JP2005006970A - 蒲団 - Google Patents

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Yoshihiro Kokokawa
好弘 爰川
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Nishikawa Living Inc
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Nishikawa Living Inc
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Abstract

【課題】従来と同じ厚み寸法であっても軽量化を実現するとともに、永年使用してもヘタリのない耐久性を有し、充分なクッション性と通気性を保持して快適な寝心地が得られる蒲団を提供する。
【解決手段】袋状蒲団布2で被包した上層蒲団部4と下層蒲団部5との間に少なくとも一層の空間層12を設け、この空間層を、繊維糸7の編み込みにより上下面8,9をハニカム状平面10にするとともにこの上下面間を上下方向への多数の連結糸11で連結することで所定厚さ寸法にした中空ネット構造体6で形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、敷き蒲団などの蒲団に係り、特に複数層に重ねた蒲団部中に中空ネット構造体を設けた蒲団に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、敷き蒲団などにおいて、上下の綿布間に平面シート状や表面を波形に形成したウレタンやポリエステルなどの発泡シートを中芯材として設けたものは存在しているが、これらは永年の使用によるヘタリが大きく、クッション性や保温性が著しく劣化する欠点があった。
【0003】
これを改良するために、中芯として、比較的太い繊維を不規則に絡合させたものを用いたり、繊維状球状体や合成樹脂発泡体を外側地素材でのり巻き状に巻き込んだもので棒状の芯材を形成し、これを一列に並べて上下層綿部の中芯材としたもの(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−112585公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの敷き蒲団では、依然としてヘタリに対する耐久性やクッション性、通気性などで満足できる性能が得られず、さらなる改良が求められていた。
【0006】
本発明は、上記点を考慮してなされたもので、従来と同じ厚み寸法であっても軽量化を実現するとともに、永年使用してもヘタリのない耐久性を有し、充分なクッション性と通気性を保持して快適な寝心地が得られる蒲団を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の蒲団は、袋状蒲団布で被包した上層蒲団部と下層蒲団部との間に少なくとも一層の空間層を設け、この空間層を、繊維糸の編み込みにより上下面をハニカム状平面にするとともにこの上下面間を上下方向への多数の連結糸で連結することで所定厚さ寸法にした中空ネット構造体で形成したことを特徴とする。
【0008】
この構成によって、従来と同じ厚みを保持した場合でもより軽量とすることができ、保温性と圧縮強度を保有するとともに、永年に亙って使用してもヘタルことのない充分な耐久性と良好なクッション性および通気性を有する蒲団を容易に得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の1実施形態の蒲団につき図面にしたがって説明する。図1は、敷き蒲団(1)の一部を切欠した構成を示す概略斜視図であり、袋状蒲団布(2)で多層に配置した積層体(3)からなる蒲団部分を被包しており、積層体(3)は、所定の面積と厚み寸法とからなる綿状のポリエステルなどの合成樹脂マットで形成された上層蒲団部(4)と、この上層蒲団部(4)と同様に形成した下層蒲団部(5)の間に、詳細を後述する中空ネット構造体(6)を挟み込んだ構成からなっている。
【0010】
前記中空ネット構造体(6)は、図2に一部に斜視図、図3に同平面図を示すように、繊維糸(7)の編み込みにより上面(8)および下面(9)をハニカム(10)状のネット構造を形成した平面とし、このハニカム(10)を上下面(8)(9)で半ピッチ横方法にずらして配置するとともに、上下面のハニカム(10)間を上下方向に亙る多数の連結糸(11)でベール状に編んで連結することで、上下面(8)(9)間に空気層(12)を形成した構造体とし、全体として所定厚さ寸法の弾力ある中空平板状のマット形状としたものである。
【0011】
この中空ネット構造体(6)は、ハニカム状の上下平面(8)(9)と上下に亙るベール状の連結糸(11)によって、内部に大きな中空部(12)を保有していながらも上下からの圧力に対して充分な強度と型くずれしない保形性を有しており、前記図1に示す上層蒲団部(4)と下層蒲団部(5)の間に挟み込んで配置することで積層体(3)を形成する。
【0012】
そして、上下層蒲団部の一方、あるいは双方から他方に向けてのニードルパンチにより、上下層(4)(5)の綿状糸を中空ネット構造体(6)のネット構造を形成している連結糸(11)などの繊維糸(7)に刺し込み絡み合わせることで、これら上層蒲団部(4)、中空ネット構造体(6)および下層蒲団部(5)を重合して一体化したものであり、上記構成により接着剤を使用することなく一体化することができる。
【0013】
前記により、一体化された上下層の蒲団部(4)(5)と中空ネット構造体(6)の積層体(3)は、袋状蒲団布(2)に収納され、敷き蒲団として使用されるものであり、従来は4〜5層の蒲団部からなる積層体であったものを3層で形成することができ、しかも蒲団としての厚みは従来と同寸法として10%程度軽い蒲団(1)を得ることができる。
【0014】
前記中空ネット構造体(6)は、上記実施例のように一層に限らず、同一部分を同一符号で示す図4に示すように、中層蒲団部(13)を挿入することによって、中層蒲団部(13)の上下に二層形成する構成のほか、軽量化や空気層の必要に応じて複数層設けるようにしてもよく、複数層設ける場合においても上下層の蒲団部(4)と(13)、あるいは(13)と(5)の間に挟み込まれるように配置することで分厚い敷き蒲団が得られ、しかも厚み寸法に比較して格段に軽い蒲団(21)を得ることができる。
【0015】
中空ネット構造体(6)は、その使用数によって軽量化を図りつつ蒲団としての厚さを増すことができ、クッション性や保温性、あるいは通気性にも変化が得られるが、中空ネット構造体(6)の前記連結糸(11)の長さや太さを増減することで中空ネット構造体(6)としての厚み寸法のみでなく、クッション性や耐圧・分散性も随意に変化させることができるものである。
【0016】
本実施例においては、中空ネット構造体(6)を形成する繊維糸(7)の材質をポリエステル、繊度を1000デニールとしたが、材質はポリプロピレンやポリエチレンでもよく、繊度についても400から1000デニールの範囲で実施が可能である。また材質や繊度のみでなく、糸の編み方によっても蒲団としての仕様を変えることができ、ユーザーのニーズに対応した蒲団を提供することができる。
【0017】
また、長時間の使用や夏季に使用する蒲団のように適当な通気性を欲する場合は、特に図示しないが、中空ネット構造体(6)の上下における蒲団部(4)(5)の厚みを比較的薄くするようにすればよい。例えば敷き蒲団であれば、身体に近い側、すなわち上層蒲団部(4)の厚みを外方側の厚みより薄くしておけば、寝返りなどの際に、中空ネット構造体(6)が変形することで構造体中の空気が移動し、その結果のポンプ作用で構造体(6)内の空気が外気と入れ替わってむれることを防止できる。掛け蒲団の場合は、中空ネット構造体(6)の厚みを薄く形成するとともに上下の蒲団部(4)(5)の厚みも薄くすれば身体形状になじむ構成となり、通気性が向上して蒲団部中の熱気が抜けるためむれることを防ぎ、汗の吸収性に優れた軽量で快適な蒲団を得ることができる。
【0018】
そしてまた、蒲団としての保温性を確保するには、上下層蒲団部(4)(5)を所定の厚みにする必要があるが、図5に示すように、上下層の蒲団部(34)(35)間に中空ネット構造体(36)を挟み込んで一体化した積層体(33)を中芯材としてその周囲を綿体(14)で覆うことで、充分な通気性によってより快適性を有する軽量蒲団(31)を得ることができる。
【0019】
次に他の実施例について説明する。図6に示す袋状蒲団布を省略した蒲団(51)は、上層蒲団部(54)と下層蒲団部(55)との間に配設した中空ネット構造体(56)を平面上の長手方向で複数、例えば3分の1長部分に幅方向に亙る切り込み(15)若しくは切欠きを設けて一部が繋がった状態で分割し、この切り込み分割部(15)を折り曲げ部として三つ折りの折り畳み自在としたものである。
【0020】
したがって、矢印に示すように、簡単に折り畳むことができるため、押入などへの収納作業を容易におこなうことができる。なお、切り込み分割部(15)は長手方向の一カ所にして二つ折りにする構成でもよいことは言うまでもないが、中空ネット構造体自体の厚みを薄く形成した場合は、特に切り込みを設けずとも折り畳むことに支障はない。
【0021】
また、上記切り込み分割部(15)は他の折り畳み構成にも適用できるものであり、例えば、特に図示しないが、積層体における中空ネット構造体(56)の上面あるいは下面の少なくともいずれか一方に縦横に亙る適数の切り込みを設けることで、収納時の折り畳み効果とともに、空間層による弾力を保有したままヘタルことなく、蒲団としての外形や厚みを保持することができ、特に、掛け蒲団としての使用時には、空間層からなる中空ネット構造体の軽さと切り込みによって身体になじむ柔軟性を有した快適な掛け心地を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明構成によれば、従来と同じ厚みを保持した場合でもより軽量とすることができ、保温性と圧縮強度を保有するとともに、永年に亙って使用してもヘタルことのない充分な耐久性と良好なクッション性および通気性を有する蒲団を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明1実施形態の蒲団を一部切欠した状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す中空ネット構造体の一部の斜視図である。
【図3】図2の中空ネット構造体の平面図である。
【図4】図1に示す中空ネット構造体を複数にした蒲団の断面図である。
【図5】図1の積層体の周囲を綿状態で覆った蒲団を示す断面図である。
【図6】図1の中空ネット構造体に切り込み部を設けた積層体を示す断面図である。
【符号の説明】
1、21、31、51…蒲団 2…袋状蒲団布 3、33…積層体
4、34、54…上層蒲団部 5、35、55…下層蒲団部
6、36、56…中空ネット構造体 7…繊維糸 8…ネット上面
9…ネット下面 10…ハニカム 11…連結糸
12…空気層 13…中層蒲団部 14…綿体
15…切り込み

Claims (4)

  1. 袋状蒲団布で被包した上層蒲団部と下層蒲団部との間に少なくとも一層の空間層を設け、この空間層を、繊維糸の編み込みにより上下面をハニカム状平面にするとともにこの上下面間を上下方向への多数の連結糸で連結することで所定厚さ寸法にした中空ネット構造体で形成したことを特徴とする蒲団。
  2. 上下層の蒲団部間に複数の中空ネット構造体を配設して敷き蒲団としたことを特徴とする請求項1記載の蒲団。
  3. 上層蒲団部と下層蒲団部との間に配設した中空ネット構造体を平面上で分割し、この分割部により折り畳み自在としたことを特徴とする請求項1または2記載の蒲団。
  4. 中央層に介在した中空ネット構造体側へのニードルパンチにより、上下層の蒲団部と中空ネット構造体とを一体化したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の蒲団。
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