JP2005013525A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転ブラシに髪の毛や糸くずが絡み付くことなく絨毯等からごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる電気掃除機を提供することを課題とする。
【解決手段】下面に吸込口3を有する吸込具ケース2の内部に、吸込口3に臨ませて回転ブラシ4を収納した構造の床用吸込具1を備えた電気掃除機において、前記回転ブラシ4は、芯体7と芯体7の外周に配設されるブラシ体8とから構成され、ブラシ体8は、床面への接地部をフェルトで構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】下面に吸込口3を有する吸込具ケース2の内部に、吸込口3に臨ませて回転ブラシ4を収納した構造の床用吸込具1を備えた電気掃除機において、前記回転ブラシ4は、芯体7と芯体7の外周に配設されるブラシ体8とから構成され、ブラシ体8は、床面への接地部をフェルトで構成する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床用吸込具を有する電気掃除機に関し、特に、回転ブラシを有する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気掃除機の床用吸込具は、毛のブラシが設けられた回転ブラシを備えており、絨毯を掃除する際には回転ブラシを回転させることにより絨毯のごみを掻き取り、掻き取ったごみを吸引することで効率的に掃除ができるようになされている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−345699号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回転ブラシを回転させて絨毯等を掃除すると、絨毯等に付着していた髪の毛や糸くず等の細長いごみが回転ブラシに絡み付いてしまう。回転ブラシに髪の毛や糸くずが絡み付いてしまうと、簡単には取り外すことはできず、回転ブラシに絡み付いた髪の毛や糸くずを取り外す手間が煩わしくなる欠点があった。
【0005】
また、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合には、毛のブラシを有する回転ブラシを回転させただけでは床面の汚れを取り除くことができず、回転ブラシでは床面を磨き上げることはできないという問題があった。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、回転ブラシに髪の毛や糸くずが絡み付くことなく絨毯等からごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる電気掃除機を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の手段は、下面に吸込口を有する吸込具ケースの内部に、吸込口に臨ませて回転ブラシを収納した構造の床用吸込具を備えた電気掃除機において、前記回転ブラシは、芯体と芯体の外周に配設されるブラシ体とから構成され、ブラシ体は、床面への接地部がフェルトで構成されていることを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、根元部が塩化ビニルで形成されると共に、床面へ接地する先端部がフェルトで形成してもよい。
【0009】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、回転ブラシの回転方向の前方が先端部側になるように先端部と根元部との一部を重ね合わせ、重ね合わせ部を縫製することにより根元部と先端部とを一体化してもよい。
【0010】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、ブラシ体の根元部の、回転ブラシの回転方向に対して前後両側に先端部を配設し、根元部とその両側の先端部とを縫製により一体化してもよい。
【0011】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、根元部と先端部とは成型により一体化してもよい。
【0012】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記回転ブラシは、フェルト製のブラシ体と塩化ビニル製のブラシ体とからなるブラシ群を少なくとも一組有し、ブラシ群は、回転ブラシの回転方向に沿ってフェルト製のブラシ体と塩化ビニル製のブラシ体との順に近接して配設され、塩化ビニル製のブラシ体の芯体から床面方向への長さを短く形成してもよい。
【0013】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、非円形のフェルト片を芯体に固定することにより構成してもよい。
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、芯体の軸心方向に所定幅を有する複数枚のフェルト片で構成されると共に、隣り合うフェルト片同士の位相をずらせ、各フェルト片が全て同時に床面に接地しないように構成してもよい。
【0014】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記フェルト片は楕円形状に形成され、隣り合うフェルト片をお互い略90度回転させた状態で芯体に固定してもよい。
【0015】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記フェルト片は楕円形状に形成され、隣り合うフェルト片の長径上の外周縁部を所定位相づつずらした状態で芯体に固定してもよい。
【0016】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記回転ブラシを一方向から見たとき、複数のフェルト片からなるブラシ体の平面形状がハの字状になるように芯体の軸心に対してフェルト片は傾斜して固定してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明に係る電気掃除機の第1実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0018】
第1実施形態の電気掃除機の床用吸込具1は、上ケース2aと下ケース2bからなって吸込口3が下方に形成された横長の吸込具ケース2と、吸込具ケース2の吸込口3に臨ませて吸込具ケース2に回転自在に支持され、一方向に回転する回転ブラシ4と、吸込具ケース2の前壁を構成すると共に吸込口3の前側部分(図2の左側)を開閉するカバー5と、吸込具ケース2の後面側に上下自在に且つ回転自在に取付けられ、吸込口3に連通するベンド6とから構成されている(図1、図2参照)。そして、ベンド6が図示しない延長管やホースを介して掃除機本体に接続されるようになっている。
【0019】
回転ブラシ4は、その芯体7の外周面に複数本の帯状のブラシ体8が芯体7の軸方向に螺旋状に装着されている(図3、図4参照)。ブラシ体8は、床面に接地しない根元部9が塩化ビニルで形成されると共に、床面に接地する先端部10がフェルトで形成されている。そして、回転ブラシ4の回転方向の前方が先端部10になるように先端部10と根元部9との一部を重ね合わせ、重ね合わせ部を縫製することにより根元部9と先端部10とを一体化してブラシ体8を構成している。
【0020】
そして、ブラシ体8は、根元部9の基部11を芯体7の外周面に形成した溝12に嵌め込むことで装着できるようになっている(図2、図3参照)。また、回転ブラシ4は、吸込具ケース2に内蔵された図示しない電動モータにより、その駆動力が伝動ベルト等を介して伝達されて一方向に回転駆動する。この回転ブラシ4が回転することで床面のごみが掻き取られ、吸込口3から効果的に吸込まれることにより効率よく掃除できる。
【0021】
回転ブラシ4に近接してその前方部分を覆うように位置するカバー5は、その長手方向の両端側に図示しないアーム部が一体形成され、このアーム部によって吸込具ケース2の両端部内側に回動自在に軸支されている。また、カバー5には、吸込具ケース2前端が壁面に当たった時にカバー5を上方向に回動させ、吸込口3の前方部を開放させるように作動するローラ13が装着されている。ローラ13は、その両端部を軸受部13a、13aにて回転自在に装着されている(図1、図2参照)。
【0022】
また、カバー5は、図示しないがその回動軸に、カバー5を下方へ回動する方向へ付勢する付勢手段としての捻りバネが装着された構成となっている。従って、吸込具ケース2が壁面に当たらない所の床面掃除の時には、カバー5は吸込口3の前方部分を閉鎖し、下方部分のみが開口している。また、カバー5が開く時は、吸込具ケース2の内側に収納される構成となるように、上ケース2aにはカバーを後端部から収納するための収納凹部14が形成されている。
【0023】
尚、ローラ13は、吸込具ケース2の前面側が障害物に当たった場合のショック吸収というバンパーの役目を果たすものでもあるので、外周面が柔らかくて滑りやすい当接部材として、繊維質部材である起毛布によって覆われて形成されたものが好ましい。これであれば、壁面や家具などの傷付きを確実に防止できるようになると共に、極めてスムーズにカバー5を回動させることができる。また、起毛布によりローラ13が壁面に当接した状態で横方向に掃除する場合の左右の動きもスムーズになるという点で有用となる。
【0024】
絨毯等を掃除する際には回転ブラシ4を回転させることにより、絨毯等に付着しているごみを掻き取り、掻き取ったごみを吸込口3から吸引することで効果的に掃除ができる。しかしながら、従来の回転ブラシは、ブラシ体が毛で形成されていたため、絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずが回転ブラシに絡み付いてしまうという問題があった。こうなってしまえば、回転ブラシに絡みつた髪の毛や糸くずを簡単に取り外すことはできず、回転ブラシに絡み付いた髪の毛や糸くずを取り外す作業が煩わしくなってしまう。
【0025】
これに対して、第1実施形態では、ブラシ体8を、帯状の塩化ビニルからなる根元部9と帯状のフェルトからなる先端部10とで構成しているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8に絡み付くことはない。また、コジが弱い帯状のフェルトだけでブラシ体を構成すれば、十分に絨毯等からごみを掻き取ることはできないが、ブラシ体8の根元部9はコシの強い塩化ビニルで構成されているため、フェルトからなる先端部10のコシを塩化ビニルからなる根元部9により強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0026】
また、ブラシ体8の根元部9を構成する塩化ビニルは、床面に接地しないため、塩化ビニルにより床面を傷つけるようなことはない。また、床面に接地するブラシ体8の先端部10はフェルトで構成されているためフェルトにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4を回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
【0027】
また、ブラシ体8の根元部9より回転ブラシ4の回転方向の前方にブラシ体8の先端部10が位置するようになっているため、回転ブラシ4の回転によりブラシ体8の先端部10には、根元部9側に向かって力が働く。この結果、ブラシ体8の先端部10と根元部9との縫製が外れる方向には力が働かないため、先端部10と根元部9との縫製が剥がれるのを防止することができる。
【0028】
(第2実施形態)
図6及び図7は第2実施形態を示している。尚、第1実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態では、根元部9の塩化ビニルと先端部10のフェルトとを縫製により一体化してブラシ体8を構成したが、第2実施形態では、塩化ビニルからなる第1ブラシ体15とフェルトからなる第2ブラシ体16とを別々に芯体7aに装着したブラシ群4組によりブラシ体8aを構成している。
【0029】
回転ブラシ4aは第1実施形態と同様に一方向に回転する。塩化ビニルからなる第1ブラシ体15は、芯体7aから床面に接しない距離までの幅を有する帯状に形成され、その基部11aを芯体7aの外周面に形成した溝12aに嵌め込むことで芯体7aに装着されている。また、フェルトからなる第2ブラシ体16は、芯体7aから床面に接する距離までの幅を有する帯状に形成され、第1ブラシ体15より回転ブラシ4aの回転方向の前方で且つ第1ブラシ体15に近接させて、その基部11bを芯体7aの外周面に形成した溝12bに嵌め込むことで芯体7aに装着されている。
【0030】
第2実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8aに絡み付くことはない。また、コジが弱い帯状のフェルトからなる第2ブラシ体16だけでは、十分に絨毯等からごみを掻き取ることはできないが、図6に示すようにコシの強い塩化ビニルからなる第1ブラシ体15が第2ブラシ体16のコシとなり、第2ブラシ体16により十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0031】
また、第1ブラシ体15を構成する塩化ビニルは、床面に接地しないため、塩化ビニルにより床面を傷つけるようなことはない。また、床面に接地する第2ブラシ体16はフェルトで構成されているため第2ブラシ体16により床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4aを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
【0032】
また、第1ブラシ体15と第2ブラシ体16とを別々に構成しているため、床面に接地するために消耗が激しくなる第2ブラシ体16を単独で交換することができ、交換する部品の費用を低減させることができる。
【0033】
(第3実施形態)
図8及び図9は第3実施形態を示している。尚、第1実施形態及び第2実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態では、1枚の塩化ビニルからなる根元部9と1枚のフェルトからなる先端部10とを縫製により一体化してブラシ体8を構成したが、第3実施形態では、1枚の塩化ビニルからなる根元部9bの回転ブラシ4bの回転方向の前後位置に、フェルトからなる先端部10bを各々配設し、根元部9bの両側を先端部10bで挟んだ状態で根元部9bとその両側の先端部10bとを縫製により一体化してブラシ体8bを構成している。
【0034】
根元部9bは第1実施形態と同様に床面に接しない幅の帯状に形成されている。また、先端部10bは第1実施形態と同様に帯状に形成され、床面に接地する位置に縫製により固定されている。
【0035】
第3実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8bに絡み付くことはない。また、コジが弱い帯状のフェルトからなる先端部10bだけでは、十分に絨毯等からごみを掻き取ることはできないが、コシの強い塩化ビニルからなる根元部9bにより先端部10bのコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。また、根元部9bを構成する塩化ビニルは、床面に接地しないため、塩化ビニルにより床面を傷つけるようなことはない。
【0036】
また、床面に接地する先端部10bはフェルトで構成されているため先端部10bにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4bを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。また、根元部9bの回転ブラシ4bの回転方向の前後位置に先端部10bが縫製されているため、回転ブラシ4bの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0037】
(第4実施形態)
図10及び図11は第4実施形態を示している。尚、第1実施形態乃至第3実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態では、1枚の塩化ビニルからなる根元部9と1枚のフェルトからなる先端部10とを縫製により一体化してブラシ体8を構成したが、第4実施形態では、塩化ビニルからなる根元部9cとフェルトからなる先端部10cとを成型により一体化してブラシ体8cを構成している。
【0038】
根元部9cは第1実施形態と同様に床面に接しない幅の帯状に形成されている。また、先端部10cは第1実施形態と同様に帯状に形成され、床面に接地する位置で根元部9cと成型により一体化されている。
【0039】
第4実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8cに絡み付くことはない。また、コシが弱い帯状のフェルトからなる先端部10cだけでは、十分に絨毯等からごみを掻き取ることはできないが、コシが強い塩化ビニルからなる根元部9cにより先端部10cのコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。また、根元部9cを構成する塩化ビニルは、床面に接地しないため、塩化ビニルにより床面を傷つけるようなことはない。
【0040】
また、床面に接地する先端部10cはフェルトで構成されているため先端部10cにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4cを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。また、根元部9cと先端部10cとは成型により一体化されているため、ブラシ体8cを簡単な構成により形成することができると共に、根元部9cと先端部10cとの剥がれを確実に防止することができる。また、回転ブラシ4cの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0041】
(第5実施形態)
図12及び図13は第5実施形態を示している。尚、第1実施形態乃至第4実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態乃至第4実施形態では、ブラシ体の材質を塩化ビニルとフェルトとの2種類で構成したが、第5実施形態では、フェルトからなる複数枚のフェルト片17によりブラシ体8dを構成している。
【0042】
第5実施形態では、フェルト片17は、芯体7dの軸心方向に所定幅を有する楕円形状に形成され、隣り合うフェルト片17同士を90度回転させた状態で芯体7dに圧入されて固定されている。そして、フェルト片17の長径上の外周縁部が床面に接地するようになっている。
【0043】
第5実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くづがブラシ体8dに絡み付くことはない。また、帯状の状態ではコジが弱いフェルトを、所定幅を有する塊状のフェルト片17にすることによりコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0044】
また、床面に接地する部分はフェルトであるためブラシ体8dにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4dを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
【0045】
また、隣り合うフェルト片17同士を90度回転させた位置関係であるため、同時に床面に接地するフェルト片17の数を減少させることができ、フェルト片17が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができると共に、回転ブラシ4dを回転させるモータの負荷も低減させることができる。また、回転ブラシ4dの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0046】
尚、第5実施形態においては、フェルト片17を楕円形状に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、花びら形状など全周全てが床面に接地しない非円形の形状であればよい。
【0047】
(第6実施形態)
図14及び図15は第6実施形態を示している。尚、第1実施形態乃至第5実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第5実施形態では、ブラシ体8dは、所定幅を有する楕円形状のフェルト片17を、隣り合うフェルト片17同士を90度回転させた状態で芯体7dに圧入することにより構成した。
【0048】
第6実施形態では、ブラシ体8eは、所定幅を有する楕円形状のフェルト片17を、隣り合うフェルト片17の長径上の外周縁部を所定位相づつずらした状態で芯体7dに圧入することによりフェルト片17の長径上の外周縁部を結ぶ仮想線が螺旋状になるように構成している。また、フェルト片17の長径上の外周縁部が床面に接地するようになっている。
【0049】
第6実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くづがブラシ体8eに絡み付くことはない。また、帯状の状態ではコジが弱いフェルトを、所定幅を有する塊状のフェルト片17にすることによりコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0050】
また、床面に接地する部分はフェルトであるためブラシ体8eにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4eを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
また、隣り合うフェルト片17は、所定位相づつずれた位置関係であるため、同時に床面に接地するフェルト片17の数をさらに減少させることができ、フェルト片17が床面に接地する際に発生する騒音をさらに低減させることができると共に、回転ブラシ4eを回転させるモータの負荷もさらに低減させることができる。また、回転ブラシ4eの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0051】
尚、第6実施形態においては、フェルト片17を楕円形状に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、花びら形状など全周全てが床面に接地しない、非円形の形状であればよい。
【0052】
(第7実施形態)
図16乃至図18は第7実施形態を示している。尚、第1実施形態乃至第6実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第5実施形態では、ブラシ体8dは、所定幅を有する楕円形状のフェルト片17を、隣り合うフェルト片17同士を90度回転させた状態で芯体7dに圧入することにより構成した。
【0053】
第7実施形態では、図17に示すようにブラシ体8fは、所定幅を有する楕円形状のフェルト片17を、芯体7dの軸心に対して傾斜させて芯体7dに圧入することにより、フェルト片17の平面形状がハの字状になるように構成されている。また、隣り合うフェルト片17の長径上の外周縁部は、全て同じ方向を向くと共に、フェルト片17の長径上の外周縁部が床面に接地するようになっている。
【0054】
第7実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8fに絡み付くことはない。また、帯状の状態ではコジが弱いフェルトを、所定幅を有する塊状のフェルト片17にすることによりコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0055】
また、床面に接地する部分はフェルトであるためブラシ体8fにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4fを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
また、フェルト片17を、芯体7dの軸心に対して傾斜させて芯体7dに圧入しているため、各フェルト片17の長径上の外周縁部の稜線部のみが床面に接地するだけであるので、フェルト片17が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができると共に、回転ブラシ4fを回転させるモータの負荷を低減させることができる。
【0056】
また、フェルト片17を芯体7dに対して傾斜させて取り付けているため、回転ブラシ4fの回転によりフェルト片17の床面に接地する位置が絶えず変わることにより、ごみの掻き取り効率が向上する。また、回転ブラシ4fの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0057】
尚、第7実施形態においては、フェルト片17を楕円形状に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、花びら形状など全周全てが床面に接地しない、非円形の形状であればよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明の請求項1の構成によれば、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0059】
本発明の請求項2の構成によれば、簡単な構成により回転ブラシのブラシ体を形成することができる。また、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0060】
本発明の請求項3の構成によれば、簡単な構成により回転ブラシのブラシ体を形成することができると共に、先端部と根元部との縫製が剥がれるのを防止することができる。また、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0061】
本発明の請求項4の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0062】
本発明の請求項5の構成によれば、ブラシ体を簡単な構成により形成することができる。また、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0063】
本発明の請求項6の構成によれば、フェルト製のブラシ体を単独で交換することができ、交換する部品の費用を削減することができる。また、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0064】
本発明の請求項7の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0065】
本発明の請求項8の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる。また、フェルト片が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができる等の効果を奏する。
【0066】
本発明の請求項9の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる。また、フェルト片が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができる等の効果を奏する。
【0067】
本発明の請求項10の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる。また、フェルト片が床面に接地する際に発生する騒音をさらに低減させることができる等の効果を奏する。
【0068】
本発明の請求項11の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる。また、フェルト片が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができると共に、ごみの掻き取り効果を向上させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の第1実施形態を示す床用吸込具の斜視図である。
【図2】同床用吸込具の側断面図である。
【図3】同床用吸込具の回転ブラシの側断面図で拡大した状態を示す。
【図4】同床用吸込具の回転ブラシの外観図である。
【図5】同床用吸込具の裏面図である。
【図6】本発明の電気掃除機の第2実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図7】同床用吸込具の回転ブラシの側断面図で拡大した状態を示す。
【図8】本発明の電気掃除機の第3実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図9】同床用吸込具の回転ブラシの側断面図で拡大した状態を示す。
【図10】本発明の電気掃除機の第4実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図11】同床用吸込具の回転ブラシの側断面図で拡大した状態を示す。
【図12】本発明の電気掃除機の第5実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図13】同床用吸込具の裏面図である。
【図14】本発明の電気掃除機の第6実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図15】同床用吸込具の裏面図である。
【図16】本発明の電気掃除機の第7実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図17】同回転ブラシの外観図である。
【図18】同床用吸込具の裏面図である。
【符号の説明】
1 床用吸込具
2 吸込具ケース
3 吸込口
4 回転ブラシ
7 芯体
8 ブラシ体
【発明の属する技術分野】
本発明は、床用吸込具を有する電気掃除機に関し、特に、回転ブラシを有する電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気掃除機の床用吸込具は、毛のブラシが設けられた回転ブラシを備えており、絨毯を掃除する際には回転ブラシを回転させることにより絨毯のごみを掻き取り、掻き取ったごみを吸引することで効率的に掃除ができるようになされている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2002−345699号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回転ブラシを回転させて絨毯等を掃除すると、絨毯等に付着していた髪の毛や糸くず等の細長いごみが回転ブラシに絡み付いてしまう。回転ブラシに髪の毛や糸くずが絡み付いてしまうと、簡単には取り外すことはできず、回転ブラシに絡み付いた髪の毛や糸くずを取り外す手間が煩わしくなる欠点があった。
【0005】
また、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合には、毛のブラシを有する回転ブラシを回転させただけでは床面の汚れを取り除くことができず、回転ブラシでは床面を磨き上げることはできないという問題があった。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、回転ブラシに髪の毛や糸くずが絡み付くことなく絨毯等からごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる電気掃除機を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の手段は、下面に吸込口を有する吸込具ケースの内部に、吸込口に臨ませて回転ブラシを収納した構造の床用吸込具を備えた電気掃除機において、前記回転ブラシは、芯体と芯体の外周に配設されるブラシ体とから構成され、ブラシ体は、床面への接地部がフェルトで構成されていることを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、根元部が塩化ビニルで形成されると共に、床面へ接地する先端部がフェルトで形成してもよい。
【0009】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、回転ブラシの回転方向の前方が先端部側になるように先端部と根元部との一部を重ね合わせ、重ね合わせ部を縫製することにより根元部と先端部とを一体化してもよい。
【0010】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、ブラシ体の根元部の、回転ブラシの回転方向に対して前後両側に先端部を配設し、根元部とその両側の先端部とを縫製により一体化してもよい。
【0011】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、根元部と先端部とは成型により一体化してもよい。
【0012】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記回転ブラシは、フェルト製のブラシ体と塩化ビニル製のブラシ体とからなるブラシ群を少なくとも一組有し、ブラシ群は、回転ブラシの回転方向に沿ってフェルト製のブラシ体と塩化ビニル製のブラシ体との順に近接して配設され、塩化ビニル製のブラシ体の芯体から床面方向への長さを短く形成してもよい。
【0013】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、非円形のフェルト片を芯体に固定することにより構成してもよい。
上記課題を解決するための第1の手段において、前記ブラシ体は、芯体の軸心方向に所定幅を有する複数枚のフェルト片で構成されると共に、隣り合うフェルト片同士の位相をずらせ、各フェルト片が全て同時に床面に接地しないように構成してもよい。
【0014】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記フェルト片は楕円形状に形成され、隣り合うフェルト片をお互い略90度回転させた状態で芯体に固定してもよい。
【0015】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記フェルト片は楕円形状に形成され、隣り合うフェルト片の長径上の外周縁部を所定位相づつずらした状態で芯体に固定してもよい。
【0016】
上記課題を解決するための第1の手段において、前記回転ブラシを一方向から見たとき、複数のフェルト片からなるブラシ体の平面形状がハの字状になるように芯体の軸心に対してフェルト片は傾斜して固定してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明に係る電気掃除機の第1実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0018】
第1実施形態の電気掃除機の床用吸込具1は、上ケース2aと下ケース2bからなって吸込口3が下方に形成された横長の吸込具ケース2と、吸込具ケース2の吸込口3に臨ませて吸込具ケース2に回転自在に支持され、一方向に回転する回転ブラシ4と、吸込具ケース2の前壁を構成すると共に吸込口3の前側部分(図2の左側)を開閉するカバー5と、吸込具ケース2の後面側に上下自在に且つ回転自在に取付けられ、吸込口3に連通するベンド6とから構成されている(図1、図2参照)。そして、ベンド6が図示しない延長管やホースを介して掃除機本体に接続されるようになっている。
【0019】
回転ブラシ4は、その芯体7の外周面に複数本の帯状のブラシ体8が芯体7の軸方向に螺旋状に装着されている(図3、図4参照)。ブラシ体8は、床面に接地しない根元部9が塩化ビニルで形成されると共に、床面に接地する先端部10がフェルトで形成されている。そして、回転ブラシ4の回転方向の前方が先端部10になるように先端部10と根元部9との一部を重ね合わせ、重ね合わせ部を縫製することにより根元部9と先端部10とを一体化してブラシ体8を構成している。
【0020】
そして、ブラシ体8は、根元部9の基部11を芯体7の外周面に形成した溝12に嵌め込むことで装着できるようになっている(図2、図3参照)。また、回転ブラシ4は、吸込具ケース2に内蔵された図示しない電動モータにより、その駆動力が伝動ベルト等を介して伝達されて一方向に回転駆動する。この回転ブラシ4が回転することで床面のごみが掻き取られ、吸込口3から効果的に吸込まれることにより効率よく掃除できる。
【0021】
回転ブラシ4に近接してその前方部分を覆うように位置するカバー5は、その長手方向の両端側に図示しないアーム部が一体形成され、このアーム部によって吸込具ケース2の両端部内側に回動自在に軸支されている。また、カバー5には、吸込具ケース2前端が壁面に当たった時にカバー5を上方向に回動させ、吸込口3の前方部を開放させるように作動するローラ13が装着されている。ローラ13は、その両端部を軸受部13a、13aにて回転自在に装着されている(図1、図2参照)。
【0022】
また、カバー5は、図示しないがその回動軸に、カバー5を下方へ回動する方向へ付勢する付勢手段としての捻りバネが装着された構成となっている。従って、吸込具ケース2が壁面に当たらない所の床面掃除の時には、カバー5は吸込口3の前方部分を閉鎖し、下方部分のみが開口している。また、カバー5が開く時は、吸込具ケース2の内側に収納される構成となるように、上ケース2aにはカバーを後端部から収納するための収納凹部14が形成されている。
【0023】
尚、ローラ13は、吸込具ケース2の前面側が障害物に当たった場合のショック吸収というバンパーの役目を果たすものでもあるので、外周面が柔らかくて滑りやすい当接部材として、繊維質部材である起毛布によって覆われて形成されたものが好ましい。これであれば、壁面や家具などの傷付きを確実に防止できるようになると共に、極めてスムーズにカバー5を回動させることができる。また、起毛布によりローラ13が壁面に当接した状態で横方向に掃除する場合の左右の動きもスムーズになるという点で有用となる。
【0024】
絨毯等を掃除する際には回転ブラシ4を回転させることにより、絨毯等に付着しているごみを掻き取り、掻き取ったごみを吸込口3から吸引することで効果的に掃除ができる。しかしながら、従来の回転ブラシは、ブラシ体が毛で形成されていたため、絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずが回転ブラシに絡み付いてしまうという問題があった。こうなってしまえば、回転ブラシに絡みつた髪の毛や糸くずを簡単に取り外すことはできず、回転ブラシに絡み付いた髪の毛や糸くずを取り外す作業が煩わしくなってしまう。
【0025】
これに対して、第1実施形態では、ブラシ体8を、帯状の塩化ビニルからなる根元部9と帯状のフェルトからなる先端部10とで構成しているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8に絡み付くことはない。また、コジが弱い帯状のフェルトだけでブラシ体を構成すれば、十分に絨毯等からごみを掻き取ることはできないが、ブラシ体8の根元部9はコシの強い塩化ビニルで構成されているため、フェルトからなる先端部10のコシを塩化ビニルからなる根元部9により強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0026】
また、ブラシ体8の根元部9を構成する塩化ビニルは、床面に接地しないため、塩化ビニルにより床面を傷つけるようなことはない。また、床面に接地するブラシ体8の先端部10はフェルトで構成されているためフェルトにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4を回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
【0027】
また、ブラシ体8の根元部9より回転ブラシ4の回転方向の前方にブラシ体8の先端部10が位置するようになっているため、回転ブラシ4の回転によりブラシ体8の先端部10には、根元部9側に向かって力が働く。この結果、ブラシ体8の先端部10と根元部9との縫製が外れる方向には力が働かないため、先端部10と根元部9との縫製が剥がれるのを防止することができる。
【0028】
(第2実施形態)
図6及び図7は第2実施形態を示している。尚、第1実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態では、根元部9の塩化ビニルと先端部10のフェルトとを縫製により一体化してブラシ体8を構成したが、第2実施形態では、塩化ビニルからなる第1ブラシ体15とフェルトからなる第2ブラシ体16とを別々に芯体7aに装着したブラシ群4組によりブラシ体8aを構成している。
【0029】
回転ブラシ4aは第1実施形態と同様に一方向に回転する。塩化ビニルからなる第1ブラシ体15は、芯体7aから床面に接しない距離までの幅を有する帯状に形成され、その基部11aを芯体7aの外周面に形成した溝12aに嵌め込むことで芯体7aに装着されている。また、フェルトからなる第2ブラシ体16は、芯体7aから床面に接する距離までの幅を有する帯状に形成され、第1ブラシ体15より回転ブラシ4aの回転方向の前方で且つ第1ブラシ体15に近接させて、その基部11bを芯体7aの外周面に形成した溝12bに嵌め込むことで芯体7aに装着されている。
【0030】
第2実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8aに絡み付くことはない。また、コジが弱い帯状のフェルトからなる第2ブラシ体16だけでは、十分に絨毯等からごみを掻き取ることはできないが、図6に示すようにコシの強い塩化ビニルからなる第1ブラシ体15が第2ブラシ体16のコシとなり、第2ブラシ体16により十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0031】
また、第1ブラシ体15を構成する塩化ビニルは、床面に接地しないため、塩化ビニルにより床面を傷つけるようなことはない。また、床面に接地する第2ブラシ体16はフェルトで構成されているため第2ブラシ体16により床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4aを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
【0032】
また、第1ブラシ体15と第2ブラシ体16とを別々に構成しているため、床面に接地するために消耗が激しくなる第2ブラシ体16を単独で交換することができ、交換する部品の費用を低減させることができる。
【0033】
(第3実施形態)
図8及び図9は第3実施形態を示している。尚、第1実施形態及び第2実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態では、1枚の塩化ビニルからなる根元部9と1枚のフェルトからなる先端部10とを縫製により一体化してブラシ体8を構成したが、第3実施形態では、1枚の塩化ビニルからなる根元部9bの回転ブラシ4bの回転方向の前後位置に、フェルトからなる先端部10bを各々配設し、根元部9bの両側を先端部10bで挟んだ状態で根元部9bとその両側の先端部10bとを縫製により一体化してブラシ体8bを構成している。
【0034】
根元部9bは第1実施形態と同様に床面に接しない幅の帯状に形成されている。また、先端部10bは第1実施形態と同様に帯状に形成され、床面に接地する位置に縫製により固定されている。
【0035】
第3実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8bに絡み付くことはない。また、コジが弱い帯状のフェルトからなる先端部10bだけでは、十分に絨毯等からごみを掻き取ることはできないが、コシの強い塩化ビニルからなる根元部9bにより先端部10bのコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。また、根元部9bを構成する塩化ビニルは、床面に接地しないため、塩化ビニルにより床面を傷つけるようなことはない。
【0036】
また、床面に接地する先端部10bはフェルトで構成されているため先端部10bにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4bを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。また、根元部9bの回転ブラシ4bの回転方向の前後位置に先端部10bが縫製されているため、回転ブラシ4bの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0037】
(第4実施形態)
図10及び図11は第4実施形態を示している。尚、第1実施形態乃至第3実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態では、1枚の塩化ビニルからなる根元部9と1枚のフェルトからなる先端部10とを縫製により一体化してブラシ体8を構成したが、第4実施形態では、塩化ビニルからなる根元部9cとフェルトからなる先端部10cとを成型により一体化してブラシ体8cを構成している。
【0038】
根元部9cは第1実施形態と同様に床面に接しない幅の帯状に形成されている。また、先端部10cは第1実施形態と同様に帯状に形成され、床面に接地する位置で根元部9cと成型により一体化されている。
【0039】
第4実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8cに絡み付くことはない。また、コシが弱い帯状のフェルトからなる先端部10cだけでは、十分に絨毯等からごみを掻き取ることはできないが、コシが強い塩化ビニルからなる根元部9cにより先端部10cのコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。また、根元部9cを構成する塩化ビニルは、床面に接地しないため、塩化ビニルにより床面を傷つけるようなことはない。
【0040】
また、床面に接地する先端部10cはフェルトで構成されているため先端部10cにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4cを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。また、根元部9cと先端部10cとは成型により一体化されているため、ブラシ体8cを簡単な構成により形成することができると共に、根元部9cと先端部10cとの剥がれを確実に防止することができる。また、回転ブラシ4cの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0041】
(第5実施形態)
図12及び図13は第5実施形態を示している。尚、第1実施形態乃至第4実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第1実施形態乃至第4実施形態では、ブラシ体の材質を塩化ビニルとフェルトとの2種類で構成したが、第5実施形態では、フェルトからなる複数枚のフェルト片17によりブラシ体8dを構成している。
【0042】
第5実施形態では、フェルト片17は、芯体7dの軸心方向に所定幅を有する楕円形状に形成され、隣り合うフェルト片17同士を90度回転させた状態で芯体7dに圧入されて固定されている。そして、フェルト片17の長径上の外周縁部が床面に接地するようになっている。
【0043】
第5実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くづがブラシ体8dに絡み付くことはない。また、帯状の状態ではコジが弱いフェルトを、所定幅を有する塊状のフェルト片17にすることによりコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0044】
また、床面に接地する部分はフェルトであるためブラシ体8dにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4dを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
【0045】
また、隣り合うフェルト片17同士を90度回転させた位置関係であるため、同時に床面に接地するフェルト片17の数を減少させることができ、フェルト片17が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができると共に、回転ブラシ4dを回転させるモータの負荷も低減させることができる。また、回転ブラシ4dの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0046】
尚、第5実施形態においては、フェルト片17を楕円形状に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、花びら形状など全周全てが床面に接地しない非円形の形状であればよい。
【0047】
(第6実施形態)
図14及び図15は第6実施形態を示している。尚、第1実施形態乃至第5実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第5実施形態では、ブラシ体8dは、所定幅を有する楕円形状のフェルト片17を、隣り合うフェルト片17同士を90度回転させた状態で芯体7dに圧入することにより構成した。
【0048】
第6実施形態では、ブラシ体8eは、所定幅を有する楕円形状のフェルト片17を、隣り合うフェルト片17の長径上の外周縁部を所定位相づつずらした状態で芯体7dに圧入することによりフェルト片17の長径上の外周縁部を結ぶ仮想線が螺旋状になるように構成している。また、フェルト片17の長径上の外周縁部が床面に接地するようになっている。
【0049】
第6実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くづがブラシ体8eに絡み付くことはない。また、帯状の状態ではコジが弱いフェルトを、所定幅を有する塊状のフェルト片17にすることによりコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0050】
また、床面に接地する部分はフェルトであるためブラシ体8eにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4eを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
また、隣り合うフェルト片17は、所定位相づつずれた位置関係であるため、同時に床面に接地するフェルト片17の数をさらに減少させることができ、フェルト片17が床面に接地する際に発生する騒音をさらに低減させることができると共に、回転ブラシ4eを回転させるモータの負荷もさらに低減させることができる。また、回転ブラシ4eの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0051】
尚、第6実施形態においては、フェルト片17を楕円形状に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、花びら形状など全周全てが床面に接地しない、非円形の形状であればよい。
【0052】
(第7実施形態)
図16乃至図18は第7実施形態を示している。尚、第1実施形態乃至第6実施形態と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。第5実施形態では、ブラシ体8dは、所定幅を有する楕円形状のフェルト片17を、隣り合うフェルト片17同士を90度回転させた状態で芯体7dに圧入することにより構成した。
【0053】
第7実施形態では、図17に示すようにブラシ体8fは、所定幅を有する楕円形状のフェルト片17を、芯体7dの軸心に対して傾斜させて芯体7dに圧入することにより、フェルト片17の平面形状がハの字状になるように構成されている。また、隣り合うフェルト片17の長径上の外周縁部は、全て同じ方向を向くと共に、フェルト片17の長径上の外周縁部が床面に接地するようになっている。
【0054】
第7実施形態はこのように構成されているため、絨毯等を掃除しても絨毯等に付着していた髪の毛や糸くずがブラシ体8fに絡み付くことはない。また、帯状の状態ではコジが弱いフェルトを、所定幅を有する塊状のフェルト片17にすることによりコシを強くすることができ、十分に絨毯等からごみを掻き取ることができる。
【0055】
また、床面に接地する部分はフェルトであるためブラシ体8fにより床面を磨き上げることができ、床面がクレヨン等の落書きにより汚れている場合でも、回転ブラシ4fを回転させるだけで床面を磨き上げることができる。
また、フェルト片17を、芯体7dの軸心に対して傾斜させて芯体7dに圧入しているため、各フェルト片17の長径上の外周縁部の稜線部のみが床面に接地するだけであるので、フェルト片17が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができると共に、回転ブラシ4fを回転させるモータの負荷を低減させることができる。
【0056】
また、フェルト片17を芯体7dに対して傾斜させて取り付けているため、回転ブラシ4fの回転によりフェルト片17の床面に接地する位置が絶えず変わることにより、ごみの掻き取り効率が向上する。また、回転ブラシ4fの正逆の回転方向に関係なく、第1実施形態及び第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
【0057】
尚、第7実施形態においては、フェルト片17を楕円形状に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば、花びら形状など全周全てが床面に接地しない、非円形の形状であればよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明の請求項1の構成によれば、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0059】
本発明の請求項2の構成によれば、簡単な構成により回転ブラシのブラシ体を形成することができる。また、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0060】
本発明の請求項3の構成によれば、簡単な構成により回転ブラシのブラシ体を形成することができると共に、先端部と根元部との縫製が剥がれるのを防止することができる。また、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0061】
本発明の請求項4の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0062】
本発明の請求項5の構成によれば、ブラシ体を簡単な構成により形成することができる。また、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0063】
本発明の請求項6の構成によれば、フェルト製のブラシ体を単独で交換することができ、交換する部品の費用を削減することができる。また、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0064】
本発明の請求項7の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる等の効果を奏する。
【0065】
本発明の請求項8の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる。また、フェルト片が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができる等の効果を奏する。
【0066】
本発明の請求項9の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる。また、フェルト片が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができる等の効果を奏する。
【0067】
本発明の請求項10の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる。また、フェルト片が床面に接地する際に発生する騒音をさらに低減させることができる等の効果を奏する。
【0068】
本発明の請求項11の構成によれば、回転ブラシの回転方向に関係なく、回転ブラシに毛が絡み付くことなく絨毯等のごみを掻き取ることができると共に、回転ブラシにより床面を磨き上げることができる。また、フェルト片が床面に接地する際に発生する騒音を低減させることができると共に、ごみの掻き取り効果を向上させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の第1実施形態を示す床用吸込具の斜視図である。
【図2】同床用吸込具の側断面図である。
【図3】同床用吸込具の回転ブラシの側断面図で拡大した状態を示す。
【図4】同床用吸込具の回転ブラシの外観図である。
【図5】同床用吸込具の裏面図である。
【図6】本発明の電気掃除機の第2実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図7】同床用吸込具の回転ブラシの側断面図で拡大した状態を示す。
【図8】本発明の電気掃除機の第3実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図9】同床用吸込具の回転ブラシの側断面図で拡大した状態を示す。
【図10】本発明の電気掃除機の第4実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図11】同床用吸込具の回転ブラシの側断面図で拡大した状態を示す。
【図12】本発明の電気掃除機の第5実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図13】同床用吸込具の裏面図である。
【図14】本発明の電気掃除機の第6実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図15】同床用吸込具の裏面図である。
【図16】本発明の電気掃除機の第7実施形態を示す床用吸込具の側断面図である。
【図17】同回転ブラシの外観図である。
【図18】同床用吸込具の裏面図である。
【符号の説明】
1 床用吸込具
2 吸込具ケース
3 吸込口
4 回転ブラシ
7 芯体
8 ブラシ体
Claims (11)
- 下面に吸込口を有する吸込具ケースの内部に、吸込口に臨ませて回転ブラシを収納した構造の床用吸込具を備えた電気掃除機において、前記回転ブラシは、芯体と芯体の外周に配設されるブラシ体とから構成され、ブラシ体は、床面への接地部がフェルトで構成されていることを特徴とする電気掃除機。
- 前記ブラシ体は、根元部が塩化ビニルで形成されると共に、床面へ接地する先端部がフェルトで形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
- 前記ブラシ体は、回転ブラシの回転方向の前方が先端部側になるように先端部と根元部との一部を重ね合わせ、重ね合わせ部を縫製することにより根元部と先端部とは一体化されていることを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
- 前記ブラシ体は、ブラシ体の根元部の、回転ブラシの回転方向に対して前後両側に先端部を配設し、根元部とその両側の先端部とは縫製により一体化されていることを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
- 前記ブラシ体は、根元部と先端部とは成型により一体化されていることを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
- 前記回転ブラシは、フェルト製のブラシ体と塩化ビニル製のブラシ体とからなるブラシ群を少なくとも一組有し、ブラシ群は、回転ブラシの回転方向に沿ってフェルト製のブラシ体と塩化ビニル製のブラシ体との順に近接して配設され、塩化ビニル製のブラシ体の芯体から床面方向への長さを短く形成したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
- 前記ブラシ体は、非円形のフェルト片を芯体に固定することにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
- 前記ブラシ体は、芯体の軸心方向に所定幅を有する複数枚のフェルト片で構成されると共に、隣り合うフェルト片同士の位相をずらせ、各フェルト片が全て同時に床面に接地しないように構成したことを特徴とする請求項7記載の電気掃除機。
- 前記フェルト片は楕円形状に形成され、隣り合うフェルト片をお互い略90度回転させた状態で芯体に固定されていることを特徴とする請求項8記載の電気掃除機。
- 前記フェルト片は楕円形状に形成され、隣り合うフェルト片の長径上の外周縁部を所定位相づつずらした状態で芯体に固定されていることを特徴とする請求項8記載の電気掃除機。
- 前記回転ブラシを一方向から見たとき、複数のフェルト片からなるブラシ体の平面形状がハの字状になるように芯体の軸心に対してフェルト片は傾斜して固定されていることを特徴とする請求項7記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003183638A JP2005013525A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 電気掃除機 |
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JP2003183638A JP2005013525A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 電気掃除機 |
Publications (1)
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JP2005013525A true JP2005013525A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34183626
Family Applications (1)
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JP2003183638A Withdrawn JP2005013525A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005013525A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007228990A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Tsuchiya Tsco Co Ltd | 電気掃除機用の回転ブラシ |
CN103948349A (zh) * | 2014-05-08 | 2014-07-30 | 苏州莱尔特清洁器具有限公司 | 一种吸尘器地刷 |
CN110236451A (zh) * | 2018-03-08 | 2019-09-17 | 添可电器有限公司 | 地刷组件和吸尘器 |
-
2003
- 2003-06-27 JP JP2003183638A patent/JP2005013525A/ja not_active Withdrawn
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CN103948349A (zh) * | 2014-05-08 | 2014-07-30 | 苏州莱尔特清洁器具有限公司 | 一种吸尘器地刷 |
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