JP2005022013A - 切削加工方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】切削加工において、クーラントを加工部位に確実に供給して加工精度を高める。
【解決手段】クーラント槽17にワークであるプラネタリキャリア1を固定し、主軸11に装着されたリーマ12をピニオンシャフト穴6、7の下穴に挿通して、ガイドブッシュ13、14によって支持する。クーラント槽17内にクーラントを溜めて、ピニオンシャフト穴6、7の下穴をクーラントに浸漬した状態で、リーマ12によって切削加工する。ワークの形状にかかわらず、加工部位に確実にクーラントを供給することができる。また、リーマ12がクーラント中で回転するので、リーマ12に巻付いた切屑がクーラントの抵抗によって剥がれ落ちる。これにより、加工精度を高めるとともに工具寿命を延ばすことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】クーラント槽17にワークであるプラネタリキャリア1を固定し、主軸11に装着されたリーマ12をピニオンシャフト穴6、7の下穴に挿通して、ガイドブッシュ13、14によって支持する。クーラント槽17内にクーラントを溜めて、ピニオンシャフト穴6、7の下穴をクーラントに浸漬した状態で、リーマ12によって切削加工する。ワークの形状にかかわらず、加工部位に確実にクーラントを供給することができる。また、リーマ12がクーラント中で回転するので、リーマ12に巻付いた切屑がクーラントの抵抗によって剥がれ落ちる。これにより、加工精度を高めるとともに工具寿命を延ばすことができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、切削油剤を用いてワークを切削加工する切削加工方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、切削加工を行う際には、潤滑、冷却、溶着防止及び切屑排出等のために、加工部位にクーラント(切削油剤)が供給される。
一例として、図2に示す遊星歯車式自動変速機のプラネタリキャリア1(以下、キャリア1という)のピニオンシャフト穴をリーマ仕上加工する場合について説明する。
【0003】
キャリア1は、軸受部2の一端にフランジ部3が形成され、このフランジ部3に、リング状のキャリア部材4の3つの脚部5(1つのみ図示する)が溶接されて一体化された構造であり、フランジ部3及びキャリア部4にそれぞれ穿設されたピニオンシャフト穴6、7に、ピニオンシャフト8を挿通して、このピニオンシャフトによってピニオンギヤ9を回転可能に支持する。ピニオンシャフト穴6、7は、それぞれフランジ部及3びキャリア部4の周方向に沿って等間隔に3箇所配置されている。
【0004】
キャリア1のピニオンシャフト穴6、7をリーマ仕上加工する従来の加工方法について、図3を参照して説明する。図3に示すように、ワークであるキャリア1をクランプ10によって固定し、ボール盤の主軸11に装着されたリーマ12をフランジ部3及びキャリア部4のピニオンシャフト穴6、7の下穴に挿通し、その両端部をガイドブッシュ13、14によって支持して、リーマ仕上加工を行う。このとき、クーラントノズル15からクーラントを噴射して、切削部位にクーラントを供給する。
【0005】
このようにして、キャリア1のフランジ部3及びキャリア部4のピニオンシャフト穴6、7を同時にリーマ仕上加工することができる。また、切削部位にクーラントを供給して、潤滑、冷却、溶着防止及び切屑排出を行うことにより、仕上寸法精度を高め、また、工具の寿命を延ばすことができる。
【0006】
なお、クーラントを用いた切削加工技術として、オイルミスト及び水ミストを切削部位に噴霧して、冷却及び潤滑を行う切削加工方法が特許文献1に記載されている。
【特許文献1】
特開2000−218466号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示す従来の切削加工方法では、次のような問題がある。ワークであるキャリア1の形状によって、クーラントノズル15の配置に制約があるため、切削部位の近傍にクーラントノズル15を配置することができず、クーラントを確実に切削部位に供給できない場合がある。フランジ部3及びキャリア部4のピニオンシャフト穴6、7を同時に切削加工するため、クーラントの供給不良等によって切屑の排出が円滑に行われないと、一方の切削によって生じた切屑がリーマ12に巻付くことがあり、この状態で他方の切削を行うと、加工面にむしれが生じて仕上面精度が低下する。また、工具の刃先に被切削材の一部が付着しやすくなり、構成刃先が生じて、仕上寸法精度の低下の原因となる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、切削部位に確実にクーラントを供給することができ、加工精度を高めることができる切削加工方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明に係る切削加工方法は、ワークの加工部位を切削油剤に浸漬した状態で切削加工を行うことを特徴とする。
このように構成したことにより、切削油剤を加工部位に確実に供給することができ、また、切削油剤中で工具が作動するので、切削油剤の抵抗によって切屑が工具から分離される。
また、請求項2の発明に係る切削加工装置は、切削油剤を溜める切削油剤槽を有し、ワークの加工部位を前記切削油剤槽に溜めた切削油剤に浸漬した状態で切削加工を行うことを特徴とする。
このように構成したことにより、切削油剤を加工部位に確実に供給することができ、また、切削油剤中で工具が作動するので、切削油剤の抵抗によって切屑が工具から分離される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る切削加工装置について、図1を参照して説明する。なお、本実施形態に係る切削加工装置は、図2に示すキャリア1のピニオンシャフト穴6、7をリーマ仕上加工するための切削加工装置であり、図3に示す従来例に対して、同様の部分については、同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0010】
図1に示すように、切削加工装置16は、工具であるリーマ12が装着された主軸11と、クーラントを溜めるクーラント槽17(切削油剤槽)とを備えている。クーラント槽17は、ワークであるキャリア1を収容して、その加工部位であるピニオンシャフト穴6、7をクーラントに浸漬するのに充分な内部寸法を有している。クーラント槽17の底部には、クーラント排出口18が設けられ、また、側壁にはクーラント供給口19が設けられている。クーラント排出口18には、開閉可能な蓋部材20が装着され、クーラント供給口19には、クーラントの供給源が接続されている。
【0011】
クーラント槽17には、キャリア1をクランプするクランプ機構21が設けられており、キャリア1は、軸受部2を排出口18に挿入して、フランジ部3をクーラント槽17の底部に当接させた状態でクランプ機構21によって固定される。また、クーラント槽17には、主軸11に装着されたリーマ12の両端部を支持するガイドブッシュ13、14が設けられている。
【0012】
以上のように構成した切削加工装置16を用いて、キャリア1のピニオンシャフト穴6、7をリーマ仕上加工する方法について次に説明する。
ワークであるキャリア1をクーラント槽17内に収容して、クランプ機構21によって固定する。主軸11に装着されたリーマ12をキャリア1のピニオンシャフト穴6、7の下穴に挿通して、その両端部をガイドブッシュ13、14によって支持する。蓋部材20によってクーラント排出口18を閉じ、クーラント供給口19からクーラントを供給して、クーラント槽17内にクーラントを溜めて、加工部位であるピニオンシャフト穴6、7の下穴をクーラント中に浸漬する。この状態で、主軸11の回転および送り動作を行ってリーマ仕上加工を行う。加工終了後、蓋部材20を開いて、クーラント排出口18から、クーラント槽17内のクーラント及び切屑を排出する。
【0013】
このようにして、キャリア1のフランジ部3及びキャリア部4のピニオンシャフト穴6、7を同時にリーマ仕上加工することができる。このとき、リーマ12がクーラント中で回転することにより、リーマ12に巻付く切屑がクーラントの抵抗によって剥れ落ち、リーマ12を常時クリーンな状態に保つことができるので、切屑の巻付きによる加工面のむしれを防止して、仕上精度高めることができる。これにより、2つのピニオンシャフト穴6、7を1つのリーマ12によって、同時に加工した場合でも、一方の加工によって生じた切屑が他方の加工に影響することがなく、良好な仕上面を得ることができる。
【0014】
また、加工部位をクーラントに浸漬した状態で、切削加工を行うので、ワークの形状にかかわらず、確実に切削部位に充分なクーラントを供給することができる。これにより、クーラントによる、潤滑、冷却及び洗浄等の作用を促進することができ、熱による変形、工具の磨耗、構成刃先の発生を抑制して、加工精度を飛躍的に高めるとともに、工具寿命を延ばすことができる。このような作用、効果を安定的に得ることができるので、歩留をよくして生産性を向上させることができる。
【0015】
上記実施形態において、クーラントの供給及び排出を同時に行って、クーラント槽17内にクーラントを常時流通させるようにしてもよい。このようにした場合、クーラントの流通によって切屑を排出することができるので、クーラント槽17内を常時クリーンな状態に維持することができ、仕上面精度の向上を期待することができる。
【0016】
なお、上記実施形態では、一例としてリーマ仕上加工について説明しているが、本発明は、これに限らず、ボーリング加工等の他の穴加工にも同様に適用することができ、さらに、切削油剤を使用する加工であれば、穴加工以外の他の切削加工にも適用することが可能である。
【0017】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る切削加工方法及び装置によれば、加工部位に確実に切削油剤を供給することができ、また、工具から切屑を円滑に引離すことができるので、加工精度を高めるとともに工具寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る切削加工方法及び装置を示す説明図である。
【図2】リーマ仕上加工されるプラネタリキャリアの側面図である。
【図3】図2に示すプラネタリキャリアのピニオンシャフト穴をリーマ仕上加工する従来の切削加工方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プラネタリキャリア(ワーク)
17 クーラント槽(切削油剤槽)
6、7 ピニオンシャフト穴(加工部位)
12 リーマ
【産業上の利用分野】
本発明は、切削油剤を用いてワークを切削加工する切削加工方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、切削加工を行う際には、潤滑、冷却、溶着防止及び切屑排出等のために、加工部位にクーラント(切削油剤)が供給される。
一例として、図2に示す遊星歯車式自動変速機のプラネタリキャリア1(以下、キャリア1という)のピニオンシャフト穴をリーマ仕上加工する場合について説明する。
【0003】
キャリア1は、軸受部2の一端にフランジ部3が形成され、このフランジ部3に、リング状のキャリア部材4の3つの脚部5(1つのみ図示する)が溶接されて一体化された構造であり、フランジ部3及びキャリア部4にそれぞれ穿設されたピニオンシャフト穴6、7に、ピニオンシャフト8を挿通して、このピニオンシャフトによってピニオンギヤ9を回転可能に支持する。ピニオンシャフト穴6、7は、それぞれフランジ部及3びキャリア部4の周方向に沿って等間隔に3箇所配置されている。
【0004】
キャリア1のピニオンシャフト穴6、7をリーマ仕上加工する従来の加工方法について、図3を参照して説明する。図3に示すように、ワークであるキャリア1をクランプ10によって固定し、ボール盤の主軸11に装着されたリーマ12をフランジ部3及びキャリア部4のピニオンシャフト穴6、7の下穴に挿通し、その両端部をガイドブッシュ13、14によって支持して、リーマ仕上加工を行う。このとき、クーラントノズル15からクーラントを噴射して、切削部位にクーラントを供給する。
【0005】
このようにして、キャリア1のフランジ部3及びキャリア部4のピニオンシャフト穴6、7を同時にリーマ仕上加工することができる。また、切削部位にクーラントを供給して、潤滑、冷却、溶着防止及び切屑排出を行うことにより、仕上寸法精度を高め、また、工具の寿命を延ばすことができる。
【0006】
なお、クーラントを用いた切削加工技術として、オイルミスト及び水ミストを切削部位に噴霧して、冷却及び潤滑を行う切削加工方法が特許文献1に記載されている。
【特許文献1】
特開2000−218466号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示す従来の切削加工方法では、次のような問題がある。ワークであるキャリア1の形状によって、クーラントノズル15の配置に制約があるため、切削部位の近傍にクーラントノズル15を配置することができず、クーラントを確実に切削部位に供給できない場合がある。フランジ部3及びキャリア部4のピニオンシャフト穴6、7を同時に切削加工するため、クーラントの供給不良等によって切屑の排出が円滑に行われないと、一方の切削によって生じた切屑がリーマ12に巻付くことがあり、この状態で他方の切削を行うと、加工面にむしれが生じて仕上面精度が低下する。また、工具の刃先に被切削材の一部が付着しやすくなり、構成刃先が生じて、仕上寸法精度の低下の原因となる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、切削部位に確実にクーラントを供給することができ、加工精度を高めることができる切削加工方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明に係る切削加工方法は、ワークの加工部位を切削油剤に浸漬した状態で切削加工を行うことを特徴とする。
このように構成したことにより、切削油剤を加工部位に確実に供給することができ、また、切削油剤中で工具が作動するので、切削油剤の抵抗によって切屑が工具から分離される。
また、請求項2の発明に係る切削加工装置は、切削油剤を溜める切削油剤槽を有し、ワークの加工部位を前記切削油剤槽に溜めた切削油剤に浸漬した状態で切削加工を行うことを特徴とする。
このように構成したことにより、切削油剤を加工部位に確実に供給することができ、また、切削油剤中で工具が作動するので、切削油剤の抵抗によって切屑が工具から分離される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る切削加工装置について、図1を参照して説明する。なお、本実施形態に係る切削加工装置は、図2に示すキャリア1のピニオンシャフト穴6、7をリーマ仕上加工するための切削加工装置であり、図3に示す従来例に対して、同様の部分については、同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0010】
図1に示すように、切削加工装置16は、工具であるリーマ12が装着された主軸11と、クーラントを溜めるクーラント槽17(切削油剤槽)とを備えている。クーラント槽17は、ワークであるキャリア1を収容して、その加工部位であるピニオンシャフト穴6、7をクーラントに浸漬するのに充分な内部寸法を有している。クーラント槽17の底部には、クーラント排出口18が設けられ、また、側壁にはクーラント供給口19が設けられている。クーラント排出口18には、開閉可能な蓋部材20が装着され、クーラント供給口19には、クーラントの供給源が接続されている。
【0011】
クーラント槽17には、キャリア1をクランプするクランプ機構21が設けられており、キャリア1は、軸受部2を排出口18に挿入して、フランジ部3をクーラント槽17の底部に当接させた状態でクランプ機構21によって固定される。また、クーラント槽17には、主軸11に装着されたリーマ12の両端部を支持するガイドブッシュ13、14が設けられている。
【0012】
以上のように構成した切削加工装置16を用いて、キャリア1のピニオンシャフト穴6、7をリーマ仕上加工する方法について次に説明する。
ワークであるキャリア1をクーラント槽17内に収容して、クランプ機構21によって固定する。主軸11に装着されたリーマ12をキャリア1のピニオンシャフト穴6、7の下穴に挿通して、その両端部をガイドブッシュ13、14によって支持する。蓋部材20によってクーラント排出口18を閉じ、クーラント供給口19からクーラントを供給して、クーラント槽17内にクーラントを溜めて、加工部位であるピニオンシャフト穴6、7の下穴をクーラント中に浸漬する。この状態で、主軸11の回転および送り動作を行ってリーマ仕上加工を行う。加工終了後、蓋部材20を開いて、クーラント排出口18から、クーラント槽17内のクーラント及び切屑を排出する。
【0013】
このようにして、キャリア1のフランジ部3及びキャリア部4のピニオンシャフト穴6、7を同時にリーマ仕上加工することができる。このとき、リーマ12がクーラント中で回転することにより、リーマ12に巻付く切屑がクーラントの抵抗によって剥れ落ち、リーマ12を常時クリーンな状態に保つことができるので、切屑の巻付きによる加工面のむしれを防止して、仕上精度高めることができる。これにより、2つのピニオンシャフト穴6、7を1つのリーマ12によって、同時に加工した場合でも、一方の加工によって生じた切屑が他方の加工に影響することがなく、良好な仕上面を得ることができる。
【0014】
また、加工部位をクーラントに浸漬した状態で、切削加工を行うので、ワークの形状にかかわらず、確実に切削部位に充分なクーラントを供給することができる。これにより、クーラントによる、潤滑、冷却及び洗浄等の作用を促進することができ、熱による変形、工具の磨耗、構成刃先の発生を抑制して、加工精度を飛躍的に高めるとともに、工具寿命を延ばすことができる。このような作用、効果を安定的に得ることができるので、歩留をよくして生産性を向上させることができる。
【0015】
上記実施形態において、クーラントの供給及び排出を同時に行って、クーラント槽17内にクーラントを常時流通させるようにしてもよい。このようにした場合、クーラントの流通によって切屑を排出することができるので、クーラント槽17内を常時クリーンな状態に維持することができ、仕上面精度の向上を期待することができる。
【0016】
なお、上記実施形態では、一例としてリーマ仕上加工について説明しているが、本発明は、これに限らず、ボーリング加工等の他の穴加工にも同様に適用することができ、さらに、切削油剤を使用する加工であれば、穴加工以外の他の切削加工にも適用することが可能である。
【0017】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る切削加工方法及び装置によれば、加工部位に確実に切削油剤を供給することができ、また、工具から切屑を円滑に引離すことができるので、加工精度を高めるとともに工具寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る切削加工方法及び装置を示す説明図である。
【図2】リーマ仕上加工されるプラネタリキャリアの側面図である。
【図3】図2に示すプラネタリキャリアのピニオンシャフト穴をリーマ仕上加工する従来の切削加工方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プラネタリキャリア(ワーク)
17 クーラント槽(切削油剤槽)
6、7 ピニオンシャフト穴(加工部位)
12 リーマ
Claims (2)
- ワークの加工部位を切削油剤に浸漬した状態で切削加工を行うことを特徴とする切削加工方法。
- 切削油剤を溜める切削油剤槽を有し、ワークの加工部位を前記切削油剤槽に溜めた切削油剤に浸漬した状態で切削加工を行うことを特徴とする切削加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003188231A JP2005022013A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 切削加工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003188231A JP2005022013A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 切削加工方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005022013A true JP2005022013A (ja) | 2005-01-27 |
Family
ID=34186835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003188231A Pending JP2005022013A (ja) | 2003-06-30 | 2003-06-30 | 切削加工方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005022013A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102112972B1 (ko) * | 2020-02-06 | 2020-05-19 | 김주습 | 가공성 및 안정성이 향상된 금속부품의 홀 형성장치 및 이를 이용한 홀 형성방법 |
JP2020163519A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 穴加工治具 |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003188231A patent/JP2005022013A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020163519A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 穴加工治具 |
KR102112972B1 (ko) * | 2020-02-06 | 2020-05-19 | 김주습 | 가공성 및 안정성이 향상된 금속부품의 홀 형성장치 및 이를 이용한 홀 형성방법 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050909 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
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A02 | Decision of refusal |
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