JP2005023133A - 粘着剤組成物、粘着剤層、プラズマディスプレイパネル用フィルタ、及びプラズマディスプレイパネル表示装置 - Google Patents

粘着剤組成物、粘着剤層、プラズマディスプレイパネル用フィルタ、及びプラズマディスプレイパネル表示装置 Download PDF

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敏嗣 細川
Kazuhiko Miyauchi
和彦 宮内
Yoshihiro Hieda
嘉弘 稗田
Yutaka Moroishi
裕 諸石
Fumiko Nakano
史子 中野
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Abstract

【課題】PDPのフィルタ本体に設けられる粘着剤層の形成材料である粘着剤組成物であって、リワーク性、耐湿熱保存性、及び衝撃緩和特性に優れる粘着剤組成物、粘着剤層、PDP表示装置を提供する。
【解決手段】プラズマディスプレイパネル用フィルタ本体3の片面又は両面に設けられる粘着剤層4aの形成材料である粘着剤組成物であって、C4〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(1)を全モノマーに対して50重量%以上含有するモノマー材料を部分的に重合してなる重合体・単量体混合物100重量部に対して、モノマー単位として(メタ)アクリル酸アルキルエステル(2)を70重量%以上、及び不飽和カルボン酸を1〜7重量%含有する重量平均分子量2000〜50000の低分子量ポリマーを0.1〜2重量部、及び(メタ)アクリロイル基を2個以上有する多官能(メタ)アクリレートを0.1〜1.0重量部含有する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPともいう)から発生する電磁波及び/又は近赤外線を遮蔽するPDP用フィルタ本体に設けられる粘着剤層の形成材料である粘着剤組成物、粘着剤層、PDP用フィルタ、及びこれらを用いたPDP表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、従来の冷陰極管を用いたテレビやディスプレイなどの表示装置に代え、薄型で軽量かつ大画面化のディスプレイとしてPDPの開発が進められている。PDPは、パネル内部に封入された希ガス、特にネオンを主体としたガス中で放電を発生させ、その際発生する真空紫外線によりパネル内部のセルに設けられたR、G、Bの単光体を発光させる。この発光過程において、PDPの作動に不必要な電磁波や近赤外線が同時に放出されるため、これを遮蔽する必要がある。特に、電磁波はVCCIやFCCなどにより放射電磁波が規制されており、また近年電磁波による人体への悪影響も懸念されている。
【0003】
これらの電磁波や近赤外線を遮蔽するため、各種フィルタが提案されている。一般的なPDP用フィルタは、透明導電層や近赤外線遮蔽層を備えた透明基体を透明成形体に貼り合わせたものであり、それをPDPの前面側に空気層を介して設置することにより電磁波や近赤外線を遮蔽している。しかし、PDPの前面表示ガラス部とPDP用フィルタの間に空気層を介する前記構造は、PDPの前面表示ガラス部やPDP用フィルタと空気層との界面で光反射が起こり、PDPの表示画像の視認性を損なうという問題があるため、PDP用フィルタを前面表示ガラス部に直接貼り合わせる構成も提案されている。
【0004】
しかし、PDP用フィルタを前面表示ガラス部に直接貼り合わせる場合に、PDP用フィルタの厚さが薄い場合にはPDPの前面表示ガラス部が非常に割れやすいため、外部からの衝撃によりPDPが簡単に割れてしまうという問題がある。前記問題を解決するため、20℃での動的弾性率が6×10 Pa以下であるガラス割れ防止層の一面側に反射防止フィルムを積層し、他面側を粘着面としたガラス割れ防止用フィルム状フィルタが提案されている(特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−341776号公報
【発明が解決しようとする課題】
一方、PDP用フィルタを前面表示ガラス部に貼り合せる際に貼付け時のミスでゴミをかみ込んだり位置ズレを起こした場合には、PDP用フィルタを剥がして該PDPを再利用する必要があるため、PDP用フィルタを剥離する際にPDPが破損したり、PDPの前面表示ガラス部上に粘着剤が糊残りしないことが求められる。さらに、高温多湿条件下で長時間保存しても浮きや剥がれが生じない耐久性に優れるPDP用フィルタが求められる。しかしながら、前記技術では、リワーク性、耐久性(耐湿熱保存性)、及びPDPの前面表示ガラス部への衝撃に対する保護機能(衝撃緩和特性)を同時に満足することができない。
【0006】
本発明は、PDPのフィルタ本体に設けられる粘着剤層の形成材料である粘着剤組成物であって、リワーク性、耐湿熱保存性、及び衝撃緩和特性に優れる粘着剤組成物を提供することを目的とする。また、該粘着剤組成物により形成される粘着剤層を提供することを目的とする。さらには、該粘着剤層を有するPDP用フィルタ、PDP表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の目的を達成するため鋭意検討した結果、特定のモノマー及びポリマーを特定量含有する粘着剤組成物を用いることにより、リワーク性、耐湿熱保存性、及び衝撃緩和特性に優れる粘着剤層が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
即ち、本発明は、透明基体上に電磁波及び/又は近赤外線の遮蔽層が積層されているプラズマディスプレイパネル用フィルタ本体の片面又は両面に設けられる粘着剤層の形成材料である粘着剤組成物であって、
炭素数4〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(1)を全モノマーに対して50重量%以上含有するモノマー材料を部分的に重合してなる重合体・単量体混合物100重量部に対して、
モノマー単位として(メタ)アクリル酸アルキルエステル(2)を70重量%以上、及び不飽和カルボン酸を1〜7重量%含有する重量平均分子量2000〜50000の低分子量ポリマーを0.1〜2重量部、及び(メタ)アクリロイル基を2個以上有する多官能(メタ)アクリレートを0.1〜1.0重量部含有することを特徴とする粘着剤組成物、に関する。
【0009】
前記モノマー材料は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(1)を全モノマーに対して60〜90重量%含有することが好ましい。前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(1)が全モノマーに対して50重量%未満の場合には、動的貯蔵弾性率が上昇し、衝撃緩和特性が低下するため好ましくない。また、エステルのアルキル基の炭素数は6〜10であることが好ましい。アルキル基の炭素数が4〜14の範囲を外れる場合には、動的貯蔵弾性率が上昇し、衝撃緩和特性が低下するため好ましくない。
【0010】
前記低分子量ポリマーは、モノマー単位として、前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(2)を70〜98重量%含有することが好ましい。前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(2)が70重量%未満の場合には、耐湿熱保存性が低下するため好ましくない。また、前記不飽和カルボン酸を2〜6重量%含有することが好ましい。前記不飽和カルボン酸が1重量%未満の場合には粘着剤層の接着力が大きくなりすぎるため好ましくなく、一方、7重量%を超える場合には耐湿熱保存性が低下するため好ましくない。また、前記低分子量ポリマーの重量平均分子量は5000〜40000であることが好ましい。低分子量ポリマーの重量平均分子量が2000未満の場合には耐湿熱保存性が低下するため好ましくなく、一方、重量平均分子量が50000を超える場合には粘着剤層の接着力が大きくなりすぎるため好ましくない。
【0011】
本発明の粘着剤組成物は、前記重合体・単量体混合物(固形分)100重量部に対して、前記低分子量ポリマーを0.1〜2重量部含有し、好ましくは0.2〜1重量部である。低分子量ポリマーが0.1重量部未満の場合には粘着剤層の接着力が大きくなりすぎるため好ましくなく、一方、2重量部を超える場合には耐湿熱保存性が低下するため好ましくない。
【0012】
また、本発明の粘着剤組成物は、前記重合体・単量体混合物(固形分)100重量部に対して、前記多官能(メタ)アクリレートを0.1〜1.0重量部含有し、好ましくは0.2〜0.5重量部である。多官能(メタ)アクリレートが0.1重量%未満の場合には耐湿熱保存性が低下するため好ましくなく、一方、1.0重量%を超える場合には動的貯蔵弾性率が上昇し、衝撃緩和特性が低下するため好ましくない。
【0013】
低分子量ポリマーを併用することによりPDPの前面表示ガラス部への接着力の増大を抑制することができる理由は明らかではないが、架橋構造内に存在して、低分子量であるために動くことができること、カルボキシル基によりガラス界面への吸着によるドライビングフォースが働くことなどより、PDPの前面表示ガラス部と粘着剤層との界面を移行して接着力の増大を抑制していると推測される。また、粘着剤層中の低分子量ポリマーの含有量は非常に少ないため、PDP用フィルタを剥離した際に前面表示ガラス部表面の汚染も発生しない。
【0014】
本発明の粘着剤層は、前記粘着剤組成物を重合反応させてなるものである。前記重合反応は、光重合反応であることが好ましい。光重合反応は、衝撃緩和特性の向上のため、膜厚0.5mm以上の粘着剤層を形成する場合に有利である。
【0015】
また、前記粘着剤層は、25℃及び1000〜10000Hzの条件下における動的貯蔵弾性率が9×10 〜4×10 Paであることが好ましく、さらに好ましくは9×10 〜9×10 Paである。動的貯蔵弾性率が前記範囲を外れる場合には、粘着剤層が硬くなるために衝撃力がPDPに伝わりやすくなってPDPが破損しやすくなったり、外部からの衝撃からPDPを保護するために必要な衝撃力緩和特性を得るためには粘着剤層の厚みが非常に厚くなり、視認性や鮮明度の低下など不具合が生じる傾向にある。
【0016】
また、前記粘着剤層は、厚さが0.5〜2mmであることが好ましく、さらに好ましくは0.8〜1.5mmである。厚さが0.5mm未満の場合には、衝撃緩和特性が低下する傾向にある。一方、厚さが2mmを超える場合には、前面表示ガラス部へのPDP用フィルタの貼り付け作業性、つまり装着作業性が損なわれたり、視認性や鮮明度が低下したり、画像の揺らぎが生じやすくなる傾向にある。
【0017】
本発明の粘着剤層は、PDP用フィルタの貼り付けミスなどにより前面表示ガラス部から剥離する際にPDPを損傷することなく剥離でき、かつパネル自体を外部からの衝撃から保護できると共に耐湿熱保存特性にも優れるため、高温多湿条件下で長時間保存した場合であってもPDP用フィルタの浮きや剥がれが生じることがない。
【0018】
本発明は、透明基体上に電磁波及び/又は近赤外線の遮蔽層が積層されているPDP用フィルタ本体の片面又は両面に、前記粘着剤層が形成されているPDP用フィルタ、に関する。
【0019】
前記PDP用フィルタは、遮蔽層上に直接又は粘着剤層を介して反射防止層及び/又はノングレア層がさらに積層されていることが好ましい。PDP用フィルタに反射防止層及び/又はノングレア層を設けることにより、室内照明や窓の外からの日光の反射を低減したり、映り込みを低減し、PDPの視認性を向上させることができる。
【0020】
また本発明は、前記PDP用フィルタを用いたPDP表示装置、に関する。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の粘着剤組成物は、炭素数4〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(1)を全モノマーに対して50重量%以上含有するモノマー材料を部分的に重合してなる重合体・単量体混合物100重量部に対して、
モノマー単位として(メタ)アクリル酸アルキルエステル(2)を70重量%以上、及び不飽和カルボン酸を1〜7重量%含有する重量平均分子量2000〜50000の低分子量ポリマーを0.1〜2重量部、及び(メタ)アクリロイル基を2個以上有する多官能(メタ)アクリレートを0.1〜1.0重量部含有することを特徴とする。なお、本発明において、(メタ)アクリル酸アルキルエステルとはアクリル酸アルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエステルをいう。
【0022】
重合体・単量体混合物の製造に用いられる炭素数4〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(1)としては、例えば、ブチル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート,デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、これらは1種又は2種以上を混合して用いられる。また、前記アルキル基は、直鎖又は分岐鎖のいずれでもよいが、t−アルキル基でないことが好ましい。
【0023】
重合体・単量体混合物の製造には前記モノマーと共重合可能なモノビニルモノマーを光学特性や耐熱性等の物性の向上を目的として必要に応じて併用することができる。該モノビニルモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、及び(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシルなどのヒドロキシル基含有モノマー、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、及び(メタ)アクリル酸エトキシエチルなどの(メタ)アクリル酸アルコキシアルキル系モノマー、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸ポリプロピレングリコール、(メタ)アクリル酸メトキシエチレングリコール、及び(メタ)アクリル酸メトキシポリプロピレングリコールなどのグリコール系モノマーなどが挙げられる。特に、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチルなどのヒドロキシル基含有モノマーは、耐湿熱保存性の向上に効果的であるため好ましく用いられる。
【0024】
重合体・単量体混合物の製造は、適宜の重合開始剤を用いて溶液重合、塊状重合、乳化重合などの公知のラジカル重合法を適宜選択できる。ラジカル重合開始剤としては、アゾ系、過酸化物系の各種公知のものを使用できる。例えば、塊状重合では、重合開始剤をモノマー100重量部に対し0.01〜0.2重量部程度使用し、これに紫外線などの放射線を少量照射して部分的に重合させ、反応系を増粘させることにより得られる。モノマーの重合率は3〜50重量%であることが好ましく、さらに好ましくは5〜30重量%、特に好ましくは10〜20重量%である。
【0025】
低分子量ポリマーの製造に用いられる(メタ)アクリル酸アルキルエステル(2)は特に制限されず、例えば、前記と同様の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを用いることができる。特に、炭素数1〜4アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを用いることが好ましい。これらは1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0026】
不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸などが挙げられ、特にアクリル酸やメタクリル酸が好ましく用いられる。
【0027】
低分子量ポリマーは、モノマー単位として、前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル(2)および前記不飽和カルボン酸を上記割合で含有していれば、他のモノマーを含有することができる。例えば、上記例示したものと同様のものを挙げることができる。
【0028】
低分子量ポリマーの製造は、適宜の重合開始剤を用いて溶液重合、塊状重合、乳化重合などの公知のラジカル重合法を適宜選択できる。重量平均分子量の調整は、大量の重合開始剤を使用したり、メルカプタンなどの連鎖移動剤を使用して行うことができる。
【0029】
(メタ)アクリロイル基を2個以上有する多官能(メタ)アクリレートとしては、例えば、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレートやポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0030】
本発明の粘着剤組成物には必要に応じて各種添加剤を添加してもよい。例えば、組成物の接着特性を調整するため、公知の粘着付与樹脂(例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂など)を添加してもよい。また、粘着付与樹脂以外の添加剤としては、可塑剤、ガラス繊維、ガラスビーズ、金属粉、又は微粉末シリカなどの充てん剤、顔料、着色剤、酸化防止剤、老化防止剤、シランカップリング剤、紫外線吸収剤などが挙げられる。これらの添加剤の添加量は特に制限されず、通常の粘着剤に適用される量である。また、微粒子を含有させて光拡散性を有する粘着剤層とすることもできる。
【0031】
本発明の粘着剤層の形成方法は特に制限されず、例えば、フィルタ本体の片面又は両面に前記粘着剤組成物を塗布し乾燥して粘着剤層を形成する方法が挙げられる。また、転写シート上に前記粘着剤組成物を塗布し乾燥して粘着剤層を形成した後、該粘着剤層をフィルタ本体の片面又は両面に貼り付け、前記転写シートを剥離除去することにより粘着剤層を形成してもよい。
【0032】
本発明においては、重合体・単量体混合物、低分子量ポリマー、多官能(メタ)アクリレート、及び重合開始剤などを混合して粘着剤組成物を調製し、これをフィルタ本体の片面又は両面に塗布し、塊状重合することにより粘着剤層を形成する方法が好ましい。また、比較的厚めの粘着剤層を形成する必要があることから、塗布後の粘着剤組成物を光重合反応させることにより粘着剤層を形成することが好ましい。
【0033】
光重合反応方式では、まずモノマー材料及び光重合開始剤を混合し、少量の光照射により一部のモノマーを重合させて反応系を増粘させる(シロップの作成)。このシロップに低分子量ポリマー、多官能(メタ)アクリレート、及び光重合開始剤などを適宜添加混合して、これを適当な厚みでフィルタ本体に塗布する。その後、光照射により重合、架橋させて粘着剤層を形成する。
【0034】
光重合開始剤としては、例えば、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、α−ヒドロキシ−α,α’−ジメチルアセトフェノン、メトキシアセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)−フェニル]−2−モルホリノプロパンなどのアセトフェノン系化合物、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、アニゾインメチルエーテルなどのベンゾインエーテル系化合物、2−メチル−2−ヒドロキシプロピオフェノンなどのα−ケトール系化合物、ベンジルジメチルケタールなどのケタール化合物、2−ナフタレンスルホニルクロリドなどの芳香族スルホニルクロリド系化合物、1−フェノン−1,1−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシムなどの光活性オキシム系化合物、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、3,3’一ジメチル−4−メトキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系化合物などがあげられる。
【0035】
光重合開始剤の添加量は全モノマー100重量部に対して0.05〜0.5重量部程度である。
【0036】
粘着剤組成物の塗布は、例えば、グラビヤロールコーター、リバースロールコーター、キスロールコーター、ディップロールコーター、バーコーター、ナイフコーター、スプレーコーターなどを用いて行うことができる。
【0037】
本発明の粘着剤層のゲル分率は、60〜90重量%、好ましくは70〜90重量%であることが好ましい。ゲル分率が60重量%未満の場合には、粘着剤の凝集力が不足するため、べとつき易く貼り付け時の作業性が悪くなり、一方ゲル分率が90重量%を越える場合には衝撃緩和特性が低下する傾向にある。ゲル分率は、架橋構造を制御することにより調整することができ、使用する材料によっても異なるが、通常、多官能(メタ)アクリレートの添加量を調整することにより前記範囲内に調整することができる。
【0038】
図1、2は、本発明のPDP用フィルタ5の概略構成図である。図1のPDP用フィルタ5は、透明基体1と電磁波及び/又は近赤外線の遮蔽層2とからなるフィルタ本体3の片面に粘着剤層4aが形成されているものである。図2のPDP用フィルタ5は、前記フィルタ本体3の両面に粘着剤層4a、4bが形成されているものである。少なくとも粘着剤層4aは前記粘着剤組成物により形成されていることが必要であり、粘着剤層4bは、前記粘着剤組成物により形成されていてもよく、公知の粘着剤からなる層であってもよい。
【0039】
透明基体1には、通常、厚さが10〜250μmの透明プラスチックフィルムが用いられる。透明プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、トリアセテートセルロース(TAC)フィルムなどが挙げられる。
【0040】
遮蔽層2は、電磁波及び/又は近赤外線を遮蔽する機能と透明性を備えたものであれば特に制限されない。例えば、全厚が10〜900μm程度の単層又は積層構造の遮蔽層としては、透明導電体薄膜や、これと高屈折率誘電体膜との積層膜、これらに近赤外線吸収色素を含む層を設けたもの、さらに貼り付け、印刷又はパターニング処理による導電性メッシュ材料を設けたもの、さらにこれに近赤外線吸収色素を含む層を設けたものなどが挙げられる。
【0041】
図3に示すように、このフィルタ本体3には、電磁遮蔽性能を高めるため、PDP本体のアース電極と接続させるための電極6を設けることができる。また、フィルタ本体3には、反射防止層及び/又はノングレア層7を設けることができる。また、帯電防止層や防汚染層などを設けることもできる。これらの層は、フィルタ本体3上に直接積層してもよいし、粘着剤層4b上に積層してもよい。また、これらの層の形成方法は特に制限されず、公知の方法、例えば、反射防止層は特開昭59−50401号公報に記載の方法、ノングレア層は特開平7−181306号公報に記載の方法などにより形成することができる。
【0042】
図3に示すように、本発明のPDP表示装置10は、前記PDP用フィルタ5に設けられた粘着剤層4aをPDP8の前面表示ガラス部9に直接貼り合わせることなどにより製造することができる。
【0043】
前記PDP表示装置10は、PDP用フィルタ5をPDP8に直接貼り合わせているため、PDP自体の軽量化、薄型化、低コスト化に寄与できる。また、PDPの前面側に透明成形体からなる前面板を設置する場合に比べると、PDPとPDP用フィルタとの間に屈折率の低い空気層をなくすことができるため、界面反射による可視光反射率の増加、二重反射などの問題を解決でき、PDPの視認性をより向上させることができる。また、粘着剤層に高い衝撃力緩和性を持たせることにより、外部からの衝撃に対してPDPを保護する機能を複合することが可能となり、さらに万が一PDPが破損した場合においてもガラスの飛散を防止することができる。
【0044】
【実施例】
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、実施例等における評価項目は下記のようにして測定した。
【0045】
<重量平均分子量の測定>
低分子量ポリマーの重量平均分子量は、GPCにより測定し、ポリスチレン換算により算出した。測定条件は、カラム(東ソー社製、GMHXL)、測定温度40℃、溶媒THFである。
【0046】
<接着力の測定>
作製したPDP用フィルタ(幅25mm)を2kgのローラーにて1往復してガラス板(PD200、旭硝子社製)に貼り付け、剥離角度90°、剥離速度300mm/分で剥離接着力を測定した。
【0047】
<衝撃緩和特性の評価>
鋼板に固定した力センサー上に作製したPDP用フィルタを貼り付け、この鉛直上方高さ20cmから、直径50mm、重さ約510gの鋼球を自由落下させ、鋼球がPDP用フィルタに衝突したときの衝撃力時間変化を測定する。このときの衝撃力波形から応力を算出し、その応力最大値により衝撃緩和特性を比較した。応力最大値が小さいほど衝撃緩和特性に優れる。
【0048】
<耐湿熱保存性の評価>
作製したPDP用フィルタ(100mm×100mm)をガラス板(PD200、旭硝子社製)にゴムローラーを用いて貼り付け、これを60℃×90%RHの恒温恒湿器中に置き、500時間後にPDP用フィルタの浮き、剥がれの様子を観察した。浮き、剥がれがなければ○とし、浮き、剥がれがあれば×とした。
<ゲル分率の測定>
作製した粘着剤層のゲル分率は、乾燥重量W (g)の粘着剤層を酢酸エチル中に室温(23℃)で7日間浸潰した後、取り出して乾燥したときの重量をW (g)としたとき、下記式により算出される値である。
ゲル分率(重量%)=(W /W )×100
<動的貯蔵弾性率の測定>
動的粘弾性測定装置(レオメトリックサイエンティフィック社製、ARES)を用い、周波数変化モード(25℃)で1000Hz、10000Hzの動的貯蔵弾性率を測定した。なお、動的貯蔵弾性率が9×10 〜4×10 Paの範囲内にあれば衝撃緩和特性に優れる。
【0049】
(フィルタ本体の作製)
透明基体として厚さ125μmの透明なポリエチレンテレフタレート(PET)フイルムを使用した。この透明基体の片面に反応性パルスDCスパッタリング法によりSiO 薄膜を形成し、その面上にDCマグネトロンスパッタ法により、高屈折率誘電体膜、銀系透明導電体膜、高屈折率誘電体膜の順に繰り返し膜形成する手法により、電磁波及び/又は近赤外線の遮蔽層を形成した。なお、高屈折率誘電体膜を形成するターゲット材料には、In −12.6重量%TiO を使用した。また、銀系透明導電体膜を形成するターゲット材料には、Ag−3重量%Auを使用した。
このようにして形成した電磁波及び/又は近赤外線の遮蔽層は、透明基体側より、SiO 薄膜(94nm)/高屈折率誘電体膜(34nm)/銀系透明導電体薄膜(14nm)/高屈折率誘電体膜(68nm)/銀系透明導電体薄膜(14nm)/高屈折率誘電体膜(68nm)/銀系透明導電体薄膜(14nm)/高屈折率誘電体膜(34nm)の構成であった。
なお、上記の各膜厚の測定は、表面粗さ計(DEKTAK3)による製膜速度の検量線と透過型電子顕微鏡による精密測定により行ったものである。次に、このように構成したフィルタ本体上の上記遮蔽層側の四辺に、銀ペースト(藤倉化成(株)製、ドータイトFA−301CA)をスクリーン印刷し、100℃で20分間硬化させて、厚さ2μmの電極を形成した。さらに遮蔽層上に反射防止フィルムを電極を完全には被覆しないように貼り合わせてフィルタ本体を得た。
【0050】
実施例1
冷却管、窒素導入管、温度計、紫外線照射装置及び撹拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸2−エチルヘキシル84重量部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル16重量部、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン0.1重量部を入れ、紫外線照射により重合して、重合率約10重量%の重合体・単量体混合物からなる粘性液体(シロップ)を得た。一方、ブチルアクリレート100重量部、アクリル酸5重量部、ラウリルメルカプタン1重量部、及び2,2−アゾビスイソブチロニトリル0.1重量部を、窒素導入管、冷却管を備えた4つ口フラスコに投入し、充分に窒素置換した後、窒素気流下で撹拌しながら55℃で12時間重合反応を行い、重量平均分子量2.1万の低分子量ポリマー(B1)を得た。
前記シロップ100重量部に対して、トリメチロールプロパントリアクリレート0.2重量部、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン0.1重量部、及び低分子量ポリマー(B1)0.5重量部を混合して粘着剤組成物を調製した。
この粘着剤組成物を厚さが75μmのポリエステル系セパレータに塗布し、さらにこの上からカバー用のポリエステル系セパレータを被せた後、紫外線ランプにて約2000mJ/cm の紫外線を照射して光重合させて厚さ1mmの粘着剤層を形成した。この粘着剤層を前記フィルタ本体と貼り合わせ、PDP用フィルタとした。
【0051】
実施例2
実施例1において、低分子量ポリマー(B1)の添加量を0.2重量部にした以外は実施例1と同様にしてPDP用フィルタを作製した。
【0052】
実施例3
実施例1において、低分子量ポリマー(B1)の添加量を1.0重量部にした以外は実施例1と同様にしてPDP用フィルタを作製した。
【0053】
実施例4
実施例1において、粘着剤層の厚みを0.5mmとした以外は実施例1と同様にしてPDP用フィルタを作製した。
【0054】
実施例5
実施例1において、粘着剤層の厚みを1.5mmとした以外は実施例1と同様にしてPDP用フィルタを作製した。
【0055】
実施例6
ブチルアクリレート100重量部、アクリル酸2重量部、ラウリルメルカプタン1重量部、及び2,2−アゾビスイソブチロニトリル0.1重量部を窒素導入管、冷却管を備えた4つ口フラスコに投入し、充分に窒素置換した後、窒素気流下で撹拌しながら55℃で12時間重合反応を行い、重量平均分子量2.1万の低分子量ポリマー(B2)を得た。
実施例1において、低分子量ポリマー(B1)の代わりに低分子量ポリマー(B2)を1.0重量部用いた以外は実施例1と同様にしてPDP用フィルタを作製した。
【0056】
比較例1
実施例1において、低分子量ポリマー(B1)を添加しなかった以外は実施例1と同様にしてPDP用フィルタを作製した。
【0057】
比較例2
実施例1において、低分子量ポリマー(B1)の添加量を5重量部とした以外は実施例1と同様にしてPDP用フィルタを作製した。
【0058】
比較例3
冷却管、窒素導入管、温度計、紫外線照射装置、及び撹拌装置を備えた反応容器に、アクリル酸2−エチルヘキシル40重量部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル20重量部、アクリル酸40重量部、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン0.1重量部を入れ、紫外線照射により重合して、重合率約10重量%の重合体・単量体混合物からなる粘性液体(シロップ)を得た。
前記シロップ100重量部に対して、トリメチロールプロパントリアクリレート0.2重量部、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン0.1重量部、及び前記低分子量ポリマー(B1)0.5重量部を混合して、粘着剤組成物を調製した。
この粘着剤組成物を厚さが75μmのポリエステル系セパレータに塗布し、さらにこの上からカバー用のポリエステル系セパレータを被せた後、紫外線ランプにて約2000mJ/cm の紫外線を照射して光重合させて厚さ1mmの粘着剤層を形成した。この粘着剤層を前記フィルタ本体と貼り合わせ、PDP用フィルタとした。
【0059】
比較例4
2−エチルヘキシルアクリレート100重量部、ラウリルメルカプタン1重量部、及び2,2−アゾビスイソブチロニトリル0.1重量部を、窒素導入管、冷却管を備えた4つ口フラスコに投入し、充分に窒素置換した後、窒素気流下で撹拌しながら55℃で12時間重合反応を行い、重量平均分子量3万の低分子量ポリマー(B3)を得た。
実施例1において、低分子量ポリマー(B1)の代わりに低分子量ポリマー(B3)を1.0重量部用いた以外は実施例1と同様にしてPDP用フィルタを作製した。
【0060】
参考例1
実施例1において、粘着剤層の厚みを0.3mmとした以外は実施例1と同様にしてPDP用フィルタを作製した。
【0061】
【表1】
Figure 2005023133
表1の結果から明らかなように、本発明の粘着剤層は、接着力が大きすぎないためリワーク性に優れており、かつ耐湿熱保存性や衝撃緩和特性にも優れる。比較例の粘着剤層は、リワーク性、耐湿熱保存性、又は衝撃緩和特性のいずれかの物性に劣ることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPDP用フィルタの一例を示す断面図である。
【図2】本発明のPDP用フィルタの他の一例を示す断面図である。
【図3】本発明のPDP用フィルタの使用態様の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1:透明基体
2:電磁波及び/又は近赤外線の遮蔽層
3:フィルタ本体
4a、4b:粘着剤層
5:PDP用フィルタ
6:電極
7:反射防止層及び/又はノングレア層
8:PDP
9:前面表示ガラス部
10:PDP表示装置

Claims (8)

  1. 透明基体上に電磁波及び/又は近赤外線の遮蔽層が積層されているプラズマディスプレイパネル用フィルタ本体の片面又は両面に設けられる粘着剤層の形成材料である粘着剤組成物であって、
    炭素数4〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(1)を全モノマーに対して50重量%以上含有するモノマー材料を部分的に重合してなる重合体・単量体混合物100重量部に対して、
    モノマー単位として(メタ)アクリル酸アルキルエステル(2)を70重量%以上、及び不飽和カルボン酸を1〜7重量%含有する重量平均分子量2000〜50000の低分子量ポリマーを0.1〜2重量部、及び(メタ)アクリロイル基を2個以上有する多官能(メタ)アクリレートを0.1〜1.0重量部含有することを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 請求項1記載の粘着剤組成物を重合反応させてなる粘着剤層。
  3. 前記重合反応が光重合反応である請求項2記載の粘着剤層。
  4. 25℃及び1000〜10000Hzの条件下における動的貯蔵弾性率が9×10 〜4×10 Paである請求項2又は3記載の粘着剤層。
  5. 厚さが0.5〜2mmである請求項2〜4のいずれかに記載の粘着剤層。
  6. 透明基体上に電磁波及び/又は近赤外線の遮蔽層が積層されているプラズマディスプレイパネル用フィルタ本体の片面又は両面に、請求項2〜5のいずれかに記載の粘着剤層が形成されているプラズマディスプレイパネル用フィルタ。
  7. さらに、前記遮蔽層上に直接又は粘着剤層を介して反射防止層及び/又はノングレア層が積層されている請求項6記載のプラズマディスプレイパネル用フィルタ。
  8. 請求項6又は7記載のプラズマディスプレイパネル用フィルタを用いたプラズマディスプレイパネル表示装置。
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