JP2005020248A - クロック再生回路 - Google Patents

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Nobuo Takeya
信夫 竹谷
Ryuichi Shibuya
竜一 澁谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】判別回路と復調回路の共通化で回路削減し、バースト周波数の整数倍にロックしたクロックを生成。
【解決手段】固定データ設定回路の出力を固定値に設定し、かつYC分離回路102を複合映像信号側に設定する事により方式判別時のクロック変動をなくし、かつ方式判別回路と復調回路を同じ回路にする事ができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、NTSC,PAL方式信号のバースト周波数の整数倍にロックしたクロックを生成し、小さな回路にてNTSC,PAL信号の方式判別を行なう手段を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、PAL信号にて3次元コムフィルターを実現したいという要望があり、それを具現化するためにはPAL3次元コムフィルターを行なえる整数倍クロック再生回路が必須となっている。
【0003】
以下、図面を参照しながら、上述した従来のクロック再生回路の一例について説明を行う(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図5は、従来のクロック再生回路のブロック構成図を示すものである。
【0005】
図5のブロック構成図において、501は入力された複合映像信号514をアナログ信号からデジタル化するAD回路であり、502はAD回路501からの出力信号から色副搬送波信号と輝度信号とに分離するYC分離回路であり、503はYC分離回路502からの信号と正弦波発生回路510からの信号とを掛け算する掛け算回路であり、504は掛け算回路503の出力信号から色副搬送波信号の2倍の周波数成分を除去するLPF回路であり、506はLPF回路504の出力信号からPALなどに含まれるIDENT信号を検出してそれらの方式を判別するIDENT検出回路であり、505はLPF回路504の出力信号からIDENT検出回路506のIDENT信号によってR−Y信号を復調する復調回路であり、507はLPF回路504の出力信号のうちバースト部分のみを取りだしてその信号にフィルターをかけるLPF回路であり、509はLPF回路507の出力信号からクロックを作成する電圧制御発振回路であり、511は方式判別回路556の信号からのこぎり波信号を出力するカウンター回路であり、その一例としての回路構成は図2に示しており、510はカウンター回路511から出力されるのこぎり波信号から正弦波を出力する正弦波発生回路であり、550はYC分離回路502からの信号と正弦波発生回路554からの信号とを掛け算する掛け算回路であり、551は掛け算回路550の出力信号から色副搬送波信号の2倍の周波数成分を除去するLPF回路であり、552はLPF回路551の出力信号のうちバースト部分のみを取りだしてその信号にフィルターをかけるLPF回路であり、553は方式判別回路556の出力信号からのこぎり波信号を出力するカウンター回路であり、554はカウンター回路553から出力されるのこぎり波信号から正弦波を出力する正弦波発生回路であり、555はLPF回路551の出力信号からPALなどに含まれるIDENT信号を検出してそれらの検出結果を出力するIDENT検出回路であり、556はIDENT検出回路555からのIDENT検出結果と期待値とが一致しているかどうかを論理的に判定したり、入力される複合映像信号に応じて前記カウンター回路511に出力信号を出力する方式判定回路であり、514は入力された複合映像信号であり、515はカウンター回路511から出力されるのこぎり波信号であり、516は正弦波発生回路510から出力される正弦波信号であり、517は電圧制御発振回路509から出力され、色副搬送波の周波数の整数倍にロックしたクロックであり、518は復調回路505から出力されるR−Y信号であり、519はLPF回路504から出力される色副搬送波除去後の信号であり、520は方式判別回路556からの判別結果である。
【0006】
以上のように構成されたクロック再生回路について、以下その動作について説明する。
【0007】
まず、AD回路501の出力信号から色副搬送波信号をYC分離回路502によって分離し、その色副搬送波信号を掛け算回路503に入力する。
【0008】
正弦波発生回路510からは色副搬送波と同じ周波数を持つ正弦波を出力するため、掛け算回路503からは色副搬送波周波数の2倍の信号成分をもつ信号が出力される。
【0009】
LPF回路504は2倍の高調波成分を除去する為、その出力信号はNTSCならR−Y信号そのものが出力されるが、PAL信号は図9(a)にあるようにR−Y信号成分が1H毎に反転しているような信号が出力される。
【0010】
ちなみにB−Y信号は正弦波発生回路510より90度位相のずれた余弦波信号を出力し、その余弦波信号と色副搬送波信号とを掛け算し、高調波成分を除去することで得られるが、本発明はクロック再生を行なう回路について記している為、B−Y信号生成回路についての記載は省略する。
【0011】
IDENT検出回路506は図9(a)の性質を利用し、入力される信号の方式がPALなのかNTSCなのかを検出し、その検出されたIDENTを使って復調回路505はR−Y信号の位相を合わせるように動作する。
【0012】
LPF回路507は色副搬送波信号のバースト部分のみを取り出し、その信号成分にロ‐パスフィルターをかけ、掛け算回路503、LPF回路504、LPF回路507、電圧制御発振回路509、カウンター回路511、正弦波発生回路510によって構成されるループ回路により、色副搬送波信号の副搬送波周波数と正弦波信号516との周波数を一致させるように動作する。
【0013】
電圧制御発振回路509は図7にて示されているような回路構成であり、701は加算回路、702はディレイ回路、703はのこぎり波信号(図8(a))から正弦波信号(図8(b))を生成する正弦波発生回路、704はデジタル信号をアナログ信号に変換するDA回路、705は入力された正弦波をてい倍するアナログPLL回路であり、そのてい倍後の信号は図8(c)に示してある。
【0014】
LPF回路507からの出力信号が加算回路701に入力され、その信号の大きさによってのこぎり波711の周波数が決定される。そののこぎり波711を正弦波発生回路703に入力する事で図8(b)に示すような正弦波が作られ、それをアナログ信号に変換した後の波形が正弦波信号712になる。
【0015】
正弦波信号712をてい倍する事でクロック信号517(クロック信号713)を得る事ができる。
【0016】
カウンター回路511の一例は図2に示してあり、その動作は図6に示してあるが、入力信号が小さいときは図6(a)、大きいときは図6(C)のように出力されるのこぎり波信号の周波数が変化する。
【0017】
正弦波発生回路510からの正弦波信号は図6(b)、(d)に示すようにカウンター回路511から入力されるのこぎり波信号515の周波数に応じてその周波数が変わる。
【0018】
方式判別回路556はカウンター回路511に出力する信号とIDENT検出回路556からの期待値とを比較し、論理的に一致しているならその情報を出力するように動作する。
【0019】
そして、入力された複合映像信号514の方式判別するためには掛け算回路550、LPF回路551、LPF回路552、カウンター回路553、正弦波発生回路554によって構成されるループ回路を使う事になる。
【0020】
例えば入力された複合映像信号の方式を検出するために、まず方式判別回路556からNTSCに相当するデータをカウンター553に入力すると(カウンター回路511への信号はある一つ値に固定しておく)、正弦波発生回路554からはNTSCを復調する為の正弦波信号が出力される。
【0021】
もし入力された複合映像信号514がNTSCならば、IDENT検出回路555からはNTSCであるという情報が方式判別回路556に出力される。
【0022】
その結果、IDENT検出回路556からの結果と期待値とが一致することになり、入力された複合映像信号514がNTSC信号であるいう判別結果520を出力する。
【0023】
もし入力された信号がPALならば、IDENT検出回路555からはNTSCでは無いという情報が方式判別回路556に出力され、その判別結果520は入力された複合映像信号514がNTSC信号でないと出力し、次にPALに相当するデータをカウンター553に入力する。
【0024】
そうするとIDENT検出回路555からはPALであるという情報が方式判別回路556に出力され、入力された複合映像信号514がPAL信号であるという判別結果520を出力する。
【0025】
このように方式判別回路556がNTSC、PAL信号に相当する設定データをカウンター回路553に出力し、その結果(IDENT検出回路の結果)と期待値とが一致しているかどうかを見る事で入力された複合映像信号514がNTSCかPALかを判別するできるようになっている。
【0026】
【特許文献1】
特開平8−100387号公報
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、次のような問題点を有している。
【0028】
入力された複合映像信号514の復調を行う為には掛け算回路503、LPF回路504、LPF回路507、電圧制御発振回路509、カウンター回路511、正弦波発生回路510によって構成されるループ回路を使用し、方式を判別する為には掛け算回路550、LPF回路551、LPF回路552、カウンター回路553、正弦波発生回路554にて構成されたループ回路を使用する必要があるため、回路規模が大きくなるという問題を有していた。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明のクロック再生回路は、アナログ複合映像信号をデジタル化するAD回路と、前記AD回路からの出力信号を色副搬送波信号と輝度信号とに分離し外部制御信号によって色副搬送波信号分離機能をオン・オフできるYC分離回路と、前記YC分離回路からの色副搬送波出力信号と後述する正弦波発生回路からの出力信号とを掛け算する掛け算回路と、前記掛け算回路の出力信号から高調波成分を除去する第1のLPF回路と、前記第1のLPF回路の出力信号からR−Y信号のアイデントを検出するIDENT検出回路と、前記第1のLPF回路からの出力信号と前期IDENT検出回路からの出力信号とからR−Y信号を復調する復調回路と、前記第1のLPF回路の出力信号からバースト部分のみを取りだしその信号にフィルターをかける第2のLPF回路と、前記第2のLPF回路からの出力信号と固定データとを切りかえる固定データ設定回路と、前記固定データ設定回路からの出力信号からクロック信号を生成する電圧制御発振回路と、後述する方式判定回路からの出力信号を入力としのこぎり波信号を出力するカウント回路と、方式判別モードと通常モードを切り替えるモード切り替え入力をもち、方式判別モードでは前記YC分離回路のYC分離機能をオフ、前記固定データ設定回路を固定データ側にし、前記カウント回路へ出力する信号に応じた期待値と前記IDENT検出回路からの入力信号を論理判定し論理的に一致していればその情報を出力し、通常モードでは前記YC分離回路のYC分離機能をオン、前記固定データ設定回路を前記第2のLPF回路側にし、前記カウント回路へは入力される複合映像信号に応じたデータを出力する方式判定回路と、前記カウント回路からの出力されるのこぎり波信号から正弦波信号を生成する正弦波発生回路を備えたものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明はアナログ複合映像信号をデジタル化するAD回路と、前記AD回路からの出力信号を色副搬送波信号と輝度信号とに分離し外部制御信号によって色副搬送波信号分離機能をオン・オフできるYC分離回路と、前記YC分離回路からの色副搬送波出力信号と後述する正弦波発生回路からの出力信号とを掛け算する掛け算回路と、前記掛け算回路の出力信号から高調波成分を除去する第1のLPF回路と、前記第1のLPF回路の出力信号からR−Y信号のアイデントを検出するIDENT検出回路と、前記第1のLPF回路からの出力信号と前期IDENT検出回路からの出力信号とからR−Y信号を復調する復調回路と、前記第1のLPF回路の出力信号からバースト部分のみを取りだしその信号にフィルターをかける第2のLPF回路と、前記第2のLPF回路からの出力信号と固定データとを切りかえる固定データ設定回路と、前記固定データ設定回路からの出力信号からクロック信号を生成する電圧制御発振回路と、後述する方式判定回路からの出力信号を入力としのこぎり波信号を出力するカウント回路と、方式判別モードと通常モードを切り替えるモード切り替え入力をもち、方式判別モードでは前記YC分離回路のYC分離機能をオフ、前記固定データ設定回路を固定データ側にし、前記カウント回路へ出力する信号に応じた期待値と前記IDENT検出回路からの入力信号を論理判定し論理的に一致していればその情報を出力し、通常モードでは前記YC分離回路のYC分離機能をオン、前記固定データ設定回路を前記第2のLPF回路側にし、前記カウント回路へは入力される複合映像信号に応じたデータを出力する方式判定回路と、前記カウント回路からの出力されるのこぎり波信号から正弦波信号を生成する正弦波発生回路を備え、方式判別用のループ回路と色副搬送波信号の復調ループ回路とを同じ回路にするという作用を有する為、回路規模を小さく抑えかつ方式判別中にクロックが変動する事で、画面が乱れるという問題も解決できる効果を特徴とするクロック再生回路である。
【0031】
本発明の請求項2に記載の発明はカウンター回路において、入力される信号とディレイ回路からの入力信号とを加算する加算回路と、加算回路からの出力信号を入力し1クロックの期間信号を遅延させるディレイ回路とを備えていることを特徴とするクロック再生回路であり、方式判別用のループ回路と色副搬送波信号の復調ループ回路とを同じ回路にするという作用を有する。
【0032】
本発明の請求項3に記載の発明はYC分離回路において、入力された複合映像信号から色副搬送波信号と輝度信号とを分離するコムフィルター回路と、前記コムフィルター回路からの出力信号とYC分離前の複合映像信号とを切りかえる切替回路を備えていることを特徴とするクロック再生回路であり、方式判別用のループ回路と色副搬送波信号の復調ループ回路とを同じ回路にするという作用を有する。
【0033】
本発明の請求項4に記載の発明はカウンター回路への入力信号を生成するデータ設定回路と、前記データ設定回路の出力データと前記IDENT検出回路からの期待値とが論理的に一致しているかどうかを判定すると同時にその結果を出力したり、前記YC分離回路をオン・オフさせる信号を出力したり、前記固定データ設定回路の出力を切り替える信号を出力したりする論理判定回路を備えていることを特徴とするクロック再生回路であり、方式判別用のループ回路と色副搬送波信号の復調回路とを同じ回路にするという作用を有する。
【0034】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0035】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施例におけるクロック再生回路のブロック構成図を示すものである。図1において、101は入力された複合映像信号114をアナログ信号からデジタル化するAD回路であり、102はAD回路101からの出力信号を色副搬送波信号と輝度信号とに分離し外部制御信号によって色副搬送波信号分離機能をオン・オフできるYC分離回路であり、103はYC分離回路102からの信号と正弦波発生回路110からの信号とを掛け算する掛け算回路であり、104は掛け算回路103の出力信号から色副搬送波信号の2倍の周波数成分を除去するLPF回路であり、106はLPF回路104の出力信号からPALなどに含まれるIDENT信号を検出してそれらの方式を判別するIDENT検出回路であり、105はLPF回路104の出力信号からIDENT検出回路106からのIDENT信号によってR−Y信号を復調する復調回路であり、107はLPF回路104の出力信号のうちバースト部分のみを取りだしてその信号にフィルターをかけるLPF回路であり、108はLPF回路107からの出力信号と固定値をと切り替える固定データ設定回路であり、109は固定データ設定回路108の出力信号からクロックを作成する電圧制御発振回路であり、111は方式判別回路112の信号よりのこぎり波信号を出力するカウンター回路であり、110はカウンター回路111から出力されるのこぎり波信号を入力信号とし、正弦波を出力する正弦波発生回路であり、112はIDENT検出回路106からのIDENT検出結果と期待値とが一致しているかどうかを論理的に判定すると同時に固定データ設定回路108、YC分離回路102のモードを設定したり、カウンター回路111に各方式に応じた信号を出力する方式判定回路であり、113は方式判別回路112からの判別結果であり、114は入力された複合映像信号であり、115は方式判別回路112から出力される各モードに応じたデータ設定値であり、116はカウンター回路111から出力されるのこぎり波信号であり、117は正弦波発生回路110から出力される正弦波信号であり、118は復調回路105から出力されるR−Y信号である。
【0036】
以上のように構成されたクロック再生回路について、以下図1、2、3、6、7、8、9を用いてその動作を説明する。
【0037】
まず、AD回路101の出力信号から色副搬送波信号をYC分離回路102によって分離するが、YC分離回路102の具体的な構成は図3に示す。
【0038】
301、302は1水平期間信号を遅延させるディレイ回路であり、303は1Hディレイ回路301、302からの出力信号を入力としてコムフィルターを構成する演算回路であり、色副搬送波信号を出力する。
【0039】
304は1Hディレイ回路301から出力される1水平期間遅延された複合映像信号から演算回路303の色副搬送波出力信号を引算し、輝度信号を出力する引算回路であり、1Hディレイ回路301、302、演算回路303、引算回路304によりコムフィルター回路306が構成されている。
【0040】
305はコムフィルター306の出力信号と入力信号307とを切り替える切り替え回路であり、入力信号307を選択する場合は入力された複合映像信号114の方式判別を行なっているときである。
【0041】
YC分離回路102から出力する色副搬送波信号と正弦波信号117を掛け算回路103に入力するが、正弦波発生回路110からは色副搬送波と同じ周波数を持つ正弦波を出力するため、掛け算回路103からは色副搬送波周波数の2倍の周波数成分をもつ信号が出力される。
【0042】
LPF回路104は2倍の高調波成分を除去する為、その出力信号はNTSCなら色差信号そのものが出力されるが、PAL信号は図9(a)にあるようにR−Y信号成分が1H毎に反転しているような信号が出力される。
【0043】
IDENT検出回路106は図9(a)の性質を利用して入力される信号の方式がPALなのかNTSCなのかを検出し、その検出されたIDENTを使って復調回路105はR−Y信号の位相を合わ込むように動作する。
【0044】
LPF回路107は色副搬送波信号のバースト部分のみを取り出し、その信号成分にロ‐パスフィルターをかけるが、掛け算回路103、LPF回路104、LPF回路107、固定データ設定回路108、電圧制御発振回路109、カウンター回路111、正弦波発生回路110によって構成されるループ回路により、色副搬送波信号の副搬送波周波数と正弦波信号117との周波数を一致させるように動作する。
【0045】
電圧制御発振回路109は図7にて示されているような回路構成であり、701は加算回路、702はディレイ回路、703はのこぎり波信号(図8(a))から正弦波信号(図8(b))を生成する正弦波発生回路、704はデジタル信号をアナログ信号に変換するDA回路、705は入力された正弦波をてい倍するアナログPLL回路であり、そのてい倍後の信号は図8(c)に示してある。
【0046】
固定データ設定回路108からの出力信号が加算回路701に入力され、その信号の大きさによってのこぎり波711の周波数が決定される。そののこぎり波711を正弦波発生回路703に入力する事で図8(b)に示すような正弦波が作られ、それをアナログ信号に変換した後の波形が正弦波信号712になる。
【0047】
正弦波信号712をてい倍する事で色副搬送波信号の周波数の整数倍にロックしたクロック信号119(クロック信号713)を得る事ができる。
【0048】
カウンター回路111の一例は図2に示してあり、その動作は図6に示してあるが、入力信号が小さいときは図6(a)、大きいときは図6(C)のようになり、出力されるのこぎり波信号の周波数が変化する。
【0049】
正弦波発生回路117からの出力信号は図6(b)、(d)に示すようにカウンター回路111から入力されるのこぎり波信号116の周波数に応じてその周波数が変わる。
【0050】
図4に示すのは方式判別回路556の具体ブロック構成図であり、401は入力信号403とデータ設定回路402の出力信号405とが論理上一致しているかどうかを判別する回路であり、402はモード設定406の状態によって出力する設定値405、407、408を変える。
【0051】
設定値405はカウンター回路111に入力し、設定値407YC分離回路102に入力し、設定値408は固定データ設定回路108に入力する。
【0052】
例えばデータ設定回路402からNTSCに相当するデータ405を出力しかつ入力信号114にNTSCが入力されている時の期待値と、入力信号403とを論理比較し、一致していたならNTSCであるという情報(出力信号404)を出力するように動作する。
【0053】
ここで方式判別の手順を説明する。入力された複合映像信号114の方式判別のためには、方式判別回路112に対してモード設定を方式判別モードに設定する。すると方式判別回路112は固定データ設定回路108の出力を固定値になるように設定し、かつYC分離回路102を複合映像信号側になるように設定し、NTSCに相当する設定値115をカウンター111に入力し、正弦波発生回路110からはNTSCを復調する為の正弦波信号が出力される。
【0054】
もし入力された複合映像信号114がNTSCならば、IDENT検出回路106からはNTSCであるという情報が方式判別回路112に出力され、その結果方式判別回路112は入力された複合映像信号114がNTSC信号であると判別する。
【0055】
もし入力された信号がPALならば、IDENT検出回路106からはNTSCでは無いという情報が方式判別回路112に出力され、その結果方式判別回路112は入力された複合映像信号114がNTSC信号でないと判別し、次にPALに相当する設定値115をカウンター111に入力する。
【0056】
IDENT検出回路106からはPALであるという情報が方式判別回路112に出力され、その結果方式判別回路112は入力された複合映像信号114がPAL信号であると判別する。
【0057】
このように方式判別回路112がNTSC、PAL信号に相当する設定値115を時系列に出力し、その結果(IDENT検出回路の結果)と期待値とが一致しているかどうかを順次判別する事で送った設定値115がNTSCかPALかを判別できるようになっている。
【0058】
この方式判別時には固定データ設定回路108が固定値を出力する為、クロック信号119の周波数は固定されている。
【0059】
また、通常モード状態では固定データ設定回路108の出力をLPF回路107側になるように設定し、かつYC分離回路102をコムフィルター側になるように設定し、判別結果に相当した設定値115をカウンター111に入力することで、クロック信号119は入力された複合映像信号114の色副搬送波周波数の整数倍にロックした信号となるように(掛け算回路103、LPF回路104、LPF回路107、固定データ設定回路108、電圧制御発振回路109、カウンター回路111、正弦波発生回路110によって構成される)ループ回路が動作する。
【0060】
以上のように本実施例によれば、固定データ設定回路の出力を固定値に設定し、かつYC分離回路102を複合映像信号側に設定する事により方式判別時のクロック変動をなくし、かつ方式判別用のループ回路と色副搬送波信号の復調ループ回路とを同じ回路にする事ができる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明はAD回路と、YC分離回路と、掛け算回路と、第1のLPF回路と、IDENT検出回路と、復調回路と、第2のLPF回路と、固定データ設定回路と、電圧制御発振回路と、カウンター回路と、正弦波発生回路と、方式判定回路とを設けることにより、方式判別時のクロック変動をなくし、かつ方式判別用のループ回路と色副搬送波信号の復調ループ回路とを同じ回路できるため、回路規模削減という効果を得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるクロック再生回路のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例におけるカウンター回路のブロック図
【図3】本発明の第1の実施例におけるYC分離回路のブロック図
【図4】本発明の第1の実施例における方式判別回路のブロック図
【図5】従来のクロック再生回路のブロック図
【図6】正弦波発生回路およびカウンター回路の動作説明図
【図7】本発明の第1の実施例における電圧制御発振回路のブロック図
【図8】本発明の第1の実施例における電圧制御発振回路の動作説明図
【図9】NTSC信号、PAL信号の動作説明図
【符号の説明】
101 AD回路
102 YC分離回路
103 掛け算回路
104 第1のLPF回路
106 IDENT検出回路
105 復調回路
107 第2のLPF回路
108 固定データ設定回路
109 電圧制御発振回路
111 カウンター回路
110 正弦波発生回路
112 方式判定回路
113 方式判別回路112からの方式結果
114 入力された複合映像信号
115 方式判別回路112から設定させる設定値
116 カウンター回路111から出力されるのこぎり波信号
117 正弦波発生回路110から出力される正弦波信号
118 復調回路105から出力されるR−Y信号
119 クロック信号

Claims (4)

  1. アナログ複合映像信号をデジタル化するAD回路と、前記AD回路からの出力信号を色副搬送波信号と輝度信号とに分離し外部制御信号によって色副搬送波信号分離機能をオン・オフできるYC分離回路と、前記YC分離回路からの色副搬送波出力信号と後述する正弦波発生回路からの出力信号とを掛け算する掛け算回路と、前記掛け算回路の出力信号から高調波成分を除去する第1のLPF回路と、前記第1のLPF回路の出力信号からR−Y信号のアイデントを検出するIDENT検出回路と、前記第1のLPF回路からの出力信号と前期IDENT検出回路からの出力信号とからR−Y信号を復調する復調回路と、前記第1のLPF回路の出力信号からバースト部分のみを取りだしその信号にフィルターをかける第2のLPF回路と、前記第2のLPF回路からの出力信号と固定データとを切りかえる固定データ設定回路と、前記固定データ設定回路からの出力信号からクロック信号を生成する電圧制御発振回路と、後述する方式判定回路からの出力信号を入力としのこぎり波信号を出力するカウント回路と、方式判別モードと通常モードを切り替えるモード切り替え入力をもち、方式判別モードでは前記YC分離回路のYC分離機能をオフ、前記固定データ設定回路を固定データ側にし、前記カウント回路へ出力する信号に応じた期待値と前記IDENT検出回路からの入力信号を論理判定し論理的に一致していればその情報を出力し、通常モードでは前記YC分離回路のYC分離機能をオン、前記固定データ設定回路を前記第2のLPF回路側にし、前記カウント回路へは入力される複合映像信号に応じたデータを出力する方式判定回路と、前記カウント回路からの出力されるのこぎり波信号から正弦波信号を生成する正弦波発生回路を具備し、回路規模を小さく抑えながら入力される複合映像信号の副搬送波周波数の整数倍クロックを再生する事を特徴とするクロック再生回路。
  2. 前記カウンター回路は入力される信号とディレイ回路からの入力信号とを加算する加算回路と、加算回路からの出力信号を入力し1クロックの期間信号を遅延させるディレイ回路とを具備し、入力される信号の値を変える事により前記正弦波発生回路からの出力信号の周波数を変える事を特徴とする請求項1記載のクロック再生回路。
  3. 前記YC分離回路は入力された複合映像信号から色副搬送波信号と輝度信号とを分離するコムフィルター回路と、前記コムフィルター回路からの出力信号とYC分離前の複合映像信号とを切りかえる切替回路とを具備し、入力される複合映像信号の方式判別をする際はYC分離機能をオフさせる事を特徴とする請求項1記載のクロック再生回路。
  4. 前記方式判定回路は前記カウンター回路への入力信号を生成するデータ設定回路と、前記データ設定回路の出力データと前記IDENT検出回路からの期待値とが論理的に一致しているかどうかを判定すると同時にその結果を出力したり、前記YC分離回路をオン・オフさせる信号を出力したり、前記固定データ設定回路の出力を切り替える信号を出力したりする論理判定回路を具備し、入力された複合映像信号の方式を判定する事を特徴とする請求項1記載のクロック再生回路。
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