JP2005015462A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラーリング、パーマ等によるダメージ毛に対して、なめらかさやうるおい感付与等の使用実感が高く、継続使用した場合でもべたつきや油っぽさ等の不具合を伴わない、ダメージ改善実感及び優れた使用感の持続する毛髪化粧料の提供。
【解決手段】 特定の重合度を有する、高分子量ジメチルポリシロキサン(A)、(B)及び低粘度シリコーン(C)を含有する毛髪化粧料において、(A)、(B)をそれぞれ単独で(C)により希釈するか、或いは(A)及び(B)をあらかじめ混合したうえで(C)により希釈したときに、(A)/[(A)+(C)]、(B)/[(B)+(C)]又は[(A)+(B)]/[(A)+(B)+(C)]で計算される各高分子量ジメチルポリシロキサン濃度が60重量%以下となるようにしたうえで、添加したことを特徴とする毛髪化粧料である。

【選択図】 なし

Description

本発明は、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、シャンプー、スタイリング剤、ヘアパック、ヘアスプレー等として使用される毛髪化粧料に関する。
従来、毛髪にコンディショニング効果を付与する目的で種々の提案がされてきたが、これまではカラーリングを施していない黒髪に対しての提案が主であった。近年、化学的ダメージを伴いかつ定期的に施術されるカラーリングが一般化し、ファッションの主流となってきている。このカラーリングによるダメージに、さらにパーマや縮毛矯正、ドライヤー処理等による化学的・物理的ダメージが加わり、過度の複合ダメージを伴った毛髪を有する人たちが増加している。
このような複合ダメージに対して十分なコンディショニング効果を付与するためには、毛髪表面および内部の両面から高いケア効果を発揮する毛髪化粧料が求められる。その中、既存の毛髪化粧料では、昨今主流のカラー毛に対して、ダメージケア作用部として毛髪表面が中心(例えば、特許文献1〜3参照)であり、毛髪の表面/内部双方への作用効果の両立が図られているものもあるが(例えば、特許文献4参照)、感触面におけるなめらかさやうるおい感の付与等の使用実感において、十分に効果を発揮するものは得られていないのが現状であった。また、コンディショニング性を高めるための技術提案がこれまでにもなされてきてはいるが、それらのほとんどは使い始めは良好な使用感であっても、使い続けた後では、使い始めの頃とは感触が異なり、感触付与剤の蓄積等により、べたつきや油っぽさ等の不具合を生じ、消費者の充分な満足が得られていないのが実情であった。
特開平05-58857号公報 特開平10-194934号公報 特開2001-139437号公報 特開2002-179536号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、特にカラーリング、パーマ等のダメージ毛に対しても、なめらかさやうるおい感付与等の使用実感が非常に高く、さらに使い続けた場合でも、感触付与剤の蓄積等によるべたつきや油っぽさ等の不具合を伴わず、「高いダメージ改善実感と継続使用時の良好な使用感持続」効果を有する毛髪化粧料を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため鋭意検討を行った結果、本発明者らは、必須成分として下記一般式(1)で表わされるジメチルポリシロキサン(A)、(B)及び(C)を含有し、(A)、(B)をそれぞれ単独で(C)により希釈するか、或いは(A)及び(B)をあらかじめ混合したうえで(C)により希釈したときに、A/(A+C)、B/(B+C)又は(A+B)/(A+B+C)で計算される各高分子量ジメチルポリシロキサンの濃度が60質量%以下となるようにしたうえで、配合することにより、優れたダメージ改善実感と継続して使用しても良好な使用感を持続する毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
Figure 2005015462
(A)、(B)は25℃における動粘度が100万mm2/s以上のジメチルポリシロキサンであり、その重合度分布(ポリスチレン重合体の分子量換算)において、
(A):重合度mが4000以上のものが重合度分布全体の50%以上であり、かつ、mが5000以上のものが重合度分布全体の40%以上である高分子量ジメチルポリシロキサン
(B):重合度mが5000未満のものが重合度分布全体の60%以上であり、かつ、mが2000以上4000未満のものが重合度分布全体の25%以上である高分子量ジメチルポリシロキサン
(C): 25℃における動粘度が1万mm2/s以下の低粘度シリコーンである。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1>高分子量ジメチルポリシロキサン(A)、(B)をそれぞれ単独で低粘度シリコーン(C)により希釈するか、或いは(A)及び(B)をあらかじめ混合したうえで(C)により希釈したときに、(A)/[(A)+(C)]、(B)/[(B)+(C)]又は[(A)+(B)]/[(A)+(B)+(C)]で計算される各高分子量ジメチルポリシロキサンの濃度が60質量%以下となるようにしたうえで、配合することを特徴とする毛髪化粧料である。
<2>さらに、下記の一般式(2)で表わされる高重合アミノ変性シリコーン(D)および/またはポリエーテル変性シリコーン(E)を含む毛髪化粧料である。
Figure 2005015462
[(D):式中、R1はメチル基又は水酸基であり、R2は -(CH2)3-NH2(ただし、3000≦(p+q)≦20000、1/10000≦(q/p)≦1/500)である。)]
[(E): 式中、R1はメチル基又は水酸基であり、R2は-(CH2)3-(OC2H4)a-(OC3H6)b-OR3(ただし、R3はメチル基又はフェニル基又は-Hであり、pは1〜150、qは1〜20、aは1〜30、bは0〜30の整数である。)]で表される変性シリコーンを含有する前記<1>記載の毛髪化粧料である。
<3>さらに、高分子量ジメチルシリコーン(A)、(B)の総量と高重合アミノ変性シリコーン(D)との重量比 [(A)+(B)]/(D)が1/1〜1/3である前記<1>から<2>のいずれかに記載の毛髪化粧料である。
<4>さらに、ポリエーテル変性シリコーン(E)を高分子量ジメチルポリシロキサン(A)、(B)、低粘度シリコーン(C)、高重合アミノ変性シリコーン(D)の分散剤として用い、分散したシリコーンの平均粒子径が2〜10μmである前記<1>から<3>のいずれかに記載の毛髪化粧料である。
<5>さらに、アミノ酸及び/又は植物性タンパク加水分解物を含む前記<1>から<4>いずれかに記載の毛髪化粧料である。
本発明によると、従来における問題を解決することができ、ダメージ毛において、感触面(特になめらかさ)での使用実感や、継続して使用しても良好な使用感が持続する毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の毛髪化粧料についてより詳細に説明する。
本発明の必須成分であるジメチルポリシロキサン(A)、(B)、(C)を具体的に説明すると、(A)及び(B)成分は25℃における動粘度が100万mm2/s以上の高分子量ジメチルポリシロキサンであり、その重合度分布(ポリスチレン重合体の分子量換算)において、
<(A)成分>
(A)成分は、重合度mが4000以上のものが重合度分布全体の50%以上、かつ、mが5000以上のものが重合度分布全体の40%以上である高分子量ジメチルポリシロキサンである。さらに好ましくは、mが5000以上のものが重合度分布全体の50〜70%であり、25℃における動粘度は800万〜1500万mm2/s、好ましくは約1000万mm2/sのものが好適に用いられる。また、重合度分布全体の数平均重合度(n)としては3300<n<3900であり、好ましくは3500<n<3800である。
<(B)成分>
(B)成分は、重合度mが5000未満のものが重合度分布全体の60%以上、かつ、mが2000以上4000未満のものが重合度分布全体の25%以上である高分子量ジメチルポリシロキサンである。さらに好ましくは、mが2000〜5000のものが重合度分布全体の40〜60%であり、重合度2000〜3000のものが最も多く存在する。25℃における動粘度は約200万〜600万mm2/sであり、好ましくは約400万mm2/sである。また、重合度分布全体の数平均重合度(n)は2500<n<2800であり、好ましくは2600≦n≦2700である。
(A)、(B)成分の重合度分布として、上記の重合度より低い場合には、感触面において特になめらかさが不十分となる場合があり、上記重合度より高い場合には、髪同士の接着が生じ、自然な仕上がり感にはならずに人工的感触となり不具合を感じる場合がある。
<(C)成分>
(C)成分は25℃における動粘度が1万mm2/s以下の低粘度シリコーンであり、高分子量ジメチルポリシロキサンの希釈剤として用いられる。低粘度シリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、環状シリコーン(デカメチルシクロペンタシロキサンなど)等が用いられる。より好ましくは20〜5000mm2/s、さらに好ましくは約1000mm2/sの低粘度シリコーンが用いられ、中でも約1000mm2/sのジメチルポリシロキサンが好適に用いられる。
ここで、3成分(A)、(B)および(C)は、(A)、(B)をそれぞれ単独で(C)により希釈するか、或いは、(A)及び(B)をあらかじめ混合したうえで(C)により希釈したときに、(A)/[(A)+(C)]、(B)/[(B)+(C)]又は[(A)+(B)]/[(A)+(B)+(C)]で計算される各高分子量ジメチルポリシロキサンの濃度が60質量%以下となるようにしたうえで、配合される。この時、高分子量ジメチルポリシロキサンの希釈率としては、高分子量ジメチルポリシロキサン:希釈剤=1:99〜60:40であり、感触面および作業性(ハンドリング性)の点から、好ましくは5:95〜40:60であり、さらに好ましくは10:90〜30:70である。例えば、信越化学工業(株)のKF-9030、KF-9029が好適に用いられる。(A)+(B)の合計配合量としては、毛髪化粧料全体の0.01〜5質量%、好ましくは0.05〜2%、さらに好ましくは0.1〜1%である。また、(A)、(B)の希釈の為に用いる(C)を含むジメチルポリシロキサン総量として毛髪化粧料全体の0.01〜20%であり、好ましくは0.1〜10%、さらに好ましくは1〜7%である。配合量が少なすぎると効果が十分発現しない場合があり、多すぎると感触が悪くなる場合がある。
(A)、(B)を(C)で上記のような濃度となるように希釈したうえで配合するのは、(A)、(B)の粘度が高いためである。高粘度の(A)、(B)を、単独で配合するのはハンドリングの点で困難であり、しかも組成物中でも(A)、(B)が微細化され難いために、毛髪に均一に吸着しにくくなる。それに対し、あらかじめ(C)で希釈しておけば製造時のハンドリングが容易になり、さらに組成中で(A)、(B)を微細化することができ、毛髪にも均一に吸着する。(C)で希釈する場合、(A)、(B)の濃度を60質量%以下にすれば希釈した効果が充分に得られる。
<(D)成分>
(D)成分の高重合アミノ変性シリコーンは、前記一般式(2)において、R1はメチル基又は水酸基であり、R2は-(CH2)3-NH2(ただし、3000≦(p+q)≦20000、1/10000≦(q/p)≦1/500)で表される高重合アミノ変性シリコーンである。ここで、3000≦(p+q)≦20000であり、好ましくは4000≦(p+q)≦20000である。(p+q)<3000では、シリコーンオイル物性が油状になり仕上り時のコンディショニング性能が不十分となり、20000<(p+q)では他の原料との相溶性が悪く、配合等の取り扱いが困難となる。
また、1/10000≦(q/p)≦1/500であり、好ましくは1/2000≦(q/p)≦1/500である。1/500<(q/p)では、本アミノ変性シリコーン中のアミノ基の含有率が高くなり製造時に架橋反応が起きたり、あるいは、原料臭の点等からも好ましくなく、 (q/p) <1/10000では毛髪に対する相互作用が不十分となり、コンディショニング効果の持続が悪くなる場合がある。
本高重合アミノ変性シリコーンとしては、例えば、シリコーンオイル状としては信越化学工業(株)のKF-8020、エマルジョンとしてはX-52-2328等が好適に用いられる。添加量は、毛髪化粧料全体の0.01〜5%であり、好ましくは0.05〜2%、さらに好ましくは 0.1〜1%である。添加量が少なすぎるとうるおい感付与効果が不十分である場合があり、多すぎるとべたつく等の感触を悪くする場合がある。また、(A)及び(B)成分の高分子量ジメチルポリシロキサンと高重合アミノ変性シリコーン(D)の重量比[(A)+(B)]/(D)は1/1〜1/3であることが好ましい。[(A)+(B)]/(D)が1/1より大きくなるとうるおい感が乏しくなり、1/3より小さくなると、べたつきが発現し、なめらかさが低下する。
また、系中に分散しているシリコーンの平均粒径は、好ましくは2〜10μm、さらに好ましくは3〜7μmである。粒径が10μmを超えると長期間の使用においてべたつきが生じ、なめらかさが低下する。また、平均粒径が2μmより小さくなると、シリコーンの残存性が低下し、所望のなめらかさ、うるおい感が発現しない。
配合方法としては、成分(A)、(B)、(C)および(D)がオイル状態の時、他のコンディショニング基剤、例えば液晶形成能を有する剤(例えば、カチオン活性剤と高級アルコールの会合体)等と混合し練り込むことにより微分散化する。ここで、ポリエーテル変性シリコーン(E)を併用することにより、効果的に微分散化が可能となる。
また、乳化剤活用により成分(A)、(B)、(C)および(D)をシリコーンエマルジョンにすれば、オイルとして配合するよりハンドリングを容易にすることができる。乳化剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、アルキルトリメチルアンモニウム塩等が好適に用いられるが、塗付後、洗い流して使用するリンス、コンディショナー処方においては、乳化剤の影響により、伸ばしやすさやすすぎ感触の劣化や、毛髪へのシリコーン残留性が低下することがある。そこで、少量のポリエーテル変性シリコーン(E)を併用することにより、(A)〜(D)成分のシリコーンを平均粒径2〜10μmに微分散しやすくなり、乳化剤を減らすことが可能になる。それにより、上記の不具合を解消でき、洗い流して使用するリンス、コンディショナー処方においても伸ばしやすく、すすぎ感触がよく、適度に毛髪にシリコーンを残留させる毛髪化粧料を得ることができる。
<(E)成分>
(E)成分であるポリエーテル変性シリコーンは、一般式(2)において、R1はメチル基又は水酸基であり、R2は−(CH2)3-(OC2H4)a-(OC3H6)b-OR3(ただし、R3はメチル基又はフェニル基又はHであり、pは1〜150、qは1〜20、aは1〜30、bは0〜30の整数である)で表されるポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体等を挙げることができる。また、HLBとしては3〜10が好ましく、より好ましくはHLBが3〜8、さらに好ましくはHLBが5である。例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン社のSH3775Mが好適に用いられる。
添加量としては0.01〜2%であり、好ましくは0.01〜1%、さらに好ましくは0.05〜0.5%である。添加量が少なすぎると粒径制御効果が不十分となる場合があり、多すぎると伸びやすさやすすぎ感触を悪くする場合がある。配合法としては、本発明の構成成分である高分子量ジメチルポリシロキサンと最初から直接混合することが望ましいが、別々に添加することも可能である。この時、系中に分散しているシリコーンの平均粒径は、好ましくは2〜10μm、さらに好ましくは3〜7μmである。粒径が10μmを超えると長期間の使用においてべたつきが生じ、なめらかさが低下する。また、平均粒径が2μmより小さくなると、シリコーンの残存性が低下し、所望のなめらかさ、うるおい感が発現しない。
さらに本発明の毛髪化粧料にはアミノ酸及び/または植物性タンパク誘導体を配合すると毛髪にうるおい感を与えることができる。
<アミノ酸>
本発明のアミノ酸としては、アルギニン、グリシン、アラニン、セリン、プロリン、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニン、フェニルアラニン・トリプトファン、システイン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、ヒスチジン、2-ピロリドン-5-カルボン酸等を挙げることができる。中でも、アルギニン、グリシン、アラニン、セリン、グルタミン酸、プロリン、ロイシン、イソロイシンより選ばれる1種又は2種以上の添加が特に好ましい。
また、上記アミノ酸については、L体又はDL体、酸型又はアルカリ金属塩(ナトリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(マグネシウム塩など)、無機酸塩(塩酸塩など)等の使用が可能である。添加量は、毛髪化粧料全体の0.01〜10%が好ましく、特に好ましくは0.1〜5%、さらに好ましくは0.1〜2%である。添加量が少なすぎるとうるおい感付与効果が十分発現しない場合があり、多すぎるとべたつきを伴い、また製剤の安定性が悪くなる場合がある。
<植物性タンパク加水分解物>
また、植物性タンパク加水分解物としては、下記一般式(3)で表される植物タンパク誘導ペプチドが代表例として挙げられる。
Figure 2005015462
[式中、R4は植物タンパク誘導ペプチドを構成する種々のアミノ酸の側鎖であり、nは2〜2000である。]
他には、植物タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体、植物タンパク誘導ペプチドのアシル化物又はその塩、植物タンパク誘導ペプチドのエステル等も挙げることができる。この中では、植物タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体が望ましく、特に、下記一般式(4)で示されるものが好適に用いられる。
Figure 2005015462
[式中、R5は炭素数1〜22のアルキル基、R6は植物タンパク誘導ペプチドを構成する種々のアミノ酸の側鎖であり、nは2〜2000である。]
植物性蛋白の由来植物としては、小麦、鳩麦、ライ麦、エン麦、とうもろこし、大豆、アーモンド、カシューナッツ、胡麻、落花生、じゃがいも・さつまいも、さといも、こんにゃくいも、山いも、米等が挙げられる。また、植物タンパク誘導ペプチドを構成する種々のアミノ酸の側鎖として、アラニン、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチオニン、アルギニン、ヒスチジン、リシン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、シスチン、トリプトファン等が挙げられる。これらの中でも、植物性のタンパクとして小麦、大豆由来のアミノ酸組成物を有する加水分解物が特に好適に用いられる。
一般式(3)の植物タンパク誘導ペプチドは、植物タンパクを酸、アルカリあるいはタンパク分解酵素等を用いて、加水分解することによって得られる。一般式(4)の植物タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体は、一般式(3)の植物タンパク誘導ペプチドの末端のアミノ基を第4級化したものであり、これにより毛髪への吸着性が高められ、植物タンパク誘導ペプチドの作用効果をより一層発揮することが可能となる。平均分子量は、150〜50万であり、好ましくは200〜10000、より好ましくは400〜1000程度である。
植物性タンパク加水分解物としては、例えば、 (株)成和化成のプロモイスWG、WSシり一ズ、コグニスジャパン(株)のグルアディン(Gluadin)シリーズ、クローダジャパン(株)のハイドロトリティカムシリーズ等の原料が好適に用いられる。これらの植物性タンパク加水分解物は1種又は2種以上の添加が可能である。
添加量は、毛髪化粧料全体の0.01〜10%が好ましく、特に好ましくは0.05〜5%、さらに好ましくは0.1〜3%である。添加量が少なすぎると、うるおい感付与の効果が十分発現しない場合があり、多すぎるとべたつきやゴワつきを伴い、また、製剤の安定性(着色、変色等)が悪くなる場合がある。
上記本発明を構成する成分に加え、従来の毛髪化粧料に慣用されている各種成分を本発明の効果を損なわない範囲で所望に応じ自由に添加することができる。従来の毛髪化粧料に慣用されている各種成分の例示、さらに同時に使用できる香料原料リストおよび香料組成物(香料成分、溶剤、香料安定化剤等)、容器等については、特開2003-95879の発明の詳細な説明4頁から47頁の記載に準ずる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的かつ詳細に説明するが、本発明は下記実施例によって限定されるものではない。なお、以下に示す%はいずれも質量%である。
〔実施例1〜23、比較例1〜4〕
表1〜5に示す実施例、比較例のコンディショナーとトリートメントを常法(*)により調製し、使用後のダメージの改善実感(髪のなめらかさ・うるおい感・べたつきのなさ)を以下の通り評価した。
* 常法
ここでの常法とは、
1)シリコーンオイルの場合は、オイルをカチオン活性剤、高級アルコール等の油層と初めから混合する方法
2)シリコーンエマルジョンの場合は、カチオン活性剤、高級アルコール等の油層で液晶を形成させた後に混合する方法をいう。
<評価方法>
通常のシャンプーを用い、通常どおり洗髪した後、表に示す実施例・比較例のコンディショナーおよびトリートメントを適量(通常使用量)用い処理し、乾燥後の髪の状態を評価した。被験者は、カラーリング、パーマ等の毛髪のダメージを気にしている女性180名であり、1週間使用した後、及びその後も継続し1ヵ月使用した後に髪のなめらかさ、うるおい感、べたつきのなさを使用前と比較評価した。
<評価基準>
◎:使用前に比べ良好と答えた被験者が 80%以上
○: 60〜80%未満
△: 40〜60%未満
×: 40%未満
〔製剤中でのシリコーン粒径分布(μm)〕
表に示す実施例、比較例のコンディショナー製剤を顕微鏡観察により、系中に分散しているシリコーン粒径を測定した。
Figure 2005015462
Figure 2005015462
Figure 2005015462
Figure 2005015462
Figure 2005015462
Figure 2005015462
Figure 2005015462
Figure 2005015462
Figure 2005015462
なお、表中1〜6において、*1〜27は以下の意味を有する。
*1 ジメチルシリコーン(1000万/20mm2/s= 15/85): KF-9029(信越化学工業製)
*2 ジメチルシリコーン(400万/20mm2/s=20/80): KF-9030(信越化学工業製)
*3 ジメチルシリコーン(10万/30mm2/s=30/70): S-281(東レ・ダウコーニング製)
*4 アミノ変性シリコーン(アミノガム/20mm2/s=20/80):KF-8020(信越化学工業製)
*5 加水分解コムギペプチド: プロモイス WG (成和化成製)
*6 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム:アーカード 22-80(ライオンアクゾ製)
*7 硬化ナタネ油アルコール: BEHENYL Al. SR. (コグニス製)
*8 セトステアリルアルコール: セタノール H (高級アルコール製)
*9 セタノール: コノール1695 (新日本理化製)
*10 ジメチルシリコーンエマルジョン(60%):
ジメチコン基油 1000万/400万/1000 mm2/s=15 /15/70
*11 ジメチルシリコーンエマルジョン(60%):
ジメチコン基油 1000万/400万/20 mm2/s=15/15/70
*12 アミノ変性シリコーンエマルジョン(60%):X-52-2328(信越化学工業製)
*13 ポリエーテル変性シリコーン(HLB=5):SH3775M(東レ・ダウコーニング製)
*14 ポリエーテル変性シリコーン(HLB=7.5):SH3749(東レ・ダウコーニング製)
*15 没食子酸誘導体1:没食子酸ジグリセリド/没食子酸モノグリセリド=95/5 (三井化学製)
*16 没食子酸誘導体3: 没食子酸ジグリセリド/没食子酸モノグリセリド=80/20 (三井化学製)
*17 ジイソステアリン酸ジグリセリル:サンソフト Q-192B(太陽化学製)
*18 トリステアリン酸ペンタグリセリル: A-183E(太陽化学製)
*19 トリベヘニン酸ペンタグリセリル
*20 加水分解コムギペプチド:グルアディンWLM(コグニス製)
*21 加水分解コムギタンパク: ハイドロトリティカムWAA (クローダ製)
*22 ジイソステアリン酸ジグリセリル:マツネート DI(松本製薬工業製)
*23 ヘキサステアリン酸ペンタグリセリル:A−186E(太陽化学製)
*24 ヘキサベヘニン酸ペンタグリセリル
*25 香料A:特開2003-95879に開示の香料A
*26 香料B:特開2003-95879に開示の香料B
*27 香料C:特開2003-95879に開示の香料C
表1〜6の結果より明らかなように、実施例1〜23の毛髪化粧料は、カラーリング、パーマ等によるダメージ毛に対して、なめらかさやうるおい感付与等の使用実感が高く、継続使用した場合でもべたつきや油っぽさ等の不具合を伴わない、ダメージ改善実感及び優れた使用感が持続することが確認された。
これに対し、(B)成分を含まない比較例1は継続使用した場合にべたつきや油っぽさ等の不具合が、(A)成分を含まない比較例2はうるおい感の使用実感が悪く、継続使用した場合にも使用感が悪かった。(A)、(B)を共に含まない比較例3、4はなめらかさの使用実感が悪く、継続使用した場合にもべたつきや油っぽさが生じた。

Claims (5)

  1. 下記の一般式(1)で表わされるジメチルポリシロキサン(A)、(B)、(C)を含有する毛髪化粧料において、(A)、(B)をそれぞれ単独で(C)により希釈するか、或いは、(A)及び(B)をあらかじめ混合したうえで(C)により希釈したときに、(A)/[(A)+(C)]、(B)/[(B)+(C)]又は[(A)+(B)]/[(A)+(B)+(C)]で計算される各高分子量ジメチルポリシロキサンの濃度が60質量%以下となるようにしたうえで、配合したことを特徴とする毛髪化粧料。
    Figure 2005015462
    (A)、(B)は25℃における動粘度が100万mm2/s以上のジメチルポリシロキサンであり、その重合度分布(ポリスチレン重合体の分子量換算)において、
    (A):重合度mが4000以上のものが重合度分布全体の50%以上であり、かつ、mが5000以上のものが重合度分布全体の40%以上である高分子量ジメチルポリシロキサン
    (B):重合度mが5000未満のものが重合度分布全体の60%以上であり、かつ、mが2000以上4000未満のものが重合度分布全体の25%以上である高分子量ジメチルポリシロキサン
    (C): 25℃における動粘度が1万mm2/s以下の低粘度シリコーンである。
  2. 更に、下記の一般式(2)で表わされる高重合アミノ変性シリコーン(D)および/またはポリエーテル変性シリコーン(E)を含有することを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料。
    Figure 2005015462
    [(D):式中、R1はメチル基又は水酸基であり、R2は -(CH2)3-NH2(ただし、3000≦(p+q)≦20000、1/10000≦(q/p)≦1/500)である。)]
    [(E): 式中、R1はメチル基又は水酸基であり、R2は-(CH2)3-(OC2H4)a-(OC3H6)b-OR3(ただし、R3はメチル基又はフェニル基又は-Hであり、pは1〜150、qは1〜20、aは1〜30、bは0〜30の整数である。)]
  3. 高分子量ジメチルポリシロキサン(A)、(B) の総量と 高重合アミノ変性シリコーン(D)との重量比 [(A)+(B)]/(D)が1/1〜1/3であることを特長とする請求項1または2記載の毛髪化粧料。
  4. ポリエーテル変性シリコーン(E)を高分子量ジメチルポリシロキサン(A)、(B)、低粘度ジメチルポリシロキサン(C)、高重合アミノ変性シリコーン(D)の分散剤として用い、分散したシリコーンの平均粒子径が2〜10μmであることを特徴とする請求項1〜3記載の毛髪化粧料。
  5. 更に、アミノ酸及び/又は植物性タンパク加水分解物を含有することを特徴とする請求項1〜4記載の毛髪化粧料

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