JP2005007608A - 二層構造ブッシュの製造用金型構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】二層構造ブッシュの製造において、外層ゴムと内層ゴムとの二段階の成形を行う場合に、外層ゴム成形後の内層ゴム材料の注入成形の際の内圧による外層ゴムの変形、特に前記注入口付近での変形を防止する。
【解決手段】外層用キャビティへのゴム材料の注入口6を、下型1の上面に形成されたランナー用溝5に連続して型孔2の上端部側面に開設し、この注入口6の部分に、型孔2上端部の側面に沿ってランナー用溝5内方に突出し、かつ内層用ゴム材料の注入成形時の内圧を支える補強用凸部7を設ける。
【選択図】 図5
【解決手段】外層用キャビティへのゴム材料の注入口6を、下型1の上面に形成されたランナー用溝5に連続して型孔2の上端部側面に開設し、この注入口6の部分に、型孔2上端部の側面に沿ってランナー用溝5内方に突出し、かつ内層用ゴム材料の注入成形時の内圧を支える補強用凸部7を設ける。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として車両のスタビライザーブッシュ等に使用される二層構造ブッシュを製造するための金型構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車両のスタビライザーブッシュは、一般に厚肉筒状をなすゴム弾性体よりなり、その内孔部に車両のスタビライザーバーを挿通保持するものである。このブッシュAは、例えば図7及び図8に示すように、スタビライザーバーが貫通する内孔部a1を有するとともに、胴部外形が、車体取付面に対する当接面となる平坦面a2と、該平坦面a2に連続する略U字形周面a3とよりなり、前記略U字形周面a3の部分の両端部にフランジa4,a4が設けられており、前記平坦面a2を車体の取付面に当接させて、前記略U字形周面a3の部分を略U字形のブラケットにて保持するように形成されている。
【0003】
近年、前記のブッシュAにおいて、スタビライダーバーに対する摩擦音の抑制や乗り心地の改善を目的として、図7及び図8に示すように、ゴム弾性体の素材を、摺動性の高いゴム材料よりなる内層ゴムA2と、この内層ゴムA2より剛性が高く強度のあるゴム材料よりなる外層ゴムA1との2層構造にすることが提案されている(例えば、下記の特許文献1〜4)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−169711号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平11−344060号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2001−260624号公報
【0007】
【特許文献4】
特開2002−31179号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記の二層構造ブッシュを製作するには、内層ゴムA2と外層ゴムA1とが異種ゴムであることから、通常、先ず成形金型における型孔内に射出機により外層ゴム材料を注入して加硫または半加硫成形し、その後、中子(中芯)を替えて、別の射出機により内層ゴム材料を型孔内に注入して加硫成形し、この2段階の成形で内外層ゴムを加硫接着する。
【0009】
この2段階の加硫成形においては、外層ゴム及び内層ゴムそれぞれの射出機の切替、外層成形用と内層成形用の中子の交換を要し、また、ゴム材料の供給用のスプルーやランナー等を外層ゴム及び内層ゴム毎に別に設ける必要がある。そのため、一つの下型に対して外層成形用し内層成形用との二つの上型を用い、成形サイクル中において前記上型を取り替えるようにして、外層ゴム及び内層ゴムを連続して射出成形することが考えられている。
【0010】
このように二つの上型を用いる場合、ブッシュ外周を形成する外層ゴムが先に成形され、その後に内層ゴムを成形することから、外層用キャビティへのゴム材料の注入は側方から、また外層ゴム成形後の内層用キャビティへのゴム材料の注入は成形された外層ゴムの内側で上方から行うように設けるのが、金型の製作が容易で、かつ成形サイクルの短縮を図ることができ、実施上好ましい。
【0011】
ところで、図9及び図10のように、外層ゴム材料の注入口56を、前記の下型51の上面に有するランナー溝55に連続して型孔52の上端部側面、例えばフランジを成形する拡張成形部54の外周に開設させた場合、成形された外層ゴムA1のフランジ外周に相当する部分の前記注入口56の部分では、外形を規制する型部分が切り欠かれていることになる。
【0012】
そのため、前記外層ゴムA1の内側に内層ゴム材料を注入して加硫成形する場合、内層ゴム材料の注入成形時の内圧により、前記外層ゴムA1の端部が前記注入口56の部分で外方へ膨らみ変形するおそれがある。特に、前記外層ゴムA1は、略一定の厚みで胴部からフランジa4の側面上端にまで連続しているため、外周に型を有さない部分では内圧による変形が生じ易くなる。そのため、前記注入口56の開口が大きくなればなるほど、前記の内層ゴム材料の注入成形時の内圧による外層ゴムの端部の変形が大きくなり、成形品の外形に歪み等の形状不良が生じ易くなる。
【0013】
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、外層ゴム材料の注入口が型孔の上端部側面の一部に設けられている場合において、該外層ゴムの成形後における内層ゴムの成形の際に、内圧による外層ゴムの変形、特に前記注入口付近での変形が生じるおそれのない金型構造を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、異種の内外層ゴムが積層されてなる二層構造ブッシュの製造用金型であって、成形対象のブッシュの外周形状に対応した型孔を有する下型を備え、該下型に上型を型閉めした状態で、前記型孔の周側面に沿う外層用キャビティに外層用ゴム材料を注入して外層ゴムを成形し、次に前記外層ゴムの内側に形成される内層用キャビティに内層用ゴム材料を注入して内層ゴムを成形する金型において、上記の課題を解決するために、前記外層用キャビティへのゴム材料の注入口を、前記下型の上面に形成されたランナー用溝に連続して前記型孔の上端部側面に開設し、この注入口の部分に、前記型孔上端部の側面に沿って、前記ランナー用溝内方に突出し、かつ前記内層用ゴム材料の注入成形時の内圧を支える補強用凸部を設けてなる。
【0015】
この金型構造によれば、外層ゴムの成形の際には、型孔の上端部側面に開設した注入口から外層用ゴム材料を注入して成形でき、またこの外層ゴムの成形後の内層ゴムの成形においては、前記外層ゴムの内側で内層用キャビティに対し上方から内層ゴム材料を注入して問題なく成形できる。
【0016】
そして、内層用ゴム材料の注入時や成形時においては、その注入充填時の内圧や成形時の内圧が前記外層ゴムに作用するが、その内圧を外層ゴムの外周を囲む型部分で支え、特に、前記注入口の部分においても、該型孔の上端部側面に沿ってランナー用溝内方に突出する補強用凸部が設けられているため、前記内圧を該補強用凸部で支えることができ、外層ゴムの上端部の注入口の部分での撓み変形を抑制でき、外観的に形状不良を生じさせるおそれがない。
【0017】
前記の上型として、通常、前記下型に対する型閉めにより前記型孔内に前記外層用キャビティを形成する中子ピンを含む外層成形用の上型と、前記下型に対する型閉めにより前記内層用キャビティを形成する中子ピンを含む内層成形用の上型とを有してなり、前記内層成形用の上型を上下に貫通するスプルーに連続して該上型の下面に、前記内層用キャビティへのゴム材料の注入口が開設されてなるものにおいて、特に良好に実施できる。
【0018】
すなわち、前記外層ゴムの成形後に、内層成形用の上型を下型に対し型閉めして、内層ゴムを成形する際、前記外層用キャビティへのゴム材料の注入口が前記下型における型孔上端部の側面にあり、また、内層用キャビティへのゴム材料の注入口が内層成形用の上型にあるため、外層ゴムおよび内層ゴムのそれぞれのランナーやスプルーを設定し易く、また先に成形されている外層ゴムの内方から内層用ゴム材料を注入し成形できるばかりか、前記のように外層ゴムが前記注入口の部分でも変形を生じることなく成形できることになる。
【0019】
前記型孔の上端部にブッシュ端部のフランジを成形する拡張成形部を有し、前記外層用キャビティが該拡張成形部の側面上端まで連続して形成され、前記外層用ゴム材料の注入口が前記拡張成形部の側面の一部に開設されるとともに、前記補強用凸部が該拡張成形部の側面に沿って形成されてなるものが好ましい。
【0020】
これにより、ブッシュ端部のフランジの側面を含む全周面に外層ゴムを成形でき、しかもフランジに相当する拡張成形部の側面の一部に外層用ゴム材料の注入口が形成されているにも拘わらず、内層用ゴム材料の注入および加硫成形時の内圧を補強用凸部により支えることで、該注入口での外層ゴムの変形を防止でき、外形に歪み等のない二層構造ブッシュを得ることができる。
【0021】
特に、前記拡張成形部の側面の一部がさらに外方へ延出形成され、該延出部の側面に前記外層用ゴム材料の注入口が開設されてなる場合、成形される該延出部の形状も綺麗になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0023】
成形対象の二層構造ブッシュAは、例えば図7及び図8に示す筒形のブッシュで、本発明は前記の二層構造ブッシュAを製造する金型の構造に係るものであり、その実施例を図面に基づいて以下に説明する。
【0024】
図1は前記ブッシュAの外層ゴムA1を成形する外層成形用の上型と下型の分離状態の要部の断面図、図2は下型の外層ゴム材料の注入口付近の部分斜視図である。図3は下型に対して上型を型閉めした外層ゴム成形時の一部の拡大断面図、図4は内層成形用の上型を下型に対し型閉めした状態の断面図、図5は同上の内層ゴム成形時の一部の拡大断面図、図6は同上の上型を除いた一部の平面図である。
【0025】
図中の符号1は前記ブッシュAの外周形状に対応した型孔2を上面側に有する下型、10は成形対象のブッシュAの外層ゴムA1を成形する外層成形用の上型、20は前記ブッシュAの内層ゴムA2を成形する内層成形用の上型を示す。
【0026】
前記下型1は、通常、断面凹形の下型本体1aに中型3が接設されてなり、該中型3に1もしくは複数の前記型孔2が形成される。前記型孔2の上下両端部には前記ブッシュAの前記フランジa4,a4に対応する拡張成形部4,4が形成されている。
【0027】
前記下型1における前記中型3の上面には、前記第1の上型10の型閉め接合時に該上型10を上下方向に貫通するスプルー(図示せず)に連続するランナー用溝5が形成され、また前記型孔2の上端部の前記拡張成形部4の側面には、前記ランナー用溝5から型孔2内への外層ゴム材料の注入口6が形成されている。これにより、前記外層成形用の上型10の上面部に接続された射出機ノズル(図示せず)から前記スプルーを通じて射出供給されるゴム材料を、前記ランナー用溝5および注入口6を通じて型孔2内に側方から注入できるようになっている。図の場合、前記上端側の拡張成形部4の側面の一部がさらに外方へ延出形成され、該延出部4aの側面に前記注入口6が設けられている。
【0028】
また、前記外層成形用の上型10の下面における前記下型1の型孔2との対応位置には、前記下型1に対する型閉め時に前記型孔2に挿入されることにより、図のように前記型孔2の内周面との間に外層用キャビティC1を形成する中子ピン11が突設されている。この中子ピン11は、前記型孔2の上端側の前記拡張成形部4および延出部4aの上端まで連続して略均等な間隙のキャビティC1を形成するように設定されており、このキャビティC1に対し前記注入口6から外層ゴム材料を注入できるようになっている。
【0029】
また、前記内層成形用の上型20の下面には、前記第1の中子ピン11よりやや径小であって、前記下型1に対する型閉め時に前記型孔2内に挿入されることにより、該型孔2内に先に成形された前記外層ゴムA1との間に内層ゴムA2を成形する内層用キャビティC2を形成する中子ピン21が前記下型1の型孔2との対応位置に突設されている。この内層成形用の上型20には、前記下型1に対する該上型20の型閉め時に前記型孔2内の前記内層用キャビティC2に対する上方からの注入口22に通じるスプルー23が該上型20を貫通して設けられており、該上型20の上面部に接続された射出機ノズル(図示せず)から射出される内層ゴム材料を、前記型孔2内の外層ゴムA1の内側のキャビティC2に対してその上方から射出注入できるようになっている。
【0030】
そして、本発明においては、前記外層ゴム材料の注入口6の部分に、前記型孔2の上端部側面すなわち前記上端側の拡張成形部4の側面に沿って、前記ランナー用溝5の溝幅及び深さを減じるように、該ランナー用溝5の内方に突出する補強用凸部7が設けられており、該補強用凸部7により、後述する内層用ゴム材料の注入成形時の内圧を支えるようになっている。この場合の補強用凸部7は、注入口6の開口がゴム材料の射出注入に影響がないように設定される。
【0031】
この金型構造によるブッシュAの成形においては、下型1に対して外層成形用の上型10を型閉めするとともに、該上型10の下面に有する中子ピン11を前記下型1に有する型孔2に対し挿入して、該中子ピン11と前記型孔2の内周面との間に外層用キャビティC1を形成する。この状態で、前記上型10に連結された射出機から射出される外層ゴム材料を、ランナー用溝5及び注入口6を通じて側方から前記キャビティC1に対し注入し、外層ゴムA1を加硫もしくは半加硫成形する(図3)。
【0032】
この成形後、前記上型10を前記下型1から分離して、該上型10に代えて、内層成形用の上型20を前記下型12対し型閉めするとともに、該上型の20の下面に有する中子ピン21を、前記型孔2内の先に成形された前記外層ゴムA1の内側に挿入して、前記型孔2内の前記外層ゴムA1の内側に内層用キャビティC2を形成する(図4)。この状態で、射出機から射出される内層ゴム材料を、スプルー22および注入口23を通じて上方より前記キャビティC2に注入し、内層ゴムA2を前記外層ゴムA1の内側に積層接着するように加硫成形する(図5)。
【0033】
この際、内層ゴム材料の注入充填時の内圧や成形時の内圧が前記外層ゴムA1に作用するが、その内圧を外層ゴムA1の外周を囲む型部分で支える。特に、前記注入口6の部分においても、該型孔2の上端部側面、すなわち拡張形成部4またはその延出部4aの側面に沿って、ランナー用溝5の内方に突出する補強用凸部7が設けられているため、前記内圧を該補強用凸部7で支えることができ(図5及び図6)、外層ゴムA1の上端部における注入口6の部分での撓み変形を抑制でき、外観的に形状不良を生じさせるおそれがない。
【0034】
特に、異種ゴムよりなる外層ゴムA1と内層ゴムA2を順次成形できるとともに、ブッシュ端部のフランジa4の側面を含む全周面に外層ゴムA1を成形でき、しかもフランジa4に相当する拡張成形部4の側面の一部に外層用ゴム材料の注入口6が形成されているにも拘わらず、内層用ゴム材料の注入および加硫成形時の内圧を前記補強用凸部7により支えることで、該注入口6部分での外層ゴムA1の変形を防止でき、外形に歪み等のない二層構造ブッシュAを得ることができる。
【0035】
【発明の効果】
上記したように本発明の金型構造によれば、異種ゴムよりなる内外層ゴムよりなる二層構造ブッシュを、二段階の加硫成形により製造する場合において、外層ゴム材料の注入口が型孔の上端部側面の一部に設けられているにも拘わらず、外層ゴムの成形後の内層ゴムの成形の際、内層ゴム材料の注入成形時の内圧で先に成形された外層ゴムの端部が注入口付近で変形するのを防止でき、外形形状が綺麗な移送構造ブッシを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前記ブッシュAの外層ゴムA1を成形する外層成形用の上型と下型の分離状態の要部の断面図である。
【図2】図2は下型の外層ゴム材料の注入口付近の部分斜視図である。
【図3】同上の下型に対して上型を型閉めした外層ゴム成形時の一部の拡大断面図である。
【図4】同上の内層成形用の上型を下型に対し型閉めした状態の断面図である。
【図5】同上の内層ゴム成形時の一部の拡大断面図である。
【図6】同上の平面説明図である。
【図7】製造対象の二層構造ブッシュを例示する斜視図である。
【図8】同上のVIII −VIII 線の断面図である。
【図9】従来の金型による内層ゴム成形時の断面図である。
【図10】同上の平面説明図である。
【符号の説明】
1 下型
2 型孔
3 中型
4 拡張成形部
4a 延出部
5 ランナー用溝から
6 注入口
7 補強用凸部
10 外層成形用の上型
11 中子ピン
20 内層成形用の上型
21 中子ピン
22 注入口
23 スプルー
A ブッシュ
A1 外層ゴム
A2 内層ゴム
a1 内孔部
a2 平坦面
a3 略U字形周面
a4,a4 フランジ
C1 外層用キャビティ
C2 内層用キャビティ
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として車両のスタビライザーブッシュ等に使用される二層構造ブッシュを製造するための金型構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車両のスタビライザーブッシュは、一般に厚肉筒状をなすゴム弾性体よりなり、その内孔部に車両のスタビライザーバーを挿通保持するものである。このブッシュAは、例えば図7及び図8に示すように、スタビライザーバーが貫通する内孔部a1を有するとともに、胴部外形が、車体取付面に対する当接面となる平坦面a2と、該平坦面a2に連続する略U字形周面a3とよりなり、前記略U字形周面a3の部分の両端部にフランジa4,a4が設けられており、前記平坦面a2を車体の取付面に当接させて、前記略U字形周面a3の部分を略U字形のブラケットにて保持するように形成されている。
【0003】
近年、前記のブッシュAにおいて、スタビライダーバーに対する摩擦音の抑制や乗り心地の改善を目的として、図7及び図8に示すように、ゴム弾性体の素材を、摺動性の高いゴム材料よりなる内層ゴムA2と、この内層ゴムA2より剛性が高く強度のあるゴム材料よりなる外層ゴムA1との2層構造にすることが提案されている(例えば、下記の特許文献1〜4)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−169711号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平11−344060号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2001−260624号公報
【0007】
【特許文献4】
特開2002−31179号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記の二層構造ブッシュを製作するには、内層ゴムA2と外層ゴムA1とが異種ゴムであることから、通常、先ず成形金型における型孔内に射出機により外層ゴム材料を注入して加硫または半加硫成形し、その後、中子(中芯)を替えて、別の射出機により内層ゴム材料を型孔内に注入して加硫成形し、この2段階の成形で内外層ゴムを加硫接着する。
【0009】
この2段階の加硫成形においては、外層ゴム及び内層ゴムそれぞれの射出機の切替、外層成形用と内層成形用の中子の交換を要し、また、ゴム材料の供給用のスプルーやランナー等を外層ゴム及び内層ゴム毎に別に設ける必要がある。そのため、一つの下型に対して外層成形用し内層成形用との二つの上型を用い、成形サイクル中において前記上型を取り替えるようにして、外層ゴム及び内層ゴムを連続して射出成形することが考えられている。
【0010】
このように二つの上型を用いる場合、ブッシュ外周を形成する外層ゴムが先に成形され、その後に内層ゴムを成形することから、外層用キャビティへのゴム材料の注入は側方から、また外層ゴム成形後の内層用キャビティへのゴム材料の注入は成形された外層ゴムの内側で上方から行うように設けるのが、金型の製作が容易で、かつ成形サイクルの短縮を図ることができ、実施上好ましい。
【0011】
ところで、図9及び図10のように、外層ゴム材料の注入口56を、前記の下型51の上面に有するランナー溝55に連続して型孔52の上端部側面、例えばフランジを成形する拡張成形部54の外周に開設させた場合、成形された外層ゴムA1のフランジ外周に相当する部分の前記注入口56の部分では、外形を規制する型部分が切り欠かれていることになる。
【0012】
そのため、前記外層ゴムA1の内側に内層ゴム材料を注入して加硫成形する場合、内層ゴム材料の注入成形時の内圧により、前記外層ゴムA1の端部が前記注入口56の部分で外方へ膨らみ変形するおそれがある。特に、前記外層ゴムA1は、略一定の厚みで胴部からフランジa4の側面上端にまで連続しているため、外周に型を有さない部分では内圧による変形が生じ易くなる。そのため、前記注入口56の開口が大きくなればなるほど、前記の内層ゴム材料の注入成形時の内圧による外層ゴムの端部の変形が大きくなり、成形品の外形に歪み等の形状不良が生じ易くなる。
【0013】
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、外層ゴム材料の注入口が型孔の上端部側面の一部に設けられている場合において、該外層ゴムの成形後における内層ゴムの成形の際に、内圧による外層ゴムの変形、特に前記注入口付近での変形が生じるおそれのない金型構造を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、異種の内外層ゴムが積層されてなる二層構造ブッシュの製造用金型であって、成形対象のブッシュの外周形状に対応した型孔を有する下型を備え、該下型に上型を型閉めした状態で、前記型孔の周側面に沿う外層用キャビティに外層用ゴム材料を注入して外層ゴムを成形し、次に前記外層ゴムの内側に形成される内層用キャビティに内層用ゴム材料を注入して内層ゴムを成形する金型において、上記の課題を解決するために、前記外層用キャビティへのゴム材料の注入口を、前記下型の上面に形成されたランナー用溝に連続して前記型孔の上端部側面に開設し、この注入口の部分に、前記型孔上端部の側面に沿って、前記ランナー用溝内方に突出し、かつ前記内層用ゴム材料の注入成形時の内圧を支える補強用凸部を設けてなる。
【0015】
この金型構造によれば、外層ゴムの成形の際には、型孔の上端部側面に開設した注入口から外層用ゴム材料を注入して成形でき、またこの外層ゴムの成形後の内層ゴムの成形においては、前記外層ゴムの内側で内層用キャビティに対し上方から内層ゴム材料を注入して問題なく成形できる。
【0016】
そして、内層用ゴム材料の注入時や成形時においては、その注入充填時の内圧や成形時の内圧が前記外層ゴムに作用するが、その内圧を外層ゴムの外周を囲む型部分で支え、特に、前記注入口の部分においても、該型孔の上端部側面に沿ってランナー用溝内方に突出する補強用凸部が設けられているため、前記内圧を該補強用凸部で支えることができ、外層ゴムの上端部の注入口の部分での撓み変形を抑制でき、外観的に形状不良を生じさせるおそれがない。
【0017】
前記の上型として、通常、前記下型に対する型閉めにより前記型孔内に前記外層用キャビティを形成する中子ピンを含む外層成形用の上型と、前記下型に対する型閉めにより前記内層用キャビティを形成する中子ピンを含む内層成形用の上型とを有してなり、前記内層成形用の上型を上下に貫通するスプルーに連続して該上型の下面に、前記内層用キャビティへのゴム材料の注入口が開設されてなるものにおいて、特に良好に実施できる。
【0018】
すなわち、前記外層ゴムの成形後に、内層成形用の上型を下型に対し型閉めして、内層ゴムを成形する際、前記外層用キャビティへのゴム材料の注入口が前記下型における型孔上端部の側面にあり、また、内層用キャビティへのゴム材料の注入口が内層成形用の上型にあるため、外層ゴムおよび内層ゴムのそれぞれのランナーやスプルーを設定し易く、また先に成形されている外層ゴムの内方から内層用ゴム材料を注入し成形できるばかりか、前記のように外層ゴムが前記注入口の部分でも変形を生じることなく成形できることになる。
【0019】
前記型孔の上端部にブッシュ端部のフランジを成形する拡張成形部を有し、前記外層用キャビティが該拡張成形部の側面上端まで連続して形成され、前記外層用ゴム材料の注入口が前記拡張成形部の側面の一部に開設されるとともに、前記補強用凸部が該拡張成形部の側面に沿って形成されてなるものが好ましい。
【0020】
これにより、ブッシュ端部のフランジの側面を含む全周面に外層ゴムを成形でき、しかもフランジに相当する拡張成形部の側面の一部に外層用ゴム材料の注入口が形成されているにも拘わらず、内層用ゴム材料の注入および加硫成形時の内圧を補強用凸部により支えることで、該注入口での外層ゴムの変形を防止でき、外形に歪み等のない二層構造ブッシュを得ることができる。
【0021】
特に、前記拡張成形部の側面の一部がさらに外方へ延出形成され、該延出部の側面に前記外層用ゴム材料の注入口が開設されてなる場合、成形される該延出部の形状も綺麗になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0023】
成形対象の二層構造ブッシュAは、例えば図7及び図8に示す筒形のブッシュで、本発明は前記の二層構造ブッシュAを製造する金型の構造に係るものであり、その実施例を図面に基づいて以下に説明する。
【0024】
図1は前記ブッシュAの外層ゴムA1を成形する外層成形用の上型と下型の分離状態の要部の断面図、図2は下型の外層ゴム材料の注入口付近の部分斜視図である。図3は下型に対して上型を型閉めした外層ゴム成形時の一部の拡大断面図、図4は内層成形用の上型を下型に対し型閉めした状態の断面図、図5は同上の内層ゴム成形時の一部の拡大断面図、図6は同上の上型を除いた一部の平面図である。
【0025】
図中の符号1は前記ブッシュAの外周形状に対応した型孔2を上面側に有する下型、10は成形対象のブッシュAの外層ゴムA1を成形する外層成形用の上型、20は前記ブッシュAの内層ゴムA2を成形する内層成形用の上型を示す。
【0026】
前記下型1は、通常、断面凹形の下型本体1aに中型3が接設されてなり、該中型3に1もしくは複数の前記型孔2が形成される。前記型孔2の上下両端部には前記ブッシュAの前記フランジa4,a4に対応する拡張成形部4,4が形成されている。
【0027】
前記下型1における前記中型3の上面には、前記第1の上型10の型閉め接合時に該上型10を上下方向に貫通するスプルー(図示せず)に連続するランナー用溝5が形成され、また前記型孔2の上端部の前記拡張成形部4の側面には、前記ランナー用溝5から型孔2内への外層ゴム材料の注入口6が形成されている。これにより、前記外層成形用の上型10の上面部に接続された射出機ノズル(図示せず)から前記スプルーを通じて射出供給されるゴム材料を、前記ランナー用溝5および注入口6を通じて型孔2内に側方から注入できるようになっている。図の場合、前記上端側の拡張成形部4の側面の一部がさらに外方へ延出形成され、該延出部4aの側面に前記注入口6が設けられている。
【0028】
また、前記外層成形用の上型10の下面における前記下型1の型孔2との対応位置には、前記下型1に対する型閉め時に前記型孔2に挿入されることにより、図のように前記型孔2の内周面との間に外層用キャビティC1を形成する中子ピン11が突設されている。この中子ピン11は、前記型孔2の上端側の前記拡張成形部4および延出部4aの上端まで連続して略均等な間隙のキャビティC1を形成するように設定されており、このキャビティC1に対し前記注入口6から外層ゴム材料を注入できるようになっている。
【0029】
また、前記内層成形用の上型20の下面には、前記第1の中子ピン11よりやや径小であって、前記下型1に対する型閉め時に前記型孔2内に挿入されることにより、該型孔2内に先に成形された前記外層ゴムA1との間に内層ゴムA2を成形する内層用キャビティC2を形成する中子ピン21が前記下型1の型孔2との対応位置に突設されている。この内層成形用の上型20には、前記下型1に対する該上型20の型閉め時に前記型孔2内の前記内層用キャビティC2に対する上方からの注入口22に通じるスプルー23が該上型20を貫通して設けられており、該上型20の上面部に接続された射出機ノズル(図示せず)から射出される内層ゴム材料を、前記型孔2内の外層ゴムA1の内側のキャビティC2に対してその上方から射出注入できるようになっている。
【0030】
そして、本発明においては、前記外層ゴム材料の注入口6の部分に、前記型孔2の上端部側面すなわち前記上端側の拡張成形部4の側面に沿って、前記ランナー用溝5の溝幅及び深さを減じるように、該ランナー用溝5の内方に突出する補強用凸部7が設けられており、該補強用凸部7により、後述する内層用ゴム材料の注入成形時の内圧を支えるようになっている。この場合の補強用凸部7は、注入口6の開口がゴム材料の射出注入に影響がないように設定される。
【0031】
この金型構造によるブッシュAの成形においては、下型1に対して外層成形用の上型10を型閉めするとともに、該上型10の下面に有する中子ピン11を前記下型1に有する型孔2に対し挿入して、該中子ピン11と前記型孔2の内周面との間に外層用キャビティC1を形成する。この状態で、前記上型10に連結された射出機から射出される外層ゴム材料を、ランナー用溝5及び注入口6を通じて側方から前記キャビティC1に対し注入し、外層ゴムA1を加硫もしくは半加硫成形する(図3)。
【0032】
この成形後、前記上型10を前記下型1から分離して、該上型10に代えて、内層成形用の上型20を前記下型12対し型閉めするとともに、該上型の20の下面に有する中子ピン21を、前記型孔2内の先に成形された前記外層ゴムA1の内側に挿入して、前記型孔2内の前記外層ゴムA1の内側に内層用キャビティC2を形成する(図4)。この状態で、射出機から射出される内層ゴム材料を、スプルー22および注入口23を通じて上方より前記キャビティC2に注入し、内層ゴムA2を前記外層ゴムA1の内側に積層接着するように加硫成形する(図5)。
【0033】
この際、内層ゴム材料の注入充填時の内圧や成形時の内圧が前記外層ゴムA1に作用するが、その内圧を外層ゴムA1の外周を囲む型部分で支える。特に、前記注入口6の部分においても、該型孔2の上端部側面、すなわち拡張形成部4またはその延出部4aの側面に沿って、ランナー用溝5の内方に突出する補強用凸部7が設けられているため、前記内圧を該補強用凸部7で支えることができ(図5及び図6)、外層ゴムA1の上端部における注入口6の部分での撓み変形を抑制でき、外観的に形状不良を生じさせるおそれがない。
【0034】
特に、異種ゴムよりなる外層ゴムA1と内層ゴムA2を順次成形できるとともに、ブッシュ端部のフランジa4の側面を含む全周面に外層ゴムA1を成形でき、しかもフランジa4に相当する拡張成形部4の側面の一部に外層用ゴム材料の注入口6が形成されているにも拘わらず、内層用ゴム材料の注入および加硫成形時の内圧を前記補強用凸部7により支えることで、該注入口6部分での外層ゴムA1の変形を防止でき、外形に歪み等のない二層構造ブッシュAを得ることができる。
【0035】
【発明の効果】
上記したように本発明の金型構造によれば、異種ゴムよりなる内外層ゴムよりなる二層構造ブッシュを、二段階の加硫成形により製造する場合において、外層ゴム材料の注入口が型孔の上端部側面の一部に設けられているにも拘わらず、外層ゴムの成形後の内層ゴムの成形の際、内層ゴム材料の注入成形時の内圧で先に成形された外層ゴムの端部が注入口付近で変形するのを防止でき、外形形状が綺麗な移送構造ブッシを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前記ブッシュAの外層ゴムA1を成形する外層成形用の上型と下型の分離状態の要部の断面図である。
【図2】図2は下型の外層ゴム材料の注入口付近の部分斜視図である。
【図3】同上の下型に対して上型を型閉めした外層ゴム成形時の一部の拡大断面図である。
【図4】同上の内層成形用の上型を下型に対し型閉めした状態の断面図である。
【図5】同上の内層ゴム成形時の一部の拡大断面図である。
【図6】同上の平面説明図である。
【図7】製造対象の二層構造ブッシュを例示する斜視図である。
【図8】同上のVIII −VIII 線の断面図である。
【図9】従来の金型による内層ゴム成形時の断面図である。
【図10】同上の平面説明図である。
【符号の説明】
1 下型
2 型孔
3 中型
4 拡張成形部
4a 延出部
5 ランナー用溝から
6 注入口
7 補強用凸部
10 外層成形用の上型
11 中子ピン
20 内層成形用の上型
21 中子ピン
22 注入口
23 スプルー
A ブッシュ
A1 外層ゴム
A2 内層ゴム
a1 内孔部
a2 平坦面
a3 略U字形周面
a4,a4 フランジ
C1 外層用キャビティ
C2 内層用キャビティ
Claims (4)
- 異種の内外層ゴムが積層されてなる二層構造ブッシュの製造用金型であって、成形対象のブッシュの外周形状に対応した型孔を有する下型を備え、該下型に上型を型閉めした状態で、前記型孔の周側面に沿う外層用キャビティで外層ゴムを成形し、次に前記外層ゴムの内側に形成される内層用キャビティで内層ゴムを成形する金型において、
前記外層用キャビティへのゴム材料の注入口が、前記下型の上面に形成されたランナー用溝に連続して前記型孔の上端部側面に開設されており、この注入口の部分に、前記型孔上端部の側面に沿って、前記ランナー用溝内方に突出し、かつ前記内層用ゴム材料の注入成形時の内圧を支える補強用凸部が設けられてなることを特徴とする二層構造ブッシュの製造用金型構造。 - 前記上型として、前記下型に対する型閉めにより前記型孔内に前記外層用キャビティを形成する中子ピンを含む外層成形用の上型と、前記下型に対する型閉めにより前記内層用キャビティを形成する中子ピンを含む内層成形用の上型とを有してなり、前記内層成形用の上型を上下に貫通するスプルーに連続して該上型の下面に、前記内層用キャビティへのゴム材料の注入口が開設されてなる請求項1に記載の二層構造ブッシュの製造用金型構造。
- 前記型孔の上端部にブッシュ端部のフランジを成形する拡張成形部を有し、前記外層用キャビティが該拡張成形部の側面上端まで連続して形成され、前記外層用ゴム材料の注入口が前記拡張成形部の側面の一部に開設されるとともに、前記補強用凸部が該拡張成形部の側面に沿って形成されてなる請求項1または2に記載の二層構造ブッシュの製造用金型構造。
- 前記拡張成形部の側面の一部がさらに外方へ延出形成され、該延出部の側面に前記外層用ゴム材料の注入口が開設されてなる請求項3に記載の二層構造ブッシュの製造用金型構造。
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2003
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