JP2005010699A - ディスプレイユニット用ホルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、携帯電話機などの機器にLCD、EL等の表示装置のディスプレイ本体を組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダにおいて、ユニット全体の強度が強く、形状の自由度も高く、さらに電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを所要の箇所に貼り付ける必要がないので工程削減が可能となり、携帯電話機などの最終製品の薄型軽量化とコストダウンに貢献できるディスプレイユニット用ホルダを提供する。
【解決手段】携帯電話機などのディスプレイユニット本体Bを組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダAにおいて、前記ホルダAは金属シートを所要の形態に打ち抜き、及び折り曲げ加工を順次に施してなる金属加工部品1からなり、該部品1にインサート成形法により、合成樹脂からなる絶縁部2とフレーム部3が設けられていることを特徴とするディスプレイユニット用ホルダである。
【選択図】図1
【解決手段】携帯電話機などのディスプレイユニット本体Bを組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダAにおいて、前記ホルダAは金属シートを所要の形態に打ち抜き、及び折り曲げ加工を順次に施してなる金属加工部品1からなり、該部品1にインサート成形法により、合成樹脂からなる絶縁部2とフレーム部3が設けられていることを特徴とするディスプレイユニット用ホルダである。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスプレイユニット用ホルダに関するものであり、さらに詳しくは、携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの機器にLCD、EL等の表示装置のディスプレイユニット本体を組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスプレイユニット用ホルダAは、瞬間溶解炉で溶解したアルミニウム、マグネシウム、亜鉛、真鍮などの非鉄金属の合金を精密に造られた金型に高速、高圧で注入し、瞬時に成形するダイカスト法と呼ばれる鋳造法で作製されている。
【0003】
これは、鋳物の製造方法の1種で、従来の鋳物に比べ、薄肉鋳物の鋳造が可能であり、極めて寸法精度が高く、強度も優れ、鋳肌が滑らかで美しく、正確な仕上がりで機械加工も少なくてすみ、精密な非鉄金属鋳物の生産方法の中で、最も生産性が高く、ひとつの金型で数万個は繰り返し使用できる経済的な鋳造法である。
【0004】
このダイカスト法は、コンピュータ機器、OA機器、通信機器、光学機器、電気・電子機器、産業機械、建築用品などの精密部品をはじめ自動車、オートバイなどのパーツなどさまざまな分野の構成部品製作に欠かすことのできない技術である。
【0005】
携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの機器にLCD、EL等の表示装置のディスプレイユニット本体Bを組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダAは、主にアルミニウム合金を材料としたアルミニウムダイカスト、或いはマグネシウム合金を材料としたマグネシウムダイカストを使用して作製されている。
【0006】
該アルミニウムダイカストは、軽量で成形性に優れ、かつ耐久性に富み、更に材料のリサイクル性にも優れており、省エネルギー、省資源など環境保全に適している。
【0007】
次に、マグネシウムダイカストは、マグネシウム元素の特性である実用金属中最も軽く、空気・熱伝導性が良く、振動吸収性にも優れ、また安定した電磁波シールド性を有している。
【0008】
また、マグネシウムダイカストの材料であるマグネシウム合金は、加工硬化率が高く、物体が衝突した時に生じるくぼみは、アルミニウム合金などに比較して小さいので携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電には最適である。
【0009】
また、切削抵抗が小さく、機械加工時間を短縮することで動力を節約し、工具寿命を延ばすことができる。
【0010】
以上のように、従来のディスプレイユニット用ホルダAは、アルミニウム合金やマグネシウム合金などを材料とした非常に優れたダイカスト製品であるが、該ダイカスト製品の場合は、鋳造後の後処理が必要である。
【0011】
例えば、鋳造品を金型から取り出した後、トリミング、バリ取り、表面処理などを行うが、これらの工程があるため生産コストがかなりかかってしまう問題点がある。
【0012】
さらに、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化に伴って構成を決定する場合、ユニット全体の強度不足、形状の自由度が少なく微調整がきかない問題がある。
【0013】
例えば、図5に示すように、従来の携帯電話機の場合は、LCD、EL等の表示装置のディスプレイユニット本体B、該ユニット本体Bを組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダA、及び該ユニット用ホルダAの背面側にプリント基板からなるディスプレイコントロールユニットCが取り付けられている。
【0014】
このように携帯電話機の場合は、前述したように、ユニット全体の強度不足、形状の自由度が少なく微調整がきかない問題の他に、該ユニット用ホルダAの背面側にプリント基板からなるディスプレイコントロールユニットCが取り付けられているため、該ホルダAは、箇所により、導電と絶縁をコントロールする必要がある。
【0015】
図6に示すように、該ホルダAの主要構成部品である金属加工部品1にシールド板金4を該シールド板金4の端縁部がフレーム部3のリブ5にはまるように貼り付け、更に絶縁部2を設けるために絶縁性粘着テープを貼り付けているので加工費用が別途生じるなどの問題点もあり、トータル的には生産コストも高くなり、完全な生産システムではないのが現状である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は係る従来技術の問題点を解決するものであり、携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの機器にLCD、EL等の表示装置のディスプレイ本体を組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダにおいて、ユニット全体の強度が強く、形状の自由度も高く、絶縁部に粘着テープを使用しないので加工費用が別途発生しないディスプレイユニット用ホルダを提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するために成されたもので、本発明の請求項1に係る発明は、携帯電話機などの機器にLCD、EL等の表示装置からなるディスプレイユニット本体Bを組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダAにおいて、前記ホルダAは金属シートを所要の形態に打ち抜き、及び折り曲げ加工を順次に施してなる金属加工部品1からなり、該部品1にインサート成形法により、合成樹脂からなる絶縁部2とフレーム部3が設けられていることを特徴とするディスプレイユニット用ホルダである。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAの実施の形態を図1から図4に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAの1実施例を示す斜視図であり、図2は、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAを構成する金属加工部品1の斜視図であり、図3は、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAを構成する合成樹脂からなる絶縁部2とフレーム部3を示す斜視図であり、図4は、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAを成形するインサート成形法を説明する模式図である。
【0020】
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの機器にLCD、EL等の表示装置からなるディスプレイユニット本体Bを組み込むための台座となるものである。
【0021】
図2に示すように、アルミニウム合金やマグネシウム合金からなる金属シートを所要の形態に打ち抜き後、必要な部分を折り曲げ加工などを施して金属加工部品1を作製する。
【0022】
次に、図3に示すような、合成樹脂からなる絶縁部2とフレーム部3を図4に示すインサート成形法により、金属加工部品1に一体成形する。
【0023】
インサート成形法は、プラスチック射出成形技術の1種で合成樹脂の中でも、主に熱可塑性樹脂に熱と圧力を加えて、これを溶解(可塑化)し、適当な流動状態となったものを、高い圧力(射出圧)のもとに、閉鎖した金型内に高速で流し込み充分固化させて取り出す成形方法である。
【0024】
図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットする。
【0025】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料である熱可塑性樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化するものである。
【0026】
このような射出成形に使用する熱可塑性樹脂は、製造する製品によって異なるが、一般的に携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどのディスプレイユニット用ホルダAには、汎用樹脂、汎用エンジニアリング樹脂、スーパーエンジニアリング樹脂などの熱可塑性樹脂が使用される。
【0027】
例えば、汎用樹脂として、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、アクリル樹脂などが挙げられる。
【0028】
また、汎用エンジニアリング樹脂として、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、GF強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET)、超高分子量ポリエチレン(UHPE)などが挙げられる。
【0029】
更に、スーパーエンジニアリング樹脂としては、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアリレート(PAR)、ポリスルホン(PSF)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などが挙げられる。
【0030】
このような熱可塑性樹脂は、電気絶縁性、成形性などが非常に良く、低比重のため軽量であり、二次加工性の利便性によるコストダウンが図れるなどの特徴がある。
【0031】
以上のように、本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、金属シートを所要の形態に打ち抜き後、折り曲げ加工を施して作製した金属加工部品1に合成樹脂の1種である熱可塑性樹脂を使用してインサート成形法により、絶縁部2とフレーム部3を一体化することで、アルミニウムダイカスト、或いはマグネシウムダイカスト比で同厚みにおいて120〜150%程度に強度が向上し、形状の自由度が高くなり、成形品を金型から取り出した後、トリミング、バリ取り、表面処理などを行う必要がないので、生産コストも安くなり、また電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを所要の箇所に貼り付ける必要がないので工程削減が可能となり、さらに生産コストの低減を図ることができるため、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できるものである。
【0032】
【実施例】
次に実施例により、本発明を具体的に説明する。
【0033】
<実施例1>
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図2に示すように、厚み0.5mmのアルミニウム合金からなる金属シートを打ち抜き後、周辺の所要の部分を折り曲げて金属加工部品1を作製した。
【0034】
次に、図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットした。
【0035】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料であるアクリル樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化した。
【0036】
以上のような、インサート成形法により作製したディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを貼り付ける箇所にはアクリル樹脂により、絶縁部2が形成され、金属加工部品1の全周には同様にアクリル樹脂により、フレーム部3が形成されて、該ホルダAの強度が向上し、更には工程削減も可能となり、生産コストの低減を図ることができ、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できた。
【0037】
<実施例2>
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図2に示すように、厚み0.5mmのアルミニウム合金からなる金属シートを打ち抜き後、周辺の所要の部分を折り曲げて金属加工部品1を作製した。
【0038】
次に、図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットした。
【0039】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料であるポリカーボネート樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化した。
【0040】
以上のような、インサート成形法により作製したディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを貼り付ける箇所にはポリカーボネート樹脂により、絶縁部2が形成され、金属加工部品1の全周には、同様にポリカーボネート樹脂により、フレーム部3が形成されて、該ホルダAの強度が向上し、更には工程削減も可能となり、生産コストの低減を図ることができ、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できた。
【0041】
<実施例3>
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図2に示すように、厚み0.5mmのマグネシウム合金からなる金属シートを打ち抜き後、周辺の所要の部分を折り曲げて金属加工部品1を作製した。
【0042】
次に、図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットした。
【0043】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料であるアクリル樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化した。
【0044】
以上のような、インサート成形法により作製したディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを貼り付ける箇所にはアクリル樹脂により、絶縁部2が形成され、金属加工部品1の全周には同様にアクリル樹脂により、フレーム部3が形成されて、該ホルダAの強度が向上し、更には工程削減も可能となり、生産コストの低減を図ることができ、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できた。
【0045】
<実施例4>
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図2に示すように、厚み0.5mmのマグネシウム合金からなる金属シートを打ち抜き後、周辺の所要の部分を折り曲げて金属加工部品1を作製した。
【0046】
次に、図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットした。
【0047】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料であるポリカーボネート樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化した。
【0048】
以上のように、インサート成形法により作製したディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを貼り付ける箇所にはポリカーボネート樹脂により、絶縁部2が形成され、金属加工部品1の全周には、同様にポリカーボネート樹脂により、フレーム部3が形成されて、該ホルダAの強度が向上し、更には工程削減も可能となり、生産コストの低減を図ることができ、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できた。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、金属シートを所要の形態に打ち抜き後、折り曲げ加工を施して作製した金属加工部品に合成樹脂の1種である熱可塑性樹脂を使用してインサート成形法により、絶縁部とフレーム部を設けることで、アルミニウムダイカスト、或いはマグネシウムダイカスト比で同厚みにおいて120〜150%程度に強度が向上し、形状の自由度が高くなり、成形品を金型から取り出した後、トリミング、バリ取り、表面処理などを行う必要がないので、生産コストも安くなり、また電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを所要の箇所に貼り付ける必要がないので工程削減が可能となり、さらに生産コストの低減を図ることができるため、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスプレイユニット用ホルダの1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るディスプレイユニット用ホルダを構成する金属加工部品の斜視図である。
【図3】本発明に係るディスプレイユニット用ホルダを構成する合成樹脂からなる絶縁部とフレーム部を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るディスプレイユニット用ホルダを成形するインサート成形法を説明する模式図である。
【図5】従来の携帯電話機のディスプレイユニットを構成しているディスプレイユニット本体、ディスプレイユニット用ホルダ、ディスプレイコントロールユニットを示す斜視図である。
【図6】従来の携帯電話機のディスプレイユニット用ホルダを示す平面図である。
【符号の説明】
A・・・ディスプレイユニット用ホルダ
B・・・ディスプレイユニット本体
C・・・ディスプレイコントロールユニット
1・・・金属加工部品
2・・・絶縁部
3・・・フレーム部
4・・・シールド板金
5・・・リブ
10・・・射出成形機 10a・・・雌金型 10b・・・雄金型
10c・・・先端 10d・・・スクリュー
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスプレイユニット用ホルダに関するものであり、さらに詳しくは、携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの機器にLCD、EL等の表示装置のディスプレイユニット本体を組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスプレイユニット用ホルダAは、瞬間溶解炉で溶解したアルミニウム、マグネシウム、亜鉛、真鍮などの非鉄金属の合金を精密に造られた金型に高速、高圧で注入し、瞬時に成形するダイカスト法と呼ばれる鋳造法で作製されている。
【0003】
これは、鋳物の製造方法の1種で、従来の鋳物に比べ、薄肉鋳物の鋳造が可能であり、極めて寸法精度が高く、強度も優れ、鋳肌が滑らかで美しく、正確な仕上がりで機械加工も少なくてすみ、精密な非鉄金属鋳物の生産方法の中で、最も生産性が高く、ひとつの金型で数万個は繰り返し使用できる経済的な鋳造法である。
【0004】
このダイカスト法は、コンピュータ機器、OA機器、通信機器、光学機器、電気・電子機器、産業機械、建築用品などの精密部品をはじめ自動車、オートバイなどのパーツなどさまざまな分野の構成部品製作に欠かすことのできない技術である。
【0005】
携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの機器にLCD、EL等の表示装置のディスプレイユニット本体Bを組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダAは、主にアルミニウム合金を材料としたアルミニウムダイカスト、或いはマグネシウム合金を材料としたマグネシウムダイカストを使用して作製されている。
【0006】
該アルミニウムダイカストは、軽量で成形性に優れ、かつ耐久性に富み、更に材料のリサイクル性にも優れており、省エネルギー、省資源など環境保全に適している。
【0007】
次に、マグネシウムダイカストは、マグネシウム元素の特性である実用金属中最も軽く、空気・熱伝導性が良く、振動吸収性にも優れ、また安定した電磁波シールド性を有している。
【0008】
また、マグネシウムダイカストの材料であるマグネシウム合金は、加工硬化率が高く、物体が衝突した時に生じるくぼみは、アルミニウム合金などに比較して小さいので携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電には最適である。
【0009】
また、切削抵抗が小さく、機械加工時間を短縮することで動力を節約し、工具寿命を延ばすことができる。
【0010】
以上のように、従来のディスプレイユニット用ホルダAは、アルミニウム合金やマグネシウム合金などを材料とした非常に優れたダイカスト製品であるが、該ダイカスト製品の場合は、鋳造後の後処理が必要である。
【0011】
例えば、鋳造品を金型から取り出した後、トリミング、バリ取り、表面処理などを行うが、これらの工程があるため生産コストがかなりかかってしまう問題点がある。
【0012】
さらに、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化に伴って構成を決定する場合、ユニット全体の強度不足、形状の自由度が少なく微調整がきかない問題がある。
【0013】
例えば、図5に示すように、従来の携帯電話機の場合は、LCD、EL等の表示装置のディスプレイユニット本体B、該ユニット本体Bを組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダA、及び該ユニット用ホルダAの背面側にプリント基板からなるディスプレイコントロールユニットCが取り付けられている。
【0014】
このように携帯電話機の場合は、前述したように、ユニット全体の強度不足、形状の自由度が少なく微調整がきかない問題の他に、該ユニット用ホルダAの背面側にプリント基板からなるディスプレイコントロールユニットCが取り付けられているため、該ホルダAは、箇所により、導電と絶縁をコントロールする必要がある。
【0015】
図6に示すように、該ホルダAの主要構成部品である金属加工部品1にシールド板金4を該シールド板金4の端縁部がフレーム部3のリブ5にはまるように貼り付け、更に絶縁部2を設けるために絶縁性粘着テープを貼り付けているので加工費用が別途生じるなどの問題点もあり、トータル的には生産コストも高くなり、完全な生産システムではないのが現状である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は係る従来技術の問題点を解決するものであり、携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの機器にLCD、EL等の表示装置のディスプレイ本体を組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダにおいて、ユニット全体の強度が強く、形状の自由度も高く、絶縁部に粘着テープを使用しないので加工費用が別途発生しないディスプレイユニット用ホルダを提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するために成されたもので、本発明の請求項1に係る発明は、携帯電話機などの機器にLCD、EL等の表示装置からなるディスプレイユニット本体Bを組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダAにおいて、前記ホルダAは金属シートを所要の形態に打ち抜き、及び折り曲げ加工を順次に施してなる金属加工部品1からなり、該部品1にインサート成形法により、合成樹脂からなる絶縁部2とフレーム部3が設けられていることを特徴とするディスプレイユニット用ホルダである。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAの実施の形態を図1から図4に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAの1実施例を示す斜視図であり、図2は、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAを構成する金属加工部品1の斜視図であり、図3は、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAを構成する合成樹脂からなる絶縁部2とフレーム部3を示す斜視図であり、図4は、本発明に係るディスプレイユニット用ホルダAを成形するインサート成形法を説明する模式図である。
【0020】
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの機器にLCD、EL等の表示装置からなるディスプレイユニット本体Bを組み込むための台座となるものである。
【0021】
図2に示すように、アルミニウム合金やマグネシウム合金からなる金属シートを所要の形態に打ち抜き後、必要な部分を折り曲げ加工などを施して金属加工部品1を作製する。
【0022】
次に、図3に示すような、合成樹脂からなる絶縁部2とフレーム部3を図4に示すインサート成形法により、金属加工部品1に一体成形する。
【0023】
インサート成形法は、プラスチック射出成形技術の1種で合成樹脂の中でも、主に熱可塑性樹脂に熱と圧力を加えて、これを溶解(可塑化)し、適当な流動状態となったものを、高い圧力(射出圧)のもとに、閉鎖した金型内に高速で流し込み充分固化させて取り出す成形方法である。
【0024】
図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットする。
【0025】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料である熱可塑性樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化するものである。
【0026】
このような射出成形に使用する熱可塑性樹脂は、製造する製品によって異なるが、一般的に携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなどのディスプレイユニット用ホルダAには、汎用樹脂、汎用エンジニアリング樹脂、スーパーエンジニアリング樹脂などの熱可塑性樹脂が使用される。
【0027】
例えば、汎用樹脂として、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、アクリル樹脂などが挙げられる。
【0028】
また、汎用エンジニアリング樹脂として、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、GF強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET)、超高分子量ポリエチレン(UHPE)などが挙げられる。
【0029】
更に、スーパーエンジニアリング樹脂としては、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアリレート(PAR)、ポリスルホン(PSF)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などが挙げられる。
【0030】
このような熱可塑性樹脂は、電気絶縁性、成形性などが非常に良く、低比重のため軽量であり、二次加工性の利便性によるコストダウンが図れるなどの特徴がある。
【0031】
以上のように、本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、金属シートを所要の形態に打ち抜き後、折り曲げ加工を施して作製した金属加工部品1に合成樹脂の1種である熱可塑性樹脂を使用してインサート成形法により、絶縁部2とフレーム部3を一体化することで、アルミニウムダイカスト、或いはマグネシウムダイカスト比で同厚みにおいて120〜150%程度に強度が向上し、形状の自由度が高くなり、成形品を金型から取り出した後、トリミング、バリ取り、表面処理などを行う必要がないので、生産コストも安くなり、また電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを所要の箇所に貼り付ける必要がないので工程削減が可能となり、さらに生産コストの低減を図ることができるため、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できるものである。
【0032】
【実施例】
次に実施例により、本発明を具体的に説明する。
【0033】
<実施例1>
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図2に示すように、厚み0.5mmのアルミニウム合金からなる金属シートを打ち抜き後、周辺の所要の部分を折り曲げて金属加工部品1を作製した。
【0034】
次に、図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットした。
【0035】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料であるアクリル樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化した。
【0036】
以上のような、インサート成形法により作製したディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを貼り付ける箇所にはアクリル樹脂により、絶縁部2が形成され、金属加工部品1の全周には同様にアクリル樹脂により、フレーム部3が形成されて、該ホルダAの強度が向上し、更には工程削減も可能となり、生産コストの低減を図ることができ、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できた。
【0037】
<実施例2>
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図2に示すように、厚み0.5mmのアルミニウム合金からなる金属シートを打ち抜き後、周辺の所要の部分を折り曲げて金属加工部品1を作製した。
【0038】
次に、図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットした。
【0039】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料であるポリカーボネート樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化した。
【0040】
以上のような、インサート成形法により作製したディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを貼り付ける箇所にはポリカーボネート樹脂により、絶縁部2が形成され、金属加工部品1の全周には、同様にポリカーボネート樹脂により、フレーム部3が形成されて、該ホルダAの強度が向上し、更には工程削減も可能となり、生産コストの低減を図ることができ、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できた。
【0041】
<実施例3>
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図2に示すように、厚み0.5mmのマグネシウム合金からなる金属シートを打ち抜き後、周辺の所要の部分を折り曲げて金属加工部品1を作製した。
【0042】
次に、図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットした。
【0043】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料であるアクリル樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化した。
【0044】
以上のような、インサート成形法により作製したディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを貼り付ける箇所にはアクリル樹脂により、絶縁部2が形成され、金属加工部品1の全周には同様にアクリル樹脂により、フレーム部3が形成されて、該ホルダAの強度が向上し、更には工程削減も可能となり、生産コストの低減を図ることができ、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できた。
【0045】
<実施例4>
本発明のディスプレイユニット用ホルダAは、図2に示すように、厚み0.5mmのマグネシウム合金からなる金属シートを打ち抜き後、周辺の所要の部分を折り曲げて金属加工部品1を作製した。
【0046】
次に、図4に示すように射出成形機10の成形金型である雌金型10aと雄金型10bの間に金属加工部品1をセットした。
【0047】
次に、射出成形機10のホッパーに供給した成形材料であるポリカーボネート樹脂をスクリュー10dの回転によって計量するとともに混練し、スクリュー10dの先端10cに該樹脂が達すると油圧装置からの押圧により、高温で溶解した樹脂を射出し、成形時の圧と熱により、絶縁部2とフレーム部3の成形と同時に金属加工部品1に一体化した。
【0048】
以上のように、インサート成形法により作製したディスプレイユニット用ホルダAは、図1に示すように、電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを貼り付ける箇所にはポリカーボネート樹脂により、絶縁部2が形成され、金属加工部品1の全周には、同様にポリカーボネート樹脂により、フレーム部3が形成されて、該ホルダAの強度が向上し、更には工程削減も可能となり、生産コストの低減を図ることができ、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できた。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、金属シートを所要の形態に打ち抜き後、折り曲げ加工を施して作製した金属加工部品に合成樹脂の1種である熱可塑性樹脂を使用してインサート成形法により、絶縁部とフレーム部を設けることで、アルミニウムダイカスト、或いはマグネシウムダイカスト比で同厚みにおいて120〜150%程度に強度が向上し、形状の自由度が高くなり、成形品を金型から取り出した後、トリミング、バリ取り、表面処理などを行う必要がないので、生産コストも安くなり、また電気を絶縁するための絶縁性粘着テープを所要の箇所に貼り付ける必要がないので工程削減が可能となり、さらに生産コストの低減を図ることができるため、最終製品である携帯電話機、PDA、パソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど携帯する小型家電の薄型軽量化とコストダウンに貢献できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスプレイユニット用ホルダの1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るディスプレイユニット用ホルダを構成する金属加工部品の斜視図である。
【図3】本発明に係るディスプレイユニット用ホルダを構成する合成樹脂からなる絶縁部とフレーム部を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るディスプレイユニット用ホルダを成形するインサート成形法を説明する模式図である。
【図5】従来の携帯電話機のディスプレイユニットを構成しているディスプレイユニット本体、ディスプレイユニット用ホルダ、ディスプレイコントロールユニットを示す斜視図である。
【図6】従来の携帯電話機のディスプレイユニット用ホルダを示す平面図である。
【符号の説明】
A・・・ディスプレイユニット用ホルダ
B・・・ディスプレイユニット本体
C・・・ディスプレイコントロールユニット
1・・・金属加工部品
2・・・絶縁部
3・・・フレーム部
4・・・シールド板金
5・・・リブ
10・・・射出成形機 10a・・・雌金型 10b・・・雄金型
10c・・・先端 10d・・・スクリュー
Claims (1)
- 携帯電話機などの機器にLCD、EL等の表示装置からなるディスプレイユニット本体を組み込むための台座となるディスプレイユニット用ホルダにおいて、前記ホルダは金属シートを所要の形態に打ち抜き、及び折り曲げ加工を順次に施してなる金属加工部品からなり、該部品にインサート成形法により、合成樹脂からなる絶縁部とフレーム部が設けられていることを特徴とするディスプレイユニット用ホルダ。
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