JP2005017397A - フレーム部材接合装置 - Google Patents

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智康 高津
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Abstract

【課題】部品数が少なくて済み、組み立てやすく、フレーム部材間の接合部分に隙間ができにくく、組み立てた状態での外観にも優れたフレーム部材接合装置を提供する。
【解決手段】2つのフレーム部材110a,110dを接合するフレーム部材接合装置であって、接合部材としてのコーナー部材120aは、フレーム部材110a,110d間に挟まる形態で位置決めされるコーナー部材本体部121,122と、このコーナー部材本体部の両側に一体に設けられた一対の嵌合突部(123,124),(125,126)とで構成され、この一対の嵌合突部を2つのフレーム部材110a,110dの内面側にそれぞれ設けた被嵌合部に嵌入することによって、2つのフレーム部材間をコーナー部材本体部121,122を露出介在して接合させ、さらにその接合状態で、斜面部127,128,131,132とねじ114,115,144,145とを用いた引き込み手段にて、2つのフレーム部材とコーナー部材本体部121,122との間の隙間を無くすように前記コーナー部材本体部に対して2つのフレーム部材110a,110dを引き込んで接合固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレーム部材同士を互いに接合して固定するフレーム部材接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プロジェクションタイプの大型のテレビジョン受信装置には、投射される映像を映し出すためのスクリーンが四角形状のフレーム部材に取り付けられ、さらに受信装置の筐体や専用の支持台などに配置される。スクリーンには、フレネルレンズやレンチキュラーレンズなどのプラスチックレンズが用いられている。
【0003】
一方、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどを用いた平面タイプのテレビジョン受信装置も開発され、普及しつつある。このような液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどの平面ディスプレイも、通常は、四角形状のフレーム部材に取り付けられ、さらに受信装置の筐体や専用の支持台などに配置される。
【0004】
また、特開2001−69430号公報には、受像管を用いたテレビジョン受像機において、受像管及びフロントパネルを、四角形状のフレーム部材と受像管ブラケットによる構成体に取付け固定する技術が記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−69430号公報(第3−4頁、図1,2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、4個のフレーム部材を連結するのに用いる受像管ブラケットは、フレーム部材の内側に係合される構造であるため(段落[0047]参照)第1,第2のフレーム部材を接合した際、接合部分に隙間ができやすい問題がある。また、4個のフレーム部材を連結する4個の受像管ブラケットは、対角に対応するもの同士が同一形状となるが、隣接するもの同士は異なった形状となり、2種類の形状の受像管ブラケットが必要となり、製造時の組立て性やコスト面でデメリットがある。
【0007】
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、部品数が少なくて済み、組み立てやすく、フレーム部材間の接合部分に隙間ができにくく、組み立てた状態での外観にも優れたフレーム部材接合装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるフレーム部材接合装置は、第1のフレーム部材と第2のフレーム部材を接合するフレーム部材接合装置であって、
第1,第2のフレーム部材間の接合部分に挟まる形態で位置決めされる接合部材本体部と、該接合部材本体部の両側に一体に設けられ、前記第1,第2のフレーム部材の内面側にそれぞれ設けた第1,第2の被嵌合部に嵌入することによって、前記第1,第2のフレーム部材間を前記接合部材本体部を介在して接合させる一対の嵌合突部とを備えた接合部材と、
前記第1,第2のフレーム部材を前記接合部材本体部を介在して接合した状態で、前記第1,第2のフレーム部材と前記接合部材本体部との間の隙間を無くすように前記接合部材本体部に対して前記第1,第2のフレーム部材を引き込む手段と、を具備したことを特徴とする。
【0009】
このような構成によれば、部品数が少なくて済み、組み立てやすく、フレーム部材間の接合部分に隙間ができにくく、組み立てた状態での外観にも優れたフレーム部材接合装置を実現できる。
【0010】
本発明によるフレーム部材接合装置は、複数のフレーム部材を接合することによって枠体を構成する際に、フレーム部材同士を或る角度を保って接合固定するフレーム部材接合装置であって、
複数のフレーム部材のうちの隣接する第1,第2のフレーム部材についてフレーム部材間の接合部分に挟まる形態で位置決めされる接合部材本体部と、該接合部材本体部の両側に一体に設けられ、前記第1,第2のフレーム部材の内面側にそれぞれ設けた第1,第2の被嵌合部を嵌入することによって、前記第1,第2のフレーム部材間を前記接合部材本体部を介在して接合させる一対の嵌合突部とを備えた接合部材と、
前記第1,第2のフレーム部材を前記接合部材本体部を介在して接合した状態で、前記第1,第2のフレーム部材と前記接合部材本体部との間の隙間を無くすように前記接合部材本体部に対して前記第1,第2のフレーム部材を引き込む手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、部品数が少なくて済み、組み立てやすく、フレーム部材間の接合部分に隙間ができにくく、組み立てた状態での外観にも優れた、コーナー部に用いて有用なフレーム部材接合装置を実現できる。
【0012】
前記接合部材本体部は、その外面が前記第1,第2のフレーム部材の外面と面一となるようにして位置決めされることが望ましい。
【0013】
前記引き込む手段は、前記一対の嵌合突部の内面に設けた斜面部と、締結用のピン又はねじとで構成され、前記第1,第2のフレーム部材内面側の第1,第2の被嵌合部に対して、前記接合部材の前記一対の嵌合突部を嵌入した状態で、前記締結用のピン又はねじが前記第1,第2の被嵌合部をフレーム部材内面側より貫通し且つその貫通状態で前記斜面部に前記締結用のピン又はねじの側面が当接することによって前記接合部材本体部に対して前記第1,第2のフレーム部材を引き込む構成とすることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態の、フレーム部材接合装置を用いたフレーム部材組立て構造を示す分解斜視図を示し、図2及び図3にその要部となる接合部材の構成を示している。また、図4は組立て前の接合部材とフレーム部材を示す斜視図、図5は図4の状態から組み立てた状態での表面側から見た斜視図である。但し、図5で、図示上方がフロント側(スクリーン側)で、図示手前側が枠体の側面側に相当している。
【0015】
図1において、フレーム部材組立て構造100は、例えばアルミニウムやプラスチックなどの押し出し材からなる、長短各2本のフレーム部材110a,110b,110c,110dと、適宜の合成樹脂にて成形されて、前記4本のフレーム部材110a〜110dの各端部(4隅)を接合して例えば四角形の枠体に形成する、4個の接合部材として機能する4つのコーナー部材120a,120b,120c,120dと、プラスチックレンズ等で形成されるスクリーン150と、このスクリーン150を、枠体状に組み立てたフレーム部材110a〜110dに固定する図示しないスクリーン留め具とを備える。
【0016】
上記の4個のコーナー部材120a〜120dはいずれも同一の形状を有しているので、以下の説明では、1つのコーナー部材120aについて説明する。 図2,図3はそれぞれコーナー部材120aの表面側,裏面側から見た斜視図を示している。
【0017】
図2に示すように、コーナー部材120aは、図示しない2つのフレーム部材間の接合部分に挟まる形態で表面が露出して位置決めされる接合部材本体部としてのコーナー部材本体部121,122と、該コーナー部材本体部121,122の両側に本部と一体に設けられた一対の嵌合突部であって、図示しない2つのフレーム部材の内面側にそれぞれ設けた第1,第2の被嵌合部(図4にて述べる)に嵌入することによって、図示しない2つのフレーム部材をコーナー部材本体部121,122を介在して接合させる一対の嵌合突部(123,124),(125,126)とを備えて構成されている。
【0018】
コーナー部材本体部121,122は4本のフレーム部材で形成される枠体の四角形状に合うように互いに90度の角度を保ってくの字上に形成されていている。このコーナー部材本体部121,122の外面は、コーナー部材本体部121,122に連接して設けられた一対の嵌合突部(123,124),(125,126)の外面に対して段差A(図2〜4参照)だけ高くなるように形成されている。
【0019】
一対の嵌合突部(123,124),(125,126)は、コーナー部材本体部121,122を中心にして左右対称に同一の形状に形成されている。嵌合突部(123,124),(125,126)の各対は互いに或る所定の角度(ここでは90度)を保ってコーナー部材本体部121に一体に設けられている。
【0020】
なお、コーナー部材本体部121,122の外表面(体裁面) はコーナー部に露出される構成となっているので、高級感を高めるため、スリット129,130をライン状に形成した「ヘアライン」処理を施してある(以下、ヘアライン129,130と呼ぶ)。
【0021】
また、一対の嵌合突部(123,124),(125,126)の外面(嵌合面)には、フレーム部材の被嵌合部(図4で述べる) との嵌合時の嵌合性(結合性)を高めるために略円形状で高さの低い突部134が複数形成してある。
【0022】
さらに、図2において、コーナー部材本体部121,122とこれらに連接する一対の嵌合突部(123,124),(125,126)との連接部分には細い溝135,136が設けられている。なお、コーナー部材本体部121と嵌合突部123,125との連接部分にも前記細い溝135,136に連接する細い溝が形成されているが、図2ではコーナー部材本体部121の陰に隠れて見えない状態にある。この細い溝は、幅1mm程度であり、図4の状態から図5のように組み立てた(接合した)ときに接合部分に僅かな隙間が生じても細溝の存在により接合部分の下地が見えないためその部分が黒い線状に見え、高級感を損なわない利点を出すために設けられている。
【0023】
また、一対の嵌合突部(123,124),(125,126)の、例えば嵌合突部123,124には、嵌合突部123,124それぞれがスリット137,138を挟んで2つに分割された形状となっている。これは、図4に示すように接合時に補強用の支持枠118を逃げるために設けられたもので、特別な機能はない。嵌合突部125,126それぞれに設けられたスリット139,140についても同様である。
【0024】
次に図3にてコーナー部材120aの裏面側の構造について説明する。図3に示すように、一対の嵌合突部(123,124),(125,126)には、切欠きによる斜面部127,128を形成する一方、三角柱形状による斜面部131,132を形成している。これらの斜面部127,128,131,132は、コーナー部材120aの中心部であるコーナー部材本体部121,122に向かってねじ(図4で述べる)又はピンが滑るように傾斜している。
【0025】
斜面部127,128,131,132は、フレーム部材同士をコーナー部材本体部を介在して(挟んで)接合する際に、より具体的には、図4に示すようにフレーム部材110aの嵌合突部123,124,123をそれぞれコーナー部材120aに設けた被嵌合部111,112,113に嵌入した状態で被嵌合部111,113に対してフレーム部材内面側よりねじ114,115をねじ孔111a,113aを通して貫通させ且つその貫通状態で前記斜面部127,131にそれぞれねじ114,115の側面を当接させることによって、コーナー部材本体部121,122に対してフレーム部材110aを中心部側へ引き込む機能を有するものである。これによって、フレーム部材110aの端面111b,113bのうち端面113bは前述のコーナー部材120aの段差部(段差Aと記した部分)に当接して、フレーム部材110aとコーナー部材本体部121,122との間の隙間を無くし、図5に示すよう接合時の両者の密着性を高め、外観を良好にすることができる。なお、ねじ114,115に代えてねじを切っていない円柱状のピンを用いてもよい。
【0026】
なお、フレーム部材110aの端面113bは内壁117の面に対して45度の傾斜角度を有している。
次に、図1に示したフレーム部材110a〜110dについても、各フレーム部材の接合端部の形状はいずれも同一であるので、フレーム部材110aを例にその構造を説明する。
【0027】
図4に示すように、フレーム部材110aは、幅方向の外壁116と高さ方向の側壁141,142とにより、断面がほぼ「コ」字状に形成されて、所定サイズのスクリーン(図示せず)を支持できるようにされると共に、幅方向の内壁117と外壁116との間に、補強用の支持枠118が一体に形成され、側壁141,142の内側には、係合用の溝を備えた被嵌合部111,112がそれぞれ形成されている。また、支持枠118の内面は被嵌合部113として機能する。
【0028】
さらに、コーナー部材本体部121,122のうち、コーナー部材本体部122の内面側コーナー部に相当する端部には、円弧状に湾曲した部分132(図4の裏面側から見た図参照) が構成されているが、その側面の厚みBはフレーム部材110aの高さの方向の側壁142の厚みと同等となるように形成してある。これにより、コーナー部材120aとフレーム部材110aとの接合状態では、図6に示すように円弧状に湾曲した部分132とフレーム部材110aの側壁142の厚みとが一致し面一な状態となる。その結果、図1の状態から四角形状の枠体を組み立てて、さらにスクリーン150を取り付けたときに、スクリーン150とフレーム部材110aの側壁142の内面との間に隙間ができず、従って陰の部分ではあるがスクリーン150とフレーム部材110aの境界部分を近くから覗き込んだ場合であっても、接合部分に段差がなく、高級感が得られるというメリットがある。
【0029】
さらに、フレーム部材110aの補強用の支持枠118には、スクリーン150を締結するための留め具(図示せず)を取り付けるねじ孔143が複数設けられている。
【0030】
また、図5に示すフレーム部材110aの外表面に施されたスリット148,149は、コーナー部材本体部121に施されたヘアライン129,130に連接し、同様に「ヘアライン」処理されたもので、体裁面として高級感を高める構成となっている。さらに、コーナー部材本体部121,122は、その外面が接合されるフレーム部材110aの外面と面一となるようにして位置決め(接合)される。これにより、外観が良好となる。
【0031】
次に、以上述べた本発明の実施の形態の接合装置について、図4〜図7を参照してその作用・効果について説明する。
【0032】
図4の組立て前の状態から、一点鎖線にて示す対応関係に沿って、コーナー部材120aの嵌合突部123,124をフレーム部材110aの被嵌合部111,112,113に嵌合装着した後、締結用のねじ114,115をねじ孔111a,113aに螺入すと、ねじ114,115の先端部分はそれぞれ側壁141,補強用支持枠118を貫通し、各ねじの側面が斜面部127,131に接触することで、フレーム部材110aはコーナー部材120aのコーナー部材本体部121の方向に引き込まれることになる。これによって、組立て時のフレーム部材110aとコーナー部材120a間の隙間を無くすことができると共に、組み立てられるフレーム部材110aの端部(接合部)に製造誤差(例えば接合角度などの誤差)があってもこれを吸収して隙間なく接合可能である。
しかも、接合部材としてのコーナー部材と締結用のねじ又はピンだけで接合組立てが完了するので、部品数が少なくて済むと共に、組立てが簡単である。
【0033】
さらに、コーナー部材とフレーム部材との組み立てた状態で、面一にでき、外観(外側表面)を綺麗に仕上げることが可能である。
【0034】
さらに、コーナー部材本体部121,122に連接して設けられた一対の嵌合突部(123,124),(125,126)間の角度は90度に限らず、種々の多角形のコーナー部に使用することができ、更にコーナー部に限らず前記角度が180度即ち直線的に接続して使用する構成も可能であり、応用範囲が極めて広い。
【0035】
図6はコーナー部材120a両側の嵌合突部に対してフレーム部材110a,110dを嵌合して、フレーム部材110aと110dをコーナー部材120aを挟んで結合した状態を、裏面側から見た図である。また、図7は、ねじ固定状態でのねじ114,115,144,145と、コーナー部材120aの斜面部との当接状態を示すために、図6からフレーム部材110a,110dを取り除いた時の図である。
【0036】
なお、図6には、フレーム部材を接合した枠体の内面に取り付けられるスクリーン150が2点鎖線で示されている。スクリーン150は、フレーム部材110a,110d,…の補強用の支持枠118,147…に設けられたねじ孔143,146,…にスクリーン用留め具(図示せず)を固定することによって取り付けられるようになっている。スクリーン150の厚みは、例えば、3枚構成の場合は5〜6mm程度、2枚構成の場合は4.5mm程度であるが、スクリーンサイズが大きくなるにつれ、厚みが増加する傾向にある。
【0037】
尚、以上述べた実施の形態では、4つの接合部材を用いて4つのフレーム部材同士を90度の角度で接合し、四角形の枠体を形成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、6個のフレーム部材同士を互いに120度で接合し、全体として六角形の枠体を形成したり、直線状(即ち、フレーム部材同士が180度で接合する場合)、或いは円形を含む曲線状に接合する接合部材にも適用可能である。
【0038】
また、本発明のフレーム部材接合装置は、プロジェクションタイプのテレビジョン装置のスクリーンを取付け固定する構造に限らず、平面タイプのテレビジョン装置に用いられる液晶ディスプレイやプラズマディスプレイのような平面ディスプレイの枠体形成に使用することもできる。さらに、教育用や会議用などに用いられる白板装置の白板の枠体形成に使用することもできる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、部品数が少なくて済み、組み立てやすく、しかもフレーム部材間の接合部分に隙間ができにくく、組み立てた状態での外観にも優れたフレーム部材接合装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の、フレーム部材接合装置を用いたフレーム部材組立て構造を示す分解斜視図。
【図2】フレーム部材接合装置の要部となるコーナー部材の構成(表面側)を示す斜視図。
【図3】フレーム部材接合装置の要部となるコーナー部材の構成(表面側)を示す斜視図。
【図4】組立て前の接合部材とフレーム部材を示す斜視図。
【図5】図4の状態から組み立てた状態での表面側から見た斜視図。
【図6】コーナー部材両側の嵌合突部に対して2つのフレーム部材を嵌合して、その2つのフレーム部材を接合部材を挟んで結合した状態を、裏面側から見た斜視図。
【図7】ねじと、コーナー部材の斜面部との当接状態を示すために、図6からフレーム部材を取り除いた時の斜視図。
【符号の説明】
100…フレーム部材接合装置
110a,110b,110c,110d…フレーム部材
111,112,113…被嵌合部
114,115,144,145…ねじ(締結用兼引き込み用)
120a〜120d…コーナー部材(接合部材)
121及び122…コーナー部材本体部(接合部材本体部)
123,124,125,126…嵌合突部
127,128,131,132…斜面部(引き込み手段)
150…スクリーン

Claims (4)

  1. 第1のフレーム部材と第2のフレーム部材を接合するフレーム部材接合装置であって、
    第1,第2のフレーム部材間の接合部分に挟まる形態で位置決めされる接合部材本体部と、該接合部材本体部の両側に一体に設けられ、前記第1,第2のフレーム部材の内面側にそれぞれ設けた第1,第2の被嵌合部に嵌入することによって、前記第1,第2のフレーム部材間を前記接合部材本体部を介在して接合させる一対の嵌合突部とを備えた接合部材と、
    前記第1,第2のフレーム部材を前記接合部材本体部を介在して接合した状態で、前記第1,第2のフレーム部材と前記接合部材本体部との間の隙間を無くすように前記接合部材本体部に対して前記第1,第2のフレーム部材を引き込む手段と、
    を具備したことを特徴とするフレーム部材接合装置。
  2. 複数のフレーム部材を接合することによって枠体を構成する際に、フレーム部材同士を或る角度を保って接合固定するフレーム部材接合装置であって、
    複数のフレーム部材のうちの隣接する第1,第2のフレーム部材についてこれらフレーム部材間の接合部分に挟まる形態で位置決めされる接合部材本体部と、該接合部材本体部の両側に一体に設けられ、前記第1,第2のフレーム部材の内面側にそれぞれ設けた第1,第2の被嵌合部に嵌入することによって、前記第1,第2のフレーム部材間を前記接合部材本体部を介在して接合させる一対の嵌合突部とを備えた接合部材と、
    前記第1,第2のフレーム部材を前記接合部材本体部を介在して接合した状態で、前記第1,第2のフレーム部材と前記接合部材本体部との間の隙間を無くすように前記接合部材本体部に対して前記第1,第2のフレーム部材を引き込む手段と、
    を具備したことを特徴とするフレーム部材接合装置。
  3. 前記接合部材本体部は、その外面が前記第1,第2のフレーム部材の外面と面一となるようにして位置決めされることを特徴とする請求項1又は2記載のフレーム部材接合装置。
  4. 前記引き込む手段は、前記一対の嵌合突部の内面に設けた斜面部と、締結用のピン又はねじとで構成され、前記第1,第2のフレーム部材内面側の第1,第2の被嵌合部に対して、前記接合部材の前記一対の嵌合突部を嵌入した状態で、前記締結用のピン又はねじが前記第1,第2の被嵌合部をフレーム部材内面側より貫通し且つその貫通状態で前記斜面部に前記締結用のピン又はねじの側面が当接することによって前記接合部材本体部に対して前記第1,第2のフレーム部材を引き込むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のフレーム部材接合装置。
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