JP2005013637A - 車椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】車椅子をその車輪の進行方向に移動させてベッドの下部に円滑に進入させ、利用者のベッドと車椅子の間の移動を安全かつ操作性良く行うことができる車椅子を提供する。
【解決手段】座部11と背もたれ12と足板13と足載せ14とを備える座席10の少なくとも背もたれ12と足板12を座部11と略面一にし、平面状にした座席10とベッドとの間で利用者を移動させる車椅子100は、少なくとも背もたれ12にリクライニング機構18が設けられる座席10と、前輪21と後輪23が取り付けられる基台20と、該基台20の上方に設けられ、前記座席10を水平方向の所定位置に回動可能に支持し、前記基台20に設けられる昇降機構35により上下動可能な座席支持部40と、を備え、前記座席10を平面状にした状態で、前記基台20と前記座席支持部40の間は少なくとも前方側に空間部を有する。
【選択図】図2
【解決手段】座部11と背もたれ12と足板13と足載せ14とを備える座席10の少なくとも背もたれ12と足板12を座部11と略面一にし、平面状にした座席10とベッドとの間で利用者を移動させる車椅子100は、少なくとも背もたれ12にリクライニング機構18が設けられる座席10と、前輪21と後輪23が取り付けられる基台20と、該基台20の上方に設けられ、前記座席10を水平方向の所定位置に回動可能に支持し、前記基台20に設けられる昇降機構35により上下動可能な座席支持部40と、を備え、前記座席10を平面状にした状態で、前記基台20と前記座席支持部40の間は少なくとも前方側に空間部を有する。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車椅子に関し、詳しくは、被介護者等のベッドから車椅子への移動、あるいは車椅子からベッドへの移動を容易にする車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高齢化社会の進行と相俟って少なくとも下半身に障害があり、ベッドと車椅子の間を移動するのが困難な車椅子の利用者(以下、利用者という)の数も増加傾向にある。このような利用者のベッドと車椅子の間を移動させる作業は、多人数の介護者が利用者を持ち上げて行わなければならず、介護者にとっては極めて重労働で大変な作業であった。また、利用者を機械的に吊り上げて移動させる移動用リフトは、体に柔軟性のない利用者には苦痛であり、さらに恐怖感や不安感を与えることもあった。
そこで、従来、利用者のベッドと車椅子の間を移動させる作業に伴うこれらの不都合を解消させることを目的とする提案がある。例えば、裏面に回転支持アームを設けた山型に二つ折れする背もたれ部と、腰掛け部と、臨時脚載せ部からなる患者載せ台を設け、移乗用台車を載せる患者搬送用フレーム車両を設け、患者移乗時は患者移乗用台車と患者搬送用フレーム車両を分離させ、患者搬送時に合体させる車椅子の提案がある(特許文献1参照)。また、車輪を有して走行自在に構成された基台上に垂直昇降可能なリフト機構と、座席を左右両方向に移動可能なスライド機構と、リンクを用いたリクライニング機構を有する座席とを備えた車椅子の提案がある(特許文献2参照)。車椅子の下部にベッドが入る空間を設けることにより、フルリクライニングさせた座席部をベッド上に進入させ、患者を持ち上げることなく簡便に移乗させることができる車椅子の提案がある(特許文献3参照)。これらは、いずれも平面状にリクライニングさせた座席と昇降機構を利用して患者を車椅子に移動させる構成を有する点で共通する。
【0003】
【特許文献1】特開2000−166977号公報
【特許文献2】特開2001−70350号公報
【特許文献3】特開2002−360637号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の車椅子は、小径の前後の車輪を備えた患者移乗用台車と大径の後輪を備える患者搬送用フレーム車両が合体する構成のため、部品点数が多くコスト高となる可能性がある。また、使用に際し患者移乗用台車と患者搬送用フレーム車両を分離させることが必要な点と車椅子自体が重くなる点で操作性が悪くなるおそれがある。特許文献2に記載の車椅子は、車椅子をベッドの下部に進入させることなくベッドに横付けし、座席をスライドさせて車椅子の横方向に突出させた状態で患者を移動させるものであるため、座席に患者を乗せた際に偏荷重となり、バランスを欠いて車椅子が不安定となるおそれがある。また、特許文献3に記載の車椅子は、車椅子をその車輪の進行方向と直角をなす方向でベッドに進入・退出させなければならないため、車椅子の操作性が悪くなる。また、後輪も床とベッドの下部との隙間の離間幅に対応できる程度の小径にすると実質的に車椅子としての使い勝手が悪くなる。また、上記いずれの車椅子も、使用に際し、肘掛けの着脱が必要で面倒であった。また、上記いずれの車椅子も、ベッドが配置される向きや患者の横臥する向きを予め考慮した上、車椅子の向きを対応させなければならず、面倒であった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、車椅子をその車輪の進行方向に移動させてベッドの下部に円滑に進入させ、利用者のベッドと車椅子の間の移動を安全かつ操作性良く行うことができる車椅子を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、この種の車椅子の課題を解決するために検討を重ね、座席を水平方向に回動させることに想到し、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の発明は、座部と背もたれと足板と足載せとを備える座席の少なくとも背もたれと足板を座部と略面一にし、平面状にした座席とベッドとの間で利用者を移動させる車椅子であって、少なくとも背もたれにリクライニング機構が設けられる座席と、前輪と後輪が取り付けられる基台と、該基台の上方に設けられ、前記座席を水平方向の所定位置に回動可能に支持し、前記基台に設けられる昇降機構により上下動可能な座席支持部と、を備え、前記座席を平面状にした状態で、前記基台と前記座席支持部の間は少なくとも前方側に空間部を有することを特徴とする車椅子を要旨とする。
【0007】
上記の構成の発明によれば、平面状にした座席を水平方向に回動させることができるので、座席を車椅子と直角方向に回動させることで車椅子をその車輪の進行方向に移動させながらベッドの下部に円滑に進入させてベッド上に座席を配置できる。また、右回りと左回りを選択して座席を回動させることができるので、ベッドの配置される向きや利用者の横臥する向きを考慮することなく、自在に対応できる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記足板は前記座部と回動可能に連結され、前記足載せは前記足板とリクライニング機構により連結され、また、肘載せとこの肘載せを支持する肘載せ支持部とから構成され、前記肘載せの後端は前記背もたれと回動可能に連結され、前記肘載せの前端は前記肘載せ支持部の後端と回動可能に連結され、前記肘載せ支持部の前端は前記足板に固定され、前記座席を平面状にした状態で前記座部と略面一になる肘掛けが前記座席の両側に設けられてなることを特徴とする車椅子を要旨とする。
【0009】
上記構成の発明によれば、背もたれのリクライニングと連動する肘掛けが足板を回動させて座部と略面一にするので、足板にリクライニング機構を設けることが不要となる。また、座席を座部と略面一の平面状にした状態で肘掛け自体も座部と略面一になるので、使用の際の肘掛けの着脱が不要となる。
なお、前端、後端という場合の「前」は車輪の進行方向をいい、「後」は車輪の進行方向と反対方向をいう。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照しながら実施の形態により詳細に説明する。
【0011】
〔第1実施形態〕
図1は、座席10を着座可能な状態にした車椅子100の斜視図であり、図2はその側面図である。
【0012】
座席10は、図3に示すように、パイプにより組み立てられる座部11と背もたれ12と足板13と足載せ14とから構成され、幅方向のパイプ間には補強パイプ16が横架されている。また、座部11、背もたれ12、足板13、足載せ14の各々は、クッション材を内蔵させ、合成樹脂製シートで被覆されている。
背もたれ12は、座部11の後端とリクライニング機構18により連結され、リクライニング可能となっている。リクライニング機構18は、図4に示す、座椅子やサマーベッドなどに採用される公知の構成のもので、一対の相対向するラチェット61とラチェット歯62に咬合する爪片63とを軸支し、爪片63のラチェット歯62への咬合により背もたれ12の回動を阻止する一方、カム板64をラチェット61間に装入し、ラチェット61と共に軸支させて、このカム板64により爪片63をラチェット歯62への咬合及びその解除を制御するものである(実開昭60−128552号公報、実公平4−744号公報参照)。また、座部11には底板15が固着されている。足板13の後端は、座部11の前端とヒンジにより連結され、回動可能となっている。足載せ14は矩形状をなし、足板13の前端とリクライニング機構19により連結されている。リクライニング機構19は、上記と同様に構成される。
【0013】
小径の前輪21は、基台20の前端に突設される取り付け部22にボルトにより転動自在に取り付けられている。この前輪21は、床とベッドBの下部との隙間の離間幅に対応させるために、径の異なるものに変更して取り付けることができる。また、大径の後輪23は、基台20の後方に立設される軸支持部24にボルトにより転動自在に取り付けられている。軸支持部24は、縦方向に複数の貫通孔が形成され、径の異なる前輪21の種類に応じて取り付け位置を変更できるようになっている。この前輪21と後輪23には、各々ストッパーが設けられている。また、基台20には、手押しハンドル58が設けられている。
【0014】
図1と図2に示すように、基台20には昇降機構35が設けられる。すなわち、座席支持部40の下部に各々X形リンク30が設けられている。X形リンク30の上下の後端は、座席支持部40の裏面側と基台20に各々軸支されている。
また、X形リンク30の上下の前端は、車輪(図示省略)が各々嵌着され、該車輪は座席支持部40の裏面側と基台20上に各々形成されたレール31を転動可能となっている。左右のX形リンク30間には補助リンク32が横架され、該補助リンク32の中央に伸縮シリンダ(図示省略)が連結され、油圧装置(図示省略)により伸縮シリンダのロッドが伸縮して座席支持部40を上下動させることができる。そして、この油圧装置は、図示しないペダルの操作により座席支持部40の上下動を調整できるようになっている。このように基台20上に設けられる昇降機構35により、座席支持部40は上下動可能となっている。
【0015】
座席支持部40の裏面の中央には、貫通孔を有する回動位置規制板41が固着されている。回動位置規制板41は、図5に示すように、略半円状をなし、3箇所に切欠きが形成されている。この切欠きには、コイルバネ42により付勢されるプッシュロッド43が嵌め込まれている。また、プッシュロッド43は、手押しハンドル58まで延設されるワイヤ44を操作することでコイルバネ42の付勢力に抗して切欠きから開放されるようになっている。
【0016】
図6に示すように、座部11の底板15と座席支持部40は、上記の回動位置規制板41の貫通孔と連通する貫通孔が形成されている。これらの貫通孔には、各々底板15と回動位置規制板41に固着される係止片を両端に有する軸体42が挿通されている。また、底板15と接触する座席支持部40には、円弧状の凹部が複数箇所に形成され、この凹部には多数の鋼球43が転動自在に収容されている。このような構成により、座席10全体は回動規制板41に規制されながら、水平方向の所定位置に回動可能に座席支持部40上に支持される。
【0017】
肘掛け50は、座席10の両側に沿って設けられる。この肘掛け50は、肘載せ51とこの肘載せ51を支持する肘載せ支持部52とから構成され、肘載せ51の後端は背もたれ12とヒンジにより回動自在に連結されている。肘載せ51の長さ寸法は、座部11の長さと略同一に設定されている。肘載せ51の前端と肘載せ支持部52の後端は、ヒンジにより回動自在に連結されている。また、肘載せ支持部52の前端は、足板13に固定されている。
【0018】
上記のように構成される車椅子の使用方法と作用について説明する。
先ず、背もたれ12を座部11と略面一になるようにリクライニングさせる。
上記で説明した肘掛け50は、背もたれ12のリクライニングに連動しているので、足板13は肘掛け50により後方に引かれ、座部11の前端と足板13の後端との連結箇所を回動中心として上方向に回動し、座部11と略面一になる。
また、このように構成される肘掛け50により、使用の際の肘掛けの着脱が不要となり、利用者を移動させる作業が簡便となる。次いで、ワイヤ44を操作してプッシュロッド43を回動位置規制板41の切欠きから開放し、平面状になった座席10を90度回動させ、車椅子100と直角方向にする。このとき、右回りと左回りを選択して座席10を回動させることができるので、ベッドBの配置される向きや利用者の横臥する向きを考慮する必要がない。ペダルの操作により油圧装置を駆動させ、車椅子100をベッドBの下部に進入させた際に座席10をベッドB上に配置できる高さに調整する。そして、車椅子100は基台20と座席支持部40の間の前方側に空間部を有するので、車椅子100をその車輪21、23の進行方向に移動させ、図7に示すように、ベッドBの下部に円滑に進入させることができる。また、基台20が座席支持部40より前方に突出しているので、前輪21をベッドBの下部に深く進入させることができ、ひいては座席10の大部分をベッドB上に配置でき、安全に利用者をベッドBから移動させることができる。なお、後輪23はストッパーでロックされ、車椅子100の移動は阻止される。
【0019】
次いで、ベッドB上の利用者を座席10に移動させる。座席10は基台20上に支えられているので、座席10に利用者を乗せても偏荷重となることがなく、車椅子100を安定させた状態で利用者を移動させることができる。そして、昇降機構35を作動させ、座席10を上昇させてベッドBの上方に離間させる。その後、後輪23のストッパーのロックを解除して車椅子100をベッドBから退出させる。次いで、背もたれ12を起立させ、利用者を着座する状態にする。そして、回動位置規制板41を操作して座席10を先に行った回動方向と反対方向に90度回動させる。これにより、利用者が車椅子100の進行方向に向いて着座する通常の状態となり、車椅子100で利用者を所望の場所に移動させることが可能となる。
【0020】
〔第2実施形態〕
以下、第1実施形態における車椅子110は、座席10の両側に沿って設けられる上記の肘掛け50に替え、座部11に着脱自在な肘掛け55が設けられる構成のものである。したがって、以下、第1実施形態と共通の構成については説明を割愛し、異なる点についてのみ説明する。この車椅子110は、図8に示すように(第1実施形態と共通の構成については大半の符号を省略)着脱自在な肘掛け55が設けられるので、第1実施形態の車椅子100のように、背もたれ12をリクライニングさせても、足板13を回動させることができない。従って、座部11と足板13とをリクライニング機構により連結する必要がある。また、利用者をベッドBから車椅子110に移動させる際には、肘掛け55を取り外しておくことが必要であり、利用者を車椅子110に移動させてからは肘掛け55を取り付けることが必要がある。
【0021】
本発明は、その技術的範囲に包含される限り、種々形態を変更して実施することができるので、以下に例示する。
(1)座席の各構成部材(例えば、座部等)は、パイプにより組み立てて形成する場合に限定されず、板体によって形成しても良い。例えば、座部等をアルミ板で形成することもできる。この場合、通気性と軽量化の観点から板体に多数の穿孔を設けることが好ましい。
(2)本発明における種々の構成部材同士(例えば、座部と背もたれ)を回動可能に連結させる手段は、回動が可能であればヒンジに限定されない。例えば、各構成部材を板体で形成した場合、櫛の歯状の端縁同士を交互に噛合させ、この端縁を軸支しても良い。
(3)X形リンクの伸縮シリンダの駆動は、モータで行っても良い。また、昇降機構は、X形リンクを用いるものに限定されない。例えば、モータや油圧による伸縮シリンダの伸縮をチェーンを介して伝動する公知の構成の昇降機構を用いることもできる。
(4)リクライニング機構は、実施形態の構成に限定されず、リクライニング可能であれば公知の構成のものを含め種々採用できる。
(5)背もたれの裏面側と足板の裏面側に各々クッション材などからなるバランサーを取り付けても良い。これにより、座席支持部を下部に備える座部とこれを備えない背もたれ、足板との間のベッド上に座席を配置した際のアンバランスを是正できる。
(6)車椅子は、後輪の駆動をモータで行う構成としても良い。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されるので、以下の効果を奏する。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、介護者に負担に与えることなく、また、利用者に恐怖感や不安感を与えることなく利用者をベッドと座席との間で移動させることができる車椅子を提供できる。また、ベッドの配置される向きや利用者の横臥する向きを考慮することなく、さらに車椅子をその車輪の進行方向に移動させてベッドの下部に円滑に進入させることができるので、極めて操作性に優れた車椅子を提供できる。車椅子をベッドの下部に進入させて用いるので、座席に利用者を乗せても偏荷重となることがなく、安定した状態で利用者を移動させることができる安全性に優れた車椅子を提供できる。また、簡単な構成からなるので、操作性に優れながらコスト面でも有利な車椅子を提供できる。
【0023】
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加え、使用に際し肘掛けの着脱が不要で操作が簡便になり、より操作性に優れ、被介護者と介護者に大きな福音をもたらす車椅子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】座席を着座可能な状態にした第1実施形態の車椅子の斜視図である。
【図2】図1の車椅子の側面図である。
【図3】第1実施形態に係るパイプから組み立てられる座席を示す平面図である。
【図4】第1実施形態に係るリクライニング機構を示す断面図である。
【図5】第1実施形態に係る回動位置規制板とプッシュロッドを示す平面図である。
【図6】第1実施形態に係る座席が座席支持部材に回動可能に支持される状態を示す部分断面図である。
【図7】第1実施形態の車椅子をベッドの下部に進入させた状態を示す説明図である。
【図8】座席を着座可能な状態にした第2実施形態の車椅子の側面図である。
【符号の説明】
10 座席
11 座部
12 背もたれ
13 足板
14 足載せ
15 底板
18、19 リクライニング機構
20 基台
30 X形リンク
35 昇降機構
40 座席支持部
41 回動位置規制板
50 肘掛け
51 肘載せ
52 肘載せ支持部
100、110 車椅子
【発明の属する技術分野】
本発明は、車椅子に関し、詳しくは、被介護者等のベッドから車椅子への移動、あるいは車椅子からベッドへの移動を容易にする車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高齢化社会の進行と相俟って少なくとも下半身に障害があり、ベッドと車椅子の間を移動するのが困難な車椅子の利用者(以下、利用者という)の数も増加傾向にある。このような利用者のベッドと車椅子の間を移動させる作業は、多人数の介護者が利用者を持ち上げて行わなければならず、介護者にとっては極めて重労働で大変な作業であった。また、利用者を機械的に吊り上げて移動させる移動用リフトは、体に柔軟性のない利用者には苦痛であり、さらに恐怖感や不安感を与えることもあった。
そこで、従来、利用者のベッドと車椅子の間を移動させる作業に伴うこれらの不都合を解消させることを目的とする提案がある。例えば、裏面に回転支持アームを設けた山型に二つ折れする背もたれ部と、腰掛け部と、臨時脚載せ部からなる患者載せ台を設け、移乗用台車を載せる患者搬送用フレーム車両を設け、患者移乗時は患者移乗用台車と患者搬送用フレーム車両を分離させ、患者搬送時に合体させる車椅子の提案がある(特許文献1参照)。また、車輪を有して走行自在に構成された基台上に垂直昇降可能なリフト機構と、座席を左右両方向に移動可能なスライド機構と、リンクを用いたリクライニング機構を有する座席とを備えた車椅子の提案がある(特許文献2参照)。車椅子の下部にベッドが入る空間を設けることにより、フルリクライニングさせた座席部をベッド上に進入させ、患者を持ち上げることなく簡便に移乗させることができる車椅子の提案がある(特許文献3参照)。これらは、いずれも平面状にリクライニングさせた座席と昇降機構を利用して患者を車椅子に移動させる構成を有する点で共通する。
【0003】
【特許文献1】特開2000−166977号公報
【特許文献2】特開2001−70350号公報
【特許文献3】特開2002−360637号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の車椅子は、小径の前後の車輪を備えた患者移乗用台車と大径の後輪を備える患者搬送用フレーム車両が合体する構成のため、部品点数が多くコスト高となる可能性がある。また、使用に際し患者移乗用台車と患者搬送用フレーム車両を分離させることが必要な点と車椅子自体が重くなる点で操作性が悪くなるおそれがある。特許文献2に記載の車椅子は、車椅子をベッドの下部に進入させることなくベッドに横付けし、座席をスライドさせて車椅子の横方向に突出させた状態で患者を移動させるものであるため、座席に患者を乗せた際に偏荷重となり、バランスを欠いて車椅子が不安定となるおそれがある。また、特許文献3に記載の車椅子は、車椅子をその車輪の進行方向と直角をなす方向でベッドに進入・退出させなければならないため、車椅子の操作性が悪くなる。また、後輪も床とベッドの下部との隙間の離間幅に対応できる程度の小径にすると実質的に車椅子としての使い勝手が悪くなる。また、上記いずれの車椅子も、使用に際し、肘掛けの着脱が必要で面倒であった。また、上記いずれの車椅子も、ベッドが配置される向きや患者の横臥する向きを予め考慮した上、車椅子の向きを対応させなければならず、面倒であった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、車椅子をその車輪の進行方向に移動させてベッドの下部に円滑に進入させ、利用者のベッドと車椅子の間の移動を安全かつ操作性良く行うことができる車椅子を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、この種の車椅子の課題を解決するために検討を重ね、座席を水平方向に回動させることに想到し、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の発明は、座部と背もたれと足板と足載せとを備える座席の少なくとも背もたれと足板を座部と略面一にし、平面状にした座席とベッドとの間で利用者を移動させる車椅子であって、少なくとも背もたれにリクライニング機構が設けられる座席と、前輪と後輪が取り付けられる基台と、該基台の上方に設けられ、前記座席を水平方向の所定位置に回動可能に支持し、前記基台に設けられる昇降機構により上下動可能な座席支持部と、を備え、前記座席を平面状にした状態で、前記基台と前記座席支持部の間は少なくとも前方側に空間部を有することを特徴とする車椅子を要旨とする。
【0007】
上記の構成の発明によれば、平面状にした座席を水平方向に回動させることができるので、座席を車椅子と直角方向に回動させることで車椅子をその車輪の進行方向に移動させながらベッドの下部に円滑に進入させてベッド上に座席を配置できる。また、右回りと左回りを選択して座席を回動させることができるので、ベッドの配置される向きや利用者の横臥する向きを考慮することなく、自在に対応できる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記足板は前記座部と回動可能に連結され、前記足載せは前記足板とリクライニング機構により連結され、また、肘載せとこの肘載せを支持する肘載せ支持部とから構成され、前記肘載せの後端は前記背もたれと回動可能に連結され、前記肘載せの前端は前記肘載せ支持部の後端と回動可能に連結され、前記肘載せ支持部の前端は前記足板に固定され、前記座席を平面状にした状態で前記座部と略面一になる肘掛けが前記座席の両側に設けられてなることを特徴とする車椅子を要旨とする。
【0009】
上記構成の発明によれば、背もたれのリクライニングと連動する肘掛けが足板を回動させて座部と略面一にするので、足板にリクライニング機構を設けることが不要となる。また、座席を座部と略面一の平面状にした状態で肘掛け自体も座部と略面一になるので、使用の際の肘掛けの着脱が不要となる。
なお、前端、後端という場合の「前」は車輪の進行方向をいい、「後」は車輪の進行方向と反対方向をいう。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照しながら実施の形態により詳細に説明する。
【0011】
〔第1実施形態〕
図1は、座席10を着座可能な状態にした車椅子100の斜視図であり、図2はその側面図である。
【0012】
座席10は、図3に示すように、パイプにより組み立てられる座部11と背もたれ12と足板13と足載せ14とから構成され、幅方向のパイプ間には補強パイプ16が横架されている。また、座部11、背もたれ12、足板13、足載せ14の各々は、クッション材を内蔵させ、合成樹脂製シートで被覆されている。
背もたれ12は、座部11の後端とリクライニング機構18により連結され、リクライニング可能となっている。リクライニング機構18は、図4に示す、座椅子やサマーベッドなどに採用される公知の構成のもので、一対の相対向するラチェット61とラチェット歯62に咬合する爪片63とを軸支し、爪片63のラチェット歯62への咬合により背もたれ12の回動を阻止する一方、カム板64をラチェット61間に装入し、ラチェット61と共に軸支させて、このカム板64により爪片63をラチェット歯62への咬合及びその解除を制御するものである(実開昭60−128552号公報、実公平4−744号公報参照)。また、座部11には底板15が固着されている。足板13の後端は、座部11の前端とヒンジにより連結され、回動可能となっている。足載せ14は矩形状をなし、足板13の前端とリクライニング機構19により連結されている。リクライニング機構19は、上記と同様に構成される。
【0013】
小径の前輪21は、基台20の前端に突設される取り付け部22にボルトにより転動自在に取り付けられている。この前輪21は、床とベッドBの下部との隙間の離間幅に対応させるために、径の異なるものに変更して取り付けることができる。また、大径の後輪23は、基台20の後方に立設される軸支持部24にボルトにより転動自在に取り付けられている。軸支持部24は、縦方向に複数の貫通孔が形成され、径の異なる前輪21の種類に応じて取り付け位置を変更できるようになっている。この前輪21と後輪23には、各々ストッパーが設けられている。また、基台20には、手押しハンドル58が設けられている。
【0014】
図1と図2に示すように、基台20には昇降機構35が設けられる。すなわち、座席支持部40の下部に各々X形リンク30が設けられている。X形リンク30の上下の後端は、座席支持部40の裏面側と基台20に各々軸支されている。
また、X形リンク30の上下の前端は、車輪(図示省略)が各々嵌着され、該車輪は座席支持部40の裏面側と基台20上に各々形成されたレール31を転動可能となっている。左右のX形リンク30間には補助リンク32が横架され、該補助リンク32の中央に伸縮シリンダ(図示省略)が連結され、油圧装置(図示省略)により伸縮シリンダのロッドが伸縮して座席支持部40を上下動させることができる。そして、この油圧装置は、図示しないペダルの操作により座席支持部40の上下動を調整できるようになっている。このように基台20上に設けられる昇降機構35により、座席支持部40は上下動可能となっている。
【0015】
座席支持部40の裏面の中央には、貫通孔を有する回動位置規制板41が固着されている。回動位置規制板41は、図5に示すように、略半円状をなし、3箇所に切欠きが形成されている。この切欠きには、コイルバネ42により付勢されるプッシュロッド43が嵌め込まれている。また、プッシュロッド43は、手押しハンドル58まで延設されるワイヤ44を操作することでコイルバネ42の付勢力に抗して切欠きから開放されるようになっている。
【0016】
図6に示すように、座部11の底板15と座席支持部40は、上記の回動位置規制板41の貫通孔と連通する貫通孔が形成されている。これらの貫通孔には、各々底板15と回動位置規制板41に固着される係止片を両端に有する軸体42が挿通されている。また、底板15と接触する座席支持部40には、円弧状の凹部が複数箇所に形成され、この凹部には多数の鋼球43が転動自在に収容されている。このような構成により、座席10全体は回動規制板41に規制されながら、水平方向の所定位置に回動可能に座席支持部40上に支持される。
【0017】
肘掛け50は、座席10の両側に沿って設けられる。この肘掛け50は、肘載せ51とこの肘載せ51を支持する肘載せ支持部52とから構成され、肘載せ51の後端は背もたれ12とヒンジにより回動自在に連結されている。肘載せ51の長さ寸法は、座部11の長さと略同一に設定されている。肘載せ51の前端と肘載せ支持部52の後端は、ヒンジにより回動自在に連結されている。また、肘載せ支持部52の前端は、足板13に固定されている。
【0018】
上記のように構成される車椅子の使用方法と作用について説明する。
先ず、背もたれ12を座部11と略面一になるようにリクライニングさせる。
上記で説明した肘掛け50は、背もたれ12のリクライニングに連動しているので、足板13は肘掛け50により後方に引かれ、座部11の前端と足板13の後端との連結箇所を回動中心として上方向に回動し、座部11と略面一になる。
また、このように構成される肘掛け50により、使用の際の肘掛けの着脱が不要となり、利用者を移動させる作業が簡便となる。次いで、ワイヤ44を操作してプッシュロッド43を回動位置規制板41の切欠きから開放し、平面状になった座席10を90度回動させ、車椅子100と直角方向にする。このとき、右回りと左回りを選択して座席10を回動させることができるので、ベッドBの配置される向きや利用者の横臥する向きを考慮する必要がない。ペダルの操作により油圧装置を駆動させ、車椅子100をベッドBの下部に進入させた際に座席10をベッドB上に配置できる高さに調整する。そして、車椅子100は基台20と座席支持部40の間の前方側に空間部を有するので、車椅子100をその車輪21、23の進行方向に移動させ、図7に示すように、ベッドBの下部に円滑に進入させることができる。また、基台20が座席支持部40より前方に突出しているので、前輪21をベッドBの下部に深く進入させることができ、ひいては座席10の大部分をベッドB上に配置でき、安全に利用者をベッドBから移動させることができる。なお、後輪23はストッパーでロックされ、車椅子100の移動は阻止される。
【0019】
次いで、ベッドB上の利用者を座席10に移動させる。座席10は基台20上に支えられているので、座席10に利用者を乗せても偏荷重となることがなく、車椅子100を安定させた状態で利用者を移動させることができる。そして、昇降機構35を作動させ、座席10を上昇させてベッドBの上方に離間させる。その後、後輪23のストッパーのロックを解除して車椅子100をベッドBから退出させる。次いで、背もたれ12を起立させ、利用者を着座する状態にする。そして、回動位置規制板41を操作して座席10を先に行った回動方向と反対方向に90度回動させる。これにより、利用者が車椅子100の進行方向に向いて着座する通常の状態となり、車椅子100で利用者を所望の場所に移動させることが可能となる。
【0020】
〔第2実施形態〕
以下、第1実施形態における車椅子110は、座席10の両側に沿って設けられる上記の肘掛け50に替え、座部11に着脱自在な肘掛け55が設けられる構成のものである。したがって、以下、第1実施形態と共通の構成については説明を割愛し、異なる点についてのみ説明する。この車椅子110は、図8に示すように(第1実施形態と共通の構成については大半の符号を省略)着脱自在な肘掛け55が設けられるので、第1実施形態の車椅子100のように、背もたれ12をリクライニングさせても、足板13を回動させることができない。従って、座部11と足板13とをリクライニング機構により連結する必要がある。また、利用者をベッドBから車椅子110に移動させる際には、肘掛け55を取り外しておくことが必要であり、利用者を車椅子110に移動させてからは肘掛け55を取り付けることが必要がある。
【0021】
本発明は、その技術的範囲に包含される限り、種々形態を変更して実施することができるので、以下に例示する。
(1)座席の各構成部材(例えば、座部等)は、パイプにより組み立てて形成する場合に限定されず、板体によって形成しても良い。例えば、座部等をアルミ板で形成することもできる。この場合、通気性と軽量化の観点から板体に多数の穿孔を設けることが好ましい。
(2)本発明における種々の構成部材同士(例えば、座部と背もたれ)を回動可能に連結させる手段は、回動が可能であればヒンジに限定されない。例えば、各構成部材を板体で形成した場合、櫛の歯状の端縁同士を交互に噛合させ、この端縁を軸支しても良い。
(3)X形リンクの伸縮シリンダの駆動は、モータで行っても良い。また、昇降機構は、X形リンクを用いるものに限定されない。例えば、モータや油圧による伸縮シリンダの伸縮をチェーンを介して伝動する公知の構成の昇降機構を用いることもできる。
(4)リクライニング機構は、実施形態の構成に限定されず、リクライニング可能であれば公知の構成のものを含め種々採用できる。
(5)背もたれの裏面側と足板の裏面側に各々クッション材などからなるバランサーを取り付けても良い。これにより、座席支持部を下部に備える座部とこれを備えない背もたれ、足板との間のベッド上に座席を配置した際のアンバランスを是正できる。
(6)車椅子は、後輪の駆動をモータで行う構成としても良い。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されるので、以下の効果を奏する。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、介護者に負担に与えることなく、また、利用者に恐怖感や不安感を与えることなく利用者をベッドと座席との間で移動させることができる車椅子を提供できる。また、ベッドの配置される向きや利用者の横臥する向きを考慮することなく、さらに車椅子をその車輪の進行方向に移動させてベッドの下部に円滑に進入させることができるので、極めて操作性に優れた車椅子を提供できる。車椅子をベッドの下部に進入させて用いるので、座席に利用者を乗せても偏荷重となることがなく、安定した状態で利用者を移動させることができる安全性に優れた車椅子を提供できる。また、簡単な構成からなるので、操作性に優れながらコスト面でも有利な車椅子を提供できる。
【0023】
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加え、使用に際し肘掛けの着脱が不要で操作が簡便になり、より操作性に優れ、被介護者と介護者に大きな福音をもたらす車椅子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】座席を着座可能な状態にした第1実施形態の車椅子の斜視図である。
【図2】図1の車椅子の側面図である。
【図3】第1実施形態に係るパイプから組み立てられる座席を示す平面図である。
【図4】第1実施形態に係るリクライニング機構を示す断面図である。
【図5】第1実施形態に係る回動位置規制板とプッシュロッドを示す平面図である。
【図6】第1実施形態に係る座席が座席支持部材に回動可能に支持される状態を示す部分断面図である。
【図7】第1実施形態の車椅子をベッドの下部に進入させた状態を示す説明図である。
【図8】座席を着座可能な状態にした第2実施形態の車椅子の側面図である。
【符号の説明】
10 座席
11 座部
12 背もたれ
13 足板
14 足載せ
15 底板
18、19 リクライニング機構
20 基台
30 X形リンク
35 昇降機構
40 座席支持部
41 回動位置規制板
50 肘掛け
51 肘載せ
52 肘載せ支持部
100、110 車椅子
Claims (2)
- 座部と背もたれと足板と足載せとを備える座席の少なくとも背もたれと足板を座部と略面一にし、平面状にした座席とベッドとの間で利用者を移動させる車椅子であって、少なくとも背もたれにリクライニング機構が設けられる座席と、前輪と後輪が取り付けられる基台と、該基台の上方に設けられ、前記座席を水平方向の所定位置に回動可能に支持し、前記基台に設けられる昇降機構により上下動可能な座席支持部と、を備え、前記座席を平面状にした状態で、前記基台と前記座席支持部の間は少なくとも前方側に空間部を有することを特徴とする車椅子。
- 前記足板は前記座部と回動可能に連結され、前記足載せは前記足板とリクライニング機構により連結され、また、肘載せとこの肘載せを支持する肘載せ支持部とから構成され、前記肘載せの後端は前記背もたれと回動可能に連結され、前記肘載せの前端は前記肘載せ支持部の後端と回動可能に連結され、前記肘載せ支持部の前端は前記足板に固定され、前記座席を平面状にした状態で前記座部と略面一になる肘掛けが前記座席の両側に設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
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