JP2003185576A - 農産物非破壊品質判定装置 - Google Patents
農産物非破壊品質判定装置Info
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Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 青果物を赤外光等により非破壊品質判定する
場合、搬送される青果物の品種によって搬送速度が異な
っていたり、あるいは同一品種であっても品質判定条件
等によっては搬送速度を変化させる必要があるため、測
定部に青果物が到達したときの露光開始時間を設定する
作業は煩雑であった。 【解決手段】 搬送経路の測定部７より上流側に青果物
５を検知する対象物検知部２０を配設し、青果物５が該
対象物検知部１３で検知されてから測定部７に到達する
までの搬送に要する時間を青果物の品種別に設定するこ
とにより、青果物５に搬送方向に対して精度良く投光手
段８からの照射光が透過されるべく構成した。
場合、搬送される青果物の品種によって搬送速度が異な
っていたり、あるいは同一品種であっても品質判定条件
等によっては搬送速度を変化させる必要があるため、測
定部に青果物が到達したときの露光開始時間を設定する
作業は煩雑であった。 【解決手段】 搬送経路の測定部７より上流側に青果物
５を検知する対象物検知部２０を配設し、青果物５が該
対象物検知部１３で検知されてから測定部７に到達する
までの搬送に要する時間を青果物の品種別に設定するこ
とにより、青果物５に搬送方向に対して精度良く投光手
段８からの照射光が透過されるべく構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、みかん、メロン、
スイカ等、青果物の内部糖度等の品質を非破壊で測定す
る装置に関する。
スイカ等、青果物の内部糖度等の品質を非破壊で測定す
る装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、青果物の糖度等の品質を、青
果物を破壊することなく判定する非破壊品質判定装置と
して、青果物を搬送手段により搬送し、赤外光やレーザ
ー光等の光を青果物に照射し、青果物を透過した光を分
析することによって、糖度等の内部品質を判定するよう
に構成したものがある。このような農産物非破壊品質判
定装置においては、例えば、光を青果物に照射するため
の投光部材を、青果物を搬送するコンベア等の搬送手段
の一側方に配置するとともに、青果物を透過した光を受
光するための受光部材を該搬送手段の他側方に配置して
いた。
果物を破壊することなく判定する非破壊品質判定装置と
して、青果物を搬送手段により搬送し、赤外光やレーザ
ー光等の光を青果物に照射し、青果物を透過した光を分
析することによって、糖度等の内部品質を判定するよう
に構成したものがある。このような農産物非破壊品質判
定装置においては、例えば、光を青果物に照射するため
の投光部材を、青果物を搬送するコンベア等の搬送手段
の一側方に配置するとともに、青果物を透過した光を受
光するための受光部材を該搬送手段の他側方に配置して
いた。
【０００３】判定される青果物の内部品質は光の照射部
位によって大きく異なるため、各個体について、できる
だけ同じ部位に光を照射することが望ましい。しかし、
天然産物である青果物は同一品種においても各個体間で
大きさ（果径）が異なるため、同じ部位に光を照射する
ために、各個体の大きさ（果径）に応じて、投光部材お
よび受光部材の上下位置を調節したり、青果物の上下位
置を調節したりするように構成していた。また、青果物
は搬送経路に沿って移動していることから、青果物の高
さ方向だけでなく、搬送方向に対してもできるだけ同じ
部位に光を照射することが望ましい。
位によって大きく異なるため、各個体について、できる
だけ同じ部位に光を照射することが望ましい。しかし、
天然産物である青果物は同一品種においても各個体間で
大きさ（果径）が異なるため、同じ部位に光を照射する
ために、各個体の大きさ（果径）に応じて、投光部材お
よび受光部材の上下位置を調節したり、青果物の上下位
置を調節したりするように構成していた。また、青果物
は搬送経路に沿って移動していることから、青果物の高
さ方向だけでなく、搬送方向に対してもできるだけ同じ
部位に光を照射することが望ましい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、搬送される青
果物の大きさによって搬送速度が異なり、あるいは、品
種が異なったり、同一品種であっても品質判定条件等に
よっては搬送速度を変更する必要があるため、青果物の
有無を検知して測定部に到達したときの露光開始時間と
停止時間を、それぞれの大きさや品種等に合わせて設定
する作業は煩雑であった。
果物の大きさによって搬送速度が異なり、あるいは、品
種が異なったり、同一品種であっても品質判定条件等に
よっては搬送速度を変更する必要があるため、青果物の
有無を検知して測定部に到達したときの露光開始時間と
停止時間を、それぞれの大きさや品種等に合わせて設定
する作業は煩雑であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【０００６】即ち、請求項１においては、青果物を搬送
手段により搬送し、投光手段と受光手段を青果物搬送経
路途中の両側に配置して測定部とし、青果物を透過して
受光した光に基づいて青果物の品質を判定する農産物非
破壊品質判定装置において、前記搬送経路の測定部より
上流側に青果物を検知する検知部を配設し、該検知部と
測定部と青果物の品種を入力する入力装置を制御部と接
続し、該検知部で検知されてから品種に応じた設定時間
後に測定部で非破壊品質判定を行うようにしたものであ
る。
手段により搬送し、投光手段と受光手段を青果物搬送経
路途中の両側に配置して測定部とし、青果物を透過して
受光した光に基づいて青果物の品質を判定する農産物非
破壊品質判定装置において、前記搬送経路の測定部より
上流側に青果物を検知する検知部を配設し、該検知部と
測定部と青果物の品種を入力する入力装置を制御部と接
続し、該検知部で検知されてから品種に応じた設定時間
後に測定部で非破壊品質判定を行うようにしたものであ
る。
【０００７】請求項２においては、前記制御部に、青果
物の品種に対応した非破壊品質判定に必要な検量線、光
量、露光時間を記憶するとともに、前記検知部と測定部
間の距離と搬送速度より露光開始時間を演算して非破壊
品質判定を行なうものである。
物の品種に対応した非破壊品質判定に必要な検量線、光
量、露光時間を記憶するとともに、前記検知部と測定部
間の距離と搬送速度より露光開始時間を演算して非破壊
品質判定を行なうものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図１は測定装置を搬送方向下流側から見た断面図、
図２は測定装置を示す斜視図、図３は露光開始時間設定
機構を示す斜視図である。
る。図１は測定装置を搬送方向下流側から見た断面図、
図２は測定装置を示す斜視図、図３は露光開始時間設定
機構を示す斜視図である。
【０００９】農産物非破壊品質判定装置は、搬送手段３
と測定装置１と対象物検知部２０と制御部１４と入力装
置１５と表示装置２１等からなる。測定装置１の構成に
ついて、図１を用いて説明する。測定装置１は筐体２に
覆われ、搬送手段３が該筐体２の一方の側面に設けられ
た上流側開口部２ａから反対の側面に設けられた下流側
開口部（図示せず）に貫通している。搬送手段３の上端
からはトレイ（ローラ等でもよい）４が水平方向に突設
され、該トレイ４上には品質判定の対象物であるメロン
等の青果物５が載置されている。このとき、搬送手段３
の青果物載置部となるトレイ４には搬送方向に対して左
右水平方向の中央に青果物を位置させる揃え手段が設け
られている。具体的には、トレイ４の上面は搬送方向か
ら見たときに断面視で略Ｖ字型であり、搬送中における
青果物５が搬送手段３から転落したり、あるいは搬送経
路の側壁等と接触して損傷したりするのを防止すると同
時に、搬送経路の幅方向（左右方向）に関して青果物５
の載置位置を左右中央に規制・保持し、測定部７を通過
するときの青果物の位置精度を向上させる。なお、トレ
イ４の上面の形状は本実施例に限定されず、例えば搬送
方向から見たときに断面視で略Ｕ字型など、搬送の過程
で青果物５が搬送経路の幅方向で略中央に規制・保持さ
れる形状としたり、搬送手段３の左右両側に平面視
「ハ」状のガイド板を設けたりすれば同様の効果を奏す
る。前記上流側開口部２ａのうち、青果物５の通過する
部位には遮光手段６が垂設される。遮光手段６は布やゴ
ムシートなどで構成され、複数のスリットが縦方向に設
けられており、青果物５の搬送を阻害せず、外部からの
光の差し込みを遮断する。なお、図示せぬ下流側開口部
にも同様に遮光手段６が垂設される。
と測定装置１と対象物検知部２０と制御部１４と入力装
置１５と表示装置２１等からなる。測定装置１の構成に
ついて、図１を用いて説明する。測定装置１は筐体２に
覆われ、搬送手段３が該筐体２の一方の側面に設けられ
た上流側開口部２ａから反対の側面に設けられた下流側
開口部（図示せず）に貫通している。搬送手段３の上端
からはトレイ（ローラ等でもよい）４が水平方向に突設
され、該トレイ４上には品質判定の対象物であるメロン
等の青果物５が載置されている。このとき、搬送手段３
の青果物載置部となるトレイ４には搬送方向に対して左
右水平方向の中央に青果物を位置させる揃え手段が設け
られている。具体的には、トレイ４の上面は搬送方向か
ら見たときに断面視で略Ｖ字型であり、搬送中における
青果物５が搬送手段３から転落したり、あるいは搬送経
路の側壁等と接触して損傷したりするのを防止すると同
時に、搬送経路の幅方向（左右方向）に関して青果物５
の載置位置を左右中央に規制・保持し、測定部７を通過
するときの青果物の位置精度を向上させる。なお、トレ
イ４の上面の形状は本実施例に限定されず、例えば搬送
方向から見たときに断面視で略Ｕ字型など、搬送の過程
で青果物５が搬送経路の幅方向で略中央に規制・保持さ
れる形状としたり、搬送手段３の左右両側に平面視
「ハ」状のガイド板を設けたりすれば同様の効果を奏す
る。前記上流側開口部２ａのうち、青果物５の通過する
部位には遮光手段６が垂設される。遮光手段６は布やゴ
ムシートなどで構成され、複数のスリットが縦方向に設
けられており、青果物５の搬送を阻害せず、外部からの
光の差し込みを遮断する。なお、図示せぬ下流側開口部
にも同様に遮光手段６が垂設される。
【００１０】搬送手段３の上流側かつ筐体２の外部でト
レイ４の左右略中央に載置された青果物５は搬送手段３
が駆動することにより搬送経路を上流から下流に向けて
（図１の奥から手前側へ）順次搬送され、上流側開口部
２ａから筐体２内に入り、筐体２内部の搬送経路途中に
配設された測定部７により非破壊で品質判定されたの
ち、図示せぬ下流側開口部より筐体２の外部に搬送さ
れ、前記測定部７の判定結果に基づいて選別される。な
お、搬送手段３の構造は本実施例に限定されるものでは
なく、例えばトレイ４が搬送手段３の直上に配置されて
いても良い。そして、該搬送手段３はチェーンを駆動ス
プロケットと従動スプロケットとの間に巻回して、チェ
ーン上にトレイ４が取り付けられている。前記駆動スプ
ロケットは駆動アクチュエータとなる駆動モータ２２の
出力軸に連結されている。
レイ４の左右略中央に載置された青果物５は搬送手段３
が駆動することにより搬送経路を上流から下流に向けて
（図１の奥から手前側へ）順次搬送され、上流側開口部
２ａから筐体２内に入り、筐体２内部の搬送経路途中に
配設された測定部７により非破壊で品質判定されたの
ち、図示せぬ下流側開口部より筐体２の外部に搬送さ
れ、前記測定部７の判定結果に基づいて選別される。な
お、搬送手段３の構造は本実施例に限定されるものでは
なく、例えばトレイ４が搬送手段３の直上に配置されて
いても良い。そして、該搬送手段３はチェーンを駆動ス
プロケットと従動スプロケットとの間に巻回して、チェ
ーン上にトレイ４が取り付けられている。前記駆動スプ
ロケットは駆動アクチュエータとなる駆動モータ２２の
出力軸に連結されている。
【００１１】測定部７は投光手段８、投光手段支持部
９、受光手段１０および受光手段支持部１１等からな
る。投光手段８は赤外光や近赤外光等、青果物の種類に
応じて適切な波長の光を投光するものであり、高さおよ
び角度調整可能な機構を有する投光手段支持部９に装着
される。受光手段１０はフォトダイオードやフォトトラ
ンジスタ等の光センサーであり、高さおよび角度調整可
能な機構を有する受光手段支持部１１に装着される。受
光手段支持部１１の構成は投光手段支持部９と略同じで
あり、任意の高さおよび角度で受光手段１０を固定する
ことが可能である。なお、投光手段支持部９および受光
手段支持部１１は本実施例に限定されるものではなく、
高さおよび角度調整可能であれば同様の効果を奏する。
９、受光手段１０および受光手段支持部１１等からな
る。投光手段８は赤外光や近赤外光等、青果物の種類に
応じて適切な波長の光を投光するものであり、高さおよ
び角度調整可能な機構を有する投光手段支持部９に装着
される。受光手段１０はフォトダイオードやフォトトラ
ンジスタ等の光センサーであり、高さおよび角度調整可
能な機構を有する受光手段支持部１１に装着される。受
光手段支持部１１の構成は投光手段支持部９と略同じで
あり、任意の高さおよび角度で受光手段１０を固定する
ことが可能である。なお、投光手段支持部９および受光
手段支持部１１は本実施例に限定されるものではなく、
高さおよび角度調整可能であれば同様の効果を奏する。
【００１２】次に、本発明の要部である農産物非破壊品
質判定装置の制御構成について、図２を用いて説明す
る。測定部７の搬送上流側には青果物等の有無を検知す
る対象物検知部２０が配設され、該対象物検知部２０は
対象物の先端を検知するものであり、投光手段１３ａと
受光手段１３ｂ等よりなる光センサーまたは超音波セン
サー等からなり、制御部１４と接続され、該制御部１４
には更に、前記測定部７、入力装置１５、表示装置２１
等が接続されている。制御部１４はＣＰＵやＲＡＭやＲ
ＯＭやインターフェース等より構成されている。
質判定装置の制御構成について、図２を用いて説明す
る。測定部７の搬送上流側には青果物等の有無を検知す
る対象物検知部２０が配設され、該対象物検知部２０は
対象物の先端を検知するものであり、投光手段１３ａと
受光手段１３ｂ等よりなる光センサーまたは超音波セン
サー等からなり、制御部１４と接続され、該制御部１４
には更に、前記測定部７、入力装置１５、表示装置２１
等が接続されている。制御部１４はＣＰＵやＲＡＭやＲ
ＯＭやインターフェース等より構成されている。
【００１３】このような構成において、本発明では次の
ように制御される。トレイ４に載置された青果物５が搬
送手段３により搬送され、対象物検知部２０により青果
物５が通過したことを示す検知信号が制御部１４に入力
される。該制御部１４では青果物５が対象物検知部２０
を通過するのに要した時間を測定するとともに、搬送手
段３の搬送速度より青果物５の大きさ（長さ）を求め
る。また、対象物検知部２０から測定部７までの搬送距
離（Ｌ）は予め設定されているので、青果物５が対象物
検知部２０を通過後、最も適正なタイミングで測定部７
において測定して判定される。つまり、青果物５は品種
や大きさ等によって測定位置が異なるが、例えば、青果
物５の中心に種や芯等が存在すれば糖度測定などはその
周囲で行う方が好ましいので、前述の如く大きさを測定
し、青果物５の適正部分が測定部７を通過するときに測
定するように制御部１４で制御するのである。この青果
物の品種は予め入力装置１５で入力しておく。なお、こ
の入力装置１５はキーボードやテンキーやバーコード入
力装置や選択スイッチ等であり限定するものではない。
この入力した値は表示装置２１によって表示され、ま
た、測定結果等も表示される。また、制御部１４は、受
光手段１０で受光された光を分析するための検量線や、
投光手段８より照射される光量や、露光時間（光を照射
している時間）、搬送速度（Ｖ）、と搬送距離（Ｌ）で
求められる露光開始時間（青果物５が対象物検知部２０
により検知されてから投光手段８が光の照射を開始する
までの時間）等の投光条件データがそれぞれ青果物５の
品種別にＲＯＭ等の記憶装置に記憶され、その品種に最
適な投光条件データを基に投光手段８の光量、露光時間
および露光開始時間を制御する。受光手段１０の検出デ
ータは制御部１４に送信されて品質判定が行われ、該品
質判定結果は記憶・保存されるとともに青果物５の選別
作業に用いられる。
ように制御される。トレイ４に載置された青果物５が搬
送手段３により搬送され、対象物検知部２０により青果
物５が通過したことを示す検知信号が制御部１４に入力
される。該制御部１４では青果物５が対象物検知部２０
を通過するのに要した時間を測定するとともに、搬送手
段３の搬送速度より青果物５の大きさ（長さ）を求め
る。また、対象物検知部２０から測定部７までの搬送距
離（Ｌ）は予め設定されているので、青果物５が対象物
検知部２０を通過後、最も適正なタイミングで測定部７
において測定して判定される。つまり、青果物５は品種
や大きさ等によって測定位置が異なるが、例えば、青果
物５の中心に種や芯等が存在すれば糖度測定などはその
周囲で行う方が好ましいので、前述の如く大きさを測定
し、青果物５の適正部分が測定部７を通過するときに測
定するように制御部１４で制御するのである。この青果
物の品種は予め入力装置１５で入力しておく。なお、こ
の入力装置１５はキーボードやテンキーやバーコード入
力装置や選択スイッチ等であり限定するものではない。
この入力した値は表示装置２１によって表示され、ま
た、測定結果等も表示される。また、制御部１４は、受
光手段１０で受光された光を分析するための検量線や、
投光手段８より照射される光量や、露光時間（光を照射
している時間）、搬送速度（Ｖ）、と搬送距離（Ｌ）で
求められる露光開始時間（青果物５が対象物検知部２０
により検知されてから投光手段８が光の照射を開始する
までの時間）等の投光条件データがそれぞれ青果物５の
品種別にＲＯＭ等の記憶装置に記憶され、その品種に最
適な投光条件データを基に投光手段８の光量、露光時間
および露光開始時間を制御する。受光手段１０の検出デ
ータは制御部１４に送信されて品質判定が行われ、該品
質判定結果は記憶・保存されるとともに青果物５の選別
作業に用いられる。
【００１４】このように構成することにより、搬送経路
に沿って移動する青果物５に、搬送方向に関して精度良
く光を照射することが可能である。また同一の測定装置
１で異なる品種の青果物５を品質判定する場合に、入力
装置１５よりその品種を入力するだけで農産物非破壊品
質判定装置の作業条件の設定ができ、作業の簡略化が可
能である。
に沿って移動する青果物５に、搬送方向に関して精度良
く光を照射することが可能である。また同一の測定装置
１で異なる品種の青果物５を品質判定する場合に、入力
装置１５よりその品種を入力するだけで農産物非破壊品
質判定装置の作業条件の設定ができ、作業の簡略化が可
能である。
【００１５】次に、本発明の要部の第二実施例である露
光開始時間設定機構１２について、図３を用いて説明す
る。図２の第一実施例においては、青果物５の各品種に
おける搬送速度（Ｖ）および対象物検知部２０から測定
部７までの搬送距離（Ｌ）を常に一定で作業する場合に
はなんら問題が生じない。しかし、例えば同じ青果物５
でも品種において異なる搬送速度を使用する場合があ
る。例えば、選別精度が高い場合と低い場合や大粒と小
粒がある場合等においては、制御部１４に記憶された露
光開始時間をその都度再計算して入力し直す必要があ
る。ユーザーによっては上記搬送速度（Ｖ）を頻繁に変
更する可能性があるため、そのような場合は図３に示す
露光開始時間設定機構１２により容易に対処できるよう
にしている。即ち、露光開始時間設定機構１２は前記同
様に対象物検知部２０、制御部１４、入力装置１５およ
び表示装置２１よりなり、本実施例では更に速度センサ
ー１６を設けている。このような構成において、前記同
様に制御部１４には青果物５の品種別に各条件データが
記憶されている。速度センサー１６は搬送経路の動力源
（モーターなど）あるいは駆動部あるいは搬送手段３に
取り付けられ、その検知信号を制御部１４に送信して搬
送速度（Ｖ）を演算する。そして、青果物５の品種を入
力装置１５により入力して、その品種に最適な投光条件
データが制御部１４に読み込まれて、制御部１４は前記
搬送速度（Ｖ）と搬送距離（Ｌ）により個々の青果物５
に関する露光開始時間や投光手段８の光量等を演算して
記憶し、青果物５が搬送されて、対象物検知部２０を通
過すると、前記同様に所定のタイミングで測定部７にお
いて露光時間および露光開始時間を制御する。検出デー
タは制御部１４に送信され、品質判定が行われ、該品質
判定結果は記憶・保存されるとともに青果物５の選別作
業に用いられる。
光開始時間設定機構１２について、図３を用いて説明す
る。図２の第一実施例においては、青果物５の各品種に
おける搬送速度（Ｖ）および対象物検知部２０から測定
部７までの搬送距離（Ｌ）を常に一定で作業する場合に
はなんら問題が生じない。しかし、例えば同じ青果物５
でも品種において異なる搬送速度を使用する場合があ
る。例えば、選別精度が高い場合と低い場合や大粒と小
粒がある場合等においては、制御部１４に記憶された露
光開始時間をその都度再計算して入力し直す必要があ
る。ユーザーによっては上記搬送速度（Ｖ）を頻繁に変
更する可能性があるため、そのような場合は図３に示す
露光開始時間設定機構１２により容易に対処できるよう
にしている。即ち、露光開始時間設定機構１２は前記同
様に対象物検知部２０、制御部１４、入力装置１５およ
び表示装置２１よりなり、本実施例では更に速度センサ
ー１６を設けている。このような構成において、前記同
様に制御部１４には青果物５の品種別に各条件データが
記憶されている。速度センサー１６は搬送経路の動力源
（モーターなど）あるいは駆動部あるいは搬送手段３に
取り付けられ、その検知信号を制御部１４に送信して搬
送速度（Ｖ）を演算する。そして、青果物５の品種を入
力装置１５により入力して、その品種に最適な投光条件
データが制御部１４に読み込まれて、制御部１４は前記
搬送速度（Ｖ）と搬送距離（Ｌ）により個々の青果物５
に関する露光開始時間や投光手段８の光量等を演算して
記憶し、青果物５が搬送されて、対象物検知部２０を通
過すると、前記同様に所定のタイミングで測定部７にお
いて露光時間および露光開始時間を制御する。検出デー
タは制御部１４に送信され、品質判定が行われ、該品質
判定結果は記憶・保存されるとともに青果物５の選別作
業に用いられる。
【００１６】このように構成することにより、搬送経路
に沿って移動する青果物５に、搬送方向に関して精度良
く光を照射することが可能である。また同一の農産物非
破壊品質判定装置で異なる品種の青果物５を品質判定す
る場合に、品種を選択するだけで農産物非破壊品質判定
装置の条件設定ができ、作業の簡略化が可能である。さ
らに、搬送速度（Ｖ）を同一品種において作業中に変更
しても、速度センサー１６により常に現在の搬送速度が
把握され、この情報に基づいて露光開始時間が設定され
るため、搬送方向に関して精度良く光を照射することが
可能であり、作業性も良い。なお、速度センサー１６に
ついては搬送手段３に別目的で速度検知手段が既設であ
る場合に、その速度検知手段から搬送速度に関するデー
タを制御部１４に転送する構成とし、速度センサー１６
を省略する構成としても同様の効果を奏する。
に沿って移動する青果物５に、搬送方向に関して精度良
く光を照射することが可能である。また同一の農産物非
破壊品質判定装置で異なる品種の青果物５を品質判定す
る場合に、品種を選択するだけで農産物非破壊品質判定
装置の条件設定ができ、作業の簡略化が可能である。さ
らに、搬送速度（Ｖ）を同一品種において作業中に変更
しても、速度センサー１６により常に現在の搬送速度が
把握され、この情報に基づいて露光開始時間が設定され
るため、搬送方向に関して精度良く光を照射することが
可能であり、作業性も良い。なお、速度センサー１６に
ついては搬送手段３に別目的で速度検知手段が既設であ
る場合に、その速度検知手段から搬送速度に関するデー
タを制御部１４に転送する構成とし、速度センサー１６
を省略する構成としても同様の効果を奏する。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
以下に示すような効果を奏する。
【００１８】即ち、請求項１に示す如く、青果物を搬送
手段により搬送し、投光手段と受光手段を青果物搬送経
路途中の両側に配置して測定部とし、青果物を透過して
受光した光に基づいて青果物の品質を判定する農産物非
破壊品質判定装置において、前記搬送経路の測定部より
上流側に青果物を検知する検知部を配設し、該検知部と
測定部と青果物の品種を入力する入力装置を制御部と接
続し、該検知部で検知されてから品種に応じた設定時間
後に測定部で非破壊品質判定を行うようにしたので、作
業者が複雑な調整をしなくても青果物の品種を入力する
ことにより、搬送方向において精度良く投光手段からの
照射光を青果物に照射することができ、品質判定データ
の精度が向上する。
手段により搬送し、投光手段と受光手段を青果物搬送経
路途中の両側に配置して測定部とし、青果物を透過して
受光した光に基づいて青果物の品質を判定する農産物非
破壊品質判定装置において、前記搬送経路の測定部より
上流側に青果物を検知する検知部を配設し、該検知部と
測定部と青果物の品種を入力する入力装置を制御部と接
続し、該検知部で検知されてから品種に応じた設定時間
後に測定部で非破壊品質判定を行うようにしたので、作
業者が複雑な調整をしなくても青果物の品種を入力する
ことにより、搬送方向において精度良く投光手段からの
照射光を青果物に照射することができ、品質判定データ
の精度が向上する。
【００１９】請求項２に示す如く、前記制御部に、青果
物の品種に対応した非破壊品質判定に必要な検量線、光
量、露光時間を記憶するとともに、前記検知部と測定部
間の距離と搬送速度より露光開始時間を演算して非破壊
品質判定を行なうので、作業者は作業前に青果物の品種
を入力するだけで、複雑な調整をしなくても搬送方向に
おいて精度良く投光手段からの照射光を青果物に照射す
ることができ、品質判定データの精度が向上するととも
に、作業性が向上する。また、搬送速度が頻繁に変更さ
れるような使用方法でも複雑な操作をせずに、搬送方向
において精度良く投光手段からの照射光を青果物に照射
することができ、品質判定データの精度が向上する。
物の品種に対応した非破壊品質判定に必要な検量線、光
量、露光時間を記憶するとともに、前記検知部と測定部
間の距離と搬送速度より露光開始時間を演算して非破壊
品質判定を行なうので、作業者は作業前に青果物の品種
を入力するだけで、複雑な調整をしなくても搬送方向に
おいて精度良く投光手段からの照射光を青果物に照射す
ることができ、品質判定データの精度が向上するととも
に、作業性が向上する。また、搬送速度が頻繁に変更さ
れるような使用方法でも複雑な操作をせずに、搬送方向
において精度良く投光手段からの照射光を青果物に照射
することができ、品質判定データの精度が向上する。
【図１】測定装置を搬送方向下流側から見た断面図。
【図２】測定装置を示す斜視図。
【図３】露光開始時間設定機構を示す斜視図。
１ 測定装置
２ 筐体
３ 搬送手段
４ トレイ
５ 青果物
６ 遮光手段
７ 測定部
８ 投光手段
１０ 受光手段
１２ 露光開始時間設定機構
１４ 制御部
１５ 入力装置
１６ 速度センサー
２０ 対象物検知部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 2G051 AA05 AB20 BA06 BA20 CA02
CB02 DA01 DA06 EA14 EC01
FA10
2G059 AA01 AA05 BB11 CC20 DD12
EE01 GG10 HH01 KK01 MM10
MM12 PP04
3F079 AC21 CA09 CA34 CB25 CB26
CB28 DA11
Claims (2)
- 【請求項１】 青果物を搬送手段により搬送し、投光手
段と受光手段を青果物搬送経路途中の両側に配置して測
定部とし、青果物を透過して受光した光に基づいて青果
物の品質を判定する農産物非破壊品質判定装置におい
て、前記搬送経路の測定部より上流側に青果物を検知す
る検知部を配設し、該検知部と測定部と青果物の品種を
入力する入力装置を制御部と接続し、該検知部で検知さ
れてから品種に応じた設定時間後に測定部で非破壊品質
判定を行うようにしたことを特徴とする農産物非破壊品
質判定装置。 - 【請求項２】 前記制御部に、青果物の品種に対応した
非破壊品質判定に必要な検量線、光量、露光時間を記憶
するとともに、前記検知部と測定部間の距離と搬送速度
より露光開始時間を演算して非破壊品質判定を行なうこ
とを特徴とする請求項１に記載の農産物非破壊品質判定
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001383634A JP2003185576A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 農産物非破壊品質判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001383634A JP2003185576A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 農産物非破壊品質判定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003185576A true JP2003185576A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27593620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001383634A Pending JP2003185576A (ja) | 2001-12-17 | 2001-12-17 | 農産物非破壊品質判定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003185576A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008014873A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Yanmar Co Ltd | 内部品質判定装置 |
| CN109174685A (zh) * | 2018-08-13 | 2019-01-11 | 江西绿萌分选设备有限公司 | 一种全自动脐橙分拣装置 |
| JP2020176952A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | キヤノン株式会社 | 電子機器およびその制御方法 |
-
2001
- 2001-12-17 JP JP2001383634A patent/JP2003185576A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008014873A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Yanmar Co Ltd | 内部品質判定装置 |
| JP4589897B2 (ja) * | 2006-07-07 | 2010-12-01 | ヤンマー株式会社 | 内部品質判定装置 |
| CN109174685A (zh) * | 2018-08-13 | 2019-01-11 | 江西绿萌分选设备有限公司 | 一种全自动脐橙分拣装置 |
| JP2020176952A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | キヤノン株式会社 | 電子機器およびその制御方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050301 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050513 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060214 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060412 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060725 |