JP2005007327A - 脱水槽 - Google Patents

脱水槽 Download PDF

Info

Publication number
JP2005007327A
JP2005007327A JP2003175660A JP2003175660A JP2005007327A JP 2005007327 A JP2005007327 A JP 2005007327A JP 2003175660 A JP2003175660 A JP 2003175660A JP 2003175660 A JP2003175660 A JP 2003175660A JP 2005007327 A JP2005007327 A JP 2005007327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
spacer
diameter
filter body
normal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003175660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4525005B2 (ja
Inventor
Mitsuhisa Imaeda
満久 今枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2003175660A priority Critical patent/JP4525005B2/ja
Publication of JP2005007327A publication Critical patent/JP2005007327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4525005B2 publication Critical patent/JP4525005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

【課題】多重円板脱水機の濾体の駆動に要するトルクを小さくし、過負荷の減少、消費動力の低減が図れる多重円板脱水機を提供しようとする。
【解決手段】従来の処理液を脱水するための脱水槽にかわって、濾体列の濾体が回転軸と濾片とスペーサとの複数の組を有し、複数の前記濾片が円板である通常濾片と該通常濾片より小さい外径を持つ円板である小径濾片とに分かれ、複数の前記スペーサが菊座形の通常スペーサと該通常スペーサより大きな外径を持つ円板である大径スペーサとに分かれ、濾液を回転軸の長手方向に通過させる濾液排出空隙が濾片とスペーサとに設けられ、前記大径スペーサに設けられた濾液排出空隙が外縁に繋がらない穴である、ものとした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆる多重円板脱水機に係る。特に濾体の構造に特徴のある多重円板脱水機に関する。
【0002】
【従来の技術】
多重円板脱水機の大きな特徴は、固液分離を行なう濾過面が形状の異なる円板状の薄板を重ね合わせて構成される濾体の組み合わせから形成されていることにある。
脱水装置は、箱の中に濾体を多数配列した脱水槽と凝集槽と制御ユニットとで構成される。
濾体は、濾過通路となる穴の開いた円板(濾片)と菊座形のスペーサを交互に回転軸に挿入することにより構成される。円板同士の隙間は極く狭いため凝集フロックは円板上に着床するが、液分はこの細い隙間を通過することにより濾過分離される。
濾体は、円板の外周部が前後に隣接する濾体のスペーサと向き合うように組み合わされる。このため円板とスペーサにより構成された隙間に隣接する濾体の円板がくい込む形となり、この隣接する濾体の円板が細い隙間を常時クリーニングし目詰まりを防止する。
濾体は低速で回転しており、濾体上に着床した固形物は円板の回転により搬送される。
【0003】
濾体は、脱水槽の中に上下段2列に配列されており、凝集汚泥の供給側から脱水ケーキ排出部に向かって上下列の間隔が徐々に狭くなる様に配列されている。
凝集槽において凝集された汚泥は脱水槽にフィードされ、上下の濾体の回転により、徐々に濃縮されつつ汚泥出口に向かって搬送される。搬送される汚泥は上下の濾体列の間隔が次第に狭くなっているために容積圧縮を受ける。
一方、濾過工程、圧密脱水で生じる濾液は、各濾体に設けられた濾液排出穴を通って軸方向に排水され濾液室に集められた後系外へ排出される。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−196808号公報
【特許文献2】
特公平1−23165号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
多重円板脱水機の消費動力を低減し、処理能力を上げたいという要請があった。しかし、濾体の濾片が前後する他の濾体の濾片とスペーサとでできる隙間に食い込む構造をし、その構造によりできた狭い空隙を使用して汚泥の脱水をするので、前後する濾体の濾片同士の間の摩擦が大きく、濾体を回転駆動する際に、その摩擦が大きな負荷トルクとなっていた。
【0006】
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、多重円板脱水機の濾体の駆動に要するトルクを小さくし、過負荷の減少、消費動力の低減が図れる多重円板脱水機を提供しようとする。
【0007】
【課題を解決するための機構】
上記目的を達成するため、本発明に係る処理液を脱水するための脱水槽を、処理液を貯留空間に貯留し汚泥出口から脱水した汚泥を出す容器である処理室と、前記貯留空間の下部に長手方向を平行に隣接して並べられた複数の濾体で構成された濾体列である下段濾体列と、を備え、前記濾体が回転軸と該回転軸に貫通され長手方向に積層して交互に並んだ濾片とスペーサとの複数の組を有し、前記濾体の前記濾片の一部領域が隣接する他の前記濾体の前記濾片と前記スペーサとで構成される隙間にくい込み、複数の前記濾片が円板である通常濾片と該通常濾片より小さい外径を持つ円板である小径濾片とに分かれ、複数の前記スペーサが菊座形の通常スペーサと該通常スペーサより大きな外径を持つ円板である大径スペーサとに分かれ、前記濾体の前記通常濾片の外縁が隣接する他の前記濾体の前記通常スペーサの外縁に対向し、前記濾体の前記小径濾片の外縁が隣接する他の前記濾体の前記大型スペーサの外縁に対向し、濾液を回転軸の長手方向に通過させる濾液排出空隙が濾片とスペーサとに設けられ、前記大径スペーサに設けられた濾液排出空隙が外縁に繋がらない穴である、ものとした。
【0008】
上記本発明の構成により、処理室が処理液を貯留空間に貯留し汚泥出口から脱水した汚泥を出す容器であり、下段濾体列が前記貯留空間の下部に長手方向を平行に隣接して並べられた複数の濾体で構成された濾体列であり、前記濾体が回転軸と該回転軸に貫通され長手方向に積層して交互に並んだ濾片とスペーサとの複数の組を有し、前記濾体の前記濾片の一部領域が隣接する他の前記濾体の前記濾片と前記スペーサとで構成される隙間にくい込み、複数の前記濾片が円板である通常濾片と該通常濾片より小さい外径を持つ円板である小径濾片とに分かれ、複数の前記スペーサが菊座形の通常スペーサと該通常スペーサより大きな外径を持つ円板である大径スペーサとに分かれ、前記濾体の前記通常濾片の外縁が隣接する他の前記濾体の前記通常スペーサの外縁に対向し、前記濾体の前記小径濾片の外縁が隣接する他の前記濾体の前記大型スペーサの外縁に対向し、濾液を回転軸の長手方向に通過させる濾液排出空隙が濾片とスペーサとに設けられ、前記大径スペーサに設けられた濾液排出空隙が外縁に繋がらない穴である
ので、下段濾体列の上に流された処理液が、下段濾体列の複数の濾体の小径濾片と大径スペーサとが並べられた面に流れると、濾液が小径濾片と小径濾片との隙間から下方に流れ落ち、また固形物が大径スペーサの濾液排出空隙に直接に流れるのを防止し、脱水性能が向上する。
【0009】
さらに、本発明に係る脱水槽は、複数枚の通常濾片と通常スペーサとが積層した組である通常濾片−スペーサ組が濾体の長手方向に沿って配置されている、のが好ましい。
上記本発明の構成により、通常濾片−スペーサ組が複数枚の通常濾片と通常スペーサとが積層した組であり、前記通常濾片−スペーサ組が濾体の長手方向に沿って配置されているので、前記濾体が回転すると、下段濾体列での脱水汚泥が回転する通常濾片に食い込まれ、汚泥を汚泥出口に向かって搬送する搬送力が高まる。
【0010】
さらに、本発明に係る脱水槽は、前記大径スペーサの厚みから前記小径濾片の厚みを差し引いた値が、ゼロにならない0.4mm以下である、のが好ましい。
上記本発明の構成により、前記大径スペーサの厚みから前記小径濾片の厚みを差し引いた値が、ゼロにならない0.4mm以下であるので、回転する濾体に積層した小径濾片と隣接する他の回転する濾体の小径濾片とが濾液のみを下段濾体列の下方に引き込み、処理液の濾過が促進する。
【0011】
さらに、本発明に係る脱水槽は、前記小径濾片の前記一部領域の前記濾体の並び方向の幅寸法が運転中に濾体が撓んでもゼロにならない2mm以下の寸法である、のが好ましい。
上記本発明の構成により、前記小径濾片の前記一部領域の前記濾体の並び方向の幅寸法が運転中に濾体が撓んでもゼロにならない2mm以下の寸法であるので、濾体を回転駆動するのに要するトルクが小さくなる。
【0012】
さらに、本発明に係る脱水槽は、前記濾体の前記小径濾片の外縁と隣接する他の前記濾体の前記大径スペーサの外縁との離間距離がゼロにならない2mm以下の寸法である、のが好ましい。
上記本発明の構成により、前前記濾体の前記小径濾片の外縁と隣接する他の前記濾体の前記大径スペーサの外縁との離間距離がゼロにならない2mm以下の寸法であるので、処理液の固形分が前記外縁と外縁との間から外に抜けるのを抑制できる。
【0013】
さらに、本発明に係る脱水槽は、前記濾体において、全部の前記スペーサの内の前記通常スペーサの占める割合が20%を越える、のが好ましい。
上記本発明の構成により、前記濾体において、全部の前記スペーサの内の前記通常スペーサの占める割合が20%を越えるので、全てが通常スペーサである濾体に比べて、脱水性能を低下させることなく、また濾体を回転させるための消費動力を小さくできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態の構造を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0015】
本発明の実施形態に係る処理液を脱水するための脱水槽を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る脱水装置の全体図である。図2は、本発明の実施形態に係る脱水槽の側面断面図である。図3は、本発明の実施形態に係る脱水槽の正面断面図である。図4は、本発明の実施形態に係る濾体の一部平面図である。図5は、本発明の実施形態に係る通常濾片と通常スペーサの組立図である。図6は、本発明の実施形態に係る小径濾片と大径スペーサの組立図である。
【0016】
脱水装置1は、処理液をろ過液と汚泥に分離する装置であって、脱水槽2と凝集槽3と制御ユニット(図示せず)とで構成される。
凝集槽3は、原液とポリマーを原液入口4から投入し、撹拌翼で撹拌して、原液中の汚泥を凝集させる。汚泥は、ポリマーの作用により、互いに凝集して、大きな塊になる。
処理液は、凝集槽3の出口3から出て、脱水槽2の処理液入口5から投入される。
【0017】
脱水槽2は、処理液を脱水し濾液9と汚泥8とに分ける槽であり、処理室10と濾液室20と下段濾体列30Dと上段濾体列30Uと駆動機構(図示せず)とで構成される。
【0018】
処理室10は、処理液7を貯留空間11に貯留し、汚泥出口6から脱水した汚泥8を出す容器であり、右側板12Rと左側板12Lと底板13と前面板14と背面板15と上蓋16とで構成される。
説明の便宜上、前面板14側から背面板15に向いて、右手側を右側、左手側を左側と呼ぶ。
右側板12Rは、処理室10の右側の側板である。左側板12Lは、処理室10の左側の側板である。右側板12Rと左側板12Lとが、貯留空間11を左右から挟んでいる。
底板13は、貯留空間11の底を覆う板である。底板13は、貯留空間11の後ろ側から前側へすすむにつれ、上に傾斜する。
前面板14は、貯留空間11の前面を覆う板であり、汚泥出口6を設けられる。
背面板15は、貯留空間11の背面を覆う板であり、処理液入口5を設けられる。
右側板12Rと左側板12Lと底板13と前面板14と背面板15とが辺を液密に繋いで、容器を形成する。
上蓋16は、その容器の蓋である。
【0019】
複数の右側貫通穴17Rが、右側板12Rに設けられる。右側貫通穴17Rは、上段と下段とに別れて所定のピッチで並ぶ所定の直径の円穴である。
複数の左側貫通穴17Lが、左側板12Lに設けられる。左側貫通穴17Lは、上段と下段とに別れて所定のピッチに並ぶ所定の直径の円穴である。
右側板12Rにおける右側貫通穴17Rの位置と左側板12Lにおける左側貫通穴17Lの位置とは、高い精度で、一致する。
【0020】
濾液室20は、左側板12Lの左側に設けられ、後述する濾液排出空隙36から排出される液を受ける容器である。液は、濾液室20に溜まった後、濾液室20の下部から処理室10へ流れ、処理室10に設けられる濾液出口18から排出される。
【0021】
下段濾体列30Dと上段濾体列30Uとは、貯留空間11に長手方向を平行に隣接して直列に並べられた複数の濾体30で構成する上下一対の濾体列である。
説明の便宜のために、下段濾体列30Dまたは上段濾体列30Uでの、複数の濾体30の並びに沿った方向を並び方向と呼ぶ。
複数の濾体30は、組み合わされて、処理液7を濾過する篩の役目をする部材である。
一本の濾体30は、回転軸31と複数の濾片32と複数のスペーサ33と濾片押さえ34と押さえナット35とで構成される。
回転軸31は、長手方向の軸心回りに回転可能な軸である。回転軸31の右側と左側とに雄ねじが切られ、一方の端部に駆動機構(図示せず)との連結部をもつ。
【0022】
濾片32とスペーサ33とは、回転軸31に貫通され長手方向に積層して交互に並ぶ。
濾片32は、所定の厚み(例えば、0.8mm)をもった円板である。
複数の濾液排出空隙36が、その円板に、所定のピッチ円上に所定の位相で設けられる。濾片32に設けられた濾液排出空隙36は、外縁に繋がらない穴である。
複数の濾片32は、複数の通常濾片32Rと複数の小径濾片32Sとに分かれる。
通常濾片32Rは、円板である。
小径濾片32Sは、通常濾片32Rより小さい外径を持った円板である。
【0023】
スペーサ33は、所定の厚み(例えば、1.2mmから1.0mm)をもった板である。
複数の濾液排出空隙36が、その円板に、所定のピッチ円上に所定の位相で設けられる。
複数のスペーサ33は、複数の通常スペーサ33Rと複数の大径スペーサ33Sとに分かれる。
通常スペーサ33Rは、菊座形の板である。菊座形とは、円板の外縁の数箇所にU字形の切り欠きが設けられて菊の花びら状をした形である。通常スペーサに設けられた濾液排出空隙36は、外縁から中心部に向かって切り込まれたそのU字型の切り欠きである。
大径スペーサ33Sは、通常スペーサ33Rより大きな外径を持った円板である。大径スペーサに設けられた濾液排出空隙36が外縁に繋がらない穴である。
【0024】
濾片押さえ34は、回転軸31に貫通された濾片とスペーサ33とを両端側から挟む押さえる一対の部材である。
左側の濾片押さえ34は、濾片32の濾液排出空隙36に一致する箇所を切り欠かれている。
【0025】
押さえナット35は、回転軸31の雄ねじにねじ込まれ、両端側から複数の濾片32とスペーサ33と濾片押さえ34とを押さえるナット部材である。
【0026】
下段濾体列30Dの複数の濾体30が、処理室10の貯留空間11の下部に、長手方向を処理室10の左右に向けて互いに平行に並んで回転自在に支持される。濾体30の濾片32が、前後に隣り合った他の濾体30の濾片32とスペーサ33とが形成する隙間にくい込む。
濾体30の右側が、右側板12Rに設けられた右側貫通穴17Rを貫通する。
濾体30の左側が、左側板12Lに設けられた左側貫通穴17Lを貫通する。
上段濾体列30Uの複数の濾体30が、処理室10の貯留空間11の上部に、長手方向を処理室10の左右に向けて互いに平行に並んで回転自在に支持される。濾体30の濾片32が、前後に隣り合った他の濾体30の濾片32とスペーサ33とが形成する隙間にくい込む。
濾体30の右側が、右側板12Rに設けられた右側貫通穴17Rを貫通する。
濾体30の左側が、左側板12Lに設けられた左側貫通穴17Lを貫通する。
【0027】
前後に隣接する濾体の回転芯CLの離間距離は、小径濾片32Sの直径よりも小さい。
従って、濾体30の小径濾片32Sの一部領域が、隣接する他の濾体30の小径濾片32Sと大径スペーサ33Sとで構成される隙間にくい込む。
通常濾片32Rの直径は小径濾片32Sの直径より大きいので、濾体30の通常濾片32Rの一部領域が、隣接する他の濾体30の通常濾片32Rと通常スペーサ33Rとで構成される隙間にくい込む。
通常濾片32Rの一部領域の並び方向の幅寸法をH1とする。通常濾片32Rの外縁と通常スペーサ33Rの外縁との離間距離をG1とする。
小径濾片の一部領域の並び方向の幅寸法をH2とする。小径濾片32Sの外縁と大径スペーサ33Sの外縁との離間距離をG2とする。
【0028】
夫々の濾体30において、通常濾片32Rと通常スペーサ33Rと小径濾片32Sと大径スペーサ33Sとが、所定の順番で、回転軸に積層され、濾体30の通常濾片32Rの外縁が、前後方向に隣接する他の濾体30の通常スペーサ33Rの外縁に対向し、濾体30の小径濾片32Sの外縁が前後方向に隣接する他の濾体30の大型スペーサ33Sの外縁に対向する様になっている。
回転軸31の側面が平面に切られており、濾片32とスペーサ33が回転軸31に嵌合する。従って、回転軸31と濾片32とスペーサ33とは一体となって回転する。
また、複数の通常濾片と複数の通常スペーサとが積層した組(以下、通常濾片−スペーサ組と呼ぶ。)が濾体30の長手方向に沿ってほぼ均等に配置されているのが好ましい。残りのスペースには、小径濾片32Sと大径スペーサ33Sの組が積層されている。
また、大径スペーサ33Sの厚みから小径濾片32Sの厚みを差し引いた値が、ゼロにならない0.4mm以下であるのが好ましい。
また、小径濾片32Sの一部領域の並び方向の幅寸法が運転中に濾体30が撓んでもゼロにならない2mm以下の寸法であるのが好ましい。
また、濾体30の小径濾片32Sの外縁と隣接する他の濾体30の大径スペーサ33Sの外縁との離間距離G2がゼロにならない2mm以下の寸法であるのが好ましい。
また、濾体30において、全部のスペーサ33の内の通常スペーサ33Rの占める割合が20%を越えるのが好ましい。
【0029】
次に、本発明の好ましい実施形態の作用を、説明する。
処理液7が、脱水槽の処理液入口5から貯留空間11へ投入される。処理液7は、上段濾体列30Uと下段濾体列30Dとに挟まれつつ、貯留空間11を前方に進む。
処理液は、重力による作用と上段濾体列30Uと下段濾体列30Dとに挟まれた圧密の作用により、濾液9と汚泥8とに分離される。濾液9は、下段濾体列30Dの濾片32と濾片32とが重なる一部領域に引き込まれて、下段濾体列30Dの下方に流れ出る。また、濾液9は、通常濾片32Rと通常濾片32Rとの重なる一部領域に引き込まれて通常スペーサ33Rの濾液排出空隙36に入る。濾液9は、濾片32とスペーサ33とに設けられた濾液排出空隙36を伝って、濾液室20へ流れ出る。濾液9は、脱水槽の下部に設けられた濾液出口18から排出される。
汚泥8は、回転する濾体30の濾片32の摩擦力で前方へ移動する。特に、通常濾片−スペーサ組の通常濾片32Rが、際立って貯留空間22に突き出ているので、複数の通常濾片32Rが汚泥8をつかんで前方へ送る作用が強い。
小径濾片32Sの外縁と大径スペーサ33Sの外縁との離間距離が小さく、回転軸の長手方向に細かく分かれているので、汚泥8が濾液9とともに流れ出ることが少ない。
また、通常濾片32Rの外縁が並び方向に隣接する通常スペーサ33Rの濾液排出空隙36に詰まった汚泥をかき取るので、濾体30の長手方向に連なる濾液排出空隙36の目詰まりを防止する。
【0030】
【実施例】
2枚の通常濾片と2枚の通常スペーサとを組み合わせた通常濾片−スペーサ組を作り、8枚の小径濾片と8枚の大径スペーサとを組み合わせた小径濾片−大径スペーサ組を作り、通常濾片−スペーサ組と小径濾片−大径スペーサ組とを交互に並べた濾体を試作した。
この濾体のH1が14mm、H2が2mm、G1とG2が夫々1mmになるように組み合わせて上段濾体列と下段濾体列をつくり実験したところ、排出された汚泥の含水率が、全てが通常濾片と通常スペーサでできた濾体を用いた場合の含水率が78重量%であったのに比べ、76重量%に改善され、また濾体の作動動力も低下した。
【0031】
上述の実施形態の脱水槽を用いれば、以下の作用と効果を発揮できる。
濾体30の複数の濾片32を、通常濾片32Rと小さな外径を持った小径濾片32Sとに分けたので、濾体30を回転させた際の小径濾片32Sの摩擦抵抗力が小さくなり、濾体30を回転する消費動力が小さくなった。
また、濾体30の複数のスペーサ33を、通常スペーサ33Rと大きな外径を持った大径スペーサ33Sとし、並び方向に通常濾片32Rに通常スペーサ33Sに対向させ、小径濾片32Rに大径スペーサ33Sを対向させ、並び方向の濾片32同士が一部領域を互いに重ねる様にしたので、隣接した濾体30同士の間にある隙間が小さく分離された空隙になり、汚泥の濾液側への漏れを抑制でき、処理液の分離性能が向上した。
また、大径スペーサ33Sに設けた濾液排出空隙36を外縁に繋がらない独立した穴としたので、汚泥の液排出空隙36への漏れが少なくなり、処理液の分離性能が向上した、
また、前後に隣接する濾片32の重なる一部領域の並び方向の幅寸法を、濾体30が撓んでも隣接する濾片同士が外れない程度の小さな値にしたので、濾体の長手方向の位置精度を絶えず保持した状態で濾体を駆動でき、濾体駆動に抗する過剰なトルクが加わることを防止できる。
また、小径濾片32Sの外縁と大径スペーサ33Sの外縁との離間距離G2を小さくしたので、汚泥の漏れがすくなくなり、処理液の分離性能が向上した、
また、複数の通常濾片32Rと通常スペーサ33Rを重ねた通常濾片−スペーサ組を濾体の長手方向にほぼ均等に配置したので、汚泥の送り性能の低下を抑制できた。
また、複数の通常濾片32Rと通常スペーサ33Rとを組み合わせたものを回転軸の長手方向に均等に配置し、残りを小径濾片32Sと大径スペーサ33Sとを組み合わせたものとしたので、濾体を回転させる消費動力が少なくなり、また汚泥を前方へ送る性能が低下しなかった。
【0032】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の処理液を脱水するための脱水槽は、その構成により、以下の効果を有する。
濾体の複数の濾片を通常濾片と小径濾片とに分け、スペーサを通常スペーサと大径スペーサとに分け、大径スペーサに設けた濾液排出空隙を外縁に繋がらない穴にしたので、下段濾体列の上に流された処理液が、下段濾体列の複数の濾体の小径濾片と大径スペーサとが並べられた面に流れると、濾液が濾片と濾片との隙間から下方に流れ落ち、固形物が大径スペーサの濾液排出空隙に直接に流れるのを防止するので、脱水性能が向上する。
また、複数の通常濾片と通常スペーサを組にした通常濾片−スペーサ組が濾体の回転軸に沿って配置されているので、前記濾体が回転すると、通常濾片−スペーサ組の複数の通常濾片が、下段濾体列の上の汚泥に食い込み、汚泥出口に向かって汚泥を搬送する能力が高まる。
また、前記大径スペーサの厚みから前記小径濾片の厚みを差し引いた値が、ゼロにならない0.4mm以下であるので、回転する濾体に積層した小径濾片と隣接する他の回転する濾体の小径濾片とが濾液のみを下段濾体列の下方に引き込み、処理液の濾過が進む。
また、前記小径濾片の前記一部領域の前記濾体の並び方向の幅寸法が運転中に濾体が撓んでもゼロにならない2mm以下の寸法であるので、濾体を回転駆動するのに要するトルクが小さくなる。
また、前記濾体の前記小径濾片の外縁と隣接する他の前記濾体の前記大径スペーサの外縁との離間距離がゼロにならない2mm以下の寸法であるので、処理液の固形分が外縁と外縁との間から外に抜けるのを抑制できる。
また、前記濾体において、全部の前記スペーサの内の前記通常スペーサの占める割合が20%を越えるので、全てが通常スペーサである濾体に比べて、脱水性能を低下させることなく、濾体を回転させるための消費動力を小さくできる。
従って、多重円板脱水機の濾体の駆動に要するトルクを小さくし、過負荷の減少、消費動力の低減が図れる多重円板脱水機を提供できる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る脱水装置の全体図である。
【図2】本発明の実施形態に係る脱水槽の側面断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る脱水槽の正面断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る濾体の一部平面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る通常濾片と通常スペーサの組立図である。
【図6】本発明の実施形態に係る小径濾片と大径スペーサの組立図である。
【符号の説明】
1 脱水装置
2 脱水槽
3 凝集槽
4 原液入口
5 処理液入口
6 汚泥出口
7 処理液
8 汚泥
9 濾液
10 処理室
11 貯留空間
12 側板
12L 左側板
12R 右側板
13 底板
14 前面板
15 背面板
16 上蓋
17L 左側貫通穴
17R 右側貫通穴
18 濾液出口
20 濾液室
30U 上段濾体列
30D 下段濾体列
30 濾体
31 回転軸
32 濾片
32R 通常濾片
32S 小径濾片
33 スペーサ
33R 通常スペーサ
33S 大径スペーサ
34 濾片押さえ
35 押さえナット
36 濾液排出空隙

Claims (6)

  1. 処理液を脱水するための脱水槽であって、
    処理液を貯留空間に貯留し汚泥出口から脱水した汚泥を出す容器である処理室と、
    前記貯留空間の下部に長手方向を平行に隣接して並べられた複数の濾体で構成された濾体列である下段濾体列と、
    を備え、
    前記濾体が回転軸と該回転軸に貫通され長手方向に積層して交互に並んだ濾片とスペーサとの複数の組を有し、
    前記濾体の前記濾片の一部領域が隣接する他の前記濾体の前記濾片と前記スペーサとで構成される隙間にくい込み、
    複数の前記濾片が円板である通常濾片と該通常濾片より小さい外径を持つ円板である小径濾片とに分かれ
    複数の前記スペーサが菊座形の通常スペーサと該通常スペーサより大きな外径を持つ円板である大径スペーサとに分かれ、
    前記濾体の前記通常濾片の外縁が隣接する他の前記濾体の前記通常スペーサの外縁に対向し、
    前記濾体の前記小径濾片の外縁が隣接する他の前記濾体の前記大型スペーサの外縁に対向し、
    濾液を回転軸の長手方向に通過させる濾液排出空隙が濾片とスペーサとに設けられ、
    前記大径スペーサに設けられた濾液排出空隙が外縁に繋がらない閉じた穴である、
    ことを特徴とする脱水槽。
  2. 複数枚の通常濾片と通常スペーサとが積層した組である通常濾片−スペーサ組が濾体の長手方向に沿って配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の脱水槽。
  3. 前記大径スペーサの厚みから前記小径濾片の厚みを差し引いた値が、ゼロにならない0.4mm以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の脱水槽。
  4. 前記小径濾片の前記一部領域の前記濾体の並び方向の幅寸法が運転中に濾体が撓んでもゼロにならない2mm以下の寸法である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の脱水槽。
  5. 前記濾体の前記小径濾片の外縁と隣接する他の前記濾体の前記大径スペーサの外縁との離間距離がゼロにならない2mm以下の寸法である、ことを特徴とする請求項1に記載の脱水槽。
  6. 前記濾体において、全部の前記スペーサの内の前記通常スペーサの占める割合が20%を越える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の脱水槽。
JP2003175660A 2003-06-20 2003-06-20 脱水槽 Expired - Fee Related JP4525005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175660A JP4525005B2 (ja) 2003-06-20 2003-06-20 脱水槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003175660A JP4525005B2 (ja) 2003-06-20 2003-06-20 脱水槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005007327A true JP2005007327A (ja) 2005-01-13
JP4525005B2 JP4525005B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=34098738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003175660A Expired - Fee Related JP4525005B2 (ja) 2003-06-20 2003-06-20 脱水槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4525005B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012442A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Ihi Corp 多重円板脱水装置
JP2014076418A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Tsurumi Mfg Co Ltd 固液分離装置
CN109133565A (zh) * 2018-11-07 2019-01-04 山东鹤见红旗环境科技有限公司 污泥脱水机
RU2708592C1 (ru) * 2016-03-09 2019-12-09 Цуруми Мэньюфэкчеринг Ко., Лтд. Сепаратор твердой и жидкой фаз и система разделения твердой и жидкой фаз

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63296809A (ja) * 1987-05-29 1988-12-02 Heriosu:Kk 汚泥処理濾過装置
JPH03196808A (ja) * 1989-12-27 1991-08-28 Heriosu:Kk 汚泥処理濾過装置
JPH03275830A (ja) * 1990-03-23 1991-12-06 Maezawa Ind Inc 移動汚泥脱水車及び移動汚泥脱水車の脱水機
JPH09136006A (ja) * 1995-11-13 1997-05-27 Tsurumi Mfg Co Ltd 固液分離装置
JP2001314898A (ja) * 2000-05-12 2001-11-13 Kurita Water Ind Ltd 汚泥脱水処理装置
JP2002126799A (ja) * 2000-10-20 2002-05-08 Teera Bunri:Kk 濾過槽を積載した移動式脱水車

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63296809A (ja) * 1987-05-29 1988-12-02 Heriosu:Kk 汚泥処理濾過装置
JPH03196808A (ja) * 1989-12-27 1991-08-28 Heriosu:Kk 汚泥処理濾過装置
JPH03275830A (ja) * 1990-03-23 1991-12-06 Maezawa Ind Inc 移動汚泥脱水車及び移動汚泥脱水車の脱水機
JPH09136006A (ja) * 1995-11-13 1997-05-27 Tsurumi Mfg Co Ltd 固液分離装置
JP2001314898A (ja) * 2000-05-12 2001-11-13 Kurita Water Ind Ltd 汚泥脱水処理装置
JP2002126799A (ja) * 2000-10-20 2002-05-08 Teera Bunri:Kk 濾過槽を積載した移動式脱水車

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012442A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Ihi Corp 多重円板脱水装置
JP4670758B2 (ja) * 2006-07-06 2011-04-13 株式会社Ihi 多重円板脱水装置
JP2014076418A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Tsurumi Mfg Co Ltd 固液分離装置
RU2708592C1 (ru) * 2016-03-09 2019-12-09 Цуруми Мэньюфэкчеринг Ко., Лтд. Сепаратор твердой и жидкой фаз и система разделения твердой и жидкой фаз
US11219849B2 (en) 2016-03-09 2022-01-11 Tsurumi Manufacturing Co., Ltd. Solid-liquid separator and solid-liquid separation system
CN109133565A (zh) * 2018-11-07 2019-01-04 山东鹤见红旗环境科技有限公司 污泥脱水机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4525005B2 (ja) 2010-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6498139B2 (ja) 固液分離装置および固液分離システム
JP4525005B2 (ja) 脱水槽
US4186089A (en) Method and apparatus for dewatering of sludgy substance
JP4529377B2 (ja) 脱水槽
JP6625255B2 (ja) 固液分離装置および固液分離システム
JP4600343B2 (ja) 多重円板脱水装置
JP4670758B2 (ja) 多重円板脱水装置
JP6905405B2 (ja) 固液分離装置および固液分離システム
JP5046312B2 (ja) 濾過槽を積載した移動式脱水車
JP2000246494A (ja) 可動板回転駆動式スクリュープレス装置
JP2001314899A (ja) 多重円板型汚泥脱水装置
JP2001314898A (ja) 汚泥脱水処理装置
JP7230714B2 (ja) 多重円板型脱水機および脱水システム
JP4591232B2 (ja) 多重円板脱水装置
JP4609439B2 (ja) 差速回転濃縮機
JP3024020U (ja) 濾過脱水装置
JPH05184334A (ja) 海苔抄き用水濾過装置
JP2979296B2 (ja) 懸濁液の連続式濾過装置
JP2003170196A (ja) スクリュー式濾過脱水装置
JPH05277309A (ja) 脱水機
JP2873970B2 (ja) 汚泥処理濾過装置
CN216126214U (zh) 一种化工生产用高效的化工原料漂洗装置
JP2007000805A (ja) 多重円板脱水装置
JP4513670B2 (ja) 多重円板脱水装置
JP3496217B2 (ja) 汚泥処理方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4525005

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees