JP2005009250A - 排水トラップ - Google Patents

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Masahiko Morishita
正彦 森下
Hirotaka Masuda
裕貴 増田
Eisuke Ueda
英祐 上田
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Abstract

【課題】従来のようにトラップ内に封水壁等を設ける必要がなく、構造が簡単となり、コストを低減させることができ、また、排水性能も向上させることができ、更に逆止弁を簡単なものとすることのできる排水トラップを提供する。
【解決手段】主流入口3aを有するフランジ3で浴室の床に固定される排水トラップ4の内部に防臭パイプ10が縦設され、この防臭パイプ10の下端よりも上方に封水面Wが形成されるように構成してなる排水トラップ4において、封水面Wよりも上方側に、主流入口3aとは別経路からの、ドア下排水や追焚き循環口水受け排水等を内部に流入させるための流入口11を設けて構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、排水トラップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、防水パンの底に設けられる排水トラップ内に、浴室ドアの下の水受けからの排水等を流入させようとすると、流出側の配管内部からの臭気を防ぐため、排水トラップ内部の封水面の流入側に当たる位置に接続する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭61−89074号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
なお、図5(特許文献1)のような、内部に隔壁51を有する隔壁型排水トラップ52では、流入口53に容易に浴室ドアからの排水管を接続することができる(図5において、54は流出口であり、Wは封水面である。)。
しかし、図6に示すような、内部に防臭パイプ56を縦設してなる防臭パイプ型排水トラップにおいては、流入口53と流出口54が封水面Wの上方で連通するため、流出口54側からの臭気が流入口53側へ逆流することとなるので、流入口53にドア下からの排水管を接続することは難しくなる。そのため、図6のように、排水トラップの内部に臭気を防ぐための封水壁55を設ける必要がある。
このように排水トラップ内部に封水壁55を設けると、構造が複雑となり、封水壁55が邪魔になって排水の流れが悪くなり、排水性能が低下してしまうという問題が発生する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、構造が複雑となったり、排水性能の低下の問題が生ずることなく、ドア下からの排水等を良好に流入させることのできる排水トラップを提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、主流入口を形成するフランジで浴室の床に固定される排水トラップの内部に防臭パイプが縦設され、該防臭パイプの下端よりも上方に封水面が形成されるように構成してなる防臭パイプ型排水トラップにおいて、前記封水面よりも上方側に、前記主流入口とは別経路からの排水の流入口を設けたことである。
【0006】
また、第2の要旨は、内部に横方向に中仕切を設け、該中仕切の開口に前記防臭パイプを吊下げるとともに、前記流入口を前記中仕切より上方側に設けたことである。
また、第3の要旨は、前記防臭パイプ内に、上方の主流入口から筒状の整流板を垂設し、該整流板の外周と前記防臭パイプの内周間に、前記流入口と連通する通路を形成させたことである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、浴室の洗い場面を構成する防水パン1の、底側に設けられた排水トラップの縦断面構成図である。
図において、浴室の床を構成する防水パン1には、パッキン2を介在させてフランジ3が取り付けられており、このフランジ3内にはストレーナ等が設けられて主流入口3aが形成され、洗い場からの排水を主流入口3a内を通し下方の排水トラップ4内に流入させることができる。
【0008】
フランジ3の下端外周には、排水トラップ4の上端の嵌合部5が嵌合されて、フランジ3に排水トラップ4が連結されている。
排水トラップ4は、外周壁6の図示右側面に流出口7が形成され、下方側へ突出して椀状封水部8が形成されており、この椀状封水部8の上面は開放され、椀状封水部8内に封水が溜められて、椀状封水部8の上面が封水面Wとなるように構成されている。
【0009】
また、この封水面Wの上方には、封水面Wと略平行状に外周壁6の内周から横方向に中仕切9が設けられており、この中仕切9には上下に貫通する開口9aが形成され、開口9aには、ネジを介して回転させることにより着脱できる防臭パイプ10の上端が取り付けられている。
この防臭パイプ10は、上端及び下端が開放された筒状に形成されており、防臭パイプ10は前記椀状封水部8内へ吊下げ状に垂下されて、前記フランジ3内の主流入口3aとほぼ同心状に配置されている。
【0010】
本例では、外周壁6の中仕切9の上方の、図示左側面に流入口11が開口されており、この流入口11には、ドア下排水、または追焚き循環口水受け排水用の排水配管が接続されるものである。
即ち、浴室のドアの下に溜まった水、または、浴槽に開口された追焚き循環口から漏れる水を、この流入口11から排水トラップ4内に流入させて、良好に流出口7から排水できるように構成されている。
【0011】
本例では、流入口11は、封水面Wよりも上方にある中仕切9より、更に上方側に設けられ、流入口11は中仕切9により流出口7と仕切られているため、この流入口11から流入される排水に対しては、排水トラップ4内に封水構造を必要とせず、従来のように封水面Wの下方側からこれらの排水が流入される場合のように、封水壁55を排水トラップ4内に設ける必要がなく、排水トラップ4の構造が簡単となり、しかも、邪魔な封水壁55がないために、良好な排水性能を確保することができるものとなる。
【0012】
また、従来構造を示す図2のように、流入口53が封水面Wの下にある場合には、流入口53部分が常に水没するため、逆流を防止するには毎回排水時に作動する逆止弁57が必要となるが、本例では流入口11が水没することはないために、流入口11側に取り付ける逆止弁も作動回数の限られた簡単なものとすることができる。従って、排水トラップ4の構造が簡単であり、コストを低減させて製造することができるものとなる。
【0013】
また、封水面Wよりも上方に中仕切9を設け、この中仕切9の開口9aに防臭パイプ10を吊下げ状に設置したため、防臭パイプ10をネジを介して回すことにより、容易に取り外すことができ、防臭パイプ10を取り外すことで、排水トラップ4内を容易に掃除することができるものとなり、排水トラップ4内に湯垢や髪の毛等が詰まっても容易に取り除くことができ、清掃性が向上するものとなる。
【0014】
次に、図3の縦断面構成図で示す排水トラップは、変更例を示すものであり、前記フランジ3の内周に設けたネジに対し、上端のネジ12aを介して、フランジ3から吊下げ状に整流板12を垂設したものである。
この整流板12は、上端及び下端が開口された筒状で、中仕切9から吊下げ状に垂設した防臭パイプ10の内径よりも小径に形成されて、防臭パイプ10内に同心状に垂設され、これにより、防臭パイプ10の内周と整流板12の外周間には、縦方向に狭い通路Rが形成され、この通路Rは、前記中仕切9の上方の流入口11に連通されたものとなっている。
【0015】
このような構造とすることにより、通路Rは狭いために、この通路Rを通って流入口11側に逆流が生じにくくなり、逆流しにくい構造となる。
また、内径の異なる整流板12を選択して垂設することにより、主流入口3a側と流入口11側の断面積を調整することができ、排水時に発生する正圧,負圧に対する破封強度を容易に向上させることができるものとなる。
【0016】
次に、図4の縦断面図で示す排水トラップは、更なる変更例を示すものであり、図4では、フランジ3にネジを介し着脱可能に、防臭パイプ10が吊下げ状に椀状封水部8内に垂設されており、この防臭パイプ10内には、椀状封水部8の底面を貫通して上方へ立ち上がる立上管13が設けられており、立上管13の上端は、防臭パイプ10の上端よりも下方位置に開口されたものとなっている。
また、椀状封水部8から下方へ突出した立上管13の下端が流入口11となっており、この流入口11には、ドア下排水または追焚き循環口水受けからの排水を導く排水配管14を接続できるものである。
【0017】
このような構造では、ドア下からの排水または追焚き循環口水受けからの排水は、排水配管14を通り、下端の流入口11から立上管13内に流入されて、立上管13の上端で溢れて、防臭パイプ10の内側を落下し、排水トラップ4内に流入されるものであり、封水構造を必要とせず、良好にドア下からの排水等を排水トラップ4内に流入させることができ、排水トラップ内には封水壁等を設ける必要がなく、部品点数が少なくなり、排水性能も低下することがなく、コストダウン化と排水性能の向上を図ることができるものとなる。
また、立上管13の上端は、封水面Wよりも相当高い位置にあるため、流入口11に向かって逆流が生ずることもなく、逆流しにくい構造となる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、主流入口を形成するフランジで浴室の床に固定される排水トラップの内部に防臭パイプが縦設され、防臭パイプの下端よりも上方に封水面が形成されるように構成してなる防臭パイプ型排水トラップにおいて、封水面よりも上方側に、主流入口とは別経路からの排水の流入口を設けたことにより、ドア下排水や追焚き循環口水受け排水等の別経路からの排水に対し、封水構造を必要としないために、従来のようにトラップ内に封水壁等を設ける必要がなく、コストを低減させて、排水性能を向上させることができるものとなり、流入口への逆流も殆どないために逆止弁も簡単なもので良く、コストダウン化を図ることができる効果を有する。
【0019】
また、内部に横方向に中仕切を設け、中仕切の開口に防臭パイプを吊下げるとともに、流入口を中仕切より上方側に設けたことにより、流入口の下方に設けた中仕切に防臭パイプを吊下げ状に取り付けることができ、防臭パイプを取り外して、トラップ内を掃除することが容易なものとなり、清掃性が向上する効果を有する。
【0020】
また、防臭パイプ内に、上方の主流入口から筒状の整流板を垂設し、整流板の外周と防臭パイプの内周間に、流入口と連通する通路を形成させたため、狭い通路となり、流入口側への逆流が起こり難い構造となる。
また、内径の異なる整流板を選択して、主流入口と流入口の断面積を調節することで、排水時に発生する正圧,負圧に対する破封強度等を向上させることができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排水トラップの縦断面構成図である。
【図2】従来の流入口に逆止弁を設けた排水トラップの縦断面構成図である。
【図3】排水トラップの変更例を示す縦断面構成図である。
【図4】更に異なる変更例を示す排水トラップの縦断面構成図である。
【図5】従来の隔壁型排水トラップの縦断面構成図である。
【図6】従来の封水壁を内部に設けた防臭パイプ型排水トラップの縦断面構成図である。
【符号の説明】
1 防水パン
2 パッキン
3 フランジ
3a 主流入口
4 排水トラップ
6 外周壁
7 流出口
8 椀状封水部
9 中仕切
9a 開口
10 防臭パイプ
11 流入口
12 整流板
12a ネジ
13 立上管
14 排水配管
R 通路
W 封水面

Claims (3)

  1. 主流入口を形成するフランジで浴室の床に固定される排水トラップの内部に防臭パイプが縦設され、該防臭パイプの下端よりも上方に封水面が形成されるように構成してなる防臭パイプ型排水トラップにおいて、前記封水面よりも上方側に、前記主流入口とは別経路からの排水の流入口を設けたことを特徴とする排水トラップ。
  2. 内部に横方向に中仕切を設け、該中仕切の開口に前記防臭パイプを吊下げるとともに、前記流入口を前記中仕切より上方側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
  3. 前記防臭パイプ内に、上方の主流入口から筒状の整流板を垂設し、該整流板の外周と前記防臭パイプの内周間に、前記流入口と連通する通路を形成させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排水トラップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007046424A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Inax Corp 浴室の排水構造
JP2008082116A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Inax Corp 排水トラップ

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