JPH10199131A - ディスク読取装置 - Google Patents

ディスク読取装置

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JPH10199131A
JPH10199131A JP415397A JP415397A JPH10199131A JP H10199131 A JPH10199131 A JP H10199131A JP 415397 A JP415397 A JP 415397A JP 415397 A JP415397 A JP 415397A JP H10199131 A JPH10199131 A JP H10199131A
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JP
Japan
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reading
speed
disk
digital
vibration detection
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JP415397A
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English (en)
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Tomoaki Hashimoto
智亮 橋本
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デジタルディスクの振動が、データの読み取り
に悪影響を及ぼさない振動レベルとなる読取速度を維持
しながら、データを読み取る。 【課題解決手段】トラックの追従状態を示すトラッキン
グエラー信号31の交流成分のレベルが、予め設定され
たレベルを越えたときには、振動検出信号34を出力す
る振動検出部4を備え、デジタルディスク1の回転速度
を制御する回転制御部7は、予め設定された読取速度に
対応する回転速度でデジタルディスク1を回転させたと
き、振動検出部4から振動検出信号34が出力される場
合には、予め設定された読取速度より遅い読取速度に対
応する回転速度でデジタルディスク1を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM等の
ような、スパイラル状のトラックにデジタルデータが記
録されたデジタルディスクからデジタルデータを読み出
すディスク読取装置に係り、より詳細には、標準の読取
速度に対応する回転速度より速くデジタルディスクを回
転させつつ、デジタルディスクからデジタルデータの読
み出しを行うディスク読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大容量のデータ記録媒体として使用され
るCD−ROMには、音楽のためのデータを記憶し、再
生することを目的とするコンパクトディスクの規格が用
いられている。従って、偏重心誤差に対する規格につい
ても、音楽再生に必要とする読取速度に対応した回転速
度においては、不都合を生じない精度となっている。し
かし、記憶されたデータの読み取り速度を速めるため、
音楽再生時の読取速度より、例えば4倍、あるいは8倍
等の速い読取速度に従ってCD−ROMを回転させた場
合、音楽再生時の回転速度においては不都合を生じなか
った偏重心誤差が原因となって、CD−ROMが強く振
動することがある。
【0003】CD−ROMが強く振動した場合には、デ
ータの読み取りが不能になる。このため、高速のデータ
の読み取りを行う装置では、データの読み取り不能の時
間が一定期間続いた場合、CD−ROMが強く振動して
いると判定している。そして、CD−ROMが強く振動
している判定した場合には、読取速度を遅くしてデータ
の読み取りを行っている。つまり、CD−ROMの強い
振動により、データの読み取りが不能になるのを回避す
るため、読み取り時のCD−ROMの回転速度を遅くし
ている。一方、低速度の読み取りを続けた場合では、デ
ータの読み取りに時間がかかるので、回転速度を遅くし
た状態で、一定期間安定してデータを読み取ることがで
きた場合、再び回転速度を速くし、高速でデータの読み
取りを行う構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、以下に示す問題が生じていた。すなわち、高速回
転のため、CD−ROMに強い振動が生じ、データの読
み取りが不能になると、低速回転によるデータの読み取
りが一定期間行われる。そして、再び高速回転での読み
取りが再開される。しかし、高速回転で強い振動が生じ
ると、また低速回転になる。このため、高速回転と低速
回転とが交互に生じ、CD−ROMの回転速度が、いつ
までも不連続に変化するという問題が生じていた。ま
た、CD−ROMのデータの読み取り面の傷や汚れのた
め、データの読み取りが不能になったときには、高速回
転による強い振動のため、読み取りが不能になっている
と判定され、誤動作が生じるという問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、トラッ
キングエラー信号に基づき、デジタルディスクの機械的
な振動の程度を検出することによって、デジタルディス
クの振動が、データの読み取りに悪影響を及ぼさない振
動レベルとなる読取速度を維持しながら、データの読み
取りを行うことのできるディスク読取装置を提供するこ
とにある。また、請求項2記載の発明の目的は、上記目
的に加え、高速回転によりデジタルディスクに強い振動
が生じたときにも、デジタルディスクの振動が、データ
の読み取りに悪影響を及ぼさない振動レベルとなる範囲
において、最も速い読取速度でもってデジタルディスク
からデータを読み取ることのできるディスク読取装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明に係るディスク読取装置は、スパイ
ラル状のトラックにデジタルデータが記録されたデジタ
ルディスクから前記デジタルデータを読み出すディスク
読取装置に適用し、前記トラックに追従するピックアッ
プの追従状態を示すトラッキングエラー信号の交流成分
のレベルが、予め設定されたレベルを越えたときには、
振動検出信号を出力する振動検出部を備え、前記デジタ
ルディスクの回転速度を制御する回転制御部は、予め設
定された読取速度に対応する回転速度で前記デジタルデ
ィスクを回転させたとき、振動検出部から振動検出信号
が出力される場合には、前記予め設定された読取速度よ
り遅い読取速度に対応する回転速度で前記デジタルディ
スクを回転させる構成としている。すなわち、デジタル
ディスクが振動したときには、トラッキングエラー信号
に、デジタルディスクの振動に対応する周波数の信号成
分が現れる。このため、偏重心誤差が原因となってデジ
タルディスクに機械的な強い振動が生じ、データの読み
取りに悪影響が生じる恐れのあるときには、振動検出部
から振動検出信号が出力される。一方、予め設定された
読取速度より遅い読取速度に対応する回転速度は、偏重
心誤差が規格内にある場合、デジタルディスクが振動し
たとしても、その振動が、データの読み取りに悪影響を
及ぼさない振動レベルとなる回転速度である。このた
め、デジタルディスクに強い振動が生じたときには、デ
ジタルディスクの回転速度は、振動がデータの読み取り
に悪影響を及ぼさない振動レベルとなる回転速度に変更
される。そして、変更された回転速度において、デジタ
ルディスクからデータが読み取られる。
【0007】また請求項2記載の発明に係るディスク読
取装置は、上記構成に加え、3種以上の読取速度でもっ
て、デジタルディスクからデジタルデータを読み出すデ
ィスク読取装置に適用し、前記回転制御部は、前記3種
以上の読取速度のうちの最も速い読取速度に対応する回
転速度で前記デジタルディスクを回転させたとき、振動
検出部から振動検出信号が出力された場合、振動検出部
から振動検出信号が出力されなくなるまで段階的に読取
速度を遅くする制御を行う構成としている。すなわち、
読取速度を段階的に遅くする制御を行うことは、デジタ
ルディスクの回転速度を段階的に遅くする制御を行うこ
とである。従って、偏重心誤差が少ないデジタルディス
クでは、例えば、1段階だけ読取速度を遅くする(1段
階だけデジタルディスクの回転速度を遅くする)のみ
で、デジタルディスクの振動は微小となり、データの読
み取りに悪影響を及ぼさない振動レベルとなる。また、
その他のデジタルディスクでは、偏重心誤差の程度に従
って、例えば、2段階だけ読取速度を遅くするのみで、
デジタルディスクの振動は微小となり、データの読み取
りに悪影響を及ぼさない振動レベルとなる。つまり、最
も速い読取速度では、強い振動のため、データの読み取
りが不能になったとしても、データの読み取りが可能な
範囲で、最も速い速度でもってデータの読み取りが行わ
れることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例の形態を、
図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係るディ
スク読取装置の一実施形態の電気的構成を示すブロック
線図である。具体的には、標準読取速度の8倍、4倍、
2倍の各読取速度、および1倍(標準)の読取速度の、
4種の読取速度でもって、デジタルディスクからデジタ
ルデータを読み取る装置となっている。
【0009】図において、デジタルディスク1は、スパ
イラル状のトラックにデジタルデータが記録されたディ
スクである。なお、本実施形態において使用されるデジ
タルディスク1は、CD−ROMとなっている。ピック
アップ2は、デジタルディスク1に記録されたデジタル
データを光学的に読み取るためのブロックとなってお
り、3組の受光素子21〜23を備えている。また、図
示されないアクチュエータやスライドモータ等によっ
て、焦点位置と読み取り位置とが制御される。
【0010】受光素子23は、4分割された素子からな
っており、データの読み取りとフォーカス合わせに用い
られる。受光素子23の出力が導かれたデータ処理部1
0は、受光素子23により読み取られたデータに所定処
理を施すことによって、エンコードされていたデジタル
データを復元するブロックとなっている。そして、復元
したデジタルデータを、出力33から出力する。
【0011】受光素子21,22は、ピックアップ2の
読み取り位置をトラックに追従させるために設けられた
素子であり、トラックと読み取り位置とのずれに対応し
た出力を差動増幅器3に出力する。差動増幅器3は、受
光素子21,22の出力の差分を増幅することにより、
トラックに追従するピックアップ2の追従状態を示すト
ラッキングエラー信号31を生成するブロックとなって
いる。このため、出力であるトラッキングエラー信号T
E(31)は、ピックアップ2をトラックに追従させる
制御ブロック(図示されていない)にも出力されてい
る。
【0012】振動検出部4は、トラッキングエラー信号
31に現れる交流成分(後に詳述する)のレベルが、予
め設定されたレベルを越えたときには、振動検出信号3
4を出力するブロックとなっている。このため、整流回
路5と比較器6とを備えている。整流回路5は、トラッ
キングエラー信号31に含まれる直流成分を除去した
後、整流を行う。そして、整流した信号から交流成分を
除去するブロックとなっている。このため、整流回路5
の出力32には、トラッキングエラー信号31に現れる
交流成分のレベルに対応した直流レベルが現れる。比較
器6は、整流回路5の出力32と基準電圧refとを比
較するブロックとなっており、出力32のレベルが基準
電圧refより高くなったときには、振動検出信号34
を出力する(振動検出信号34のレベルをHレベルにす
る)。
【0013】回転制御部7は、読取速度に従って、デジ
タルディスク1の回転速度を制御するブロックとなって
いる。そして、予め設定された読取速度(後に詳述す
る)に従った回転速度でデジタルディスク1を回転させ
たとき、振動検出部4から振動検出信号34が出力され
ると、予め設定された読取速度より遅い読取速度に従っ
た回転速度でデジタルディスク1を回転させる制御を行
う。このため、倍率制御部9とサーボ回路8とを備えて
いる。
【0014】倍率制御部9は、マイクロコンピュータに
より実行されるソフトウエアを主要部とするブロックと
なっており、読取速度を決定するためのブロックとなっ
ている。また、サーボ回路8とデータ処理部10とに、
読取速度の指示を与える。すなわち、8倍、4倍、2
倍、1倍の4種の読取速度のうち、最も速い読取速度で
ある8倍の指示をサーボ回路8に与え、8倍の読取速度
に対応した回転速度でデジタルディスク1を回転させ
る。このとき、振動検出部4から振動検出信号34が出
力された場合、振動検出部4から振動検出信号34が出
力されなくなるまで、サーボ回路8に与える読取速度の
指示を、4倍、2倍、1倍と、段階的に遅くする。
【0015】サーボ回路8は、デジタルディスク1を回
転させるディスクモータ12を制御するブロックとなっ
ている。このため、データ処理部10から出力されるパ
ルスに基づき、倍率制御部9から与えられた指示に対応
する回転速度で、ディスクモータ12を回転させる制御
を行う。ドライバ回路11は、サーボ回路8の出力を増
幅し、ディスクモータ12に供給するブロックとなって
いる。
【0016】図2は、本実施形態の主要動作を示すフロ
ーチャート、図3は、主要信号の波形を示す説明図であ
る。必要に応じて同図を参照しつつ、本実施形態の動作
を説明する。倍率制御部9は、動作が開始されると、4
種の読取速度のうち、最も速い読取速度で、デジタルデ
ィスク1からデジタルデータを読み取る制御を行う。す
なわち、サーボ回路8とデータ処理部10とに、読取速
度を8倍にする指示を与える。このため、サーボ回路8
は、ディスクモータ12を回転させ、デジタルディスク
1を、8倍の読取速度に対応した速度で回転させる(ス
テップS1)。
【0017】8倍の読取速度に対応した速度でデジタル
ディスク1が回転するとき、デジタルディスク1の偏重
心誤差が極めて小さい場合、デジタルディスク1の振動
は極めて微小であり、データの読み取りに悪影響を及ぼ
さない振動レベルとなる。デジタルディスク1の振動
が、このような微小振動の場合、トラッキングエラー信
号31は、図3の31aに示すように、ピックアップ2
のずれを示す微小レベルの信号となる。トラッキングエ
ラー信号31が微小レベルであるので、整流回路5の出
力32のレベルは、基準電圧refより低いレベルV2
となる。このため、比較器6の出力はLレベルとなる。
つまり、振動検出部4からは、振動検出信号34が出力
されない状態となる。倍率制御部9は、振動検出部4か
ら振動検出信号34が出力されないので、8倍の読取速
度の指示を続ける。その結果、デジタルディスク1から
は、8倍の読取速度でデジタルデータが読み取られ、読
み取られたデジタルデータは、出力33から出力される
(ステップS2,S6)。
【0018】一方、デジタルディスク1の偏重心誤差が
大きい場合、8倍の読取速度に対応する回転速度でデジ
タルディスク1を回転させると、デジタルディスク1
は、回転速度に対応する周期で、データの読み取りに悪
影響を及ぼす程に強く振動する。このため、トラッキン
グエラー信号31には、図3の31bに示すように、デ
ジタルディスク1の振動が微小なときのトラッキングの
エラー量を示す信号よりレベルが大きく、かつ、デジタ
ルディスク1の振動に対応する周波数の信号成分が現れ
る。このため、整流回路5の出力32のレベルは、基準
電圧refより高いレベルV1となる。従って、比較器
6の出力はHレベルとなる。つまり、振動検出部4から
振動検出信号34が出力された状態となる。
【0019】振動検出部4から振動検出信号34が出力
されると、倍率制御部9は、読取速度が1倍より速いこ
とを確認した後、読取速度を半分にする制御を行う。す
なわち、データ処理部10とサーボ回路8とに、4倍の
読取速度の指示を与える(ステップS2〜S4)。その
結果、デジタルディスク1の回転速度は、1/2に減速
する。デジタルディスク1は、偏重心誤差がそれほど大
きくはない場合、8倍の読取速度では強く振動したとし
ても、4倍の読取速度にすると、振動は微小となり、デ
ータの読み取りに悪影響を及ぼさない範囲の振動レベル
となる。このため、整流回路5の出力32のレベルは、
基準電圧refより低いレベルとなり、比較器6の出力
はLレベルとなる。すなわち、振動検出部4から振動検
出信号34が出力されない状態となる。従って、動作
は、ステップS2からステップS6に移行する。このた
め、4倍の読取速度でもって、デジタルディスク1から
デジタルデータが読み取られる。
【0020】しかし、デジタルディスク1の偏重心誤差
が大きい場合では、4倍の読取速度に対応する回転速度
で回転した場合でも、データの読み取りに悪影響を及ぼ
す程の振動を生じる。その結果、振動検出部4から振動
検出信号34が出力されるので、動作は、ステップS
2、ステップS3、ステップS4と移行し、デジタルデ
ィスク1は、2倍の読取速度に従った速さで回転するこ
とになる。2倍の読取速度で回転させたとき、振動検出
部4から振動検出信号34が出力されなかった場合で
は、動作は、ステップS2からステップS6に移行す
る。そして、ステップS6において、2倍の読取速度で
データが読み取られる。
【0021】以下、2倍の読取速度でも、振動検出部4
から振動検出信号34が出力される場合では、読取速度
を標準の1倍の速度にする制御が行われる。標準読取速
度に対応する速さでデジタルディスク1を回転させたと
きにも、振動検出部4から振動検出信号34から出力さ
れる場合では、損傷したデジタルディスク1が用いられ
ているか、あるいはディスクモータ12等の機構部の不
具合の発生等が予測される。このため、標準読取速度に
おいて振動検出信号34が出力される場合、動作を、ス
テップS3からステップS5に移行し、エラー処理を行
う。
【0022】なお、ステップS6におけるデータの読み
取りにおいて、読み取りが不能である場合、読み取り不
能の原因は、デジタルディスク1の振動ではないことか
ら、読み取り面に傷や汚れのある、不良のデジタルディ
スク1が使用されたと判定する。このため、傷や汚れの
あるデジタルディスク1が使用された場合でも、誤動作
を防止することが可能となっている。
【0023】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、適用するデジタルディスク1については、CD−R
OMとした場合について説明したが、スパイラル状のト
ラックにデジタルデータが記録されるその他のデジタル
ディスクとして、例えば、DVDの名称の元に提供され
ているデジタルディスク等にも、同様に適用することが
可能である。また、読取速度については、最も速い読取
速度が8倍である構成とした場合について説明したが、
その他の読取速度として、例えば、16倍の読取速度と
する構成等の場合にも、同様に適用することが可能であ
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るディスク読取
装置は、トラックの追従状態を示すトラッキングエラー
信号の交流成分のレベルが、予め設定されたレベルを越
えたときには、振動検出信号を出力する振動検出部を備
え、デジタルディスクの回転速度を制御する回転制御部
は、予め設定された読取速度に対応する回転速度でデジ
タルディスクを回転させたとき、振動検出部から振動検
出信号が出力される場合には、前記予め設定された読取
速度より遅い読取速度に対応する回転速度でデジタルデ
ィスクを回転させる構成としている。従って、デジタル
ディスクが強く振動し、振動がデータの読み取りに悪影
響を及ぼす恐れのあるときには、振動検出部から振動検
出信号が出力される。一方、予め設定された読取速度よ
り遅い読取速度に対応する回転速度は、偏重心誤差が規
格内にあるとき、デジタルディスクの振動が、データの
読み取りに悪影響を及ぼさない振動レベルとなる回転速
度である。このため、デジタルディスクに強い振動が生
じたときには、デジタルディスクの回転速度は、振動が
微小となる回転速度に変更される。その結果、デジタル
ディスクの振動が、データの読み取りに悪影響を及ぼさ
ない振動レベルとなる読取速度を維持しつつ、データの
読み取りを行うことが可能となっている。
【0025】また請求項2記載の発明に係るディスク読
取装置は、上記構成に加え、3種以上の読取速度でもっ
て、デジタルディスクからデジタルデータを読み出す構
成とし、回転制御部は、3種以上の読取速度のうちの最
も速い読取速度に対応する回転速度でデジタルディスク
を回転させたとき、振動検出部から振動検出信号が出力
された場合、振動検出部から振動検出信号が出力されな
くなるまで段階的に読取速度を遅くする制御を行う。こ
のため、最も速い読取速度では、強い振動のために読み
取りが不能になったとしても、振動がデータの読み取り
に悪影響を及ぼさない振動レベルとなる範囲において、
最も速い読取速度でデジタルディスクからデータを読み
取ることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク読取装置の一実施形態の
電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】実施形態の主要動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】主要信号の波形を示す説明図である。
【符号の説明】
1 デジタルディスク 2 ピックアップ 3 差動増幅器 4 振動検出部 7 回転制御部 12 ディスクモータ 21〜23 受光素子 31 トラッキングエラー信号 34 振動検出信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパイラル状のトラックにデジタルデー
    タが記録されたデジタルディスクから前記デジタルデー
    タを読み出すディスク読取装置において、 前記トラックに追従するピックアップの追従状態を示す
    トラッキングエラー信号の交流成分のレベルが、予め設
    定されたレベルを越えたときには、振動検出信号を出力
    する振動検出部を備え、 前記デジタルディスクの回転速度を制御する回転制御部
    は、予め設定された読取速度に対応する回転速度で前記
    デジタルディスクを回転させたとき、振動検出部から振
    動検出信号が出力される場合には、前記予め設定された
    読取速度より遅い読取速度に対応する回転速度で前記デ
    ジタルディスクを回転させることを特徴とするディスク
    読取装置。
  2. 【請求項2】 3種以上の読取速度でもって、デジタル
    ディスクからデジタルデータを読み出すディスク読取装
    置において、 前記回転制御部は、前記3種以上の読取速度のうちの最
    も速い読取速度に対応する回転速度で前記デジタルディ
    スクを回転させたとき、振動検出部から振動検出信号が
    出力された場合、振動検出部から振動検出信号が出力さ
    れなくなるまで段階的に読取速度を遅くする制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク読取装置。
JP415397A 1997-01-13 1997-01-13 ディスク読取装置 Pending JPH10199131A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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