JP2005016382A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン停止後に蒸発燃料処理装置の処理経路内を減圧し、そのときの処理経路内の圧力を検出してリーク診断を行う構成において、エンジン停止中におけるコントロールユニットの消費電力を低減し、バッテリの消耗を抑止する。
【解決手段】エンジン停止後の処理経路内の圧力低下速度の初期値を求め、該初期圧力低下速度に応じてA/D変換器の起動周期(サンプリング周期)及びCPUのクロック周波数を変更する。前記初期圧力低下速度が遅いときには、A/D変換器の起動周期(サンプリング周期)をより長くし、かつ、CPUのクロック周波数をより小さくする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の制御装置に関し、詳しくは、発電機構が働かないエンジンの停止後に車両の状態を検出させる構成において、該エンジン停止状態での消費電力を低減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンの停止後に車両の状態を検出させる装置として、特許文献1に開示されるようなものがあった。
【0003】
このものは、エバポガスパージシステムにおけるリークを診断する装置であって、エンジン停止後の燃料タンク内の温度変化と燃料タンク内の圧力変化とを比較して、リークの有無を診断する構成である。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5263462号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように、リーク診断のためエンジン停止後にセンサ出力をサンプリングさせる場合、リーク診断を行うマイクロコンピュータ(制御装置)を動作させ続ける必要があり、マイクロコンピュータで電力が消費されることになる。
【0006】
しかし、エンジン停止中は発電機構が働かないため、診断に長時間を要し、マイクロコンピュータを動作させる時間が長くなると、バッテリが消耗し、エンジンの再始動性に影響を及ぼすという問題があった。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、エンジン停止後に車両の状態を検出するセンサの検出データをサンプリングさせる構成において、制御装置における消費電力を低減できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのため請求項1に係る発明は、検出データのサンプリング要求に応じてエンジン停止中の動作周波数が変更される構成とした。
【0009】
かかる構成によると、例えばA/D変換器やCPUを含む制御装置は、その動作周波数が高いと消費電力も増加する傾向にあるので、サンプリング要求に応じた最低限の動作周波数に変更することで、エンジン停止中における消費電力を低減する。
【0010】
従って、エンジン停止中に制御装置を動作させても、バッテリの消耗を抑制でき、エンジンの再始動性が損なわれることを防止できる。
請求項2記載の発明では、前記動作周波数を、予め設定される経過時間に応じた特性で変更するか、又は、検出データの変化に応じて変更する構成とした。
【0011】
かかる構成によると、検出データの変化速度が遅い程、動作周波数を低下させることが可能であり、また、前記変化速度の変化が、経過時間に相関する場合であれば、経過時間に応じて動作周波数を変化させることで、結果的に、検出データの変化速度に応じて動作周波数を変化させることになる。
【0012】
従って、検出データのサンプリング要求を満たしつつ、最低限の動作周波数として、エンジン停止中における消費電力を低減できる。
請求項3記載の発明では、エンジン停止後に車両の状態を検出するセンサの検出データをサンプリングして保存し、該保存したサンプリングデータの演算処理をエンジンの再始動後に行う構成とした。
【0013】
かかる構成によると、エンジン停止後の車両状態をモニタすべく、センサの検出データをサンプリングするが、エンジン停止中はサンプリングした検出データを保存し、エンジンが再始動されてから、前記検出データの演算処理(例えばエンジン停止中のタンク内圧に基づくリーク診断)を行わせる。
【0014】
かかる構成によると、センサ検出データのサンプリング処理は、エンジン停止後の車両状態をモニタすべくエンジン停止中に行う必要があるが、検出結果に基づく演算処理の実行タイミングはエンジン停止中に限定されないので、前記演算処理をエンジンの再始動後に先送りし、エンジン停止中は、検出データのサンプリング保存のみを行わせることで、エンジン停止中の消費電力を低減させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は実施形態における車両用エンジンのシステム構成図である。
【0016】
この図1において、エンジン1は、図示省略した車両に搭載されるガソリン内燃機関である。
前記エンジン1の吸気系には、スロットル弁2が設けられていて、これによりエンジン1の吸入空気量が制御される。
【0017】
また、スロットル弁2下流の吸気管3のマニホールド部には、気筒毎に電磁式の燃料噴射弁4が設けられている。
前記燃料噴射弁4は、コントロールユニット20からエンジン回転に同期して出力される噴射パルス信号により開弁して燃料噴射を行い、噴射された燃料はエンジン1の燃焼室内で燃焼する。
【0018】
蒸発燃料処理装置として、燃料タンク5にて発生する蒸発燃料を蒸発燃料導入通路6により導いて一時的に吸着するキャニスタ7が設けられている。
前記キャニスタ7は、容器内に活性炭などの吸着材8を充填したものである。
【0019】
また、前記キャニスタ7には、新気導入口9が形成されると共に、パージ通路10が導出されている。
前記パージ通路10は、非通電時に全閉となる常閉型のパージ制御弁(PCV)11を介して、スロットル弁2下流の吸気管3に接続されている。
【0020】
前記パージ制御弁11は、前記コントロールユニット20から出力されるパージ制御信号により開弁するようになっている。
従って、燃料タンク5にて発生した蒸発燃料は、蒸発燃料導入通路6によりキャニスタ7に導かれて、ここに吸着捕集される。
【0021】
そして、エンジン1の運転中に所定のパージ許可条件が成立すると、パージ制御弁11が開制御され、エンジン1の吸入負圧がキャニスタ7に作用する結果、新気導入口9から導入される新気によってキャニスタ7に吸着されていた蒸発燃料が脱離され、この脱離した蒸発燃料を含むパージガスがパージ通路10を通って吸気管3内に吸入され、その後、エンジン1の燃焼室内で燃焼処理される。
【0022】
また、前記キャニスタ7の新気導入口9には、後述するリーク診断時に新気導入口9を閉塞するための電磁弁14が介装されている。
前記電磁弁14は、非通電時に全閉となる常閉型の電磁弁である。
【0023】
前記コントロールユニット20(制御装置)は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種センサから信号が入力される。
【0024】
前記各種センサとしては、エンジン1の回転に同期してクランク角信号を出力するクランク角センサ21、エンジン1の吸入空気量を計測するエアフローメータ22、車速を検出する車速センサ23、燃料タンク内5の圧力を検出する圧力センサ24、燃料タンク5内の温度を検出するタンク内温度センサ25が設けられている。
【0025】
尚、エンジン1で駆動される発電機構が設けられ、該発電機構で充電されるバッテリ(図示省略)を電源として、前記コントロールユニット20が動作するようになっている。
【0026】
ここにおいて、コントロールユニット20は、エンジン運転条件に基づいて燃料噴射弁4の作動を制御し、また、エンジン運転条件に基づいてパージ制御弁11の作動を制御する。
【0027】
更に、コントロールユニット20は、前記蒸発燃料処理装置における処理経路におけるリークの有無を診断するリーク診断機能を有している。
但し、前記リーク診断機能を有するコントロールユニットを、前記コントロールユニット20とは別体に設ける構成であっても良い。
【0028】
前記リーク診断は、エンジン1の停止後におけるタンク内圧の変化に基づいて行われる。
エンジン1の停止に伴う非通電によって前記パージ制御弁11及び電磁弁14が閉状態になると、燃料タンク2,蒸発燃料導入通路6,キャニスタ7,パージ通路10内の空間が閉塞空間とされる。
【0029】
ここで、ガソリン蒸気の温度が下がるときの凝縮により、前記閉塞空間内の圧力(タンク内圧)が減圧されることになり、該減圧によって圧力が負圧になればリーク無しを判定し、負圧にならない場合にリーク有りの判定を行う。
【0030】
前記リーク診断においては、エンジン1停止後にタンク内圧をサンプリングする必要があるが、エンジン停止中は発電機構が働かずコントロールユニット20の電源であるバッテリが充電されないため、エンジン停止中におけるコントロールユニット20での消費電力が大きいと、前記バッテリを消耗させる。
【0031】
ここで、前記バッテリは、スタータの電源としても用いられるので、バッテリの消耗は、エンジン1の再始動性を悪化させることになってしまう。
そこで、本実施形態では、図2のフローチャートに示すようにして、エンジン停止中におけるコントロールユニット20の消費電力を低減するようにしてある。
【0032】
図2のフローチャートにおいて、ステップS1では、エンジン停止後からの経過時間が、停止直後のタンク内圧の上昇期間に対応する所定時間だけ経過したか否かを判別する。
【0033】
そして、前記所定時間が経過すると、ステップS2へ進む。
ステップS2では、圧力センサ24で検出されるタンク内圧(閉塞区間内の圧力)を所定周期でサンプリングする(圧力センサ24の検出信号を逐次A/D変換器で検出データに変換して読み込む)。
【0034】
前記ステップS2でのサンプリング周期(A/D変換器の起動周期)は、初期値として与えられる比較的短いサンプリング周期t0であり、CPUのクロック周波数も前記サンプリング周期t0に見合った高い周波数Cに初期設定されている。
【0035】
尚、エンジン停止直後からタンク内圧をサンプリングし、該サンプリング結果がタンク内圧の減少傾向を示すようになってからステップS3へ進む構成とすることもできる。
【0036】
そして、ステップS3では、ステップS2でのサンプリング結果から算出されるタンク内圧の初期低下速度が、所定速度以上であるか否かを判定する。
ここで、タンク内圧の初期低下速度が所定速度以上であるときには、ステップS4へ進み、タンク内圧のサンプリング周期を予め設定される減圧時用短時間t1(>t0)に設定する。
【0037】
前記サンプリング周期は、A/D変換器の起動周期であり、本願における動作周波数に含まれるパラメータである。
次のステップS5では、CPUのクロック周波数(動作周波数)に、前記短時間t1でのサンプリング処理を可能にする最低限の周波数として予め設定された周波数A(<C)を設定する。
【0038】
一方、前記タンク内圧の初期低下速度が所定速度未満であるときには、ステップS6へ進み、タンク内圧のサンプリング周期を予め設定される減圧時用長時間t2(>t1>t0)に設定し、次のステップS7では、CPUのクロック周波数に、前記長時間t2でのサンプリング処理を可能にする最低限の周波数として予め設定された周波数B(<A<C)を設定する。
【0039】
そして、ステップS8では、前記サンプリング周期毎のタンク内圧のサンプリング処理を、前記クロック周波数で動作するCPUで処理する。
ステップS9では、最新にサンプリングしたタンク内圧が負圧であるか否かを判断し、負圧になっていればリーク無しの判定を下す。
【0040】
一方、所定時間だけタンク内圧のサンプリングを繰り返しても、タンク内圧が負圧にならない場合には、リーク有りの判定を下す。
前記リーク診断を終了した後は、コントロールユニット20が電源を自己遮断する。
【0041】
信号処理機器の動作周波数を高めると、消費電力も増加する傾向があるため、上記のようにして、エンジン停止後のA/D変換器及びCPUの動作周波数を低下させれば、エンジン停止中のコントロールユニット20における消費電力を低減でき、エンジン停止後のタンク内圧に基づくリーク診断のために、バッテリが消耗することを抑止できる。
【0042】
従って、エンジン停止中のバッテリの消耗によるエンジンの再始動性の低下を回避することができる。
更に、タンク内圧の変化速度が速いときに、比較的短い周期でタンク内圧をサンプリングさせれば、負圧にまで圧力低下したことを応答良く検出でき、結果的に短時間で診断を終了させることができる。
【0043】
また、タンク内圧の変化速度が遅く、負圧にまで圧力低下するか否かを見極めるまでに時間を要するときに、サンプリング周期を延ばすと共にクロック周波数を更に低下させるので、診断時間が長くなっても電力消費を低下させることができる。
【0044】
尚、サンプリング周期(A/D変換器の起動周期)とCPUのクロック周波数とのいずれか一方のみを切り換える構成としても良く、タンク内圧の変化速度をより細かく区分して、サンプリング周期及び/又はCPUのクロック周波数を、より細かく変化させても良い。
【0045】
また、前述のように、エンジン停止後のタンク内圧のサンプリング及びリーク診断においては、エンジン制御時に比べて高い動作周波数が不要であるため、前記A/D変換周期及びCPUのクロック周波数を、タンク内圧のサンプリング処理に最大限要求される所定値にまで低下させて、エンジン停止中に一定のA/D変換周期及びCPUのクロック周波数で動作させても良い。
【0046】
また、上記では、タンク内圧の変化速度によってサンプリング周期(A/D変換器の起動周期)及びCPUのクロック周波数を切り換える構成としたが、エンジン停止時のタンク内温度が、タンク内圧の変化速度に相関があるので、タンク内温度に基づいてサンプリング周期(A/D変換器の起動周期)及び/又はCPUのクロック周波数を切り換える構成とすることができる。
【0047】
更に、タンク内温度は、エンジン運転時間によって変化し、また、タンク内温度とエンジンの冷却水温度とにはある程度の相関があるので、エンジン運転時間及び/又はエンジン停止時の冷却水温度に基づいて、サンプリング周期(A/D変換器の起動周期)及び/又はCPUのクロック周波数を切り換える構成とすることができる。
【0048】
また、サンプリング周期を長くしたときには、サンプリング間隔においてCPUを休止状態して、サンプリング予定時間になったときにCPUを動作状態に復帰させるようにすることも可能である。
【0049】
また、タンク内圧の変化速度は、時間経過と共に減少するから、実際の変化速度を演算することなく、予め経過時間に応じてサンプリング周期及び/又はCPUのクロック周波数を変化させる特性を設定し、該特性に応じてサンプリング周期及び/又はCPUのクロック周波数を変更する構成としても良い。
【0050】
図3のフローチャートは、エンジン停止後の経過時間に応じてサンプリング周期及びCPUのクロック周波数を変化させる第2の実施形態を示す。
図3のフローチャートにおいて、ステップS11で、エンジン停止後所定時間が経過したことが検出されると、ステップS12へ進む。
【0051】
ステップS12では、エンジン停止後の経過時間に応じて予めサンプリング周期及びCPUのクロック周波数を記憶したテーブルを参照し、サンプリング周期及びCPUのクロック周波数を設定する。
【0052】
ステップS13では、前記サンプリング周期に従って、圧力センサ24で検出されるタンク内圧をサンプリングする。
ステップS14では、前記ステップS13でサンプリングされたタンク内圧に基づきリーク診断を行う。
【0053】
即ち、タンク内圧が負圧になっていればリーク無しの判定を下し、所定時間だけタンク内圧のサンプリングを繰り返しても、タンク内圧が負圧にならない場合には、リーク有りの判定を下す。
【0054】
ステップS15では、リーク診断が終了したか否かを判断し、リーク診断が終了していない場合には、ステップS12へ戻って、サンプリング周期及びCPUのクロック周波数の再設定を行い、タンク内圧のサンプリングを繰り返す。
【0055】
上記のように、サンプリング周期及びCPUのクロック周波数を経過時間に伴って変化させる構成とすれば、時間が経過するに伴って変化速度が遅くなるタンク内圧を、必要充分な周期でサンプリングさせ、かつ、該サンプリング周期に見合ったクロック周波数でCPUを動作させることができ、エンジン停止中における消費電力を低減できる。
【0056】
また、時間経過に伴ってサンプリング周期及びCPUのクロック周波数を変化させる構成とすれば、タンク内圧の変化速度の演算処理を不要にできる。
ところで、上記実施形態では、サンプリングしたタンク内圧に基づくリーク診断(タンク内圧の演算処理)もエンジン停止中に行わせる構成としたが、タンク内圧をサンプリングして保存する処理のみをエンジン停止中に行わせ、サンプリングしたタンク内圧に基づくリーク診断(タンク内圧の演算処理)を、エンジンの再始動後に行わせることができる。
【0057】
図4のフローチャートは、上記構成とした第3の実施形態を示す。
図4のフローチャートにおいて、ステップS21〜ステップS28の処理は、前記図2のフローチャートのステップS1〜ステップS8と同様に行われ、所定のサンプリング時間内でタンク内圧のサンプリング処理を繰り返し、そのサンプリング結果を保存する。
【0058】
ステップS29では、コントロールユニット20が電源を自己遮断する。
そして、キースイッチのON操作によって再びコントロールユニット20に電源が供給されると、ステップS30でエンジンが再始動されたか否かを判別し、エンジンが再始動されると、ステップS31へ進んで、エンジン停止中にサンプリングされ保存されているタンク内圧に基づくリーク診断を行う。
【0059】
上記構成によると、エンジン停止中は消費電力が比較的少ないサンプリング保存処理のみを行い、発電機構が働くエンジン始動後にリーク有無の判定(演算処理)を行わせるので、エンジン停止中の消費電力を低減できる。
【0060】
尚、エンジン再始動後にリーク診断を行わせる構成において、サンプリング周期及び/又はCPUのクロック周波数を、エンジン停止後の経過時間に応じて変更しても良いし、固定値として与える構成であっても良い。
【0061】
また、上記実施形態では、エンジン停止後にタンク内圧センサ24の検出結果をサンプリングしてリーク診断を行うときに、サンプリング周期及びCPUのクロック周波数を変化させる構成としたが、エンジン停止後における検出データのサンプリングは、リーク診断用のものに限定されるものではなく、車両の状態を検出するセンサもタンク内圧センサ24に限定されるものではない。
【0062】
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
車両の状態を検出するセンサが、燃料タンクからの蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置における処理経路内の圧力を検出する圧力センサであり、
エンジン停止後に前記処理経路内を閉塞して減圧されるときに前記圧力センサで検出される圧力に基づいて、前記処理経路におけるリークの有無を診断することを特徴とする車両の制御装置。
【0063】
かかる構成によると、エンジン停止後に蒸発燃料の処理経路内を閉塞して減圧し、このときに圧力センサで検出される処理経路内の圧力をサンプリングするときに、サンプリング要求に応じた動作周波数で処理され、サンプリング結果からリークの有無が診断される。
【0064】
従って、エンジン停止後のタンク内圧の減少変化に基づきリーク診断を行うときに、消費電力を低減させることができる。
(ロ)請求項(イ)記載の車両の制御装置において、
前記圧力センサで検出される圧力の初期低下速度に応じてエンジン停止中の動作周波数が変更されることを特徴とする車両の制御装置。
【0065】
かかる構成によると、圧力の低下速度の大小に応じてサンプリング要求(サンプリング周期の要求)が変化することに対応して、最低限の動作周波数を設定することが可能となる。
(ハ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
前記制御装置がA/D変換器及びCPUを含んで構成され、前記A/D変換器の起動周期及び/又は前記CPUのクロック周波数を前記制御装置の動作周波数として、前記検出データのサンプリング要求に応じて変更することを特徴とする車両の制御装置。
【0066】
かかる構成によると、A/D変換器の起動周期、即ち、サンプリング周期、及び/又は、CPUのクロック周波数を、サンプリング要求に応じて変更することで、制御装置全体としての電力消費を低減する。
(ニ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
前記検出データのサンプリング間において、一時休止されることを特徴とする車両の制御装置。
【0067】
かかる構成によると、サンプリングタイミングの間で、制御装置が一時休止されるから、継続的に動作させる場合に比べて、消費電力がより低減されることになる。
(ホ)エンジン停止後に車両の状態を検出するセンサの検出データをサンプリングし、該サンプリングデータを保存及び/又は演算処理すると共に、前記エンジンの運転を制御する車両の制御装置であって、
前記エンジン運転の制御時に比して、前記エンジン停止後の動作周波数を低下させることを特徴とする車両の制御装置。
【0068】
かかる構成によると、一般にエンジン運転の制御時には高い動作周波数が要求されるが、エンジン停止後の検出データのサンプリング処理においては、エンジン制御時に比べて高い動作周波数が要求されないので、エンジン停止後においては動作周波数を低下させることで、エンジン停止中における消費電力を低下させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における機関のシステム構成図。
【図2】実施の形態におけるリーク診断制御の第1実施形態を示すフローチャート。
【図3】実施の形態におけるリーク診断制御の第2実施形態を示すフローチャート。
【図4】実施の形態におけるリーク診断制御の第3実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関),2…スロットル弁,3…吸気管,4…燃料噴射弁,5…燃料タンク,6…蒸発燃料導入通路,7…キャニスタ,8…吸着材,9…新気導入口,10…パージ通路,11…パージ制御弁,14…電磁弁,20…コントロールユニット,21…クランク角センサ,22…エアフローメータ,23…車速センサ,24…圧力センサ,25…タンク内温度センサ

Claims (3)

  1. エンジン停止後に車両の状態を検出するセンサの検出データをサンプリングし、該サンプリングデータを保存及び/又は演算処理する車両の制御装置であって、
    前記検出データのサンプリング要求に応じてエンジン停止中の動作周波数が変更されることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記動作周波数を、予め設定される経過時間に応じた特性で変更するか、又は、前記検出データの変化に応じて変更することを特徴とする請求項1記載の車両の制御装置。
  3. エンジン停止後に車両の状態を検出するセンサの検出データをサンプリングして保存し、該保存したサンプリングデータの演算処理をエンジンの再始動後に行うことを特徴とする車両の制御装置。
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