JP2005021481A - 空調座席装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】必要に応じて容易にメンテナンスの可能な空調座席装置を提供することにある。
【解決手段】座席本体1の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口20と、前記座席本体のある室内8の吸引した空気を除湿する除湿手段15を有する除湿空調ユニット11と、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路19とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットより着脱できるように構成した空調座席装置である。従って、除湿手段は除湿空調ユニットより着脱できるので、必要に応じて取り外しメンテナンスを行える。
【選択図】 図3
【解決手段】座席本体1の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口20と、前記座席本体のある室内8の吸引した空気を除湿する除湿手段15を有する除湿空調ユニット11と、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路19とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットより着脱できるように構成した空調座席装置である。従って、除湿手段は除湿空調ユニットより着脱できるので、必要に応じて取り外しメンテナンスを行える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の座席の座部、背部等の表面より、座席が設けてある室内の空気を除湿して吹出させ、着座した人体に除湿空気を当てて使用し、環境温度が高温であったり、長時間の着座においても、快適な着座感を得ることのできる空調座席装置に関し、特に除湿手段等のメンテナンスに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空調座席装置において、吸湿材料を使用したものとして、特開平11−123959号公報(例えば、特許文献1参照)に示すようなものが開示されている。この空調座席装置は、図6、図7に示すように、背もたれ部60は内部に空気通路61を有し、背もたれ部60と空気通路61の間には水蒸気分圧の勾配にしたがった非通気性と透湿性を併せ持った透湿層62が配置されており、空気通路61には背もたれ部60から透湿層62を介して透湿してくる水蒸気が流れ込む構造にしてある。
【0003】
一方、吸湿性材料を備えた空気乾燥装置63を通して乾燥させた乾燥空気を空気通路61に流すことにより、空気通路61に流れ込んでいる水蒸気を乾燥させて排気口61aから排出する。以上の作用を連続することで透湿層62が背もたれ部60の外側(背もたれ部にある人体の汗など)にある水蒸気を透過させ、水蒸気は乾燥した空気中で蒸発する構造にしてある。
【0004】
なお、空気乾燥装置63は、空気入口66、67を持ったゼオライトやシリカゲルのような吸湿材料で満たされた反応容器64、65と、それぞれ一体化された電気ヒータ68、69を有し、電気駆動される空気フラップ70で空気通路61の入口と接続されている空気出口71、および外気に開口した吸気口72に流路が切り替えられるようになっている。
【0005】
上記構成において、空気乾燥装置63を連続運転するために2つの反応容器64、65は交互に吸湿プロセス、ならびに再生プロセスとに切り替えられる。一方の反応容器64が電気ヒータ68で再生されている時(再生プロセス)、他の反応容器65がその内部を流れる空気を吸着材料の吸湿作用によって乾燥させるとともに、吸着熱で空気の温度を加熱する(吸湿プロセス)。反応容器65の吸着材が飽和すると、空気フラップ70を破線のように切り替え、電気ヒータ69に通電し反応容器65を再生するとともに反応容器64がその内部を流れる空気を吸着材料の吸湿作用によって乾燥させる。
【0006】
このような装置において、人体で発生した汗が座席と接したところ以外は吸収されず、その吸収量も衣類と透質層62を通して水分を吸収するため少ないものである。また、空気乾燥装置63より出た空気は、吸着熱で温度が高く、そのまま座席の着座面から吹出しても冷涼感を得られ難いことが考えられる。
【0007】
さらに、反応容器64、65の吸湿材料は電気ヒータ68、69で交互に再生されるとは云え、電気ヒータ68、69等を含めて時々の点検はもちろん、故障時には修理等をしなければならない。特に、この空調座席装置を自動車等の座席に搭載した場合には、激しい振動に見舞われ、かつ埃に曝されるので一層、メンテナンスの必要性を伴うことが考えられる。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−123959号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術から考えられる問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、座席のある環境の室温が多少高くても人体の体感温度が低く感じられ、かつ必要に応じて容易にメンテナンスの可能な空調座席装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットより着脱できるように構成した空調座席装置である。
【0011】
上記手段によれば、除湿した空気の当たる着座した人体部分はもちろん、着座外の人体部分でも噴出空気が当たることにより、汗の気化による気化潜熱を奪われ、広範囲の人体部分に確実に冷涼感を与えることができるとともに、必要に応じて除湿手段を取り外してメンテナンスを行えるから、常に安定した性能の維持とメンテナンスを容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の目的は、各請求項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成できるので、以下には各請求項の構成にその構成による作用効果を併記し併せて請求項記載の構成のうち説明を必要とする特定用語については詳細な説明を加えて、本発明における実施の形態の説明とする。
【0013】
請求項1記載に係る発明は、座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットより着脱できるように構成した空調座席装置である。
【0014】
上記実施の形態によれば、噴出口から除湿した空気が座席本体の着座面より噴出して着座した人体部分はもちろん、着座面に接していなくても、その方向に向いている着座外の人体部分でも噴出空気が当たり汗の気化による気化潜熱を奪われ、広範囲の人体部分に確実に冷涼感を与えることができる。
【0015】
また、除湿手段は除湿空調ユニットより着脱できる構成なので、必要に応じて除湿手段を取り外してメンテナンスを行えるから、常に安定した性能の維持とメンテナンスを容易に行うことができる。
【0016】
請求項2記載に係る発明は、座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットの前記座席本体の外周側面側より着脱できるように構成した空調座席装置である。
【0017】
上記実施の形態によれば、請求項1記載に係る実施の形態と同様の作用が得られるとともに、特に除湿手段を、除湿空調ユニットの座席本体の外周側面側より着脱できる構成にしたので、一定空間で比較的に狭い室内にある自動車等の座席に空調座席装置を搭載した場合、一定空間の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用し、二つの座席を並設して隣接した場合は、互いに反対側の座席本体の外周側面側に、また三つの座席を並設して隣接した場合は、外側二つの座席本体が互いに反対側の外周側面側に、そして真中の座席本体が前側または後側における座席本体の座部の外周側面側に、それぞれ着脱できるスペースを確保することが可能になり、容易にメンテナンスを実施できる。
【0018】
請求項3記載に係る発明は、座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットにおける前記座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側より着脱できるように構成した空調座席装置である。
【0019】
上記実施の形態によれば、請求項1記載に係る実施の形態と同様の作用が得られるとともに、特に除湿手段を、除湿空調ユニットにおける座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側より着脱できる構成にしたので、一定空間で比較的に狭い室内にある自動車等の座席に空調座席装置を搭載した場合、一定空間の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用し、二つの座席を並設して隣接した場合は、互いに反対側の自動車のドアに面した座席本体の外周側面側に、また三つの座席を並設して隣接した場合は、外側二つの座席本体が互いに反対側で自動車のドアに面した座席本体の外周側面側に、そして真中の座席本体が前側または後側における座席本体の座部の外周側面側において、それぞれ着脱できるスペースを確保することが可能になり、容易にメンテナンスを実施できる。
【0020】
請求項4記載に係る発明は、請求項1から3のいずれかに記載の空調座席装置にあって、除湿手段は吸着材と再生部が一体的に構成され、前記再生部には電力を供給する電力供給系を備えたものである。
【0021】
上記実施の形態によれば、除湿手段を着脱することにより吸着材のメンテナンスを行うことができるとともに、その際に再生部のメンテナンスも併せて行うことができ作業性がよく、常に当初の性能を維持させることができる。
【0022】
請求項5記載に係る発明は、請求項1から3のいずれかに記載の空調座席装置にあって、除湿手段は吸着材と再生部が別個に構成され、前記再生部には電力を供給する電力供給系を備え、前記吸着材は除湿手段に着脱できるように構成したものである。
【0023】
上記実施の形態によれば、除湿手段から吸着材のみを着脱するので、メンテナンスの際に再生部に気配りしながら行うのではないから作業がし易く、常に当初の性能を維持させ、かつ再生部と一体化したものより安価にできる。
【0024】
請求項6記載に係る発明は、請求項1から5のいずれかに記載の空調座席装置にあって、座席本体は背部と座部を有し、少なくとも前記背部側または座部側に除湿空調ユニットを設けたものである。
【0025】
上記実施の形態によれば、座席本体の背部側または座部側の一方に設けた除湿空調ユニットで室内の空気を除湿し、例えば除湿空調ユニットのない背部または座部の他方には通路を通じて除湿空気を案内して座部と背部の噴出口より吹出させられるから、空調座席装置の構成とメンテナンスを簡単にできる。
【0026】
請求項7記載に係る発明は、請求項1から6のいずれかに記載の空調座席装置にあって、除湿空調ユニットは除湿手段の上流側に室内の空気を吸引する送風機を着脱可能に設け、前記送風機は前記除湿空調ユニットにおける座席本体の外周側面側、または前記座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱できるように構成したものである。
【0027】
上記実施の形態によれば、室内の空気を吸引する送風機も除湿空調ユニットより取外してメンテナンスを行うことができ、当初の性能維持を保つことができるとともに、除湿空調ユニットにおける座席本体の外周側面側、または座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱するので、座席本体のある室内の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用して着脱するスペースを確保でき、作業を容易に行うことができる。
【0028】
請求項8記載に係る発明は、請求項1から7のいずれかに記載の空調座席装置にあって、除湿空調ユニットは、除湿手段の上流側に位置して室内の空気を吸引する送風機の吸気側にフィルターを着脱可能に設け、前記フィルターは除湿空調ユニットにおける座席本体の外周側面側、または前記座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱できるように構成したものである。
【0029】
上記実施の形態によれば、フィルターも除湿空調ユニットより取り外してメンテナンスを行うことができ、当初の性能維持を保つことができるとともに、除湿空調ユニットにおける座席本体の外周側面側、または座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱するので、座席本体のある室内の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用して着脱するスペースを確保でき、作業を容易に行うことができる。
【0030】
請求項9記載に係る発明は、請求項1から8のいずれかに記載の空調座席装置にあって、少なくとも除湿手段を着脱しやすい位置に座席本体をスライド機構により摺動させる構成にしたので、除湿手段のメンテナンスのための着脱作業を一層、容易に行うことができる。
【0031】
請求項10記載に係る発明は、請求項1から9のいずれかに記載の空調座席装置にあって、少なくとも除湿手段を取り外した所から除湿空気通路を介して噴出口に至る通路に、吐出空気を送り込めるように構成したので、フィルターて埃を除去したとしても長期の使用において徐々に溜まった埃を吐き出させられ、当初の性能維持と衛生的な空調を行うことができる。
【0032】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における自動車の座席に搭載した空調座席装置の概略の構成図で、図2は、同空調座席装置の概略の拡大構成図で、図3は、同空調座席装置のメンテナンス状態の透視図で、図4は、同空調座席装置のメンテナンス状態の上面図である。
【0033】
1は座部2および背部3を有する自動車、オフィス等の座席本体で、座席を構成する部材としての表皮4、人体の着座感をよくするクッション材5、これを保持して人体を支え座席の機能として働く座席筐体6等からなる。そして、座席本体1は、図4に示すように例えば自動車7の限られた一定空間の室内8において、その床9に、互いに隣接して二つ並べてスライド機構により前後へスライド可能に設置してあり、10は自動車7の左右両側のドアである。
【0034】
座席本体1は、座部2と背部3の座席筐体6内に、それぞれ除湿空調ユニット11を内装し、座部2および背部3に着座した人体の背および腰部、大腿部にかけて面する表皮4より、除湿と熱交換した空気が吹き出るように構成している。除湿空調ユニット11は、ユニットケースに次に説明する構成手段を一体に内蔵して構成されている。
【0035】
すなわち、構成手段として室内8の空気を吸引し、送風するシロッコファン等の送風機12と、送風機12の吸気部に設け、吸引される空気を濾過するフィルター13と、送風機12により送風された空気の湿気を、コルゲート状や粒状のシリカゲルや活性アルミナ等の吸着材14で吸着する除湿手段15と、吸着材14を加熱して吸着した湿気を蒸発させ、吸着材14の再生を図る再生部としての電力供給系統の電気ヒータ16と、吸着材14の再生時に、蒸発した湿気を含む空気を排出する通路側と、除湿した空気を座部2および背部3の表皮4より吹き出るように案内する除湿空気通路側とに切替える電動式の風路切替手段17と、風路切替手段17を介してそれぞれ除湿手段15の吐出側に連通する、吸着材14の再生時における湿気を含む空気を案内する排出通路18および除湿した空気を座部2および背部3の表皮4より吹き出るように案内する除湿空気通路19と、座部2および背部3の人が着座する表皮4に多数開口し、除湿と熱交換された空気を座席本体1に着座した人体に向って噴出する噴出口20等で構成されている。
【0036】
送風機12と、フィルター13と、除湿手段15は、室内8の限られた一定空間を狭くすることなく、かつ有効に利用して、それぞれメンテナンスを容易に行えるようにするため、図3、図4に示すように除湿空調ユニット11のユニットケースにおける、座席本体1のある室内8のドア10側に面した座席本体1の座部2と背部3の外周側面側より、矢印方向に着脱できるように構成している。
【0037】
従って、ドア10側に面した座席本体1の座部2、背部3の座席筐体6を含む外周側面は、除湿空調ユニット11のユニットケースが、抽出式の構造で取り外しできる大きさに形成された開口部11aに開閉自在な蓋21が設けられ、この蓋21を開閉して座部2と背部3に設けた除湿空調ユニット11のユニットケースの外周側面より送風機12と、フィルター13と、除湿手段15の着脱が行われることになる。
【0038】
すなわち、送風機12、フィルター13、除湿手段15のそれぞれは、除湿空調ユニット11のユニットケースに設け、かつ座席本体1の座部2と背部3の座席筐体6の蓋21に対向している取り付け口12a、13a、15aより抽出式の構造で摺動自在に出し入れして着脱する構成にしている。
【0039】
また、送風機12、フィルター13、除湿手段15、そして除湿空調ユニット11は、上記したように座席本体1の座部2と背部3から着脱する際に、自動車7のドア10側における最も着脱作業のしやすい位置に、それぞれの取り付け口12a、13a、15a、そして開口部11aが臨むように、既に設けてある座席本体1の自動車7の前後方向へのスライド機構(図示せず)を利用して座席本体1を動かす構成にしてある。
【0040】
さらに、送風機12、除湿手段15の取り付け口12a、15aは、除湿空調ユニット11内の全体の通路に付着した埃を除去するため、送風機12、除湿手段15を取り外して開いた取り付け口に、電気掃除機等の吐出ホースを接続して圧力空気を除湿空調ユニット11内の全体の通路に流し込んで埃を噴出口20、送風機12の吸気部側から吐き出させるのに利用できる構成にしてある。
【0041】
除湿手段15は吸着材14と電気ヒータ16が一体的に構成され、従って除湿手段15が座席本体1の除湿空調ユニット11より着脱した時は、吸着材14とともに、電気ヒータ16も併せてメンテナンスができるものである。22は送風機12および電気ヒータ16、風路切替手段17に電気的に接続し、これらと除湿空調ユニット11の全体の運転制御を行う制御手段で、マイクロコンピュータおよびその周辺回路からなる。
【0042】
上記実施例において、除湿空調ユニット11の動作と作用を説明する。一般に夏季の炎天下で駐車中の室内8は室温が35℃以上に上昇し、座席本体1の表皮4も60℃程度に上昇する。そして、運転者が乗車する際に制御手段22により除湿空調ユニット11の運転を開始すると、送風機12が回転し、風路切替手段17が排出通路18を閉じて除湿空気通路19を除湿手段15の吐出側に連通する。
【0043】
そして、送風機12により吸引された例えば温度35℃、湿度55%の室内8の空気は、フィルター13で濾過されて吸着材14に0.2m3/分の流量で送り込まれ、吸着材14で水蒸気が吸着されて湿度が低下するとともに、吸着熱で発熱して高温低湿度の空気となり、除湿空気通路19に入って多数の噴出口20へ案内されるため拡散する。さらに、この広がった高温低湿度の空気は、座席本体1の噴出口20に至るまでの間に、除湿空気通路19の構成部材、クッション材5、表皮4で熱が奪われて自然に熱交換が行われ、温度37℃、湿度20%の低湿度の空気となって座席本体1の座部2、背部3の噴出口20から着座している人体に向って噴出し、大腿部、腰部、背中部を流れる。
【0044】
従って、人体表面の汗を気化させることで気化潜熱を奪い、より冷涼感を得ることができるとともに、座席本体1の着座面に接していなくても、その方向に向いている着座外の人体部分でも噴出した空気が当たり気化潜熱を奪われ、広範囲の人体部分に確実に冷涼感を与えることができる。
【0045】
また、本実施例では除湿手段15のメンテナンスは、座席本体1のある室内8のドア10側に面した座席本体1の座部2、背部3の外周側面に臨む蓋21を開き、除湿空調ユニット11の取り付け口15aより、吸着材14と電気ヒータ16との一体になっている除湿手段15を着脱して行うことができるので、常に安定した性能の維持とメンテナンスを容易に行うことができる。
【0046】
特に、一定空間で比較的に狭い室内8にある自動車等の座席に除湿空調ユニット11を搭載した場合、一定空間の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用し、二つの座席本体1を並設して隣接した場合は、互いに反対側の自動車7のドアに面した座席本体1の外周側面側、または三つの座席本体1を並設して隣接した場合は、外側二つの座席本体が互いに反対側で自動車のドア10に面した座席本体1の外周側面側、真中の座席本体が前側または後側における座席本体の座部の外周側面側において着脱できるスペースを確保することが容易になり、室内8に何らの改良を加えることなく着脱作業を容易に行うことができる。
【0047】
また、本実施例では吸着材14と電気ヒータ16を一体にして除湿手段15を構成しているので、除湿手段15を着脱することにより、吸着材14のメンテナンスを行うことができるとともに、その際に電気ヒータ16のメンテナンスも併せて行うことができ、常に当初の性能を維持させることができる。
【0048】
また、本実施例では除湿手段15の上流側に室内8の空気を吸引する送風機12を位置させて除湿空調ユニット11に着脱可能に設け、この送風機は除湿空調ユニットにおける座席本体1のある室内8のドア10側に面した座席本体1の座部2、背部3の外周側面側から着脱できるように構成したので、送風機12も除湿空調ユニット11より取り外してメンテナンスを行うことができ、当初の性能維持を保つことができるとともに、除湿手段15と同じように、座席本体1のある室内8の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用して着脱するスペースを確保でき、作業を容易に行うことができる。
【0049】
また、本実施例では除湿手段15の上流側に位置して室内8の空気を吸引する送風機12の吸気側にフィルター13を除湿空調ユニット11に着脱可能に設け、このフィルターは除湿空調ユニット11における座席本体1のある室内8の開いたドア10側に面した座席本体1の座部2、背部3の外周側面側から着脱できるように構成したので、フィルター13も除湿空調ユニット11より取り外してメンテナンスを行うことができ、当初の性能維持を保つことができるとともに、除湿手段15と同じように、座席本体1のある室内8の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用して着脱するスペースを確保でき、作業を容易に行うことができる。
【0050】
また、送風機12、フィルター13、除湿手段15のいずれもメンテナンスを行うために着脱する際、既存のスライド機構を利用して座席本体1を摺動させ、それぞれの取り付け口12a、13a、15aを、開いたドア10側において最も着脱し易い位置に臨ませて行うことができるので、一層、メンテナンスを容易に行うことができる。
【0051】
また、フィルター13で埃を濾過しているとはいえ、長期の使用において除湿空調ユニット11内の通路である除湿空気通路19、排出通路18、そして座部2と背部3内の通路、噴出口20等に埃が溜まってくる。そこで、本実施例では送風機12、または除湿手段15を、取り付け口12a、または取り付け口15aから取り外して開いた口から電気掃除機等のホースにより吐出空気を送り込んで、除湿空調ユニット11内の通路から座部2と背部3内の通路、噴出口20、そして送風機12の吸気部側から吐き出させて溜まった埃を除去することができる。
【0052】
なお、上記実施例では除湿手段の吸着材とこれを加熱して再生させる電気ヒータ16が一体に構成した除湿手段15を使用したが、図5に示すように除湿手段15の吸着材14と電気ヒータ16を別個に構成しても良く、このような構成においては、吸着材14と電気ヒータ16のそれぞれが除湿空調ユニット11の設けてある座席本体1から着脱できるように構成するものである。従って、除湿手段から吸着材14のみを着脱してメンテナンスを行うことができるとともに、その際に電気ヒータ16に気配りをしながらのメンテナンスではないから作業がし易く、常に当初の性能を維持させることができる。
【0053】
なお、上記実施例では座席本体1を座部2と背部3とで構成し、座部2と背部3の両方に除湿空調ユニット11を設けているが、少なくとも背部または座部の一方に設けても、本実施例と同様の作用効果を得られるものである。すなわち、座席本体の背部または座部の一方に設けた除湿空調ユニットで室内の空気を除湿し、例えば除湿空調ユニットを設けていない背部または座部の他方には通路を通じて除湿空気を案内して座部と背部の噴出口より吹き出る構成にすれば、一つの除湿空調ユニットを設ければ良いので空調座席装置の構成とメンテナンスを簡単にできる。
【0054】
なお、上記実施例では送風機12、フィルター13、除湿手段15を、個々に着脱してメンテナンスを行うように構成したが、除湿空調ユニット11を座席本体1の座部2と背部3の外周側面側から着脱して、それから個々の送風機12、フィルター13、除湿手段15のメンテナンスを行うようにしても良いものである。
【0055】
なお、上記実施例では除湿空調ユニット11を座席本体1の座部2、背部3の内部空間を利用して設置したが、座部2と自動車の床9との間にある空間を利用して、また背部3の外面に露出して、それぞれ除湿空調ユニットを設けても、本実施例と同様の作用効果を得られるものである。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明は、座席本体に着座した人体が気化潜熱を奪われ、広範囲の人体部分に確実に冷涼感を与えることができるとともに、必要に応じて少なくとも除湿手段を取り外してメンテナンスを行えるから、常に安定した性能の維持とメンテナンスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における空調座席装置の概略構成図
【図2】同実施例1における空調座席装置の除湿空調ユニット部分の拡大構成図
【図3】同実施例1における空調座席装置の概略側面構成図
【図4】同実施例1における空調座席装置を搭載した時の自動車の模式図
【図5】同実施例1における空調座席装置の除湿手段における他の例を示す拡大構成図
【図6】従来例の空調座席装置の構成図
【図7】同空調座席装置の空気乾燥装置の構成図
【符号の説明】
1 座席本体
8 室内
10 ドア(扉)
11 除湿空調ユニット
12 送風機
13 フィルター
14 吸着材
15 除湿手段
16 電気ヒータ(電力供給系統または再生部)
19 除湿空気通路
20 噴出口
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の座席の座部、背部等の表面より、座席が設けてある室内の空気を除湿して吹出させ、着座した人体に除湿空気を当てて使用し、環境温度が高温であったり、長時間の着座においても、快適な着座感を得ることのできる空調座席装置に関し、特に除湿手段等のメンテナンスに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空調座席装置において、吸湿材料を使用したものとして、特開平11−123959号公報(例えば、特許文献1参照)に示すようなものが開示されている。この空調座席装置は、図6、図7に示すように、背もたれ部60は内部に空気通路61を有し、背もたれ部60と空気通路61の間には水蒸気分圧の勾配にしたがった非通気性と透湿性を併せ持った透湿層62が配置されており、空気通路61には背もたれ部60から透湿層62を介して透湿してくる水蒸気が流れ込む構造にしてある。
【0003】
一方、吸湿性材料を備えた空気乾燥装置63を通して乾燥させた乾燥空気を空気通路61に流すことにより、空気通路61に流れ込んでいる水蒸気を乾燥させて排気口61aから排出する。以上の作用を連続することで透湿層62が背もたれ部60の外側(背もたれ部にある人体の汗など)にある水蒸気を透過させ、水蒸気は乾燥した空気中で蒸発する構造にしてある。
【0004】
なお、空気乾燥装置63は、空気入口66、67を持ったゼオライトやシリカゲルのような吸湿材料で満たされた反応容器64、65と、それぞれ一体化された電気ヒータ68、69を有し、電気駆動される空気フラップ70で空気通路61の入口と接続されている空気出口71、および外気に開口した吸気口72に流路が切り替えられるようになっている。
【0005】
上記構成において、空気乾燥装置63を連続運転するために2つの反応容器64、65は交互に吸湿プロセス、ならびに再生プロセスとに切り替えられる。一方の反応容器64が電気ヒータ68で再生されている時(再生プロセス)、他の反応容器65がその内部を流れる空気を吸着材料の吸湿作用によって乾燥させるとともに、吸着熱で空気の温度を加熱する(吸湿プロセス)。反応容器65の吸着材が飽和すると、空気フラップ70を破線のように切り替え、電気ヒータ69に通電し反応容器65を再生するとともに反応容器64がその内部を流れる空気を吸着材料の吸湿作用によって乾燥させる。
【0006】
このような装置において、人体で発生した汗が座席と接したところ以外は吸収されず、その吸収量も衣類と透質層62を通して水分を吸収するため少ないものである。また、空気乾燥装置63より出た空気は、吸着熱で温度が高く、そのまま座席の着座面から吹出しても冷涼感を得られ難いことが考えられる。
【0007】
さらに、反応容器64、65の吸湿材料は電気ヒータ68、69で交互に再生されるとは云え、電気ヒータ68、69等を含めて時々の点検はもちろん、故障時には修理等をしなければならない。特に、この空調座席装置を自動車等の座席に搭載した場合には、激しい振動に見舞われ、かつ埃に曝されるので一層、メンテナンスの必要性を伴うことが考えられる。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−123959号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術から考えられる問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、座席のある環境の室温が多少高くても人体の体感温度が低く感じられ、かつ必要に応じて容易にメンテナンスの可能な空調座席装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットより着脱できるように構成した空調座席装置である。
【0011】
上記手段によれば、除湿した空気の当たる着座した人体部分はもちろん、着座外の人体部分でも噴出空気が当たることにより、汗の気化による気化潜熱を奪われ、広範囲の人体部分に確実に冷涼感を与えることができるとともに、必要に応じて除湿手段を取り外してメンテナンスを行えるから、常に安定した性能の維持とメンテナンスを容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の目的は、各請求項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成できるので、以下には各請求項の構成にその構成による作用効果を併記し併せて請求項記載の構成のうち説明を必要とする特定用語については詳細な説明を加えて、本発明における実施の形態の説明とする。
【0013】
請求項1記載に係る発明は、座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットより着脱できるように構成した空調座席装置である。
【0014】
上記実施の形態によれば、噴出口から除湿した空気が座席本体の着座面より噴出して着座した人体部分はもちろん、着座面に接していなくても、その方向に向いている着座外の人体部分でも噴出空気が当たり汗の気化による気化潜熱を奪われ、広範囲の人体部分に確実に冷涼感を与えることができる。
【0015】
また、除湿手段は除湿空調ユニットより着脱できる構成なので、必要に応じて除湿手段を取り外してメンテナンスを行えるから、常に安定した性能の維持とメンテナンスを容易に行うことができる。
【0016】
請求項2記載に係る発明は、座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットの前記座席本体の外周側面側より着脱できるように構成した空調座席装置である。
【0017】
上記実施の形態によれば、請求項1記載に係る実施の形態と同様の作用が得られるとともに、特に除湿手段を、除湿空調ユニットの座席本体の外周側面側より着脱できる構成にしたので、一定空間で比較的に狭い室内にある自動車等の座席に空調座席装置を搭載した場合、一定空間の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用し、二つの座席を並設して隣接した場合は、互いに反対側の座席本体の外周側面側に、また三つの座席を並設して隣接した場合は、外側二つの座席本体が互いに反対側の外周側面側に、そして真中の座席本体が前側または後側における座席本体の座部の外周側面側に、それぞれ着脱できるスペースを確保することが可能になり、容易にメンテナンスを実施できる。
【0018】
請求項3記載に係る発明は、座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットにおける前記座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側より着脱できるように構成した空調座席装置である。
【0019】
上記実施の形態によれば、請求項1記載に係る実施の形態と同様の作用が得られるとともに、特に除湿手段を、除湿空調ユニットにおける座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側より着脱できる構成にしたので、一定空間で比較的に狭い室内にある自動車等の座席に空調座席装置を搭載した場合、一定空間の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用し、二つの座席を並設して隣接した場合は、互いに反対側の自動車のドアに面した座席本体の外周側面側に、また三つの座席を並設して隣接した場合は、外側二つの座席本体が互いに反対側で自動車のドアに面した座席本体の外周側面側に、そして真中の座席本体が前側または後側における座席本体の座部の外周側面側において、それぞれ着脱できるスペースを確保することが可能になり、容易にメンテナンスを実施できる。
【0020】
請求項4記載に係る発明は、請求項1から3のいずれかに記載の空調座席装置にあって、除湿手段は吸着材と再生部が一体的に構成され、前記再生部には電力を供給する電力供給系を備えたものである。
【0021】
上記実施の形態によれば、除湿手段を着脱することにより吸着材のメンテナンスを行うことができるとともに、その際に再生部のメンテナンスも併せて行うことができ作業性がよく、常に当初の性能を維持させることができる。
【0022】
請求項5記載に係る発明は、請求項1から3のいずれかに記載の空調座席装置にあって、除湿手段は吸着材と再生部が別個に構成され、前記再生部には電力を供給する電力供給系を備え、前記吸着材は除湿手段に着脱できるように構成したものである。
【0023】
上記実施の形態によれば、除湿手段から吸着材のみを着脱するので、メンテナンスの際に再生部に気配りしながら行うのではないから作業がし易く、常に当初の性能を維持させ、かつ再生部と一体化したものより安価にできる。
【0024】
請求項6記載に係る発明は、請求項1から5のいずれかに記載の空調座席装置にあって、座席本体は背部と座部を有し、少なくとも前記背部側または座部側に除湿空調ユニットを設けたものである。
【0025】
上記実施の形態によれば、座席本体の背部側または座部側の一方に設けた除湿空調ユニットで室内の空気を除湿し、例えば除湿空調ユニットのない背部または座部の他方には通路を通じて除湿空気を案内して座部と背部の噴出口より吹出させられるから、空調座席装置の構成とメンテナンスを簡単にできる。
【0026】
請求項7記載に係る発明は、請求項1から6のいずれかに記載の空調座席装置にあって、除湿空調ユニットは除湿手段の上流側に室内の空気を吸引する送風機を着脱可能に設け、前記送風機は前記除湿空調ユニットにおける座席本体の外周側面側、または前記座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱できるように構成したものである。
【0027】
上記実施の形態によれば、室内の空気を吸引する送風機も除湿空調ユニットより取外してメンテナンスを行うことができ、当初の性能維持を保つことができるとともに、除湿空調ユニットにおける座席本体の外周側面側、または座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱するので、座席本体のある室内の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用して着脱するスペースを確保でき、作業を容易に行うことができる。
【0028】
請求項8記載に係る発明は、請求項1から7のいずれかに記載の空調座席装置にあって、除湿空調ユニットは、除湿手段の上流側に位置して室内の空気を吸引する送風機の吸気側にフィルターを着脱可能に設け、前記フィルターは除湿空調ユニットにおける座席本体の外周側面側、または前記座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱できるように構成したものである。
【0029】
上記実施の形態によれば、フィルターも除湿空調ユニットより取り外してメンテナンスを行うことができ、当初の性能維持を保つことができるとともに、除湿空調ユニットにおける座席本体の外周側面側、または座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱するので、座席本体のある室内の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用して着脱するスペースを確保でき、作業を容易に行うことができる。
【0030】
請求項9記載に係る発明は、請求項1から8のいずれかに記載の空調座席装置にあって、少なくとも除湿手段を着脱しやすい位置に座席本体をスライド機構により摺動させる構成にしたので、除湿手段のメンテナンスのための着脱作業を一層、容易に行うことができる。
【0031】
請求項10記載に係る発明は、請求項1から9のいずれかに記載の空調座席装置にあって、少なくとも除湿手段を取り外した所から除湿空気通路を介して噴出口に至る通路に、吐出空気を送り込めるように構成したので、フィルターて埃を除去したとしても長期の使用において徐々に溜まった埃を吐き出させられ、当初の性能維持と衛生的な空調を行うことができる。
【0032】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における自動車の座席に搭載した空調座席装置の概略の構成図で、図2は、同空調座席装置の概略の拡大構成図で、図3は、同空調座席装置のメンテナンス状態の透視図で、図4は、同空調座席装置のメンテナンス状態の上面図である。
【0033】
1は座部2および背部3を有する自動車、オフィス等の座席本体で、座席を構成する部材としての表皮4、人体の着座感をよくするクッション材5、これを保持して人体を支え座席の機能として働く座席筐体6等からなる。そして、座席本体1は、図4に示すように例えば自動車7の限られた一定空間の室内8において、その床9に、互いに隣接して二つ並べてスライド機構により前後へスライド可能に設置してあり、10は自動車7の左右両側のドアである。
【0034】
座席本体1は、座部2と背部3の座席筐体6内に、それぞれ除湿空調ユニット11を内装し、座部2および背部3に着座した人体の背および腰部、大腿部にかけて面する表皮4より、除湿と熱交換した空気が吹き出るように構成している。除湿空調ユニット11は、ユニットケースに次に説明する構成手段を一体に内蔵して構成されている。
【0035】
すなわち、構成手段として室内8の空気を吸引し、送風するシロッコファン等の送風機12と、送風機12の吸気部に設け、吸引される空気を濾過するフィルター13と、送風機12により送風された空気の湿気を、コルゲート状や粒状のシリカゲルや活性アルミナ等の吸着材14で吸着する除湿手段15と、吸着材14を加熱して吸着した湿気を蒸発させ、吸着材14の再生を図る再生部としての電力供給系統の電気ヒータ16と、吸着材14の再生時に、蒸発した湿気を含む空気を排出する通路側と、除湿した空気を座部2および背部3の表皮4より吹き出るように案内する除湿空気通路側とに切替える電動式の風路切替手段17と、風路切替手段17を介してそれぞれ除湿手段15の吐出側に連通する、吸着材14の再生時における湿気を含む空気を案内する排出通路18および除湿した空気を座部2および背部3の表皮4より吹き出るように案内する除湿空気通路19と、座部2および背部3の人が着座する表皮4に多数開口し、除湿と熱交換された空気を座席本体1に着座した人体に向って噴出する噴出口20等で構成されている。
【0036】
送風機12と、フィルター13と、除湿手段15は、室内8の限られた一定空間を狭くすることなく、かつ有効に利用して、それぞれメンテナンスを容易に行えるようにするため、図3、図4に示すように除湿空調ユニット11のユニットケースにおける、座席本体1のある室内8のドア10側に面した座席本体1の座部2と背部3の外周側面側より、矢印方向に着脱できるように構成している。
【0037】
従って、ドア10側に面した座席本体1の座部2、背部3の座席筐体6を含む外周側面は、除湿空調ユニット11のユニットケースが、抽出式の構造で取り外しできる大きさに形成された開口部11aに開閉自在な蓋21が設けられ、この蓋21を開閉して座部2と背部3に設けた除湿空調ユニット11のユニットケースの外周側面より送風機12と、フィルター13と、除湿手段15の着脱が行われることになる。
【0038】
すなわち、送風機12、フィルター13、除湿手段15のそれぞれは、除湿空調ユニット11のユニットケースに設け、かつ座席本体1の座部2と背部3の座席筐体6の蓋21に対向している取り付け口12a、13a、15aより抽出式の構造で摺動自在に出し入れして着脱する構成にしている。
【0039】
また、送風機12、フィルター13、除湿手段15、そして除湿空調ユニット11は、上記したように座席本体1の座部2と背部3から着脱する際に、自動車7のドア10側における最も着脱作業のしやすい位置に、それぞれの取り付け口12a、13a、15a、そして開口部11aが臨むように、既に設けてある座席本体1の自動車7の前後方向へのスライド機構(図示せず)を利用して座席本体1を動かす構成にしてある。
【0040】
さらに、送風機12、除湿手段15の取り付け口12a、15aは、除湿空調ユニット11内の全体の通路に付着した埃を除去するため、送風機12、除湿手段15を取り外して開いた取り付け口に、電気掃除機等の吐出ホースを接続して圧力空気を除湿空調ユニット11内の全体の通路に流し込んで埃を噴出口20、送風機12の吸気部側から吐き出させるのに利用できる構成にしてある。
【0041】
除湿手段15は吸着材14と電気ヒータ16が一体的に構成され、従って除湿手段15が座席本体1の除湿空調ユニット11より着脱した時は、吸着材14とともに、電気ヒータ16も併せてメンテナンスができるものである。22は送風機12および電気ヒータ16、風路切替手段17に電気的に接続し、これらと除湿空調ユニット11の全体の運転制御を行う制御手段で、マイクロコンピュータおよびその周辺回路からなる。
【0042】
上記実施例において、除湿空調ユニット11の動作と作用を説明する。一般に夏季の炎天下で駐車中の室内8は室温が35℃以上に上昇し、座席本体1の表皮4も60℃程度に上昇する。そして、運転者が乗車する際に制御手段22により除湿空調ユニット11の運転を開始すると、送風機12が回転し、風路切替手段17が排出通路18を閉じて除湿空気通路19を除湿手段15の吐出側に連通する。
【0043】
そして、送風機12により吸引された例えば温度35℃、湿度55%の室内8の空気は、フィルター13で濾過されて吸着材14に0.2m3/分の流量で送り込まれ、吸着材14で水蒸気が吸着されて湿度が低下するとともに、吸着熱で発熱して高温低湿度の空気となり、除湿空気通路19に入って多数の噴出口20へ案内されるため拡散する。さらに、この広がった高温低湿度の空気は、座席本体1の噴出口20に至るまでの間に、除湿空気通路19の構成部材、クッション材5、表皮4で熱が奪われて自然に熱交換が行われ、温度37℃、湿度20%の低湿度の空気となって座席本体1の座部2、背部3の噴出口20から着座している人体に向って噴出し、大腿部、腰部、背中部を流れる。
【0044】
従って、人体表面の汗を気化させることで気化潜熱を奪い、より冷涼感を得ることができるとともに、座席本体1の着座面に接していなくても、その方向に向いている着座外の人体部分でも噴出した空気が当たり気化潜熱を奪われ、広範囲の人体部分に確実に冷涼感を与えることができる。
【0045】
また、本実施例では除湿手段15のメンテナンスは、座席本体1のある室内8のドア10側に面した座席本体1の座部2、背部3の外周側面に臨む蓋21を開き、除湿空調ユニット11の取り付け口15aより、吸着材14と電気ヒータ16との一体になっている除湿手段15を着脱して行うことができるので、常に安定した性能の維持とメンテナンスを容易に行うことができる。
【0046】
特に、一定空間で比較的に狭い室内8にある自動車等の座席に除湿空調ユニット11を搭載した場合、一定空間の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用し、二つの座席本体1を並設して隣接した場合は、互いに反対側の自動車7のドアに面した座席本体1の外周側面側、または三つの座席本体1を並設して隣接した場合は、外側二つの座席本体が互いに反対側で自動車のドア10に面した座席本体1の外周側面側、真中の座席本体が前側または後側における座席本体の座部の外周側面側において着脱できるスペースを確保することが容易になり、室内8に何らの改良を加えることなく着脱作業を容易に行うことができる。
【0047】
また、本実施例では吸着材14と電気ヒータ16を一体にして除湿手段15を構成しているので、除湿手段15を着脱することにより、吸着材14のメンテナンスを行うことができるとともに、その際に電気ヒータ16のメンテナンスも併せて行うことができ、常に当初の性能を維持させることができる。
【0048】
また、本実施例では除湿手段15の上流側に室内8の空気を吸引する送風機12を位置させて除湿空調ユニット11に着脱可能に設け、この送風機は除湿空調ユニットにおける座席本体1のある室内8のドア10側に面した座席本体1の座部2、背部3の外周側面側から着脱できるように構成したので、送風機12も除湿空調ユニット11より取り外してメンテナンスを行うことができ、当初の性能維持を保つことができるとともに、除湿手段15と同じように、座席本体1のある室内8の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用して着脱するスペースを確保でき、作業を容易に行うことができる。
【0049】
また、本実施例では除湿手段15の上流側に位置して室内8の空気を吸引する送風機12の吸気側にフィルター13を除湿空調ユニット11に着脱可能に設け、このフィルターは除湿空調ユニット11における座席本体1のある室内8の開いたドア10側に面した座席本体1の座部2、背部3の外周側面側から着脱できるように構成したので、フィルター13も除湿空調ユニット11より取り外してメンテナンスを行うことができ、当初の性能維持を保つことができるとともに、除湿手段15と同じように、座席本体1のある室内8の限られたスペースを狭くすることなく、かつ有効に利用して着脱するスペースを確保でき、作業を容易に行うことができる。
【0050】
また、送風機12、フィルター13、除湿手段15のいずれもメンテナンスを行うために着脱する際、既存のスライド機構を利用して座席本体1を摺動させ、それぞれの取り付け口12a、13a、15aを、開いたドア10側において最も着脱し易い位置に臨ませて行うことができるので、一層、メンテナンスを容易に行うことができる。
【0051】
また、フィルター13で埃を濾過しているとはいえ、長期の使用において除湿空調ユニット11内の通路である除湿空気通路19、排出通路18、そして座部2と背部3内の通路、噴出口20等に埃が溜まってくる。そこで、本実施例では送風機12、または除湿手段15を、取り付け口12a、または取り付け口15aから取り外して開いた口から電気掃除機等のホースにより吐出空気を送り込んで、除湿空調ユニット11内の通路から座部2と背部3内の通路、噴出口20、そして送風機12の吸気部側から吐き出させて溜まった埃を除去することができる。
【0052】
なお、上記実施例では除湿手段の吸着材とこれを加熱して再生させる電気ヒータ16が一体に構成した除湿手段15を使用したが、図5に示すように除湿手段15の吸着材14と電気ヒータ16を別個に構成しても良く、このような構成においては、吸着材14と電気ヒータ16のそれぞれが除湿空調ユニット11の設けてある座席本体1から着脱できるように構成するものである。従って、除湿手段から吸着材14のみを着脱してメンテナンスを行うことができるとともに、その際に電気ヒータ16に気配りをしながらのメンテナンスではないから作業がし易く、常に当初の性能を維持させることができる。
【0053】
なお、上記実施例では座席本体1を座部2と背部3とで構成し、座部2と背部3の両方に除湿空調ユニット11を設けているが、少なくとも背部または座部の一方に設けても、本実施例と同様の作用効果を得られるものである。すなわち、座席本体の背部または座部の一方に設けた除湿空調ユニットで室内の空気を除湿し、例えば除湿空調ユニットを設けていない背部または座部の他方には通路を通じて除湿空気を案内して座部と背部の噴出口より吹き出る構成にすれば、一つの除湿空調ユニットを設ければ良いので空調座席装置の構成とメンテナンスを簡単にできる。
【0054】
なお、上記実施例では送風機12、フィルター13、除湿手段15を、個々に着脱してメンテナンスを行うように構成したが、除湿空調ユニット11を座席本体1の座部2と背部3の外周側面側から着脱して、それから個々の送風機12、フィルター13、除湿手段15のメンテナンスを行うようにしても良いものである。
【0055】
なお、上記実施例では除湿空調ユニット11を座席本体1の座部2、背部3の内部空間を利用して設置したが、座部2と自動車の床9との間にある空間を利用して、また背部3の外面に露出して、それぞれ除湿空調ユニットを設けても、本実施例と同様の作用効果を得られるものである。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明は、座席本体に着座した人体が気化潜熱を奪われ、広範囲の人体部分に確実に冷涼感を与えることができるとともに、必要に応じて少なくとも除湿手段を取り外してメンテナンスを行えるから、常に安定した性能の維持とメンテナンスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における空調座席装置の概略構成図
【図2】同実施例1における空調座席装置の除湿空調ユニット部分の拡大構成図
【図3】同実施例1における空調座席装置の概略側面構成図
【図4】同実施例1における空調座席装置を搭載した時の自動車の模式図
【図5】同実施例1における空調座席装置の除湿手段における他の例を示す拡大構成図
【図6】従来例の空調座席装置の構成図
【図7】同空調座席装置の空気乾燥装置の構成図
【符号の説明】
1 座席本体
8 室内
10 ドア(扉)
11 除湿空調ユニット
12 送風機
13 フィルター
14 吸着材
15 除湿手段
16 電気ヒータ(電力供給系統または再生部)
19 除湿空気通路
20 噴出口
Claims (10)
- 座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットより着脱できるように構成した空調座席装置。
- 座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットの前記座席本体の外周側面側より着脱できるように構成した空調座席装置。
- 座席本体の人体が着座する面に除湿した空気を噴出する噴出口と、前記座席本体のある室内の吸引した空気を除湿する除湿手段を有する除湿空調ユニットと、前記除湿空調ユニットを前記噴出口に連通し、除湿空気を前記噴出口に案内する除湿空気通路とを備え、前記除湿手段は、前記除湿空調ユニットにおける前記座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側より着脱できるように構成した空調座席装置。
- 除湿手段は、吸着材と再生部が一体的に構成され、前記再生部には電力を供給する電力供給系を備えた請求項1から3のいずれかに記載の空調座席装置。
- 除湿手段は、吸着材と再生部が別個に構成され、前記再生部には電力を供給する電力供給系を備え、前記吸着材は除湿手段に着脱可能に設けた請求項1から3のいずれかに記載の空調座席装置。
- 座席本体は背部と座部を有し、少なくとも前記背部側または座部側に除湿空調ユニットを設けた請求項1から5のいずれかに記載の空調座席装置。
- 除湿空調ユニットは、除湿手段の上流側に室内の空気を吸引する送風機を着脱可能に設け、前記送風機は、前記除湿空調ユニットにおける座席本体の外周側面側、または前記座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱できるように構成した請求項1から6のいずれかに記載の空調座席装置。
- 除湿空調ユニットは、除湿手段の上流側に位置して室内の空気を吸引する送風機の吸気側にフィルターを着脱可能に設け、前記フィルターは、前記座席本体の外周側面側、または前記座席本体のある室の扉側に面した座席本体の外周側面側から着脱できるように構成した請求項1から7のいずれかに記載の空調座席装置。
- 少なくとも除湿手段を着脱しやすい位置に座席本体をスライド機構により摺動させる構成にしてなる請求項1から8のいずれかに記載の空調座席装置。
- 少なくとも除湿手段を取り外した所から除湿空気通路を介して噴出口に至る通路に、吐出空気を送り込めるように構成した請求項1から8のいずれかに記載の空調座席装置。
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JP2003191945A Pending JP2005021481A (ja) | 2003-07-04 | 2003-07-04 | 空調座席装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005021481A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007126047A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Denso Corp | 車両用シート空調装置 |
JP2018198739A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 一夫 立石 | マットレス加熱器及びマットレス加熱方法 |
JP2019127229A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 本田技研工業株式会社 | 車両用空調装置 |
JP2022080758A (ja) * | 2020-11-18 | 2022-05-30 | 本田技研工業株式会社 | 車両の除湿装置 |
-
2003
- 2003-07-04 JP JP2003191945A patent/JP2005021481A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007126047A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Denso Corp | 車両用シート空調装置 |
JP2018198739A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 一夫 立石 | マットレス加熱器及びマットレス加熱方法 |
JP2019127229A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 本田技研工業株式会社 | 車両用空調装置 |
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