JP2005020202A - 再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる種類の素材データを任意に組み合わせて同時に再生することが可能な再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラムを提供する。
【解決手段】記憶装置13は、種類の異なる複数の素材データを含むデータ15と、素材データの再生順や再生時間などを指定するプレイリスト14とを格納する。CPU12は、記憶装置13に記憶された素材データのうち画像に関わる種類の画像系データを再生して表示装置18に表示させる。CPU12は、記憶装置13に記憶された素材データのうち音声に関わる種類の音声系データを再生して音声出力装置19より音声を出力させる。また、CPU12は、記憶装置13より参照したプレイリスト14に従って画像系データの再生と音声系データの再生の制御を各々同時に行う。
【選択図】 図1
【解決手段】記憶装置13は、種類の異なる複数の素材データを含むデータ15と、素材データの再生順や再生時間などを指定するプレイリスト14とを格納する。CPU12は、記憶装置13に記憶された素材データのうち画像に関わる種類の画像系データを再生して表示装置18に表示させる。CPU12は、記憶装置13に記憶された素材データのうち音声に関わる種類の音声系データを再生して音声出力装置19より音声を出力させる。また、CPU12は、記憶装置13より参照したプレイリスト14に従って画像系データの再生と音声系データの再生の制御を各々同時に行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばスライドショー・プログラムやプレゼンテーション・システムのように画像や音声など異なる種類のデータを自動的にプレイリストに基づいて並行に再生する再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの進歩に伴いコンピュータ上で静止画像、動画像、音楽データ、音声データと言ったような多様な素材データを複合化したマルチメディアと呼ばれるデータを取り扱えるようになり、コンピュータ上でマルチメディア・データを再生できるようになった。
【0003】
例えば、オーディオCDやビデオCD等のマルチメディア・データを記録している記録媒体を再生装置(コンピュータ)に挿入すると、再生装置が、自動的に記録媒体に記録されているマルチメディア・データを順番に表示・再生することができる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば、デジタルカメラで記憶した画像や音声を簡便にプログラム再生する手段に関する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−022688号公報
【特許文献2】
特開平6−319103号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えばスライドショーのようなプログラムにおいて、静止画像しか自動再生できない(=例えば途中で動画像を再生することができない)という問題点がある。
また、例えば、マルチメディア・データを再生するアプリケーションにおいて、一つのアプリケーション上で複数種類の素材データをいかなる組み合わせでも同時に再生できるというアプリケーションは存在せず、上述した複数種類の素材データをいかなる組み合わせでも同時に再生できる技術の提供が望まれていた。
【0006】
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、異なる種類の素材データを任意に組み合わせて同時に再生することが可能な再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による再生装置においては、素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置であって、データ属性の異なる複数の素材データと、素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを格納する記憶手段と、記憶手段に記憶された素材データのうち画像に関わるデータ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理手段と、記憶手段に記憶された素材データのうち音声に関わるデータ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理手段と、記憶手段より参照したプレイリストに従って表示処理手段と音声処理手段の各々に対して同時に再生制御を行う制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
また、本発明による再生方法においては、素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置を用いた再生方法であって、データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを記憶手段に格納する格納ステップと、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理ステップと、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理ステップと、前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理ステップと前記音声処理ステップの各々に対して同時に再生制御を行う制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
また、本発明による記録媒体は、素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを記憶手段に格納する記憶工程のコードと、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理工程のコードと、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理工程のコードと、前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理工程と前記音声処理工程の各々に対して同時に再生制御を行う制御工程のコードとを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0010】
また、本発明によるプログラムは、素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置用のプログラムであって、データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを記憶手段に格納させる記憶工程と、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理工程と、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理工程と、前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理工程と前記音声処理工程の各々に対して同時に再生制御を行う制御工程とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0011】
これにより、本発明の再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラムにおいては、素材データが画像データと音声データに大別できる場合に、画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理と、音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理とを行う際に、プレイリストに従って表示処理と音声処理を同時に制御するので、異なる種類の素材データを任意に組み合わせて同時に再生することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明の一実施形態である再生装置の概略構成について説明する。尚、実施形態の再生装置は、静止画像、動画像、音楽データ、音声データなどの素材データを再生可能なコンピュータである。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態である再生装置の概略構成を示す図である。図1に示すように再生装置10は、再生装置10内部でデータをやり取りするためのバスであるデータバス11と、プログラムを実行することにより再生装置内の制御などをデータバス11経由で行うCPU(中央演算装置)12と、種々の情報を記憶する記憶装置13と、例えばキーボードやマウスなどである入力装置17と、例えばCRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイなどである表示装置18と、例えばスピーカなどである音声出力装置19とで構成されている。また、CPU12は、異なる種類(データ属性)の素材データを自動的に同時に再生する自動再生プログラムを記憶装置13より読み出して実行する。この自動再生プログラムはマルチメディア・データを自動再生できるプログラムである。
【0014】
また、記憶装置13は、再生する素材データのファイル名や再生開始タイミングなどを特定するファイルであるプレイリスト14と、自動再生プログラムが取り扱う複数種類の素材データを含むデータ15と、自動再生に関する設定情報である設定16を記憶する。CPU12は、データバス11を介して記憶装置13に記憶されているプレイリスト14やデータ15および設定16を読み込み、再生処理を実行する。また、CPU12は、利用者が入力装置17を利用して自動再生に関する設定を行うことができるよう、例えば設定画面であるGUI(Graphical User Interface)を提供する。
【0015】
また、表示装置18は、データバス11を介してCPU12から表示命令と表示データを受け取り、表示データに応じた表示を行う。また、音声出力装置19は、データバス11を介してCPU12から音声出力命令と音声データを受け取り、音声データに応じた音声を出力する。
【0016】
ここで、素材データの再生設定を行うためのGUIの一例を図3を用いて説明する。
図3(a)において、31は、プレイリスト14で定義される素材データの再生順序を示すための素材データウインドウであり、スクロールバーにより上下にスクロールできる。図3(a)に示す素材データウインドウ31には、上から静止画、音声、動画像の素材データが表示されている。本実施形態においては、プレイリスト14における各素材データの再生順序に応じて、素材データウインドウ31において上から順に各素材データが表示されるとする。
【0017】
32は、素材データを挿入するための挿入ボタンである。この挿入ボタン32をマウス等でクリックすることにより、保存されている場所から素材データを読み出し、新たな素材データをプレイリスト14に追加することができる。また、素材データウインドウ31において、追加した素材データについて確認することもできる。
【0018】
33は、素材データを削除する削除ボタンである。素材データウインドウ31に表示されている素材データを選択し、削除ボタン33をマウス等でクリックすることにより指定の素材データを削除することができる。
【0019】
34,35は、素材データの再生順序を変更するための上下ボタンである。素材データウインドウ31に表示されている素材データを選択し、上下ボタン34,35をマウス等でクリックすることにより、再生順序を上下に変更することができる。
【0020】
36は、設定ボタンであり、前記設定ボタン36をマウス等でクリックすることにより図3(b)に示すような設定ウインドウ38がポップアップ表示する。図3(b)では静止画の設定ウインドウが示されており、再生時間、再生モード等を設定することができる。具体的には、再生モードとしてリピートまたはシャッフルのいずれかを選択して設定することができる。図3(b)においては、リピートが再生モードとして設定されている。
37は、再生ボタンであり、この再生ボタン37をマウス等でクリックすることにより設定された順序、再生モードで素材データを順次再生する。
【0021】
以上に示したハードウェア構成により再生装置10は、CPU12が種々のプログラムを実行することにより、マルチメディア・データを自動再生するための種々の機能を実現している。
【0022】
次に、図1に示した再生装置10が自動再生の処理を行う際の動作について説明する。図2は、図1に示した再生装置10が再生処理を行う際の動作を示す図である。図2に示すように、ステップS201において、CPU12は、記憶装置13からデータバス11を経由して自動再生に関する設定16を読み込む処理を行う。具体的には、設定16には、繰り返し再生を指定する情報やシャッフル再生(ランダム再生)を指定する情報など自動再生に関する設定情報が格納されており、CPU12をそれらの情報を読み込む。
【0023】
更に設定について具体例を挙げて説明すると、例えば静止画像のスライドショー(自動再生)における設定である場合には、表示装置18に1つの静止画像を表示する時間を30秒と指定する設定がある。また、再生対象の素材データの一つが音楽データである場合には、その音楽データだけ繰り返し再生するように指定する設定がある。その他に、素材データの種類が静止画像と音声データの2種類である場合には、シャッフル再生するよう指定する設定がある。更に、プレイリストの再生開始位置を指定する設定などもある。これらの設定は、利用者が入力装置17を使って入力可能な設定画面をCPU12が表示装置18に表示させることで実現する。これにより、利用者が、予め入力装置17を使って設定することができる。また、利用者により設定された設定情報は設定16として記憶装置13に記憶される。
【0024】
また、プレイリスト編集用画面をCPU12が表示装置18に表示させることで、利用者は、入力装置17を用いてプレイリストを編集することも可能である。ここで、プレイリストの編集とは、例えば、プレイリストに記載された素材データの順番(=再生順番とする)を並べ替えたり、複製したり、削除したりすることである。また、利用者が編集したプレイリストは、プレイリスト14として記憶装置13に記憶される。尚、本実施形態においては、上述したように設定画面とプレイリスト編集用画面を別々に表示装置18に表示しているが、同一画面として例えばプレイリスト編集・設定画面として表示してもよい。
【0025】
次に、ステップS202に進み、CPU12は、記憶措置13から再生対象となるプレイリスト14を読み込み自動再生をおこなうデータ群に関する情報を取得する。次に、ステップS203に進み、CPU12は、取得したプレイリスト14を解析する。この解析結果を基に、ステップS204に進み、CPU12は、プレイリストに記述されている全素材データの種別判定を行う。具体的には、CPU12は、画像系(静止画像、動画像など)の素材データであるか、音声系(音声、音楽など)の素材データであるかを判別する。
【0026】
ここで画像系の素材データ(以下、画像系データとする)であると判別した場合には(ステップS204の画像系)、ステップS205に進み、CPU12は、それらの画像系データをまとめて、静止画像や動画像用の画像系プレイリストを作成する。また、音声系の素材データ(以下、音声系データとする)であると判別した場合には(ステップS204の音声系)、ステップS210に進み、CPU12は、それらの音声系データをまとめて、音楽データや音声データの音声系プレイリストを作成する。尚、ステップS205およびステップS210は同時(並列)に処理される。但し、CPU12に2つ以上の処理を同時に行う機能が無い場合には、擬似的な同時(並列)処理(時分割による処理)でよい。また、上述した同時処理は、後述するステップS206とS211、ステップS207とS212においても同様である。
【0027】
次に、ステップS206において、CPU12は、ステップS205で作成した画像系プレイリストに従い、最初に再生を行う画像系データを記憶装置13よりデータ15を参照して読み込む。同時に、ステップS211において、CPU12は、ステップS210で作成した音声系プレイリストに従い、最初に再生を行う音声系データを記憶装置13よりデータ15を参照して読み込む。
【0028】
次に、ステップS207において、CPU12は、ステップS206で読み込んだ画像系データが音声付きであるか否かを判別する。同時に、ステップS212において、CPU12は、ステップS211で読み込んだ音声系データの再生を開始する。ここで、読み込んだ画像系データが音声無しだった場合(ステップS207のNo)には、ステップS208に進み、CPU12は、音声系データを再生することで音声出力装置19に音声出力しながら、ステップS206で読み込んだ画像系データの再生を実行する。これにより、再生された静止画像または動画像が表示装置18に表示される。
【0029】
また、画像系データが音声付きである場合(ステップS207のYes)には、CPU12は、ステップS213に進み、音声系データの再生処理の一時停止を行うか否かを判定する。ここで、画像系データが音声付なので音声系データの再生処理を一時停止すると判定されて(ステップS213のYes)、ステップS214に進み、CPU12は、音声系データの再生処理を一時停止する。また、ステップS213において音声系データの再生処理を一時停止しないと判定した場合(ステップS213のNo)には、後述するステップS216へと進む。以上に示した処理により、画像系データの音声と音声系データの音声が混ざって再生されるのを防ぐことができる。
【0030】
また、ステップS208において音声付の画像系データの再生処理が完了した場合(ステップS209)には、上述したステップS214において一時停止にした音声系データに対して、CPU12は再生再開するか否かを判断する(ステップS215)。ここでは、音声付画像系データの再生処理が終了しているので、再生再開すると判断して(ステップS215のYes)、ステップS212に戻り、CPU12は、一時停止していた音声系データの再生処理を再開する。
【0031】
また、ステップS208において音声付の画像系データの再生処理が完了した場合(ステップS209)に、CPU12はステップS206に戻り、画像系プレイリストに従い次の画像系データを記憶装置13より読み込む処理を行う。これにより、次に、上述したようにステップS207の処理である読み込んだ画像系データの再生を行う。
【0032】
また、ステップS212において再生処理していた音声系データの再生が完了した場合(ステップS216)には、CPU12は、ステップS211に戻り、音声系プレイリストに従い次の音声系データを記憶装置13から読み込む処理を行う。その後の処理は上述したように次にステップS212に進み、読み込んだ音声系データの再生を行う。
【0033】
以上に示したように、本実施形態における再生装置10は、異なる種類の素材データが混在しているプレイリスト14に応じて、自動的にかつ複数の素材データを同時に再生することができる。具体的には、再生装置10は、画像系データと音声系データの双方の再生を同時に実行することができる。これは、CPU12が、上述した再生を行う自動再生プログラムを実行することで実現している。
【0034】
尚、上述した実施形態では、プレイリスト14に記載されている素材データは全データが記憶装置13のデータ15に含まれていたが、この限りではなく、プレイリスト14内に含まれている素材データの中で記憶装置13のデータ15に記憶されていない素材データが存在した場合は、該当素材データの再生を飛ばしたり、プレイリスト14から自動的に削除したりする機能を再生装置10に更に付加してもよい。
【0035】
また、例えば、プレイリスト14に登録している複数の素材データの一つを削除した場合に、記憶装置13のデータ15内に記憶されている素材データの実体も自動的に削除される機能を再生装置10に更に付加してもよい。
【0036】
また、例えば、プレイリスト14に記憶された画像系データと音声系データをそれぞれ冒頭部分だけ再生するイントロ再生といった機能を再生装置10に更に付加してもよい。
【0037】
また、例えば、プレイリスト14から別のプレイリストを呼び出して再生を行う機能を再生装置10に更に付加してもよい。また、上述した素材データは、それらを複合化したマルチメディア・データなどの多様なデータを含むものであってもよい。また、上述した素材データの種類(データ属性)は、音声系データと画像系データに分類したが、これは、素材データを再生時に人間の聴覚と視覚のどちらに感知されるかに応じて分類しているといえる。また、素材データの種類はこの限りではなく、更に人間の他の感覚(触覚、味覚、嗅覚)に応じた種類であってもよい。また、それらは一般的にデータ形式やファイル名の拡張子などで特定できる場合が多い。
【0038】
また、上述した再生装置10の各種機能は、CPU12が各種機能を実現するプログラムを実行することで実現していたが、この限りではなく、再生装置10において各種機能を専用のハードウェアにより実現してもよく、また、各機能における一部の処理をハードウェアで行い残りの処理をCPU12がその処理を行うためのプログラムを実行することで実現してもよい。また、上述した実施形態においては、記憶装置13に自動再生プログラムをはじめ各種機能を実現するプログラムが格納されていたが、この限りではなく、CPU12がアクセス可能なメモリに格納されていてもよい。
【0039】
また、上記メモリは、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
【0040】
また、コンピュータが読み出したプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の各処理の機能が実現される場合も含まれる。
【0041】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示にもとづき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の各処理の機能が実現されてもよい。
【0042】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラムにおいては、素材データが画像系データと音声系データに大別できる場合に、画像系データを再生して表示装置に表示させる表示処理と、音声系データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理とを行う際に、プレイリストに従って表示処理と音声処理を同時に制御するので、異なる種類の素材データを任意に組み合わせて同時に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である再生装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示した再生装置10が再生処理を行う際の動作を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態である素材データの再生設定を行うためのGUIの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 再生装置
11 データバス
12 CPU
13 記憶装置
14 プレイリスト
15 データ
16 設定
17 入力装置
18 表示装置
19 音声出力装置
31 素材データウインドウ
38 設定ウインドウ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばスライドショー・プログラムやプレゼンテーション・システムのように画像や音声など異なる種類のデータを自動的にプレイリストに基づいて並行に再生する再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの進歩に伴いコンピュータ上で静止画像、動画像、音楽データ、音声データと言ったような多様な素材データを複合化したマルチメディアと呼ばれるデータを取り扱えるようになり、コンピュータ上でマルチメディア・データを再生できるようになった。
【0003】
例えば、オーディオCDやビデオCD等のマルチメディア・データを記録している記録媒体を再生装置(コンピュータ)に挿入すると、再生装置が、自動的に記録媒体に記録されているマルチメディア・データを順番に表示・再生することができる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば、デジタルカメラで記憶した画像や音声を簡便にプログラム再生する手段に関する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−022688号公報
【特許文献2】
特開平6−319103号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えばスライドショーのようなプログラムにおいて、静止画像しか自動再生できない(=例えば途中で動画像を再生することができない)という問題点がある。
また、例えば、マルチメディア・データを再生するアプリケーションにおいて、一つのアプリケーション上で複数種類の素材データをいかなる組み合わせでも同時に再生できるというアプリケーションは存在せず、上述した複数種類の素材データをいかなる組み合わせでも同時に再生できる技術の提供が望まれていた。
【0006】
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、異なる種類の素材データを任意に組み合わせて同時に再生することが可能な再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による再生装置においては、素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置であって、データ属性の異なる複数の素材データと、素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを格納する記憶手段と、記憶手段に記憶された素材データのうち画像に関わるデータ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理手段と、記憶手段に記憶された素材データのうち音声に関わるデータ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理手段と、記憶手段より参照したプレイリストに従って表示処理手段と音声処理手段の各々に対して同時に再生制御を行う制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
また、本発明による再生方法においては、素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置を用いた再生方法であって、データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを記憶手段に格納する格納ステップと、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理ステップと、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理ステップと、前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理ステップと前記音声処理ステップの各々に対して同時に再生制御を行う制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
また、本発明による記録媒体は、素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを記憶手段に格納する記憶工程のコードと、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理工程のコードと、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理工程のコードと、前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理工程と前記音声処理工程の各々に対して同時に再生制御を行う制御工程のコードとを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0010】
また、本発明によるプログラムは、素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置用のプログラムであって、データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを記憶手段に格納させる記憶工程と、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理工程と、前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理工程と、前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理工程と前記音声処理工程の各々に対して同時に再生制御を行う制御工程とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0011】
これにより、本発明の再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラムにおいては、素材データが画像データと音声データに大別できる場合に、画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理と、音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理とを行う際に、プレイリストに従って表示処理と音声処理を同時に制御するので、異なる種類の素材データを任意に組み合わせて同時に再生することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明の一実施形態である再生装置の概略構成について説明する。尚、実施形態の再生装置は、静止画像、動画像、音楽データ、音声データなどの素材データを再生可能なコンピュータである。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態である再生装置の概略構成を示す図である。図1に示すように再生装置10は、再生装置10内部でデータをやり取りするためのバスであるデータバス11と、プログラムを実行することにより再生装置内の制御などをデータバス11経由で行うCPU(中央演算装置)12と、種々の情報を記憶する記憶装置13と、例えばキーボードやマウスなどである入力装置17と、例えばCRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイなどである表示装置18と、例えばスピーカなどである音声出力装置19とで構成されている。また、CPU12は、異なる種類(データ属性)の素材データを自動的に同時に再生する自動再生プログラムを記憶装置13より読み出して実行する。この自動再生プログラムはマルチメディア・データを自動再生できるプログラムである。
【0014】
また、記憶装置13は、再生する素材データのファイル名や再生開始タイミングなどを特定するファイルであるプレイリスト14と、自動再生プログラムが取り扱う複数種類の素材データを含むデータ15と、自動再生に関する設定情報である設定16を記憶する。CPU12は、データバス11を介して記憶装置13に記憶されているプレイリスト14やデータ15および設定16を読み込み、再生処理を実行する。また、CPU12は、利用者が入力装置17を利用して自動再生に関する設定を行うことができるよう、例えば設定画面であるGUI(Graphical User Interface)を提供する。
【0015】
また、表示装置18は、データバス11を介してCPU12から表示命令と表示データを受け取り、表示データに応じた表示を行う。また、音声出力装置19は、データバス11を介してCPU12から音声出力命令と音声データを受け取り、音声データに応じた音声を出力する。
【0016】
ここで、素材データの再生設定を行うためのGUIの一例を図3を用いて説明する。
図3(a)において、31は、プレイリスト14で定義される素材データの再生順序を示すための素材データウインドウであり、スクロールバーにより上下にスクロールできる。図3(a)に示す素材データウインドウ31には、上から静止画、音声、動画像の素材データが表示されている。本実施形態においては、プレイリスト14における各素材データの再生順序に応じて、素材データウインドウ31において上から順に各素材データが表示されるとする。
【0017】
32は、素材データを挿入するための挿入ボタンである。この挿入ボタン32をマウス等でクリックすることにより、保存されている場所から素材データを読み出し、新たな素材データをプレイリスト14に追加することができる。また、素材データウインドウ31において、追加した素材データについて確認することもできる。
【0018】
33は、素材データを削除する削除ボタンである。素材データウインドウ31に表示されている素材データを選択し、削除ボタン33をマウス等でクリックすることにより指定の素材データを削除することができる。
【0019】
34,35は、素材データの再生順序を変更するための上下ボタンである。素材データウインドウ31に表示されている素材データを選択し、上下ボタン34,35をマウス等でクリックすることにより、再生順序を上下に変更することができる。
【0020】
36は、設定ボタンであり、前記設定ボタン36をマウス等でクリックすることにより図3(b)に示すような設定ウインドウ38がポップアップ表示する。図3(b)では静止画の設定ウインドウが示されており、再生時間、再生モード等を設定することができる。具体的には、再生モードとしてリピートまたはシャッフルのいずれかを選択して設定することができる。図3(b)においては、リピートが再生モードとして設定されている。
37は、再生ボタンであり、この再生ボタン37をマウス等でクリックすることにより設定された順序、再生モードで素材データを順次再生する。
【0021】
以上に示したハードウェア構成により再生装置10は、CPU12が種々のプログラムを実行することにより、マルチメディア・データを自動再生するための種々の機能を実現している。
【0022】
次に、図1に示した再生装置10が自動再生の処理を行う際の動作について説明する。図2は、図1に示した再生装置10が再生処理を行う際の動作を示す図である。図2に示すように、ステップS201において、CPU12は、記憶装置13からデータバス11を経由して自動再生に関する設定16を読み込む処理を行う。具体的には、設定16には、繰り返し再生を指定する情報やシャッフル再生(ランダム再生)を指定する情報など自動再生に関する設定情報が格納されており、CPU12をそれらの情報を読み込む。
【0023】
更に設定について具体例を挙げて説明すると、例えば静止画像のスライドショー(自動再生)における設定である場合には、表示装置18に1つの静止画像を表示する時間を30秒と指定する設定がある。また、再生対象の素材データの一つが音楽データである場合には、その音楽データだけ繰り返し再生するように指定する設定がある。その他に、素材データの種類が静止画像と音声データの2種類である場合には、シャッフル再生するよう指定する設定がある。更に、プレイリストの再生開始位置を指定する設定などもある。これらの設定は、利用者が入力装置17を使って入力可能な設定画面をCPU12が表示装置18に表示させることで実現する。これにより、利用者が、予め入力装置17を使って設定することができる。また、利用者により設定された設定情報は設定16として記憶装置13に記憶される。
【0024】
また、プレイリスト編集用画面をCPU12が表示装置18に表示させることで、利用者は、入力装置17を用いてプレイリストを編集することも可能である。ここで、プレイリストの編集とは、例えば、プレイリストに記載された素材データの順番(=再生順番とする)を並べ替えたり、複製したり、削除したりすることである。また、利用者が編集したプレイリストは、プレイリスト14として記憶装置13に記憶される。尚、本実施形態においては、上述したように設定画面とプレイリスト編集用画面を別々に表示装置18に表示しているが、同一画面として例えばプレイリスト編集・設定画面として表示してもよい。
【0025】
次に、ステップS202に進み、CPU12は、記憶措置13から再生対象となるプレイリスト14を読み込み自動再生をおこなうデータ群に関する情報を取得する。次に、ステップS203に進み、CPU12は、取得したプレイリスト14を解析する。この解析結果を基に、ステップS204に進み、CPU12は、プレイリストに記述されている全素材データの種別判定を行う。具体的には、CPU12は、画像系(静止画像、動画像など)の素材データであるか、音声系(音声、音楽など)の素材データであるかを判別する。
【0026】
ここで画像系の素材データ(以下、画像系データとする)であると判別した場合には(ステップS204の画像系)、ステップS205に進み、CPU12は、それらの画像系データをまとめて、静止画像や動画像用の画像系プレイリストを作成する。また、音声系の素材データ(以下、音声系データとする)であると判別した場合には(ステップS204の音声系)、ステップS210に進み、CPU12は、それらの音声系データをまとめて、音楽データや音声データの音声系プレイリストを作成する。尚、ステップS205およびステップS210は同時(並列)に処理される。但し、CPU12に2つ以上の処理を同時に行う機能が無い場合には、擬似的な同時(並列)処理(時分割による処理)でよい。また、上述した同時処理は、後述するステップS206とS211、ステップS207とS212においても同様である。
【0027】
次に、ステップS206において、CPU12は、ステップS205で作成した画像系プレイリストに従い、最初に再生を行う画像系データを記憶装置13よりデータ15を参照して読み込む。同時に、ステップS211において、CPU12は、ステップS210で作成した音声系プレイリストに従い、最初に再生を行う音声系データを記憶装置13よりデータ15を参照して読み込む。
【0028】
次に、ステップS207において、CPU12は、ステップS206で読み込んだ画像系データが音声付きであるか否かを判別する。同時に、ステップS212において、CPU12は、ステップS211で読み込んだ音声系データの再生を開始する。ここで、読み込んだ画像系データが音声無しだった場合(ステップS207のNo)には、ステップS208に進み、CPU12は、音声系データを再生することで音声出力装置19に音声出力しながら、ステップS206で読み込んだ画像系データの再生を実行する。これにより、再生された静止画像または動画像が表示装置18に表示される。
【0029】
また、画像系データが音声付きである場合(ステップS207のYes)には、CPU12は、ステップS213に進み、音声系データの再生処理の一時停止を行うか否かを判定する。ここで、画像系データが音声付なので音声系データの再生処理を一時停止すると判定されて(ステップS213のYes)、ステップS214に進み、CPU12は、音声系データの再生処理を一時停止する。また、ステップS213において音声系データの再生処理を一時停止しないと判定した場合(ステップS213のNo)には、後述するステップS216へと進む。以上に示した処理により、画像系データの音声と音声系データの音声が混ざって再生されるのを防ぐことができる。
【0030】
また、ステップS208において音声付の画像系データの再生処理が完了した場合(ステップS209)には、上述したステップS214において一時停止にした音声系データに対して、CPU12は再生再開するか否かを判断する(ステップS215)。ここでは、音声付画像系データの再生処理が終了しているので、再生再開すると判断して(ステップS215のYes)、ステップS212に戻り、CPU12は、一時停止していた音声系データの再生処理を再開する。
【0031】
また、ステップS208において音声付の画像系データの再生処理が完了した場合(ステップS209)に、CPU12はステップS206に戻り、画像系プレイリストに従い次の画像系データを記憶装置13より読み込む処理を行う。これにより、次に、上述したようにステップS207の処理である読み込んだ画像系データの再生を行う。
【0032】
また、ステップS212において再生処理していた音声系データの再生が完了した場合(ステップS216)には、CPU12は、ステップS211に戻り、音声系プレイリストに従い次の音声系データを記憶装置13から読み込む処理を行う。その後の処理は上述したように次にステップS212に進み、読み込んだ音声系データの再生を行う。
【0033】
以上に示したように、本実施形態における再生装置10は、異なる種類の素材データが混在しているプレイリスト14に応じて、自動的にかつ複数の素材データを同時に再生することができる。具体的には、再生装置10は、画像系データと音声系データの双方の再生を同時に実行することができる。これは、CPU12が、上述した再生を行う自動再生プログラムを実行することで実現している。
【0034】
尚、上述した実施形態では、プレイリスト14に記載されている素材データは全データが記憶装置13のデータ15に含まれていたが、この限りではなく、プレイリスト14内に含まれている素材データの中で記憶装置13のデータ15に記憶されていない素材データが存在した場合は、該当素材データの再生を飛ばしたり、プレイリスト14から自動的に削除したりする機能を再生装置10に更に付加してもよい。
【0035】
また、例えば、プレイリスト14に登録している複数の素材データの一つを削除した場合に、記憶装置13のデータ15内に記憶されている素材データの実体も自動的に削除される機能を再生装置10に更に付加してもよい。
【0036】
また、例えば、プレイリスト14に記憶された画像系データと音声系データをそれぞれ冒頭部分だけ再生するイントロ再生といった機能を再生装置10に更に付加してもよい。
【0037】
また、例えば、プレイリスト14から別のプレイリストを呼び出して再生を行う機能を再生装置10に更に付加してもよい。また、上述した素材データは、それらを複合化したマルチメディア・データなどの多様なデータを含むものであってもよい。また、上述した素材データの種類(データ属性)は、音声系データと画像系データに分類したが、これは、素材データを再生時に人間の聴覚と視覚のどちらに感知されるかに応じて分類しているといえる。また、素材データの種類はこの限りではなく、更に人間の他の感覚(触覚、味覚、嗅覚)に応じた種類であってもよい。また、それらは一般的にデータ形式やファイル名の拡張子などで特定できる場合が多い。
【0038】
また、上述した再生装置10の各種機能は、CPU12が各種機能を実現するプログラムを実行することで実現していたが、この限りではなく、再生装置10において各種機能を専用のハードウェアにより実現してもよく、また、各機能における一部の処理をハードウェアで行い残りの処理をCPU12がその処理を行うためのプログラムを実行することで実現してもよい。また、上述した実施形態においては、記憶装置13に自動再生プログラムをはじめ各種機能を実現するプログラムが格納されていたが、この限りではなく、CPU12がアクセス可能なメモリに格納されていてもよい。
【0039】
また、上記メモリは、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
【0040】
また、コンピュータが読み出したプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の各処理の機能が実現される場合も含まれる。
【0041】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示にもとづき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の各処理の機能が実現されてもよい。
【0042】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の再生装置、再生方法、その記録媒体およびプログラムにおいては、素材データが画像系データと音声系データに大別できる場合に、画像系データを再生して表示装置に表示させる表示処理と、音声系データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理とを行う際に、プレイリストに従って表示処理と音声処理を同時に制御するので、異なる種類の素材データを任意に組み合わせて同時に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である再生装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示した再生装置10が再生処理を行う際の動作を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態である素材データの再生設定を行うためのGUIの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 再生装置
11 データバス
12 CPU
13 記憶装置
14 プレイリスト
15 データ
16 設定
17 入力装置
18 表示装置
19 音声出力装置
31 素材データウインドウ
38 設定ウインドウ
Claims (9)
- 素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置であって、
データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを格納する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理手段と、
前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理手段と、
前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理手段と前記音声処理手段の各々に対して同時に再生制御を行う制御手段と
を具備することを特徴とする再生装置。 - 前記データ属性は、前記素材データの再生時に人間が働かせる感覚の種類に応じて特定されるものであることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
- 前記プレイリストに対する編集作業や各種設定作業を利用者に促す編集・設定画面を前記表示装置に表示させる編集・設定手段を更に具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の再生装置。
- 前記編集・設定手段は、前記プレイリストを基に、前記データ属性別に前記素材データの再生開始タイミングを指定した属性別プレイリストを利用者が編集できる前記編集・設定画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
- 前記編集・設定手段は、前記プレイリストに含まれる前記素材データに対して、繰り返し再生する素材データの前記データ属性を利用者が設定することができる前記編集・設定画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の再生装置。
- 前記編集・設定手段は、前記プレイリストに含まれる前記素材データに対して、ランダム再生する素材データの前記データ属性を利用者が設定することができる前記編集・設定画面を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の再生装置。
- 素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置を用いた再生方法であって、
データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを記憶手段に格納する格納ステップと、
前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理ステップと、
前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理ステップと、
前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理ステップと前記音声処理ステップの各々に対して同時に再生制御を行う制御ステップとを含むことを特徴とする再生方法。 - 素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置用のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを記憶手段に格納する記憶工程のコードと、
前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理工程のコードと、
前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理工程のコードと、
前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理工程と前記音声処理工程の各々に対して同時に再生制御を行う制御工程のコードとを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 素材データである画像データと音声データを少なくとも再生可能な再生装置用のプログラムであって、
データ属性の異なる複数の前記素材データと、前記素材データの再生順を少なくとも指定するプレイリストとを記憶手段に格納させる記憶工程と、
前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち画像に関わる前記データ属性を有する画像データを再生して表示装置に表示させる表示処理工程と、
前記記憶手段に記憶された前記素材データのうち音声に関わる前記データ属性を有する音声データを再生して音出力装置より音を出力させる音声処理工程と、
前記記憶手段より参照した前記プレイリストに従って前記表示処理工程と前記音声処理工程の各々に対して同時に再生制御を行う制御工程とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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-
2003
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