JP2005011621A - 燃料電池システム - Google Patents
燃料電池システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005011621A JP2005011621A JP2003173228A JP2003173228A JP2005011621A JP 2005011621 A JP2005011621 A JP 2005011621A JP 2003173228 A JP2003173228 A JP 2003173228A JP 2003173228 A JP2003173228 A JP 2003173228A JP 2005011621 A JP2005011621 A JP 2005011621A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat recovery
- temperature
- water
- tank
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【課題】タンクから熱交換装置に送給される熱回収水の温度を一定に制御し、システムを安定に運転すること。
【解決手段】タンク10aの入口側と出口側とをバイパスするバイパスライン10dと熱回収水循環路との接続点に混合弁10bを設け、カソード排ガス熱交換器11aに供給される熱回収水27の温度を検出する温度センサ13の検出温度を基にコントローラ10eにより混合弁10bの開度を制御する。温度センサ13の検出温度が30℃よりも低いときには混合弁10bのバイパスライン側の開度を大きくし、熱回収タンク10a側の開度を小さくすることにより熱回収水27の温度を高くし、逆に、温度センサ13の検出温度が30℃よりも高いときには混合弁10bのバイパス側の開度を小さくし、熱回収タンク10a側の開度を大きくすることで、熱回収水27の温度を低くし、カソード排ガス熱交換器11aに供給される熱回収水の温度を30℃に維持する。
【選択図】 図1
【解決手段】タンク10aの入口側と出口側とをバイパスするバイパスライン10dと熱回収水循環路との接続点に混合弁10bを設け、カソード排ガス熱交換器11aに供給される熱回収水27の温度を検出する温度センサ13の検出温度を基にコントローラ10eにより混合弁10bの開度を制御する。温度センサ13の検出温度が30℃よりも低いときには混合弁10bのバイパスライン側の開度を大きくし、熱回収タンク10a側の開度を小さくすることにより熱回収水27の温度を高くし、逆に、温度センサ13の検出温度が30℃よりも高いときには混合弁10bのバイパス側の開度を小さくし、熱回収タンク10a側の開度を大きくすることで、熱回収水27の温度を低くし、カソード排ガス熱交換器11aに供給される熱回収水の温度を30℃に維持する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池システムに係り、特に、改質器や燃料電池から発生する排熱を回収して水を温めるに好適な燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
都市ガスを利用する家庭用の燃料電池システムとして、改質器や燃料電池から発生した排熱を回収して水を温め、温められた水をタンクに貯留し、貯留した水の一部を給湯系に排出するようにしたものが知られている。この種の燃料電池システムは、水を温めることにより熱需要としての給湯を賄い、かつ改質器や燃料電池の温度を最適な温度に保つことにより、システムとして安定した運転を行う必要がある。
【0003】
この種のシステムとしては、例えば、貯湯槽をバイパスする配管と、熱媒の流路を貯湯槽とバイパス配管に切替る切替弁を備え、熱媒の温度が貯湯槽の温度より高いときには、熱媒を貯湯槽に戻すように流路を切り替え、熱媒の温度が貯湯槽の温度より低いときには、熱媒をバイパス配管を通して熱交換器へ循環させるように流路を切替るようにしたコジェネレーションシステムが知られている(特許文献1参照)。このシステムによれば、熱媒が様々な温度で排熱を回収してきても貯湯が可能になる。
【0004】
また、コジェネレーションシステムとしては、熱媒を循環させて熱回収させるための第1の熱交換器に対し、その熱媒と水とを熱交換する第2の熱交換器を備え、熱媒と貯湯槽からの湯水とを熱交換することにより、熱媒の温度を一定に保って熱交換を行うようにしたものがある(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−22338号公報(第3頁から第6頁、図1)
【特許文献2】
特開2001−65976号公報(第3頁から第5頁、図11)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術のうち前者のものは、切替弁により全流量の流路を単に切り替えるだけの構成であるため、熱交換器に供給する熱媒の温度が変動し、燃料電池本体や燃料電池に供給するガスおよび空気の温度管理が困難で、燃料電池システムの運転に影響を与える。
【0007】
一方、後者のものは、第1の熱交換器と第2の熱交換器が必要であり、構成が複雑になる。さらに貯湯槽に戻される熱媒の温度を一定にしたり、貯湯槽から熱交換器に排出される熱媒の温度を一定にすることについては十分配慮されていない。すなわち、前記各従来技術の構成では、燃料電池本体や燃料電池に供給するガスおよび空気の温度管理の要求が厳しくなる。
【0008】
本発明の課題は、タンクから熱交換装置に送給される熱回収水の温度を一定に制御し、システムを安定に運転することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、熱回収系からの水を導入するタンク入口側と熱回収水を排出するタンク出口側とを結ぶバイパスラインを設けるとともに、バイパスラインからの熱回収水とタンク出口側からの熱回収水とを混合して熱回収系(熱交換装置)側に排出する制御弁(混合弁)を設け、さらにタンクから熱交換装置に供給される熱回収水の温度を検出するタンク出口側温度検出手段を設け、制御弁により、バイパスラインからの熱回収水とタンク出口側からの熱回収水との混合割合をタンク出口側温度検出手段の検出温度にしたがって制御するようにしたものである。例えば、タンク出口側温度検出手段の検出温度が出口側設定温度、例えば、30℃より低いときにはバイパスラインからの熱回収水をタンク出口側からの熱回収水よりも多くする混合割合とし、タンク出口温度検出手段の検出温度が出口側設定温度より高いときにはバイパスラインからの熱回収水よりもタンク出口側からの熱回収水を多くする混合割合とすることで、熱回収水が熱交換装置の入口側に入る温度を出口側設定温度に調整することができる。
【0010】
また、熱回収系(熱交換装置)からタンクに戻る熱回収水の温度を検出する入口側温度検出手段を設け、入口側温度検出手段の検出温度にしたがって循環ポンプから吐出される熱回収水の吐出流量を制御することもできる。この場合、入口側温度検出手段の検出温度が入口側設定温度、例えば、60℃より低いときには、検出温度が入口側設定温度のときよりも吐出流量を少なくし、入口側温度検出手段の検出温度が入口側設定温度より高いときには、検出温度が入口側設定温度のときよりも吐出流量を多くする制御を行う。このような制御を行うことで、熱回収水がタンクに戻る温度を所定の温度60℃(入口側設定温度)に制御することが可能になる。このような制御を行うことで、タンク内の熱回収水の温度が安定になるとともに、燃料電池本体の運転を安定に行うことが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す燃料電池システムの全体構成図である。図1において、燃料電池システムは、改質器1、固体高分子形燃料電池2、空気ポンプ3、燃料ポンプ4、蒸発器5、水ポンプ6、空気ポンプ7、冷却水タンク8、冷却水循環ポンプ9、熱回収装置10、熱交換装置11、温度センサ12、13などを備えて構成されている。
【0012】
改質器1は、燃焼部1a、改質反応部1b、一酸化炭素変成器1c、一酸化炭素酸化器1dを有し、原燃料20が原燃料ポンプ4の作動によって改質反応部1bに供給され、蒸発器5からの水蒸気21が改質反応部1bに供給され、空気ポンプ3の作動による空気23が燃焼部1aに供給されるようになっている。蒸発器5には水ポンプ6の駆動により、冷却水タンク8からの水29が導入されている。改質器1は、原燃料20と水蒸気21とから水素含有ガスである改質ガス22を生成するようになっている。すなわち、原燃料20と蒸気21とが供給される改質反応部1bでは、改質反応を起こし、水素リッチなガスである改質ガスが生成される。この改質ガスは、一酸化炭素変成器1cにおいて変成反応が生じ、一酸化炭素が減じて水素が増えた改質ガスになる。その後、一酸化炭素酸化器1dにおいて酸化反応が生じ、一酸化炭素の少ない改質ガス22となり、この改質ガス22は、改質ガス熱交換器11dを介して燃料電池2に送給される。
【0013】
燃料電池2は、アノード2a、カソード2b、冷却部2cを備えて構成されており、アノード2aには改質ガス熱交換器11dで熱交換た改質ガス22が導入され、カソード2bには空気ポンプ7の作動に伴う空気24が供給されるようになっている。冷却部2cには冷却水タンク8からの冷却水25が冷却水ポンプ9の作動によって循環するようになっている。燃料電池2に空気24と改質ガス22が供給されると、改質ガス22に含まれる水素と、空気24に含まれる酸素とが反応し、電力が発生する。すなわち、燃料電池2は燃料としての改質ガス22と空気24の供給を受けて改質ガス22の有する化学エネルギーを電気エネルギーに変換して発電するように構成されている。また燃料電池2内で化学反応が起きるに伴って反応熱が発生する。この反応熱を回収し、燃料電池2を冷却するために、冷却部2cに冷却水25が循環するようになっている。また、燃料電池2による発電に伴って、燃料電池2からはカソード排ガス26、アノード排ガス28が排出されるようになっており、燃料電池2の排熱を回収するために、熱回収装置10内に設けられた熱回収タンク10aの入口側と出口側とを結ぶ熱回収水循環路の途中に熱交換装置11が設けられている。
【0014】
熱交換装置11は、カソード排ガス熱交換器11a、アノード排ガス熱交換器11b、スタック冷却水熱交換器11c、改質ガス熱交換器1dを備えて構成されている。各熱交換器11a〜11dは熱回収水27が循環する熱回収水循環路の途中に配置されており、カソード排ガス熱交換器11aはカソード排ガス26と熱回収水27との熱交換を行い、アノード排ガス熱交換器11bはアノード排ガス28と熱回収水27との熱交換を行い、スタック冷却水熱交換器11cは冷却部2cを循環する冷却水25と熱回収水27との熱交換を行い、改質ガス熱交換器11dは改質ガス22と熱回収水27との熱交換を行うように構成されている。
【0015】
一方、熱回収装置10は、熱回収タンク10a、混合弁10b、熱回収水循環ポンプ10c、バイパスライン10d、温度センサ12、13を備えて構成されている。熱回収タンク10aは給水系からの水と熱回収系(熱交換装置11)からの水を貯留し、貯留した水の一部を加熱水として給湯系に排出するとともに熱回収水として熱回収系としての熱交換装置11側に排出するようになっている。バイパスライン10dは熱回収系からの水を導入するタンク入口側と熱回収水を排出するタンク出口側とをバイパスするように構成されている。
【0016】
混合弁10bは、熱回収水循環路とバイパスライン10dとの接続点に配置されており、バイパスライン10dからの熱回収水とタンク出口側からの熱回収水をその開度に応じて混合して熱回収水循環ポンプ10c側に排出するようになっている。この場合、混合弁10bは、混合弁制御手段としてのコントローラ10cからの指令にしたがってその開度が調整されるようになっている。すなわち、コントローラ10eは、カソード排ガス熱交換器11aに供給される熱回収水の温度を検出する温度センサ(出口側温度検出手段)13の検出温度にしたがって混合弁10bの開度を制御するようになっている。
【0017】
熱回収水循環ポンプ10cは混合弁10bからの熱回収水をカソード排ガス熱交換器11a側に吐出するように構成されている。この場合、本実施形態では、熱回収水循環ポンプ10cは熱回収タンク10aの入口側に供給される熱回収水の温度を検出する温度センサ(入口側温度検出手段)12の検出温度にしたがってその吐出流量を制御するように構成されている。
【0018】
すなわち、熱回収タンク10a内の熱回収水27の温度は、季節による環境温度の変化により一定ではない。熱回収水27の温度が一定でないときには、熱回収量が変動し、改質ガス22や燃料電池2の温度が変動し、安定した運転ができなくなる。
【0019】
そこで、本実施形態においては、温度センサ12によりタンク入口側の熱回収水27の温度を監視し、温度センサ13によりタンク出口側の熱回収水27の温度を監視し、温度センサ12の検出温度がタンク入口側設定温度、例えば、60℃になるように制御し、温度センサ13の検出温度が出口側設定温度、例えば、30℃になるように制御することとしている。
【0020】
具体的には、温度センサ13の検出温度が設定温度(30℃)よりも低いときには混合弁10bのバイパスライン側の開度を大きくし、熱回収タンク10a側の開度を小さくすることにより、バイパスライン10dからの熱回収水をタンク出口側からの熱回収水よりも多くする開度に混合弁10bを制御し、熱回収水27の温度を上げる。逆に、温度センサ13の検出温度が設定温度(30℃)よりも高いときには、混合弁10bのバイパスライン10d側の開度を小さくし、熱回収タンク10a側の開度を大きくし(バイパスライン10dからの熱回収水よりもタンク出口側からの熱回収水を多くし)、熱回収温度27の温度を下げる。このような制御を繰返すことで、カソード排ガス熱交換器11aに供給される熱回収水27の温度を設定温度に維持することができ、システムを安定に運転することができる。
【0021】
また、混合弁10bのバイパスライン側の開度を全開にして、熱回収タンク10a側の開度を全閉にすることにより、熱回収水27が熱回収タンク10aに戻らないようにして、起動時などの排熱の大きくないときに、温度の上がっていない熱回収水27が熱回収タンク10aに戻ることを防止することもできる。
【0022】
一方、温度センサ12の検出温度が設定温度、例えば、60℃よりも低いときには、熱回収水循環ポンプ10cの吐出流量を、温度センサ12の検出温度が設定温度にあるときよりも小さくすることにより、熱回収水27の温度を上げ、逆に、温度センサ12の検出温度が設定温度(60℃)よりも高いときには、温度センサ12の検出温度が設定温度にあるときよりも、熱回収水循環ポンプ10cの吐出流量を大きくすることで、熱回収水27の温度を下げる制御を行う。このような制御を繰返すことで、常に一定温度以上の熱回収水27を熱回収タンク10aに戻すことができる。
【0023】
このように、本実施形態によれば、熱回収タンク10a内の熱回収水の温度を安定に保つことができるとともに、燃料電池本体の運転を安定に行うことができる。
【0024】
次に、本発明の第2実施形態を図2にしたがって説明する。本実施形態は、環境温度や排熱の変動が少ない場合に、温度センサ13の検出温度を基に混合弁10bの開度を制御するようにしたものであり、他の構成は図1のものと同様である。
【0025】
本実施形態によれば、熱回収水循環ポンプ10cの吐出流量を温度によって制御しなくても、環境温度や排熱の変動が少ない場合には、温度センサ13の検出温度にしたがって混合弁10bの開度を制御することで、熱回収タンク10aに戻る熱回収水27の温度を安定に維持することができる。また、前記実施形態によれば、温度センサ12を設ける必要がないため、前記実施形態よりもコストの低減を図ることができる。
【0026】
前記各実施形態においては、混合弁10bを用い、この混合弁10bの開度をコントローラ10eによって制御するものについて述べたが、混合弁10b、コントローラ10eを用いる代わりに、バイパスライン10dからの熱回収水とタンク出口側からの熱回収水とを混合するときの混合割合を制御することができる制御弁を用いることができる。この場合、制御弁は、温度センサ13の検出温度が出口側設定温度より低いときにはバイパスライン10dからの熱回収水をタンク出口側からの熱回収水よりも多くする混合割合とし、温度センサ13の検出温度が出口側設定温度より高いときにはバイパスライン10dからの熱回収水よりもタンク出口側からの熱回収水を多くする混合割合に制御することになる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、タンクから熱交換装置に送給される熱回収水の温度を一定に制御することができるので、システムを安定に運転することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す燃料電池システムのブロック構成図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す燃料電池システムのブロック構成図である。
【符号の説明】
1 改質器
2 燃料電池
3 改質器空気ポンプ
4 原燃料ポンプ
5 蒸気発生器
6 改質器水ポンプ
7 燃料電池空気ポンプ
8 冷却水タンク
9 冷却水循環ポンプ
10 熱回収装置
11 熱交換装置
11a カソード排ガス熱交換器
11b アノード排ガス熱交換器
11c スタック冷却水熱交換器
11d 改質ガス熱交換器
10a 熱回収タンク
10b 混合弁
10c 熱回収水循環ポンプ
10d バイパスライン
12、13 温度センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池システムに係り、特に、改質器や燃料電池から発生する排熱を回収して水を温めるに好適な燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
都市ガスを利用する家庭用の燃料電池システムとして、改質器や燃料電池から発生した排熱を回収して水を温め、温められた水をタンクに貯留し、貯留した水の一部を給湯系に排出するようにしたものが知られている。この種の燃料電池システムは、水を温めることにより熱需要としての給湯を賄い、かつ改質器や燃料電池の温度を最適な温度に保つことにより、システムとして安定した運転を行う必要がある。
【0003】
この種のシステムとしては、例えば、貯湯槽をバイパスする配管と、熱媒の流路を貯湯槽とバイパス配管に切替る切替弁を備え、熱媒の温度が貯湯槽の温度より高いときには、熱媒を貯湯槽に戻すように流路を切り替え、熱媒の温度が貯湯槽の温度より低いときには、熱媒をバイパス配管を通して熱交換器へ循環させるように流路を切替るようにしたコジェネレーションシステムが知られている(特許文献1参照)。このシステムによれば、熱媒が様々な温度で排熱を回収してきても貯湯が可能になる。
【0004】
また、コジェネレーションシステムとしては、熱媒を循環させて熱回収させるための第1の熱交換器に対し、その熱媒と水とを熱交換する第2の熱交換器を備え、熱媒と貯湯槽からの湯水とを熱交換することにより、熱媒の温度を一定に保って熱交換を行うようにしたものがある(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−22338号公報(第3頁から第6頁、図1)
【特許文献2】
特開2001−65976号公報(第3頁から第5頁、図11)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術のうち前者のものは、切替弁により全流量の流路を単に切り替えるだけの構成であるため、熱交換器に供給する熱媒の温度が変動し、燃料電池本体や燃料電池に供給するガスおよび空気の温度管理が困難で、燃料電池システムの運転に影響を与える。
【0007】
一方、後者のものは、第1の熱交換器と第2の熱交換器が必要であり、構成が複雑になる。さらに貯湯槽に戻される熱媒の温度を一定にしたり、貯湯槽から熱交換器に排出される熱媒の温度を一定にすることについては十分配慮されていない。すなわち、前記各従来技術の構成では、燃料電池本体や燃料電池に供給するガスおよび空気の温度管理の要求が厳しくなる。
【0008】
本発明の課題は、タンクから熱交換装置に送給される熱回収水の温度を一定に制御し、システムを安定に運転することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、熱回収系からの水を導入するタンク入口側と熱回収水を排出するタンク出口側とを結ぶバイパスラインを設けるとともに、バイパスラインからの熱回収水とタンク出口側からの熱回収水とを混合して熱回収系(熱交換装置)側に排出する制御弁(混合弁)を設け、さらにタンクから熱交換装置に供給される熱回収水の温度を検出するタンク出口側温度検出手段を設け、制御弁により、バイパスラインからの熱回収水とタンク出口側からの熱回収水との混合割合をタンク出口側温度検出手段の検出温度にしたがって制御するようにしたものである。例えば、タンク出口側温度検出手段の検出温度が出口側設定温度、例えば、30℃より低いときにはバイパスラインからの熱回収水をタンク出口側からの熱回収水よりも多くする混合割合とし、タンク出口温度検出手段の検出温度が出口側設定温度より高いときにはバイパスラインからの熱回収水よりもタンク出口側からの熱回収水を多くする混合割合とすることで、熱回収水が熱交換装置の入口側に入る温度を出口側設定温度に調整することができる。
【0010】
また、熱回収系(熱交換装置)からタンクに戻る熱回収水の温度を検出する入口側温度検出手段を設け、入口側温度検出手段の検出温度にしたがって循環ポンプから吐出される熱回収水の吐出流量を制御することもできる。この場合、入口側温度検出手段の検出温度が入口側設定温度、例えば、60℃より低いときには、検出温度が入口側設定温度のときよりも吐出流量を少なくし、入口側温度検出手段の検出温度が入口側設定温度より高いときには、検出温度が入口側設定温度のときよりも吐出流量を多くする制御を行う。このような制御を行うことで、熱回収水がタンクに戻る温度を所定の温度60℃(入口側設定温度)に制御することが可能になる。このような制御を行うことで、タンク内の熱回収水の温度が安定になるとともに、燃料電池本体の運転を安定に行うことが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す燃料電池システムの全体構成図である。図1において、燃料電池システムは、改質器1、固体高分子形燃料電池2、空気ポンプ3、燃料ポンプ4、蒸発器5、水ポンプ6、空気ポンプ7、冷却水タンク8、冷却水循環ポンプ9、熱回収装置10、熱交換装置11、温度センサ12、13などを備えて構成されている。
【0012】
改質器1は、燃焼部1a、改質反応部1b、一酸化炭素変成器1c、一酸化炭素酸化器1dを有し、原燃料20が原燃料ポンプ4の作動によって改質反応部1bに供給され、蒸発器5からの水蒸気21が改質反応部1bに供給され、空気ポンプ3の作動による空気23が燃焼部1aに供給されるようになっている。蒸発器5には水ポンプ6の駆動により、冷却水タンク8からの水29が導入されている。改質器1は、原燃料20と水蒸気21とから水素含有ガスである改質ガス22を生成するようになっている。すなわち、原燃料20と蒸気21とが供給される改質反応部1bでは、改質反応を起こし、水素リッチなガスである改質ガスが生成される。この改質ガスは、一酸化炭素変成器1cにおいて変成反応が生じ、一酸化炭素が減じて水素が増えた改質ガスになる。その後、一酸化炭素酸化器1dにおいて酸化反応が生じ、一酸化炭素の少ない改質ガス22となり、この改質ガス22は、改質ガス熱交換器11dを介して燃料電池2に送給される。
【0013】
燃料電池2は、アノード2a、カソード2b、冷却部2cを備えて構成されており、アノード2aには改質ガス熱交換器11dで熱交換た改質ガス22が導入され、カソード2bには空気ポンプ7の作動に伴う空気24が供給されるようになっている。冷却部2cには冷却水タンク8からの冷却水25が冷却水ポンプ9の作動によって循環するようになっている。燃料電池2に空気24と改質ガス22が供給されると、改質ガス22に含まれる水素と、空気24に含まれる酸素とが反応し、電力が発生する。すなわち、燃料電池2は燃料としての改質ガス22と空気24の供給を受けて改質ガス22の有する化学エネルギーを電気エネルギーに変換して発電するように構成されている。また燃料電池2内で化学反応が起きるに伴って反応熱が発生する。この反応熱を回収し、燃料電池2を冷却するために、冷却部2cに冷却水25が循環するようになっている。また、燃料電池2による発電に伴って、燃料電池2からはカソード排ガス26、アノード排ガス28が排出されるようになっており、燃料電池2の排熱を回収するために、熱回収装置10内に設けられた熱回収タンク10aの入口側と出口側とを結ぶ熱回収水循環路の途中に熱交換装置11が設けられている。
【0014】
熱交換装置11は、カソード排ガス熱交換器11a、アノード排ガス熱交換器11b、スタック冷却水熱交換器11c、改質ガス熱交換器1dを備えて構成されている。各熱交換器11a〜11dは熱回収水27が循環する熱回収水循環路の途中に配置されており、カソード排ガス熱交換器11aはカソード排ガス26と熱回収水27との熱交換を行い、アノード排ガス熱交換器11bはアノード排ガス28と熱回収水27との熱交換を行い、スタック冷却水熱交換器11cは冷却部2cを循環する冷却水25と熱回収水27との熱交換を行い、改質ガス熱交換器11dは改質ガス22と熱回収水27との熱交換を行うように構成されている。
【0015】
一方、熱回収装置10は、熱回収タンク10a、混合弁10b、熱回収水循環ポンプ10c、バイパスライン10d、温度センサ12、13を備えて構成されている。熱回収タンク10aは給水系からの水と熱回収系(熱交換装置11)からの水を貯留し、貯留した水の一部を加熱水として給湯系に排出するとともに熱回収水として熱回収系としての熱交換装置11側に排出するようになっている。バイパスライン10dは熱回収系からの水を導入するタンク入口側と熱回収水を排出するタンク出口側とをバイパスするように構成されている。
【0016】
混合弁10bは、熱回収水循環路とバイパスライン10dとの接続点に配置されており、バイパスライン10dからの熱回収水とタンク出口側からの熱回収水をその開度に応じて混合して熱回収水循環ポンプ10c側に排出するようになっている。この場合、混合弁10bは、混合弁制御手段としてのコントローラ10cからの指令にしたがってその開度が調整されるようになっている。すなわち、コントローラ10eは、カソード排ガス熱交換器11aに供給される熱回収水の温度を検出する温度センサ(出口側温度検出手段)13の検出温度にしたがって混合弁10bの開度を制御するようになっている。
【0017】
熱回収水循環ポンプ10cは混合弁10bからの熱回収水をカソード排ガス熱交換器11a側に吐出するように構成されている。この場合、本実施形態では、熱回収水循環ポンプ10cは熱回収タンク10aの入口側に供給される熱回収水の温度を検出する温度センサ(入口側温度検出手段)12の検出温度にしたがってその吐出流量を制御するように構成されている。
【0018】
すなわち、熱回収タンク10a内の熱回収水27の温度は、季節による環境温度の変化により一定ではない。熱回収水27の温度が一定でないときには、熱回収量が変動し、改質ガス22や燃料電池2の温度が変動し、安定した運転ができなくなる。
【0019】
そこで、本実施形態においては、温度センサ12によりタンク入口側の熱回収水27の温度を監視し、温度センサ13によりタンク出口側の熱回収水27の温度を監視し、温度センサ12の検出温度がタンク入口側設定温度、例えば、60℃になるように制御し、温度センサ13の検出温度が出口側設定温度、例えば、30℃になるように制御することとしている。
【0020】
具体的には、温度センサ13の検出温度が設定温度(30℃)よりも低いときには混合弁10bのバイパスライン側の開度を大きくし、熱回収タンク10a側の開度を小さくすることにより、バイパスライン10dからの熱回収水をタンク出口側からの熱回収水よりも多くする開度に混合弁10bを制御し、熱回収水27の温度を上げる。逆に、温度センサ13の検出温度が設定温度(30℃)よりも高いときには、混合弁10bのバイパスライン10d側の開度を小さくし、熱回収タンク10a側の開度を大きくし(バイパスライン10dからの熱回収水よりもタンク出口側からの熱回収水を多くし)、熱回収温度27の温度を下げる。このような制御を繰返すことで、カソード排ガス熱交換器11aに供給される熱回収水27の温度を設定温度に維持することができ、システムを安定に運転することができる。
【0021】
また、混合弁10bのバイパスライン側の開度を全開にして、熱回収タンク10a側の開度を全閉にすることにより、熱回収水27が熱回収タンク10aに戻らないようにして、起動時などの排熱の大きくないときに、温度の上がっていない熱回収水27が熱回収タンク10aに戻ることを防止することもできる。
【0022】
一方、温度センサ12の検出温度が設定温度、例えば、60℃よりも低いときには、熱回収水循環ポンプ10cの吐出流量を、温度センサ12の検出温度が設定温度にあるときよりも小さくすることにより、熱回収水27の温度を上げ、逆に、温度センサ12の検出温度が設定温度(60℃)よりも高いときには、温度センサ12の検出温度が設定温度にあるときよりも、熱回収水循環ポンプ10cの吐出流量を大きくすることで、熱回収水27の温度を下げる制御を行う。このような制御を繰返すことで、常に一定温度以上の熱回収水27を熱回収タンク10aに戻すことができる。
【0023】
このように、本実施形態によれば、熱回収タンク10a内の熱回収水の温度を安定に保つことができるとともに、燃料電池本体の運転を安定に行うことができる。
【0024】
次に、本発明の第2実施形態を図2にしたがって説明する。本実施形態は、環境温度や排熱の変動が少ない場合に、温度センサ13の検出温度を基に混合弁10bの開度を制御するようにしたものであり、他の構成は図1のものと同様である。
【0025】
本実施形態によれば、熱回収水循環ポンプ10cの吐出流量を温度によって制御しなくても、環境温度や排熱の変動が少ない場合には、温度センサ13の検出温度にしたがって混合弁10bの開度を制御することで、熱回収タンク10aに戻る熱回収水27の温度を安定に維持することができる。また、前記実施形態によれば、温度センサ12を設ける必要がないため、前記実施形態よりもコストの低減を図ることができる。
【0026】
前記各実施形態においては、混合弁10bを用い、この混合弁10bの開度をコントローラ10eによって制御するものについて述べたが、混合弁10b、コントローラ10eを用いる代わりに、バイパスライン10dからの熱回収水とタンク出口側からの熱回収水とを混合するときの混合割合を制御することができる制御弁を用いることができる。この場合、制御弁は、温度センサ13の検出温度が出口側設定温度より低いときにはバイパスライン10dからの熱回収水をタンク出口側からの熱回収水よりも多くする混合割合とし、温度センサ13の検出温度が出口側設定温度より高いときにはバイパスライン10dからの熱回収水よりもタンク出口側からの熱回収水を多くする混合割合に制御することになる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、タンクから熱交換装置に送給される熱回収水の温度を一定に制御することができるので、システムを安定に運転することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す燃料電池システムのブロック構成図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す燃料電池システムのブロック構成図である。
【符号の説明】
1 改質器
2 燃料電池
3 改質器空気ポンプ
4 原燃料ポンプ
5 蒸気発生器
6 改質器水ポンプ
7 燃料電池空気ポンプ
8 冷却水タンク
9 冷却水循環ポンプ
10 熱回収装置
11 熱交換装置
11a カソード排ガス熱交換器
11b アノード排ガス熱交換器
11c スタック冷却水熱交換器
11d 改質ガス熱交換器
10a 熱回収タンク
10b 混合弁
10c 熱回収水循環ポンプ
10d バイパスライン
12、13 温度センサ
Claims (6)
- 空気と改質ガスの供給を受けて前記改質ガスの有する化学エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する燃料電池と、給水系からの水と熱回収系からの水を貯留し、貯留した水の一部を加熱水として給湯系に排出するとともに、熱回収水として前記熱回収系に排出するタンクと、前記熱回収系を構成する要素として前記熱回収系からの水を導入するタンク入口側と前記熱回収水を排出するタンク出口側とを結ぶ熱回収水循環路の途中に配置されて、前記燃料電池の発電に関連する流体と前記熱回収水との熱交換を行なう熱交換装置と、前記タンク入口側と前記タンク出口側とをバイパスするバイパスラインと、前記熱回収水循環路の途中に配置されて、前記バイパスラインからの熱回収水と前記タンク出口側からの熱回収水とを混合して前記熱交換装置側に排出する制御弁と、前記制御弁から排出された熱回収水を前記熱交換装置側に吐出する循環ポンプと、前記循環ポンプから前記熱交換装置に供給される熱回収水の温度を検出するタンク出口側温度検出手段とを備え、前記制御弁は、前記バイパスラインからの熱回収水と前記タンク出口側からの熱回収水との混合割合を前記タンク出口側温度検出手段の検出温度に従って制御してなる燃料電池システム。
- 請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、前記制御弁は、前記タンク出口側温度検出手段の検出温度が出口側設定温度より低いときには前記バイパスラインからの熱回収水を前記タンク出口側からの熱回収水よりも多くする混合割合とし、前記タンク出口側温度検出手段の検出温度が出口側設定温度より高いときには前記バイパスラインからの熱回収水よりも前記タンク出口側からの熱回収水を多くする混合割合としなることを特徴とする燃料電池システム。
- 燃料ガスと空気の供給を受けて前記燃料ガスの有する化学エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する燃料電池と、給水系からの水と熱回収系からの水を貯留し、貯留した水の一部を加熱水として給湯系に排出するとともに、熱回収水として前記熱回収系に排出するタンクと、前記熱回収系を構成する要素として前記熱回収系からの水を導入するタンク入口側と前記熱回収水を排出するタンク出口側とを結ぶ熱回収水循環路の途中に配置されて、前記燃料電池の発電に関連する流体と前記熱回収水との熱交換を行なう熱交換装置と、前記タンク入口側と前記タンク出口側とをバイパスするバイパスラインと、前記熱回収水循環路の途中に配置されて、前記バイパスラインからの熱回収水と前記タンク出口側からの熱回収水をその開度に応じて混合して前記熱交換装置側に排出する混合弁と、前記混合弁から排出された熱回収水を前記熱交換装置側に吐出する循環ポンプと、前記循環ポンプから前記熱交換装置に供給される熱回収水の温度を検出するタンク出口側温度検出手段と、前記タンク出口側温度検出手段の検出温度に従って前記混合弁の開度を制御する混合弁制御手段とを備えてなる燃料電池システム。
- 請求項3に記載の燃料電池システムにおいて、前記混合弁制御弁は、前記タンク出口側温度検出手段の検出温度が出口側設定温度より低いときには前記バイパスラインからの熱回収水を前記タンク出口側からの熱回収水よりも多くする開度に前記混合弁を制御し、前記タンク出口側温度検出手段の検出温度が出口側設定温度より高いときには前記バイパスラインからの熱回収水よりも前記タンク出口側からの熱回収水を多くする開度に前記混合弁を制御してなることを特徴とする燃料電池システム。
- 請求項1、2、3または4のうちいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、前記熱交換装置から前記タンクに戻る熱回収水の温度を検出する入口側温度検出手段を備え、前記循環ポンプは、前記入口側温度検出手段の検出温度に従って前記熱回収水の吐出流量を制御してなることを特徴とする燃料電池システム。
- 請求項5に記載の燃料電池システムにおいて、前記循環ポンプは、前記入口側温度検出手段の検出温度が入口側設定温度より低いときには、前記検出温度が前記入口側設定温度のときよりも吐出流量を少なくし、前記入口側温度検出手段の検出温度が入口側設定温度より高いときには、前記検出温度が前記入口側設定温度のときよりも吐出流量を多くしてなることを特徴とする燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003173228A JP2005011621A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003173228A JP2005011621A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | 燃料電池システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005011621A true JP2005011621A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34097120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003173228A Pending JP2005011621A (ja) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | 燃料電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005011621A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101032775B1 (ko) | 2009-09-15 | 2011-05-06 | 한국에너지기술연구원 | 가정용 연료전지시스템 |
CN110595236A (zh) * | 2019-10-15 | 2019-12-20 | 南京宜热纵联节能科技有限公司 | 一种可精确控温的高温套筒组合板式换热器及其控制方法 |
CN112768725A (zh) * | 2021-01-22 | 2021-05-07 | 浙江氢航科技有限公司 | 一种燃料电池无人机及氢动力装备温控的方法及装置 |
-
2003
- 2003-06-18 JP JP2003173228A patent/JP2005011621A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101032775B1 (ko) | 2009-09-15 | 2011-05-06 | 한국에너지기술연구원 | 가정용 연료전지시스템 |
CN110595236A (zh) * | 2019-10-15 | 2019-12-20 | 南京宜热纵联节能科技有限公司 | 一种可精确控温的高温套筒组合板式换热器及其控制方法 |
CN112768725A (zh) * | 2021-01-22 | 2021-05-07 | 浙江氢航科技有限公司 | 一种燃料电池无人机及氢动力装备温控的方法及装置 |
CN112768725B (zh) * | 2021-01-22 | 2023-08-22 | 浙江氢航科技有限公司 | 一种燃料电池无人机及氢动力装备温控的方法及装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7332236B2 (en) | Method and apparatus for controlling a combined heat and power fuel cell system | |
US8206857B2 (en) | Fuel cell combined heat and power generation | |
EP2215679B1 (en) | Fuel cell system | |
JP4994731B2 (ja) | 燃料電池発電システム | |
KR100525668B1 (ko) | 연료 전지 시스템 | |
JP2005100873A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2889807B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2004127841A (ja) | 燃料電池コージェネレーションシステム | |
JP4106356B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2005116256A (ja) | 燃料電池コージェネレーションシステム | |
JP2005011621A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2002025590A (ja) | 燃料電池発電装置とその制御方法 | |
KR100671682B1 (ko) | 액체연료형 연료전지 시스템의 열교환 장치 및 방법 | |
JP2004006270A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2002170583A (ja) | 燃料電池コージェネレーションシステム | |
JP2002252010A (ja) | 燃料電池用水素供給装置 | |
JP2004293816A (ja) | 給湯併行式処理装置 | |
JP2004213985A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2004296265A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2004296266A (ja) | 燃料電池システム | |
JP5501750B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP3939333B2 (ja) | 給湯システム | |
JP2005071834A (ja) | 燃料電池システムの排熱回収システム | |
JP2016207581A (ja) | 燃料電池コージェネレーションシステム | |
KR20230120802A (ko) | 연료전지 장치 |