JP2005018929A - 光ディスク装置および制御方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

光ディスク装置および制御方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スレッド移動中のシーク距離の誤カウントを防止することができるようにする。
【解決手段】光ディスクの偏心の大きさは、光ディスクの回転角によって異なるので、スピンドルモータの同期信号SPFGのパルス発生のタイミングで、偏心信号SDから偏心量が検出されるとともに、光ディスクの回転角が特定される。そして検出された偏心量が、特定した回転角の偏心量として、記憶される。そしてスレッドの移動中、記憶された偏心量で、スレッドの基準位置を変更するとともに、対物レンズをその基準位置に固定するための中点サーボ信号が生成される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置および制御方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、シークを適切に行うことができるようにした光ディスク装置および制御方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、光ディスクに対してデータを記録再生する光ディスク装置では、再生中に、いまアクセス中のトラックと離れたトラックをアクセスする場合、光ディスクからのデータの読み出しを行う光学式ピックアップのスレッドを目標のトラックに向かって移動させるシーク動作が行われる。通常、光ディスク装置では、スレッドを移動する際、光学式ピックアップが目標のトラックに到達し、スレッドが停止したときの対物レンズの振動を防止するために、スレッド移動中は、対物レンズをスレッドの中心位置に固定する制御処理(中点サーボ)が行われる。
【0003】
図1は、その中点サーボを行う従来の光ディスク装置のシーク制御装置1の構成例を示している(特許文献参照)。
【0004】
スピンドルモータ11は、回転駆動し、スピンドルに装着された光ディスク2を回転させる。
【0005】
光学式ピックアップ12から光ディスク2に照射されたレーザ光の反射光は、光学式ピックアップ12のフォトディテクタ23により受光される。フォトディテクタ23は、受光した光を電気信号に変換し、トラッキングエラー信号としてトラッキングサーボ制御部13に出力する。
【0006】
光学式ピックアップ12の中点センサ24は、スレッド22上の、その中心位置からの対物レンズ21の位置を表す中心エラー信号を検出し、中点サーボ制御部15に出力する。
【0007】
トラッキングサーボ制御部13は、制御部18から、シーク開始の指令とともに、いまアクセスしているトラックから目標トラックまでのシーク距離(トラック数)が入力されると、光学式ピックアップ12を目標トラックの方向に移動させるためにスレッド22を移動させるスレッドサーボ信号の生成と、そのドライブ14への出力を開始する。
【0008】
そしてトラッキングサーボ制御部13は、光学式ピックアップ12が横切るトラック数をカウントとするとともに、シーク距離分のトラック数をカウントしたとき、スレッドサーボ信号の生成と、そのドライブ14への出力を終了する。
【0009】
トラッキングサーボ制御部13はまた、対物レンズ21をトラッキングサーボ動作させるためにトラッキングサーボ信号を生成し、セレクタ16に出力する。
【0010】
ドライブ14は、トラッキングサーボ制御部13から供給されたスレッドサーボ信号を増幅して、スレッドドライブ信号を生成し、光学式ピックアップ12に供給する。これによりスレッドモータ(図示せず)が駆動し、スレッド22が移動する。
【0011】
中点サーボ制御部15は、光学式ピックアップ12の中点センサ24から供給された中点エラー信号に基づいて、対物レンズ21をスレッド22の中心位置に固定するための中点サーボ信号を生成し、セレクタ16に出力する。
【0012】
セレクタ16は、制御部18の制御に従って、通常再生中は、トラッキングサーボ制御部13からのトラッキングサーボ信号を選択し、ドライブ17に供給する。セレクタ16はまた、制御部18の制御に従って、スレッド22の移動中は、中点サーボ制御部15からの中点エラー信号を選択し、ドライブ17に出力する。
【0013】
ドライブ17は、トラッキングサーボ制御部13または中点サーボ制御部15より供給されたトラッキングサーボ信号または中点エラー信号から、トラッキングドライブ信号を生成し、光学式ピックアップ12に供給する。これにより光学式ピックアップ12の対物レンズ21は、トラッキングサーボ動作または中点サーボ動作を行う。
【0014】
制御部18は、各部を制御して、通常再生時のトラッキングサーボ、スレッド移動時のスレッドサーボおよび中点サーボを実行させる。
【0015】
【特許文献】
特開平9−293248号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光ディスク2の回転軸(回転軸穴)の位置と、光ディスク2の断面中心位置とにずれ(偏心)がある場合、光ディスク2を回転させると、その偏心により、回転する光ディスク2は水平方向に移動する(揺れる)(以下、偏心移動と称する)。すなわちトラッキングサーボ制御部13は、スレッド移動中に偏心移動が発生すると、シーク距離のカウントにおいて、この偏心移動により光学式ピックアップ12が横切ったトラックもカウントしてしまう。
【0017】
例えば、偏心移動が、スレッド22の移動と同じ方向で、その速度が、スレッド22の移動速度より大きい場合であって、光学式ピックアップがスレッド22の移動方向とは逆方向にあるトラックを通過してしまったときでも、その通過が、シーク距離としてカウントされる。
【0018】
従って従来の光ディスク装置では、偏心移動が発生すると、スレッド移動中のシーク距離のカウントが適切になされなくなるため、例えば、スレッドの移動が、光学式ピックアップ12が目標のトラックに到達する前に終了しまうなど、スレッド移動を適切に行うことができない課題があった。
【0019】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、偏心移動が発生しても、スレッド移動を適切に行うことができるようにするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ディスク装置は、回転する光ディスクの、所定の回転角の偏心量を取得する取得手段と、スレッドがトラックに向かって移動しているとき、取得手段により取得された偏心量に応じて基準位置を変更し、変更されたその基準位置に固定するように対物レンズの位置を制御する位置制御手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
取得手段は、通常再生中に、偏心量を取得してそれを記憶し、位置制御手段は、回転する光ディスクが、所定の回転角毎に、所定の回転角の偏心量に応じて、偏心による光ディスクの偏心移動が抑制されるように基準位置を変更することを特徴とする。
【0022】
本発明の光ディスク制御方法は、回転する光ディスクの、所定の回転角の偏心量を取得する取得ステップと、スレッドがトラックに向かって移動しているとき、取得ステップの処理で取得された偏心量に応じて基準位置を変更し、変更されたその基準位置に固定するように対物レンズの位置を制御する位置制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
本発明の記録媒体のプログラムは、回転する光ディスクの、所定の回転角の偏心量の取得を制御する取得制御ステップと、スレッドがトラックに向かって移動しているとき、取得制御ステップの処理で取得された偏心量に応じて基準位置を変更し、変更されたその基準位置に固定するように対物レンズの位置を制御する位置制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0024】
本発明のプログラムは、回転する光ディスクの、所定の回転角の偏心量の取得を制御する取得制御ステップと、スレッドがトラックに向かって移動しているとき、取得制御ステップの処理で取得された偏心量に応じて基準位置を変更し、変更されたその基準位置に固定するように対物レンズの位置を制御する位置制御ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0025】
本発明の光ディスク装置および制御方法、並びにプログラムにおいては、回転する光ディスクの、所定の回転角の偏心量が取得され、スレッドがトラックに向かって移動しているとき、取得された偏心量に応じて基準位置が変更され、変更されたその基準位置に固定するように対物レンズの位置が制御される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0027】
本発明の光ディスク装置は、回転する光ディスクの、所定の回転角の偏心量を取得する取得手段(例えば、図2の偏心検出部41)と、スレッドがトラックに向かって移動しているとき、取得手段により取得された偏心量に応じて基準位置を変更し、変更されたその基準位置に固定するように対物レンズの位置を制御する位置制御手段(例えば、図2の中点サーボ制御部42)とを備えることを特徴とする。
【0028】
取得手段は、通常再生中に、偏心量を取得してそれを記憶し(例えば、図6のステップS1の処理を行う図2の偏心検出部41)、位置制御手段は、回転する光ディスクが、所定の回転角毎に、所定の回転角の偏心量に応じて、偏心による光ディスクの偏心移動が抑制されるように基準位置を変更する(例えば、図6のステップS5の処理を行う図2の中点サーボ制御部42)ことを特徴とする。
【0029】
本発明の光ディスク制御方法は、回転する光ディスクの、所定の回転角の偏心量を取得する取得ステップ(例えば、図6のステップS1)と、スレッドがトラックに向かって移動しているとき、取得ステップの処理で取得された偏心量に応じて基準位置を変更し、変更されたその基準位置に固定するように対物レンズの位置を制御する位置制御ステップ(例えば、図6のステップS5)とを含むことを特徴とする。
【0030】
図2は、本発明を適用したシーク制御装置31の構成例を示している。このシーク制御装置31には、図1のシーク制御装置1に、偏心検出部41がさらに設けられ、中点サーボ制御部15に代えて中点サーボ制御部42が、そして制御部18に代えて制御部43がそれぞれ設けられている。他の部分は、図1における場合と同様であるので、その説明を適宜省略する。
【0031】
偏心検出部41には、光学式ピックアップ12からのトラッキングエラー信号、およびスピンドルモータ11からの、スピンドルモータ11の回転に同期したパルスを発生する同期信号SPFGがそれぞれ入力される。偏心検出部41は、制御部43の制御に従って、通常再生時に、偏心取得処理を行う。
【0032】
具体的には、偏心検出部41は、光学式ピックアップ12から供給されるトラッキングエラー信号にローパスフィルタ処理を施し、トラッキングエラー信号からDC成分を抜き出した、図3に示すような偏心信号SDを生成する。
【0033】
また、光ディスク2の偏心の大きさ(偏心量)は、光ディスク2の回転角によって異なるので、偏心検出部41は、スピンドルモータ11からの同期信号SPFGのパルス発生のタイミングで、偏心信号SDから偏心量を検出するとともに、光ディスク2の回転角を特定する。そして偏心検出部41は、検出した偏心量を、特定した回転角の偏心量として記憶する。
【0034】
図3の例の場合、同期信号SPFGは、光ディスク2の1回転中に、n個のパルスを発生するので、図4に示すように、その各パルスが発生するタイミングで特定された回転角Ap1乃至Apn毎に、そのとき偏心信号SDから検出され偏心量が記憶される。
【0035】
偏心検出部41はまた、制御部43の制御に従って、スレッド22の移動中、同期信号SPFGのパルスから光ディスク2の回転角を検出するとともに、検出した回転角の、上述したように記憶した偏心量を中点サーボ制御部42に出力する。
【0036】
中点サーボ制御部42には、偏心検出部41からの偏心量、および光学式ピックアップ12からの中点エラー信号のそれぞれが入力される。中点サーボ制御部42は、制御部43の制御に従って、スレッド22の移動中、偏心検出部41から、偏心量が供給される毎に、スレッド22の基準位置を変更するとともに、中点エラー信号に基づいて、対物レンズ21をその基準位置に固定するための中点サーボ信号を生成し、セレクタ16に出力する。
【0037】
制御部43は、各部を制御して、このような中点サーボを実行させる。制御部43はまた、各部を制御して、通常再生時のトラッキングサーボ、スレッド移動時のスレッドサーボを実行させる。
【0038】
図5は、偏心検出部41の構成例を示している。
【0039】
フィルタ51は、光学式ピックアップ12から供給されるトラッキングエラー信号にローパスフィルタ処理を施し、トラッキングエラー信号からDC成分を取り出した、図3に示したような偏心信号SDを生成する。フィルタ51は、生成した偏心信号SDを、RAM54のデータ入力端子54Aに出力する。
【0040】
カウンタ52は、スピンドルモータ11からの同期信号SPFGのパルスが入力される毎に、RAM54の、偏心量が記憶される記憶領域のアドレスをインクリメントし、RAM54のアドレス入力端子54Bに出力する。カウンタ52は、光ディスク2の1回転中に発生する同期信号SPFGのパルスの数(図3の例では、n個)分だけ、アドレスをインクリメントしたとき、次のパルスからは、最初のアドレスからインクリメントする。
【0041】
論理積回路53は、同期信号SPFGと制御部43からの制御信号の論理積を取って、RAM54のライトイネーブル信号入力端子54Cに出力する。論理積回路53に入力される制御信号は、偏心量取得またはその出力を指令するもので、偏心量取得の指令の制御信号は、0とされ、偏心量出力の指令の制御信号は、1とされる。
【0042】
RAM(Random Access Memory)54の入力端子54A乃至54Cには、このようなデータが入力されるので、RAM54は、偏心量取得時において、同期信号SPFGのパルス発生のタイミングに対応する光ディスク2の回転角の偏心量を、回転角毎に記憶する。
【0043】
RAM54はまた、偏心量出力時において、出力端子54Dから、記憶した偏心量を回転角毎に出力する。
【0044】
次に、偏心検出部41および中点サーボ制御部42の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0045】
偏心検出部41は、制御部43により、偏心量取得が指令されたとき、ステップS1において、光ディスク2の回転角毎の偏心量検出、およびその記憶を開始する。制御部43は、例えば、通常再生時に、偏心量取得を偏心検出部41に指令する。
【0046】
次に、ステップS2において、偏心検出部41は、制御部43により、偏心量出力の指令がなされるまで待機し、その指令がなされたとき、ステップS3に進み、ステップS1で開始した偏心量の検出とその記憶を停止する。すなわち通常再生中においては、偏心量の検出およびその記憶が、光ディスク2の所定の回転角(図4の例では、回転角Ap1乃至Apn)毎に繰り返し行われる。
【0047】
次に、ステップS4において、偏心検出部41は、中点サーボ制御部42への、回転角毎の偏心量の出力を開始する。
【0048】
これにより、ステップS5において、中点サーボ制御部42は、偏心検出部41から偏心量が入力される毎に、スレッド22の基準位置をその偏心量分だけ、偏心移動が発生しない方向に変更するとともに、光学式ピックアップ12から供給された中点エラー信号に基づいて、対物レンズ21を変更されたその基準位置に固定するための中点サーボ信号を生成し、セクタ16に出力する。
【0049】
次に、ステップS6において、偏心検出部41は、制御部43から、偏心量取得の指令が入力されるまで待機し、その指令が入力されたとき、ステップS7に進み、ステップS5で開始した偏心量の出力を停止する。これにより中点サーボ制御部42による中点サーボ処理も停止する。
【0050】
その後、ステップS1に戻り、それ以降の処理が行われる。
【0051】
以上のように、回転角毎の偏心量を検出するとともに、それに応じてスレッド22の基準位置を変更して中点サーボを行うようにしたので、偏心移動を抑制することができ、シーク距離の誤カウントを防止することができる。その結果、光学式ピックアップが適切に目標のトラックに移動されるので、例えば、シーク後のトラッキングサーボの整定を良好なものにすることができる(トラッキング収束時間を短縮することができる)。
【0052】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実現させることもできるが、ソフトウエアにより実現させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実現する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムがコンピュータにインストールされ、そのプログラムがコンピュータで実行されることより、上述したシーク制御装置31が機能的に実現される。
【0053】
図7は、上述のようなシーク制御装置31として機能するコンピュータ101の一実施の形態の構成を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)111にはバス115を介して入出力インタフェース116が接続されており、CPU111は、入出力インタフェース116を介して、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力部118から指令が入力されると、例えば、ROM(Read Only Memory)112、ハードディスク114、またはドライブ120に装着される磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133、若しくは半導体メモリ134などの記録媒体に格納されているプログラムを、RAM113にロードして実行する。これにより、上述した各種の処理(例えば、図6のフローチャートにより示される処理)が行われる。さらに、CPU111は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース116を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる出力部117に必要に応じて出力する。なお、プログラムは、ハードディスク114やROM112に予め記憶しておき、コンピュータ101と一体的にユーザに提供したり、磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133,半導体メモリ134等のパッケージメディアとして提供したり、衛星、ネットワーク等から通信部119を介してハードディスク114に提供することができる。
【0054】
なお、本明細書において、記録媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、スレッドの移動を伴うシークを適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシーク制御装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したシーク制御装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】偏心量取得処理を説明する図である。
【図4】偏心量取得処理を説明する他の図である。
【図5】図2の偏心検出部の構成例を示すブロック図である。
【図6】図2の偏心検出部および中点サーボ制御部の動作を説明するフローチャートである。
【図7】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
31 シーク制御装置, 41 偏心検出部, 42 中点サーボ制御部, 43 制御部

Claims (5)

  1. スピンドルモータが回転駆動することによって回転する光ディスクの所定のトラックをアクセスするために、光学式ピックアップのスレッドが前記トラックに向かって移動しているとき、前記光学式ピックアップの対物レンズを前記スレッド上の基準位置に固定するように前記対物レンズの位置を制御する光ディスク装置において、
    回転する前記光ディスクの、所定の回転角の偏心量を取得する取得手段と、
    前記スレッドが前記トラックに向かって移動しているとき、前記取得手段により取得された前記偏心量に応じて前記基準位置を変更し、変更されたその前記基準位置に固定するように前記対物レンズの位置を制御する位置制御手段と
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記取得手段は、通常再生中に、前記偏心量を取得してそれを記憶し、
    前記位置制御手段は、回転する前記光ディスクが、前記所定の回転角毎に、前記所定の回転角の前記偏心量に応じて、偏心による前記光ディスクの偏心移動が抑制されるように前記基準位置を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. スピンドルモータが回転駆動することによって回転する光ディスクの所定のトラックをアクセスするために、光学式ピックアップのスレッドが前記トラックに向かって移動しているとき、前記光学式ピックアップの対物レンズを前記スレッド上の基準位置に固定するように前記対物レンズの位置を制御する光ディスク制御方法において、
    回転する前記光ディスクの、所定の回転角の偏心量を取得する取得ステップと、
    前記スレッドが前記トラックに向かって移動しているとき、前記取得ステップの処理で取得された前記偏心量に応じて前記基準位置を変更し、変更されたその前記基準位置に固定するように前記対物レンズの位置を制御する位置制御ステップと
    を含むことを特徴とする光ディスク制御方法。
  4. スピンドルモータが回転駆動することによって回転する光ディスクの所定のトラックをアクセスするために、光学式ピックアップのスレッドが前記トラックに向かって移動しているとき、前記光学式ピックアップの対物レンズを前記スレッド上の基準位置に固定するように前記対物レンズの位置を制御するプログラムであって、
    回転する前記光ディスクの、所定の回転角の偏心量の取得を制御する取得制御ステップと、
    前記スレッドが前記トラックに向かって移動しているとき、前記取得制御ステップの処理で取得された前記偏心量に応じて前記基準位置を変更し、変更されたその前記基準位置に固定するように前記対物レンズの位置を制御する位置制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  5. スピンドルモータが回転駆動することによって回転する光ディスクの所定のトラックをアクセスするために、光学式ピックアップのスレッドが前記トラックに向かって移動しているとき、前記光学式ピックアップの対物レンズを前記スレッド上の基準位置に固定するように前記対物レンズの位置を制御するプログラムであって、
    回転する前記光ディスクの、所定の回転角の偏心量の取得を制御する取得制御ステップと、
    前記スレッドが前記トラックに向かって移動しているとき、前記取得制御ステップの処理で取得された前記偏心量に応じて前記基準位置を変更し、変更されたその前記基準位置に固定するように前記対物レンズの位置を制御する位置制御ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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