JP2005014564A - プリンタ - Google Patents

プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2005014564A
JP2005014564A JP2003186429A JP2003186429A JP2005014564A JP 2005014564 A JP2005014564 A JP 2005014564A JP 2003186429 A JP2003186429 A JP 2003186429A JP 2003186429 A JP2003186429 A JP 2003186429A JP 2005014564 A JP2005014564 A JP 2005014564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead screw
line head
recording medium
scanning direction
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003186429A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichiro Kimura
壮一郎 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2003186429A priority Critical patent/JP2005014564A/ja
Publication of JP2005014564A publication Critical patent/JP2005014564A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

【課題】ラインヘッドの副走査方向への移動を安定して行なわせることができるラインヘッド駆動部を備えたプリンタを提供すること。
【解決手段】リードスクリュー161aにヘッドキー161を弾性的に押接する。このヘッドキー161側に第2のガイドシャフト1612aを設ける。このヘッドキー161近傍に設けられた第2のシャフト1612aにより、ヘッドキー161の脈動を防止する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体が装填される媒体装填室を有し、その媒体装填室に装填された記録媒体に画像データに応じた画像を記録し、画像が記録された記録媒体を外部に送り出すプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像データに基づいて被写体像を記録媒体上に記録するプリンタがある。このようなプリンタには、ラインヘッドが配備され、このラインヘッドをラインヘッドの主走査方向と交わる副走査方向に移動させることによって記録媒体に記録が行なわれる。このようなラインヘッドの主走査方向の各位置での露光量の差が生じると、濃度にむらがでるので、これを抑制する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、このラインヘッドを副走査方向に移動させる機構として代表的なものにリードスクリューを用いたものがある。このリードスクリューを用いて副走査方向にラインヘッドを移動させる場合には、ラインヘッドを挟んでリードスクリューとは反対の側にガイドシャフトや案内レールを設けることが多い。このようにするとラインヘッドの上下方向の姿勢が一定に保たれるが、ラインヘッド自体がリードスクリューを中心にフリコ運動をするため、画像全体に濃度むらが発生する。ガイドシャフト側の規制を強くすれば、このフリコ運動は軽減されるが、摺動抵抗が大きくなり、ついには動かなくなる可能性が高い。
【0004】
ところでラインヘッドのキャリッジにバネが固着され、そのバネによってリードスクリューと弾性的に係合させることによって寸法精度を緩和させ、応答の良い駆動力伝達部を構成したものが発案されている(例えば特許文献2参照)。この特許文献2のものでは、リードスクリューとラインヘッドを弾性的に係合させ、さらに超音波モータを利用してキャリッジの停止位置の精度を向上させている。
【0005】
しかし、リードスクリューに係合されるラインヘッド側のヘッドキーの先端形状により、下記のことが懸念される。
【0006】
ヘッドキーの形状がリードスクリューの溝より小さい場合(特許文献2に記載ものの場合)、ヘッドキーはリードスクリューの溝に緩く螺合されるためバックラッシを大きく有することとなり、ラインヘッド移動中に、外的に負荷が加えられるとヘッドキーがリードスクリューの溝から逃げることによりラインヘッドに変動が生ずる。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−280527号公報
【特許文献2】
特開平11−242861号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑み、ラインヘッドの副走査方向への移動を安定して行なわせることができるラインヘッド駆動部を備えたプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のプリンタは、記録媒体が装填される媒体装填室を有し、その媒体装填室に装填された記録媒体に画像データに応じた画像を記録し、画像が記録された記録媒体を外部に送り出すプリンタにおいて、
上記媒体装填室に装填されたき記録媒体上に向き合う位置に配備されて所定の主走査方向に延び、その主走査方向に交わる副走査方向への駆動を受けながら記録媒体に画像データに応じた画像を記録するラインヘッドと、
上記ラインヘッドを副走査方向に駆動させるラインヘッド駆動装置とを具備し、
上記ラインヘッド駆動装置が、
上記ラインヘッドの一端側に配備された副走査方向に延びるリードスクリューと、
上記リードスクリューを回転させるモータと、
上記ラインヘッドの、上記リードスクリューが配設された側の端部に固定され、前記リードスクリューに弾性的に押接してそのリードスクリューの駆動力を該ラインヘッドに伝送するヘッドキーと、
上記ラインヘッドを間に挟んだ、上記リードスクリューとは反対側に配設されて上記副走査方向に延び、上記リードスクリューによる駆動を受けて移動するラインヘッドを案内する第1のガイドシャフトと、
上記ラインヘッドに対し、上記リードスクリューが配設された側と同一の側に配設され、そのリードスクリューに駆動を受けて移動するラインヘッドを案内する第2のガイドシャフトとを備えたものであることを特徴とする。
【0010】
本発明のプリンタによれば、回転運動(フリコ運動)をしようとする上記ラインヘッドに対し、回転中心に近いとことろにその回転を抑制する上記第2のガイドシャフトを追加することにより上記ラインヘッドと上記リードスクリューとの間の摺動抵抗を小さく、またフリコ運動によるそのラインヘッドの変動を抑制することができる。そうすると、副走査方向に上記ラインヘッドが安定して移動し、副走査方向での濃度むらが生じない。
【0011】
ここで、上記媒体装填室に装填された記録媒体に対し、上記リードスクリューと上記第1のガイドシャフトは、相互にほぼ同一の高さでその記録媒体に近い位置に配設されるとともに、上記第2のガイドシャフトは上記第1のガイドシャフトと相互に異なる高さ位置に配設され上記リードスクリューに対し記録媒体より離れて配設されたものであることが好ましい。
【0012】
このように上記リードスクリューと相互にほぼ同一の高さで上記記録媒体に近い位置に、かつそのリードスクリューとは反対の側に配設された第1のガイドシャフトによってラインヘッドが水平に副走査方向に安定して案内され、さらにその第1のガイドシャフトとは相互に異なる高さで上記リードスクリューに対し上記記録媒体から離れた位置に配設された第2のガイドシャフトによってラインヘッドの回転方向の変動(フリコ運動)が抑制される。このように、上記リードスクリューを記録媒体に近い位置に配設すると、筐体の高さ方向に対し、その記録媒体とは反対の側、つまり記録媒体の搬出を妨害することのない位置に上記モータを配設することができる。その結果、プリンタの高さ方向の小型化を図れる。
【0013】
さらに上記ヘッドキーは、上記リードスクリューに対する樹脂製のネジ部と、そのネジ部に一体的に形成されたそのネジ部を支えるとともにそのネジ部を弾性的に上記リードスクリューに押接する金属製の板バネとを備えたものであることが好ましく、上記ネジ部は、上記リードスクリューとの螺合部がリードスクリューの溝の両面に接触する形状のものであることが望ましい。
【0014】
このようにリードスクリューに螺合するネジ部を樹脂製にすることで上記螺合部の摺動抵抗が小さくなる。さらにネジ部をリードスクリューの溝の両面に接触させることにより外的に負荷が加えられてもネジ部がリードスクリューの溝から逃げることがなくなり、外的な負荷に対して強くなる。
【0015】
上記ヘッド装置は、ラインヘッドを持つものであればどのようなプリンタにも適用可能であり、インスタントフィルムが媒体装填室に装填されるプリンタにも適用される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
【0017】
図1は本発明の実施形態であるプリンタを、斜め前方から見た斜視図である。
【0018】
本実施形態のプリンタの構成を、図1を参照して説明する。
【0019】
このプリンタ1は可搬型であって携帯電話とこのプリンタ双方を手に持って画像の記録を行なうことが可能な程度の小型かつ軽量の構造を有するものである。このプリンタ1の筐体1a内にインスタントフィルムパックが装填され、そのインスタントフィルムパック内の、積層された多数のインスタントフィルムシート一枚一枚に画像の記録が行なわれる。
【0020】
プリンタ1の筐体1aの上面には、このプリンタ1の電源の投入および遮断を指示する電源スイッチ(以下電源SWという)11やプリントスイッチ(以下プリントSWという)12やプリントデータ補正スイッチ(以下プリントデータ補正SWという)13が設けられている。また、中央には、LCDパネル14が設けられており、このLCDパネル14上にインスタンフィルムシートの残り枚数やプリントデータ補正SW13の内容が表示される。また、前述した赤外線通信により送信されてきた画像データを受信する受光素子15が携帯電話をこのプリンタに対向させ易い位置、ここでは筐体1aの端部に配備されている。なお、この図1には図示してはいないが、このプリンタ1はUSBポートも持っている。
【0021】
プリントSW12は、記録媒体への画像の記録が終了した後、その記録が終了した画像と同じ画像を再記録する場合に操作されるものである。また、プリントデータ補正SW13は、記録媒体に記録される画像の濃淡(Dark or Light)を調節するためのスイッチであり、このプリントデータ補正SW13がDARK側に切り換えられるとその画像データに基づく画像の全体のトーンがやや暗くなった画像がインスタントフィルムシート上に記録され、LIGHT側に切り換えられると全体のトーンがやや明るくなった画像がインスタントフィルムシート上に記録される。このプリントデータ補正SW13が操作された後、ユーザによってプリントSW12が操作されると、同じ構図の写真でありながら異なった趣の写真が得られる。
【0022】
図2は後述するラインヘッドによってそのインスタントフィルムシート上に潜像の記録が行なわれた後、そのインスタンフィルム1001上の潜像が顕像化されながら、このプリンタの排出口からインスタントフィルム1001が排出されているときの状態を示す図である。
【0023】
このプリンタでは、赤外線通信、またはUSB通信により外部から送信されてきた画像データをこのプリンタにより取得したら、その取得した画像データに基づく潜像の記録が露光によりインスタントフィルム上に行なわれ、図2に示すようにその潜像が記録されたインスタントフィルム1001が顕像化されながら、プリンタ1外部へ排出される。その後プリントSW12が操作されたときにも、その画像と同じ画像の再記録が別のインスタントフィルム上に行なわれ、図2に示すようにインスタントフィルム1001が排出される。
【0024】
図3は、このプリンタ1の下面を斜め上方から見た斜視図である。
【0025】
このプリンタ1の下面側にはフィルムパック100を装填するためのフィルムドア101aが設けられており、このフィルムドア101aが開けられ、フィルムパック100がフィルム装填室100aに装填される。このフィルム装填室が本発明にいう媒体装填室に当たる。
【0026】
また、このプリンタ1の電源となる電池10が装填される電池装填室10aもそのフィルム装填室100aの隣にある。この電池装填室10aにもドアが設けられており、そのドアが開けられ、電池1bが装填される。
【0027】
フィルムドアの内側101aにはバネ部材1011a,1012aが2つ設けられており、これらのバネ部材1011a,1012aによってフィルムパック100内に積層されたインスタントフィルムシートがプリンタ1上面側に押されるようになっている。このような構成によってそのインスタントフィルムパック100内のインスタントフィルムシートのうち、プリンタの一番上面側にあるインスタントフィルムシート1001が排出口11aに近い位置にまで押し上げられ、その位置に押し上げられたインスタントフィルムシート上に焦点のあった光点が露光により多数記録される。
【0028】
このようなプリンタ1の内部構成を説明する。
【0029】
図4は、このプリンタ1の上面側のカバーを外してプリンタ内部を見た図である。
【0030】
図4に示すように、媒体装填室に装填されたき記録媒体上に向き合う位置に配備されて所定の主走査方向に延び、その主走査方向に交わる副走査方向への駆動を受けながら記録媒体に画像データに応じた画像を記録するラインヘッドと、そのラインヘッドを副走査方向に駆動させるラインヘッド駆動装置とが配備されている。
【0031】
このヘッド駆動装置により駆動されるラインヘッド16にはフラットケーブル170が接続されており、このフラットケーブル170を介して後述する印刷制御部から画像データに応じた制御信号が供給される。この制御信号はラインヘッド16内の後述する液晶シャッタアレイの各シャッタのシャッタスピードを制御するものである。この各液晶シャッタのシャッタスピードが画像データに応じて制御され、RGBそれぞれに対応する光がインスタントフィルム上に照射され、インスタントフィルムの幅方向に480個の光点(ドット)からなる潜像が記録される。以降の説明においてはこの幅方向つまり一次元的に各シャッタが配列されている方向を、主走査方向という。したがってこの各シャッタが主走査方向に電子的に走査されて1ライン分の480の光点がインスタントフィルムシート1001上に記録される。このラインヘッド16の電子走査によってインスタントフィルム1001の主走査方向に480ドットからなる光点が記録されたら、後述する印刷制御部からの制御信号に基づいて、モータ162aが駆動されてリードスクリュー161aが所定の角度回転して、今度はその主走査方向と交わる方向にラインヘッド16によって480ドットずつ光点が順次記録されていく。以降の説明ではこの主走査方向と交わる方向を副走査方向という。この副走査方向には、ラインヘッドの1回の主走査で記録される光点480ドット分を1ラインとしてヘッド駆動装置によりラインヘッドが副走査方向に駆動され、640ラインの光点がインスタンフィルム全体に渡って記録される。
【0032】
この光点の集まりによって画像を表わす潜像が記録されたら、展開ローラ17によりインスタントフィルムシート1001を挟み込んでインスタントフィルム内の現像剤をインスタントフィルムシート1001全体に展開させ、潜像を顕像化させプリンタ外部へと送り出す。このインスタントフィルムシート1001は自己現像処理型感光材料であり、インスタントフィルム1001が展開ローラ17で挟み込まれるとインスタントフィルム内に充填されていた現像剤がインスタントフィルムシート全体に均一に展開され、フィルムシート上の潜像が顕像化されるものである。このようにヘッドキーと、そのヘッドキーに螺合するリードスクリューとを備えるヘッド駆動装置によってラインヘッドが副走査方向に駆動され、インスタントフィルム上に潜像が記録される。
【0033】
ここでラインヘッド16の構成を、図5を参照して説明しておく。
【0034】
図5はラインヘッドの構成を示す模式図である。
【0035】
この図5には導光板164の端部に配設された発光素子163R,163G,163Bの配列順序と、インスタントフィルム上に光点となって照射されるR、G、Bの光の進行方向が矢印によって模式的に示されている。
【0036】
図5に示すように、このラインヘッド16は光の3原色であるR,G,Bそれぞれの発光素子163R,163G,163Bと、導光板164と、前述した液晶シャッタアレイ165と、レンズ166とからなる。
【0037】
ここでは発光素子アレイを用いずに、発光素子それぞれから発光された光を導光板により線状の光に変換して、インスタントフィルムに照射させている。この線状の光を480のシャッタを持つ液晶シャッタアレイによりインスタントフィルム上の記録密度に対応する複数の光束に分解して、セルフォックレンズによって各光を光点としてインスタントフィルム上にそれぞれ収束させている。この導光板内の光の伝送特性については、補正テーブルを設けて補正し、主走査方向に濃度のむらがでないようにしている。
【0038】
図5の模式図を参照して、インスタントフィルムへの光の照射がどのように行なわれるかを説明する。
【0039】
図5に示すように、3原色の発光素子163R,163G,163Bそれぞれが導光板164の端部に配設されており、それらの発光素子で発光された光がその導光板164によってインスタントフィルム1001側に導かれる。
【0040】
この導光板164によって線状光となった光がインスタントフィルムシート1001側に導かれ、インスタントフィルムシート1001上に照射される。この照射された光は液晶シャッタアレイ165の各シャッタを通って480の光束に分解され、その先にあるセルフォックレンズ(登録商標)166を通ってインスタンフィルム1001まで達する。このように液晶シャッタアレイ165の各シャッタによって光量が調節された光束が、セルフォックレンズによってインスタントフィルム上に収束されて焦点のあった光点がインスタントフィルム上に多数記録される。ここでは480素子の液晶シャッタアレイを用いて画像データに応じて各シャッタのシャッタスピードを制御することで画像データに応じた階調を持つ480の光点がインスタントフィルム上に記録される。これが副走査方向にも640ライン分記録され、480×640(VGAサイズ)の光点がインスタントフィルム上に潜像として記録される。この潜像は、R,G,Bの3色の光をレンズ166によって同一の光点に記録させたカラー画像を表わす潜像である。
【0041】
ここでこのラインヘッドを駆動するヘッド駆動装置の構成を図4から抜き出して詳細に説明する。
【0042】
図6は図4のヘッド駆動装置の構成を抜き出して示した図である。
【0043】
図6に示すようにこのラインヘッド駆動装置は、ラインヘッド16の一端側に配備された副走査方向に延びるリードスクリュー161aと、そのリードスクリュー161aを回転させるモータ162aと、そのラインヘッド16の、リードスクリュー161aが配設された側の端部に固定され、リードスクリュー161aに弾性的に押接してそのリードスクリュー161aの駆動力をラインヘッド16に伝送するヘッドキー161と、ラインヘッド16を間に挟んだ、リードスクリュー161aとは反対側に配設されて副走査方向に延び、リードスクリュー161aによる駆動を受けて移動するラインヘッド16を案内する第1のガイドシャフト1611aと、そのラインヘッド16に対し、そのリードスクリュー161aが配設された側と同一の側に配設され、そのリードスクリュー161aの駆動を受けて移動するラインヘッド16を案内する第2のガイドシャフト1612aとを備えたものである。
【0044】
図6に示すように、第1のガイドシャフトに加え、第2のガイドシャフトが追加されている。
【0045】
図7はラインヘッド16と、第1のガイドシャフト1611a、第2のガイドシャフト1612aの係わりを示す図である。
【0046】
図7に示すように、リードスクリュー161aと第1のガイドシャフト1611aは、相互にほぼ同一の高さ位置に配設されるとともに、第1のガイドシャフト1611aと第2のガイドシャフト1612aは相互に異なる高さ位置に配設されている。この第2のガイドシャフト1612aに対し、リードスクリューは記録媒体(図7の下方に位置する)に近い位置に配設されている。また、図6に示すようにリードスクリュー161aに回転力を伝えるモータ162aは、その記録媒体側とは反対の側に配設されている。このようにしておくと、記録媒体の搬出経路外にモータを配設することができる。
【0047】
図8はヘッドキーとリードスクリューの係わりを示す図であり、図9はヘッドキーとリードスクリューだけを抜き出し示した図である。
【0048】
図9に示すように、ヘッドキー161がリードスクリュー161aに弾性的に押接して螺合されている。このヘッドキー161がリードスクリュー161aの回転を受けてリードスクリューの螺旋状の溝に沿って移動することにより、ヘッドキー161とともにラインヘッド16が図9の上方または下方に移動する。
【0049】
図9に示すように、このヘッドキー161は、リードスクリュー161aに対する樹脂製のネジ部1613と、そのネジ部1613に一体的に形成されたネジ部1613を支えるとともにそのネジ部1613を弾性的にそのリードスクリュー161aに押設する金属製の板バネ1614とを備えたものである。この板バネ1614には、2つの孔1614a,1614bが設けられており、これらの孔1614a,1614bにネジが挿通され、このヘッドキー161がラインヘッド16に固定される。図8には、2つ並んだ孔1614a,1614bにネジが螺入され、板バネ1614がラインヘッド16に固定された後の状態が示されている。
【0050】
また、その板バネ1614の先端部にあるネジ部1613は、リードスクリュー161aに螺合する樹脂製のネジ部1613であり、この樹脂製のネジ部1613がリードスクリュー161aに押接されている。その樹脂製のネジ部1613には並んで3つのネジ1613a〜1613cが切られており、この3つのネジ1613a〜1613cがリードスクリュー161aの溝に弾性的に螺合することによって、リードスクリュー161aの回転がラインヘッド16に伝送される。つまり、ヘッドキー161はリードスクリュー161aのネジに螺合しながら第1のガイドシャフト1611a、第2のガイドシャフト1612aによって案内されて副走査方向に安定して動く。
【0051】
図10は、ヘッドキーのネジ部とリードスクリューの螺合部の構成を示す図で、図11は、そのネジ部とリードスクリューの螺合部の断面を示す断面図である。
【0052】
図10、図11に示すようにヘッドキーの3つのネジ1613a〜1613cの形状は、リードスクリューの螺旋状の溝の両面1610a〜1610cに接触する形状になっている。このようにネジをリードスクリューの溝の両面1610a〜1610cに接触させておくと、外的に負荷が加えられても、ヘッドキーのネジ部1613がそのリードスクリューの螺旋状の溝から逃げるといったことがなくなる。また、ヘッドキー161を板バネ構造にすることによって弾性力を持たせ、さらにその弾性力によって押接されるネジの先端部側には空間部Aを持たせてあるので摺動抵抗は小さくなる。
【0053】
このように第1のガイドシャフト1612aのみだとラインヘッドがフリコ運動するのに対し、第2のガイドシャフトを入れることによりラインヘッドが安定して動く。また、ヘッドキーがリードスクリューの溝の両面に接触する構造であるため、リードスクリューの負荷変動があった場合にもラインヘッドを安定して送ることができる。
【0054】
このようなラインヘッド駆動装置によりラインヘッドが駆動され、潜像がインスタントフィルム上に記録され、展開モータにより現像剤を展開させながらその潜像が記録されたインスタントフィルムを排出させることで、濃度むらのない写真が得られる。
【0055】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のカメラによれば、ラインヘッドの副走査方向への移動を安定して行なわせることができるラインヘッド駆動部を備えたプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるプリンタを斜め上方から見た斜視図である。
【図2】プリンタ内部に装填されたインスタントフィルムがプリンタ外部に排出されるときの状態を示す図である。
【図3】本発明の実施形態であるプリンタの下面を斜め上方から見た斜視図である。
【図4】図1のプリンタの上面カバーを取り外し、前方斜め上方からそのプリンタ内部を見た図である。
【図5】図4に示したラインヘッドのヘッドキーの部分を示す図である。
【図6】図4に示した光学ヘッドの構成を示す模式図である。
【図7】ヘッド駆動装置の構成を示す図である。
【図8】ヘッドキーとリードスクリューの係わりの部分を示す図である。
【図9】ヘッドキーのネジ部とリードスクリューを抜き出し、示した図である。
【図10】ヘッドキーのネジ部とリードスクリューの螺合部の構成を示す拡大図である。
【図11】ヘッドキーのネジ部とリードスクリューの螺合部の断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
1a 筐体
10a 電池装填室
1b 電池
100a フィルム装填室
101a フィルムドア
1011a 1012a バネ部材
100 インスタントフィルムパック
1001 インスタントフィルムシート
10 各種スイッチ
11 電源SW
12 プリントSW
13 プリントデータ補正SW
14 LCDパネル
15 受光部
16 光学ヘッド
161 ヘッドキー
1613 ネジ部
1614 板バネ
161a リードスクリュー
1611a 第1のガイド棒
1612a 第2のガイド棒
162a ステッピングモータ
1621a ステッピングモータドライバ
163R 163G 163B 発光素子
164 導光板
165 液晶シャッタアレイ
166 セルフォックレンズ(登録商標)
17 展開モータ
17b 展開ローラ

Claims (4)

  1. 記録媒体が装填される媒体装填室を有し、該媒体装填室に装填された記録媒体に画像データに応じた画像を記録し、画像が記録された記録媒体を外部に送り出すプリンタにおいて、
    前記媒体装填室に装填された記録媒体上に向き合う位置に配備されて所定の主走査方向に延び、該主走査方向に交わる副走査方向への駆動を受けながら記録媒体に画像データに応じた画像を記録するラインヘッドと、
    前記ラインヘッドを副走査方向に駆動させるラインヘッド駆動装置とを具備し、
    前記ラインヘッド駆動装置が、
    前記ラインヘッドの一端側に配備された副走査方向に延びるリードスクリューと、
    前記リードスクリューを回転させるモータと、
    前記ラインヘッドの、前記リードスクリューが配設された側の端部に固定され、前記リードスクリューに弾性的に押接して該リードスクリューの駆動力を該ラインヘッドに伝送するヘッドキーと、
    前記ラインヘッドを間に挟んだ、前記リードスクリューとは反対側に配設されて前記副走査方向に延び、前記リードスクリューによる駆動を受けて移動するラインヘッドを案内する第1のガイドシャフトと、
    前記ラインヘッドに対し、前記リードスクリューが配設された側と同一の側に配設され、該リードスクリューによる駆動を受けて移動するラインヘッドを案内する第2のガイドシャフトとを備えたものであることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記媒体装填室に装填された記録媒体に対し、前記リードスクリューと前記第1のガイドシャフトは相互にほぼ同一の高さで該記録媒体に近い位置に配設されるとともに、前記第2のガイドシャフトは前記第1のガイドシャフトと相互に異なる高さ位置に配設され該リードスクリューに対し該記録媒体より離れて配設されたものであることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記ヘッドキーは、前記リードスクリューに対する樹脂製のネジ部と、該ネジ部に一体的に形成された該ネジ部を支えるとともに該ネジ部を弾性的に該リードスクリューに押接する金属製の板バネとを備えたものであることを特徴とし、
    前記ネジ部は、前記リードスクリューとの螺合部がリードスクリューの溝の両面に接触する形状のものであることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  4. 前記媒体装填室に装填された記録媒体は、インスタントフィルムであることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
JP2003186429A 2003-06-30 2003-06-30 プリンタ Withdrawn JP2005014564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003186429A JP2005014564A (ja) 2003-06-30 2003-06-30 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003186429A JP2005014564A (ja) 2003-06-30 2003-06-30 プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005014564A true JP2005014564A (ja) 2005-01-20

Family

ID=34185557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003186429A Withdrawn JP2005014564A (ja) 2003-06-30 2003-06-30 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005014564A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105475377A (zh) * 2016-01-21 2016-04-13 苏州派腾生物医药科技有限公司 一种天然清香的空气消毒剂

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105475377A (zh) * 2016-01-21 2016-04-13 苏州派腾生物医药科技有限公司 一种天然清香的空气消毒剂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6229565B1 (en) Hand-held electronic camera with integral printer
US4823195A (en) Recording apparatus
JP2002101259A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2007067810A (ja) 画像読取装置
US20070040324A1 (en) Image forming apparatus having automatic paper feeding cassette installing device
JP3814612B2 (ja) 画像読取装置
US4708486A (en) Image-forming apparatus
US8081352B2 (en) Image reading/recording apparatus
US20060140693A1 (en) Image reading apparatus
JP2005014564A (ja) プリンタ
CN101516630A (zh) 打印机和打印机系统
KR101239956B1 (ko) 스캐너용 이동유닛, 이를 포함하는 스캐너 및 화상형성장치
JP4276481B2 (ja) プリンタ
US20040090474A1 (en) Image reading recording apparatus
JP2005107119A (ja) プリンタ
JPH11344772A (ja) インスタントプリンタ及びインスタントフイルム
JP4453554B2 (ja) 画像形成装置及びそれに適用可能な画像読み取り装置
JP2002002074A (ja) 印字装置
JP2843207B2 (ja) 原稿読取装置
JP2575512B2 (ja) ビデオプリンタ
JP2530852Y2 (ja) 印字装置
JP2022102390A (ja) シート搬送装置
JP2508718B2 (ja) 小型複写装置
JP2007001229A (ja) 光量調整方法
JP2005014565A (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905