JP2004044864A - 嵌め込み式ガス調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】嵌め込み式ガス調理器のコンロバーナ燃焼用空気供給に関するもので、嵌めこまれるガス置き台に燃焼用空気孔の工事を不要とすると同時に、良好な燃焼状態を維持できるバーナ構成を提供すること。
【解決手段】器具箱体6の上面全体を被うような天板1の一部に、天板下面側にあるノズル10付近とコンロバーナの炎孔に新鮮空気の供給が可能なように、空気供給口を備えた構成とし、さらに、バーナヘッド9の外周まで近接した内径を有する汁受け皿3、もしくは汁受け皿3の内周とバーナヘッド9の外周との間の空隙を覆うバーナリングを備えている。これによって、ガス置き台の空気孔が不要であり、且つ、器具箱体6の底面部に空気孔がないので、コンロバーナで調理中の煮汁等がふきこぼれて器具内に落下しても器具外にこぼれないため、ガス置き台内の掃除もなく使い勝手が良くなると共に良好な燃焼状態が継続できる嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【選択図】 図3
【解決手段】器具箱体6の上面全体を被うような天板1の一部に、天板下面側にあるノズル10付近とコンロバーナの炎孔に新鮮空気の供給が可能なように、空気供給口を備えた構成とし、さらに、バーナヘッド9の外周まで近接した内径を有する汁受け皿3、もしくは汁受け皿3の内周とバーナヘッド9の外周との間の空隙を覆うバーナリングを備えている。これによって、ガス置き台の空気孔が不要であり、且つ、器具箱体6の底面部に空気孔がないので、コンロバーナで調理中の煮汁等がふきこぼれて器具内に落下しても器具外にこぼれないため、ガス置き台内の掃除もなく使い勝手が良くなると共に良好な燃焼状態が継続できる嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス等を燃料とする嵌め込み式ガス調理器のコンロバーナへの燃焼用空気の供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の嵌め込み式ガス調理器の燃焼に必要な空気の供給は、天板1より下に位置するバーナヘッド9、ガスを噴出するノズル10、等を内臓載置する器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに燃焼に必要な空気を供給する空気孔15を設けて構成されている。
【0003】
この構成で、ガスコック11が開かれバーナヘッド9にノズル10からガスが供給されるとノズル10付近の空気がガスの流れ方向に沿って,同時にバーナヘッド9内に吸引される。バーナキャップ5に達したガスと空気の混合気に点火されると燃焼を継続し、燃焼に必要な空気は、前記、器具箱体6に設けられた空気孔15から流入給気されて完全燃焼が継続し続けるというものであった。また、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙を存在させて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のこの種の嵌め込み式ガス調理器では、ガス置き台7の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫内の外側から取り入れる空気孔8を設ける必要があり、器具メーカーの取扱説明書、工事説明書に空気とり入れ用の孔の工事を行うように記載している。
【0005】
しかしながら空気孔をあける工事がなされないまま、ガス調理器を使用される家庭が少なくなかった。そのため空気不足により不完全燃焼の原因や器具本体の温度が異常に高くなるという課題があった。
【0006】
また、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙を存在させて構成した場合には、燃焼排ガスの流れはキャップ中央孔からの空気流による外周側への流れとバーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との空隙から上昇する二次空気により交差して乱流を発生させ安定した燃焼を得ることができないという課題もあった。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、ガス置き台に空気供給口がなく、且つ、器具箱体6の底面および側面にコンロバーナの燃焼に必要な空気供給用孔15がなくても、天板下面側にあるノズルのガス供給口付近とコンロバーナの炎孔付近にスムースに空気供給を可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、器具箱体の上面全体を被うような天板とその一部に、コンロバーナとなべ等を載置するゴトクと前記コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿とガスコックを開閉するコックつまみと前記器具箱体内には、ガスを開閉するガスコックとガスを供給するノズルを備え、天板下面側にあるノズルのガス供給口付近とコンロバーナの炎孔付近に空気の供給が可能なように、天板の一部に空気供給口を備えた構成とした。
【0009】
さらに、バーナヘッド外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿、もしくは汁受け皿内周とバーナヘッド外周との間の空隙を覆うバーナリングを備えた構成とした。
【0010】
上記の発明によれば、燃焼に必要な空気を天板の一部に空気供給口として設けているので、ガス置き台、流し台等の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫内の外側から取り入れる空気孔を設ける必要がなく、空気孔をあける工事が不要でありながら、良好な燃焼状態が継続できる。
【0011】
また、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙がほとんど存在しないように構成しているので汁受け皿3と天板1の空隙からのみ、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0012】
併せて、器具箱体の底面部に空気孔がないので、コンロバーナで調理中の煮汁等がふきこぼれて器具内に落下しても器具外にこぼれることなく、ガス置き台内の掃除もなくなり、使い勝手の良い嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、器具箱体の上面全体を被うような天板とその一部に、コンロバーナとなべ等を載置するゴトクと前記コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿とガスコックを開閉するコックつまみと前記器具箱体内には、ガスを開閉するガスコックとガスを供給するノズルを備え、天板下面側にあるノズルのガス供給口付近とコンロバーナの炎孔付近に空気の供給が可能なように、天板の一部に空気供給口を備えたことにより、嵌め込み式ガス調理器では、嵌めこむ部材(ガス置き台、流し台等)の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫内の外側から取り入れる空気孔を設ける必要がなく、器具メーカーの取扱説明書、工事説明書に空気とり入れ用の孔の工事を行うよう記載も必要としない.したがって、庫内側に燃焼用空気孔がなくガス調理器を使用されても、空気不足による不完全燃焼の心配がなく器具本体の温度も異常に高くなるということもなく、工事性の優れた嵌め込み式ガス調理器が実現できる。また、器具箱体の底面部および側面部に空気孔がないので、コンロバーナで調理中の煮汁等がふきこぼれて器具内に落下しても器具外にこぼれることなく、ガス置き台内の掃除もなくなり、使い勝手の良い嵌め込み式ガス調理器が実現できる。また、器具箱体の底面部および側面部に空気孔がないので、器具箱体に空気孔のプレス加工する必要がなく金型費投資も少なく、安価で加工しやすい嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の嵌め込み式ガス調理器の空気供給口は、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿と天板の間に空隙を備えたことにより、燃焼に必要な空気を汁受け皿と天板の間からの供給を実現することができる。また、近年増加しつつある天板材質がガラスの場合、器具箱体内に流入する燃焼に必要な空気が天板表面上を流れるため、バーナ燃焼による天板温度の上昇をも抑制することを実現することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項2に記載の空気供給口は、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿を天板上面より高い位置に載置されるように器具箱体に取り付けられた金具を備えたことにより、容易に燃焼に必要な空気を汁受け皿と天板の間からの供給する空隙を実現することができる。また、金具は器具箱体底部より天板上面の上まで位置するのでコンロバーナの中心とコンロバーナに対応する天板孔部中心との位置合わせも容易に実現することができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項2に記載の空気供給口は、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿もしくはごとく枠を天板上面より高い位置に載置されるように汁受け皿もしくは取り付け金具を固定するビスを備えたことにより、汁受け皿の固定ができると同時に燃焼に必要な空気を汁受け皿もしくはごとく枠と天板の間からの供給する空隙を実現することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項1〜2に記載の空気供給口に関するもので、ゴトク枠の下に設けられた突起によってごとく枠と天板との間に構成される空隙と、前記ゴトク枠は汁受け皿の外周付近に設けられた開口部もしくは天板と汁受け皿で構成される空間部を被うように構成したことにより、着脱自在なごとく本体が、ごとく枠と天板の間から燃焼に必要な空気を供給する空隙を実現することができる。また、汁受け皿の一部に設けられた開口部をごとく枠が覆うため、調理中の煮こぼれ等を器具箱体内への流れ込み防止を実現することができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項1〜2項に記載の空気供給口に関するもので、円筒立錐壁部材はコンロバーナの周囲に配設した汁受け皿を天板上面より高い位置に載置されるような高さに構成し、前記、円筒立錐壁部材は複数箇所空気が流入する開口部を備えたことにより、燃焼に必要な空気の供給を実現することができる。また、円筒立錐壁部材は器具箱体底部より天板上面の上まで位置するのでコンロバーナの中心とコンロバーナに対応する天板孔部中心との位置合わせも容易に実現することができる。また、円筒立錐壁状のため強度的にも強くごとくの上に重量物が載置されても曲がったりすることなく、丈夫な金具の実現ができる。
【0019】
請求項7に記載の発明は、特に請求項1〜2に記載の空気供給口に関するもので、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿もしくはごとく枠の外周壁面部を天板の上面側に折り曲げ、前記、外周壁面部を複数箇所空気が流入する開口部を備えたことにより、燃焼に必要な空気の供給を実現することができる。また、汁受け皿もしくは、ごとく枠と天板の間に空隙を備えたものでは、全周に隙間が存在し、その隙間から小物の落ちる恐れも考えられるが、折り曲げた外周壁面部に複数箇所空気が流入する開口部を備えたことにより、小物の落下の恐れがなく、使い勝手の良い器具が実現できる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器の空気供給口は、天板の上に載置されたコックつまみのシャフト周辺に空隙を備えたことにより、燃焼に必要な空気の供給を実現することができる。
【0021】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器の空気供給口は、天板の一部または天板を載置する基盤の一部を平面状もしくは屋根状に1段もしくは複数段に開口した基盤開口部を備えたことにより、燃焼に必要な空気の供給を実現することができる。また、天板がガラス等の材質の場合、基盤がガラスを支えるので強度も強い天板の実現を図ることができる。
【0022】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器のコンロバーナヘッド外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿、もしくは汁受け皿内周とコンロバーナヘッド外周との間の空隙を覆うバーナリングを備えたことにより、燃焼に必要な二次空気の供給がコンロバーナ中央部のみからの供給となるため、本考案の対向炎型燃焼には火炎面に有効な二次空気の供給を実現することができる。
【0023】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器のコンロバーナヘッド外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿の下側にある、前記コンロバーナヘッドのドーナツ状空洞部の一部を1箇所または複数箇所、上方側へくぼみを備えたことにより、燃焼に必要な二次空気の供給が、よりコンロバーナ中央部への流入がスムースとなり、本考案の対向炎型燃焼には火炎面に、より有効な二次空気の供給を実現することができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1〜13を参照して説明する。
【0025】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における嵌め込み式ガス調理器の平面図、図2は、嵌め込み式ガス調理器を嵌めこむ部材(ガス置き台等)に嵌めこんだ状態を示す正面図、図3は、同コンロバーナと汁受け皿と天板の構成断面図である。
【0026】
図4は、同コンロバーナと天板と汁受け皿が金具により保持されている構成断面図、図6は、同コンロバーナとゴトク枠がビスにより保持されている構成断面図である。図7は、同コンロバーナとゴトク枠がゴトク枠下に設けられた突起により保持されている構成断面図、図8は、同コンロバーナと開口部をもつ立錐壁部材枠が汁受け皿を保持している構成断面図、図9は、同コンロバーナと天板側に屈曲した外周壁に開口部をもつ汁受け皿との構成断面図である。図10は、天板がコックつまみのシャフト周辺に空隙を備えた構成の要部断面図である。図11は、コンロバーナとその周囲を覆う天板と一部に開口部を有する天板を載置する基盤の嵌め込み式ガス調理器の平面図である。図11は、その側面図である。図13は、本発明のコンロバーナヘッド外観を下から見た斜視図である。
【0027】
図1において、天板1の上面にコックツマミ2と汁受け皿3、ごとく4、バーナキャップ5が載置されている。図2は、上記、天板1の上面にあるこれらの部材コックツマミ2と汁受け皿3、ごとく4、バーナキャップ5等の本体部を収納する器具箱体6が、ガス置き台7に嵌め込み設置されている。一般的にガス置き台7は前面に扉を有し、周囲はほぼ密閉された空間の箱状に製作されている。
【0028】
従来の嵌め込み式ガス調理器は、燃焼に必要な空気のガス置き台空気供給口8を空間周囲の壁面の一部に孔あけを行う必要があった。
【0029】
図3は、本発明の一実施例を示す。天板1の下部には、燃焼用炎孔を有したバーナキャップ5を上に載置するガスと空気を混合するバーナヘッド9とガスを噴出するノズル10、図10に示すガスコック本体11が器具箱体6内に収納されている。器具箱体6は図13に示す従来の嵌め込み式ガス調理器の器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに燃焼に必要な空気を供給する空気孔15を設けていない。
【0030】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開くと、ノズル10から噴出されたガスは、器具箱体6内にある空気を一次空気13として共にバーナヘッド9の内部へと入り、バーナキャップ5からガスと空気の混合気として噴出され点火源により点火された後、燃焼が継続する。燃焼には燃料と空気が必要であり、燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、汁受け皿3と天板1の空隙から新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0031】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。 このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0032】
図4は、天板1と汁受け皿3に器具箱体6内に新鮮空気12を流入させる空隙を形成する目的と天板1の開口孔の中心とバーナヘッド9の中心が同軸に位置させるための保持金具16にて構成されている構成断面図である。保持金具16の単品図は図4ー2に示す。
【0033】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、汁受け皿3と保持金具16によって形成された天板1の空隙から新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0034】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0035】
また、保持金具16の一部を天板1の開口孔に近接設置するように設けてバーナヘッド9と天板1の開口孔中心との同軸位置を確保している。このことにより、バーナに対する天板の位置が確実に設置できるものである。
【0036】
図6は、器具箱体6内に新鮮空気12を流入させるため天板1とゴトク枠17の間に空隙を形成するように保持金具16に汁受け皿3を介して固定ビス18で固定するように構成されている。
【0037】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、ゴトク枠17と固定ビス18によって形成された天板1とゴトク枠17の空隙から新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0038】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。 このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0039】
図7は、ゴトク枠17の下に設けられた突起19によってごとく枠17と天板1との間に空隙が構成され、汁受け皿3の外周付近に設けられた汁受け皿開口部20を通過して器具箱体6内に新鮮空気12を流入させる。前記ゴトク枠17は汁受け皿3の外周付近に設けられた汁受け皿開口部20を被うように構成されている。
【0040】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、ゴトク枠17下に設けられた突起19よって形成された天板1とゴトク枠17の空隙から新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0041】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0042】
また、ゴトク枠17は汁受け皿3の外周付近に設けられた汁受け皿開口部20を被うように構成されているので、調理中のふきこぼれた煮汁等が器具箱体6に進入することもなく清潔に使用できる。
【0043】
図8は、天板1と汁受け皿3の間にて器具箱体6内に新鮮空気12を流入させる空隙を形成する目的のため、円筒立錐壁部材21はコンロバーナの周囲に配設した汁受け皿3を天板1上面より高い位置に載置されるような高さにて汁受け皿を保持するように設定し、且つ、前記円筒立錐壁部材21には複数箇所空気が流入する立錐壁開口部22を備えて構成されている。
【0044】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、天板1と円筒立錐壁部材21によって形成されるゴトク枠17の空隙から新鮮空気12が円筒立錐壁部材21の複数箇所空気が流入する立錐壁開口部22より器具箱体6内へと流入する。
【0045】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0046】
また、円筒立錐壁部材21は器具箱体6の底部より天板上面の上まで位置するのでコンロバーナの中心とコンロバーナに対応する天板孔部中心との位置合わせも容易に実現することができる。
【0047】
図9は、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿3の外周壁面部23を天板1の上面側に折り曲げ、前記、外周壁面部23を複数箇所空気が流入する汁受け皿開口部24を備えて構成されている。
【0048】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、汁受け皿開口部24から、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0049】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。 このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0050】
図10は、天板1の上に載置されたコックつまみのシャフト25の周辺に天板1にシャフト開口孔26をあけて構成されている。
【0051】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、コックつまみのシャフト開口孔26から、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0052】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。 このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0053】
図11、図12は、天板1を載置する基盤27の天板1と重なり合っていない一部を、平面状に開口した基盤開口部28を備えて構成されている。
【0054】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、平面状に開口した基盤開口部28から、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0055】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0056】
(実施例2)
図13は、本発明の実施例2における燃焼に必要な二次空気の流れを示す図をも兼用している。図12は燃焼火炎部により二次空気が供給しやすくなるバーナヘッドの斜視図である。
【0057】
図13において、天板1の下部には、燃焼用炎孔を有したバーナキャップ5を上に載置するガスと空気を混合するバーナヘッド9とガスを噴出するノズル10、図10に示すガスコック本体11が器具箱体6内に収納されている。器具箱体6は図14に示す従来の嵌め込み式ガス調理器の器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに燃焼に必要な空気を供給する空気孔15を設けていない。
【0058】
また、汁受け皿3はバーナヘッド9外径とほぼ同等の内径を有し、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙がほとんど存在しないように構成し、バーナヘッド9の一部にビス等で固定して天板1との間に空隙を構成している。
【0059】
上記、バーナヘッド9の外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿3の下側にある、前記、バーナヘッド9のドーナツ状空洞部の一部を1箇所または複数箇所、上方側へくぼみ部9aを形成している。
【0060】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開くと、ノズル10から噴出されたガスは、器具箱体6内にある空気を一次空気13として共にバーナヘッド9の内部へと入り、バーナキャップ5からガスと空気の混合気として噴出され点火源により点火された後、燃焼が継続する。燃焼には燃料と空気が必要であり、燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がなく、さらにその上、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙がほとんど存在しないように構成しているので汁受け皿3と天板1の空隙からのみ、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0061】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14としてキャップ燃焼面に供給分流される。二次空気の供給が中央のみであるため燃焼排ガスを含めた気流の流れは中央からキャップ外周外側への一方通行と整流されスムースな 流れを創出する。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、燃焼に必要な空気を天板の一部に空気供給口として設けているので、器具箱体の底面、側面に空気孔を設ける必要がなく、さらにガス置き台、流し台等の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫内の外側から取り入れる空気孔をあける必要もないので、空気孔をあける工事が不要でありながら、良好な燃焼状態が継続できる。
【0063】
併せて、器具箱体の底面部に空気孔がないので、コンロバーナで調理中の煮汁等がふきこぼれて器具内に落下しても器具外にこぼれることなく、ガス置き台内の掃除もなくなり、使い勝手の良い嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【0064】
さらにその上、バーナヘッド外径と汁受け皿の内径との間には空隙がほとんど存在しないように構成しているので汁受け皿と天板の空隙からのみ、新鮮空気が器具箱体内へと流入し、新鮮空気はノズルから噴出されるガスと共に一次空気としてバーナヘッドに入るものと、バーナキャップの燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップの中央孔から燃焼用二次空気としてキャップ燃焼面に供給分流される。二次空気の供給が中央のみであるため燃焼排ガスを含めた気流の流れは中央からキャップ外周外側への一方通行と整流されスムースな流れを創出して、安定した良好な燃焼の継続を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における嵌め込み式ガス調理器の平面図
【図2】同調理器をガス置き台に嵌めこんだ状態を示す正面図
【図3】同調理器におけるコンロバーナと汁受け皿と天板の構成断面図
【図4】同調理器におけるコンロバーナと天板と汁受け皿が金具により保持されている構成断面図
【図5】同調理器における保持金具を示す三面図
【図6】同調理器におけるコンロバーナとゴトク枠がビスにより保持されている構成断面図
【図7】同調理器おけるコンロバーナとゴトク枠がゴトク枠下に設けられた突起により保持されている構成断面図
【図8】同調理器におけるコンロバーナと開口部をもつ立錐壁部材枠が汁受け皿を保持している構成断面図
【図9】同調理器におけるコンロバーナと天板側に屈曲した外周壁に開口部をもつ汁受け皿との構成断面図
【図10】同調理器における天板がコックつまみのシャフト周辺に空隙を備えた構成の要部断面図
【図11】同調理器における天板を載置する基盤の嵌め込み式ガス調理器の平面図
【図12】同調理器における上記側面図
【図13】同調理器におけるコンロバーナヘッド外観を下から見た斜視図
【図14】従来の嵌め込み式ガス調理器の器具箱体の平面図及び側面図
【符号の説明】
1 天板
3 汁受け皿
5 バーナキャップ
6 器具箱体
7 ガス置き台
9 バーナヘッド
10 ノズル
11 ガスコック本体
12 新鮮空気
13 一次空気
14 二次空気
16 保持金具
17 ゴトク枠
21 円筒立錐壁部材
22 立錐壁開口部
24 汁受け皿開口部
27 基盤
28 基盤開口部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス等を燃料とする嵌め込み式ガス調理器のコンロバーナへの燃焼用空気の供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の嵌め込み式ガス調理器の燃焼に必要な空気の供給は、天板1より下に位置するバーナヘッド9、ガスを噴出するノズル10、等を内臓載置する器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに燃焼に必要な空気を供給する空気孔15を設けて構成されている。
【0003】
この構成で、ガスコック11が開かれバーナヘッド9にノズル10からガスが供給されるとノズル10付近の空気がガスの流れ方向に沿って,同時にバーナヘッド9内に吸引される。バーナキャップ5に達したガスと空気の混合気に点火されると燃焼を継続し、燃焼に必要な空気は、前記、器具箱体6に設けられた空気孔15から流入給気されて完全燃焼が継続し続けるというものであった。また、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙を存在させて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のこの種の嵌め込み式ガス調理器では、ガス置き台7の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫内の外側から取り入れる空気孔8を設ける必要があり、器具メーカーの取扱説明書、工事説明書に空気とり入れ用の孔の工事を行うように記載している。
【0005】
しかしながら空気孔をあける工事がなされないまま、ガス調理器を使用される家庭が少なくなかった。そのため空気不足により不完全燃焼の原因や器具本体の温度が異常に高くなるという課題があった。
【0006】
また、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙を存在させて構成した場合には、燃焼排ガスの流れはキャップ中央孔からの空気流による外周側への流れとバーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との空隙から上昇する二次空気により交差して乱流を発生させ安定した燃焼を得ることができないという課題もあった。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、ガス置き台に空気供給口がなく、且つ、器具箱体6の底面および側面にコンロバーナの燃焼に必要な空気供給用孔15がなくても、天板下面側にあるノズルのガス供給口付近とコンロバーナの炎孔付近にスムースに空気供給を可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、器具箱体の上面全体を被うような天板とその一部に、コンロバーナとなべ等を載置するゴトクと前記コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿とガスコックを開閉するコックつまみと前記器具箱体内には、ガスを開閉するガスコックとガスを供給するノズルを備え、天板下面側にあるノズルのガス供給口付近とコンロバーナの炎孔付近に空気の供給が可能なように、天板の一部に空気供給口を備えた構成とした。
【0009】
さらに、バーナヘッド外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿、もしくは汁受け皿内周とバーナヘッド外周との間の空隙を覆うバーナリングを備えた構成とした。
【0010】
上記の発明によれば、燃焼に必要な空気を天板の一部に空気供給口として設けているので、ガス置き台、流し台等の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫内の外側から取り入れる空気孔を設ける必要がなく、空気孔をあける工事が不要でありながら、良好な燃焼状態が継続できる。
【0011】
また、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙がほとんど存在しないように構成しているので汁受け皿3と天板1の空隙からのみ、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0012】
併せて、器具箱体の底面部に空気孔がないので、コンロバーナで調理中の煮汁等がふきこぼれて器具内に落下しても器具外にこぼれることなく、ガス置き台内の掃除もなくなり、使い勝手の良い嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、器具箱体の上面全体を被うような天板とその一部に、コンロバーナとなべ等を載置するゴトクと前記コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿とガスコックを開閉するコックつまみと前記器具箱体内には、ガスを開閉するガスコックとガスを供給するノズルを備え、天板下面側にあるノズルのガス供給口付近とコンロバーナの炎孔付近に空気の供給が可能なように、天板の一部に空気供給口を備えたことにより、嵌め込み式ガス調理器では、嵌めこむ部材(ガス置き台、流し台等)の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫内の外側から取り入れる空気孔を設ける必要がなく、器具メーカーの取扱説明書、工事説明書に空気とり入れ用の孔の工事を行うよう記載も必要としない.したがって、庫内側に燃焼用空気孔がなくガス調理器を使用されても、空気不足による不完全燃焼の心配がなく器具本体の温度も異常に高くなるということもなく、工事性の優れた嵌め込み式ガス調理器が実現できる。また、器具箱体の底面部および側面部に空気孔がないので、コンロバーナで調理中の煮汁等がふきこぼれて器具内に落下しても器具外にこぼれることなく、ガス置き台内の掃除もなくなり、使い勝手の良い嵌め込み式ガス調理器が実現できる。また、器具箱体の底面部および側面部に空気孔がないので、器具箱体に空気孔のプレス加工する必要がなく金型費投資も少なく、安価で加工しやすい嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の嵌め込み式ガス調理器の空気供給口は、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿と天板の間に空隙を備えたことにより、燃焼に必要な空気を汁受け皿と天板の間からの供給を実現することができる。また、近年増加しつつある天板材質がガラスの場合、器具箱体内に流入する燃焼に必要な空気が天板表面上を流れるため、バーナ燃焼による天板温度の上昇をも抑制することを実現することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項2に記載の空気供給口は、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿を天板上面より高い位置に載置されるように器具箱体に取り付けられた金具を備えたことにより、容易に燃焼に必要な空気を汁受け皿と天板の間からの供給する空隙を実現することができる。また、金具は器具箱体底部より天板上面の上まで位置するのでコンロバーナの中心とコンロバーナに対応する天板孔部中心との位置合わせも容易に実現することができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項2に記載の空気供給口は、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿もしくはごとく枠を天板上面より高い位置に載置されるように汁受け皿もしくは取り付け金具を固定するビスを備えたことにより、汁受け皿の固定ができると同時に燃焼に必要な空気を汁受け皿もしくはごとく枠と天板の間からの供給する空隙を実現することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、特に、請求項1〜2に記載の空気供給口に関するもので、ゴトク枠の下に設けられた突起によってごとく枠と天板との間に構成される空隙と、前記ゴトク枠は汁受け皿の外周付近に設けられた開口部もしくは天板と汁受け皿で構成される空間部を被うように構成したことにより、着脱自在なごとく本体が、ごとく枠と天板の間から燃焼に必要な空気を供給する空隙を実現することができる。また、汁受け皿の一部に設けられた開口部をごとく枠が覆うため、調理中の煮こぼれ等を器具箱体内への流れ込み防止を実現することができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項1〜2項に記載の空気供給口に関するもので、円筒立錐壁部材はコンロバーナの周囲に配設した汁受け皿を天板上面より高い位置に載置されるような高さに構成し、前記、円筒立錐壁部材は複数箇所空気が流入する開口部を備えたことにより、燃焼に必要な空気の供給を実現することができる。また、円筒立錐壁部材は器具箱体底部より天板上面の上まで位置するのでコンロバーナの中心とコンロバーナに対応する天板孔部中心との位置合わせも容易に実現することができる。また、円筒立錐壁状のため強度的にも強くごとくの上に重量物が載置されても曲がったりすることなく、丈夫な金具の実現ができる。
【0019】
請求項7に記載の発明は、特に請求項1〜2に記載の空気供給口に関するもので、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿もしくはごとく枠の外周壁面部を天板の上面側に折り曲げ、前記、外周壁面部を複数箇所空気が流入する開口部を備えたことにより、燃焼に必要な空気の供給を実現することができる。また、汁受け皿もしくは、ごとく枠と天板の間に空隙を備えたものでは、全周に隙間が存在し、その隙間から小物の落ちる恐れも考えられるが、折り曲げた外周壁面部に複数箇所空気が流入する開口部を備えたことにより、小物の落下の恐れがなく、使い勝手の良い器具が実現できる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器の空気供給口は、天板の上に載置されたコックつまみのシャフト周辺に空隙を備えたことにより、燃焼に必要な空気の供給を実現することができる。
【0021】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器の空気供給口は、天板の一部または天板を載置する基盤の一部を平面状もしくは屋根状に1段もしくは複数段に開口した基盤開口部を備えたことにより、燃焼に必要な空気の供給を実現することができる。また、天板がガラス等の材質の場合、基盤がガラスを支えるので強度も強い天板の実現を図ることができる。
【0022】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器のコンロバーナヘッド外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿、もしくは汁受け皿内周とコンロバーナヘッド外周との間の空隙を覆うバーナリングを備えたことにより、燃焼に必要な二次空気の供給がコンロバーナ中央部のみからの供給となるため、本考案の対向炎型燃焼には火炎面に有効な二次空気の供給を実現することができる。
【0023】
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器のコンロバーナヘッド外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿の下側にある、前記コンロバーナヘッドのドーナツ状空洞部の一部を1箇所または複数箇所、上方側へくぼみを備えたことにより、燃焼に必要な二次空気の供給が、よりコンロバーナ中央部への流入がスムースとなり、本考案の対向炎型燃焼には火炎面に、より有効な二次空気の供給を実現することができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1〜13を参照して説明する。
【0025】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における嵌め込み式ガス調理器の平面図、図2は、嵌め込み式ガス調理器を嵌めこむ部材(ガス置き台等)に嵌めこんだ状態を示す正面図、図3は、同コンロバーナと汁受け皿と天板の構成断面図である。
【0026】
図4は、同コンロバーナと天板と汁受け皿が金具により保持されている構成断面図、図6は、同コンロバーナとゴトク枠がビスにより保持されている構成断面図である。図7は、同コンロバーナとゴトク枠がゴトク枠下に設けられた突起により保持されている構成断面図、図8は、同コンロバーナと開口部をもつ立錐壁部材枠が汁受け皿を保持している構成断面図、図9は、同コンロバーナと天板側に屈曲した外周壁に開口部をもつ汁受け皿との構成断面図である。図10は、天板がコックつまみのシャフト周辺に空隙を備えた構成の要部断面図である。図11は、コンロバーナとその周囲を覆う天板と一部に開口部を有する天板を載置する基盤の嵌め込み式ガス調理器の平面図である。図11は、その側面図である。図13は、本発明のコンロバーナヘッド外観を下から見た斜視図である。
【0027】
図1において、天板1の上面にコックツマミ2と汁受け皿3、ごとく4、バーナキャップ5が載置されている。図2は、上記、天板1の上面にあるこれらの部材コックツマミ2と汁受け皿3、ごとく4、バーナキャップ5等の本体部を収納する器具箱体6が、ガス置き台7に嵌め込み設置されている。一般的にガス置き台7は前面に扉を有し、周囲はほぼ密閉された空間の箱状に製作されている。
【0028】
従来の嵌め込み式ガス調理器は、燃焼に必要な空気のガス置き台空気供給口8を空間周囲の壁面の一部に孔あけを行う必要があった。
【0029】
図3は、本発明の一実施例を示す。天板1の下部には、燃焼用炎孔を有したバーナキャップ5を上に載置するガスと空気を混合するバーナヘッド9とガスを噴出するノズル10、図10に示すガスコック本体11が器具箱体6内に収納されている。器具箱体6は図13に示す従来の嵌め込み式ガス調理器の器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに燃焼に必要な空気を供給する空気孔15を設けていない。
【0030】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開くと、ノズル10から噴出されたガスは、器具箱体6内にある空気を一次空気13として共にバーナヘッド9の内部へと入り、バーナキャップ5からガスと空気の混合気として噴出され点火源により点火された後、燃焼が継続する。燃焼には燃料と空気が必要であり、燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、汁受け皿3と天板1の空隙から新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0031】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。 このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0032】
図4は、天板1と汁受け皿3に器具箱体6内に新鮮空気12を流入させる空隙を形成する目的と天板1の開口孔の中心とバーナヘッド9の中心が同軸に位置させるための保持金具16にて構成されている構成断面図である。保持金具16の単品図は図4ー2に示す。
【0033】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、汁受け皿3と保持金具16によって形成された天板1の空隙から新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0034】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0035】
また、保持金具16の一部を天板1の開口孔に近接設置するように設けてバーナヘッド9と天板1の開口孔中心との同軸位置を確保している。このことにより、バーナに対する天板の位置が確実に設置できるものである。
【0036】
図6は、器具箱体6内に新鮮空気12を流入させるため天板1とゴトク枠17の間に空隙を形成するように保持金具16に汁受け皿3を介して固定ビス18で固定するように構成されている。
【0037】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、ゴトク枠17と固定ビス18によって形成された天板1とゴトク枠17の空隙から新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0038】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。 このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0039】
図7は、ゴトク枠17の下に設けられた突起19によってごとく枠17と天板1との間に空隙が構成され、汁受け皿3の外周付近に設けられた汁受け皿開口部20を通過して器具箱体6内に新鮮空気12を流入させる。前記ゴトク枠17は汁受け皿3の外周付近に設けられた汁受け皿開口部20を被うように構成されている。
【0040】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、ゴトク枠17下に設けられた突起19よって形成された天板1とゴトク枠17の空隙から新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0041】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0042】
また、ゴトク枠17は汁受け皿3の外周付近に設けられた汁受け皿開口部20を被うように構成されているので、調理中のふきこぼれた煮汁等が器具箱体6に進入することもなく清潔に使用できる。
【0043】
図8は、天板1と汁受け皿3の間にて器具箱体6内に新鮮空気12を流入させる空隙を形成する目的のため、円筒立錐壁部材21はコンロバーナの周囲に配設した汁受け皿3を天板1上面より高い位置に載置されるような高さにて汁受け皿を保持するように設定し、且つ、前記円筒立錐壁部材21には複数箇所空気が流入する立錐壁開口部22を備えて構成されている。
【0044】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、天板1と円筒立錐壁部材21によって形成されるゴトク枠17の空隙から新鮮空気12が円筒立錐壁部材21の複数箇所空気が流入する立錐壁開口部22より器具箱体6内へと流入する。
【0045】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0046】
また、円筒立錐壁部材21は器具箱体6の底部より天板上面の上まで位置するのでコンロバーナの中心とコンロバーナに対応する天板孔部中心との位置合わせも容易に実現することができる。
【0047】
図9は、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿3の外周壁面部23を天板1の上面側に折り曲げ、前記、外周壁面部23を複数箇所空気が流入する汁受け皿開口部24を備えて構成されている。
【0048】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、汁受け皿開口部24から、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0049】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。 このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0050】
図10は、天板1の上に載置されたコックつまみのシャフト25の周辺に天板1にシャフト開口孔26をあけて構成されている。
【0051】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、コックつまみのシャフト開口孔26から、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0052】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。 このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0053】
図11、図12は、天板1を載置する基盤27の天板1と重なり合っていない一部を、平面状に開口した基盤開口部28を備えて構成されている。
【0054】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開き、点火された後バーナキャップ5にて燃焼が開始、継続されると燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がないため、平面状に開口した基盤開口部28から、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0055】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14として分流される。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0056】
(実施例2)
図13は、本発明の実施例2における燃焼に必要な二次空気の流れを示す図をも兼用している。図12は燃焼火炎部により二次空気が供給しやすくなるバーナヘッドの斜視図である。
【0057】
図13において、天板1の下部には、燃焼用炎孔を有したバーナキャップ5を上に載置するガスと空気を混合するバーナヘッド9とガスを噴出するノズル10、図10に示すガスコック本体11が器具箱体6内に収納されている。器具箱体6は図14に示す従来の嵌め込み式ガス調理器の器具箱体6の底面部6aおよび側面部6bに燃焼に必要な空気を供給する空気孔15を設けていない。
【0058】
また、汁受け皿3はバーナヘッド9外径とほぼ同等の内径を有し、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙がほとんど存在しないように構成し、バーナヘッド9の一部にビス等で固定して天板1との間に空隙を構成している。
【0059】
上記、バーナヘッド9の外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿3の下側にある、前記、バーナヘッド9のドーナツ状空洞部の一部を1箇所または複数箇所、上方側へくぼみ部9aを形成している。
【0060】
次に動作、作用について説明するとガスコック本体11を開くと、ノズル10から噴出されたガスは、器具箱体6内にある空気を一次空気13として共にバーナヘッド9の内部へと入り、バーナキャップ5からガスと空気の混合気として噴出され点火源により点火された後、燃焼が継続する。燃焼には燃料と空気が必要であり、燃焼に必要な空気は器具箱体6に外部からとり入れる空気孔15がなく、さらにその上、バーナヘッド9外径と汁受け皿3の内径との間には空隙がほとんど存在しないように構成しているので汁受け皿3と天板1の空隙からのみ、新鮮空気12が器具箱体6内へと流入する。
【0061】
流入した新鮮空気12はノズル10から噴出されるガスと共に一次空気13としてバーナヘッド9に入るものと、バーナキャップ5の燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップ5の中央孔から燃焼用二次空気14としてキャップ燃焼面に供給分流される。二次空気の供給が中央のみであるため燃焼排ガスを含めた気流の流れは中央からキャップ外周外側への一方通行と整流されスムースな 流れを創出する。このような状態が継続して安定した良好な燃焼を確保する。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、燃焼に必要な空気を天板の一部に空気供給口として設けているので、器具箱体の底面、側面に空気孔を設ける必要がなく、さらにガス置き台、流し台等の庫内側に完全燃焼を行うための必要な空気を庫内の外側から取り入れる空気孔をあける必要もないので、空気孔をあける工事が不要でありながら、良好な燃焼状態が継続できる。
【0063】
併せて、器具箱体の底面部に空気孔がないので、コンロバーナで調理中の煮汁等がふきこぼれて器具内に落下しても器具外にこぼれることなく、ガス置き台内の掃除もなくなり、使い勝手の良い嵌め込み式ガス調理器が実現できる。
【0064】
さらにその上、バーナヘッド外径と汁受け皿の内径との間には空隙がほとんど存在しないように構成しているので汁受け皿と天板の空隙からのみ、新鮮空気が器具箱体内へと流入し、新鮮空気はノズルから噴出されるガスと共に一次空気としてバーナヘッドに入るものと、バーナキャップの燃焼により発生する上昇気流によりバーナキャップの中央孔から燃焼用二次空気としてキャップ燃焼面に供給分流される。二次空気の供給が中央のみであるため燃焼排ガスを含めた気流の流れは中央からキャップ外周外側への一方通行と整流されスムースな流れを創出して、安定した良好な燃焼の継続を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における嵌め込み式ガス調理器の平面図
【図2】同調理器をガス置き台に嵌めこんだ状態を示す正面図
【図3】同調理器におけるコンロバーナと汁受け皿と天板の構成断面図
【図4】同調理器におけるコンロバーナと天板と汁受け皿が金具により保持されている構成断面図
【図5】同調理器における保持金具を示す三面図
【図6】同調理器におけるコンロバーナとゴトク枠がビスにより保持されている構成断面図
【図7】同調理器おけるコンロバーナとゴトク枠がゴトク枠下に設けられた突起により保持されている構成断面図
【図8】同調理器におけるコンロバーナと開口部をもつ立錐壁部材枠が汁受け皿を保持している構成断面図
【図9】同調理器におけるコンロバーナと天板側に屈曲した外周壁に開口部をもつ汁受け皿との構成断面図
【図10】同調理器における天板がコックつまみのシャフト周辺に空隙を備えた構成の要部断面図
【図11】同調理器における天板を載置する基盤の嵌め込み式ガス調理器の平面図
【図12】同調理器における上記側面図
【図13】同調理器におけるコンロバーナヘッド外観を下から見た斜視図
【図14】従来の嵌め込み式ガス調理器の器具箱体の平面図及び側面図
【符号の説明】
1 天板
3 汁受け皿
5 バーナキャップ
6 器具箱体
7 ガス置き台
9 バーナヘッド
10 ノズル
11 ガスコック本体
12 新鮮空気
13 一次空気
14 二次空気
16 保持金具
17 ゴトク枠
21 円筒立錐壁部材
22 立錐壁開口部
24 汁受け皿開口部
27 基盤
28 基盤開口部
Claims (11)
- 器具箱体の上面全体を被うような天板と、コンロバーナとなべ等を載置するゴトクと、前記コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿と、ガスコックを開閉するコックつまみと、ガスを開閉するガスコックと、ガスを供給するノズルと、前記ノズルのガス供給口付近とコンロバーナの炎孔付近に空気を供給する空気供給口とを備えた上方給気型コンロ。
- 空気供給口は、コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿と天板との間に形成された空隙である請求項1に記載の嵌め込み式ガス調理器。
- 汁受け皿を天板上面より高い位置に載置されるように金具備えた請求項2に記載の嵌め込み式ガス調理器。
- 汁受け皿を天板上面より高い位置に載置されるように前記汁受け皿を固定する固定ビスを備えた請求項2項に記載の嵌め込み式ガス調理器。
- ゴトク枠の下に設けられた突起によってごとく枠と天板との間に構成される空隙を有し、前記ゴトク枠は汁受け皿の外周付近に設けられた開口部もしくは天板と汁受け皿で構成される空間部を被うように構成された請求項1又は2に記載の嵌め込み式ガス調理器。
- 円筒立錐壁部材はコンロバーナの周囲に配設した汁受け皿を天板上面より高い位置に載置されるような高さに構成し、前記、円筒立錐壁部材は複数箇所空気が流入する開口部を備えた請求項1又は2記載の嵌め込み式ガス調理器。
- コンロバーナの周囲に配設した汁受け皿もしくはごとく枠の外周壁面部を天板の上面側に折り曲げ、前記外周壁面部を複数箇所空気が流入する開口部を備えた請求項1又は2記載の嵌め込み式ガス調理器。
- 空気供給口は、天板の上に載置されたコックつまみのシャフトの周辺にシャフト開口孔を備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器。
- 空気供給口は、天板の一部または天板を載置する基盤の一部を平面状もしくは屋根状に1段もしくは複数段に開口した基盤開口部を備えた請求項1〜8いずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器。
- バーナヘッド外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿、もしくは汁受け皿内周とバーナヘッド外周との間の空隙を覆うバーナリングを備えた請求項1〜9のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器。
- バーナヘッド外周付近まで近接した内径を有する汁受け皿の下側にある、前記、バーナヘッドのドーナツ状空洞部の一部を1箇所または複数箇所、上方側へくぼみを備えた請求項1〜10のいずれか1項に記載の嵌め込み式ガス調理器。
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- 2002-07-10 JP JP2002200983A patent/JP2004044864A/ja active Pending
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