JP2005014095A - 媒体切断装置及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断を高精度に行うことができる媒体切断装置及びその媒体切断装置を備えた記録装置を提供すること。
【解決手段】吸引して保持している媒体を切断する媒体切断装置200に、切断時に当該媒体の一部を押えて保持する保持機構220を備える。この保持機構220は、前記媒体を押圧する押圧部材221と、この押圧部材221を前記媒体に対し当接・離間させる駆動手段222とを備えている。これにより、媒体には吸引による保持力のみならず押えによる保持力も加わることになるので、媒体の切断時におけるズレを防止することができ、媒体を高精度に切断することができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸引して保持している媒体を切断する媒体切断装置及びその媒体切断装置を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、記録装置の1つである大型のインクジェット式プリンタは、記録完了したロール紙を吸引保持した状態でカッティングしている。すなわち、ロール紙を搬送案内に吸着させた後、カッタを主走査方向へ移動させることにより、ロール紙を幅方向にカッティングしている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−158735号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したインクジェット式プリンタでは、吸引のみでロール紙を保持しているため、カッティングの抵抗が大きい場合はロール紙がズレてカッティングの方向が曲がってしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、切断を高精度に行うことができる媒体切断装置及びその媒体切断装置を備えた記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明の媒体切断装置では、吸引して保持している媒体を切断する媒体切断装置であって、切断時に当該媒体の一部を押えて保持する保持機構を備えたことを特徴としている。これにより、媒体には吸引による保持力のみならず押えによる保持力も加わることになるので、媒体の切断時におけるズレを防止することができ、媒体を高精度に切断することができる。
【0007】
また、前記保持機構は、搬送されてくる前記媒体を搬送方向と直交する方向に切断する際に当該媒体の一部を押えて保持することを特徴としている。これにより、一般的に吸引により保持されている媒体は吸引方向と直交する方向に掛かる力によりズレ易いが、媒体には吸引による保持力のみならず押えによる保持力も加わることになるので、媒体を搬送方向と直交する方向に切断する際にズレを防止することができる。
【0008】
また、前記保持機構は、前記媒体の切断開始側を押えて保持することを特徴としている。これにより、切断開始点では媒体の下部に隙間が生じることは無く、さらに切断開始以降は切断方向に媒体が引っ張られるので媒体の下部に隙間が生じることが無いため、媒体を高精度に切断することができる。
【0009】
また、前記保持機構は、前記媒体を押圧する押圧部材と、この押圧部材を前記媒体に対し当接・離間させる駆動手段とを備えたことを特徴としている。これにより、媒体を切断しないときは保持機構を退避させておくことができるので、媒体と保持機構とが干渉するような事態を防止することができる。
【0010】
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、記録媒体に記録して当該記録部分を切断する記録装置であって、上記各媒体切断装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各媒体切断装置の作用を奏する記録装置を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る媒体切断装置が適用された記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図であり、図2は、そのインクジェット式プリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図、図3は、その断面図である。図1〜図3に示すインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA1判やJIS規格のB1判といった比較的大型のサイズの用紙幅を有するロール紙に記録できる大型のプリンタである。このインクジェット式プリンタ100は、本体部110内に記録部120と排紙部130と本実施形態に係る媒体切断装置200が配設され、本体部110を支える脚部140の間に給紙部150が配設された構成となっている。
【0012】
本体部110は、図1〜図3に示すように、記録部120と排紙部130を覆うプラスチックあるいは板金でなるハウジング111を備えている。そして、このハウジング111は、図1〜図3に示すように、上面及び前面が開放可能なように半透明もしくは透明のプラスチックあるいは板金でなる上蓋112及び前蓋113が配設されている。
【0013】
上蓋112は、図1〜図3に示すように、後部が回動可能に支持されており、ユーザが前部を持って押し上げ、あるいは押し下げることにより開閉するようになっている。ユーザは、上蓋112を開けることにより記録部120及び排紙部130の上方を大きく開放することができるので、記録ヘッド121やキャリッジ122等のメンテナンス作業及び記録中や排紙中における紙ジャム等の用紙搬送エラーの解除作業等を容易に行うことができる。
【0014】
前蓋113は、図1〜図3に示すように、下部が回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ユーザは、前蓋113を開けることにより記録部120及び排紙部130の下方を大きく開放することができるので、給紙中における紙ジャム等の用紙搬送エラーの解除作業等を容易に行うことができる。
【0015】
また、本体110の前面側から見て右側下部には、図1及び図2に示すように、各色のインクカートリッジ10を収納保持するホルダ本体161とその前面を覆うカバー162を有するインクカートリッジホルダ160が配設されている。このカバー162は、下部がホルダ本体161に対し回動可能に支持されており、ユーザが上部を持って押し下げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっている。ユーザは、カバー162を開けることによりホルダ本体161を大きく開放することができるので、インクカートリッジ10の交換作業等を容易に行うことができる。
【0016】
さらに、本体110の前面側から見て右側上部には、図1及び図2に示すように、ユーザが記録制御等を操作するための操作パネル170が配設されている。この操作パネル170は、液晶画面と各種ボタンが配設されており、ユーザが液晶画面を見て確認しながらボタン操作できるようになっている。ユーザは、視認による確実な操作を行うことができるので、動作エラーや動作ミス等を無くすことができる。
【0017】
記録部120は、図2及び図3に示すように、記録ヘッド121を搭載したキャリッジ122、記録ヘッド121と記録を実行するための図示しない制御部とを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)123、記録ヘッド121とインクが入ったインクカートリッジ10とをつなぐインクチューブ124、ロール紙を搬送する紙送りローラ125とその従動ローラ126、ロール紙の浮き上がりを防止する図示しない紙吸引手段等を備えている。
【0018】
記録ヘッド121は、ブラックインクを吐出するブラックインク用記録ヘッドと、ダークイエロー、イエロー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタ等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド121は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口からロール紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
【0019】
キャリッジ122は、図2に示すように、主走査方向に設けられているレール127にベアリングを介して載置され、キャリッジベルト128に連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルト128が作動すると、キャリッジベルト128の動きに連行され、レール127に案内されて往復移動するようになっている。FFC123は、一端が制御部のコネクタに接続され、他端が記録ヘッド121のコネクタに接続されており、記録信号を制御部から記録ヘッド121に送るようになっている。
【0020】
インクチューブ124は、上記各色のインク用が配設されており、図示しないインク加圧供給手段を介して各一端が対応する各色のインクカートリッジ10に繋がれ、各他端が対応する各色の記録ヘッド121に繋がれている。そして、インクチューブ124は、インク加圧供給手段によって加圧された各色のインクをインクカートリッジ10から記録ヘッド121に送るようになっている。
【0021】
紙送りローラ125は、図示しないモータから伝達される駆動力により正逆回転駆動するようになっている。従動ローラ126は、バネ等の付勢部材により紙送りローラ125に押圧されており、紙送りローラ125の正逆回転駆動に追従して正逆回転するようになっている。そして、紙送りローラ125とその従動ローラ126は、給紙されるロール紙を挟持して送り出すようになっている。
【0022】
排紙部130は、図2及び図3に示すように、ロール紙を副走査方向に搬送して排紙する排紙ローラ131とその従動ローラ132等を備えている。排紙ローラ131は、モータから紙送りローラ125を介して伝達される駆動力により正逆回転駆動するようになっている。従動ローラ132は、バネ等の付勢部材により排紙ローラ131に押圧されており、排紙ローラ131の正逆回転駆動に追従して正逆回転するようになっている。排紙ローラ131とその従動ローラ132は、搬送されるロール紙を挟持して送り出すようになっている。
【0023】
媒体切断装置200は、記録完了したロール紙をカッティングするカッタ210、ロール紙をカッティングする際にロール紙を保持する保持機構220等を備えている。ロール紙は、保持機構220によりズレが生じないように保持されて、カッタ210により所定の長さにカッティングされるようになっている。このような構成の本発明の特徴的な部分である媒体切断装置200の詳細について、さらに図4を参照して以下説明する。
【0024】
図4は、上記媒体切断装置200の詳細を示す斜視図である。カッタ210は、刃先が下方を向いた状態で配設されている片刃211と、この片刃211を上下動させるソレノイドコイル212を備えており、キャリッジ122に取り付けられている。このような構成のカッタ210は、片刃211がソレノイドコイル212により下降されてキャリッジ122によりハウジング111内の前面側から見て左側から右側へ向かう主走査方向に移動されるので、ロール紙Rを幅方向にカッティングすることができる。また、片刃211がソレノイドコイル212により上昇されて退避するので、カッティングしないときはロール紙R等との干渉を防止することができる。
【0025】
保持機構220は、ロール紙を押圧する押圧部材221と、この押圧部材221を上下動させるソレノイドコイル222を備えており、ハウジング111内の前面側から見て左側のフレーム等に取り付けられている。このような構成の保持機構220は、押圧部材221がソレノイドコイル222により下降されてロール紙Rの端部を押さえて保持するので、ロール紙Rには吸引による保持力のみならず押えによる保持力も加わる。したがって、ロール紙Rをカッティングする際にロール紙Rにズレが生じることを防止することができる。また、押圧部材221がソレノイドコイル222により上昇されて退避するので、カッティングしないときはロール紙R等との干渉を防止することができる。
【0026】
また、押圧部材221がソレノイドコイル222により下降されてロール紙Rの切断開始側を押えて保持するので、切断開始点ではロール紙Rの下部に隙間が生じることは無い。さらに、切断開始以降は切断方向にロール紙Rが引っ張られるのでロール紙Rの下部に隙間が生じることが無い。このため、ロール紙Rを高精度にカッティングすることができる。
【0027】
なお、上述した実施形態では、カッタ210をキャリッジ122に取り付けるように構成したが、単独で主走査方向に移動可能に構成しても良い。また、カッタ210に片刃211を使用したが、両刃やいわゆる丸棒カッタ等を使用しても良い。また、片刃211の上下動にソレノイドコイル212を使用したが、エアシリンダや油圧シリンダ、モータとギア機構もしくはプーリ機構等を使用しても良い。
【0028】
また、保持機構220をハウジング111内の前面側から見て左側のフレーム等に1つ取り付けるようにしたが、右側や中央等に取り付けても良く、さらに複数取り付けても良い。また、押圧部材221の上下動にソレノイドコイル222を使用したが、エアシリンダや油圧シリンダ、モータとギア機構もしくはプーリ機構等を使用しても良い。
【0029】
脚部140は、図1及び図2に示すように、移動用のコロ141を有する2本の支持柱142を備えている。そして、支持柱142の上部に本体部110が載置されネジ止め固定されるようになっている。支持柱142に移動用のコロ141が配設されていることにより、重量のある本体部110を所望の位置へスムーズに移動させて設置することができるようになっている。
【0030】
給紙部150は、図1及び図3に示すように、本体部110の下方であって脚部140の間に配設されており、ロール紙の両端を支持する一対の支持部151、ロール紙を給送する送り出しローラ152とピンチローラ153を備えている。さらに、支持部151が固定されているとともに、送り出しローラ152とピンチローラ153の各両端が軸支されている一対のアーム部154を備えている。このような構成の給紙部150の詳細について、さらに図5を参照して以下説明する。
【0031】
図5は、上記給紙部150の詳細を示す斜視図である。一対の支持部151は、対向配置される一対のアーム部154の対向面にそれぞれ固定して取り付けられている。そして、一対の支持部151は、軸受が内蔵されており、図6に示すロール紙Rの内周部に貫装されてロール紙Rを支持するスピンドル155の両端を回動自在に軸支持するようになっている。
【0032】
すなわち、スピンドル155は、中央にロール紙Rが嵌め込まれてロール紙Rの両側に一対のフランジ状のロール紙押さえ156が嵌め込まれ、一対の支持部151の間に架け渡されるようになっている。ユーザは、スピンドル155が取り付けられたロール紙を持ち上げて、スピンドル155の両端を一対の支持部151に嵌め込むのみでロール紙の装着を完了させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0033】
送り出しローラ152とピンチローラ153は、各両端が対向配置される一対のアーム部154の対向面にそれぞれ回動自在に軸支持されている。すなわち、送り出しローラ152とピンチローラ153は、一対のアーム部154の間に架け渡されるようにして配設されている。そして、送り出しローラ152の両端は一対のアーム部154の対向面の一定箇所に軸支持されているが、ピンチローラ153は送り出しローラ152に対して当接・離間可能なように、ピンチローラ153の両端軸は一対のアーム部154の対向面に設けられた例えば溝内を移動可能に軸支持されている。そして、ピンチローラ153は、送り出しローラ152に対して当接した位置及び離間した位置にて、例えばアーム部154の対向面に設けられた係止部材と付勢部材等を用いたロック機構によりロックされるようになっている。
【0034】
ユーザは、支持部151に内蔵されている軸受により、ロール紙の先端部を容易に引き出すことができるとともに、ピンチローラ153の移動機構により、ロール紙の先端部を送り出しローラ152とピンチローラ153の間に容易に挿入・挟持させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0035】
一対のアーム部154は、脚部140の2本の支持柱142の対向面にそれぞれ図示矢印方向に回動自在に取り付けられている。そして、一対のアーム部154の回動は、図7に示すロール紙のセッティング位置と図5に示すロール紙の給紙位置にて、例えば支持柱142の対向面に設けられた係止部材と付勢部材等を用いたロック機構によりロックされて位置決めされるようになっている。
【0036】
すなわち、一対のアーム部154をロール紙のセッティング位置に回動させたときは、送り出しローラ152とピンチローラ153はインクジェット式プリンタ100の前面側に飛び出し、一対のアーム部154をロール紙の給紙位置に回動させたときは、送り出しローラ152とピンチローラ153はインクジェット式プリンタ100の背面側に回り込んで、ロール紙の搬送経路と接続されるようになっている。
【0037】
ユーザは、ロール紙の先端部を送り出しローラ152とピンチローラ153の間に挿入・挟持させる際、インクジェット式プリンタ100の背面側に潜り込まなくても、インクジェット式プリンタ100の前面側にて通常の立ち位置で作業を行うことができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0038】
なお、上述した実施形態では、一対の支持部151は、対向配置される一対のアーム部154の対向面にそれぞれ固定して取り付けられ、アーム部154とともに回動する構成としたが、脚部140の2本の支持柱142の対向面に取り付けられたアーム部154の回動軸と同芯の軸にそれぞれ固定して取り付けるように構成しても同様の効果を奏する。すなわち、アーム部154の回動とは無関係に常に一定位置に固定された支持部151としても良い。
【0039】
このような構成において、インクジェット式プリンタ100の使用手順を図6〜図12を参照して説明する。先ず、図6(A)に示すように、ユーザは、スピンドル155に嵌め込まれている一対のロール紙押さえ156の一方をスピンドル155の一端から引き抜く。そして、図6(B)に示すように、ユーザは、スピンドル155の一端をロール紙Rの軸穴Cの一端から挿入して貫通させる。
【0040】
さらに、ユーザは、図6(C)に示すように、ロール紙Rの軸穴Cの一端をスピンドル155の他端側に挿入固定されている他方のロール紙押さえ156に嵌め込んで当接させる。続いて、ユーザは、一方のロール紙押さえ156をスピンドル155の一端から挿入して、ロール紙Rの軸穴Cの他端に嵌め込む。これにより、ロール紙Rはスピンドル155と共に回転可能となる。
【0041】
次に、ユーザは、例えば送り出しローラ152を手前に引いてアーム部154を揺動させ、ロール紙の給紙位置に位置決めされている状態(図5参照)にあるアーム部154を図7(A)に示すロール紙のセッティング位置に位置決めしてロックする。そして、ユーザは、スピンドル155が挿入されたロール紙Rを支持部151の上方へ持ち上げ、図7(B)に示すように、スピンドル155の両端部を各支持部151の窪み151aにそれぞれ嵌め込む。このように、スピンドル155の両端を一対の支持部151に嵌め込むのみでロール紙の装着を完了させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0042】
次に、図8(A)に示すように、ユーザは、ピンチローラ153を持ち上げて送り出しローラ152に対して離間させてロックする。そして、ロール紙Rの先端部を前方に引き出してピンチローラ153と送り出しローラ152の間に通す。続いて、図8(B)に示すように、ユーザは、ピンチローラ153を押し下げて送り出しローラ152に対して当接させてロックし、ロール紙Rの先端部をピンチローラ153と送り出しローラ152の間に挟持させる。このように、インクジェット式プリンタ100の前面側にて通常の立ち位置でロール紙の先端部を引き出して送り出しローラ152とピンチローラ153に挟持させることができるので、ロール紙のセッティング作業工数を大幅に減少させることができる。
【0043】
次に、図9(A)に示すように、ユーザは、例えば送り出しローラ152を奥へ押してアーム部154を揺動させ、ロール紙のセッティング位置に位置決めされている状態にあるアーム部154をロール紙の給紙位置に位置決めする。これにより、ピンチローラ153と送り出しローラ152の間に挟持されているロール紙Rの先端部歯、給紙案内157の入口に位置決めされる。
【0044】
ここで、ユーザが操作パネル170を操作してインクジェット式プリンタ100を起動させると、図9(B)に示すように、送り出しローラ152が回転を開始する。そして、ピンチローラ153と送り出しローラ152の間に挟持されているロール紙Rは、給紙案内157に案内されて上方の記録部120へ送り出される。そして、図10に示すように、ロール紙Rは、紙送りローラ125とその従動ローラ126に挟持されるとともに、排紙ローラ131とその従動ローラ132に挟持されて副走査方向に搬送されつつ主走査方向に移動する記録ヘッド121から吐出されるインク滴により所定の情報が記録される。
【0045】
この記録完了後、図11に示すように、ロール紙Rは搬送停止され、ロール紙Rの端部が下降してきた保持機構220により押えられる。そして、ロール紙Rは下降して主走査方向に移動するカッタ210によりカッティングされる。最後に、図12に示すように、保持機構220及びカッタ210は上昇して退避し、カッティングされたロール紙Rは、排紙ローラ131とその従動ローラ132に挟持されて排紙される。
【0046】
以上のように、本実施形態の媒体切断装置200を備えたインクジェット式プリンタ100によれば、ロール紙には吸引による保持力のみならず押えによる保持力も加わることになるので、ロール紙のカッティング時におけるズレを防止することができ、ロール紙を高精度にカッティングすることができる。さらに、ロール紙の切断開始側を押えて保持するので、切断開始点ではロール紙の下部に隙間が生じることは無く、さらに切断開始以降は切断方向にロール紙が引っ張られるのでロール紙の下部に隙間が生じることが無いため、ロール紙を高精度にカッティングすることができる。また、保持機構220は、ロール紙を押圧する押圧部材221と、この押圧部材221をロール紙に対し当接・離間させるソレノイドコイル222を備えているので、ロール紙を切断しないときは退避させておくことができ、ロール紙との干渉を防止することができる。
【0047】
以上、本発明を種々の実施形態に関して述べたが、本発明は以上の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態についても適用されるのは勿論である。例えば、上述した実施形態では、記録装置としてインクジェット式プリンタを例に説明したが、これに限定されるものではなく、切断装置を使用する記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。さらに、媒体を切断する装置であれば記録装置に限定されるものではなく、記録装置以外の装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタの主要部の内部構成例を示す斜視図である。
【図3】図1のプリンタの主要部の断面図である。
【図4】図1のプリンタの媒体切断装置の詳細を示す斜視図である。
【図5】図1のプリンタの給紙部の詳細を示す斜視図である。
【図6】図1のプリンタの使用手順を示す第1の図である。
【図7】図1のプリンタの使用手順を示す第2の図である。
【図8】図1のプリンタの使用手順を示す第3の図である。
【図9】図1のプリンタの使用手順を示す第4の図である。
【図10】図1のプリンタの使用手順を示す第5の図である。
【図11】図1のプリンタの使用手順を示す第6の図である。
【図12】図1のプリンタの使用手順を示す第7の図である。
【符号の説明】
10 インクカートリッジ、100 インクジェット式プリンタ、110 本体部、111 ハウジング、112 上蓋、113 前蓋、120 記録部、121 記録ヘッド、122 キャリッジ、123 FFC、124 インクチューブ、125 紙送りローラ、126 従動ローラ、127 レール、128 キャリッジベルト、130 排紙部、131 排紙ローラ、132 従動ローラ、140 脚部、141 コロ、142 支持柱、150 給紙部、151 支持部、152 送り出しローラ、153 ピンチローラ、154 アーム部、155 スピンドル、156 ロール紙押さえ、157 給紙案内、160 インクカートリッジホルダ、161 ホルダ本体、162 カバー、170 操作パネル、200 媒体切断装置、210 カッタ、211 片刃、212 ソレノイドコイル、220 保持機構、221 押圧部材、222 ソレノイドコイル

Claims (5)

  1. 吸引して保持している媒体を切断する媒体切断装置であって、
    切断時に当該媒体の一部を押えて保持する保持機構を備えたことを特徴とする媒体切断装置。
  2. 前記保持機構は、搬送されてくる前記媒体を搬送方向と直交する方向に切断する際に当該媒体の一部を押えて保持することを特徴とする請求項1に記載の媒体切断装置。
  3. 前記保持機構は、前記媒体の切断開始側を押えて保持することを特徴とする請求項1または2に記載の媒体切断装置。
  4. 前記保持機構は、前記媒体を押圧する押圧部材と、この押圧部材を前記媒体に対し当接・離間させる駆動手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の媒体切断装置。
  5. 記録媒体に記録して当該記録部分を切断する記録装置であって、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の媒体切断装置を備えたことを特徴とする記録装置。
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