガス調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003190936A JP2005024185A (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 嵌め込み式ガス調理器 |
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JP2003190936A JP2005024185A (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 嵌め込み式ガス調理器 |
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JP2005024185A true JP2005024185A (ja) | 2005-01-27 |
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JP2003190936A Pending JP2005024185A (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 嵌め込み式ガス調理器 |
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JP (1) | JP2005024185A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105698224A (zh) * | 2016-03-16 | 2016-06-22 | 彭思淼 | 一种具有自动清洁功能的灶台 |
CN109579062A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-04-05 | 广东长青(集团)股份有限公司 | 一种超薄灶 |
-
2003
- 2003-07-03 JP JP2003190936A patent/JP2005024185A/ja active Pending
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