JP2005019208A - プラグイン開閉器用の送り端子台 - Google Patents

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JP2005019208A
JP2005019208A JP2003182460A JP2003182460A JP2005019208A JP 2005019208 A JP2005019208 A JP 2005019208A JP 2003182460 A JP2003182460 A JP 2003182460A JP 2003182460 A JP2003182460 A JP 2003182460A JP 2005019208 A JP2005019208 A JP 2005019208A
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Ikuo Kitahara
郁夫 北原
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Abstract

【課題】配線が容易で相バランスの崩れないプラグイン開閉器用の送り端子台を提供する。
【解決手段】端子台本体1にプラグイン開閉器を複数個並列に接続可能にするとともに、前記プラグイン開閉器の半数をL1―N相に残り半数をL2―N相の接続できるN相の差込バー21、L1相の差込バー22、L2相の差込バー23を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主幹からの一次送り、又は分岐開閉器を接続した母線バーからの二次送りに使用するプラグイン開閉器用の送り端子台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
主幹からの一次送り等に使用するプラグイン開閉器用の送り端子台は、主幹開閉器の側部に主幹開閉器の一次側の片方の相(例えば、L1−N相)に接続した2枚の差込バーを上下に配設し、この差込バーの両端にプラグイン開閉器を向かい合わせて接続したものであった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−305811(図6、図8)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記したものは、主幹開閉器の一次側の片方の相(例えば、L1−N相)のみから電気の供給を受けていたため相バランスが崩れる虞がある。また、プラグイン開閉器を差込バーの両端に向かい合わせて接続しているため、主幹開閉器からの一次送りの配線とプラグイン開閉器の負荷側の配線が重なり配線作業がしずらい問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためになされた本発明のプラグイン開閉器の送り端子台は、端子台本体にプラグイン開閉器を複数個並列に接続可能にするとともに、前記プラグイン開閉器の半数をL1―N相に残り半数をL2―N相の接続できるN相の差込バー、L1相の差込バー、L2相の差込バーを備えたことを特徴とするものを請求項1に記載の発明とし、この発明において、N相の差込バーを端子台本体の左右方向の全域に亘り配置し、L1相の差込バーとL2相の差込バーを左右に半分ずつに分け配置したものを請求項2に記載の発明とし、これらの発明において、主幹からの1次送りとして2個のプラグイン開閉器を接続可能としたものを請求項3に記載の発明とする。
【0006】
このような本発明は、プラグイン開閉器を複数個並列に接続可能にしたものであるから、全プラグイン開閉器の負荷側端子部を主幹の二次側と並行に位置させることができるので、主幹からの一次送りの配線とプラグイン開閉器の負荷側の配線が重なり配線作業がしずらいという問題がないものである。また、プラグイン開閉器の半数をL1―N相に残り半数をL2―N相の接続できるN相の差込バー、L1相の差込バー、L2相の差込バーを備えたものであるから相バランスが崩れる虞もないものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
1は端子台本体であり、該端子台本体1の前方には上部にN相の差込バー21を中間部にL1相の差込バー22を下部にはL2相の差込バー23を配設してあり、一次プラグイン開閉器3を複数個並列に接続可能としている。この実施形態では、端子台本体1は左右方向の幅寸法を2個のプラグイン開閉器の幅と略同一とし、N相の差込バー21を端子台本体1の上部に左右方向の幅全域に亘り配置し、L1相の差込バー22を上下方向の中間部に差込バーの先端を前方に向けて右側半分に配置し、L2相の差込バー23を下部に差込バーの先端を前方に向けて左側半分に配置しており、プラグイン開閉器の半数である一個をL1―N相に残り半数の一個をL2―N相の接続できるものとしている。
【0008】
前記端子台本体1は前後方向の中央に前後隔壁板11を設け、前方側を左右隔壁板12により前方に向けて左側板1aとの間に低段部13を右側板1bとの間に中段部14に形成し、また、前後隔壁板11と左右隔壁板12の上端面を上段部15として、低段部13にL2相の差込バー23を、中段部14にL1相の差込バー22を、上段部15にN相の差込バー21を取り付けている。
【0009】
また、端子台本体1の前後隔壁板11の後方側は左右方向に2枚の縦仕切板16、16により3区分して左端子受台部17a、中央端子受台部17b、右端子受台部17cとして前記中段部14と同一面となるように形成している。そして、左端子受台部17aに前記左側の低段部13に取り付けたL2相の差込バー23の基端に上向きに折曲形成した脚板部23bに連設した端子板部23aを前後隔壁板11に設けたスリット11aに挿通したうえ取り付け、また、右端子受台部17cにこれと同一面である右側の中段部14に取り付けたL1相の差込バー22の基端に連設した端子板部22aを前後隔壁板11に設けたスリット11bに挿通したうえ取り付け、さらに、中央端子受台部17bに上段部15に取り付けたN相の差込バー21の基端中央に下向きに折曲形成した脚板部21bの下端後方連設した端子板部21aを該脚板部21bを前後隔壁板11の後面に添装したうえ取り付けている。これにより各差込バー21、22、23の間は充分に絶縁されるものであり、また、左端子受台部17aにはL2相の差込バー23の端子板部23aが、中央端子受台部17bにはN相の差込バー21の端子板部21aが、右端子受台部17cにはL1相の差込バー22の端子板部22aが配置されているので、端子台本体1を各受台部側が主幹すなわち主幹開閉器5の一次側と同じ側となるように設置した場合に主幹開閉器5の一次側の各相の端子配置と同じとなり対応関係が明確であり配線間違いが起きないものである。
【0010】
また、L2相の差込バー23とL1相の差込バー22とはそれぞれ係止孔23d、22dを形成してこれを前記低段部13と中段部14に設けた突起13a、14aと係合させて前後方向の動きを規制させるとともに前記スリット11a、11bにより上下方向の動きを又左右方向の動きを左右隔壁板12と左側板1a及び右側板1bにより規制している。また、N相の差込バー21は仕切板16、16の上端の前端面16a、16aにより後方への動きを規制して、前方への動きを前後隔壁板11の後面に添装した脚板部21bにより規制している。さらに、N相の差込バー21は上方への動きを仕切板16、16の上端の前方に張設した庇部16b、16bの下面に上面を当接させて規制している。
【0011】
このように端子台本体1への各差込バー21、22、23の組み付けは、ボルトなどの係止具を使用せずに行っているので各差込バー21、22、23は端子台本体1にガタのある自由度をもって固定されているので先端側は僅かに上下方向に傾くことができるので、プラグイン開閉器3のプラグイン端子部を着脱する際のプラグイン端子部の傾に追従することができプラグイン開閉器3の接続作業を容易とすることができる。
【0012】
また、端子台本体1は底面前方の下端に連設した掛鉤部18を取付基台6に設けた係止孔61に係合したうえ底面後方に突設した固定片19をねじ止めして取り付けるものであり、該取付基台6の前方側に設けたプラグイン開閉器取付部62にプラグイン開閉器3を取り付ける際の差込バーへ加わる力が強くても端子台本体1が浮き上がるような不都合はないものである。
【0013】
このように構成されたものは、主幹である主幹開閉器5の側方に設置した取付基台6に端子台本体1をもって取り付けて、該端子台本体1に組付けた各差込バー21、22、23の端子板部21a、22a、23aに主幹開閉器5からの一次送りの配線をして使用すれば、端子台本体1はプラグイン開閉器3を複数個並列に接続可能にするとともに、前記プラグイン開閉器3の半数をL1―N相に残り半数をL2―N相に接続できるN相の差込バー21、L1相の差込バー22、L2相の差込バー23を備えているので、接続した複数のプラグイン開閉器3は半数ずつがL1―N相とL2―N相に接続することとなるので相バランスが崩れるという問題が生じないものである。また、端子台本体1はプラグイン開閉器3を複数個並列に接続可能にしたことにより、プラグイン開閉器3の負荷側の配線が主幹開閉器5からの一次送り配線と重なることがないので配線作業がしずらいという問題がないものであるうえプラグイン開閉器3のハンドルのオン、オフ方向が主幹開閉器5のハンドルと同一方向を向くのでオン、オフ状態の確認を取り違えるということもないものである。
【0014】
また、N相の差込バー21を端子台本体1の左右方向の全域に亘り配置し、L1相の差込バー22とL2相の差込バー23を左右に半分ずつに分け配置したものとすれば、L1―N相とL2―N相にプラグイン開閉器3を半数ずつ確実に接続でき、また、間違えて200V用のL1―L2相の端子部としたプラグイン開閉器を接続しても通電されることがないので100V用の一次送りの電気機器が故障するなど不都合はおきず、通電されないことにより直ちに100V用のプラグイン開閉器に変更することができるものである。
【0015】
なお、図示の実施形態では複数のプラグイン開閉器として2個を接続するものを表しているが、図9に示すように一次送りに使用する回路が1つのときは送り端子台のL2相とL1相の何れか一方の端子板部とN相の端子板部を主幹の一次側と接続して端子台本体1の片側に1個のプラグイン開閉器3のみを接続して使用してもよい。さらに、端子台本体1の左右方向の幅をプラグイン開閉器の4個分、6個分又はそれ以上の偶数個としてそれに応じて各差込バーの幅を広くして4、6個以上の偶数個のプラグイン開閉器を接続しても良いことは勿論である。
【0016】
また、図示の実施形態は主幹である主幹開閉器5の一次送りにより説明したが、プラグイン開閉器を接続した母線バーにプラグイン開閉器を増設するためのスペースが無い場合において母線バーからの二次送りに使用して二次送り用プラグイン開閉器を増設するためにも使用できるものである。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明のプラグイン開閉器用の送り端子台は、プラグイン開閉器を複数個並列に接続可能にして、また、プラグイン開閉器の半数をL1―N相に残り半数をL2―N相の接続できるN相の差込バー、L1相の差込バー、L2相の差込バーを備えたものであるからたものであるから、プラグイン開閉器の負荷側端子部を主幹の二次側と並行に位置させることができるので、主幹からの一次送りの配線とプラグイン開閉器の負荷側の配線が重なり配線作業がしずらいという問題がないものであるうえ相バランスが崩れる虞もないものである。従って、本発明のプラグイン開閉器用の送り端子台は従来の問題点を解決したものとして、その益大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を分解して示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態の使用例を示す斜視図である。
【図4】取付基台への取付状態を示す背面側からの斜視図である。
【図5】取付基台への取付状態を示す下面側からの斜視図である。
【図6】主幹の一次送りとしてプラグイン開閉器を接続して示す斜視図である。
【図7】主幹に一次送りとしてプラグイン開閉器を接続して示す背面側からの斜視図である。
【図8】分電盤において主幹の一次送りとしての使用状態を示す正面図である。
【図9】分電盤において主幹の一次送りとしてプラグイン開閉器を1個接続した使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 端子台本体
21 N相の差込バー
22 L1相の差込バー
23 L2相の差込バー

Claims (3)

  1. 端子台本体にプラグイン開閉器を複数個並列に接続可能にするとともに、前記プラグイン開閉器の半数をL1―N相に残り半数をL2―N相の接続できるN相の差込バー、L1相の差込バー、L2相の差込バーを備えたことを特徴とするプラグイン開閉器用の送り端子台。
  2. N相の差込バーを端子台本体の左右方向の全域に亘り配置し、L1相の差込バーとL2相の差込バーを左右に半分ずつに分け配置した請求項1に記載のプラグイン開閉器用の送り端子台。
  3. 主幹からの一次送りとして2個のプラグイン開閉器を接続可能とした請求項1又は2に記載のプラグイン開閉器用の送り端子台。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318875A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Kawamura Electric Inc 住宅用分電盤
JP2010022087A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Nitto Electric Works Ltd 分電盤
JP2010279104A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Panasonic Electric Works Denro Co Ltd 分電盤

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