JPH039817A - 空気入りタイヤおよびその成形金型 - Google Patents

空気入りタイヤおよびその成形金型

Info

Publication number
JPH039817A
JPH039817A JP1142167A JP14216789A JPH039817A JP H039817 A JPH039817 A JP H039817A JP 1142167 A JP1142167 A JP 1142167A JP 14216789 A JP14216789 A JP 14216789A JP H039817 A JPH039817 A JP H039817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
tire
molds
sector
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1142167A
Other languages
English (en)
Inventor
Koki Kinoshita
弘毅 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP1142167A priority Critical patent/JPH039817A/ja
Publication of JPH039817A publication Critical patent/JPH039817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、トレッド部の形成に寄与する複数個のセク
ターモールドと、そのトレッド部に連続するサイドウオ
ール部の形成に寄与するサイドモールドとによって成形
され、トレッド部からサイドウオール部へ延在する幅方
・内溝を有するタイヤにおいて、とくには、セクターモ
ールドとサイドモールドとの分割位置と対応する部分で
の、その幅方向溝の溝底へのクラックの発生を有効に防
止することができる空気入りタイヤおよびそのタイヤの
成形金型に関するものである。
(従来の技術) タイヤ品質の安定化を図る目的の下で、近年のタイヤ成
形金型は、トレッド部の形成に寄与する複数個のセクタ
ーモールドと、トレッド部に連続するサイドウオール部
の形成に寄与するサイドモールドとからなるいわゆる割
りモールドによって構成される傾向にある。
ここで、全体としてセグメント状をなす各セクターモー
ルドは、第4図(a) に51で示すように、相互の型
締め姿勢でほぼ円環形状を形成してトレッド部輪郭を特
定すべく、また、全体としてほぼリング状をなすそれぞ
れのサイドモールドは、第4図(b) に52で示すよ
うに、これもまた型締め状態で、セクターモールド51
の側部に緊密に当接してサイドウオール部輪郭を特定す
べくそれぞれ機能する。
このような成形金型において、53は、セクターモール
ド51の成形面に設けた突条を、54は、サイドモール
ド52の成形面に設けた突条をそれぞれ示し、これらの
突条53.54は、タイヤの加硫成形に際し、セクター
モールド51とサイドモールド52との第4図(b) 
に示すような型締め姿勢の下で、相互に正確に連続して
、タイヤに、それのトレッド部からサイドウオール部へ
延びる幅方向溝を形成すべく機能する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、かかる従来の成形金型にあっては、グリーン
タイヤを所要のタイヤに加硫成形するに際し、とくには
、それぞれのモールド51.52に設けた突条53.5
4と対応する位置で、それらの突条53、54にて押し
のけられるはずのゴムの一部が、両モールド51.52
、ひいては、それぞれの突条53゜54の分割面間に、
そこへのゴムの噛み込み、押込みなどに起因して残存し
、その残存部分が、第5図に断面斜視図で示すように、
タイヤ55の幅方向溝56内に発生するばり57となる
ことから、それによってタイヤの見映えが低下するとい
う問題があり、また、それを取り除くためには特別の作
業工数が必要になる一方、そのばり57を取り除くこと
なくタイヤ55を使用に供した場合には、ばり57に発
生した亀裂58が、タイヤの転勤によって幅方向溝56
の溝底に極めて早期に到達し、それが溝底クラックに成
長するという問題があった。
この発明は、タイヤの幅方向溝内へのぼりの発生を防止
することによって、従来技術のかかる問題を有利に解決
するものであり、特別の作業工数を必要とすることなく
、溝底へのクラックの発生を十分に防止し、しかも、タ
イヤの見映えの低下を有効に防止することができる空気
入りタイヤおよびその成形金型を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明の空気入りタイヤは、とくに、タイヤに形成さ
れる幅方向溝の溝底に、セクターモールドとサイドモー
ルドとに跨がって位置する突部を設けたものであり、ま
た、そのタイヤの成形金型は、とくに、セクターモール
ドおよびサイドモールドの両者に形成され、それらの型
締姿勢で相互に連続するそれぞれの突条に、セクターモ
ールドとサイドモールドとに跨がる窪部を設けたもので
ある。
(作 用) この発明の空気入りタイヤでは、幅方向溝の溝底の所定
の部分、いいかえれば、セクターモールドとサイドモー
ルドとの分割位置と対応する部分に突部を設けることに
より、それらのモールドの分割面間へのゴムの噛み込み
その他に起因する、その溝内へのぼりの発生を完全にも
しくはほぼ完全に防止することができ、この結果として
、溝底へのクラックの発生はもちろん、ばりへの亀裂の
発生が極めて有効に防止されることになる。
なおここで、突部の形成のみにては、ばつの発生を完全
に防止することができず、その突部上にばつが発生する
こともあるも、かかる場合のぼり丈は、タイヤの外観に
影響を及ぼす程に高くはなり得ないので、ばりの切除は
不要である。
しかも、実験によれば、丈、厚さともに小さいこのよう
なばりに亀裂が発生することがあっても、その亀裂の成
長が突部によって確実に阻止されることが確認されてお
り、この故に、ばりに発生した亀裂が溝底クラックの原
因となることはない。
ここにおいて、タイヤの幅方向断面内における突部の、
モールド分割面からの長さaおよび溝底からの高さbは
それぞれ、 l≦a≦20 (nun) 1≦b≦10(叩) とするが、トレッドパターンの形状により、aは溝幅の
173以下、bは溝深さの173以下とする。
すなわち、allおよびb<1では、ばりの発生を効果
的に防止することができず、a〉20およびb〉10で
は、十分な排水性を確保することが困難になる。
一方において、この発明の成形金型では、それぞれのモ
ールドに設けた突条によって押しのけられるトレッドゴ
ムを、それらのそれぞれの突条に設けた窪部へ流動させ
ることにより、セクターモールドとサイドモールドとの
分割面間へのゴムの噛み込み、押込みなどを極めて有効
に阻止せしめてタイヤの幅方向溝へのぼりの発生を効果
的に防止することができる。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はタイヤ成形金型の、タイヤ幅方向の断面図であ
り、図中1はセクターモールドを、2はサイドモールド
をそれぞれ示し、これらのセクターモールド1およびサ
イドモールド2のそれぞれは、タイヤに、それのトレッ
ド部からサイドウオール部へかけて延在す・る幅方向溝
を形成すべく機能するそれぞれの突条3,4を具える。
ところで、かかる突条3.4は、両モールド1゜2の、
図示のような型締め状態においては、相互に整合して正
確に連続する。
ここにおいて、この成形金型では、それらの突条3,4
のそれぞれに、両モールド1.2に跨がる窪部5を設け
る。この窪部5は、第2図に拡大断面図で示すように、
それぞれのモールド1. 2の分割面6を隔てて、好ま
しくは実質的に面対称をなすそれぞれの切欠き3a、 
4aを、それぞれの突条3,4の端部分に設けることに
て構成することができ、かかる窪部5の、モールド分割
面からの長さaは、 1≦a≦20 (mm) とすることが好ましく、またそれの、突条先端からの深
さbは、 1≦b≦10 (mm) とすることが好ましい。
ちなみに、この例においては、長aを3mmとし、深さ
bをl、 5mmとしている。
このような成形金型によってグリーンタイヤを加硫成形
する場合には、複数個のセクターモールド1およびサイ
ドモールド2の型締めに際して、それぞれの突条3,4
の先端部によって押しのけられたトレッドゴムは、タイ
ヤの幅方向においては、窪部5へ流入してそこにて成形
されるので、窪部5の容積を十分に確保することにより
、それぞれのモールド1. 2の分割面間への、トレッ
ドゴムの噛み込み、押し込みなどが完全に、もしくはほ
ぼ完全に防止されることになる。従って、トレッドゴム
が、モールド分割面間に入り込むことに起因するばりの
発生が十分に防止されることになり、たとえばりが発生
したとしても、それは、丈、厚みともに極めて小さくな
るので、作業工数を費して除去するまでもなく、そのぼ
りによるタイヤの見映の低下を有効に防止することがで
きる。
第3図は、以上のようにして製造したタイヤを示す断面
斜視図であり、このタイヤ11では、トレッド部からサ
イドウオール部にかけて延在する幅方向溝12に、前述
した窪部5へのトレッドゴムの流入に起因する突部13
が形成される。
かかるタイヤ11によれば、幅方向溝12に突部13が
存在することに起因するその突部13への亀裂の発生の
おそれがないことはもちろん、その突部13上にばりが
発生することがあっても、そのぼりに発生した亀裂の成
長が突部13によって確実に阻止されるので、幅方向溝
12の溝底へのクラックの進行が完全に防止されること
となる。
(発明の効果) かくして、この発明によれば、タイヤの幅方向へ延びる
幅方向溝において、セクターモールドとサイドモールド
との分割位置でのぼりの発生を極めて効果的に防止する
ことができ、これがため、そのぼりに発生する亀裂の、
幅方向溝の溝底への進行を確実に阻止することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の成形金型を例示する、りイヤ幅方
向の断面図、 第2図は、成形金型の窪部を示す拡大断面図、第3図は
、この発明のタイヤを例示する断面斜視図、 第4図は、従来の成形金型を例示する断面図、第5図は
、従来タイヤを例示する断面斜視図である。 ■・・・セクターモールド  2・・・サイドモールド
3.4・・・突条      3a、 4a・・・切欠
き5・・・窪部        11・・・タイヤ12
・・・幅方向溝      13・・・突起。 第2図 第3図 Iフ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トレッド部の形成に寄与する複数個のセクターモー
    ルドと、トレッド部に連続するサイドウォール部の形成
    に寄与するサイドモールドとによって成形され、トレッ
    ド部からサイドウォール部へ延在する幅方向溝を有する
    タイヤであって、 その幅方向溝の溝底に、セクターモールド とサイドモールドとに跨がって位置する突部を設けてな
    る空気入りタイヤ。 2、トレッド部の形成に寄与する複数個のセクターモー
    ルドと、トレッド部に連続するサイドウォール部の形成
    に寄与するサイドモールドとを具える成形金型であって
    、 セクターモールドおよびサイドモールドの 両者に形成され、それらの型締め姿勢で相互に連続する
    それぞれの突条に、セクターモールドとサイドモールド
    とに跨がる窪部を設けてなる空気入りタイヤの成形金型
JP1142167A 1989-06-06 1989-06-06 空気入りタイヤおよびその成形金型 Pending JPH039817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1142167A JPH039817A (ja) 1989-06-06 1989-06-06 空気入りタイヤおよびその成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1142167A JPH039817A (ja) 1989-06-06 1989-06-06 空気入りタイヤおよびその成形金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH039817A true JPH039817A (ja) 1991-01-17

Family

ID=15308914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1142167A Pending JPH039817A (ja) 1989-06-06 1989-06-06 空気入りタイヤおよびその成形金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH039817A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0753419A2 (en) * 1995-07-10 1997-01-15 Sumitomo Rubber Industries Limited A tyre vulcanising mould, a tyre and a method of manufacture
JPH1076527A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Bridgestone Corp タイヤ加硫用金型および該タイヤ加硫用金型により製造されたタイヤ
WO2001038109A1 (en) * 1999-11-24 2001-05-31 The Goodyear Tire & Rubber Company A method of molding a tire and mold therefor
US6955782B1 (en) 1999-11-24 2005-10-18 The Goodyear Tire & Rubber Company Method of molding a tire and mold therefor
JP2006264494A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Bridgestone Corp 二輪車用空気入りタイヤ
JP2007210248A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Bridgestone Corp タイヤ加硫用金型及び空気入りタイヤ
KR100794775B1 (ko) * 2006-12-06 2008-01-21 한국타이어 주식회사 가류 브라더의 이중구조

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0753419A2 (en) * 1995-07-10 1997-01-15 Sumitomo Rubber Industries Limited A tyre vulcanising mould, a tyre and a method of manufacture
EP0753419A3 (en) * 1995-07-10 1997-07-02 Sumitomo Rubber Ind Tire vulcanization mold, pneumatic tire and process for its manufacture
JPH1076527A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Bridgestone Corp タイヤ加硫用金型および該タイヤ加硫用金型により製造されたタイヤ
WO2001038109A1 (en) * 1999-11-24 2001-05-31 The Goodyear Tire & Rubber Company A method of molding a tire and mold therefor
US6955782B1 (en) 1999-11-24 2005-10-18 The Goodyear Tire & Rubber Company Method of molding a tire and mold therefor
JP2006264494A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Bridgestone Corp 二輪車用空気入りタイヤ
JP2007210248A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Bridgestone Corp タイヤ加硫用金型及び空気入りタイヤ
KR100794775B1 (ko) * 2006-12-06 2008-01-21 한국타이어 주식회사 가류 브라더의 이중구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4980613B2 (ja) 改良されたタイバーを備えた空気タイヤ、タイヤ製造方法、および金型
US7628598B2 (en) Tire mold and pneumatic tire using the same
JP6826432B2 (ja) タイヤ加硫金型および空気入りタイヤ
JPH0976710A (ja) 空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いられるタイヤ成形金型
JP4913944B2 (ja) トレッド金型
US20180272637A1 (en) Hybrid sipes and methods for forming a tire tread
JP4169571B2 (ja) タイヤ金型及び空気入りタイヤ
JPH039817A (ja) 空気入りタイヤおよびその成形金型
JP2005262973A (ja) 空気入りタイヤ、サイプ形成用ブレード及びそのサイプ形成用ブレードを備えたタイヤ形成用金型
JP3494511B2 (ja) セクショナル型タイヤ成形用モールドおよび空気入りタイヤ
JP4169570B2 (ja) タイヤ金型及び空気入りタイヤ
JP3499346B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4236527B2 (ja) タイヤ成形用金型及びこのタイヤ成形用金型を用いて成形したタイヤ
JP4236524B2 (ja) タイヤ成形用金型及びそのタイヤ成形用金型を用いて製造したタイヤ
JP3925836B2 (ja) タイヤ加硫用金型及び該金型により加硫されたタイヤ
JP2010143086A (ja) タイヤ用モールド
JPH0596654A (ja) 更生タイヤ用プレキユアトレツド、その製造方法及びこれを用いた更生タイヤ
KR100544912B1 (ko) 공기배출능력이 향상된 타이어 가류몰드
JPS62242508A (ja) 重荷重用空気入りタイヤの製造方法
JP4545282B2 (ja) ゴムクローラ芯金
JP7415128B2 (ja) タイヤ製造用加硫金型及びそれを用いた空気入りタイヤの製造方法
JP4052386B2 (ja) タイヤ金型及びそれを用いた空気入りタイヤの製造方法
JPH0323911A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP2010253694A (ja) タイヤ加硫装置及び空気入りタイヤ
JPH09226321A (ja) 空気入りタイヤ