JP2005012028A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベアチップの搭載スペースが小さく、装置全体を小型化できる半導体装置を提供する。
【解決手段】上面にバンプ16を形成したベアチップ15と、このベアチップ15のバンプ16の上面に配置された第1,第3バスバー13,17とを有し、このバスバー13,17をベアチップ15のバンプ16に圧接することにより電気的に接続した。即ち、バスバー13,17とベアチップ15との間を、第1磁性体20と第2磁性体21間の磁力の反発力によって圧接した。
【選択図】 図1
【解決手段】上面にバンプ16を形成したベアチップ15と、このベアチップ15のバンプ16の上面に配置された第1,第3バスバー13,17とを有し、このバスバー13,17をベアチップ15のバンプ16に圧接することにより電気的に接続した。即ち、バスバー13,17とベアチップ15との間を、第1磁性体20と第2磁性体21間の磁力の反発力によって圧接した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワー半導体素子への電流通路としてバスバーを用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の半導体装置としては、例えば自動車の自動変速機の交流モータに駆動電流を供給するインバータ装置がある。このインバータ装置では、パワー半導体素子の発熱が大きく、耐熱性及び省スペース化に優れたバスバーを電流経路として使用する。バスバーを使用した従来のパワー半導体素子の搭載構造が図4に示されている。
【0003】
図4に示すように、第1バスバー1、絶縁性の接着層2、第2バスバー3の順に上に積層され、第2バスバー3の上面に半田層4を介してパワー半導体であるベアチップ5が配置されている。そして、ベアチップ5の上面と第1バスバー1とはワイヤ線6を介して接続されている。
【0004】
つまり、ベアチップ5と第1バスバー1とはワイヤボンディングによって電気的に接続されている。このようなワイヤボンディング法の類似技術は、特許文献1に開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−112015号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のインバータ装置では、ワイヤ線6を用いるためにベアチップ5の搭載スペースS1が大きくなり、装置全体を小型化できないという問題があった。
【0007】
本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ベアチップの搭載スペースが小さくて装置全体を小型化できる半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、上面にバンプを形成したベアチップと、このベアチップの前記バンプの上面に配置されたバスバーとを有し、このバスバーを前記ベアチップの前記バンプに圧接することにより電気的に接続したことを趣旨とする。
【0009】
上記構成によれば、ベアチップの上面のバンプがバスバーに直接に接触することで電気的に接続されるため、ベアチップ自体の大きさがベアチップの搭載スペースとなる。従って、ベアチップの搭載スペースが小さく、装置全体を小型化できる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、前記バスバーと前記ベアチップとの間を、磁力発生手段の磁力によって圧接した構成としている。
【0011】
上記構成によれば、ベアチップに局所的に大きな応力を作用させることなくバスバーに圧接できる。従って、ベアチップの破損防止及び信頼性向上等に寄与する。
【0012】
さらに、請求項3に記載の発明は、前記磁力発生手段は、前記バスバーの上面側に固定された第1磁性体と、この第1磁性体の上方に配置され、前記第1磁性体との間で反発力を発生させる第2磁性体とからなる構成としている。
【0013】
上記構成によれば、磁力発生手段を簡単な構成で製造できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具現化した一実施形態について図面参照して説明する。
【0015】
図1〜図3は本発明を半導体装置であるインバータ装置に適用した場合を示し、図1はインバータ装置10の要部の構成図、図2はインバータ装置10の分解斜視図、図3はベアチップ15の搭載箇所の拡大構成図である。
【0016】
図1及び図2に示すように、インバータ装置10のケース11は、上面が開口された箱状のケース本体11aとこの上面を被う上蓋11bとから構成され、内部が部品収容室11cとされている。部品収容室11cの底面にはヒートシンク12が配置され、このヒートシンク12の上面に第1バスバー13が配置されている。
【0017】
第1バスバー13は、例えば、ストレートな銅板を一部折り曲げることにより下段面部13aと、これより1段高い上段面部13bとから形成され、下段面部13aが絶縁性の接着剤(図示せず)を介してヒートシンク12に固定されている。上段面部13bは、シートシンク12の上面より上方位置に配置され、上段面部13bが上方に配置されたヒートシンク12の上面には第2バスバー14が絶縁性の接着剤(図示せず)を介して固定されている。第2バスバー14は、例えばストレートな銅板より形成されている。
【0018】
第1バスバー13の下段面部13aの上面、及び、第2バスバー14の上面にはパワー半導体素子(例えばIGBT,FET)であるベアチップ15がそれぞれ配置されている。各ベアチップ15の下面は第1バスバー13や第2バスバー14に半田付けされている。各ベアチップ15の上面にはバンプ16が形成されている。バンプ16は、多数のボール状の半田バンプより形成されている。第1バスバー13上のベアチップ15のバンプ16の上面には第3バスバー17が配置されている。第3バスバー17は、例えばストレートな銅板より形成されている。第2バスバー14上のベアチップ15のバンプ16の上面には第1バスバー13の上段面部13bが密接状態で配置されている。
【0019】
第3バスバー17の上面は、第1バスバー13の上段面部13bの上面と同一高さに設定され、第3バスバー17の上面と第1バスバー13の上段面部13bの上面には絶縁プレート体18が跨って配置されている。この絶縁プレート体18の上方に磁力発生手段19が設けられている。
【0020】
磁力発生手段19は、絶縁プレート体18の上面に固定された第1磁性体20と、この第1磁性体20の上方位置で上蓋11bに固定された第2磁性体21とから構成されている。第1磁性体20と第2磁性体21は所定の間隙を介して対向配置され、その互いの対向面間で反発力が発生するように着磁されている。この磁力発生手段19の反発力によって第3バスバー17と第1バスバー13の上段面部13bがそれぞれ下方のベアチップ15のバンプ16に圧接されている。
【0021】
以上、上記インバータ装置10では、ベアチップ15の上面のバンプ16が第1バスバー13や第3バスバー17に直接に接触することで電気的に接続されるため、図3に示すように、ベアチップ15自体の大きさがベアチップ15の搭載スペースS2となる。従って、ベアチップ15の搭載スペースS2が小さく、インバータ装置10の全体を小型化できる。また、ワイヤーボンディングの場合に比べて、ベアチップ15のマウント時間の短縮化、電流経路の短縮による応答速度の向上やノイズ低減化、耐許容電流値の拡大化等を図ることができる。
【0022】
上記実施形態では、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間は、磁力発生手段19の発生する磁力によって圧接する構成としている。従って、ベアチップ15に局所的に大きな応力を作用させることなく第3バスバー17や第1バスバー13に圧接できるため、ベアチップ15の破損防止、信頼性向上等に寄与する。
【0023】
上記実施形態では、磁力発生手段は、第3バスバー17及び第1バスバー13の上面側に固定された第1磁性体20と、この第1磁性体20の上方に間隙を介して配置され、第1磁性体20との間で反発力を発生させる第2磁性体21とからなる構成とした。従って、磁力発生手段19を簡単な構成で製造できる。
【0024】
尚、上記実施形態では、バンプ16は、多数のボール状の半田バンプより形成されているが、多数のボール状の金バンプにて形成しても良い。
【0025】
尚、この発明は、次のような別の実施形態に具現化することができる。以下の別の実施形態において上記実施形態と同様な作用及び効果を得ることができる。
【0026】
(1)上記実施形態において、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間は、磁力発生手段19の発生する磁力によって圧接する構成とした。これに対し、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間は、ボルトとナットなどの締結手段の締結力によって圧接する構成にしても良い。このような構成とすることにより、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間を確実に、且つ、強固に圧接できるという効果が得られる。
【0027】
また、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間は、スプリング力によって圧接する構成にしても良い。
【0028】
このように構成することにより、圧接の場合と同様に、ベアチップ15に局所的に大きな応力を作用させることなく第3バスバー17や第1バスバー13に圧接できるため、ベアチップ15の破損防止、信頼性向上等に寄与する。
【0029】
(2)上記実施形態において、半導体装置がインバータ装置である場合について説明したが、本発明は大電流が供給される半導体装置であればインバータ装置以外にも同様に適用できる。
【0030】
更に、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
【0031】
(イ)請求項1に記載の半導体装置において、バスバーとベアチップとの間は、締結力で圧接したことを特徴とする装置。
【0032】
(ロ)請求項1に記載の装置において、バスバーとベアチップとの間は、スプリング力で圧接したことを特徴とする装置。
【0033】
(ハ)請求項1〜請求項3に記載の半導体装置において、バンプは、半田バンプであることを特徴とする装置。
【0034】
(ニ)請求項1〜請求項3に記載の半導体装置において、同一のバスバーに複数のベアチップを圧接したことを特徴とする装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、インバータ装置の要部の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、インバータ装置の要部の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、ベアチップの搭載箇所の拡大構成図である。
【図4】従来例を示し、ベアチップの搭載箇所の拡大構成図である。
【符号の説明】
10 インバータ装置(半導体装置)
13 第1バスバー(バスバー)
15 ベアチップ
16 バンプ
17 第3バスバー(バスバー)
19 磁力発生手段
20 第1磁性体
21 第2磁性体
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワー半導体素子への電流通路としてバスバーを用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の半導体装置としては、例えば自動車の自動変速機の交流モータに駆動電流を供給するインバータ装置がある。このインバータ装置では、パワー半導体素子の発熱が大きく、耐熱性及び省スペース化に優れたバスバーを電流経路として使用する。バスバーを使用した従来のパワー半導体素子の搭載構造が図4に示されている。
【0003】
図4に示すように、第1バスバー1、絶縁性の接着層2、第2バスバー3の順に上に積層され、第2バスバー3の上面に半田層4を介してパワー半導体であるベアチップ5が配置されている。そして、ベアチップ5の上面と第1バスバー1とはワイヤ線6を介して接続されている。
【0004】
つまり、ベアチップ5と第1バスバー1とはワイヤボンディングによって電気的に接続されている。このようなワイヤボンディング法の類似技術は、特許文献1に開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−112015号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のインバータ装置では、ワイヤ線6を用いるためにベアチップ5の搭載スペースS1が大きくなり、装置全体を小型化できないという問題があった。
【0007】
本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ベアチップの搭載スペースが小さくて装置全体を小型化できる半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、上面にバンプを形成したベアチップと、このベアチップの前記バンプの上面に配置されたバスバーとを有し、このバスバーを前記ベアチップの前記バンプに圧接することにより電気的に接続したことを趣旨とする。
【0009】
上記構成によれば、ベアチップの上面のバンプがバスバーに直接に接触することで電気的に接続されるため、ベアチップ自体の大きさがベアチップの搭載スペースとなる。従って、ベアチップの搭載スペースが小さく、装置全体を小型化できる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、前記バスバーと前記ベアチップとの間を、磁力発生手段の磁力によって圧接した構成としている。
【0011】
上記構成によれば、ベアチップに局所的に大きな応力を作用させることなくバスバーに圧接できる。従って、ベアチップの破損防止及び信頼性向上等に寄与する。
【0012】
さらに、請求項3に記載の発明は、前記磁力発生手段は、前記バスバーの上面側に固定された第1磁性体と、この第1磁性体の上方に配置され、前記第1磁性体との間で反発力を発生させる第2磁性体とからなる構成としている。
【0013】
上記構成によれば、磁力発生手段を簡単な構成で製造できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具現化した一実施形態について図面参照して説明する。
【0015】
図1〜図3は本発明を半導体装置であるインバータ装置に適用した場合を示し、図1はインバータ装置10の要部の構成図、図2はインバータ装置10の分解斜視図、図3はベアチップ15の搭載箇所の拡大構成図である。
【0016】
図1及び図2に示すように、インバータ装置10のケース11は、上面が開口された箱状のケース本体11aとこの上面を被う上蓋11bとから構成され、内部が部品収容室11cとされている。部品収容室11cの底面にはヒートシンク12が配置され、このヒートシンク12の上面に第1バスバー13が配置されている。
【0017】
第1バスバー13は、例えば、ストレートな銅板を一部折り曲げることにより下段面部13aと、これより1段高い上段面部13bとから形成され、下段面部13aが絶縁性の接着剤(図示せず)を介してヒートシンク12に固定されている。上段面部13bは、シートシンク12の上面より上方位置に配置され、上段面部13bが上方に配置されたヒートシンク12の上面には第2バスバー14が絶縁性の接着剤(図示せず)を介して固定されている。第2バスバー14は、例えばストレートな銅板より形成されている。
【0018】
第1バスバー13の下段面部13aの上面、及び、第2バスバー14の上面にはパワー半導体素子(例えばIGBT,FET)であるベアチップ15がそれぞれ配置されている。各ベアチップ15の下面は第1バスバー13や第2バスバー14に半田付けされている。各ベアチップ15の上面にはバンプ16が形成されている。バンプ16は、多数のボール状の半田バンプより形成されている。第1バスバー13上のベアチップ15のバンプ16の上面には第3バスバー17が配置されている。第3バスバー17は、例えばストレートな銅板より形成されている。第2バスバー14上のベアチップ15のバンプ16の上面には第1バスバー13の上段面部13bが密接状態で配置されている。
【0019】
第3バスバー17の上面は、第1バスバー13の上段面部13bの上面と同一高さに設定され、第3バスバー17の上面と第1バスバー13の上段面部13bの上面には絶縁プレート体18が跨って配置されている。この絶縁プレート体18の上方に磁力発生手段19が設けられている。
【0020】
磁力発生手段19は、絶縁プレート体18の上面に固定された第1磁性体20と、この第1磁性体20の上方位置で上蓋11bに固定された第2磁性体21とから構成されている。第1磁性体20と第2磁性体21は所定の間隙を介して対向配置され、その互いの対向面間で反発力が発生するように着磁されている。この磁力発生手段19の反発力によって第3バスバー17と第1バスバー13の上段面部13bがそれぞれ下方のベアチップ15のバンプ16に圧接されている。
【0021】
以上、上記インバータ装置10では、ベアチップ15の上面のバンプ16が第1バスバー13や第3バスバー17に直接に接触することで電気的に接続されるため、図3に示すように、ベアチップ15自体の大きさがベアチップ15の搭載スペースS2となる。従って、ベアチップ15の搭載スペースS2が小さく、インバータ装置10の全体を小型化できる。また、ワイヤーボンディングの場合に比べて、ベアチップ15のマウント時間の短縮化、電流経路の短縮による応答速度の向上やノイズ低減化、耐許容電流値の拡大化等を図ることができる。
【0022】
上記実施形態では、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間は、磁力発生手段19の発生する磁力によって圧接する構成としている。従って、ベアチップ15に局所的に大きな応力を作用させることなく第3バスバー17や第1バスバー13に圧接できるため、ベアチップ15の破損防止、信頼性向上等に寄与する。
【0023】
上記実施形態では、磁力発生手段は、第3バスバー17及び第1バスバー13の上面側に固定された第1磁性体20と、この第1磁性体20の上方に間隙を介して配置され、第1磁性体20との間で反発力を発生させる第2磁性体21とからなる構成とした。従って、磁力発生手段19を簡単な構成で製造できる。
【0024】
尚、上記実施形態では、バンプ16は、多数のボール状の半田バンプより形成されているが、多数のボール状の金バンプにて形成しても良い。
【0025】
尚、この発明は、次のような別の実施形態に具現化することができる。以下の別の実施形態において上記実施形態と同様な作用及び効果を得ることができる。
【0026】
(1)上記実施形態において、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間は、磁力発生手段19の発生する磁力によって圧接する構成とした。これに対し、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間は、ボルトとナットなどの締結手段の締結力によって圧接する構成にしても良い。このような構成とすることにより、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間を確実に、且つ、強固に圧接できるという効果が得られる。
【0027】
また、第3バスバー17とベアチップ15との間、及び、第1バスバー13とベアチップ15との間は、スプリング力によって圧接する構成にしても良い。
【0028】
このように構成することにより、圧接の場合と同様に、ベアチップ15に局所的に大きな応力を作用させることなく第3バスバー17や第1バスバー13に圧接できるため、ベアチップ15の破損防止、信頼性向上等に寄与する。
【0029】
(2)上記実施形態において、半導体装置がインバータ装置である場合について説明したが、本発明は大電流が供給される半導体装置であればインバータ装置以外にも同様に適用できる。
【0030】
更に、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
【0031】
(イ)請求項1に記載の半導体装置において、バスバーとベアチップとの間は、締結力で圧接したことを特徴とする装置。
【0032】
(ロ)請求項1に記載の装置において、バスバーとベアチップとの間は、スプリング力で圧接したことを特徴とする装置。
【0033】
(ハ)請求項1〜請求項3に記載の半導体装置において、バンプは、半田バンプであることを特徴とする装置。
【0034】
(ニ)請求項1〜請求項3に記載の半導体装置において、同一のバスバーに複数のベアチップを圧接したことを特徴とする装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、インバータ装置の要部の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、インバータ装置の要部の分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、ベアチップの搭載箇所の拡大構成図である。
【図4】従来例を示し、ベアチップの搭載箇所の拡大構成図である。
【符号の説明】
10 インバータ装置(半導体装置)
13 第1バスバー(バスバー)
15 ベアチップ
16 バンプ
17 第3バスバー(バスバー)
19 磁力発生手段
20 第1磁性体
21 第2磁性体
Claims (3)
- 上面にバンプを形成したベアチップと、このベアチップの前記バンプの上面に配置されたバスバーとを有し、このバスバーを前記ベアチップの前記バンプに圧接することにより電気的に接続したことを特徴とする半導体装置。
- 前記バスバーと前記ベアチップとの間を、磁力発生手段の磁力によって圧接したことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記磁力発生手段は、前記バスバーの上面側に固定された第1磁性体と、この第1磁性体の上方に配置され、前記第1磁性体との間で反発力を発生させる第2磁性体とから成ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003175475A JP2005012028A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003175475A JP2005012028A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005012028A true JP2005012028A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34098650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003175475A Pending JP2005012028A (ja) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | 半導体装置 |
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JP (1) | JP2005012028A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012054513A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Toshiba Corp | 半導体パッケージ |
CN111095768A (zh) * | 2017-09-27 | 2020-05-01 | 爱信艾达株式会社 | 逆变器模块 |
JPWO2021095239A1 (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-20 |
-
2003
- 2003-06-19 JP JP2003175475A patent/JP2005012028A/ja active Pending
Cited By (7)
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