JP2005015079A - 給紙トレイ - Google Patents
給紙トレイ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005015079A JP2005015079A JP2003178242A JP2003178242A JP2005015079A JP 2005015079 A JP2005015079 A JP 2005015079A JP 2003178242 A JP2003178242 A JP 2003178242A JP 2003178242 A JP2003178242 A JP 2003178242A JP 2005015079 A JP2005015079 A JP 2005015079A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- paper
- paper feed
- transfer
- transfer paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
【課題】積載量にかかわらず、光沢紙やハガキ等の特殊紙の給紙を安定して行うことが可能な給紙トレイを提供する。
【解決手段】転写紙支持用パネル5と、該パネルの両側端を保持する一対の側壁パネル2とからなり、画像形成工程に転写紙1を搬送するための給紙コロ30の下方に配置される給紙トレイにおいて、転写紙支持用パネル5は、側壁パネル2に昇降動可能に保持されているリフトパネル8と、リフトパネル8の後端側に回動自在に連結され且つスライド可能に側壁パネル2に支持されたアームパネル10とからなり、リフトパネル8は、該パネル上に積載された転写紙束が給紙コロ30に圧接するように、常時、上方に弾性付勢されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】転写紙支持用パネル5と、該パネルの両側端を保持する一対の側壁パネル2とからなり、画像形成工程に転写紙1を搬送するための給紙コロ30の下方に配置される給紙トレイにおいて、転写紙支持用パネル5は、側壁パネル2に昇降動可能に保持されているリフトパネル8と、リフトパネル8の後端側に回動自在に連結され且つスライド可能に側壁パネル2に支持されたアームパネル10とからなり、リフトパネル8は、該パネル上に積載された転写紙束が給紙コロ30に圧接するように、常時、上方に弾性付勢されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置において使用される給紙トレイに関するものであり、より詳細には、画像形成工程に転写紙を搬送するための給紙コロの下方に配置される給紙トレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような画像形成装置においては、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を転写紙に転写し、転写されたトナー像を、熱や圧力によって転写紙表面に定着することにより画像形成が行われる。このような画像形成装置において、通常の普通紙は、サイズ毎に給紙カセットに収容され、この給紙カセットを画像形成装置内の所定部分に装着して画像形成工程に搬送される。一方、ハガキ、光沢紙などの特殊紙は、上記のような給紙カセットとは別個に、所定の給紙コロの下方に設けられた給紙トレイ上から該給紙コロによって画像形成工程に搬送されるようになっている(例えば特許文献1、2、3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−180832号公報。
【特許文献2】
特開平6−115744号公報。
【特許文献3】
特開2001−213534号公報。
【0004】
ところで、上記特許文献1〜3に記載されているような従来公知の特殊紙用給紙トレイは、概説すると、図4に示すような構造を有している。即ち、この給紙トレイは、一対の側壁パネル20(図4では、一方の側壁パネルのみが示されている)と、その間に設けられている転写紙支持パネル21(以下、単に支持パネルと呼ぶ)とからなっている。この支持パネル21の後端側には、両側端にピン22が設けられており、側壁パネル20の後端側に設けられ且つ水平方向に延びている長孔23に該ピン22が挿入され、これにより、支持パネル21は長孔23に沿ってスライド可能に保持されている。また、支持パネル21の先端側には、両側端にピン25が設けられており、側壁パネル20の先端側に設けられて且つ傾斜して延びている長孔26に該ピン25が挿入され、これにより、支持パネル21の先端側は長孔26に沿って昇降動可能に保持されている。さらに、支持パネル21の先端側は、バネ28によって、常時、上方に付勢されている。このような給紙トレイは、画像形成装置の給紙コロ30の下方に配置され、給紙コロには、捌きコロ32が圧接されている。
【0005】
即ち、上記の給紙トレイにおいては、支持パネル21上に置かれた転写紙1は、バネ28により支持パネル21が上方に付勢されているため、給紙コロ30に圧接され、給紙コロ30を回転させることにより、捌きコロ32を介して1枚ごとに画像形成工程に給紙されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来公知の特殊紙用給紙トレイでは、支持パネル21上に置かれる転写紙の積載量によって転写紙の送りが不安定になり、給紙不良が生じ易いという問題がある。
【0007】
図5(a)及び図5(b)を参照されたい。即ち、支持パネル21上の転写紙1の積載量が少ない場合には、支持パネル21の傾斜角度が大きく(バネ28による付勢によってピン25は傾斜した長孔26の上方部位に位置している)、例えば図5(a)に示すように、最上端の転写紙1(給紙コロ30に接触している)の先端は、給紙コロ30と捌きコロ32とのニップ位置を指向している。一方、転写紙1の積載量が多い場合には、支持パネル21は長孔26に沿って降下するため、その傾斜角は小さくなり、この結果、図5(b)に示されるように、その最上端の転写紙1(給紙コロ30に接触している)の先端は、図5(a)で示されている位置とはかなりずれてしまっている。
【0008】
従って、転写紙1の厚みが普通紙のように薄い場合には、その先端部は給紙コロ30の回転に追随するように撓むため、図5(a)の状態でも図5(b)の状態でも給紙することができるが、光沢紙などの厚紙やハガキなどでは、腰が強く、たわみ難く、その先端がそのまま直進して送り出されるため、その先端の指向位置の変化によって給紙が不安定となり、給紙不良を生じやすくなってしまう。
【0009】
従って、本発明の目的は、積載量にかかわらず、光沢紙やハガキ等の特殊紙の給紙を安定して行うことが可能な給紙トレイを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、転写紙支持用パネルと、該パネルの両側端を保持する一対の側壁パネルとからなり、画像形成工程に転写紙を搬送するための給紙コロの下方に配置される給紙トレイにおいて、
前記転写紙支持用パネルは、前記側壁パネルに昇降動可能に保持されているリフトパネルと、該リフトパネルの後端側に回動自在に連結され且つスライド可能に前記側壁パネルに支持されたアームパネルとからなり、
前記リフトパネルは、該パネル上に積載された転写紙束が前記給紙コロに圧接するように、常時、上方に弾性付勢されていることを特徴とする給紙トレイが提供される。
【0011】
本発明においては、転写紙支持用パネルが、昇降動に可能に側壁パネルに支持されたリフトパネルと、該リフトパネルに回動自在に連結され且つ側壁パネルにスライド可能に支持されたアームパネルとから構成されていることが重要な特徴であり、これにより、積載量にかかわらず、光沢紙やハガキ等の特殊紙の給紙を安定して行うことが可能となるものである。
【0012】
【発明の実施形態】
本発明の給紙トレイの側断面図を給紙コロ及び積載された転写紙と共に示す図1及び図2、並びに該給紙トレイの平面図を示す図3において、この給紙トレイは、一対の側壁パネル2、2と、その間に設けられている転写紙支持用パネル5とを備えており、前述した先行技術の給紙トレイと同様、捌きコロ32が圧接されている給紙コロ30の下側に配置される。即ち、転写紙支持用パネル5の上には転写紙1の束が積載され、上端の転写紙1が給紙コロ30により送り出され、捌きコロ32によって順次一枚ずつ給紙されるようになっている。尚、図1は、転写紙支持用パネル5上に積載された転写紙1の枚数が少ない場合を示し、図2は、転写紙1が満載された状態を示している。
【0013】
本発明において、転写紙支持用パネル5は、先端側に位置するリフトパネル8と、後端側に位置するアームパネル10とから構成されている。
【0014】
側壁パネル2の先端部側2aには、傾斜して延びている傾斜孔12が形成されており、また、上記のリフトパネル8の先端部分の両側にピン8aが設けられ、このピン8aが傾斜孔12に挿入されている。即ち、ピン8aは傾斜孔12に沿ってスライド可能となっており、従って、リフトパネル8は、傾斜孔12に沿って昇降動可能となっている。また、このリフトパネル8は、図示されていない底壁に固定されているバネ14によって、常時、上方に付勢されている。
【0015】
また、アームパネル10は、リフトパネル8の後端側に回動自在にヒンジ連結されている(支点となるヒンジピンを15で示した)。さらに、側壁パネル2の後端側2bには、水平方向に延びている水平孔16が形成されており、アームパネル10の両側端部には、ピン10aが設けられている。即ち、ピン10aは、水平孔16に挿入され、水平孔16に沿ってスライド可能となっている。従って、アームパネル10は、水平孔16に沿って水平方向にスライド可能となっている。
【0016】
尚、側壁パネル2の先端部側2aには、その間にガイド18が設けられており、転写紙支持用パネル5上に積載された転写紙1の束の先端部分がガイド18によって揃えられるようになっている。
【0017】
本発明において、例えば転写紙1が転写紙支持用パネル5上に満載されている場合には、図2に示されているように、転写紙支持用パネル5を構成するリフトパネル8とアームパネル10とは、積載された転写紙1の重量によって実質上水平状態に保持され、転写紙1の枚数が少なくなるにつれ、リフトパネル8がバネ14による付勢によって上昇し、それにつれて、アームパネル10の先端部分も上昇し、その後端部側は、水平孔16に沿って先端部側にスライドし、図1に示されたような状態となる。即ち、図1から理解されるように、転写紙1の積載枚数が少なくなるにつれ、アームパネル10は傾斜するが、リフトパネル8は、満載状態のときの水平状態をほぼ維持しながら上昇する。従って、積載された転写紙1の束の上端(給紙コロ30と接触している転写紙)は、その先端の指向方向(図1及び図2においてXで示す)は、満載された状態(図2参照)でも、積載枚数が少ない場合(図1参照)でもほとんど変わらない。
【0018】
かくして本発明においては、転写紙1の束の上端における先端の指向方向Xが常に安定しており、光沢紙等の厚紙やハガキなどのように、先端がたわみ難いような特殊紙を積載して画像形成する場合にも、給紙不良を生じることがなく、安定して給紙を行うことが可能となる。
【0019】
尚、本発明において、傾斜孔12の長さや傾斜角は、最大限に積載する転写紙の枚数などに応じて適宜設定することができ、例えば、傾斜孔12の長さが短いほど、積載可能な転写紙1の枚数は少なくなり、傾斜孔12の傾斜角θが直角に近いほど傾斜孔12の長さは短くなり、例えばこの傾斜角θを直角とすることも可能である。
【0020】
また、水平孔16は、リフトパネル8の昇降動に応じて、アームパネル10がスライドし得るように形成されている限りにおいて、その長さ等は制限されるものではなく、また、必要により、水平孔16が傾斜していてもよい。この給紙トレイを斜めに画像形成装置に取り付ける場合などは、水平孔16は、実質的には、水平線に対して傾斜するように形成されていてもよい。
【0021】
さらに上述した例では、リフトパネル8はバネ14によって上方に付勢されているが、このようなバネ14の代わりにカムを使用することも勿論可能である。
【0022】
【発明の効果】
本発明の給紙トレイでは、給紙コロに当接して給紙される転写紙の指向方向を、積載される転写紙の枚数にかかわらず、常に一定に設定することができるため、光沢紙などの厚紙やハガキなどに画像形成する場合でも、給紙不良の発生を有効に抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙トレイの側断面図を給紙コロ及び積載された転写紙と共に示す図であり、転写紙の積載枚数が少ない状態を示す。
【図2】本発明の給紙トレイの側断面図を給紙コロ及び積載された転写紙と共に示す図であり、転写紙が満載された状態を示す。
【図3】図1及び図2の給紙トレイの平面図。
【図4】従来公知の給紙トレイの側断面図を給紙コロ及び積載された転写紙と共に示す図であり、転写紙の積載枚数が少ない状態を示す。
【図5】従来公知の給紙トレイにおける転写紙の積載枚数による転写紙の指向方向の変化を説明するための図。
【符号の説明】
1:転写紙
2:側壁パネル
5:転写紙支持用パネル
8:リフトパネル
10:アームパネル
30:給紙コロ
32:捌きコロ
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置において使用される給紙トレイに関するものであり、より詳細には、画像形成工程に転写紙を搬送するための給紙コロの下方に配置される給紙トレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような画像形成装置においては、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を転写紙に転写し、転写されたトナー像を、熱や圧力によって転写紙表面に定着することにより画像形成が行われる。このような画像形成装置において、通常の普通紙は、サイズ毎に給紙カセットに収容され、この給紙カセットを画像形成装置内の所定部分に装着して画像形成工程に搬送される。一方、ハガキ、光沢紙などの特殊紙は、上記のような給紙カセットとは別個に、所定の給紙コロの下方に設けられた給紙トレイ上から該給紙コロによって画像形成工程に搬送されるようになっている(例えば特許文献1、2、3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−180832号公報。
【特許文献2】
特開平6−115744号公報。
【特許文献3】
特開2001−213534号公報。
【0004】
ところで、上記特許文献1〜3に記載されているような従来公知の特殊紙用給紙トレイは、概説すると、図4に示すような構造を有している。即ち、この給紙トレイは、一対の側壁パネル20(図4では、一方の側壁パネルのみが示されている)と、その間に設けられている転写紙支持パネル21(以下、単に支持パネルと呼ぶ)とからなっている。この支持パネル21の後端側には、両側端にピン22が設けられており、側壁パネル20の後端側に設けられ且つ水平方向に延びている長孔23に該ピン22が挿入され、これにより、支持パネル21は長孔23に沿ってスライド可能に保持されている。また、支持パネル21の先端側には、両側端にピン25が設けられており、側壁パネル20の先端側に設けられて且つ傾斜して延びている長孔26に該ピン25が挿入され、これにより、支持パネル21の先端側は長孔26に沿って昇降動可能に保持されている。さらに、支持パネル21の先端側は、バネ28によって、常時、上方に付勢されている。このような給紙トレイは、画像形成装置の給紙コロ30の下方に配置され、給紙コロには、捌きコロ32が圧接されている。
【0005】
即ち、上記の給紙トレイにおいては、支持パネル21上に置かれた転写紙1は、バネ28により支持パネル21が上方に付勢されているため、給紙コロ30に圧接され、給紙コロ30を回転させることにより、捌きコロ32を介して1枚ごとに画像形成工程に給紙されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来公知の特殊紙用給紙トレイでは、支持パネル21上に置かれる転写紙の積載量によって転写紙の送りが不安定になり、給紙不良が生じ易いという問題がある。
【0007】
図5(a)及び図5(b)を参照されたい。即ち、支持パネル21上の転写紙1の積載量が少ない場合には、支持パネル21の傾斜角度が大きく(バネ28による付勢によってピン25は傾斜した長孔26の上方部位に位置している)、例えば図5(a)に示すように、最上端の転写紙1(給紙コロ30に接触している)の先端は、給紙コロ30と捌きコロ32とのニップ位置を指向している。一方、転写紙1の積載量が多い場合には、支持パネル21は長孔26に沿って降下するため、その傾斜角は小さくなり、この結果、図5(b)に示されるように、その最上端の転写紙1(給紙コロ30に接触している)の先端は、図5(a)で示されている位置とはかなりずれてしまっている。
【0008】
従って、転写紙1の厚みが普通紙のように薄い場合には、その先端部は給紙コロ30の回転に追随するように撓むため、図5(a)の状態でも図5(b)の状態でも給紙することができるが、光沢紙などの厚紙やハガキなどでは、腰が強く、たわみ難く、その先端がそのまま直進して送り出されるため、その先端の指向位置の変化によって給紙が不安定となり、給紙不良を生じやすくなってしまう。
【0009】
従って、本発明の目的は、積載量にかかわらず、光沢紙やハガキ等の特殊紙の給紙を安定して行うことが可能な給紙トレイを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、転写紙支持用パネルと、該パネルの両側端を保持する一対の側壁パネルとからなり、画像形成工程に転写紙を搬送するための給紙コロの下方に配置される給紙トレイにおいて、
前記転写紙支持用パネルは、前記側壁パネルに昇降動可能に保持されているリフトパネルと、該リフトパネルの後端側に回動自在に連結され且つスライド可能に前記側壁パネルに支持されたアームパネルとからなり、
前記リフトパネルは、該パネル上に積載された転写紙束が前記給紙コロに圧接するように、常時、上方に弾性付勢されていることを特徴とする給紙トレイが提供される。
【0011】
本発明においては、転写紙支持用パネルが、昇降動に可能に側壁パネルに支持されたリフトパネルと、該リフトパネルに回動自在に連結され且つ側壁パネルにスライド可能に支持されたアームパネルとから構成されていることが重要な特徴であり、これにより、積載量にかかわらず、光沢紙やハガキ等の特殊紙の給紙を安定して行うことが可能となるものである。
【0012】
【発明の実施形態】
本発明の給紙トレイの側断面図を給紙コロ及び積載された転写紙と共に示す図1及び図2、並びに該給紙トレイの平面図を示す図3において、この給紙トレイは、一対の側壁パネル2、2と、その間に設けられている転写紙支持用パネル5とを備えており、前述した先行技術の給紙トレイと同様、捌きコロ32が圧接されている給紙コロ30の下側に配置される。即ち、転写紙支持用パネル5の上には転写紙1の束が積載され、上端の転写紙1が給紙コロ30により送り出され、捌きコロ32によって順次一枚ずつ給紙されるようになっている。尚、図1は、転写紙支持用パネル5上に積載された転写紙1の枚数が少ない場合を示し、図2は、転写紙1が満載された状態を示している。
【0013】
本発明において、転写紙支持用パネル5は、先端側に位置するリフトパネル8と、後端側に位置するアームパネル10とから構成されている。
【0014】
側壁パネル2の先端部側2aには、傾斜して延びている傾斜孔12が形成されており、また、上記のリフトパネル8の先端部分の両側にピン8aが設けられ、このピン8aが傾斜孔12に挿入されている。即ち、ピン8aは傾斜孔12に沿ってスライド可能となっており、従って、リフトパネル8は、傾斜孔12に沿って昇降動可能となっている。また、このリフトパネル8は、図示されていない底壁に固定されているバネ14によって、常時、上方に付勢されている。
【0015】
また、アームパネル10は、リフトパネル8の後端側に回動自在にヒンジ連結されている(支点となるヒンジピンを15で示した)。さらに、側壁パネル2の後端側2bには、水平方向に延びている水平孔16が形成されており、アームパネル10の両側端部には、ピン10aが設けられている。即ち、ピン10aは、水平孔16に挿入され、水平孔16に沿ってスライド可能となっている。従って、アームパネル10は、水平孔16に沿って水平方向にスライド可能となっている。
【0016】
尚、側壁パネル2の先端部側2aには、その間にガイド18が設けられており、転写紙支持用パネル5上に積載された転写紙1の束の先端部分がガイド18によって揃えられるようになっている。
【0017】
本発明において、例えば転写紙1が転写紙支持用パネル5上に満載されている場合には、図2に示されているように、転写紙支持用パネル5を構成するリフトパネル8とアームパネル10とは、積載された転写紙1の重量によって実質上水平状態に保持され、転写紙1の枚数が少なくなるにつれ、リフトパネル8がバネ14による付勢によって上昇し、それにつれて、アームパネル10の先端部分も上昇し、その後端部側は、水平孔16に沿って先端部側にスライドし、図1に示されたような状態となる。即ち、図1から理解されるように、転写紙1の積載枚数が少なくなるにつれ、アームパネル10は傾斜するが、リフトパネル8は、満載状態のときの水平状態をほぼ維持しながら上昇する。従って、積載された転写紙1の束の上端(給紙コロ30と接触している転写紙)は、その先端の指向方向(図1及び図2においてXで示す)は、満載された状態(図2参照)でも、積載枚数が少ない場合(図1参照)でもほとんど変わらない。
【0018】
かくして本発明においては、転写紙1の束の上端における先端の指向方向Xが常に安定しており、光沢紙等の厚紙やハガキなどのように、先端がたわみ難いような特殊紙を積載して画像形成する場合にも、給紙不良を生じることがなく、安定して給紙を行うことが可能となる。
【0019】
尚、本発明において、傾斜孔12の長さや傾斜角は、最大限に積載する転写紙の枚数などに応じて適宜設定することができ、例えば、傾斜孔12の長さが短いほど、積載可能な転写紙1の枚数は少なくなり、傾斜孔12の傾斜角θが直角に近いほど傾斜孔12の長さは短くなり、例えばこの傾斜角θを直角とすることも可能である。
【0020】
また、水平孔16は、リフトパネル8の昇降動に応じて、アームパネル10がスライドし得るように形成されている限りにおいて、その長さ等は制限されるものではなく、また、必要により、水平孔16が傾斜していてもよい。この給紙トレイを斜めに画像形成装置に取り付ける場合などは、水平孔16は、実質的には、水平線に対して傾斜するように形成されていてもよい。
【0021】
さらに上述した例では、リフトパネル8はバネ14によって上方に付勢されているが、このようなバネ14の代わりにカムを使用することも勿論可能である。
【0022】
【発明の効果】
本発明の給紙トレイでは、給紙コロに当接して給紙される転写紙の指向方向を、積載される転写紙の枚数にかかわらず、常に一定に設定することができるため、光沢紙などの厚紙やハガキなどに画像形成する場合でも、給紙不良の発生を有効に抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙トレイの側断面図を給紙コロ及び積載された転写紙と共に示す図であり、転写紙の積載枚数が少ない状態を示す。
【図2】本発明の給紙トレイの側断面図を給紙コロ及び積載された転写紙と共に示す図であり、転写紙が満載された状態を示す。
【図3】図1及び図2の給紙トレイの平面図。
【図4】従来公知の給紙トレイの側断面図を給紙コロ及び積載された転写紙と共に示す図であり、転写紙の積載枚数が少ない状態を示す。
【図5】従来公知の給紙トレイにおける転写紙の積載枚数による転写紙の指向方向の変化を説明するための図。
【符号の説明】
1:転写紙
2:側壁パネル
5:転写紙支持用パネル
8:リフトパネル
10:アームパネル
30:給紙コロ
32:捌きコロ
Claims (1)
- 転写紙支持用パネルと、該パネルの両側端を保持する一対の側壁パネルとからなり、画像形成工程に転写紙を搬送するための給紙コロの下方に配置される給紙トレイにおいて、
前記転写紙支持用パネルは、前記側壁パネルに昇降動可能に保持されているリフトパネルと、該リフトパネルの後端側に回動自在に連結され且つスライド可能に前記側壁パネルに支持されたアームパネルとからなり、
前記リフトパネルは、該パネル上に積載された転写紙束が前記給紙コロに圧接するように、常時、上方に弾性付勢されていることを特徴とする給紙トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003178242A JP2005015079A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 給紙トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003178242A JP2005015079A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 給紙トレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005015079A true JP2005015079A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34179933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003178242A Withdrawn JP2005015079A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 給紙トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005015079A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007176670A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Seiko Epson Corp | 被記録材の給送突入角の安定化装置、記録装置及び液体噴射装置 |
US8293355B2 (en) | 2007-12-03 | 2012-10-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Glossy paper |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003178242A patent/JP2005015079A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007176670A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Seiko Epson Corp | 被記録材の給送突入角の安定化装置、記録装置及び液体噴射装置 |
JP4640609B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-03-02 | セイコーエプソン株式会社 | 被記録材の給送突入角の安定化装置、記録装置 |
US8293355B2 (en) | 2007-12-03 | 2012-10-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Glossy paper |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5826209B2 (ja) | シート給送装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2018203529A (ja) | 積載装置、給送装置、画像形成装置および画像形成システム | |
JP2008133103A (ja) | 媒体給送装置及び画像読取装置及び複合機 | |
JP6033346B2 (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JP6447170B2 (ja) | 給紙装置及び画像形成システム | |
JP6265141B2 (ja) | 給紙装置及び画像形成システム | |
JP5993405B2 (ja) | 給紙カセット、シート給送装置および画像形成装置 | |
JP2005015079A (ja) | 給紙トレイ | |
CN110963324B (zh) | 图像形成装置 | |
JP4315031B2 (ja) | 給紙カセット | |
JP5865863B2 (ja) | シート給送装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP4840977B2 (ja) | シート給送装置、並びにこれを備えた画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP6590053B1 (ja) | 原稿支持装置、スキャナ装置及びスキャン方法 | |
JP2005219909A (ja) | シート積載装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JPH0986675A (ja) | 画像形成装置の給紙トレイ | |
JP2020117388A (ja) | 給紙装置およびプリンタ | |
JP2019131316A (ja) | 給紙装置 | |
JP4667191B2 (ja) | 用紙排出機構及び画像形成装置 | |
JP3932194B2 (ja) | シート給送装置 | |
JP2019099322A (ja) | シート材給送装置及び画像形成装置 | |
JP2006044830A (ja) | 給紙装置 | |
JP2005219891A (ja) | 用紙供給装置および画像形成装置 | |
JP2007308253A (ja) | 給紙装置 | |
JP2019031391A (ja) | シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム | |
JP2006021901A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |