JP2005022784A - エレベーターの遠隔故障診断装置 - Google Patents

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賢治 河野
Asaki Kiyouya
朝紀 京家
Takayuki Koyama
貴之 小山
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Abstract

【課題】エレベーターについての高度の知識を有しない者であっても、簡単にエレベーターの故障原因を確認することができるエレベーターの遠隔故障診断装置の提供を目的とする。
【解決手段】上記目的は、端末装置3によりエレベーター1の故障が検出されると、故障信号とともにエレベーター1の故障時の各種データを故障診断装置9、9Aに送信し、その送信されたエレベーター1の故障時の各種データに基づきエレベーター1の各種状態を、正常若しくは異常あるいは動作若しくは不動作に応じて異ならせて、故障診断装置9、9Aにおける表示手段10の表示画面15Aに表示することにより、達成できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベーターに発生した故障の原因を遠隔地にて確認することのできるエレベーターの遠隔故障診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エレベーターは、それが備えられている建物に出入りする人々に頻繁に利用される。したがって、エレベーターに故障が発生してエレベーターが停止してしまうと、それを利用する人々が多大の迷惑を被ることとなる。そのために、エレベーターを、遠隔地にある監視センターあるいは保守会社が常時監視して、エレベーターが故障した場合にはその故障原因を、遠隔地にある監視センターあるいは保守会社において適確に把握することができるようにすることにより、エレベーターの故障を適確に取り除いてエレベーターの運転を迅速に復帰させる必要がある。
【0003】
そこで、従来、エレベーターの遠隔故障診断装置としては、そのエレベーターの運行に関する種々の動作データを常時収集してデータ記憶部に格納するデータ収集装置と、エレベーターの動作を常時監視してエレベーターの異常動作を検出した時に異常信号を出力する異常検出装置と、前記データ収集装置に通信回路を介して接続された監視センターの故障診断装置を備え、前記異常信号が前記データ収集装置に入力されると、前記異常信号発生直前の一定時間区間のエレベーターの動作データを、前記データ収集装置から通信回路を介して故障診断装置に送信してその故障診断装置の表示画面に表示し、その表示された異常信号発生直前における一定時間区間の動作データからエレベーターの故障原因を、監視センターにて解析するようにしたものが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
さらに、従来、エレベーターの運行状態表示装置としては、監視センター及び保守会社にて、端末装置のデータ記憶部に格納されているエレベーターの運行に関する各種データを読み出して、それらデータに基づいてエレベーターの運行状態を、監視センター及び保守会社に設置した表示装置の表示画面に表示するようにしたものが提案されていた(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−1556号公報(2頁右段の17行〜44頁、図2)
【0006】
【特許文献2】
特開平6−107383号公報(2頁右段46行〜3頁3行)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のエレベーターの遠隔故障診断装置では、故障診断装置の表示画面に表示された異常信号発生直前の一定時間区間の動作データから異常発生の原因を解析しなければならず、しかも、故障診断装置の表示画面に表示される動作データは、グラフや線の太さ(各種スイッチ類のオンオフ情報)で表示しており、異常発生の原因の特定を早急に行うにはエレベーターについての高度の知識が要求されるという問題点があった。
【0008】
さらに、上記従来例のエレベーターの運行状態表示装置は、監視センター及び保守会社に設置した表示装置の表示画面に表示される標識、数字データあるいは各種スイッチ類のオンオフ情報は随時更新されて変わってしまうので、エレベーターの異常発生の原因の特定化が難しいとともに、端末装置から監視センターに異常発報があっても、エレベーターの運行状態が監視センター及び保守会社の表示装置に表示されず、監視センターあるいは保守会社から端末装置に対してエレベーターの運行状態の読み出し指令がなされたときに、始めてエレベーターの運行状態が監視センターあるいは保守会社の表示装置に表示されるようにしてあって、エレベーターの異常発生と同時にエレベーターの運行状態が表示装置に表示されないという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、エレベーターについての高度の知識を有しない者であっても、簡単にエレベーターの故障原因を、遠隔地で確認することのできるエレベーターの遠隔故障診断装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、エレベーターの運転を制御するとともにエレベーターの運転に関する各種データを作成するエレベーター制御装置と、このエレベーター制御装置から前記各種データを取り込みデータ記憶部に格納させるとともにエレベーターの動作を常時監視してエレベーターの故障を検出した時に故障信号を出力する端末装置と、この端末装置に通信回線を介して接続される故障診断装置を備えたエレベーターの遠隔故障診断装置において、 前記端末装置が前記エレベーターの故障を検出した時に、前記データ記憶部からエレベーターの故障時の各種データを読み出す読出し手段と、この読出し手段によって読み出された前記エレベーターの故障時の各種データを前記故障信号とともに前記故障診断装置に送信する送信手段と、前記故障診断装置に設けられて前記送信手段により送信されてきた前記エレベーターの故障時の各種データに基づきえられたエレベーターの各種状態を、正常若しくは異常あるいは動作若しくは不動作に応じて異ならせて表示する表示手段を設ける構成にしてある。
【0011】
かかる構成によれば、端末装置によりエレベーターの故障が検出させると、故障信号とともにエレベーターの故障時の各種データが故障診断装置に送信されて、故障診断装置の表示手段に、エレベーターの故障時の状態が、正常若しくは異常あるいは動作若しくは不動作に応じて異なって、自動的に表示される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下,本発明のエレベーターの遠隔故障診断装置の一実施形態を、図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエレベーターの遠隔故障診断装置における表示手段の表示画面である。図2は、本発明の一実施形態に係るエレベーターの通信系統の要部ブロック図である。図3は、本発明の一実施形態に係る故障診断装置の要部ブロック図である。
【0013】
図2において、一実施形態の遠隔故障診断装置は、エレベーター1の運転を制御するとともにエレベーター1の運転に関する各種データを作成するエレベーター制御装置2と、このエレベーター制御装置2から前記各種データを取り込みデータ記憶部(図示せず)に格納させるとともにエレベーター1の動作を常時監視してエレベーター1の故障の有無を検出して故障を検出した時に故障信号を出力する端末装置3と、監視センター4及び保守会社の営業所6に設置された故障診断装置9、9Aを備えている。監視センター4に設置された故障診断装置9は、電話回線等の通信回線5により、端末装置3に接続されている。保守会社の営業所6に設置された故障診断装置9Aは、電話回線等の通信回線8を介して端末装置3に接続されている。監視センター4と保守会社の営業所6は、電話回線等の通信回線7により、接続されている。通信回線7は、故障発報を受信した監視センター4が、故障が発生したエレベーター1の保守を担当する保守会社の営業所6に対して、保守員の出勤を促すに利用される。
【0014】
端末装置3は、エレベーター1の運転に関する各種データを格納するデータ記憶部(図示せず)と、エレベーター1の故障を検出した時に故障信号を出力する故障検出部(図示せず)と、エレベーター1の故障を検出した時に、すなわち、故障検出部からの故障信号が入力された時に、データ記憶部からエレベーターの故障時の各種データを読み出す読出し手段(図示せず)と、この読出し手段によって読み出された前記エレベーターの故障時の各種データを故障信号とともに故障診断装置9、9Aに送信する送信手段(図示せず)を含み、エレベーター1が備えられている建物側に設置されている。端末装置3の読出し手段によって読み出されたエレベーター1の故障時の各種データは、予め設定して、エレベーター1の位置、エレベーター1の運転方向、各種スイッチのオンオフ、電源や運転モードの動作状態、故障情報(故障の種類)などとするようにしてある。
【0015】
故障診断装置9、9Aの表示手段10は、図3に示すように、外部とデータの授受を行う通信装置11と、データの処理等種々の制御を行う故障診断制御部12と、第一データ記憶部13と、第二データ記憶部14と、表示部15と、所要の指令やデータを入力する入力部16を、少なくとも備えている。表示手段10の表示部15の表示画面15Aには、端末装置3の送信手段により送信されたエレベーター1の故障時の各種データに基づきえられるエレベーターの各種状態が正常若しくは異常あるいは動作若しくは不動作に応じて異ならせて表示される。
【0016】
第一データ記憶部13には、図1に示す、第一表示欄D1、第二表示欄D2、第三表示欄D3、第四表示欄D4、第五表示欄D5、第六表示欄D6及び第七表示欄D7のフォーマット並びにエレベーター1のお客さま名や番号が格納される。第二データ記憶部14には、端末装置3から送信されてきたエレベーター1の故障時の各種データが格納される。表示部15の表示画面15Aには、図1に示すように、第一表示欄D1、第二表示欄D2、第三表示欄D3、第四表示欄D4、第五表示欄D5、第六表示欄D6及び第七表示欄D7が表示されるとともに、それら第一表示欄D1、第二表示欄D2、第三表示欄D3、第四表示欄D4、第五表示欄D5、第六表示欄D6及び第七表示欄D7の対応個所に、エレベーター1の故障時の各種データに基づきえられるエレベーター1の各種状態が、それぞれ割り付けて表示される。
【0017】
第一表示欄D1には、図1に示すように、お客さま名やお客さま番号などのお客さま情報が、横書き文字で表示される。第二表示欄D2には、図1に示すように、端末装置3によりエレベーター1の故障を検出して監視センター4に故障発報した際の、発報の年月日及び時刻並びに故障内容などの発報情報が、横書き文字で表示される。図1においては、故障内容の例として、閉じ込め検出が表示されている。
【0018】
第三表示欄D3には、図1に示すように、故障検出時の乗りかご位置及び乗りかごの運転方向を示すエレベーター1の乗りかご位置情報の表示(略して、エレ位置表示と称す)がなされる。エレ位置表示は、図1に示すように、UP及びDNの文字と、上向き三角印「△」及び下向き三角印「▽」と、階床を示すアラビア数字で、表示される。乗りかごの運転方向がUP方向の場合には、上向き三角印「△」内の色を、例えば、無色から青色に変化させる。乗りかごの運転方向がDOWN方向の場合には、下向き三角印「▽」内の色、例えば、無色から青色に変化させる。図1においては、エレ位置表示の例として、乗りかごが2階にいることが表示されている。
【0019】
第四表示欄D4では、故障検出時における乗りかご廻りのスイッチ類や昇降路上下端に位置する安全スイッチ類のオンオフ状態や動作状態の情報が表示される。図1においては、乗りかご廻りのスイッチ類や昇降路上下端に位置する安全スイッチ類のオンオフや動作状態の情報は、ULS、オープンゾーン、開端スイッチ、閉端スイッチ、ドアスイッチ、ゲートスイッチ、照明、開釦、閉釦、セフティシュー、ORS、110%負荷及びDLSの横書き文字並びにそれら文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。すなわち、昇降路上端に位置するリミットスイッチのオンオフの情報は、「ULS」の文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。昇降路下端に位置するリミットスイッチのオンオフは、「DLS」の文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。ドアの動作状態は、「開端スイッチ」、「閉端スイッチ」、「ドアスイッチ」及び「ゲートスイッチ」の文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。照明灯が点灯しているか否かの動作状態の情報は、「照明」の文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。乗りかごの開釦あるいは閉釦の動作状態の情報は、「開釦」あるいは「閉釦」の文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。ドアを反転させるための安全装置であるセフティシューあるいはドア過負荷反転装置のオンオフの情報は、「セフティシュー」あるいは「ORS」の文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。乗りかご内過負荷を検出したか否か(乗りすぎを検出したか否か)の動作状態の情報は、「110%負荷」の文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。乗りかごがドア開閉可能ゾーンに位置している状態か否かの動作状態の情報は、「オープンゾーン」の文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。
【0020】
第五表示欄D5では、故障検出時の、電源及び運転モードの動作状態に関する情報が表示される。図1においては、エレベーター1に用いられる電源が停電したか否か(停電の有無)の動作状態の情報は、「エレ電源異常」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。端末電源の動作状態の情報は、「端末電源異常」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。ピット内における冠水があったか否か(冠水検出の有無)の動作状態の情報は、「冠水検出」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。火災などの安全装置が作動したか否かあるいは地震管制スイッチが作動して地震時管制運転が行われたか否かの動作状態の情報は、「安全装置」あるいは「地震管制」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。
【0021】
第六表示欄D6では、故障検出時の、乗りかご内の運転盤に設けられているスイッチ類、例えば、停止スイッチ、保守スイッチ、専用スイッチ、ドア開放スイッチ及び各階停止スイッチのオンオフ状態(操作状態)が表示される。図1においては、停止スイッチのオンオフ状態(操作状態)は、「停止スイッチ」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。保守スイッチのオンオフ状態(操作状態)は、「保守スイッチ」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。専用スイッチのオンオフ状態(操作状態)は、「専用スイッチ」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。ドア開放スイッチのオンオフ状態(操作状態)は、「ドア開放スイッチ」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。各階停止スイッチのオンオフ状態(操作状態)は、「各階停止スイッチ」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。
【0022】
第七表示欄D7では、端末装置3が自己診断することにより検出された3つの故障情報が表示される。図1においては、乗りかごが非常停止して乗りかごが再起動できない場合の情報は、「非常停止・再起動不可」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。乗りかごが非常停止して乗りかごが再起動できる場合の情報は、「非常停止・再起動可」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。乗りかごが最寄階に停止して乗りかごが再起動できない場合の情報は、「最寄階停止・再起動不可」との横書き文字の前にある丸印「○」内の色を変化させることで、表示される。
【0023】
上記第四表示欄D4から第七表示欄D7の各丸印「○」の色は、平常運転時において正常に動作している場合は青色に、平常運転時において動作しない場合は無色(着色なし)に、異常に動作している場合は赤色に、それぞれ変化させるようにしてある。
【0024】
上記一実施形態の遠隔故障診断装置の構成によれば、エレベーター1の運転中は、エレベーター制御装置2により作成されたエレベーター1の運転に関する各種データが端末装置3のデータ記憶部に格納させられとともに、エレベーター制御装置2から取り込んだ各種データに基づいてエレベーター1の故障の有無が端末装置3の故障検出部により常時判断させられる。そして、端末装置3の故障検出部がエレベーター1の故障であると判断した場合には、その故障検出部から故障信号が出力され、その故障信号が端末装置3の読出し手段に入力される。読出し手段に故障信号が入力されると、端末装置3のデータ記憶部からエレベーター1の故障時の各種データが読み出される。故障信号は故障発報として、端末装置3のデータ記憶部から読み出されたエレベーター1の故障時の各種データと一緒に、端末装置3の送信手段により、通信回線5を介して監視センター4の故障診断装置9に、かつ、通信回線8を介して監視センター4の故障診断装置9Aに、それぞれ送信される。
【0025】
端末装置3の送信手段により送信されてきたエレベーター1の故障時の各種データは、監視センター4の故障診断装置9と保守会社6に設置された故障診断装置9Aの、それぞれの第二データ記憶部14に格納され、しかも、故障発報により、両故障診断装置9、9Aの表示部15を作動させて、第一データ記憶部13に格納されている第一表示欄D1、第二表示欄D2、第三表示欄D3、第四表示欄D4、第五表示欄D5、第六表示欄D6及び第七表示欄D7のフォーマットが両故障診断装置9、9Aの表示部15の表示画面15Aに表示されるとともに、エレベーター1の故障時の各種データに基づき故障診断制御部12により処理してえられるところのエレベーター1の各種状態が、正常若しくは異常あるいは動作若しくは不動作に応じて異ならせて、上記それらフォーマットの対応個所に割り付けられて表示される。
【0026】
例えば、表示部15の表示画面15Aを見て、第三表示欄D3の上向き三角印「△」内の色が青色に、第四表示欄D4の「ドアスイッチ」の文字の前にある丸印「○」内の色が無色に、第四表示欄D4の「オープンゾーン」の文字の前にある丸印「○」内の色が無色に、それぞれ表示されて、かつ、第二表示欄D2の発報情報が閉じ込め検出であれば、階床間で乗りかごが停止しており、「乗り場側ドアが何らかの理由で開いたことが閉じ込め故障の原因である」ということが即座にわかるので、表示部15の表示画面15Aの表示内容を確認した保守員等がエレベーター1の設置現場に急行して、乗り場側ドアの施錠状態やドアスイッチの接触状態の点検を行えば、上記閉じ込め故障を円滑に解消することができる。
【0027】
また、表示部15の表示画面15Aを見て、第三表示欄D3の上向き三角印「△」内の色が青色に、第六表示欄D6の「停止スイッチ」の文字の前にある丸印「○」内の色が赤色に、第四表示欄D4の「オープンゾーン」の文字の前にある丸印「○」内の色が無色に、それぞれ表示されて、かつ、第二表示欄D2の発報情報が閉じ込め検出であれば、階床間で乗りかごが停止しており、「乗客が運転盤の停止スイッチを操作したことが閉じ込め故障の原因である」ということが即座にわかるので、表示部15の表示画面15Aの表示内容を確認した保守員等が、エレベーター1を設置した建物の管理人等に、停止スイッチを元に戻してから運転盤の施錠をするように依頼することによって、上記閉じ込め故障を円滑に解消することができ、かつ、運転盤の停止スイッチ等の保守用スイッチを乗客がいたずらで操作することによる上記閉じ込め故障の再発を防止することができる。
【0028】
上記一実施形態の遠隔故障診断装置によれば、端末装置3によりエレベーター1の故障が検出されると、故障診断装置9,9Aの表示手段15の表示画面15Aにエレベーター1の故障時の状態が即座に表示されるので、表示部15の表示画面15Aの表示内容を見ることにより、エレベーター1の故障原因を即座に確認することできる。そして、エレベーター1の故障時の各種状態が、正常若しくは異常あるいは動作若しくは不動作に応じて異ならせて、上記それらフォーマットの対応個所に割り付けられて表示されるので、エレベーター1についての高度の知識を有しない者であっても、簡単にエレベーター1の故障原因を確認することができるため、エレベーター1の故障後のエレベーター1の運転復帰作業を迅速に行わせることができる。
【0029】
エレベーター1の故障時の各種状態の表示は、すなわち、乗りかご位置情報の表示、乗りかご廻りのスイッチ類や昇降路上下端に位置する安全スイッチ類のオンオフ状態や動作状態の情報の表示、電源及び運転モードの動作状態に関する情報の表示、乗りかご内の運転盤に設けられているスイッチ類のオンオフ状態の表示及び端末装置3が自己診断することにより検出された故障情報の表示は、その表示の種類を表す文字と、その文字の前に丸印「○」内の色を、平常運転時において正常に動作している場合は青色に、平常運転時において動作しない場合は無色(着色なし)に、異常に動作している場合は赤色に、それぞれ変化させることによって、行われている。したがって、故障診断装置9、9Aの表示手段15の表示画面15Aの表示内容を見ることにより、エレベーター1の故障時の各種状態をエレベーター保守員であれば、誰でも、簡単に把握することができる。
【0030】
上記一実施形態の遠隔故障診断装置では、監視センター4の故障診断装置9及び保守会社の営業所6の故障診断装置9Aの両方に、同時に、端末装置3のデータ記憶部から読み出されたエレベーターの故障時の各種データと故障信号を送信して、エレベーター1の故障時の状態が、両故障診断装置9、9Aに表示されるようにしているが、これに限定されない。
【0031】
すなわち、例えば、端末装置3のデータ記憶部から読み出されたエレベーター1の故障時の各種データと故障信号を、監視センター4の故障診断装置9にのみに送信し、通信回線7により監視センター4から保守会社の営業所6に故障発生を通報する。そして、通報があった後、保守会社の営業所6の保守員が、保守会社の営業所6の故障診断装置9Aを操作して、エレベーター1の故障時の各種状態を故障診断装置9Aの表示手段15の表示画面15に表示して、故障原因を確認するようにしてもよい。この場合、保守会社の営業所6が故障診断装置9Aにおける入力部16を用いて、「エレベーター1の故障時の各種状態を表示部15の表示画面15Aに表示させる」旨の指令に関わるデータを入力すると、通信装置11―通信回線8を介して端末装置3のデータ記憶部からエレベーター1の故障時の各種データが読み出されて故障診断装置9Aにおけるデータ記憶部14に格納され、しかも、故障診断装置9Aにおける第一データ記憶部13に格納されている第一表示欄D1、第二表示欄D2、第三表示欄D3、第四表示欄D4、第五表示欄D5、第六表示欄D6及び第七表示欄D7のフォーマットが故障診断装置9Aの表示部15の表示画面15Aに表示されるとともに、エレベーター1の故障時の各種データに基づき故障診断装置9Aにおける故障診断制御部12により処理してえられるところのエレベーター1の各種状態が、正常若しくは異常あるいは動作若しくは不動作に応じて異ならせて、上記それらフォーマットの対応個所に割り付けられて表示されるようになるので、保守会社の営業所6が故障診断装置9Aの表示部15の表示画面15Aの表示内容を見て、故障原因を確認した後、エレベーター1の設置現場に急行するようにすればよい。
【0032】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、端末装置によりエレベーターの故障が検出させると、故障診断装置の表示手段にエレベーターの故障時の状態が即座に表示されるので、監視センター単独あるいは監視センター及び保守会社の営業所の両方にて、エレベーターの故障の発生と略同時にエレベーターの故障時の状態を確認することができ、しかも、故障診断装置の表示手段に、エレベーターの故障時の状態が、正常若しくは異常あるいは動作若しくは不動作に応じて異なって表示されているので、エレベーターについての高度の知識を有しない者であっても、簡単にエレベーターの故障原因を遠隔地で即座に確認することができるため、エレベーターの故障後の、エレベーターの運転復帰作業を迅速に行わせることを可能にするエレベーターの遠隔故障診断装置がえられた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエレベーターの遠隔故障診断装置における表示手段の表示画面である。
【図2】本発明の一実施形態に係るエレベーターの通信系統の要部ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る故障診断装置の要部ブロック図である。
【符号の説明】
1 エレベーター
2 エレベーター制御装置
3 端末装置
4 監視センター
5 通信回線
6 保守会社の営業所
7 通信回線
8 通信回線
9、9A 故障診断装置
10 表示手段
11 通信装置
12 故障診断制御部
13 第一データ記憶部
14 第二データ記憶部
15 表示部
15A 表示画面
16 入力部
D1 第一表示欄
D2 第二表示欄
D3 第三表示欄
D4 第四表示欄
D5 第五表示欄
D6 第六表示欄
D7 第七表示欄

Claims (2)

  1. エレベーターの運転を制御するとともにエレベーターの運転に関する各種データを作成するエレベーター制御装置と、このエレベーター制御装置から前記各種データを取り込みデータ記憶部に格納させるとともにエレベーターの動作を常時監視してエレベーターの故障を検出した時に故障信号を出力する端末装置と、この端末装置に通信回線を介して接続される故障診断装置を備えたエレベーターの遠隔故障診断装置において、前記端末装置が前記エレベーターの故障を検出した時に、前記データ記憶部からエレベーターの故障時の各種データを読み出す読出し手段と、この読出し手段によって読み出された前記エレベーターの故障時の各種データを前記故障信号とともに前記故障診断装置に送信する送信手段と、前記故障診断装置に設けられて前記送信手段により送信されてきた前記エレベーターの故障時の各種データに基づきエレベーターの各種状態を正常若しくは異常あるいは動作若しくは不動作に応じて異ならせて表示する表示手段を設けてなることを特徴とするエレベーターの遠隔故障診断装置。
  2. 前記故障診断装置は、監視センター及び保守会社の営業所に設置され、しかも、前記データ記憶部と前記読出し手段と前記送信手段は、前記端末装置に含まれることを特徴とする請求項1のエレベーターの遠隔故障診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010208780A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ

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