JP2005009943A - 青果物品質測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構成の複雑化を回避しながらも、特に玉葱等の青果物の品質測定を非破壊で且つ迅速に、しかも高い精度で測定することができるようにする点にある。
【解決手段】搬送されてきた青果物6に向けて照射し透過した光に基づいて品質を判定する装置において、搬送手段を、多数の青果物用載置部12と、これら搬送方向で隣り合う青果物載置部間12,12に跨って載置された青果物6を搬送方向に移動させるための駆動手段とから構成し、駆動手段にて移動してくる青果物載置部12を搬送幅方向の軸芯周りで回転させる回転駆動手段を設け、青果物載置部間の隙間の下方に透過光を受光する受光手段8を配置し、受光手段8の搬送幅方向両側からの光を遮光するための遮光部9を備えさせた。
【選択図】 図4
【解決手段】搬送されてきた青果物6に向けて照射し透過した光に基づいて品質を判定する装置において、搬送手段を、多数の青果物用載置部12と、これら搬送方向で隣り合う青果物載置部間12,12に跨って載置された青果物6を搬送方向に移動させるための駆動手段とから構成し、駆動手段にて移動してくる青果物載置部12を搬送幅方向の軸芯周りで回転させる回転駆動手段を設け、青果物載置部間の隙間の下方に透過光を受光する受光手段8を配置し、受光手段8の搬送幅方向両側からの光を遮光するための遮光部9を備えさせた。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミカン、八朔、なしやリンゴ、あるいはメロンの他、特に玉葱や桃等の青果物の糖度、酸度、水分含有率、鮮度等の品質を非破壊測定で判定する青果物品質測定装置に関し、青果物への熱的ダメージが少なくしかも高精度で且つ高速に品質を判定することができる青果物品質測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記青果物品質測定装置としては、例えば平ベルトを備えるベルトコンベアにて載置搬送されてくる青果物の水平方向一側面に、ベルトコンベアの搬送幅方向(左右方向)一側に配設した単一のランプから測定光を照射し、前記ランプとは反対側、つまりベルトコンベアの搬送幅方向(左右方向)他側に配置した受光手段により青果物を透過してきた測定光を受光して品質測定を行うものが一般的である。
しかしながら、前記装置の場合には、平ベルト上に載置搬送される青果物の姿勢がさまざまであるため、例えば根を有する玉葱などの青果物においては、根の部分を透過してきた測定光を受光して品質測定を行う場合にある特定の波長の透過率が変化するため、正確な品質測定を行うことができないことがある。これを解消するものとして、所定間隔を置いて多数の支持ローラを配置して搬送コンベアを構成し、これら搬送方向で隣り合う支持ローラ間に青果物を跨った状態で搬送し、それら支持ローラを回転させて青果物の姿勢を変更させるために支持ローラに回転力を付与するためのベルト式の回転装置を設け、前記回転装置にて姿勢変更された青果物に下方から接当させて密着させる円筒状の遮光パッドを揺動自在なアームの先端に取り付け、青果物を持ち上げた遮光パッドの下端開口部からの光を受光することができるように遮光パッドの下端面に極力近づけた位置にCCDカメラなどの受光手段を配置して、回転装置にて青果物を姿勢変更させることにより根の部分が下方に位置することが極力ないようにした後、遮光パッドにて青果物を持ち上げて密着させることにより上端開口部から遮光パッドへの光の侵入を阻止した状態にしてから、遮光パッドの下端開口部が受光手段の上方に位置することにより、光源から照射された光が青果物を透過して受光手段にて受光し、その受光した光を分析することにより品質測定を行うようにしている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−42942号公報(図1〜図4参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1によれば、受光手段の手前で遮光パッドにて青果物を持ち上げる構成であるため、アームが揺動されて青果物を持ち上げるまでに時間を要するだけでなく、短時間に持ち上げるようにすると、遮光パッドにて青果物を跳ね上げてしまい搬送経路外へ青果物を排出してしまうことになるため、アームの揺動速度を不用意に上げることができず、品質判定に多くの時間を要するものであった。
また、遮光パッドのアームを揺動操作するための駆動装置を要するだけでなく、アームをタイミングよく揺動操作するための制御装置を必要とし、装置全体が複雑になる不都合もあった。
【0005】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、構成の複雑化を回避しながらも、特に玉葱等の青果物の糖度、酸度、水分含有率、鮮度等の品質を、非破壊で且つ迅速に、しかも高い精度で測定することができるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の青果物品質測定装置は、前述の課題解決のために、被測定物となる青果物に測定光を照射するための照射手段と、前記照射手段の照射位置まで載置搬送する搬送手段と、この搬送手段にて照射位置まで載置搬送されてきた青果物に向けて照射し該青果物を透過した測定光を受光するための受光手段と、前記受光手段により受光した測定光のスペクトルを分析して糖度、酸度、水分含有率、鮮度、腐り等の品質を判定する品質判定手段とを備え、前記搬送手段を、それの搬送方向に適当間隔を置いて備えさせた多数の青果物用載置部と、これら搬送方向で隣り合う青果物載置部間に跨って載置された青果物を搬送方向に移動させるために該青果物載置部を搬送方向に移動させる駆動手段とから構成し、前記駆動手段にて移動してくる青果物載置部を搬送幅方向の軸芯周りで回転させるための回転駆動手段を設け、前記青果物載置部間の隙間の下方に前記受光手段を配置し、前記受光手段の搬送幅方向両側に搬送幅方向からの光を遮光するための遮光部を備えさせている。
上記のように、搬送方向で隣り合う青果物載置部間に跨って載置された青果物を回転駆動手段にて回転させることによって、青果物載置部に対する青果物の位置を変更することができ、例えば玉葱のように根の部分を透過した光を受光手段にて受光してしまうことが少なくなる。しかも、受光手段にて1つの青果物からの透過光を受光する回数を複数回行えば、より一層確実に青果物の品質測定を行うことができる。また、青果物載置部間の隙間の下方に配置された受光手段にて搬送速度を遅くすることなく、連続的に青果物の透過光を受光することができる。このとき、受光手段にそれの搬送幅方向両側から侵入してくる光を遮光部にて遮光することによって、精度よく青果物の品質測定を行うことができる。
【0007】
前記各青果物載置部が、搬送幅方向で所定間隔を置いて配置された左右一対の回転円盤からなり、前記回転円盤それぞれの外周面を搬送幅方向で互いに接近する側ほど下方に位置するテーパ面に形成している。
上記構成の青果物載置部に載置して搬送される青果物は、左右中央部側へ移動し易く、左右両端側へ移動し難くすることができる。
【0008】
前記回転駆動手段を、前記左右一対の回転円盤の外周面又は該回転円盤の外側面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面と、該外周面に接触させることにより該回転円盤を回転可能とする前記遮光部の上面とから構成することによって、回転円盤を回転させるための特別な駆動装置が不要になる。
【0009】
前記青果物載置部間に載置した青果物を下方から押し上げて搬送幅方向の一方側へ払い出すために搬送幅方向に長いアームを該青果物載置部間の隙間に備えさせ、前記アームがそれの板厚方向が搬送方向となる薄板状部材の2枚を搬送方向で所定間隔を置いた状態でそれら長手方向両端側同士にて連結し、前記品質判定手段からの品質判定結果に基づいて前記アームを払い出し作動させるための払い出し制御手段を設けている。
上記のように青果物載置部間に載置されている青果物をそれの下方に位置しているアームにて持ち上げて搬送幅方向一方側へ払い出すことによって、1個のアームにて全ての青果物載置部間の青果物を払い出す場合に、搬送速度に対してアームの払い出し速度を同期させる制御が不要になるだけでなく、払い出し箇所を変更することが可能になる利点がある。また、薄板状部材の2枚を搬送方向で所定間隔を置いた状態でそれら長手方向両端側同士にて連結してアームを構成しているから、青果物を透過した光が2枚の薄板状部材の間の隙間を通過したり、アームと青果物載置部との間の隙間を通過して受光手段にて受光することができ、透過光をアームにて遮られることをできる限り回避することができる。
【0010】
前記受光手段へ外光が入り込むことを遮断するためのケーシングを備えさせている場合には、太陽光線が当たる場所での装置の使用を良好に行うことができる。
【0011】
前記左右一対の回転円盤の1組又は複数組を、左右一対の支持部材間に渡って設けられた回転軸に貫設することによりユニット化し、それら各ユニットを駆動回転可能な無端帯状体に連結してもよい。
【0012】
前記遮光部の搬送方向始端部に前記左右一対の回転円盤の外周面又は該回転円盤の外周面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面と接当して該遮光部の上面まで接当案内するための始端側ほど下方に位置する傾斜案内面を備えさせている。
無端帯状体の駆動回転により、その無端帯状体が搬送経路上を多少上下動することがあっても、傾斜案内面に回転円盤の外周面又は回転円盤の外周面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面が接当することによって、回転円盤の外周面又はボス部を遮光部の上面までスムーズに移動案内させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に、特に根を有する玉葱であっても根の部分を光照射して透過してきた光を受光することがないように受光手段に対する青果物の位置を変更することができるように構成した青果物品質測定装置が示されている。尚、青果物としては、玉葱の他、桃、ミカン、八朔、なしやリンゴ、あるいはメロンなどの青果物を対象とする。前記青果物品質測定装置は、キャスター1を下端の4隅(図において左右方向を装置の前後方向とし、図において紙面を貫通する方向を装置の左右方向とし、図では前後2箇所のみ図示している)に備えさせて移動可能に構成された台本体2と、この台本体2の前後方向ほぼ中央の上端に備えたケーシング3にて外光を遮断した状態で品質測定を行うために該ケーシング3の内部に配設した測定部4と、前記ケーシング3の長手方向(前後方向)一端に形成の開口(図示せず)を通して前記測定部4へ青果物を搬送し、かつ、測定後の青果物をケーシング3の長手方向(前後方向)他端に形成の開口(図示せず)を通してケーシング3の外部まで搬送するための搬送手段5とを備えたものであるが、本発明は図に示される構成に限定されるものではない。前記ケーシング3の両端に形成の開口には、外光遮断用のカーテン(図示せず)を取り付けて実施することになる。図1に示すKは、前記搬送手段5を搬送幅方向(左右方向)両側から覆うための左右一対の側壁(図では矢印で示す搬送方向に向かって左側のみ見えている)である。
【0014】
前記測定部4は、図1及び図4に示すように、被測定物となる青果物6に測定光を照射する左右一対の照射手段7,7と、これら照射手段7,7の照射位置まで載置搬送する前記搬送手段5と、この搬送手段5にて照射位置まで載置搬送されてきた青果物6に向けて照射し青果物6を透過した測定光のうち、前記搬送手段5を構成する後述の青果物載置部12,12間の隙間から下方へ移動してきた測定光を受光するための受光手段8と、前記受光手段8により受光した測定光のスペクトルを分析して糖度、酸度、水分含有率、鮮度、腐り等の品質を判定する品質判定手段(図1に示すケーシング3の上面に載置しているボックス16に内装している制御装置内に備えさせている)と、前記受光手段8の搬送幅方向両側に搬送幅方向からの光を遮光するための遮光部としての左右一対の遮光板9,9とから構成している。前記左右一対の遮光板9,9の内側にも左右一対の補助用の遮光板10,10を配設しているが、これら補助用の遮光板10,10は無くてもよい。
【0015】
前記搬送手段5は、図1〜図4に示すように、搬送始端部及び搬送終端部に配設された一対のスプロケット(図示せず)に巻回された無端帯状体であるチェーン11と、前記チェーン11に連結された多数の青果物載置部12と、前記一方のスプロケットを駆動回転させることによりチェーン11を回動させて青果物載置部12を搬送方向に移動させるための駆動手段としての電動モータ(図示せず)とからなっている。ここでは、チェーン式の搬送装置を示しているが、ベルト式のものやローラ式のものであってもよく、青果物載置部12を搬送することができるものであれば、どのような構成であってもよい。前記チェーン11は、図3及び図4に示すように、断面形状がほぼ逆L字状の前記側壁Kと断面形状がほぼ長方形のフレームFとの間に上下方向で支持された状態で回動自在に構成されており、チェーン11が不測に上下動することがないようにしている。
【0016】
前記照射手段7,7は、前記搬送手段5の搬送幅方向両側から青果物6に照射するように配置したかさ付きランプから構成されているが、青果物6に対してそれの直上方又は斜め上方から照射する構成であってもよい。又、図示していないが、前記照射手段7を青果物6の大きさなどに応じて上下方向で位置変更可能に設けて実施することもできる。前記照射手段7の高さ調節を手動力で行う他、電動力で行ってもよい。この電動力を用いて高さ調節を行う場合には、青果物の大きさ等を検出するセンサ等を設けておき、このセンサの検出情報に基づいて電動モータ等を駆動して自動的に高さ調節を行える構成にすることによって、どのような大きさの青果物にも最適な位置に光を照射することができる利点がある。又、照射手段7の個数や具体的構成は、図に示されるものに限定されるものではない。
【0017】
前記各青果物載置部12は、搬送幅方向に長い支軸12Cに所定間隔を置いた状態で貫設された左右一対の回転円盤12A,12Bからなり、前記回転円盤12A,12Bそれぞれの外周面を搬送幅方向で互いに接近する側ほど下方に位置するテーパ面12a,12bに形成して、回転円盤12A,12Bに載置されて搬送されている青果物6が搬送幅方向外方側へ移動することを回避することができるようにしている。そして、前記各支軸12Cの一端を前記チェーン11から延出された軸17に差し込んで連結しており、チェーン11の回動に伴って支軸12Cを介して回転円盤12A,12Bを移動させることができるようにしている。前記搬送方向で隣り合う青果物載置部12,12間の距離は、青果物6を両青果物載置部12,12間に跨った状態で載置搬送することができる距離に設定することになり、青果物載置部12,12間の距離を調節可能な機構を設けて実施することもできる。又、青果物6を搬送方向において一列状に搬送するものを示しているが、複数列搬送できるように構成してもよい。
【0018】
図1、図3及び図4に示すように、前記左右一対の回転円盤12A,12Bの搬送幅方向外面に、搬送幅方向外方側へ突出し、かつ、該回転円盤よりも小さな外径を有する円柱状のボス部12D,12Eを備えさせている。そして、これらボス部12D,12Eが、前記遮光板9,9の上面9a,9aに乗り上げることにより、ボス部12D,12Eが遮光板9,9の上面9a,9aとの接触抵抗により回転し、これと一体化している回転円盤12A,12Bも回転することで、図6に示すように青果物6を回転円盤12A,12Bとは反対方向に回転させながら搬送することによって、図4に示すように青果物(ここでは玉葱を示している)6の根の部分6Aが搬送幅方向を向いている状態に位置変更させることで、受光手段8に対する青果物6の位置を変更することができるようになっている。前記ボス部12D,12Eの外周面と遮光板9,9の上面9a,9aとから青果物載置部12を搬送幅方向の軸芯周り、つまり支軸12Cの軸周りで回転させるための回転駆動手段を構成することによって、装置の簡素化を図ることができる利点があるが、別の回転駆動手段を用いて青果物載置部12を回転させるようにしてもよい。又、前記ボス部12D,12E及び回転円盤12A,12Bは、軟質性の合成樹脂や合成ゴムにより一体形成しているが、遮光板9,9の上面9a,9aに接触してスムーズに回転するものであれば、どのような材料であってもよい。前記遮光板9,9の上端には、ボス部12D,12Eとの接触面積を増大させるためのカバー部材9A,9Aが嵌合されており、このカバー部材9A,9Aを前記ボス部12D,12Eをスムーズに回転させるための材料で構成している。例えば、カバー部材9A,9Aをそれの表面が粗面に形成された金属材料や前記ボス部12D,12Eよりも摩擦係数の大きな合成樹脂又は合成ゴムなどで構成することによって、ボス部12D,12Eがカバー部材9A,9Aの上面にスリップすることがなく、回転させることができる。前記カバー部材9A,9Aと遮光板9,9とを別の部材から構成することによって、遮光板9,9をできる限り薄く構成しながらもカバー部材9A,9Aを所望の厚みに構成することができる利点があるが、それらを同一部材から構成することもできる。又、前記回転円盤12A,12Bの回転数が、280rpmであり、搬送手段5の搬送速度が、40m/minに設定されているが、これらに限定されるものではない。
前記遮光板9の搬送方向始端部には、図1に示すように、搬送方向始端部側ほど下方に位置するテーパ面、換言すれば搬送方向終端部側ほど上方に位置するテーパ面9Tを形成してあり、ボス部12D,12Eを遮光板9の上面9aまで徐々に乗り上げさせることができるようにしている。
【0019】
図3〜図6に示すように、前記搬送方向で隣り合う青果物載置部12,12間に載置した青果物6を下方から押し上げて搬送幅方向の一方側へ払い出すために搬送幅方向に長いアーム13を青果物載置部12,12間の隙間Sに備えさせている。前記アーム13は、それの板厚方向が搬送方向となる薄板状部材13Aの2枚を搬送方向で所定間隔を置いた状態でそれら長手方向両端側同士を連結部材13B,13Bを介して連結し、そのアーム13の搬送幅方向一端側(チェーン側)をリンク18の一端に連結すると共に、該リンク18の他端を前記支軸12Cの一端に固定された固定部材19に上下動自在に設けられた可動部材20に枢支連結している。そして、前記品質判定手段からの品質判定結果に基づいて前記アーム13を払い出し作動させるための払い出し制御手段(前記制御装置内に備えさせている)を設けて、品質判定手段からの品質判定結果に基づいて払い出し制御手段にて払い出し信号を図示していない駆動装置に出力することによって、可動部材20を上方へ移動させて図3に2点鎖線で示す払い出し姿勢にアーム13を切り替えることができるようにしている。前記アーム13を2枚の薄板状部材13A,13Aから構成することによって、図5に示すように、それら両者間に隙間13Sが形成され、その隙間13Sを通して青果物からの透過光を受光手段8に取り込むことができるようにしている。ここでは、前記品質判定手段から玉葱等の青果物が腐っているか否かを判定し、腐っている場合に払い出し信号を出力するようになっている。
【0020】
前記受光手段8は、図2〜図5に示すように、前記回転円盤12A,12Bよりも搬送幅方向内側に位置する状態で前記支軸12Cに貫設した前記左右一対の補助用の遮光板(無くてもよい)10,10間に形成の隙間に下方から入り込んだ光ファイバー8Aと、この光ファイバー8Aの下部を保護するカバー部材8Bとからなっている。前記カバー部材8Bは、前記台本体2側の固定部(図示せず)に取り付け固定している。前記光ファイバー8Aの基端部(先端部とは反対側端部)が図示していない前記制御手段に接続されており、光ファイバー8Aからの検出情報をデータ化して糖度等を演算する等の処理が行えるようになっている。
【0021】
前記構成の青果物品質測定装置を用いて青果物の品質測定を行う場合について説明すれば、まず図1において駆動状態の搬送手段5の搬送始端部へ図示していない青果物自動供給装置により自動的に青果物を供給する、あるいは人為的に青果物を供給して、青果物載置部12,12間に青果物6を載置した状態で連続的に測定部4へ搬送する。そして、測定部4では、照射手段7,7から照射されて青果物を透過した測定光を光ファイバー8Aにて受光し、この受光された測定光をデータとして記憶させ、そのデータを基に波形補正をし、数値演算処理することにより酸度や糖度等を算出し、それら算出値が予め設定された設定値よりも低い場合には、不良品(腐りなど)であると判断し、前記アーム13にて搬送幅方向一方側へ払い出し、前記算出値が予め設定された設定値以上である場合には、良品であると判断し、前記搬送手段5により搬送終端部まで搬送することにより、自動的に青果物を選別することができるようにしているが、場合によっては、前記算出値をモニターなどに映し出し、その算出値を見て人為的にアームを払い出し作動させるようにすることもできる。
【0022】
図7〜図9に示すように、前記搬送方向で隣り合う一対の回転円盤12A,12B、12A,12Bを左右一対の板状の支持部材14,14にそれぞれの貫通支軸12Cを介してユニット化してもよい(3つ以上を連結してユニット化してもよい)。このようにユニット化することによって、支持部材14に前記アーム13を取り付けることができ、図1〜図6で示した全てのアーム13をチェーン11に連結するものに比べて、チェーン11への連結作業の容易迅速化を図ることができる。他の構成は、図1〜図6のものと同一であるため、同一の符号を付すと共に説明を省略する。
又、図10に示すように、前記支持部材14とは異なる支持部材15を、搬送方向で隣り合う回転円盤12A,12B、12A,12B間の全てを連結可能とするように配設して実施することもできる。この場合、支持部材15に前記アーム13を取り付けることができ、前記同様に図1〜図6で示した全てのアーム13をチェーン11に連結するものに比べて、チェーン11への連結作業の容易迅速化を図ることができる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、搬送方向で隣り合う青果物載置部間に跨って載置された青果物を回転駆動手段にて回転させながら青果物載置部間の隙間から青果物を透過した光を遮光部にて遮光した状態で受光手段にて受光する構成にすることによって、従来のように遮光パッドにて青果物を一々持ち上げる構成に比べて簡素な構成にしながらも、搬送スピードも遅くする必要がなく、連続して高精度で青果物の品質を測定することができる青果物品質測定装置を提供することができる。
【0024】
請求項2の発明によれば、テーパ面を備えた青果物載置部に載置して搬送される青果物は、左右中央部側へ移動し易くなることから、左右両端側へ移動し難く、搬送中に青果物が搬送経路から外れることがなく、効率よく測定を行うことができる。
【0025】
請求項3の発明によれば、回転駆動手段を、左右一対の回転円盤の外周面又は回転円盤の外側面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面と、外周面に接触させることにより回転円盤を回転可能とする遮光部の上面とから構成することによって、回転円盤を回転させるための特別な駆動装置が不要になり、その分装置の小型化及び簡素化を図ることができる。
【0026】
請求項4の発明によれば、青果物載置部間に載置されている青果物をそれの下方に位置しているアームにて持ち上げて搬送幅方向一方側へ払い出すことによって、1個のアームにて全ての青果物載置部間の青果物を払い出す場合に、搬送速度に対してアームの払い出し速度を同期させる制御が不要になるだけでなく、払い出し箇所を変更することが可能になり、設計の自由度を高めることができる。また、薄板状部材の2枚を搬送方向で所定間隔を置いた状態でそれら長手方向両端側同士にて連結してアームを構成しているから、青果物を透過した光が2枚の薄板状部材の間の隙間を通過したり、アームと青果物載置部との間の隙間を通過して受光手段にて受光することができ、透過光をアームにて遮られることをできる限り回避することができ、アームによる測定精度の低下がない。
【0027】
請求項5の発明によれば、受光手段へ外光が入り込むことを遮断するためのケーシングを備えさせている場合には、太陽光線が当たる場所での装置の使用を良好に行うことができ、測定精度が使用場所に左右されることのない信頼性の高いものにすることができる。
【0028】
請求項6の発明によれば、左右一対の回転円盤の1組又は複数組を、左右一対の支持部材間に渡って設けられた回転軸に貫設することによりユニット化し、それら各ユニットを駆動回転可能な無端帯状体に連結する構成にすることによって、一個一個の回転円盤を無端帯状体に連結するものに比べて、組み付け工程数の削減化を図ることができる。
【0029】
請求項7の発明によれば、無端帯状体の駆動回転により、その無端帯状体が搬送経路上を多少上下動することがあっても、傾斜案内面に回転円盤の外周面又は回転円盤の外周面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面が接当することによって、回転円盤の外周面又はボス部を遮光部の上面までスムーズに移動案内させることができ、装置の耐久面において有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】青果物品質測定装置の概略側面図である。
【図2】青果物載置部の斜視図である。
【図3】青果物載置部に載置した青果物をアームにて払い出し可能な構成を示す要部の縦断正面図である。
【図4】青果物載置部に載置した青果物に照射手段にて照射している状態を示す要部の縦断正面図である。
【図5】青果物載置部に載置した青果物を搬送している状態を示す要部の平面図である。
【図6】青果物載置部に載置した青果物を搬送している状態を示す要部の側面図である。
【図7】青果物載置部をユニット化した斜視図である。
【図8】図7で示したユニットを搬送方向に組み付けた状態の斜視図である。
【図9】図7で示したユニットを搬送方向に組み付けた状態の側面図である。
【図10】青果物載置部を別の形状の支持部材にて連結した状態の側面図である。
【符号の説明】
1 キャスター 2 台本体
3 ケーシング 4 測定部
5 搬送手段 6 青果物
7 照射手段 8B カバー部材
8A 光ファイバー 8 受光手段
9 遮光板 9A カバー部材
9a 上面 10 補助用遮光板
11 チェーン 12D,12E ボス部
12C 支軸 12 青果物載置部
12a,12b テーパ面
12A,12B 回転円盤
13 アーム 13A 薄板状部材
13B,13B 連結部材
14,15 支持部材 16 ボックス
17 軸 18 リンク
19 固定部材 20 可動部材
F フレーム K 側壁
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミカン、八朔、なしやリンゴ、あるいはメロンの他、特に玉葱や桃等の青果物の糖度、酸度、水分含有率、鮮度等の品質を非破壊測定で判定する青果物品質測定装置に関し、青果物への熱的ダメージが少なくしかも高精度で且つ高速に品質を判定することができる青果物品質測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記青果物品質測定装置としては、例えば平ベルトを備えるベルトコンベアにて載置搬送されてくる青果物の水平方向一側面に、ベルトコンベアの搬送幅方向(左右方向)一側に配設した単一のランプから測定光を照射し、前記ランプとは反対側、つまりベルトコンベアの搬送幅方向(左右方向)他側に配置した受光手段により青果物を透過してきた測定光を受光して品質測定を行うものが一般的である。
しかしながら、前記装置の場合には、平ベルト上に載置搬送される青果物の姿勢がさまざまであるため、例えば根を有する玉葱などの青果物においては、根の部分を透過してきた測定光を受光して品質測定を行う場合にある特定の波長の透過率が変化するため、正確な品質測定を行うことができないことがある。これを解消するものとして、所定間隔を置いて多数の支持ローラを配置して搬送コンベアを構成し、これら搬送方向で隣り合う支持ローラ間に青果物を跨った状態で搬送し、それら支持ローラを回転させて青果物の姿勢を変更させるために支持ローラに回転力を付与するためのベルト式の回転装置を設け、前記回転装置にて姿勢変更された青果物に下方から接当させて密着させる円筒状の遮光パッドを揺動自在なアームの先端に取り付け、青果物を持ち上げた遮光パッドの下端開口部からの光を受光することができるように遮光パッドの下端面に極力近づけた位置にCCDカメラなどの受光手段を配置して、回転装置にて青果物を姿勢変更させることにより根の部分が下方に位置することが極力ないようにした後、遮光パッドにて青果物を持ち上げて密着させることにより上端開口部から遮光パッドへの光の侵入を阻止した状態にしてから、遮光パッドの下端開口部が受光手段の上方に位置することにより、光源から照射された光が青果物を透過して受光手段にて受光し、その受光した光を分析することにより品質測定を行うようにしている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−42942号公報(図1〜図4参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1によれば、受光手段の手前で遮光パッドにて青果物を持ち上げる構成であるため、アームが揺動されて青果物を持ち上げるまでに時間を要するだけでなく、短時間に持ち上げるようにすると、遮光パッドにて青果物を跳ね上げてしまい搬送経路外へ青果物を排出してしまうことになるため、アームの揺動速度を不用意に上げることができず、品質判定に多くの時間を要するものであった。
また、遮光パッドのアームを揺動操作するための駆動装置を要するだけでなく、アームをタイミングよく揺動操作するための制御装置を必要とし、装置全体が複雑になる不都合もあった。
【0005】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、構成の複雑化を回避しながらも、特に玉葱等の青果物の糖度、酸度、水分含有率、鮮度等の品質を、非破壊で且つ迅速に、しかも高い精度で測定することができるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の青果物品質測定装置は、前述の課題解決のために、被測定物となる青果物に測定光を照射するための照射手段と、前記照射手段の照射位置まで載置搬送する搬送手段と、この搬送手段にて照射位置まで載置搬送されてきた青果物に向けて照射し該青果物を透過した測定光を受光するための受光手段と、前記受光手段により受光した測定光のスペクトルを分析して糖度、酸度、水分含有率、鮮度、腐り等の品質を判定する品質判定手段とを備え、前記搬送手段を、それの搬送方向に適当間隔を置いて備えさせた多数の青果物用載置部と、これら搬送方向で隣り合う青果物載置部間に跨って載置された青果物を搬送方向に移動させるために該青果物載置部を搬送方向に移動させる駆動手段とから構成し、前記駆動手段にて移動してくる青果物載置部を搬送幅方向の軸芯周りで回転させるための回転駆動手段を設け、前記青果物載置部間の隙間の下方に前記受光手段を配置し、前記受光手段の搬送幅方向両側に搬送幅方向からの光を遮光するための遮光部を備えさせている。
上記のように、搬送方向で隣り合う青果物載置部間に跨って載置された青果物を回転駆動手段にて回転させることによって、青果物載置部に対する青果物の位置を変更することができ、例えば玉葱のように根の部分を透過した光を受光手段にて受光してしまうことが少なくなる。しかも、受光手段にて1つの青果物からの透過光を受光する回数を複数回行えば、より一層確実に青果物の品質測定を行うことができる。また、青果物載置部間の隙間の下方に配置された受光手段にて搬送速度を遅くすることなく、連続的に青果物の透過光を受光することができる。このとき、受光手段にそれの搬送幅方向両側から侵入してくる光を遮光部にて遮光することによって、精度よく青果物の品質測定を行うことができる。
【0007】
前記各青果物載置部が、搬送幅方向で所定間隔を置いて配置された左右一対の回転円盤からなり、前記回転円盤それぞれの外周面を搬送幅方向で互いに接近する側ほど下方に位置するテーパ面に形成している。
上記構成の青果物載置部に載置して搬送される青果物は、左右中央部側へ移動し易く、左右両端側へ移動し難くすることができる。
【0008】
前記回転駆動手段を、前記左右一対の回転円盤の外周面又は該回転円盤の外側面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面と、該外周面に接触させることにより該回転円盤を回転可能とする前記遮光部の上面とから構成することによって、回転円盤を回転させるための特別な駆動装置が不要になる。
【0009】
前記青果物載置部間に載置した青果物を下方から押し上げて搬送幅方向の一方側へ払い出すために搬送幅方向に長いアームを該青果物載置部間の隙間に備えさせ、前記アームがそれの板厚方向が搬送方向となる薄板状部材の2枚を搬送方向で所定間隔を置いた状態でそれら長手方向両端側同士にて連結し、前記品質判定手段からの品質判定結果に基づいて前記アームを払い出し作動させるための払い出し制御手段を設けている。
上記のように青果物載置部間に載置されている青果物をそれの下方に位置しているアームにて持ち上げて搬送幅方向一方側へ払い出すことによって、1個のアームにて全ての青果物載置部間の青果物を払い出す場合に、搬送速度に対してアームの払い出し速度を同期させる制御が不要になるだけでなく、払い出し箇所を変更することが可能になる利点がある。また、薄板状部材の2枚を搬送方向で所定間隔を置いた状態でそれら長手方向両端側同士にて連結してアームを構成しているから、青果物を透過した光が2枚の薄板状部材の間の隙間を通過したり、アームと青果物載置部との間の隙間を通過して受光手段にて受光することができ、透過光をアームにて遮られることをできる限り回避することができる。
【0010】
前記受光手段へ外光が入り込むことを遮断するためのケーシングを備えさせている場合には、太陽光線が当たる場所での装置の使用を良好に行うことができる。
【0011】
前記左右一対の回転円盤の1組又は複数組を、左右一対の支持部材間に渡って設けられた回転軸に貫設することによりユニット化し、それら各ユニットを駆動回転可能な無端帯状体に連結してもよい。
【0012】
前記遮光部の搬送方向始端部に前記左右一対の回転円盤の外周面又は該回転円盤の外周面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面と接当して該遮光部の上面まで接当案内するための始端側ほど下方に位置する傾斜案内面を備えさせている。
無端帯状体の駆動回転により、その無端帯状体が搬送経路上を多少上下動することがあっても、傾斜案内面に回転円盤の外周面又は回転円盤の外周面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面が接当することによって、回転円盤の外周面又はボス部を遮光部の上面までスムーズに移動案内させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に、特に根を有する玉葱であっても根の部分を光照射して透過してきた光を受光することがないように受光手段に対する青果物の位置を変更することができるように構成した青果物品質測定装置が示されている。尚、青果物としては、玉葱の他、桃、ミカン、八朔、なしやリンゴ、あるいはメロンなどの青果物を対象とする。前記青果物品質測定装置は、キャスター1を下端の4隅(図において左右方向を装置の前後方向とし、図において紙面を貫通する方向を装置の左右方向とし、図では前後2箇所のみ図示している)に備えさせて移動可能に構成された台本体2と、この台本体2の前後方向ほぼ中央の上端に備えたケーシング3にて外光を遮断した状態で品質測定を行うために該ケーシング3の内部に配設した測定部4と、前記ケーシング3の長手方向(前後方向)一端に形成の開口(図示せず)を通して前記測定部4へ青果物を搬送し、かつ、測定後の青果物をケーシング3の長手方向(前後方向)他端に形成の開口(図示せず)を通してケーシング3の外部まで搬送するための搬送手段5とを備えたものであるが、本発明は図に示される構成に限定されるものではない。前記ケーシング3の両端に形成の開口には、外光遮断用のカーテン(図示せず)を取り付けて実施することになる。図1に示すKは、前記搬送手段5を搬送幅方向(左右方向)両側から覆うための左右一対の側壁(図では矢印で示す搬送方向に向かって左側のみ見えている)である。
【0014】
前記測定部4は、図1及び図4に示すように、被測定物となる青果物6に測定光を照射する左右一対の照射手段7,7と、これら照射手段7,7の照射位置まで載置搬送する前記搬送手段5と、この搬送手段5にて照射位置まで載置搬送されてきた青果物6に向けて照射し青果物6を透過した測定光のうち、前記搬送手段5を構成する後述の青果物載置部12,12間の隙間から下方へ移動してきた測定光を受光するための受光手段8と、前記受光手段8により受光した測定光のスペクトルを分析して糖度、酸度、水分含有率、鮮度、腐り等の品質を判定する品質判定手段(図1に示すケーシング3の上面に載置しているボックス16に内装している制御装置内に備えさせている)と、前記受光手段8の搬送幅方向両側に搬送幅方向からの光を遮光するための遮光部としての左右一対の遮光板9,9とから構成している。前記左右一対の遮光板9,9の内側にも左右一対の補助用の遮光板10,10を配設しているが、これら補助用の遮光板10,10は無くてもよい。
【0015】
前記搬送手段5は、図1〜図4に示すように、搬送始端部及び搬送終端部に配設された一対のスプロケット(図示せず)に巻回された無端帯状体であるチェーン11と、前記チェーン11に連結された多数の青果物載置部12と、前記一方のスプロケットを駆動回転させることによりチェーン11を回動させて青果物載置部12を搬送方向に移動させるための駆動手段としての電動モータ(図示せず)とからなっている。ここでは、チェーン式の搬送装置を示しているが、ベルト式のものやローラ式のものであってもよく、青果物載置部12を搬送することができるものであれば、どのような構成であってもよい。前記チェーン11は、図3及び図4に示すように、断面形状がほぼ逆L字状の前記側壁Kと断面形状がほぼ長方形のフレームFとの間に上下方向で支持された状態で回動自在に構成されており、チェーン11が不測に上下動することがないようにしている。
【0016】
前記照射手段7,7は、前記搬送手段5の搬送幅方向両側から青果物6に照射するように配置したかさ付きランプから構成されているが、青果物6に対してそれの直上方又は斜め上方から照射する構成であってもよい。又、図示していないが、前記照射手段7を青果物6の大きさなどに応じて上下方向で位置変更可能に設けて実施することもできる。前記照射手段7の高さ調節を手動力で行う他、電動力で行ってもよい。この電動力を用いて高さ調節を行う場合には、青果物の大きさ等を検出するセンサ等を設けておき、このセンサの検出情報に基づいて電動モータ等を駆動して自動的に高さ調節を行える構成にすることによって、どのような大きさの青果物にも最適な位置に光を照射することができる利点がある。又、照射手段7の個数や具体的構成は、図に示されるものに限定されるものではない。
【0017】
前記各青果物載置部12は、搬送幅方向に長い支軸12Cに所定間隔を置いた状態で貫設された左右一対の回転円盤12A,12Bからなり、前記回転円盤12A,12Bそれぞれの外周面を搬送幅方向で互いに接近する側ほど下方に位置するテーパ面12a,12bに形成して、回転円盤12A,12Bに載置されて搬送されている青果物6が搬送幅方向外方側へ移動することを回避することができるようにしている。そして、前記各支軸12Cの一端を前記チェーン11から延出された軸17に差し込んで連結しており、チェーン11の回動に伴って支軸12Cを介して回転円盤12A,12Bを移動させることができるようにしている。前記搬送方向で隣り合う青果物載置部12,12間の距離は、青果物6を両青果物載置部12,12間に跨った状態で載置搬送することができる距離に設定することになり、青果物載置部12,12間の距離を調節可能な機構を設けて実施することもできる。又、青果物6を搬送方向において一列状に搬送するものを示しているが、複数列搬送できるように構成してもよい。
【0018】
図1、図3及び図4に示すように、前記左右一対の回転円盤12A,12Bの搬送幅方向外面に、搬送幅方向外方側へ突出し、かつ、該回転円盤よりも小さな外径を有する円柱状のボス部12D,12Eを備えさせている。そして、これらボス部12D,12Eが、前記遮光板9,9の上面9a,9aに乗り上げることにより、ボス部12D,12Eが遮光板9,9の上面9a,9aとの接触抵抗により回転し、これと一体化している回転円盤12A,12Bも回転することで、図6に示すように青果物6を回転円盤12A,12Bとは反対方向に回転させながら搬送することによって、図4に示すように青果物(ここでは玉葱を示している)6の根の部分6Aが搬送幅方向を向いている状態に位置変更させることで、受光手段8に対する青果物6の位置を変更することができるようになっている。前記ボス部12D,12Eの外周面と遮光板9,9の上面9a,9aとから青果物載置部12を搬送幅方向の軸芯周り、つまり支軸12Cの軸周りで回転させるための回転駆動手段を構成することによって、装置の簡素化を図ることができる利点があるが、別の回転駆動手段を用いて青果物載置部12を回転させるようにしてもよい。又、前記ボス部12D,12E及び回転円盤12A,12Bは、軟質性の合成樹脂や合成ゴムにより一体形成しているが、遮光板9,9の上面9a,9aに接触してスムーズに回転するものであれば、どのような材料であってもよい。前記遮光板9,9の上端には、ボス部12D,12Eとの接触面積を増大させるためのカバー部材9A,9Aが嵌合されており、このカバー部材9A,9Aを前記ボス部12D,12Eをスムーズに回転させるための材料で構成している。例えば、カバー部材9A,9Aをそれの表面が粗面に形成された金属材料や前記ボス部12D,12Eよりも摩擦係数の大きな合成樹脂又は合成ゴムなどで構成することによって、ボス部12D,12Eがカバー部材9A,9Aの上面にスリップすることがなく、回転させることができる。前記カバー部材9A,9Aと遮光板9,9とを別の部材から構成することによって、遮光板9,9をできる限り薄く構成しながらもカバー部材9A,9Aを所望の厚みに構成することができる利点があるが、それらを同一部材から構成することもできる。又、前記回転円盤12A,12Bの回転数が、280rpmであり、搬送手段5の搬送速度が、40m/minに設定されているが、これらに限定されるものではない。
前記遮光板9の搬送方向始端部には、図1に示すように、搬送方向始端部側ほど下方に位置するテーパ面、換言すれば搬送方向終端部側ほど上方に位置するテーパ面9Tを形成してあり、ボス部12D,12Eを遮光板9の上面9aまで徐々に乗り上げさせることができるようにしている。
【0019】
図3〜図6に示すように、前記搬送方向で隣り合う青果物載置部12,12間に載置した青果物6を下方から押し上げて搬送幅方向の一方側へ払い出すために搬送幅方向に長いアーム13を青果物載置部12,12間の隙間Sに備えさせている。前記アーム13は、それの板厚方向が搬送方向となる薄板状部材13Aの2枚を搬送方向で所定間隔を置いた状態でそれら長手方向両端側同士を連結部材13B,13Bを介して連結し、そのアーム13の搬送幅方向一端側(チェーン側)をリンク18の一端に連結すると共に、該リンク18の他端を前記支軸12Cの一端に固定された固定部材19に上下動自在に設けられた可動部材20に枢支連結している。そして、前記品質判定手段からの品質判定結果に基づいて前記アーム13を払い出し作動させるための払い出し制御手段(前記制御装置内に備えさせている)を設けて、品質判定手段からの品質判定結果に基づいて払い出し制御手段にて払い出し信号を図示していない駆動装置に出力することによって、可動部材20を上方へ移動させて図3に2点鎖線で示す払い出し姿勢にアーム13を切り替えることができるようにしている。前記アーム13を2枚の薄板状部材13A,13Aから構成することによって、図5に示すように、それら両者間に隙間13Sが形成され、その隙間13Sを通して青果物からの透過光を受光手段8に取り込むことができるようにしている。ここでは、前記品質判定手段から玉葱等の青果物が腐っているか否かを判定し、腐っている場合に払い出し信号を出力するようになっている。
【0020】
前記受光手段8は、図2〜図5に示すように、前記回転円盤12A,12Bよりも搬送幅方向内側に位置する状態で前記支軸12Cに貫設した前記左右一対の補助用の遮光板(無くてもよい)10,10間に形成の隙間に下方から入り込んだ光ファイバー8Aと、この光ファイバー8Aの下部を保護するカバー部材8Bとからなっている。前記カバー部材8Bは、前記台本体2側の固定部(図示せず)に取り付け固定している。前記光ファイバー8Aの基端部(先端部とは反対側端部)が図示していない前記制御手段に接続されており、光ファイバー8Aからの検出情報をデータ化して糖度等を演算する等の処理が行えるようになっている。
【0021】
前記構成の青果物品質測定装置を用いて青果物の品質測定を行う場合について説明すれば、まず図1において駆動状態の搬送手段5の搬送始端部へ図示していない青果物自動供給装置により自動的に青果物を供給する、あるいは人為的に青果物を供給して、青果物載置部12,12間に青果物6を載置した状態で連続的に測定部4へ搬送する。そして、測定部4では、照射手段7,7から照射されて青果物を透過した測定光を光ファイバー8Aにて受光し、この受光された測定光をデータとして記憶させ、そのデータを基に波形補正をし、数値演算処理することにより酸度や糖度等を算出し、それら算出値が予め設定された設定値よりも低い場合には、不良品(腐りなど)であると判断し、前記アーム13にて搬送幅方向一方側へ払い出し、前記算出値が予め設定された設定値以上である場合には、良品であると判断し、前記搬送手段5により搬送終端部まで搬送することにより、自動的に青果物を選別することができるようにしているが、場合によっては、前記算出値をモニターなどに映し出し、その算出値を見て人為的にアームを払い出し作動させるようにすることもできる。
【0022】
図7〜図9に示すように、前記搬送方向で隣り合う一対の回転円盤12A,12B、12A,12Bを左右一対の板状の支持部材14,14にそれぞれの貫通支軸12Cを介してユニット化してもよい(3つ以上を連結してユニット化してもよい)。このようにユニット化することによって、支持部材14に前記アーム13を取り付けることができ、図1〜図6で示した全てのアーム13をチェーン11に連結するものに比べて、チェーン11への連結作業の容易迅速化を図ることができる。他の構成は、図1〜図6のものと同一であるため、同一の符号を付すと共に説明を省略する。
又、図10に示すように、前記支持部材14とは異なる支持部材15を、搬送方向で隣り合う回転円盤12A,12B、12A,12B間の全てを連結可能とするように配設して実施することもできる。この場合、支持部材15に前記アーム13を取り付けることができ、前記同様に図1〜図6で示した全てのアーム13をチェーン11に連結するものに比べて、チェーン11への連結作業の容易迅速化を図ることができる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、搬送方向で隣り合う青果物載置部間に跨って載置された青果物を回転駆動手段にて回転させながら青果物載置部間の隙間から青果物を透過した光を遮光部にて遮光した状態で受光手段にて受光する構成にすることによって、従来のように遮光パッドにて青果物を一々持ち上げる構成に比べて簡素な構成にしながらも、搬送スピードも遅くする必要がなく、連続して高精度で青果物の品質を測定することができる青果物品質測定装置を提供することができる。
【0024】
請求項2の発明によれば、テーパ面を備えた青果物載置部に載置して搬送される青果物は、左右中央部側へ移動し易くなることから、左右両端側へ移動し難く、搬送中に青果物が搬送経路から外れることがなく、効率よく測定を行うことができる。
【0025】
請求項3の発明によれば、回転駆動手段を、左右一対の回転円盤の外周面又は回転円盤の外側面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面と、外周面に接触させることにより回転円盤を回転可能とする遮光部の上面とから構成することによって、回転円盤を回転させるための特別な駆動装置が不要になり、その分装置の小型化及び簡素化を図ることができる。
【0026】
請求項4の発明によれば、青果物載置部間に載置されている青果物をそれの下方に位置しているアームにて持ち上げて搬送幅方向一方側へ払い出すことによって、1個のアームにて全ての青果物載置部間の青果物を払い出す場合に、搬送速度に対してアームの払い出し速度を同期させる制御が不要になるだけでなく、払い出し箇所を変更することが可能になり、設計の自由度を高めることができる。また、薄板状部材の2枚を搬送方向で所定間隔を置いた状態でそれら長手方向両端側同士にて連結してアームを構成しているから、青果物を透過した光が2枚の薄板状部材の間の隙間を通過したり、アームと青果物載置部との間の隙間を通過して受光手段にて受光することができ、透過光をアームにて遮られることをできる限り回避することができ、アームによる測定精度の低下がない。
【0027】
請求項5の発明によれば、受光手段へ外光が入り込むことを遮断するためのケーシングを備えさせている場合には、太陽光線が当たる場所での装置の使用を良好に行うことができ、測定精度が使用場所に左右されることのない信頼性の高いものにすることができる。
【0028】
請求項6の発明によれば、左右一対の回転円盤の1組又は複数組を、左右一対の支持部材間に渡って設けられた回転軸に貫設することによりユニット化し、それら各ユニットを駆動回転可能な無端帯状体に連結する構成にすることによって、一個一個の回転円盤を無端帯状体に連結するものに比べて、組み付け工程数の削減化を図ることができる。
【0029】
請求項7の発明によれば、無端帯状体の駆動回転により、その無端帯状体が搬送経路上を多少上下動することがあっても、傾斜案内面に回転円盤の外周面又は回転円盤の外周面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面が接当することによって、回転円盤の外周面又はボス部を遮光部の上面までスムーズに移動案内させることができ、装置の耐久面において有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】青果物品質測定装置の概略側面図である。
【図2】青果物載置部の斜視図である。
【図3】青果物載置部に載置した青果物をアームにて払い出し可能な構成を示す要部の縦断正面図である。
【図4】青果物載置部に載置した青果物に照射手段にて照射している状態を示す要部の縦断正面図である。
【図5】青果物載置部に載置した青果物を搬送している状態を示す要部の平面図である。
【図6】青果物載置部に載置した青果物を搬送している状態を示す要部の側面図である。
【図7】青果物載置部をユニット化した斜視図である。
【図8】図7で示したユニットを搬送方向に組み付けた状態の斜視図である。
【図9】図7で示したユニットを搬送方向に組み付けた状態の側面図である。
【図10】青果物載置部を別の形状の支持部材にて連結した状態の側面図である。
【符号の説明】
1 キャスター 2 台本体
3 ケーシング 4 測定部
5 搬送手段 6 青果物
7 照射手段 8B カバー部材
8A 光ファイバー 8 受光手段
9 遮光板 9A カバー部材
9a 上面 10 補助用遮光板
11 チェーン 12D,12E ボス部
12C 支軸 12 青果物載置部
12a,12b テーパ面
12A,12B 回転円盤
13 アーム 13A 薄板状部材
13B,13B 連結部材
14,15 支持部材 16 ボックス
17 軸 18 リンク
19 固定部材 20 可動部材
F フレーム K 側壁
Claims (7)
- 被測定物となる青果物に測定光を照射するための照射手段と、前記照射手段の照射位置まで載置搬送する搬送手段と、この搬送手段にて照射位置まで載置搬送されてきた青果物に向けて照射し該青果物を透過した測定光を受光するための受光手段と、前記受光手段により受光した測定光のスペクトルを分析して糖度、酸度、水分含有率、鮮度、腐り等の品質を判定する品質判定手段とを備え、前記搬送手段を、それの搬送方向に適当間隔を置いて備えさせた多数の青果物用載置部と、これら搬送方向で隣り合う青果物載置部間に跨って載置された青果物を搬送方向に移動させるために該青果物載置部を搬送方向に移動させる駆動手段とから構成し、前記駆動手段にて移動してくる青果物載置部を搬送幅方向の軸芯周りで回転させるための回転駆動手段を設け、前記青果物載置部間の隙間の下方に前記受光手段を配置し、前記受光手段の搬送幅方向両側に搬送幅方向からの光を遮光するための遮光部を備えさせてなる青果物品質測定装置。
- 前記各青果物載置部が、搬送幅方向で所定間隔を置いて配置された左右一対の回転円盤からなり、前記回転円盤それぞれの外周面を搬送幅方向で互いに接近する側ほど下方に位置するテーパ面に形成してなる請求項1記載の青果物品質測定装置。
- 前記回転駆動手段を、前記左右一対の回転円盤の外周面又は該回転円盤の外側面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面と、該外周面に接触させることにより該回転円盤を回転可能とする前記遮光部の上面とから構成してなる請求項1又は2記載の青果物品質測定装置。
- 前記青果物載置部間に載置した青果物を下方から押し上げて搬送幅方向の一方側へ払い出すために搬送幅方向に長いアームを該青果物載置部間の隙間に備えさせ、前記アームがそれの板厚方向が搬送方向となる薄板状部材の2枚を搬送方向で所定間隔を置いた状態でそれら長手方向両端側同士にて連結し、前記品質判定手段からの品質判定結果に基づいて前記アームを払い出し作動させるための払い出し制御手段を設けてなる請求項1〜3のいずれかに記載の青果物品質測定装置。
- 前記受光手段へ外光が入り込むことを遮断するためのケーシングを備えさせてなる請求項1〜4のいずれかに記載の青果物品質測定装置。
- 前記左右一対の回転円盤の1組又は複数組を、左右一対の支持部材間に渡って設けられた回転軸に貫設することによりユニット化し、それら各ユニットを駆動回転可能な無端帯状体に連結してなる請求項2に記載の青果物品質測定装置。
- 前記遮光部の搬送方向始端部に前記左右一対の回転円盤の外周面又は該回転円盤の外周面から搬送幅方向外方側へ突出したボス部の外周面と接当して該遮光部の上面まで接当案内するための始端側ほど下方に位置する傾斜案内面を備えさせてなる請求項1〜6のいずれかに記載の青果物品質測定装置。
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010197151A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Saika Gijutsu Kenkyusho | 品質測定装置 |
JP2012185071A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Yanmar Co Ltd | 農作物品質測定装置 |
JP2014054590A (ja) * | 2012-09-11 | 2014-03-27 | Kubota Corp | 農作物用の選別装置 |
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CN111632870A (zh) * | 2020-05-30 | 2020-09-08 | 安徽昭日农业科技有限公司 | 一种脱水蔬菜的含水率检测系统 |
JP2020165779A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 三井金属計測機工株式会社 | 青果類検査装置及び青果類検査方法並びに鮮度保持機能付き青果類検査装置及び鮮度保持のための青果類検査方法 |
CN115015495A (zh) * | 2022-06-02 | 2022-09-06 | 中国农业大学 | 一种生长中球形果蔬品质动态近距离微型智能感知器 |
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2003
- 2003-06-18 JP JP2003172721A patent/JP2005009943A/ja active Pending
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