JP2005014229A - タイヤ成形用金型及びそれを用いて成形したタイヤ - Google Patents

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Teiji Sanada
悌二 真田
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Abstract

【課題】表示部を設けるようにしながら、エア溜り等のライト故障を生じさせることのないタイヤ加硫成形用金型及びそれを用いて成形したタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤ成形面1に文字・図形・模様等からなる表示部成形面2を設けたタイヤ加硫成形用金型において、表示部成形面2をタイヤ成形面1を形成する母材と異なる表面粗さに加工した金属で形成すると共に、該表示部成形面2をタイヤ成形面1と面一にしたタイヤ加硫成形用金型及びそれを用いて成形したタイヤ。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタイヤ加硫成形用金型及びそれを用いて成形した空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、文字・図形・模様等の表示部にエア溜り等によるライト故障を生じさせることのないタイヤ加硫成形用金型及びそれを用いて成形したタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤのトレッド面やサイドウォール面には、タイヤサイズ、種類又は装飾の目的で文字・図形・模様等からなる表示部が形成されている。このような表示部はタイヤ成形金型のタイヤ成形面に彫刻や刻印等により凹凸部を形成し、未加硫タイヤを加硫成形する際にこの凹凸部を転写することにより形成するものであった。
【0003】
しかしながら、上記凹凸部は加硫成形時にエアの流れを妨げる原因になるので、凹凸部とゴムとの間にエアーが残留して、所謂ライト故障と称する外観不良を生じさせることがあった。また、場合によってはこれがタイヤ外壁面からクラックを発生させる原因になることもあった。
【0004】
加硫開始時のサイドウォール表面からのガス抜きを効果的に行なえるようにするとの観点から、成形面に種々の粗面加工を施すという提案がある(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、成形面に彫刻や刻印等で凹凸を形成した表示部成形面にまでガス抜きの効果が及ぶとは限らず、上述したエア溜り等を取り除く対策としては未だ充分なものではなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−12813号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、表示部を設けるようにしながら、エア溜り等のライト故障を生じさせることのないタイヤ加硫成形用金型及びそれを用いて成形したタイヤを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のタイヤ加硫成形用金型(以下、単に金型という)は、タイヤ成形面に文字・図形・模様等からなる表示部成形面を設けたタイヤ加硫成形用金型において、前記表示部成形面を前記タイヤ成形面を形成する母材と異なる表面粗さに加工した金属で形成すると共に、該表示部成形面を前記タイヤ成形面と面一にしたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明のタイヤは、上記の構成からなる金型を用いて成形したことを特徴とする。
【0009】
このように、表示部成形面を表面粗さの違いだけで形成し、タイヤ成形面とは面一にしたので、従来の凹凸の表示部に起因するエア溜り等によるライト故障を生じさせないようにすることができる。
【0010】
また、表示部成形面の表面粗さがタイヤ成形面の表面粗さと相異することにより、成形後のタイヤ表面の反射光の違いにより、文字・図形・模様等を識別可能にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の金型の一部を例示して示す斜視図である。金型のタイヤ成形面1には文字・図形・模様等からなる表示部成形面2が形成されている。表示部成形面2はタイヤ成形面1を形成する母材と異なる表面粗さに加工した金属で形成されており、該タイヤ成形面1と面一に形成されている。
【0012】
このように構成することにより、タイヤ成形面1が転写された成形後のタイヤ表面は、表面粗さの違いにより反射光の違いが生ずるため、文字・図形・模様等の表示を識別することができる。
【0013】
表示部成形面2の表面粗さは、タイヤ成形面1を形成する母材と異なる表面粗さを有するが、その表面粗さRmaxを0.5〜3.0μmに調整することが好ましい。このようにして、タイヤ成形面1を形成する母材と表示部成形面2との間で光の反射率が5%以上相違するようにすることが好ましい。
【0014】
タイヤ成形面1への表示部成形面2の形成は、タイヤ成形面1に直接切削加工又は金属コーティングを施して形成するか、又は図2及び図3に示すように表面に表示部成形面2を形成した表示部材3をタイヤ成形面1に形成された凹部4にタイヤ成形面1と面一になるように嵌め込むことによりなされる。
【0015】
表示部成形面2の形成を切削加工で行なう場合には、例えば一方をフライス加工にし、他方を旋盤加工にするとよい。これにより両者の加工面は仕上げられた目の方向が互いに微細に相異するため、これにより成形されたタイヤは、表示部とその周囲の壁面との間で光の反射が異なり、表示部の文字・図形・模様等を認識させることができる。
【0016】
また、表示部成形面2の形成を金属コーティングにより行なう場合には、表示部成形面2にメッキ等により鍍金を施すことにより行なう。なお、表示部成形面2の形成は、上述するように、切削加工又は金属コーティング処理のほか、エッチング等の化学的処理又はショットブラスト等の表面処理によるものであってもよい。
【0017】
上述する金型の表示部成形面2には、従来行われてきた彫刻や刻印による凹凸を付加的に組み合わせることができる。すなわち、図4に例示するように、表面に表示部成形面2を形成した図形からなる表示部材3の内部に彫刻や刻印による凹凸面5を形成することができる。この場合には、タイヤ成形加硫時のライト故障の抑制にとって不利にならないように、凹凸面5の形成形態を工夫する必要がある。また、上記凹凸面5に代えて表示部成形面2と表面粗さを異にする凹凸面のない形態にすることができる。
【0018】
このように構成された金型を使用して成形した本発明タイヤは、文字・図形・模様等の識別機能を備えながらも、エア溜りを生じることがなく、外観を良好にすると共に、エア溜り等に起因するクラックが発生しない。また、文字・図形・模様等の表示部に他の標識を組み合わせることにより表示形式のバリエーションを広範にすることができる。また、本発明が対象とするタイヤは、空気入りタイヤに限られることなく、非空気式のタイヤを含めて全てのタイヤに適用することができる。
【0019】
【発明の効果】
上述したように、本発明のタイヤ加硫成形用金型は、表示部成形面を表面粗さの違いだけで形成し、タイヤ成形面と面一にしたので、従来の凹凸の表示部に起因するエア溜り等によるライト故障を生じさせないようにすることができる。
【0020】
また、表示部成形面の表面粗さがタイヤ成形面の表面粗さと相異することにより、成形後のタイヤ表面の反射光の違いにより、文字・図形・模様等を識別可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ成形用金型の一部を例示して示す斜視図である。
【図2】本発明のタイヤ成形用金型に嵌め込む表示部材の一例を示す説明図である。
【図3】図2の表示部材を金型に嵌め込んだ状態におけるX−X矢視断面図である。
【図4】本発明の表示部材の他の形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ成形面
2 表示部成形面
3 表示部材
4 凹部
5 凹凸面

Claims (5)

  1. タイヤ成形面に文字・図形・模様等からなる表示部成形面を設けたタイヤ加硫成形用金型において、
    前記表示部成形面を前記タイヤ成形面を形成する母材と異なる表面粗さに加工した金属で形成すると共に、該表示部成形面を前記タイヤ成形面と面一にしたタイヤ加硫成形用金型。
  2. 前記表示部成形面が、切削加工面又は金属コーティング面である請求項1に記載のタイヤ加硫成形用金型。
  3. 前記表示部成形面の表面粗さRmaxが0.5〜3.0μmである請求項1又は2に記載のタイヤ加硫成形用金型。
  4. 前記表示部成形面が、前記タイヤ成形面に形成した凹部に嵌め込みで構成されている請求項1、2又は3に記載のタイヤ加硫成形用金型。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のタイヤ加硫成形用金型を用いて成形したタイヤ。
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