JP2005013142A - ビールテイストを有する清涼飲料及びその製造法 - Google Patents
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Abstract
【課題】低アルコール含量であるにもかかわらず、麦汁臭が有意に抑えられ、所望のビールテイストを有する清涼飲料及びその製造法を提供すること。
【解決手段】アルコール含量が1質量%未満の、ビールテイストを有する清涼飲料の製造法であって、
(1)麦汁の発酵を、麦汁1mlあたり1×106〜100×106個の酵母を添加し、麦汁3000リットルあたり10〜55リットル/分の割合で炭酸ガスをバブリングしながら、5℃以下で、5〜30時間行う工程、及び
(2)発酵体をろ過して、酵母及びタンパクを除去し、ビールテイストを有する清涼飲料を得る工程
を含む製造法。
【解決手段】アルコール含量が1質量%未満の、ビールテイストを有する清涼飲料の製造法であって、
(1)麦汁の発酵を、麦汁1mlあたり1×106〜100×106個の酵母を添加し、麦汁3000リットルあたり10〜55リットル/分の割合で炭酸ガスをバブリングしながら、5℃以下で、5〜30時間行う工程、及び
(2)発酵体をろ過して、酵母及びタンパクを除去し、ビールテイストを有する清涼飲料を得る工程
を含む製造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低アルコール含量で麦汁臭が抑えられた、ビールテイストを有する清涼飲料及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から広く親しまれている酒類(アルコール飲料)の代表例としてはビールが挙げられる。ビールは、大麦のデンプンを糖化して麦汁とし、これに含まれる糖分を酵母によりアルコール発酵させることにより製造されるが、これに用いる主原料・副原料の種類・割合、発酵条件及び/又はその他の加熱・ろ過処理条件などを適宜設定することにより、製品に求められるテクスチャー(のどごし)や風味・味覚を非常にバラエティに富んだものとすることができるといった特徴がある。このような特徴の下に、近年、ドライ感が強調されたビールが開発・製品化され、非常に高い人気が得られたことを発端に、これに追随するように消費者に求められる多種多様な製品の開発競争が激化してきているのが現状である。
一方、近年においては、アルコール含量を1質量%未満とすることで、酒税法上の酒類に属しない、ビールテイストを有する清涼飲料、例えば所謂ノンアルコールビール又はローアルコールビールが消費者に求められている。このような低アルコール含量の清涼飲料は、ビールテイストを楽しむために多量に摂取した場合であっても、摂取する総アルコール量が低いため、水分補給に適し、かつ、近年の健康指向にも沿った製品である(例えば、特許文献1〜3及び非特許文献1参照)。
【0003】
このようなビールテイストを有する清涼飲料は、例えば、製造工程におけるアルコール発酵を抑制し、即ち、不十分なものとして、発酵により生成されるアルコール含量を低減した場合、製品のテクスチャーや風味・味覚が望ましくないものとなる傾向にある。具体的には、アルコール発酵が不十分な為に、その発酵原料である麦汁に含まれる不快な臭い、所謂、麦汁臭が製品中に残存し、これが消費者に不快感をもたらす原因となる。
このような不十分なアルコール発酵により生じる麦汁臭を低減するための手段としては、麦汁臭の原因となるカルボニル揮発性化合物が蒸発するのに十分な時間の煮沸を行うこと、及び、酵母低温接触法が知られている(例えば、非特許文献2参照)。また、ナルジス(Narziss)は、麦汁臭を克服する助けとなる以下の6つの方法を推奨している:1)麦汁の生物学的酸性化;2)酵母添加(pitching)前の麦汁の11.5%から7.5%への希釈;3)上面酵母使用による多くの発酵副産物の獲得;4)下面酵母使用による高い発酵温度;5)いくつかのパールカラメルモルト(pale caramel malt)の添加;及び6)煮沸釜から熱麦汁受けタンク間の瞬間冷却機採用による麦汁カルボニル化合物濃度の低減(例えば、非特許文献1参照)。
一方、当業界においては、アルコール含量が低減された、ビールテイストを有する清涼飲料の需要が非常に高まっている現状から、麦汁臭が更に抑制された清涼飲料、及び、従来とは別の効率的な及び/又は簡便な手段で、これらの清涼飲料を製造可能な手段の開発が求められている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−228753号公報
【特許文献2】
特開平8−509855号公報
【特許文献3】
特開平5−68528号公報
【非特許文献1】
THE PRACTICAL BREWER (THIRD EDITION), 1999, John T. McCabe, p596−609
【非特許文献2】
TECHNOLOGY BREWING AND MALTING (INTERNATIONAL EDITION), 1999, Wolfgang
Kunze, p437−446
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、低アルコール含量であるにもかかわらず、麦汁臭が有意に抑えられ、所望のビールテイストを有する清涼飲料及びその製造法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述したような麦汁臭が、特定のアルデヒド含量、具体的には3−メチルブタナール、2−メチルブタナール含量を低減することにより抑制可能であるとの知見に基づき、これらのアルデヒド含量を、特定の発酵条件を採用することにより低減するものである。
即ち、本発明は、アルコール含量が1質量%未満の、ビールテイストを有する清涼飲料の製造法であって、
(1)麦汁の発酵を、麦汁1mlあたり1×106〜100×106個の酵母を添加し、麦汁3000リットルあたり10〜55リットル/分の割合で炭酸ガスをバブリングしながら、5℃以下で、5〜30時間行う工程、及び
(2)発酵体をろ過して、酵母及びタンパクを除去し、ビールテイストを有する清涼飲料を得る工程
を含む製造法を提供する。
また、本発明は、ビールテイストを有する清涼飲料であって、アルコール含量が0.1質量%未満であり、かつ、3−メチルブタナール含量が3質量ppb未満である清涼飲料を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の“ビールテイストを有する清涼飲料”(これ以降、単に“本発明の清涼飲料”と称する)とは、ビールと同等の又はそれと似た風味・味覚及びテクスチャー(のどごし)を有し、爽快感、清涼感を有する飲料、特には、発泡性飲料、より具体的には麦芽発酵飲料を意味する。
また、本発明の清涼飲料は、アルコール含量が、1質量%未満、好ましくは0.7質量%未満、より好ましくは0.5質量%未満、更により好ましくは0.3質量%未満、最も好ましくは0.1質量%以下であるのがよい。このようにアルコール含量が低い本発明の清涼飲料は、ノンアルコールビール又はローアルコールビールと称されるかもしれない。
【0008】
本発明の清涼飲料は、特定の手段を採用することにより、例えば、次のようにして製造することができる。
麦汁の調製:
まず、発酵原料である麦汁を調製する。この工程は、常法により、例えば、(a)麦芽粉砕物、副原料及び水の混合物を、糖化及びろ過して、糖度7〜14%の麦汁を得る工程、(b)得られた麦汁にホップを添加した後、煮沸する工程、次いで、(c)煮沸した麦汁を冷却する工程を行うことにより得ることができる。
(a)麦芽粉砕物は、大麦、例えば二条大麦を、常法により発芽させ、これを乾燥後、所定の粒度に粉砕したものであればよい。副原料としては、例えば、米、コーンスターチ、コーングリッツなどが挙げられる。また、水の品質も場合によっては、得られる製品のテクスチャー(のどごし)や風味・味覚に影響するであろうが、本発明の効果が奏される限り特に限定されない。ここで、上記混合物中における麦芽粉砕物、副原料及び水の割合は、適宜決定することができるが、例えば、総原料使用量に対して麦芽粉砕物は30〜50質量%、副原料は50〜70質量%使用し、水は総原料使用量に対して6〜12倍を使用することができる。特に、麦芽粉砕物:副原料の割合は、得られる製品に求められる風味・味覚などを考慮して適宜決定することができる。また、このような混合物の糖化及びろ過は常法により行うことができる。
【0009】
(b)上述のようにして得られた麦汁にホップを添加した後、煮沸するのがよい。これによりホップの風味・香気を煮出することができる。ホップの添加量、添加態様(例えば数回に分けて添加するなど)及び煮沸条件は、適宜決定することができる。また、煮沸後、沈澱により生じたタンパク質などの粕を除去するのが好ましい。
(c)次いで、煮沸した麦汁を冷却する。この冷却は、麦汁が凍らない程度の極力低い温度、通常、−1〜5℃まで冷却するのが好ましい。
【0010】
麦汁の発酵:
本発明においては、麦汁の発酵を、特定量の酵母を添加し、特定割合で炭酸ガスをバブリングしながら、特定温度で、特定時間行うのが重要である。
発酵工程において添加する酵母量は、麦汁1mlあたり1×106〜100×106個、好ましくは80×106個未満、例えば、10×106〜60×106個とするのがよい。酵母は、下面発酵を行うものとするのがよく、例えば、Saccharomyces属から選ぶことができる。このような酵母の菌株の選択は、例えば、得ようとする清涼飲料に求められるテクスチャー(のどごし)及び風味・味覚、発酵様式、例えば上面発酵とするか又は下面発酵とするか、他原料の種類などを考慮して行うのがよい。
バブリングする炭酸ガスの割合は、麦汁3000リットルあたり10〜55リットル/分、好ましくは15〜50リットル/分、例えば、20〜45リットル/分とするのがよい。このバブリングは、発酵工程中連続して行うのが好ましい。また、発酵工程を常法どおり発酵タンク内において行う場合、そのタンクの底面から上方に向けて、炭酸ガスが麦汁に均一に行き渡るようにしてバブリングを行うのがよい。尚、このバブリングに用いるガスとして酸素を用いると、酵母が優先して呼吸を開始してしまい、アルコール発酵を行わなくなってしまうため、炭酸ガスとするのが重要である。
また、発酵温度は、5℃以下、好ましくは3℃以下とするのがよく、また発酵時間は、5〜30時間、好ましくは10〜25時間、より好ましくは16〜20時間とするのがよい。本発明においては、通常のビール又は発泡種の製造法においては次いで行われるであろう後発酵(熟成)を行わずに、以下のろ過工程へと進めることができる。
【0011】
発酵体のろ過:
上述のようにして得られた発酵体を、次いで、ろ過して、酵母及びタンパクを除去する。ろ過は、珪藻土ろ過機を用いて行うことができる。この際、酵母詰まりによるろ過遅延が発生する場合には、事前にイーストセパレーターにより酵母を遠心分離で除去しておくのが好ましい。
尚、本発明においては、上記工程の他に、例えば、通常のビール又は発泡酒の製造において行われる工程、例えば、脱気水などによる最終濃度の調節、低温殺菌(パストリゼーション)、容器(例えば樽、ビン、缶)への充填(パッケージング)、容器のラベリングなどを行うことができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の製造法によれば、低アルコール含量であるにもかかわらず、麦汁臭が有意に抑えられ、更に、所望のビールテイストを有する清涼飲料、例えば所謂ノンアルコールビール又はローアルコールビールを提供することができる。具体的には、本発明の製造法によれば、得られる清涼飲料中における3−メチルブタナール含量を、3質量ppb未満とすることができ、例えば2.8質量ppb未満、好ましくは1.6質量ppb未満とすることができる。また、2−メチルブタナール含量を、1.5質量ppb未満とすることができ、例えば1.3質量ppb未満、好ましくは0.9質量ppb未満とすることができる。3−メチルブタナール含量と2−メチルブタナール含量の合計は、4質量ppb未満とすることができ、例えば3質量ppb未満、好ましくは2.4質量ppb未満とすることができる。このような製品においては、麦汁臭が顕著に低減されており、ビールテイストを有する清涼飲料の風味・味覚が特に望ましい。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0013】
【実施例】
実施例1
本発明の清涼飲料を以下の方法で製造した。図1を参照して説明する。
麦汁の調製:
麦芽粉砕物60kg及びデンプン質副原料(コーンスターチ)240kgを仕込釜1に入れた。これに、温水900リットルを加えて、これらの原料を混合して液化を行いマイシェを作った。この操作は、開始時の液温を55℃とし、徐々に昇温して、65〜70℃とした後、該温度で10分間保持し、さらに段階的に昇温して、90〜100℃まで液温を高め、この温度で30分保持した。一方、仕込槽2では、別の麦芽粉砕物150kgに温水380リットルを加えて混合し、35〜50℃とし、20〜90分間保持してマイシェを作った。その後、仕込槽2中のマイシェに、仕込釜1で製造したマイシェ1200リットルを加えた。次いで、このマイシェ混合物を仕込槽2中において、68〜75℃で10〜30分間保持して、糖化を行った。糖化工程終了後、これを麦汁濾過槽3において濾過して、その濾液として透明な麦汁3100リットルを得た(糖度12.7%)。
得られた麦汁を煮沸釜4に移し、これにホップ2.5kgを加えて、100℃で90分間煮沸した。煮沸した麦汁をワールプール槽5に入れて、沈殿により生じたタンパク質などの粕を除去した。この際煮沸後麦汁2700リットル(糖度14.5%)に温水2800リットルを加えて糖度7.0%に調整した。次いで、これをプレートクーラー6により、3℃まで冷却して、冷却した麦汁3000リットルを得た。
【0014】
麦汁の発酵:
上述のようにして得られた麦汁3000リットルを、発酵タンク7に移した。次いで、発酵タンク7に、麦汁1mlあたり50×106個の酵母を添加し、麦汁3000リットルあたり25リットル/分の割合で炭酸ガスを連続的にバブリングしながら、0℃で20時間発酵を行った。バブリングは、発酵タンク7の底面に設けられたバブリング孔から、麦汁に均一に行き渡るように行い、麦汁の上面から放出された炭酸ガスは、発酵タンク7の上部の排気孔から放出した。
【0015】
発酵体のろ過:
上述のようにして得られた発酵体をイーストセパレーターに移し、酵母を除去した。酵母除去の後、珪藻土ろ過機によりろ過して、アルコール含量約0.5質量%の清涼飲料を得た。尚、アルコール含量の微調整は、脱気水を用いて希釈により行った。
品質:
得られた清涼飲料は、アルコール含量が0.5質量%にまで低減されてものであるにもかかわらず、所望のビールテイストを有しており、麦汁臭をほとんど感じさせない品質を有していた。
また、この清涼飲料中に含まれる3−メチルブタナール含量は、2.7質量ppbであり、2−メチルブタナール含量は、1.2質量ppbであった。
尚、これらのブタナール含量の測定は次のようにして行ったものである。
【0016】
ブタナール含量の測定:
あらかじめ0.1Nチオ硫酸ナトリウム溶液50μLを添加した10ml容スクリューキャップ付きの試験管に氷冷した清涼飲料5.0gを採取した後、内標準溶液50μL及びPFBOA(o−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジル)ヒドロキシルアミン・HCl)溶液0.5mlを添加した。スクリューキャップの蓋を閉めてから軽く撹拌し、30℃に設定した恒温槽に2時間浸漬し誘導体化反応を行った。2時間後に9M硫酸50μLを添加し、反応を停止した。あらかじめ蒸留水約30mlを流し活性化させたSep−pak C18 Lightカートリッジに清涼飲料を10ml/分の流速で流し、十分に水分を除いた後にヘキサン1mlで溶出し、これをガスクロマトグラフィー(GC)分析に供した。
【0017】
(1)ガスクロマトグラフ条件は以下の通り
装置:HP6890Aシリーズ(Hewlett Packard社製)
カラム:DB−1(ジメチルポリシロキサン)J&W社製 30m×0.25mml.D., 0.25μm
オーブン温度:50℃(5分)→5℃/分→250℃→25℃/分→300℃(3分)
注入口温度:260℃
カラム流量:1.0ml/分(He)
注入方法:スプリットレス法で2μl注入、2分後にパージ
(2)質量検出器条件は以下の通り
装置:HP5973(Hewlett Packard社製)
イオン化法:電子イオン化法(El)
電子加速電圧:70eV
四重極温度:150℃
イオンソース温度:230℃
トランスファーライン温度:280℃
測定モード:スキャン
測定質量範囲:m/z=50〜550
【0018】
実施例2
発酵工程における麦汁1mlあたりの酵母数を20×106個とし、また、煮沸後麦汁に温水100リットルを加えて糖度13.5%とした以外は、実施例1と同様にして清涼飲料を得た。
この清涼飲料は、アルコール含量が0.06質量%にまで低減されてものであるにもかかわらず、所望のビールテイストを有しており、麦汁臭をほとんど感じさせない品質を有していた。
また、この清涼飲料中に含まれる3−メチルブタナール含量は、1.5質量ppbであり、2−メチルブタナール含量は、0.8質量ppbであった。
尚、これらのブタナール含量の測定は実施例1と同様の方法で行った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の清涼飲料を製造するための一連の装置を示す。
【符号の説明】
1 仕込釜
2 仕込槽
3 麦汁ろ過槽
4 煮沸釜
5 ワールプール
6 プレートクーラー
7 発酵タンク
【発明の属する技術分野】
本発明は、低アルコール含量で麦汁臭が抑えられた、ビールテイストを有する清涼飲料及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から広く親しまれている酒類(アルコール飲料)の代表例としてはビールが挙げられる。ビールは、大麦のデンプンを糖化して麦汁とし、これに含まれる糖分を酵母によりアルコール発酵させることにより製造されるが、これに用いる主原料・副原料の種類・割合、発酵条件及び/又はその他の加熱・ろ過処理条件などを適宜設定することにより、製品に求められるテクスチャー(のどごし)や風味・味覚を非常にバラエティに富んだものとすることができるといった特徴がある。このような特徴の下に、近年、ドライ感が強調されたビールが開発・製品化され、非常に高い人気が得られたことを発端に、これに追随するように消費者に求められる多種多様な製品の開発競争が激化してきているのが現状である。
一方、近年においては、アルコール含量を1質量%未満とすることで、酒税法上の酒類に属しない、ビールテイストを有する清涼飲料、例えば所謂ノンアルコールビール又はローアルコールビールが消費者に求められている。このような低アルコール含量の清涼飲料は、ビールテイストを楽しむために多量に摂取した場合であっても、摂取する総アルコール量が低いため、水分補給に適し、かつ、近年の健康指向にも沿った製品である(例えば、特許文献1〜3及び非特許文献1参照)。
【0003】
このようなビールテイストを有する清涼飲料は、例えば、製造工程におけるアルコール発酵を抑制し、即ち、不十分なものとして、発酵により生成されるアルコール含量を低減した場合、製品のテクスチャーや風味・味覚が望ましくないものとなる傾向にある。具体的には、アルコール発酵が不十分な為に、その発酵原料である麦汁に含まれる不快な臭い、所謂、麦汁臭が製品中に残存し、これが消費者に不快感をもたらす原因となる。
このような不十分なアルコール発酵により生じる麦汁臭を低減するための手段としては、麦汁臭の原因となるカルボニル揮発性化合物が蒸発するのに十分な時間の煮沸を行うこと、及び、酵母低温接触法が知られている(例えば、非特許文献2参照)。また、ナルジス(Narziss)は、麦汁臭を克服する助けとなる以下の6つの方法を推奨している:1)麦汁の生物学的酸性化;2)酵母添加(pitching)前の麦汁の11.5%から7.5%への希釈;3)上面酵母使用による多くの発酵副産物の獲得;4)下面酵母使用による高い発酵温度;5)いくつかのパールカラメルモルト(pale caramel malt)の添加;及び6)煮沸釜から熱麦汁受けタンク間の瞬間冷却機採用による麦汁カルボニル化合物濃度の低減(例えば、非特許文献1参照)。
一方、当業界においては、アルコール含量が低減された、ビールテイストを有する清涼飲料の需要が非常に高まっている現状から、麦汁臭が更に抑制された清涼飲料、及び、従来とは別の効率的な及び/又は簡便な手段で、これらの清涼飲料を製造可能な手段の開発が求められている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−228753号公報
【特許文献2】
特開平8−509855号公報
【特許文献3】
特開平5−68528号公報
【非特許文献1】
THE PRACTICAL BREWER (THIRD EDITION), 1999, John T. McCabe, p596−609
【非特許文献2】
TECHNOLOGY BREWING AND MALTING (INTERNATIONAL EDITION), 1999, Wolfgang
Kunze, p437−446
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、低アルコール含量であるにもかかわらず、麦汁臭が有意に抑えられ、所望のビールテイストを有する清涼飲料及びその製造法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述したような麦汁臭が、特定のアルデヒド含量、具体的には3−メチルブタナール、2−メチルブタナール含量を低減することにより抑制可能であるとの知見に基づき、これらのアルデヒド含量を、特定の発酵条件を採用することにより低減するものである。
即ち、本発明は、アルコール含量が1質量%未満の、ビールテイストを有する清涼飲料の製造法であって、
(1)麦汁の発酵を、麦汁1mlあたり1×106〜100×106個の酵母を添加し、麦汁3000リットルあたり10〜55リットル/分の割合で炭酸ガスをバブリングしながら、5℃以下で、5〜30時間行う工程、及び
(2)発酵体をろ過して、酵母及びタンパクを除去し、ビールテイストを有する清涼飲料を得る工程
を含む製造法を提供する。
また、本発明は、ビールテイストを有する清涼飲料であって、アルコール含量が0.1質量%未満であり、かつ、3−メチルブタナール含量が3質量ppb未満である清涼飲料を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の“ビールテイストを有する清涼飲料”(これ以降、単に“本発明の清涼飲料”と称する)とは、ビールと同等の又はそれと似た風味・味覚及びテクスチャー(のどごし)を有し、爽快感、清涼感を有する飲料、特には、発泡性飲料、より具体的には麦芽発酵飲料を意味する。
また、本発明の清涼飲料は、アルコール含量が、1質量%未満、好ましくは0.7質量%未満、より好ましくは0.5質量%未満、更により好ましくは0.3質量%未満、最も好ましくは0.1質量%以下であるのがよい。このようにアルコール含量が低い本発明の清涼飲料は、ノンアルコールビール又はローアルコールビールと称されるかもしれない。
【0008】
本発明の清涼飲料は、特定の手段を採用することにより、例えば、次のようにして製造することができる。
麦汁の調製:
まず、発酵原料である麦汁を調製する。この工程は、常法により、例えば、(a)麦芽粉砕物、副原料及び水の混合物を、糖化及びろ過して、糖度7〜14%の麦汁を得る工程、(b)得られた麦汁にホップを添加した後、煮沸する工程、次いで、(c)煮沸した麦汁を冷却する工程を行うことにより得ることができる。
(a)麦芽粉砕物は、大麦、例えば二条大麦を、常法により発芽させ、これを乾燥後、所定の粒度に粉砕したものであればよい。副原料としては、例えば、米、コーンスターチ、コーングリッツなどが挙げられる。また、水の品質も場合によっては、得られる製品のテクスチャー(のどごし)や風味・味覚に影響するであろうが、本発明の効果が奏される限り特に限定されない。ここで、上記混合物中における麦芽粉砕物、副原料及び水の割合は、適宜決定することができるが、例えば、総原料使用量に対して麦芽粉砕物は30〜50質量%、副原料は50〜70質量%使用し、水は総原料使用量に対して6〜12倍を使用することができる。特に、麦芽粉砕物:副原料の割合は、得られる製品に求められる風味・味覚などを考慮して適宜決定することができる。また、このような混合物の糖化及びろ過は常法により行うことができる。
【0009】
(b)上述のようにして得られた麦汁にホップを添加した後、煮沸するのがよい。これによりホップの風味・香気を煮出することができる。ホップの添加量、添加態様(例えば数回に分けて添加するなど)及び煮沸条件は、適宜決定することができる。また、煮沸後、沈澱により生じたタンパク質などの粕を除去するのが好ましい。
(c)次いで、煮沸した麦汁を冷却する。この冷却は、麦汁が凍らない程度の極力低い温度、通常、−1〜5℃まで冷却するのが好ましい。
【0010】
麦汁の発酵:
本発明においては、麦汁の発酵を、特定量の酵母を添加し、特定割合で炭酸ガスをバブリングしながら、特定温度で、特定時間行うのが重要である。
発酵工程において添加する酵母量は、麦汁1mlあたり1×106〜100×106個、好ましくは80×106個未満、例えば、10×106〜60×106個とするのがよい。酵母は、下面発酵を行うものとするのがよく、例えば、Saccharomyces属から選ぶことができる。このような酵母の菌株の選択は、例えば、得ようとする清涼飲料に求められるテクスチャー(のどごし)及び風味・味覚、発酵様式、例えば上面発酵とするか又は下面発酵とするか、他原料の種類などを考慮して行うのがよい。
バブリングする炭酸ガスの割合は、麦汁3000リットルあたり10〜55リットル/分、好ましくは15〜50リットル/分、例えば、20〜45リットル/分とするのがよい。このバブリングは、発酵工程中連続して行うのが好ましい。また、発酵工程を常法どおり発酵タンク内において行う場合、そのタンクの底面から上方に向けて、炭酸ガスが麦汁に均一に行き渡るようにしてバブリングを行うのがよい。尚、このバブリングに用いるガスとして酸素を用いると、酵母が優先して呼吸を開始してしまい、アルコール発酵を行わなくなってしまうため、炭酸ガスとするのが重要である。
また、発酵温度は、5℃以下、好ましくは3℃以下とするのがよく、また発酵時間は、5〜30時間、好ましくは10〜25時間、より好ましくは16〜20時間とするのがよい。本発明においては、通常のビール又は発泡種の製造法においては次いで行われるであろう後発酵(熟成)を行わずに、以下のろ過工程へと進めることができる。
【0011】
発酵体のろ過:
上述のようにして得られた発酵体を、次いで、ろ過して、酵母及びタンパクを除去する。ろ過は、珪藻土ろ過機を用いて行うことができる。この際、酵母詰まりによるろ過遅延が発生する場合には、事前にイーストセパレーターにより酵母を遠心分離で除去しておくのが好ましい。
尚、本発明においては、上記工程の他に、例えば、通常のビール又は発泡酒の製造において行われる工程、例えば、脱気水などによる最終濃度の調節、低温殺菌(パストリゼーション)、容器(例えば樽、ビン、缶)への充填(パッケージング)、容器のラベリングなどを行うことができる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の製造法によれば、低アルコール含量であるにもかかわらず、麦汁臭が有意に抑えられ、更に、所望のビールテイストを有する清涼飲料、例えば所謂ノンアルコールビール又はローアルコールビールを提供することができる。具体的には、本発明の製造法によれば、得られる清涼飲料中における3−メチルブタナール含量を、3質量ppb未満とすることができ、例えば2.8質量ppb未満、好ましくは1.6質量ppb未満とすることができる。また、2−メチルブタナール含量を、1.5質量ppb未満とすることができ、例えば1.3質量ppb未満、好ましくは0.9質量ppb未満とすることができる。3−メチルブタナール含量と2−メチルブタナール含量の合計は、4質量ppb未満とすることができ、例えば3質量ppb未満、好ましくは2.4質量ppb未満とすることができる。このような製品においては、麦汁臭が顕著に低減されており、ビールテイストを有する清涼飲料の風味・味覚が特に望ましい。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0013】
【実施例】
実施例1
本発明の清涼飲料を以下の方法で製造した。図1を参照して説明する。
麦汁の調製:
麦芽粉砕物60kg及びデンプン質副原料(コーンスターチ)240kgを仕込釜1に入れた。これに、温水900リットルを加えて、これらの原料を混合して液化を行いマイシェを作った。この操作は、開始時の液温を55℃とし、徐々に昇温して、65〜70℃とした後、該温度で10分間保持し、さらに段階的に昇温して、90〜100℃まで液温を高め、この温度で30分保持した。一方、仕込槽2では、別の麦芽粉砕物150kgに温水380リットルを加えて混合し、35〜50℃とし、20〜90分間保持してマイシェを作った。その後、仕込槽2中のマイシェに、仕込釜1で製造したマイシェ1200リットルを加えた。次いで、このマイシェ混合物を仕込槽2中において、68〜75℃で10〜30分間保持して、糖化を行った。糖化工程終了後、これを麦汁濾過槽3において濾過して、その濾液として透明な麦汁3100リットルを得た(糖度12.7%)。
得られた麦汁を煮沸釜4に移し、これにホップ2.5kgを加えて、100℃で90分間煮沸した。煮沸した麦汁をワールプール槽5に入れて、沈殿により生じたタンパク質などの粕を除去した。この際煮沸後麦汁2700リットル(糖度14.5%)に温水2800リットルを加えて糖度7.0%に調整した。次いで、これをプレートクーラー6により、3℃まで冷却して、冷却した麦汁3000リットルを得た。
【0014】
麦汁の発酵:
上述のようにして得られた麦汁3000リットルを、発酵タンク7に移した。次いで、発酵タンク7に、麦汁1mlあたり50×106個の酵母を添加し、麦汁3000リットルあたり25リットル/分の割合で炭酸ガスを連続的にバブリングしながら、0℃で20時間発酵を行った。バブリングは、発酵タンク7の底面に設けられたバブリング孔から、麦汁に均一に行き渡るように行い、麦汁の上面から放出された炭酸ガスは、発酵タンク7の上部の排気孔から放出した。
【0015】
発酵体のろ過:
上述のようにして得られた発酵体をイーストセパレーターに移し、酵母を除去した。酵母除去の後、珪藻土ろ過機によりろ過して、アルコール含量約0.5質量%の清涼飲料を得た。尚、アルコール含量の微調整は、脱気水を用いて希釈により行った。
品質:
得られた清涼飲料は、アルコール含量が0.5質量%にまで低減されてものであるにもかかわらず、所望のビールテイストを有しており、麦汁臭をほとんど感じさせない品質を有していた。
また、この清涼飲料中に含まれる3−メチルブタナール含量は、2.7質量ppbであり、2−メチルブタナール含量は、1.2質量ppbであった。
尚、これらのブタナール含量の測定は次のようにして行ったものである。
【0016】
ブタナール含量の測定:
あらかじめ0.1Nチオ硫酸ナトリウム溶液50μLを添加した10ml容スクリューキャップ付きの試験管に氷冷した清涼飲料5.0gを採取した後、内標準溶液50μL及びPFBOA(o−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジル)ヒドロキシルアミン・HCl)溶液0.5mlを添加した。スクリューキャップの蓋を閉めてから軽く撹拌し、30℃に設定した恒温槽に2時間浸漬し誘導体化反応を行った。2時間後に9M硫酸50μLを添加し、反応を停止した。あらかじめ蒸留水約30mlを流し活性化させたSep−pak C18 Lightカートリッジに清涼飲料を10ml/分の流速で流し、十分に水分を除いた後にヘキサン1mlで溶出し、これをガスクロマトグラフィー(GC)分析に供した。
【0017】
(1)ガスクロマトグラフ条件は以下の通り
装置:HP6890Aシリーズ(Hewlett Packard社製)
カラム:DB−1(ジメチルポリシロキサン)J&W社製 30m×0.25mml.D., 0.25μm
オーブン温度:50℃(5分)→5℃/分→250℃→25℃/分→300℃(3分)
注入口温度:260℃
カラム流量:1.0ml/分(He)
注入方法:スプリットレス法で2μl注入、2分後にパージ
(2)質量検出器条件は以下の通り
装置:HP5973(Hewlett Packard社製)
イオン化法:電子イオン化法(El)
電子加速電圧:70eV
四重極温度:150℃
イオンソース温度:230℃
トランスファーライン温度:280℃
測定モード:スキャン
測定質量範囲:m/z=50〜550
【0018】
実施例2
発酵工程における麦汁1mlあたりの酵母数を20×106個とし、また、煮沸後麦汁に温水100リットルを加えて糖度13.5%とした以外は、実施例1と同様にして清涼飲料を得た。
この清涼飲料は、アルコール含量が0.06質量%にまで低減されてものであるにもかかわらず、所望のビールテイストを有しており、麦汁臭をほとんど感じさせない品質を有していた。
また、この清涼飲料中に含まれる3−メチルブタナール含量は、1.5質量ppbであり、2−メチルブタナール含量は、0.8質量ppbであった。
尚、これらのブタナール含量の測定は実施例1と同様の方法で行った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の清涼飲料を製造するための一連の装置を示す。
【符号の説明】
1 仕込釜
2 仕込槽
3 麦汁ろ過槽
4 煮沸釜
5 ワールプール
6 プレートクーラー
7 発酵タンク
Claims (7)
- アルコール含量が1質量%未満の、ビールテイストを有する清涼飲料の製造法であって、
(1)麦汁の発酵を、麦汁1mlあたり1×106〜100×106個の酵母を添加し、麦汁3000リットルあたり10〜55リットル/分の割合で炭酸ガスをバブリングしながら、5℃以下で、5〜30時間行う工程、及び
(2)発酵体をろ過して、酵母及びタンパクを除去し、ビールテイストを有する清涼飲料を得る工程
を含む製造法。 - 麦汁が、
(a)麦芽粉砕物、副原料及び水の混合物を、糖化及びろ過して、糖度7〜14%の麦汁を得る工程、
(b)得られた麦汁にホップを添加した後、煮沸する工程、次いで、
(c)煮沸した麦汁を冷却する工程
を行うことにより得られたものである請求項1に記載の製造法。 - 炭酸ガスのバブリングを、麦汁3000リットルあたり20〜45リットル/分の割合で行う請求項1又は2に記載の製造法。
- 得られる清涼飲料のアルコール含量が、0.7質量%未満である請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造法。
- ビールテイストを有する清涼飲料であって、アルコール含量が0.1質量%未満であり、かつ、3−メチルブタナール含量が3質量ppb未満である清涼飲料。
- 2−メチルブタナール含量が1.5質量ppb未満である請求項5に記載の清涼飲料。
- 3−メチルブタナール含量と2−メチルブタナール含量の合計が4質量ppb未満である請求項5又は6に記載の清涼飲料。
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